今年最後の田んぼ仕事の「秋耕起」をしました。
本題に入る前に、来年の稲作に向けての作業の紹介から。
秋になると「茅」を刈ります。
草刈り機で刈って、木に立て掛けて縛っておいて、乾燥させながら春まで保存します。
これをどの様に使うかと言うと、
写真の様に「代かき」の際に「田んぼ」に敷き詰めて、「カゴ車輪」で土の中に踏み入れてやります。
こうする事で土に中に踏み込まれた「茅」は分解され、良い作土になってくれるのです。
では、本題の「秋耕起」について紹介して行きます。
「秋耕起」の数日前に、斜面を刈った草や藁を「田んぼ」一面に広げて、燃やして灰にしておきます。
燃やす「藁」の出所は、我が家は「ハサ掛け」して「ハーベスタ(脱穀機)」で脱穀した際に大量に出来ます。
その内、畑で使用する分を分けて、残りを燃やします。
燃やした後の地面はこんな感じに。
全面が灰になると良いのですが、「藁」が湿ってたりして燃えてない残渣も有りますが、耕してしまえば土中で分解されるので、良しとします。
この様にする理由は、灰は肥料三大要素「窒素」「リン酸」「カリ」の「カリ」、つまりは施肥と言う訳です。
さてさて、本日の本題「秋耕起」の様子です。
まずは我が家の通称「上の田んぼ」から耕します。
「秋耕起」の目的は、稲株を分解しやすくする事と土中に空気を入れてあげる事ですので、「耕運機」の「耕運変速レバー」は「荒」で、大きな土塊になる様にして耕します。
続いて、我が家の通称「東の田んぼ」も同様に耕してあげます。
以上で「秋耕起」は終了。
ですが、耕している時に気になったのが、思った様に稲株が土中に入らない!
これの原因は分かっていて「耕運機」の「ナタ爪」と言う耕す部分に付いている部品の摩耗が進んでいるからです。
先日も農業指導されてる方から『そろそろ「ナタ爪」交換した方が良いよ』と指摘されてまして・・・と言う訳で、いつもの農機具屋さんに電話して発注しました。
近々、部品が来ると思いますので、また記事にする予定です。