「シェア田んぼ」仲間の秋耕起

先日、我が家の秋耕起の様子を記事にしましたが、今回は「シェア田んぼ」仲間の田んぼの秋耕起の様子を紹介して見たいと思います。

本題に入る前に「シェア田んぼ」に関して少し書いておきます。

今年「シェア田んぼ」と題して、米作りを行いたい3家族の方に米作りの作業を最初から最後まで覚えていただく為に、我が家も含め4家族で行いました。

*「シェア田んぼ」に関しては、以下の記事を参照ください。
・「シェア田んぼ」の秋仕事
・「シェア田んぼ」と「源蔵寺棚田の再生」の準備
・「シェア田んぼ」:肥料撒き〜代かき
・「シェア田んぼ」:田植え

「シェア田んぼ」も我が家同様にハサ掛けする予定でしたが、秋の長雨に祟られ稲刈りの適期に行えなかった為に、急遽、コンバインでの稲刈りとなりました。

出来栄えとしては予想以上の収穫量となり、また食味値も81点となりました。
*ちなみにコシヒカリの全国平均は65〜75点。

そして、今年実施した圃場は4家族のうち、圃場に近い2家族が共同で継続していく事になりました。

ですので、残った1家族の方には、新たな圃場を紹介しました。

すでに作業が進んでいる写真ですが、ここが仲間が新しく米作りを行う圃場です。

ここは仲間の家にも近く、1家族が自給として行うには適度な広さ(約6a)で条件としては最適です。

しかし、ここ数年使われてなかったので雑草が蔓延ってましたし、以前、畑をされた方のマルチが残ってたりと、すぐ米作りに使えない状態でしたので、通常の秋耕起では済まず、開墾する様になってしまいました。

紹介した手前という訳ではありませんが、来年ちゃんと米づくりが出来る様に、まずは一緒に草刈りから始めました。

もちろん、その作業を始める前には、米作りに重要な水の具合も確かめてます。

用水が谷を越えるフューム管の所が少し問題が有りますが、解決できそうです。
そこ以外は不具合無いので、水に関しては問題無しです。

草刈りが終わった後は、ちまちまと手作業で古いマルチを取り除いていきます。

マルチの除去が終わった所から、並行作業で耕運機で耕していきます。

草の根が多くナタ爪に絡み付くので、時々取り除きながら耕します。

また刈った草がそのままだと、これもナタ爪に絡んで耕しにくいので、集めて燃やしてしまいます。

『野焼きは・・・』という話もありますが、ご勘弁ください。
ここ郡上市でも農業に関しては許されてますし、良い肥料になりますから。

今年「シェア田んぼ」で初めて耕運機を使った担い手になる彼も、だんだん手慣れてきてます。

全体を横方向に耕したところで、この日は終了とします。

続いて翌日、昨日終了と言ってから約半分耕したところで日没となりましたので、今日は残った半分を耕します。

この日、私は集まりが有ったので午前中で終了。
ここの担い手となるご夫婦は、この後も排水口の設置や畦の茅の株の除去をされたそうです。

全体を耕し終わったので、水を入れて溜まり具合を見ます。

写真は水を入れ始めて1晩経ったものですが、赤い線で囲った三角の所に水が入って、耕した方に水が入ってくれません。

これは多分、ここは草を刈っただけなので、モグラの穴とか大きな草の根があったりで水が抜けているのだと思います。

なので、赤矢印の所に仮の堰を作って、耕した方に水が優先的に入る様にしました。

ただ、耕したままでは長い間に硬盤に出来た草の根などの細かい穴があって、少しずつ抜けます。

なので、耕運機にカゴ車輪を履かせて代かきを行います。
こうする事で土が水に溶けて細かい穴に入り込み、穴が塞がって水の溜まる圃場となるのです。

なお、写真に写っている元畝の高い部分(水から出ている所)は、通常のカゴ車輪で踏み込むだけの代かきでは崩れませんので、ローターを回しながら行って少しずつ崩していきます。

丁寧に代掻きを行った結果、水を多めに張ると圃場全体が隠れるようになりました。

ここで湛水力のテストを行います。
通常の田んぼの場合、水を止めると1日くらいは溜まったままになります。

この圃場は全ての水を止めると、どのくらいで水が無くなるか?のテストです。

これを行わないと水管理の目安が分からないので、田植え後の大事な水管理がやりにくいのです。

夕方に水をとめると・・・、

翌日の朝で、こんな感じです。

テストの結果としては、もう少し水が維持できた方が良いです。
また、元畝の高い部分は丁寧に代かきしましたが、まだ高いようです。

なので、この後、もう一度代かきを行いました。

丁寧に何度も代かきした結果、水を入れっぱなしにしておけば、こんな感じで満水の状態を維持出来てます。

これなら冬水田んぼにしておいて、来年の田植え前に丁寧に代かきすれば大丈夫です。

なお、手前の三角の部分も中央の島状に高くなっていたのを、備中鍬で少しずつ崩して田んぼにしておきました。
まだ茅の株が残ってますが、これは春になって水を抜いた後に取り除く事にして、年内の作業は終了としました。

以上で、今回の記事は終了です。

来年、お互いに美味い米が出来る様、頑張りましょう!!