燻炭と秋耕起

日に日に「紅葉」が良くなっている「六ノ里」の「栃洞」地区の写真です。

今年は「夏の猛暑」の影響なのか、遅れていた「椎茸」がやっと出て来ました。

この「原木椎茸」が、本当に美味いんです!
なので、やっと生えて来て凄く嬉しいです!!(笑)

さて、こんな「秋」真っ盛りに向かう「六ノ里」ですが、我が家も「秋の農作業」の「燻炭」と「秋耕起」を行いましたので記事にしてみたいと思います。

まずは「燻炭」から。

「燻炭」は時間が掛かりますので、午前中の早い時間に「籾摺り屋」さんに「籾殻」をもらいに行きます。

写真の2つの大きな袋、「フレコン・バッグ」と言いますが、これにほぼいっぱいもらって来て、作業を行う「田んぼ」に降ろします。

「フレコン・バッグ」の右側に立っている、裾の広がった筒状の物2本が「燻炭器」です。

「燻炭」作りの手順は、まず「燻炭器」の下部の広がっている部分に「藁」入れます。
それから、写真の様に「籾殻」を積んだら、筒の上部から「火種」を落とし入れ、中の「藁」が燃え、その熱が「籾殻」に伝わって「炭化」していくのです。

ただ、そのまま放っておくと「籾殻」が燃えて「灰」になってしまうので、時々見に行って、「籾殻」の山の表側が黒く「炭化」して来たら、していない部分を掛けてやります。(分かるかな・・・笑)

ほぼ全部が「炭化」したら「ホース」で水を掛けて「炭化」を止めます。

不十分な所が有ると、その部分の熱が上がって、そのうち火が付いて燃えてしまうので、満遍なく掛けます。

「燻炭」は「酸性土壌の中和」や「保水性」や「微生物の増加」などの「土壌改良効果」が有りますので「畑」でいっぱい使いますが、これだけ(2山)有れば十分だと思います。

完成した「燻炭」です。

「炭化」の止めどころが難しくて、だいたい「炭化」していない「籾殻」がいっぱい混ざったりするのですが、今年は写真の様に、ほぼ無く、今までで一番上手く出来たんじゃないかな。

続いて「秋耕起」の様子です。

今日は先に書いた様に「籾殻」を取りに行った後、先日の記事に書いた「蕎麦の実の選別」の仕上げを行なってましたので、それが一段落した15時から行いました。

普通は、まず一定方向に耕してから「枕地」(外周の「耕運機」の向きを変える場所)を最後に耕しますが、どうも耕した「土」が溜まる所が出来るので、今年は先に外周をやってから中を耕してみました。

だいたい1時間ほどで「秋耕起」完了。

ちなみに、我が家の通称「上の田んぼ」は、昨日の夕方、少し時間が有ったので行いました。

「秋耕起」が終わって、まだ「日暮れ」には時間が有るので、予定外ですが「柿」を「収穫」してしまいます。

と言うのは、写真の奥の古い方の「柿の木」を去年「強剪定」したので「実」がほとんどならなくて、今年は、ほぼ手前の若木の方だけの「収穫量」だったのですが、

「秋耕起」の最中にこれを見つけまして・・・「柿の食い残し」です。

どうも「夏」頃から「猿」が1匹近所をウロウロしていて、ソイツが食ったみたいです。
ただでさえ「収穫量」が少ないのに『これ以上食わす訳には』って事で、急遽、収穫したのです。

これが今年「収穫」した「柿の実」全てです。

例年なら、この箱に1杯半は採れるのが半分も無いんです。
これでは「干し柿」を作るのに足らないので、ご近所さんに分けて貰おうかと思ってます。

「燻炭」と「秋耕起」が終わったので、次は来年の「稲作」に使う「茅の刈取り」を行ないます。
他には「簡易炭焼き窯」の補修や「源蔵寺棚田の再生」の「収穫祭」もあります。

色々と忙しい「秋」ですが、頑張ってこなそうと思います!!

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