全国的に大雪が降りました。
NHKのニュースでも、郡上市長滝が積雪110センチで、例年の3倍と報道してました。
が、六ノ里でも最奥地のここ栃洞では、それを上回る積雪量でした。
今日はその大雪の様子や、ここでの雪事情について書いてみたいと思います。
1月10日の我が家の様子です。
家内が仕事に出掛けるので、家の前に停めている車が出れる程度には雪かきしてます。
家の前の畑もこんな感じで、全面雪に覆われてます。
過去と比較して、今年がどのくらい多いかと申しますと、
この写真は2021年の物で、その年も北陸道他で立ち往生が発生する様な大雪でしたが、トマトハウスのフレームの埋もれ具合はこのくらいでした。
今年はそれがほぼ埋まっていますので、積雪量の多さが分かっていただけると思います。
雪が降り積もると、出掛ける用事が有ったり、そうで無くても郵便屋さんが配達に来られたりもしますので、当然、雪かきは必須になります。
ここいらの多くの家は除雪機を持っておられるのですが、我が家は有りませんので、スノー・ダンプでせっせと人力で雪かきです。
スノー・ダンプと言うのはこれで、雪をすくって運んで捨てます。
家の前の畑と庭は落差が有るので、例年なら雪をそこに捨てるのですが、今年は既にいっぱいで捨てられません!
なので、緩いですがスロープを押し上げて、家の前の用水に捨ててます。
確かに大変ではありますが、草刈りと一緒で妙な達成感が有ってなかなか楽しい。
(と思うのは、やっぱりおかしいのかも・・・(笑)
1時間ほど頑張って、一通り除雪が終わった様子。
まだ地面にいっぱい雪が残ってますが、これは横着している訳ではありません。
と言うのは、我が家はコンクリートやアスファルト舗装なのですが、綺麗に全部取り除くと表面に残った水分が凍ってしまいアイスバーン状態になって余計に危ないのです。
屋根の雪ですが、母屋は傾斜を考えて作られているので、勝手に落ちて降り積もらないので助かってます。
ただ、母屋から突き出た部屋と車庫の屋根は、そろそろ落とさないとマズイかな・・・この後、数日天気が良さそうなので、少し様子を見ようと思ってます。
私の秘密基地的な農舎は、こんな具合。
屋根にいっぱい雪が乗ってますが、ここで長く暮らすお隣のお父さん曰く『これくらいならここは大丈夫』との事。
ですので、ここは横着して入り口の所だけ除雪してます。(笑)
ここまでは敷地内の話でしたが、ここからは公道部分の話です。
公道部分は10cmも積もると除雪車が来てくださいます。
また、雪が少なくても融雪剤を撒きに来てもくださいます。
ただ、ここより下の町の方も降り積もると、そちらを先に除雪してからになりますので、時間が遅くなる時もあります。
逆に、ここは標高が高いので町の方が降らなくても、こっちはしっかり降り積もる事が有りますが、そんな時は夜明け前、場合によっては夜間から除雪してくださいます。
ところで、除雪車による除雪の様子は、こんな感じです。
車両前面に付いた大きなスノー・ブレードを巧みに動かして、道から雪を押し除けてくださいます。
押し除けた雪は、道沿いの邪魔にならない場所に捨ててくださいます。
我が家の場合、家の前の用水の所に捨ててくださって、
雪が続くと大きな山になっていって、春になって畑の雪が消えても無くなりません。
早く無くそうと上に乗って崩して用水に落としていたら、用水に接した部分がアーチ状の空洞になっていて、雪と一緒に落ちた事が有ります。(笑)
ちなみに除雪車が雪を押していくと、写真の様に雪の壁が出来ます。
この雪の壁は半分凍っているので硬くて取り除くのが大変ですが、慣れたオペレーターの方だと、家の敷地の出入り口には雪の壁が出来ない様にしてくださいますので助かります!!!
まだまだ雪の日が続くと思いますが、こんな感じに晴れた日には素晴らしい雪景色が楽しめます。
そして春になったら、もっと素晴らしい里山の風景や里山の恵みが楽しめます!
日々の除雪は大変ではありますが、それを楽しみに春を待とうと思います。