先日の記事で『生活用山水への追加改良』を紹介しましたが、これにはもう一つ『思惑』が有りました。
それはタイトルの様に「ワサビ田」の再挑戦で、今回はそれについて書いてみたいと思います。
まずは前回の記事に被りますが、状況説明として書きます。
ご近所さんと我が家に「山水」を引いている水溜めです。
山の上の「湧水地」から「ダイボリン(商品名。ポリパイプです)」で引いて来て、最後の「沈砂池」のコンクリート土管に入って、各家庭に引いてあります。
この最終の「沈砂池」の土管からは、大体いつも「山水」が溢れていて、そのそばには「先達さん(前の我が家の持ち主で、ここでの生活の先輩なのでこう呼ばせていただきます。)」が植えられたのか「ワサビ」が自生しています。
一昨年、葉が枯れ始めていたので、ネットで調べてみたところ『株が大きくなり過ぎたのが原因で株分けしてやるのが良い』となってましたので、この際と言う事で「ワサビ田」を作りました。
池状になっていた所の泥を撤去して「川砂」を入れて分けた株を植えてやりました。
冬場「カモシカ」や「鹿」が食べに来ると「ワサビ」作りが本業の知人に聞いていたので「獣害対策」に写真の様に対策をしたのですが・・・。
せっかくここまでやったのですが、冬を越したら全部枯れて無くなってしまいました。
(ここまでは、一昨年の『ワサビに挑戦!』の記事を引用しました。)
『何がいけなかったのか?』と色々調べてみると、どうも「川砂」だと細か過ぎたのと、冬場に「山水」の量が少なくなって流れが悪くなり、水温が下がり過ぎたのが原因みたいです。
今年もまた残っていた「ワサビ」の葉が枯れ始めて来たので、株分けしたいのも有って、もう一度「ワサビ田」に挑戦したのです。
「山水」の水量低下に関しては、この前の記事で紹介しました様に新たに増やしました。
なので、次は「ワサビ田」の改良です。
まず一昨年入れた「川砂」を「鋤簾(ジョレン)」で全部取り去って、新しく小さめの「砂利」を入れます。
「川砂」は「サツマイモ」の「畝」に使えるので「ブルーシート」の上に出しました。
「山水」が流れ込む所は少し深く掘って「沈砂池」にして有ります。
植える場所が出来たら「ワサビ」の株を分けます。
一昨年株分けした時は立派な「ワサビ」が数本採れたのですが、今回は条件が良くなかったみたいで、ご近所に配れる様な良いのは有りませんでした。
なので我が家で有り難くいただきました。
(一昨年よりかなり「ワサビ」辛かった。笑)
株に分けたら植え付けで、大体15センチくらい株間を離して植えて有ります。
写真の様に、かなりの本数を植えましたが、植えたのと同じくらい余ってしまいました。
この日は植え終わったのが夕方だったので、
翌日、写真の様に「ワサビ田」の面積を倍に増やして残りの株を植えました。
「ワサビ田」を作る上で、今回はもう一つ工夫してます。
「ワサビ田」の構造や水量確保は万全と思われますが、後は強い夏場の日差しをどうするか、です。
8月が終わろうとしていますが、ここ「六ノ里」でもまだまだ直射はキツイです。
元来「ワサビ」は山間の渓流に生えてますし、「ワサビ農園」では日が当たり過ぎない様に「ハンノキ」が植えられてます。
切っておいた「竹」を組み合わせてフレームにし、その上に「獣害対策」で使う鉄製の網を乗せて、
その上から「遮光シート(60%遮光)」を掛けます。
これで直射光を和らげる事が出来ます。
前回の失敗を糧に、色々と改善しました。
今回こそは、上手く育ってくれると良いなぁ。
(翌日見てみると、新しい小さな葉が出て来てましたので、期待出来るかも。笑)