「源蔵寺棚田の再生」第2回目

先日の記事で紹介した「源蔵寺棚田の再生」の第2回目を実施しましたので、当日の様子を紹介してみたいと思います。

この日は「梅雨」とは思えぬ良い天気で、暑くて大変でしたが休憩を取りつつ予定内容を頑張りました。

今回は町から参加された方が4名、「六ノ里」の方が4名、合計8名でした。

まずは第2回目を迎えるにあたって行った、事前作業の様子から。

第1回目で、耕地表面の刈った「茅」や「雑草」を撤去しました。

しかし「耕地」の中には長年蔓延ってきた「雑木」や「茅」や「雑草」の「根」、奥から伸びて来た「竹の根」が残ってます。

これらを「人力」で撤去するのは大変なので、「重機」を用いて「耕地」の全面を起し、「茅の根」は「畦」に除けてます。

また当日までに『どの様に耕地から根を除去するのが効率が良いか』と、「根」の除去方法をいろいろと試してみてます。

黒い部分が試してみた所で、その横に有る塊が、ここから出て来た「根」。

「根」の量が凄いでしょう!!
正直に言って、今回の作業は大変そうです。

当日の朝、前回同様に「六ノ里集会所」に集合し、受付を実施。

今回は新しく参加された方が居られませんでしたので、「岐阜県ふるさと水と土指導員(以下「ふるさと指導員」)からの「源蔵寺棚田再生」の趣旨説明は省略。
参加御礼のみ行ない、早速、現地へ移動。

作業を始めるにあたって今回の作業のやり方や注意点を、「ふるさと指導員」が実際に行なって説明しました。

その今回行った方法は「アメリカンレーキ」で浅く耕す様にし、その後、土中を引くと根が取れるという具合です。
また「耕地」の上に出ている「根」を掻き集めるのも、耕す様にした「作土」を均すのもやり易いです。

「アメリカンレーキ」は本来、刈った草を集める道具ですが、「備中鍬(くわ)」や普通の「鍬」など色々試してみた結果、一番効率良く取れたからです。

「アメリカンレーキ」で「根」を掻き出して、出て来た「根」をしゃがんで拾うのは大変なので、「掻き出す人」と「出て来た根を集める人」の二人1組で作業を行います。

当日は「梅雨の晴れ間」とはいえ、物凄く暑かったので『1時間作業したら休憩』と「熱中症対策」して行いました。

写真は作業を始めて1時間後の様子ですが、なかなか良いペースで進んでます。
だいぶ「畑」らしくなって来てませんか?

休憩時に、嬉しいプレゼントが!
参加頂いた方より「鹿肉」の「ロースト」の差し入れをいただきました!
「塩」と「胡麻油」を掛けて頂きましたが、とても美味しかったです。

ふと思ったのですが、休憩する「木陰」は涼しくて心地良いし、作業後に「BBQ」なんてのも良いかもしれませんね!
但し『飲みたくなる気持ち』を抑えるのは大変かもしれませんが・・・(笑)

しっかり「休憩」し「クールダウン」後、残りを始めます。

開催案内には「畔」に除けた「茅の根」を撤去としていましたが、「作土」がいっぱい付いて重いですし、また「作土」を捨ててしまうのは勿体無いので、このままもっと乾かして「作土」を落としてから「撤去」としました。

我が家の「田んぼ」も「作土」が少なく「茅」を入れてますが、ここ「源蔵寺」の「田んぼ」も決して「作土」が多いとは言えませんからね。

12時になりましたので、本日の作業は終了。
少ない人数でしたが、みんなで頑張って、無事に予定範囲を完了出来ました。

全体で、これだけの「雑草の根」を取り出す事ができました。
これらや「畔」の「茅の根」は、次回までに時間をみて「撤去」します。

作業後に参加者で「記念撮影」。
参加協力いただいた皆様、誠に有り難うございました。

「記念撮影」後は希望者の方々と「そば茶寮文福笠井白鳥店」で美味い「蕎麦」を堪能しました。

午後の「六ノ里散策」は町から参加いただいた方、それぞれご都合があるそうで行いませんでしたが、その代わりに希望の方を誘って「ふくもち園」に行き、まったりした時間を過ごしました。

次回は7月29日に第3回目として「蕎麦の種蒔き」と「鹿除けネット設置」を行なう予定です。
多くの方に参加協力いただいて、一緒に作業できたらと思います。

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