田植え機の整備

前回の「代掻き」の記事の最後に、田植えの前にする事が有ると書きました。

「田植え」ですが「手植え」するのは流石にキツいので「田植え機」を使います。
今年は中古を購入する予定でしたが、諸事情で購入を断念。
『さて、どうするか?』と貸して貰えそうな所を探していましたら、お隣さんが『使って無いから使って良いよ』と、貸していただける事になりました。

お隣さんも稲作をやられてますが、3年程前から専業農家さんに「代掻き」「田植え」「刈取り」をお願いする様になって現在は使って無いそうです。

クボタの歩行型田植え機「S 1ー25D S」です。

受け取りに行って操作方法を教えていただき、取り敢えずエンジンを掛けてみようとしましたが掛かりません。
それと、キャブレターからガソリンがオーバーフローしてました。

まぁ3年使って無い事は聞いてましたので、この辺りは想定内。
取り敢えず、手で押して自分の農舎まで運んで、しっかり整備を行います。
まずはキャブレターのオーバーホールから行う事にします。

キャブレターを外す為に、まずはエアクリーナーボックスを外すのですが、古いエアクリーナー特有の症状、スポンジが崩壊してます。

この機種は、まだ純正のエアクリーナーが入手可能ですが、メーカーからの送料がバカ高いらしいです。
なので、汎用のエアクリーナー用のスポンジをカットして作ってやります。

なお、台所に有るスポンジは空気の透過性が十分じゃないのも有りますし、キャブレターからガソリンが吹き返した場合、耐油性が心配なので使わない方が良いです。

ここからが本格的な整備になりますが、何せ手が汚れる作業なので、文章ばかりで申し訳ありませんが写真は有りません。

まずはキャブレターを分解して、各通路やジェット類を清掃します。
オーバーフローなので、フロートの油面が狂っているか、フロートバルブへのゴミの噛み込みが疑われたのですが、保管方法が良かったのでしょう、放置して有ったにしては綺麗でした。
オーバーホール後は漏れが止まりましたので、バルブのゴム部分が硬くなっていただけかもしれません。

次は、点火プラグのチェック。
プラグを外して状態を確認して良さそうなので、スターターを引いて火花のチェックしますが、これも大丈夫でした。

プラグ取り付け穴からシリンダー内にガソリンを数的垂らして、プラグを取り付けてスターターを引いてやります。
チェックした箇所以外に不具合が無ければ、まず、これでエンジンは掛かります!

エンジンが掛かれば、後は、各部への給油と動作確認して全て完了。
後は「田植え」本番を待つのみです。

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