しつこく「里山再生」ネタです(笑)
今までは景観再生がメインでしたが、ここからは「農地再生」です。
下の写真は、このところ「里山再生」を行なっている辺りの、
国土地理院の1974年頃の航空写真。
棚田と思える部分を青い線で囲んで、道部分を赤の波線を書き足してます。
下の写真、同じ辺りの、最近のGoogle Mapの航空写真。
国土地理院の航空写真と縮尺をだいたい合わせて、そこに上の写真で
書き足したのを乗せます。(レイヤーを重ね合わせるって事です)
黄色い丸が、前回竹を切って綺麗にした所。
そして、緑の矢印が道から見える様になった石垣。
これを見る限り、現状は緑に覆われた状態で、農地では無い様ですね。
でも、全国農業委員会ネットワーク機構(一般社団法人全国農業会議所)
が主催する「全国農地ナビ」で見ると、地目は田か畑で
『耕作放棄地では無い』らしい。
では、現況がどう言う風になっているかと言うと・・・
これが一番大きい青で囲まれた所。
茅が生い茂り、山栗が自然生えしている。
で、茅を刈って、栗の木を切ってやると・・・
こんな感じに、元田んぼの平場が現れる。
次に、一番大きい青で囲った奥の所は、
こんな感じで、ここも茅が生い茂り、山栗が自然生えしている。
で、ここも同じ様に草刈りしてあげると・・・
こんな感じの、元田んぼが現れる。
このまた奥の所も・・・
こんな状態だったけど・・・
こんな風に、元田んぼ。(同じ内容の繰り返しで、申し訳無いです)
しかし、昔は田んぼでも、水路は土砂に埋もれて使えないし、
そもそも、ここまでのルートが沢水で削れて、人がやっと通れる
程しか無いので、農機が入れられず、田んぼとしては使えない。
で、どう「農地」として行くかと言えば・・・
果樹を植えます!いっぱい植えます!!
しかも、見ても楽しめる品種を植えます。
左から「つゆあかね(梅)」。これは外も中も赤い実が出来ます。
その隣が「花香実(はなかみ 梅)」。
こいつは名前の通り、花が綺麗で、香りが良くて、実が採れる万能選手(笑)
その隣が「照手水密(てるてすいみつ 桃)」。
コイツは枝垂れの木でピンクの八重の花を咲かせ、小ぶりな実が取れます。
その隣は「大玉白鳳(おおだまはくほう 桃)」。
この子は、この隣の「暖地桜桃(だんちおうとう サクランボ)」を
ホームセンターで買う際に「暖地桜桃」の前の棚に有って邪魔だった子。
でも、綺麗なピンクの蕾をいっぱい付けてたので買ってしまった・・・。
実は結構な金額になってたりします(笑)
でも、私には、ここ「六ノ里」を『花の里にしたいなぁ』と言う
妄想が有りまして。
全国で行われている「農地再生」は収益の良い物を作っていますが、
設備投資を考えると「自給農家」としては、そこまで出来ないんですよね。
そう考えれば、果樹苗木くらい安いものだ!(安くは無いけどね・・・)
「見せる農業」って、どうでしょ?
「花の里 六ノ里」化計画にも有効だし、ね!
(大きな木、これから切らなきゃならないんだけど、ね)