今年も・・・草刈りの日々です 2025

毎年の事ですが、今は草刈りの最盛期!
刈っても刈っても、すぐに伸びるのですが、放っておくと後が大変なので時間をみて草刈りを頑張ってます。

今回はそんな様子を書いてみたいと思います。
(そう面白い記事では無いのは承知の上で書きます!!!)

6月17日

「源蔵寺棚田の再生」の圃場です。
刈る前の写真を撮り忘れて、3分の2ほど既に刈ってます。(笑)

本当なら「源蔵寺棚田の再生」の第3回目の際に、六ノ里内外の協力者の方と刈る予定でしたが、雨で中止となった為、頑張って刈ってます。

刈り終わった様子。

この様な斜面は滑りやすいので、平地に比べて体力を消費します。
それに加えて梅雨とは思えない暑さです。

ここで昼過ぎとなりましたので、この日は終了。
残った今年の圃場と下の段の間の斜面は、明日とします。

6月17日

昨日の続きを刈りに来ましたが、駐車場に使わせてもらっている広場の草が伸びて来ているので車を止める範囲だけ、まず刈って。

続いて、昨日残した斜面を片付けて。

道から見える所、ここは先日刈ってますが、シシウドとここらで呼ぶ雑草が繁茂してきてましたので、それを刈って。

「源蔵寺棚田の再生」の圃場横の「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」を竹藪の入り口まで刈って、ここで昼過ぎになりましたので、この日は終了。

気が付きました?
以前は一日中草刈りをしていましたが、ここ最近は朝から始めてお昼過ぎまでとしています。

と言うのは、年をとったから、それはその通りですが、1日中草刈りすると翌日の効率が悪いと気が付いたのです。今更ですが。(笑)

6月25日

6月23日の大雨で沢が土石流の様になって、沢が埋まりました。

これは『上流部のどこかが崩れたのかもしれない』と、被害箇所を特定したくて、急遽沢沿いの草藪を刈りました。

結果は大きく崩れた箇所は無く、ここより上の部分が原因かもしれません。
(これはこれで、山の中なので、確かめに行くのが大変ですが・・・。)

とりあえず沢の確認が出来ましたので、上の広場とその道沿いを刈っておきます。

6月28日

各所の草刈りに没頭している間に、ワラビの生える梅畑の草刈りの時期になってしまいました。

ワラビ農家の方や農業試験場の文献から得た情報では、6月の終わりから7月の頭にワラビも含めて全部刈った方が良いそうです。

と言うの、ワラビは地下茎で増えるのですが、春に出たワラビが大きく育ち光合成して根に栄養分を溜め、ここで一度刈ると、また新しく出たワラビが大きく育って根に栄養を溜める。

これを繰り返す事により、太いワラビになるそうで、実際、こうする事で太いワラビが採れてます!

また、この時期に刈るとワラビが先に生えて他の雑草が生えにくく、圃場が藪化しにくいそうです。

6月29日

ワラビの所を済ませたので、手付かずだった家の向かいを刈ります。

ここは元々、少しワラビがで出てましたが、草刈りを続けてきて、出る面積が増えて来ました。

続いて例年田んぼに入れる茅を刈る所です。

一昨年までは秋まで茅を伸ばしておいて、一気に刈って稲刈りの終わった田んぼに立て掛ける様にして冬を越し、代かきの時に踏み込んでました。
(詳しくは以前の記事を見てください。)

が、昨年よりやり方を変えたので、今の時期に写真の様に刈って、畔波板で囲ったエリアに積み重ねて堆肥化します。

7月1日

7月6日に岐阜県のロードプレーヤーと呼ばれる地区の草刈りがあります。
地区の景観整備活動と併せて行いますが、何せエリアが広いので、その日だけでは行いきれません。

なので、『少しでもやれる時にやれる人が行う』と言った気分で刈りました。

まず、写真の左のガードレールに沿って、ずっと奥まで刈りました。

写真は片側が終わって休憩時に撮ってます。

続いて、写真の右側を奥から手前に刈って戻って。
ここでお昼前になりましたので、この日は終了。

と言った具合に、時間がある時に草刈りを続けてます。
まぁ、気にしなければ、藪になっても良いなら草刈りしなくても良いのです。

でも、せっかく藪を綺麗にした場所が、元に戻るのは悔しいですから、そのうち歳を取ってやれなくなるだろうけど、出来る間は頑張ります!!!

先日の大雨で・・・

郡上市界隈では、6月23日に大雨に見舞われました。
梅雨の終わりに大雨が降るとは聞きますが、ここに来て7年目、こんな大雨は初めてです。

同じ六ノ里内の各所で、被害がありました。
今回の記事では、私の住む栃洞地区の被害の様子を載せてみたいと思います。

6月23日の様子。

この沢は平成11年の集中豪雨の際にも床下浸水が発生した箇所で、今までは土嚢を積んでいる箇所が道上に水が出るだけでした。
しかし、今回はまるでナイヤガラの滝の様に何箇所も水が流れ出てました。

先の集中豪雨後に道の上付近は改修されたのですが、土石流の原因となる上流部の改修がされない為、大雨のたびに道路下の水路に土砂、岩石が流れてきます。

昔から栃洞に住む方の話ですと、この道下の水路は以前は人が入れたそうですが、写真の様に今は水路の半分程が埋まってます。

その結果、水が流れすに、道上に氾濫して来るのです。

道から少し上がった場所の6月23日の様子。

沢から溢れた水が、すごい勢いで流れています。

この日はあまりに流れが激しいので、写真を撮流のを止めました。
2次災害は洒落になりませんからね。

なので、ここからの写真は翌日24日のもの。

青丸の部分が上流から流れて来た土砂や岩石で埋まって、赤い矢印の方向に溢れた水が流れて、道に何箇所も流れ出たのです。

この場所は平成11年にも崩れていて、私がここに来て2年目に石垣を積み直して通路を確保したのですが、

赤い点線が被害前の沢の岸で、積み直した石垣ごと流されてしまいました。

仕方が無いので、また頑張って石垣を積み直して通路を直します。
本当は使いたく無いですが、次回は裏側にコンクリートを詰めるかもしれません。

先ほどの少し上流部、ここも石垣を積み直して鉄製のラダーを置いて橋にしている箇所では、橋が元の位置(赤の点線)から50センチほど下流に動いてました。

流れがぶつかる場所では無いので石垣は崩れて無いですが、青丸の岩の下の岩、この写真では水の中ですが、これがせり出してきているので積み直しが必要です。

他にも別の沢が氾濫して、石垣の上が畑なのですが、そこに氾濫した水が流れ込んで赤矢印の様に流れ出ました。

写真では片付けてますが、流れ出た水は畑に有った古タイヤを利用した植え込みや、イボ竹(作物を作る際の支柱)などを流して、ここに溜まってました。

大雨の影響は物凄く、東部浄水場に向かう県道では、写真の様にアスファルトが浮き上がってます。

郡上市各所で被害が発生している為、直ぐには復旧は出来ないみたいで、今現在は、セーフティコーンと柵で外周を囲って穴にはまらない様になってます。

冒頭で紹介した沢ですが、激流で沢沿いに有った山水を引いているポリパイプも流され一部外れていたので、水量が減ってから大水でも流されない位置に引き直しました。

この沢に関しては、ずっと役所の方に改修願いを出していて、六ノ里地区の改修リストには載っていますが一向に改修されません。

このままではどんどん被害が酷くなりますので、あらためて被害状況を自治会の方に出しましたが、さて、どうなることでしょうか。

田植えしました。2025

2回目の代かきから1週間。
予定通り24日に苗が届きましたが、その日の夜が大雨で、田んぼの水が深くなったしまいました。

水深を下げるべく1日おいて本日、田植えを行いましたので、その様子を記事にしたいと思います。

が、今回も本題に入る前に、いつもの前置きを。

トマトの雨避けを更新しました。

更新の理由は、今年の大雪で以前使っていた物が潰れてしまったのです。

潰れた理由は、この写真に写っている屋根部に張り回らしたマイカ線(黒いテープ状の物)で、これはビニールシートに雨が溜まらない為に張ってあったのです。

毎年、冬を向ける前にあたってビニールシートや蜂避けの黒いネットは外しますが、このマイカ線は外さないのです。

それで毎年問題無かったのですが、今年の大雪では積もった雪が溶けていく際に、このマイカ線を掴んでフレームを引き潰したという訳です。

ですので、今回の更新で上部が丸く、そのままでも雨が溜まらない物としました。

設置後、すでに今年のトマトを植えてあります。
周りの透明なシートは、まだ冷たい風が吹く日がありますので、その風除けの為です。

毎年、田植えの頃はイチゴが赤く色付いて来るのですが、今年はまだ小さく青いです。
去年は、こんな感じでした。

これは大雪で雪が消えるのが遅かったからか、上に書いた様にまだ冷たい風が吹く日があるからでしょうか。

作物は何かと遅いのですが、雑草だけは1雨毎にどんどん伸びてます!

今なら伸びた雑草も柔らかくナイロン・コードで簡単に刈れますので、時間を作っては刈っていきます。

写真の場所は、冒頭に書いた様に田植えを1日延ばしたので、その日に行いました。

さて、それでは本題の田植えに入ります。

東の田んぼです。
1日置いて、水深はどうでしょう。

もう少し浅くても良いかな?と思いますが、まぁ、このくらいならOKかと。

水深が深いと何が良く無いのか?
これは田植え機の車輪の跡が見えにくいからです。

田植えの前に田んぼの外周を2周、植えないで走らせます。
田植え機が旋回するスペース、これを枕地と言うのですが、それになります。

この2周分の内側の車輪の跡まで植えたら向きを変える目安にしますが、水が多いと車輪の跡が見えなくて苗を植えすぎてしまうのです。

植えすぎるとどうなるか?
最後に枕地を植える際に、車輪でこの苗を踏み潰してしまうのです。
踏み潰しても案外苗は強いので、そのまま育ってしまうのですが、これが刈り取る際に邪魔になるのです!

上の田んぼの様子。

こちらも、このくらいならOKです。

単純な話、水が多ければ抜けば良いのです。
ですが、貧乏性なのか、代かき前に入れた肥料の水に溶けた分が流れ出てしまうのが勿体無いと思ってしまうのです。(笑)

さて、水の具合は問題無いので、田植えに入ります。

お隣のお父さん家から、今年も借り出して来た田植え機。
クボタの歩行型田植え機「S 1ー25D S」です。

今年も各種オイルの量、各部の動き、植え付け部へのオイル補給等の整備を事前に行なってます。

コシヒカリの苗です。
今年の苗は例年より少し大きいですが、小さく弱々しいより安心です。

東の田んぼ、10時前から始めて、約40分程でコシヒカリを終え終わりました。
ここから餅米のタカヤマモチを植えます。

過去の田植えの記事にも書いてますが、我が家は田んぼの水を沢から直接引いてますので非常に冷たいのです。

水が冷たいと苗が育ちにくくなりますので、冷たい水にも強い餅米を水口に近い側に植えています。

時刻は11時前。東の田んぼの機械植え終了。

角の部分など機械で植えれない所は手植えで補植しますが、先に上の田んぼを済ませます。

時刻は11時、これより上の田んぼを行います。

写真は無いですが、こちらも枕地を取ってから、写真の手前から奥の方向に植えていきます。

約1時間で、上の田んぼの機械植えも終了。

ここの水口は手前側なので、こちらも手前側はタカヤマモチを植えてあります。

補植の終わった東の田んぼです。

機械で植え終わった上の田んぼ。
奥の方で家内が補植を行なってます。

この補植ですが、稲刈りの時を考えないで、欲張って隙間の無い様に植えてしまうと、稲刈りの際に手で刈る分が増えてしまいます。

稲刈り機で刈った分は機械が束ねてくれますが、手で刈った分は手で束ないとならないので、これが多いと時間が掛かるし凄く大変になります!!

補植をしてもらっている間に、田植え機の洗浄を行います。

高圧洗車機で隅々まで土を洗い落として、このまま夕方まで自然乾燥させます。
1日くらい良く乾燥させてから各部に給油をしながら不具合が無いか確認した後、返却します。

苗箱も、この時に高圧洗車機で一緒に洗います。
こちらは乾燥後、JAに返しに行きます。

以上で、今年の田植えが無事終了しました。

茅を入れなかったり、代かきのやり方を変えたりと今年も工夫してますが、これから植えた苗の成長が例年とどう違ってくるのか楽しみです。

以上で、米作りは一段落ですが「源蔵寺棚田の再生」の圃場整備も有りますし、冒頭に書きました様に、雑草が容赦無く伸びてきますので草刈りを、とか・・・。

まぁ、ぼちぼち頑張ります!

田んぼの準備③代かき2回目

2回目の「代かき」を行いました。

代かきは、田んぼ全体が出来るだけ平滑になる必要があります。

凸凹が大きいと苗が育って来て水を少なくした際に、水深が浅い所が出来ます。
するとそこは雑草が生えやすくなって、雑草が生えると稲の成長に影響が有りますので、今年もしっかり代かきしました。

と言う事で、今回はその様子を紹介してみたいと思います。

が、その前に今回も前置きを。(笑)

先日、R7「源蔵寺棚田の再生」第2回目の事前準備を行った圃場の耕起を行いました。

土の中から草の根をアメリカン・レーキを使って取り出す作業が、耕しておくとやりやすいので第2回目までに耕したかったのです。

抜根してもまだ草の根のひどい所も有りますので、全体を4往復ほど耕す事になりましたが、1日掛けて写真の様に綺麗になりました。

*『これで第2回目の作業が楽に』と思ってましたが、残念ながら開催日がけっこうな大雨で、翌日が良い天気になっても土が濡れていると草の根の除去が出来ません。
よって作業が出来ないと判断し、第2回目は中止となりました。

耕運機を源蔵寺まで運んでますので、ついでに昨年の圃場も耕してます。

ここの圃場は7月末に蕎麦の種蒔きを行いますので、それまでに耕起して畝立てすれば良いのですが、昨年のこぼれ種で蕎麦が芽吹いてますし、草も生えてきてますので耕しておいたのです。

耕し終わった昨年と今年の圃場の全景です。
一昨年の今頃に比べると、あの荒れ果てた耕地が普通の耕地になってます。

第2回目を行う予定だった日の翌日、周辺の草刈りを実施してます。

と言うのは、この時期、雨が降ると一気に雑草が伸びます!!!
伸びると草刈りが大変になるので、時間が取れた時に草刈りするに限ります。

そうそう、1回目の代かきの記事に書いた、そば茶寮文福笠井さん下の夏蕎麦。
今はこんな感じで、すくすくと育ってます。

去年同様に、そば栽培中の看板も設置してます。

さて、それではここから本題です。

5月20日、代かき2回目実施日の東の田んぼの様子。

代かき1回目の記事で2回目は19日と書いてますが、昨日は水の量が少し多かったので、1日延ばしてます。

と言うのは、1回目の代かきでは土が溶けてくれるの期待して水を多めにしてましたが、耕運機での代かき後に平滑具合を確認したいので、今回は少なめにしてます。
(代かきが終わって直ぐは水が濁っていて、土の高い低いが目視出来ないのです。)

上の田んぼの水の具合。

こちらも同様に、少なめにしてます。

田んぼの中の様子ですが、1回目の代かきの際のカゴ車輪の跡が見えてます。

昨年までと耕運機を走らせる時間は変わらないのに、カゴ車輪の跡が残ってます。
これはあくまでも予想ですが、茅を入れて有ると茅の茎で土が『裏漉し状態』になって、同じ時間でも土がより細かくなっていたのかもしれません。

ですが、今年は土をあまり細かくしないのが目標なので、これは狙い通りになっているのかもしれません。

毎年遅くとも9時には開始しますが、代かき前に片付けておく事が有ったので、今年の開始は10時から。

カゴ車輪に履き替える写真は、同じなので省略。(笑)

時刻は13時過ぎ。約3時間で、上の田んぼの代かき終了。

耕運機を縦方向(写真の手前〜奥)にローターを回しながら全体を走らせた後は、横、斜めとローターを回さずにカゴ車輪で踏み込むだけにして走らせました。

カゴ車輪の跡が残ってますが、この後はレーキ(トンボ)で均します。

お昼を挟んで、東の田んぼの代かきを行いました。

写真は13時半からスタートし、奥行き方向が終わったところ。
この後、横方向、斜めと行い、その後、カゴ車輪の跡を消す作業を行い16時に終了。

なお、こちらのカゴ車輪の跡を消す作業はレーキではなく、ウエイトを付けてちょうど良い高さにした平板を引いて均しました。

最初は耕運機を走らせながら平板を引いてましたが、向きを変える際に上手く行かないので、終わってから人力で引いて均しました。
ここは耕運機にアタッチメント的に何かしら均す機構を考えて付けたいと考えてます。

なお、耕運機を洗う様子、カゴ車輪を履き替える様子は、こちらも省略です。(笑)

以上、代かき2回目の記事でした。

さて、代かきが終わりましたので、次は田植えです。

24日か25日には苗が届きます。
その間、田んぼの土が落ち着きますので、苗が届いたら直ぐに田植えの予定です。
(苗が届いて日にちを長くおくと、苗が弱ります。)

田植えまでの間は、そこら中の草刈りがメインとなります。
が、少しは遊びの時間が取れると良いなぁ。(笑)

田んぼの準備②代かき1回目

1回目の代かきを行いましたので、その様子を記事にしてみたいと思います。

ですが、その前に、いつもの前書きを。
今回は、ここ最近の里山暮らしの様子です。

まずはタラの木の剪定。

ここに越して以来、荒れていた自宅周辺を整備してきましたが、綺麗になった場所にはタラの木が生えてきてます。

毎年4月の中頃、桜の咲く時期になるとタラの芽が採れます。
そして、その時期が終わると、写真の様に1mくらいの高さで芽が出て来る位置を見定めながら剪定してあげます。

では何故剪定するかと言いますと、タラの木は1年で1mくらい伸びるのですが、放っておくとどんどん大きくなってタラの芽が採りにくいです。

それと、タラの木は大きくなると養分を吸い上げれなくなるのか枯れてしまうのです。
せっかく春の恵みのタラの芽が採れるのですから、出来るだけ長く枯れないで育って欲しいのです。

なお、毎年新しい株が生えて来て、今では300本は軽く超えてます。
なので、全て剪定するには延べ3日は掛かります。

続いて、そば茶寮文福笠井さん下の夏蕎麦栽培です。

まずは耕運機でよく耕します。

それから畝立て専用機で畝を立てて、種まきごんべえを使って種を蒔きます。
蒔いたのは夏蕎麦として良く使われる北早稲という品種です。

昨年の秋蕎麦で、ごんべえのメーカーの推奨蒔き量で蒔きましたが、量が多かったみたいで倒伏で収穫が大変でした。(蕎麦は混み合って育つと倒れやすいそうです。)

ですので、一昨年行って倒れなかった手蒔きの時と同等を狙って、蒔き量を減らしてみました。

8日目にはこの様に芽が出てくれました。

昨年の夏蕎麦は5日で芽が出てましたが、今年は種蒔き後に雨の日が続いたり、少し肌寒い日が有ったりと発芽にはあまり良くない天候条件でしたので、時間が掛かったのでしょう。

なお、そば茶寮文福笠井さん曰く『夏蕎麦はあまり美味しく無いからなぁ』だそうで、収穫物にはあまり期待しませんが、この圃場は店舗内からも良く見えますので景観作物としての意味合いから栽培してます。

それと、まだ蕎麦栽培3年目で方法が確定していないので、畝立て幅や上にも書いた様に蒔き量を変えて試してますので、テストになるのです。

一昨年開墾した圃場は、今年はサツマイモと大豆を栽培します。

と言うのは、昨年は倒伏が一番の原因では有りますが、収穫が面積的に大変でした。

そして今年は、この圃場、昨年開墾した圃場、そば茶寮文福笠井さん下の圃場に加え、今年開墾する圃場が加わるのは、たとえ倒伏しなかったとしても、もっと大変と思えるのです。

ですので、少し圃場の量を減らしたいと思ったからです。

今はサツマイモの植え付け時期なので、耕運機で耕した後、畝立て専用機で畝を立てます。

が、元が田んぼなので、昨年より畝幅を狭くしたにもかかわらず、圃場の作土が少なく畝の上部が平面になりません。

そこで、もう少し土を集められる様にと、畝立て専用機に改造を施します。

土をもっと集まられる様に、写真の銀色の部分を延長しました。
図面を描いて地元の集山鉄工所にて、制作いただきました。

組み付けてみると、こんな感じになります。
左右それぞれ110㎝伸ばしてます。

6月になったら大豆用に畝立てしますので、その結果によっては、まだ改良するかもしれません。

さて今回も前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に入ります。

今日の本題、代かきの1回目について書いてみます。

代かきに際して大事なのは田んぼの水の量ですが、今年は例年とは違ってます。

東の田んぼの水量は、このくらい、ほぼ土が隠れるくらいに。

上の田んぼは、少し水量が少ないので、

急遽パイプを1本追加して、どんどん水を入れていきます。

例年と違うと書きましたが、今年は代かきの際に茅を入れ無いのです。

と言うのは、『穂肥の時期に茅が分解されて、食味値を下げるタンパク分が増える原因の窒素分が増えているのでは無いか』と考えたのです。(詳細は以前の記事を参照ください

茅を入れて耕運機のカゴ車輪で踏み込むなら、茅が浮かないように水はヒタヒタにしますが、今年は入れないので多くしてます。

また、水量を多くするのには、理由が有ります。

代かきについて調べてみると、トラクターでの代かきでは表層のみを水羊羹程度の硬さとし、それ以下は出来るだけ団粒構造を壊さない様にするのが土に酸素分を多く含ませれるので良いそうです。

代かきで大事な、圃場の表面を均一な高さにする為に、カゴ車輪を付けた耕運機で何度も走らせて土をこねて均一な高さにしますが、あまりに何度も走らせるので団粒構造を壊しているのでは無いかと思ったのです。

我が家は耕運機ですので、トラクターと同じ事は出来ませんが、それに近くするには?と考え、水を多くしてカゴ車輪で土をこねるのと同時に、耕運ローターを表層近くで回して作土を水に溶かす様にすれば、何度も走らせなくても表面を均せるのではと考えたのです。

しかし、尾輪を目一杯伸ばして耕す高さを調整しても、そこそこの深さで耕運ローターが回ってしまいます。

ですので、耕運機のハンドルを少し持ち上げる様にし、耕運ローターを水面近くだけ回る様にして行ってみました。

終了後、両腕がパンパンになりました。(笑)
来年までに尾輪で最適高さとなる様、改造を施すかもしれません。

ところで、茅を代かきの際に入れないと書きましたが、茅を入れると土の量が増えると同時に、土質が良くなります。

でも、その茅を入れないとなると、その効果が期待できません。

ですので、今年から代かきの際では無く、秋耕起の際に入れる事にしてます。
写真の様に、秋に茅を刈って畔波板で囲った場所で1年掛けて腐葉土にして、それを混ぜ入れるのです。

上の写真で秋に目一杯だった茅は、一冬経った時点でこの様になります。

ここに、これから先に刈った草も足しながら、時々、かき混ぜて腐葉土を作って秋耕起に混ぜ込むのです。

なお、茅や雑草を腐葉土にするには、有機分の分解を促進する石灰窒素を入れると早くできるのですが、タンパクを増やす窒素分が多くなる可能性があるので使いません。

それでは、代かき1回目を始めます。

代かきする田んぼのそばで、カゴ車輪に履き替えます。
(理由はカゴ車輪でアスファルトを走行すると、カゴ車輪を壊すからです。)

10時から始めて、この写真の時点で12時過ぎ。

約2時間ほどで、上の田んぼの代かき1回目終了。
水の量が多いので良くわかりませんが、大体均一になってると思います。

上の田んぼが終わったので、面倒ですがノーマルタイヤに履き替えて、東の田んぼのそばに耕運機を移動し、カゴ車輪に履き替えます。

良い時間なので、ここで昼食とします。
下半身が土でドロドロなので、農舎でおにぎりの昼食です。

昼食後、13時から始めて15時過ぎ。
こちらも約2時間で、代かき1回目終了です。

代かきの様子は、過去の記事でいっぱい書きましたので、今年は省略してます。(笑)

代かきが終わったら、一度、綺麗に洗っておきます。

例年なら、1週間後に代かき2回目を行うので、そのまま乾かして農舎にしまうのですが、先日の記事に書いた「源蔵寺棚田再生」の抜根した圃場を、その1週間の間に耕したいので洗います。

源蔵寺までは軽トラに載せて運ぶのですが、いくら軽トラとは言えドロドロのままでは荷台が汚れるし、何より積み込みの際、泥で滑っては危ないからです。

以上、代かき1回目の記事でした。

代かき2回目は、上にも書きましたが、1週間後を予定しています。
その間、源蔵寺を耕したり、そこら中で伸びてきている草を刈ったりと何かと忙しいですが、ぼちぼち頑張ります!

R7「源蔵寺棚田の再生」第2回目の事前準備

第2回目に向けての事前準備として、5月7日に排水溝の施工、8日に圃場の雑木や茅の抜根を「岐阜県ふるさと水と土指導員」の制度を活用して行いました。

今回は、その様子を記事にしてみたいと思います。

まず最初に、昨年、4月に排水溝の施工、6月に抜根と2回に分けた作業を2日続けて同時期に行ったのかについてお話しします。

昨年の抜根後の圃場の様子です。

昨年の圃場は水草系の雑草が多く、バックホーで起こしてもらうと写真の様に大きな雑草と土の塊になってしまいました。

これは水草系の雑草は茅に比べて根が深く硬盤層にまで達しているので、バックホーで引っ掛けると根ごと起きてしまいうからです。

その結果、大きな穴が全体に出来てしまい、また硬盤の大きな石も表面に出て来てしまっているので、耕運機やトラクターを入れての処理が出来ず、結果、ほぼ毎日、1ヶ月にわたって人力で処理する事になりました。

しかし、昨年の最初に、この上の池になっていた圃場の水を止めました。

この写真は昨年の抜根時の物ですが、その結果、この時点でも赤丸で囲った部分の見え方の違いで分かる様に、草の生え方が違っています。

そして、昨年の作業時に何回も草刈りを実施したので、かなり水草系の雑草が少なくなっています。

試しに木の根の無い所を耕運機で耕してみた(中央の色の変わっている部分)ところ、木や茅の根の抜根は必要ですが、それ以外は軽く表面をバックホーで掻いてもらうだけでいけそうです。

よって、昨年までとはやり方を変えて、今年は同時期に行っていただく事にしました。

施工は今年も「六ノ里棚田米生産組合」を通しての依頼で、地元の土木工事会社に無理を言って2日間の連続作業を請け負っていただきました。

まずは5月7日の排水溝施工の様子です。

最初の部分は、元々の畦に合わせて既存の排水溝に繋げる為に、そこから掘ってもらってます。

排水溝を掘った土で畦を構成してもらってます。

昨年も書きましたが、この圃場を田んぼとして活用する場合でも、こうする事で圃場への湧き水を防ぐ事が出来ます。

多少、工作面積は減りますが、稲刈り時にぬかるんで上手く刈れない問題(棚田では良く有る事)も起きません。

完成した排水溝です。

上の池になっていた圃場の水を止めて1年が経ちますが、溝を掘ったところ、写真の箇所から湧き水が出て来ました。

続いて5月8日の雑木や茅の根の抜根作業の様子です。

抜根する木の根には写真の様に、目印にピンクのテープを、

茅の株の部分には、竹の杭にピンクのテープ巻いた目印を施してます。
(この作業は、耕運機で試した際に行ってあります。)

写真の奥が通路ですので、手前の部分から行ってもらってます。

抜根してもらった木の根、茅の根は、畦部分に除けてもらってます。

上にも書いた様に、今年は基本、木と茅の根の抜根を行っていただき、それ以外の場所はバックホーで軽く引っ掻く様にしていただいてますが、それでも大きな凸凹が出来る部分もありますので、ある程度均してもらってます。

抜根した木の根です。

こちらは抜根した茅の根です。

これらは、次回、第2回目の作業時に圃場から撤去します。

作業の終わった圃場の様子です。

冒頭の昨年の圃場の抜根後の写真に比べて、状況が良いのが分かると思われます。

次回まで、まだ日にちが有りますので、いっその事、一度耕運機で耕してしまおうか思案中です。

以上、第2回目に向けての事前準備の様子でした。

次回の「源蔵寺棚田の再生」第2回目は5月17日(土)予備日として翌日の18日です。

「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、興味を持たれた方は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトから連絡してみてください。

多くの方に参加協力いただいて、一緒に作業できたらと思います。
きっと他では経験出来ない、面白い体験が出来ると思いますよ!

田んぼの準備①畦整備・春耕起・水入れ

いよいよ今年も、田んぼの準備の季節になりました。

今年は4月末まで本業で平日は町に居て、週末に戻っても「善勝寺桜 桜まつり」や「源蔵寺棚田の再生」の準備とかで、結局、去年と同じ時期となりました。

今回は田んぼの準備の第一弾として、畦整備〜春耕起〜水入れまで行いましたので、記事にしたいと思います。

ですが、最近してないので、久々に前置きを。(笑)
今回の前置きは、春の栃洞の景色を紹介します。

我が家のすぐ側の枝垂桜が、今が満開。

周りの桜が終わった頃に、毎年、綺麗な花を付けてくれます。
枝垂桜で花も八重なので、最盛期は木全体が花でワサッと言う感じになります。

ただ、今年の大雪で北側の枝が折れたのが影響したのか、大雪そのもののせいなのか、今年の花は少し小ぶりな気もしてます。

我が家の「甚七桜」は、そろそろ終わり。

我が家の屋号が「甚七」だったそうなので、勝手に「甚七桜」と呼んでます。
この桜は、最初、薄桃色の花で始まって、終わりになるにつれて白い花になります。
最後は葉が出て来て、薄緑になって終わりですが、他の桜に比べて長い間咲いてます。

今年は一番良い時期に仕事でゆっくり楽しめなかったのが残念です。
が、来年もまたチャンスは有るので楽しみにしましょう。

桜の時期には、我が家の前の斜面にはカタクリの花が咲き出します。
写真の桃色の花がそうです。(右手の葉っぱは、ギョウジャニンニク)

で、豆知識を言うと、この花の根から採れるのが、本当の片栗粉。
今はカタクリ自体が少なくなってますし、ワラビ餅の蕨粉、くず餅の葛粉もですが、根を掘って集めてでは効率が悪過ぎて、大量生産は出来ないのでしょうね。

カタクリは、この斜面全体に育ってます。

毎年、草刈りをして綺麗に保っているからか、生える面積が増えている様な気もしてます。・・・が、気のせいかも。(笑)

先達さんから引き継いだ梅畑。
実の採取のし易さと将来の枝振りを想像しながら、毎年少しずつ剪定を続けてます。

花の時期には微かではありますが、良い香りが漂って木の下にいるだけで気分が和らぐのですが、こちらも今年はそんな時間が取れませんでした。

本業は大好きですし、私の腕を信頼して呼んでいただけるのも光栄ですから、贅沢な悩みです。

今の時期にはとっくに花は終わって、小さな小さな梅の実が出来始めてます。

梅の花に代わって、この時期になるとワラビが出てきます。

移住してすぐの何も知らない頃は、雑草で梅の木の下が荒れるのが嫌で、伸びたそばから刈るを繰り返したのですが、そのうち、出てくるワラビが細くなってしまいました。

色々と調べてみると、刈り方が有るそうです。
それは、夏前に一度伸びたのを雑草と一緒に刈ります。

するとその後は、ほぼワラビだけ(多少の雑草も伸びますが)が大きく伸びるので、そのまま秋に枯れるまで放置して、冬前に刈るのが良いそうです。

こうすると、夏から秋の間、雑草に邪魔されず大きく伸びたワラビの葉が、たくさんの陽の光を浴びて根に栄養を溜め込めるのだそうです。

さて、少しのつもりが、大変長くなりました。
それでは、本題にまいりましょう。

田んぼの準備、まずは畦の草刈りを行います。

春先で、そんなに草も伸びてませんが、畦部分を綺麗に刈ります。
この時期は草も柔らかいので、草刈機はナイロンコードを使います。
ここらでは『紐カッター』、もっと略して『紐』なんて呼びます。(笑)

田んぼの周辺をぐるっと一周、こんな感じに綺麗に刈ります。

なぜ草が伸びてないこの時期に草刈りをするかと言いますと、「モグラ穴」を分かりやすくする為です。

写真の中央に穴が見えると思いますが、これが冬の間にモグラが開けた穴です。
「モグラ穴」をちゃんと塞いでおかないと、田んぼに水を入れても、そこから抜けて溜まらないのです。

東の田んぼに続いて、上の田んぼも畔波板部分も、

そうで無い部分も、綺麗に草刈りを済ませます。

草刈りが終わったら、水抜き部分を埋め戻します。

例年は秋に埋め戻してそのままですが、今年は大雪で春先に田んぼに雪解け水が溜まってました。
なので、それが抜ける様にと開けておきましたが、後日、代掻きを行うのに水を溜めないとならないので、盛った土が固まる様にと早めに埋め戻します。

もちろん雨が降った際に、撒いた肥料が流れ出るのも嫌ですからね。

こちらの水抜き部も、同様に丁寧に漏れない様に埋め戻します。

以上、ここまでを4月28日の午後に実施しました。

続いて翌日、4月29日朝、まずは畦の修復から行います。

畦の上に立って写真の大きな木槌で、外へ押し上げる様に畦を叩いていきます。
こうする事で、昨年1年で形の崩れた畦を修復すると共に、「モグラ穴」も塞ぐ事が出来ます。

畔波板の所は、畔波板に沿って上から木槌を強く落とす(押さえ込む)様にして、冬の間に畔波板に沿って動いて出来た「モグラ穴」を塞いでやります。

本来は「畦塗り(あぜぬり)」と言って、水で練った土を鍬で畦に塗り付けます。

私はお隣のお父さんから、この鍬での「畦塗り」を教えていただきましたので、以前はやりました。(過去の記事で、綺麗に鍬で塗った畦塗りも見れると思います。)
しかし、これも当然難しく、中腰姿勢が続くので腰痛持ちには良くないのです。

最近はトラクターに専用の「畦塗り機」を付けて、土手状に成形するのがスタンダードの様ですが、これはお金が掛かるので我が家では論外。

ですので、最近は横着して、この方法で済ませてます。

以前、テレビで見た方法では一度水を入れてみて、水が抜け出ているところを見つけて、肥料袋の切れ端を丸めて「モグラ穴」に突っ込んで塞いでました。

が、私の様な横着な人間は、秋に回収するのを絶対に忘れます。自信が有ります!
そして、そのまま草刈りをして劣化した肥料袋をナイロン・コードで砕いて、そこら中に飛散させるのがオチです。(笑)

東の田んぼが終わったら、上の田んぼも同様に行いました。

上の方で叩くと書きましたが実際には、木槌を持ち上げ、柄の終わりの側の手を支点に、重さで円弧を描くように落とし畦に当てる、そんな感じ。

言葉で書くと簡単そうですが、これが難しく変な力が腕に入って、畦に木槌が平行に当たらないんです。
上手く当たるとパァーンみたいな綺麗な音がして、当たった所は綺麗になりますが、
これがなかなか綺麗に当たらないんです。(杵と臼で餅つきするのに近いかも)

そのうち木槌を持ち上げる手が疲れてくると、早く終わらせたくて変な力が入って・・・かえって、やり直す回数が増えての悪循環。

まぁ修行の様な心持ちで、頑張りました!!!(笑)

畦の修復が終わりましたが、昼ご飯にはまだ時間がありますので、水を溜める枡の掃除も行います。

我が家の田んぼに使う水は沢から引いて来ており、途中、一度道路の下を潜るのでサイフォンになっていて、写真の枡に溜まります。

引いて来ている先が沢なので、当然、砂も流れて入りますから、1年の間に底に溜まった砂を田植え前に綺麗に取り除きました。

ここでお昼になりましたので、春耕起は午後からにしてお昼にします。
今日は天気が良いので、おにぎりを田んぼの畦でいただきます!

昼食後、畦の修復も終わり、肥料も撒き終わったので耕運機で耕していきます。

やり方は北側の縁に沿って耕運機で耕して端まで行って、向きを変えて耕した横を耕して、を全体に繰り返します。

端の向きを変える部分を「枕地」と言って、向きを変える間は耕せないので、最後にグルッとその部分を回る様に耕します。

約1時間ほどで、上の田んぼの春耕起が終わりました。

角の部分や耕運機の向きを変える所は、耕運機の性質上、耕した土が溜まって高くなりますので、そこは最後にレーキで均しておきます。

続いて、東の田んぼを行い、こちらも約1時間程で、終わりました。
(作業後の写真は、毎年同じなので省略)

ところで、去年の記事に書いた耕運機の燃料タンクの漏れ修理は大成功で、一冬倉庫に仕舞っておきましたが、どこからも燃料が染み出していません。(当たり前だけど。笑)

さて、春耕起が終わったので、田んぼに水を入れます。

パイプから出た水が田んぼを掘らない様に、平たい石を敷いて、その上に石を置いて、そこに水が当たる様にしてます。

我が家の田んぼは、引いている水のパイプが細いので、他の田んぼの様にみるみる水が入っていく様にはなりません。

東の田んぼにも、同様に水を入れます。

こちらも平たい石を敷いて、その上に石を置き、パイプから出た水が田んぼを掘らない様にしてます。

「東の田んぼ」も同じ様に。

多分、今年も苗が来るのは5月25日頃で、我が家は代掻きを2回する(初期雑草が生えにくいんです。)ので、田植えから逆算すると1回目の代かきは5月13日頃。

今日は4月29日なので、まだ3週間ほども有りますが、今年試してみたい事が有って早めに入れたのです。

と言うのは、これまで水を入れる時は沢水を昼夜通して溜まるまで入れ続けたのですが、これだと『田んぼの底の方の土まで冷え切ってしまうのでは?』と思ったのです。

実際に、田植え後に土の底の方に手を突っ込んでみると、凄く冷たくて、まるで昔の冷害の時の様に、苗の初期生育にも悪影響があるのでは?とも思ったのです。

そこで実験として、まだ田植えまでには日数があるので、その間、日中の陽の当たる暖かい時間だけ水を入れてみて、底の方の土がどうなるかを試したかった訳です。

以上で、今回の記事を終わります。

次の田んぼの準備は、先に書いた様に3週間先の1回目の代掻きです。
少し時間が空きますが、それまでに「源蔵寺棚田の再生」の事前準備、「タラの木」の剪定、ナメコの原木栽培の菌打ち・・・他にも有ったかも。

やる事は盛り沢山ですが、今年も、ぼちぼち頑張ります!!!

R7「源蔵寺棚田の再生」 第1回目

「R7源蔵寺棚田の再生 第1回目」を実施しました。

当日、朝は肌寒いくらいでしたが、良い天気で作業を進めるにあたって暑いくらいにまでなりました。

今回の参加者は、町からご協力いただいた方が5名、「六ノ里」の方が5名、合計10名でした。

今回も無事に予定の作業を行う事が出来ました。
参加・ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

それでは、当日の様子を紹介してみたいと思います。

午前9時、六ノ里集会所に集合です。

今回は六ノ里自治会長にも参加いただいたので、まずは来てくださった方々に挨拶いただき、続いて「ふるさと指導員」の私の方より、源蔵寺棚田の再生の目的と今年もお願いしますとの挨拶をさせていただきました。

今回の作業内容は現地説明の方が分かり易いので割愛し、時間になりましたので現地に向かいます。

現地に着来まして、それぞれ準備が整ったところで、本日の作業の内容についての説明を行います。

今回は、
①昨年の作業で伐採し圃場や周辺に残っている残渣の片付け。
②圃場周辺の雑木の伐採。
③この冬の大雪で倒れた竹の片付け。

この3点をメインに行います。
もし、時間に余裕がある様でしたら、圃場の横を流れる用水の清掃も行います。

説明後、早速①の圃場や周辺に残っている残渣の片付けに掛かります。

圃場に残る伐採した雑木の残渣や、伐採したままの圃場外の杉の木もチェーンソーで短く切って石垣側に運びます。

片付けて直ぐは積み重ねた残渣のボリュームが目立ちますが、1年もすれば腐って小さくなってくれます。

残渣の片付けを行なっていただいてる間に、チェーンソーを使える人で②の圃場周辺の雑木の伐採と片付けを行いました。(この写真、撮れてません。)

残渣が大体片付いたところで、③の大雪で倒れた竹の片付けに掛かります。

大雪で倒れた竹と言うのは、雪の重みで途中が爆ぜる様に折れている状態です。
この状態でも下手に切ると反動で跳ね上がりますので、草刈機に竹用のチップソーを取り付けて、少し距離を取れる様にして切り倒していきます。

切り倒した竹は、今年の種蒔き後の鹿除け網の支柱として使えますので、みんなで一度圃場に運び出し、枝を払って支柱の長さに切っていきます。

払った枝や支柱に使えない太い部分は、遊歩道下の笹竹の繁茂している所に運んで捨てます。

この作業の途中で、休憩を取りました。
休憩時の写真も撮れてませんが、色々な話で盛り上がってました。

休憩後は、支柱作りは続きをしていただき、予定外ではありますが、写真の2名と私の合わせて3名で昨年伐採した桑の木の残渣を片付けました。

この場所は圃場としての再生を行う予定はありませんが、圃場を見渡せる場所ですので、観覧スペースとして活用出来たらと考えてます。

最後に、皆さんの手際が良くて時間が余りましたので、圃場の横を流れる用水の清掃を行いました。

秋の落ち葉や冬の間に雪で落ちた杉の枝で用水が埋まってました。
ここの水は、用水ですので当然飲めませんが、手や道具を洗うのには便利ですので、今後の作業の為にも、それらを取り除きました。

最後に、作業を終えての記念撮影。
1名地元の方が都合で早く帰られましたので、撮影者を除いた8名での記念撮影です。

参加いただいた皆様、誠に有り難うございました!

本日の作業を終えた圃場の様子です。

参加いただいた皆さんのご協力で、棚田としての風景が取り戻せて来ました。
今年の圃場は、今はまだ草の原っぱの状態ですが、頑張って耕地に戻してまいります!

以上が第1回目の実施報告です。

今年は雪が遅くまで残っていたので、草がまだ生えて来てませんが、来月の第2回の頃にはそこそこ伸びて来ていると思います。

次回は第2回目は5月17日に、草刈りと茅の搬出を行なう予定です。
「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、興味を持たれた方は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトから連絡してみてください。

多くの方に参加協力いただいて、一緒に作業できたらと思います。
きっと他では経験出来ない、面白い体験が出来ると思いますよ!

善勝寺桜 桜まつり2025 その2

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月12日、13日開催で、本日13日、1日中雨に降られましたが、ご協力いただいた皆様のお陰で無事に終了しました。

都合で来場頂けなかった皆様に、少しでも雰囲気を感じて頂ければと思い、13日の様子を紹介したいと思います。(12日の様子は、こちら

天気予報通り、朝からしっかり降ってます。

これでまだ桜が咲いていたなら・・・とは思いますが、こんな状況でも「さくらの下マルシェ」を楽しみに来てくださる方も居られると思います。

ですので、

六ノ里の若者達のお店「Mʼs」も、

地元六ノ里の猟師さんによる「猟師鍋」の振る舞いも、準備を進めてます。

昨日に引き続き出店していただいたお店、今日出店のお店、それぞれが準備され、時刻は10時となり、今日の桜まつりの始まりです!

まずは郡上市長様より、本日の開会に合わせて、ご挨拶をいただきました。

この雨の中を六ノ里までおいでいただき、誠に有難うございました。
そして、郡上を思う気持ちを話していただき、我々、地域づくりを進める上で微力ながら協力させていただきたいと思いました。

時折強い風が吹いて雨が強くなったりしますが、お客さんに来場いただいてます。

昨日に引き続き、地元六ノ里の猟師さんによる「猟師鍋」の振る舞い。

昨日、地元の仲間で営業=地元の知り合い同士の溜まり場、と書きましたが、まさにその通りで広いテント内が狭そうです。(笑)
そして今日は、六ノ里の自治会長も接客されてました。

昨日に引き続き出店いただいた、たこ焼き 華虎(たこ焼き)

utapan*(パン、スコーン)

岐阜県郡上市白鳥町の街中奥の方にあるテイクアウトのみの自家製酵母のパン屋さん。
本日、この雨の中での出店で大変だと思いますが、出店いただき有難うございます。
個人的に購入していただきましたが、美味しかったです!

昨日に引き続き出店いただいた、「おにぎり一番」(おにぎり各種)

昨日に引き続き出店いただいた、ちくわの磯辺揚げKOA(各種ちくわの磯辺揚げ)

フードトラック祠(タコス ジビエタコス ジビエフランク コーヒー各種)

本日、この雨の中での出店で大変だと思いますが、出店いただき有難うございます。

「郡上放歌」の皆さんによる、餅つきと餅の振る舞い。

昨日、「郡上節ガールズバンド」の演奏に合わせて、拝殿踊りを披露いただいた「郡上放歌」の皆さんです。
朝から会場で餅米を蒸し、杵と臼による餅つきを行ない、各種の餅の振る舞いを行なってくださいました。

時刻は11時半。
この雨の中にも関わらず、そこそこのお客さんに来ていただいてました。

なお、この日、予定されていた宝暦義民太鼓の公演は雨の為に中止となりました。

以上、雨と風の2日目の様子の一部を紹介いたしました。

自然の事ですので仕方が無いのですが、今年は少し寂しい桜まつりでした。
が、これはこれで楽しめたと思います。

さて、春のイベントが終わりますと、田んぼに、畑に、と忙しくなります。
六ノ里地区の皆んなで、お互いに協力しながら頑張ってまいります。

善勝寺桜 桜まつり2025 その1

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月12日、13日の2日間で開催しました。

3月の寒波で予想外に開花が遅れ桜は咲かず、その上2日目には1日中雨とちょっと寂しいまつりでしたが、天気に恵まれた1日目は多くの方にご来場いただけました。

今回はその12日の様子を紹介したいと思います。(13日の様子はこちら

今年、開催日1日目の善勝寺桜の様子です。

桜の開花に絶好の好天に恵まれた2024年とは打って変わって、今年はまだ開花しておりません。

「さくらの下マルシェ」に出店いただく店舗の方々に向けて、出来るだけ早く日程をと2月の頭に開催日を決めるのですが、この冬の大雪でも2月の時点では2017年、2022年と同等の最高気温積算具合でした。

しかし3月に入って2度の残り寒波に見舞われて、積算温度が伸びず大きく予想を外してしまいました。

こう言っては何ですが、まぁ自然相手の事ですので悲観していても仕方が無い。
樹齢500年近い桜の古木の1年に一度のお祭りだと気を取り直して、桜まつりを楽しみます。

それでは、12日の朝の様子から。

まつり会場でもある「さくらの下マルシェ」の全体の様子。

テントは昨日の夕方に張っておきましたので、テーブルと椅子のセッティング。
桜まつりの開始の10時に向けて、各々が準備していきます。

私は担当の協賛いただいた方々の掲示と、

本日の「さくらの下マルシェ」の案内板の設置。

時刻は9時。祭り開始の10時に向けて、出店の皆さんも準備を進めています。

それでは、今年も多くの出店をいただけましたのでが、会場を時計回りに紹介していきます。*()内は販売品目です。

六ノ里のお母さん達の店「食工房菜花」さん(みたらし団子)

こちらも六ノ里のお母さん達の店「大笑い会」さん(お好み焼き、味飯)

どちらのお店のお母さん達にも、普段からお世話になってます。感謝!!!

六ノ里の若者達のお店「Mʼs」(鯛焼き、唐揚げ、生ビール、ソフトドリンク)
仲良し2家族が、ファミリーで今年も販売です。

地元六ノ里の猟師さんによる「猟師鍋」の振る舞い。

振る舞いをされた猟師さんは他の出店もされてるので、地元の仲間で営業。
(地元の知り合い同士の溜まり場が正しい表現かもしれません。(笑)

「おにぎり一番」(おにぎり各種)

実店舗は「道の駅 白尾ふれあいパーク」に有ります。
ここの凄く美味しい「六ノ里棚田米」を使っていただいてますので、是非、美味い「六ノ里棚田米」を味わいに寄ってみてください。

KAWAZU(各種カレー)

本業は「FROG DANCE STUDIO」を郡上市と美濃市で主催されてます。
桜まつりではカレーを販売されてます。

六ノ里の藍染工房 「ゑ うのら」さん(藍染物販)

自ら無農薬で藍を栽培し、それを元に染色液を作成、藍染をされてます。
素材持ち込みの染色依頼受付や藍染体験もされてます。(要事前相談)

六ノ里の子供達による「子供の店」

本当に販売を行う「お店やさんごっこ(?)」でしょうか。
有料のお菓子すくい、無料で遊べる輪投げを頑張ってましたよ。

地元六ノ里の「kedi cafe」さん(コーヒー 焼き菓子 パン)

「桜まつり」では会場の都合で味わえませんが、ケーキや拘りの珈琲が、これまた素晴らしいので、是非、実店舗に出掛けてみてください。
(不定休なのでご来店前にインスタをチェックくださいね。)

はるきくんの靴屋さん(スニーカーなど)

色々な靴をお値打ちに販売してくださってました。

えあいんていく(イラスト、キャラクターグッズ)

可愛らしいイラストを描かれて販売されてました。
『六ノ里のキャラクターも欲しいな』と思ってますので、そのうちお願いするかも。

たこ焼き 華虎(たこ焼き)

大きなタコが入っていて、焼き立ては中が熱々トロトロで、個人的には大好きです!
実店舗は長滝の「道の駅 白山文化の里長滝」と郡上八幡に有ります。と料理を楽しまれました。

白鳥町の「ピッツェリア ゴンザ」さん(ドーナッツ、パニーニ)

実店舗は「道の駅 清流の里・しろとり」のすぐ近くです。

「ジビエITAYA」さん(ジビエ料理)

実店舗は六ノ里のお隣、大間見に有る猟師さんのお店で、ジビエ肉の販売をされてます。

やまふうぱん(調理パン・菓子パン・マフィンなどの焼き菓子)

実店舗は郡上八幡で、いつも大人気で、すぐに売り切れてしまいます。

ちくわの磯辺揚げKOA(各種ちくわの磯辺揚げ)

米粉100%、米油100%で作られた竹輪の磯部揚げで、5種類の味があります。
郡上市の他のイベントにも出店されてますので、どこかで見掛けられたら是非寄ってみてください。

薄茶(お抹茶と和菓子)

毎年、お寺の庫裡で行われ、着物でお出迎えしてくださいます。

時刻は11時。桜の花が咲いて無いにも関わらず、多くの方が来場くださってます。

ここからは、12日に公演いただいた皆様を紹介してみたいと思います。

「郡上節ガールズバンド」の皆さん

この方々、郡上出身では無く、郡上の唄や楽曲に魅せられ公演活動をされてます。
この日も和楽器と唄で、会場を盛り上げてくださいます。

「郡上節ガールズバンド」の演奏に合わせ、「郡上放歌」の方々を中心に拝殿踊りです。

本来の拝殿踊りは拝殿の上で、ですが、どこでも出来るのも拝殿踊りなんです。
そして、もちろん飛び入りも大歓迎ですので、来場されたお客さんも一緒に楽しまれてました。

郡上のオカリナ演奏サークルの皆さん「オカリナ♪カラーズ」によるオカリナ演奏。

この方々も毎年桜祭りに参加いただいていて、毎年、参加人数が増えてます。

時刻は16時。日が傾いて来て、少し肌寒くなって来ました。
そろそろ今日の桜祭りも終了の時間。

出店された方も撤収され、スタッフはゴミの片付けを粛々と行います。
私は、明日の雨に備え協賛看板に雨避けカバーを掛け、案内看板を13日の内容に貼り替えました。

さて、明日の雨が酷くなければ良いのですが・・・。(明日に続く)