2回目の「代かき」を行いました。
代かきは、田んぼ全体が出来るだけ平滑になる必要があります。
凸凹が大きいと苗が育って来て水を少なくした際に、水深が浅い所が出来ます。
するとそこは雑草が生えやすくなって、雑草が生えると稲の成長に影響が有りますので、今年もしっかり代かきしました。
と言う事で、今回はその様子を紹介してみたいと思います。
が、その前に今回も前置きを。(笑)

先日、R7「源蔵寺棚田の再生」第2回目の事前準備を行った圃場の耕起を行いました。
土の中から草の根をアメリカン・レーキを使って取り出す作業が、耕しておくとやりやすいので第2回目までに耕したかったのです。

抜根してもまだ草の根のひどい所も有りますので、全体を4往復ほど耕す事になりましたが、1日掛けて写真の様に綺麗になりました。
*『これで第2回目の作業が楽に』と思ってましたが、残念ながら開催日がけっこうな大雨で、翌日が良い天気になっても土が濡れていると草の根の除去が出来ません。
よって作業が出来ないと判断し、第2回目は中止となりました。

耕運機を源蔵寺まで運んでますので、ついでに昨年の圃場も耕してます。
ここの圃場は7月末に蕎麦の種蒔きを行いますので、それまでに耕起して畝立てすれば良いのですが、昨年のこぼれ種で蕎麦が芽吹いてますし、草も生えてきてますので耕しておいたのです。

耕し終わった昨年と今年の圃場の全景です。
一昨年の今頃に比べると、あの荒れ果てた耕地が普通の耕地になってます。

第2回目を行う予定だった日の翌日、周辺の草刈りを実施してます。
と言うのは、この時期、雨が降ると一気に雑草が伸びます!!!
伸びると草刈りが大変になるので、時間が取れた時に草刈りするに限ります。

そうそう、1回目の代かきの記事に書いた、そば茶寮文福笠井さん下の夏蕎麦。
今はこんな感じで、すくすくと育ってます。
去年同様に、そば栽培中の看板も設置してます。
さて、それではここから本題です。

5月20日、代かき2回目実施日の東の田んぼの様子。
代かき1回目の記事で2回目は19日と書いてますが、昨日は水の量が少し多かったので、1日延ばしてます。
と言うのは、1回目の代かきでは土が溶けてくれるの期待して水を多めにしてましたが、耕運機での代かき後に平滑具合を確認したいので、今回は少なめにしてます。
(代かきが終わって直ぐは水が濁っていて、土の高い低いが目視出来ないのです。)

上の田んぼの水の具合。
こちらも同様に、少なめにしてます。

田んぼの中の様子ですが、1回目の代かきの際のカゴ車輪の跡が見えてます。
昨年までと耕運機を走らせる時間は変わらないのに、カゴ車輪の跡が残ってます。
これはあくまでも予想ですが、茅を入れて有ると茅の茎で土が『裏漉し状態』になって、同じ時間でも土がより細かくなっていたのかもしれません。
ですが、今年は土をあまり細かくしないのが目標なので、これは狙い通りになっているのかもしれません。

毎年遅くとも9時には開始しますが、代かき前に片付けておく事が有ったので、今年の開始は10時から。
カゴ車輪に履き替える写真は、同じなので省略。(笑)

時刻は13時過ぎ。約3時間で、上の田んぼの代かき終了。
耕運機を縦方向(写真の手前〜奥)にローターを回しながら全体を走らせた後は、横、斜めとローターを回さずにカゴ車輪で踏み込むだけにして走らせました。
カゴ車輪の跡が残ってますが、この後はレーキ(トンボ)で均します。

お昼を挟んで、東の田んぼの代かきを行いました。
写真は13時半からスタートし、奥行き方向が終わったところ。
この後、横方向、斜めと行い、その後、カゴ車輪の跡を消す作業を行い16時に終了。
なお、こちらのカゴ車輪の跡を消す作業はレーキではなく、ウエイトを付けてちょうど良い高さにした平板を引いて均しました。
最初は耕運機を走らせながら平板を引いてましたが、向きを変える際に上手く行かないので、終わってから人力で引いて均しました。
ここは耕運機にアタッチメント的に何かしら均す機構を考えて付けたいと考えてます。
なお、耕運機を洗う様子、カゴ車輪を履き替える様子は、こちらも省略です。(笑)
以上、代かき2回目の記事でした。
さて、代かきが終わりましたので、次は田植えです。
24日か25日には苗が届きます。
その間、田んぼの土が落ち着きますので、苗が届いたら直ぐに田植えの予定です。
(苗が届いて日にちを長くおくと、苗が弱ります。)
田植えまでの間は、そこら中の草刈りがメインとなります。
が、少しは遊びの時間が取れると良いなぁ。(笑)