中洲への植樹

私の住む「栃洞」地区は、昨年「郡上市景観百景」に認定されました。
今日はその「景観づくり活動」の一環で、熱心に活動に参加くださる「タケシさん」と中洲に「紅葉」の植樹を行いました。

2020年「栃洞」地区の皆んなで雑木を切って、ゴシャゴシャの雑草を刈って整備した中洲の様子。(その時の記事はこちら。)

その後、昨年、橋の耐震整備工事が有って、その時にデコボコだった中洲を整地してもらったので綺麗な広場になってます。

せっかくなので、ここに「紫陽花」と「紅葉」を植える事になりました。

中洲までの橋が無いので、川に並べた大きな石(これも工事の際にやっていただきました)を渡って行きますが、さすがに「一輪車」を持っては渡れない。
なので、橋の上からロープで下ろします。(ついでに「ツルハシ」や「スコップ」も)

この日の前に、有志の方々で「紫陽花」を植えて下さってます。
(私は「イラスト田んぼ」で不参加で、申し訳なかったです。)

で、今日は広場を囲む様に「紅葉」を植えました。

写真の場所には4本植えてあります。
基本的に砂利や砂で土が少ないので、市販の「プランターの土」も入れてます。

こちら側にも5本植えてあります。

草刈りの際に間違って切ってしまわない様に、植えた所には支柱を立てます。
写真では植えた本数に対して見えてる支柱が少ないですが、足らなくなったからで後で全部に支柱を立てます。

まだまだ整備はこれで終わらないですし、数年もすれば「紫陽花」や「紅葉」が育って素敵な広場になると思いますよ!

イラスト田んぼの田植え 2022


今年も「イラスト田んぼ」の時期になりました。
今日はその様子を紹介してみたいと思います。

「六ノ里」の「イラスト田んぼ」は、ずっと前から「六ノ里棚田虹色プロジェクト」と題して行われて来ました。
昨年からは主催者が「六の里棚田米生産組合」に変わって、「コロナ禍」の影響も有りますが、以前の子供さん主体のイベントから少し変わりましたが続いております。

なお、今回は「イラスト田んぼ」の仕事を真面目にしましたので写真が少ない。(笑)なので、記事の『尺を稼ぐ』為に、いつも以上に本題前に前書きを。

以前の記事で「ハクビシン」にやられた我が家の「イチゴ」ですが、

その後、何とか育って、無事に採れてます。
でも、まぁ「イチゴ」農家さん程は作ってませんので量はそれ程でも無いですが、毎日この写真の量以上は採れてます。

他にも、写真の昨年採った後の「自然生え」の「イチゴ」の畦では、

こんな具合に小さいですが、いっぱい実ってまして、

毎日「ボウル」いっぱい近い量が採れるのです。
でもコイツらは甘さが足りない(酸味が強い)し、なぜか水っぽい。
(肥料を与えて無いからか??)
なので、我が家用の「ジャム」にして味わってます。

では、本題に入ります。

まずは6月3日。
「六の里棚田米生産組合」の方々と地元の有志で行った「下絵描き」の様子から。

写真の様に「田んぼ」に基準になるマス目を樹脂テープで入れて、それを元に下絵に沿って支柱を立てます。

下絵の支柱を立て終えたら、それに沿って樹脂テープを張ります。
何となく絵になってるのが分かりますでしょうか?
最後に基準のマス目の支柱と樹脂テープを外して完成です。

またまた余談ですが、田舎でこう言う作業を行うと、

こんな感じに「軽トラック」の見本市みたいになります。(笑)

さてさて、6月5日「イラスト田んぼ」の本番、「田植え」の日です。
今年も「ぎふの田舎応援隊」の皆さんが多数参加して下さいました。

初めての方、昨年も参加下さった方、「六の里棚田米生産組合」や地元有志のベテランの方々、皆んなで一緒に和気藹々に「手植え」で行いました。

「田植え」は午前中に無事終了。
お昼は「ぎふの田舎応援隊」の皆さんと「六ノ里」に有る「喫茶 暖」で『竈門ごはん』の美味しい昼食をいただきました。(*注:『竈門ご飯』は要予約です!)
そしてその後の『午後のお楽しみ』は、昨年整備した遊歩道を散策しました。

なお「イラスト田んぼ」の見頃は7月中ば以降になると思われます。
さて、今年の出来栄えは如何でしょう?(笑)

草刈りの日々:4

無事に田植えも終わったので、存分に草刈りに励んでます!
もっとも、好き好んで草刈りしてる訳でも無いのですが。(笑)

5月28日、この日は「田植え」前に途中で終わった所の続きから。

写真の左の斜面から上を刈ります!

結構な斜面なので「スパイク付き長靴」を履いて、落ちない様に注意して刈ります。

この時期は、まだ何とか草が柔らかいので「ナイロン・コード」で刈りますが、面積が広くて途中で「ナイロン・コード」や燃料が無くなってしまうので、写真中央の『白い手提げ』に予備と飲み物を入れて持ち歩いてます。

道沿いが終わって少し時間に余裕が有ったので、我が家の「田んぼ」に水を引いている所も刈っておきました。

作業終了後の様子。
道沿い部分がスッキリして良い感じでしょ?
この『達成感』が有るので「草刈り」出来るのかな。(笑)

続いて、翌日5月29日の様子。
この日のメインは、一昨年「杉林」を伐採した所ですが、

通路部分の草も伸びていたので、そこを軽く刈ります。

通路には「石垣」が有りますが、そこも丁寧に刈ります。
この様な場合「チップソー」だと石に当たって刃が欠けたりしますが、「ナイロン・カッター」だと気にしなくて良いです。

ここも春先に刈ってますが、この時期、1ヶ月もすると結構伸びるので刈りました。
『どうせすぐ伸びるのに・・・』なんですが、こまめに刈っておくと草の勢いが弱まって来るので、今後が楽になるんですよ。

で、メインの「杉林」跡。

ここは春先に刈って無くて「茅」が相当伸びてましたので「チップ・ソー」で刈りました。
「ナイロン・カッター」でも切れなくは無いのですが、効率が悪くて時間と燃料が無駄になります。

写真の右上方向に「杉林」跡は続くのですが、今日はここまで。
また頑張ります!(笑)

草刈りの日々:3

「田んぼ」仕事の合間に、また草刈りです。(笑)
合間仕事ですので数日に分かれてますが、まとめて載せます。

<5月18日>
今日は道沿いの一番良く見える場所、ここを刈ります!

先日、写真の右奥は上まで刈ってますので、その続きです。

結構な斜面でしょ。
スパイク付き長靴を履いて、頑張ります!

ざっと3時間半で完了です。

全部刈って良いのなら、もっと早く終わるのですが、刈りたくない物が生えているので、刈らない様に避けていると時間が掛かります。

<5月23日>
前回の草刈りより日にちが経ってますが「田んぼ」の合間なので仕方が有りません。
この日も色々雑用が有って、16時からのスタートです。

今日は、もう一つ借りてる畑とその周辺です。

で、いきなり終了した写真。

1枚の写真に収らないので2枚写真を載せますが、それくらいの広さなんです。
なお、作業中の写真は暑すぎて撮る気力が有りませんでした。(笑)

畑の中が終わったので、畑の外周を刈ります。

この斜面を刈って、

それから、写真の川の護岸の石垣の上、さっきの続きの斜面を刈ってます。
ここまでで、ざっと2時間程なので暑いながも良いペースで終わりました!

<5月24日>
この日も午前中は用事があったので、お昼過ぎからのスタートです。

今日は、ここです。
「田んぼ」の斜面と小さい畑周辺はGWに刈っておいたのに、もう伸びて来ます。
なので、そこも追加で刈ります。

下から刈って、上の方へ。
「田んぼ」の横に見える黄緑色のは「ゼンマイ」で、これは今の時期に刈ると弱ってしまって来年の生える量が減るので、秋までこのまま育てておきます。

上の部分を刈って、しばし休憩。
昨日に比べると風が心地良くて、休憩してると昼寝がしたくなります。(笑)

もっと草が伸びてから刈っても良いのですが、今の時期だと草も柔らかくて写真の「ナイロン・コード」が使えて効率が良いので頑張ってます。

「ナイロン・コード」は、これです。
「チップソー」に比較して刈る直径が大きいし、また、草に隠れている石を気にしなくて済むので、草が柔らかい時期は効率が良いのです。

ここが終わると、写真の左上の部分。

ここは奥にずっと続くのですが、今日は写真に見える所までにして、

一番目立つ道の両側の斜面部分を刈りました。

道の左の上の方、まだ残ってますが、夕方になったので今日はここまで。
続きは明日、と言いたい所ですが、明日は「田植え」なので、また後日頑張ります!

草刈りの日々:2

昨日の「草刈り」の続きです。
「田んぼ」仕事の合間の「草刈り」はまだまだ続きます!(笑)

まず道沿いの「花モモ」の下を刈って、

我が家の通称「上の畑」とその周辺を刈って、

続いて、我が家の通所言う「水場の畑」と周辺を刈って、

『先達さん』から引き継いだ「梅畑」周辺の通路位を刈って、

次は『先達さん』から引き継いだ「梅畑」ですが、ここは「蕨(わらび)」が出るので通路に使う部分だけを刈ります。

と言うのは「蕨(わらび)」はこのまま生えさせておいて6月末から7月頭に他に生えた雑草と一緒に全部刈ってやると翌年の生育が良いらしいです。
(どこかの農業試験場の研究結果を参考にしてます。)

それから「梅畑」の奥を刈ります。

「道の駅」からオーダーが有ったので、「フキ」が自生している所だけ刈り残してます。

続いて「梅畑」の一段下の所。

ここも「蕨(わらび)」が生えますが、気にせず全部刈ります。(笑)

最後に上の所の奥を刈ります。

ここも「フキ」が自生してますので残して刈ってます。

今日の「草刈り」は以上で終了。
でも、まだまだ他に「草刈り」する場所が有ります!(笑)

草刈りの日々:1

「田んぼ」仕事の合間に「草刈り」です。

先日の記事で「春耕起〜水入れ」に水漏れ対策として「畦塗り」を行いました。
あれから2日後の「田んぼ」の様子から。

我が家の通称「上の田んぼ」。
順調に「田んぼ」に水は溜まって行ってます。

続いて我が家の通称「東の田んぼ」。
こちらも「畦塗り」のお陰か順調ですが「代かき」予定日にはまだ日にちが有ります。

なので、こんな日には溜まっている「草刈り」に没頭します!(笑)

今日はここをメインで行います!

その前に「畑」の周りを先に片付けて、

お昼を挟んで5時間くらいで、全体の「草刈り」が終わりました!

下の方は傾斜がなだらかで楽なんですが、写真の中央から上は傾斜が急です。
「草刈り機」を振って雑草を刈りながらも、ズリ落ちない様にもしないとなりません。

なので作業中の写真は無いです。(笑)

余った時間で、先日燃料切れ&日没終了した、新しい「梅畑」の続きも終わらせました。

でも「草刈り」箇所はこれで終了では無く、まだまだ続きます。

里山再生プロジェクト7

久しぶりの「里山再生」の記事です。

「桜」の季節もほぼ終わりましたが「田んぼ」を始めるにはもう少しだけ猶予が有ります。
ですので、景観整備を行ってますが大体目処が付いたので、今回はこれを紹介してみようと思います。

我が家の庭からの景色、新緑の良い季節になって来てます。
この山林部分には「カタクリ」が群生していて、ここに暮らし始めて丸3年、草刈りして整備を行って来たら「カタクリ」の数が増えて来ました。

で、今回紹介するのは写真の赤丸部分。
うちのでは無いのですが、持ち主に断って2020年から整備を行っています。

「里山再生」と言えば、以前から記事で紹介して来てますが、この写真の様にゴシャゴシャの所を草刈りして雑木を切って、

この写真の様に綺麗にして来てます。
でも、何故か自宅前に関しては、なかなかやれて無かったのです。(笑)

もっとも、全くやって無かったのではなく、目に見える結果が出て無かったので紹介して無かっただけで、この写真の赤丸の部分を2021年から手を付けてました。

いきなり、ほぼ完成した写真です。
上の写真と見比べていただくと、綺麗になっているのを分かってもらえると思います。

では、どの様に進めて来たかも紹介します。

斜面に生い茂る草を「草刈機」で刈って綺麗にして、その後、要らない自然に生えた雑木を「エンジン・チェーンソー」で切っていきました。

倒した雑木は「バッテリー・チェーンソー」と「ナタ」で「幹」と「枝」に分けていきます。

「幹」は「薪ストーブ」の燃料に使ってもらい、もう少し細い部分は「簡易炭焼き窯」で「草木灰」にする予定なので分類して積んでおきます。
この後、「田んぼ」や「畑」の空いた時間に搬出作業を行いますが、以前はこれが大変でした。

でも今はコイツを使う為、かなり楽です。
尚、搬出する木材を積んで有る所までは、簡易の道を最初に作って有ります。

「幹」や「枝」より細い先の方(写真の赤丸)は、まず一まとめにしておいて、

目立た無い所、「石垣」のそばや石影の窪地に積んで、「バッテリー・チェーンソー」で細かく裁断しておきます。
そうすると数年後には自然に分解されるのです。(写真の赤丸のところが処理後)

ここからは終わった後の様子を紹介します。

で、まずは全景の写真から。
ここの斜面は良い「蕨」が出ますので、「笹竹」や「茅」が育た無い様に刈ってます。
少しですが「たらの木」も残して有ります。

上の写真の左方向の斜面の様子です。
大小の雑木が生えてましたが、基本、「紅葉」と「山桜」を残してます。

しかし、それ以外は全部切れば良い訳では無く、斜面が崩れ無い様、適度な間隔で他の木も残しています。

上の斜面の上の平場の様子。
雑木を整理して、綺麗になりました。

そのまた上の平場の様子。
ここが一番酷かったのですが、かなり綺麗になりました。

この2段の平場、数日掛けて綺麗にしていくと、最後の頃には良い「蕨」が出て来てました。
以前から生えていたのかもしれませんが、きっとゴシャゴシャで見えなかったのかも。(笑)

最後に、今回整備した斜面に「桃」を2本植えてます。
「花桃」では無く「大玉白鳳」と言う実がなる「桃」です。

この「大玉白鳳」、なかなか可愛い花を付けるので気に入ってます。
(写真は以前に植えた時の苗の物)

最後に「将来予想写真」を紹介して終わりにします。

中央2本が今回植えた「大玉白鵬」で、その横の2本は現在苗を育成中の「花桃」。
こんな感じに「桃」や「花桃」が、いっぱい咲く「栃洞」になればと思っています。

「善勝寺桜ウィーク」始まりました!

ここ「六ノ里」に有る「善勝寺」さんには樹齢500年桜の古木が有ります。
(*400年とも450年とも言われますが・・・)

毎年「善勝寺桜 桜まつり」が開催されていたのですが、2020年、2021年と「新型コロナウィルス」の流行に伴い開催出来ませんでした。

今も「新型コロナウイルス」の流行が落ち着かない中ですが、今年は「善勝寺桜ウィーク『樹齢500年の桜に会いに行こう』」と銘打って、それぞれの方に見に来て頂く形で開催することになり、本日4月16日始まりました。

朝8時、「六ノ里地域づくり協議会」の有志の方々で会場の準備を始めました。

テントを張り終わると出店される方がお店の準備に入ります。

ここからはお昼頃の様子を載せます。

「善勝寺」前の道沿いの駐車スペースには多くの車が停められてます。
空いてるスペースに車を停めて、歩いて境内への石段の方に向かってみます。
もちろん、車の右側、桜見物の方が歩いておられるの坂を上がって頂いても構いません。

ですが、石段の方に回ると良い事もあるんですよ。

まずは「善勝寺桜」を見上げて格好の撮影ポイントです。
今日は雲が多かったので、こんな写真ですが、晴れていると青空をバックの良い絵になります。

続いて道沿いの「花モモ」と「レンギョウ(黄色の花)」と「桜」の共演が見れます。

多くの方が写真を撮っておられました。

ちょうどこの辺りに境内への石段が有ります。
では、上がって行きましょう。

石段を上がって行くと「鐘楼」と「桜」が綺麗です。

「鐘楼」そばの「花モモ」、これが咲いて青空バックだともっと良いのですが、今日はまだこんな具合。

石段を登り終えると境内の入り口に立つ石の門柱(?)。
「真宗大谷派 清瀧山 善勝寺」が正式名称。
正面が「本堂」ですので、是非、お参り下さい。

真正面に見えるのが「善勝寺桜」です。
境内には「善勝寺桜」の他にも多くの「桜」や「花モモ」が植えられていて綺麗です!

「善勝寺桜」の根元に行くと、写真に収まりきれない迫力が有ります。

今年は急に暖かくなったせいか、葉っぱが多く出て来てます。
例年だと葉っぱが出るのはもう少し後なのですけど・・・。

ここには「善勝寺桜」の説明板と、先日の記事で載せた新調した「募金箱」が置かれてます。
何卒、この「桜」の保全活動へのご協力、よろしくお願いいたします。

もう少し進んで「本堂」の方、来た方から見た「善勝寺桜」です。

4月15日の金曜日の夜から連休明けの5月8日までの間、夜18時から21時半までライトアップされる予定です。

この写真は昨年の物ですが、スマホで撮るとこんな感じに撮れるかも。

「善勝寺桜」の東側の広場は「桜ウィーク」の間、お花見会場として開放されていて、この写真の地元の方の「みたらし団子」のお店や、

地元のお母さんたちが主催する「お好み焼き」と「炊き込みご飯」のお店や、

地元の喫茶店「Kedi Cafe(ケディ カフェ)」の出店が有ります。
ここでは、こだわりの珈琲や手作りスイーツが楽しめます。

ただし、どのお店も「桜ウィーク」の期間中ずっと有る訳では無いそうですので、『買えたらラッキー!』くらいに思っていて下さい。

なお、良く言う『お約束』ですが全てのお店はテイクアウトになってます。
ですので、ゴミの方はお店の方に返して下さい。
また「新型コロナウイルス」流行のおりですから、マスクの着用等、感染対策はくれぐれもよろしくお願いいたします!

ここからは「おまけ」です。(笑)

「善勝寺」から、さらに奥(東の方)に行くと「栃洞」地区になりますが、ここにも写真の様に「桜」の綺麗な所が有ります。

この写真、「栃洞大橋」の辺りから見える「桜」ですが、なかなか綺麗でしょ?

実はうちの「桜」でして。(笑)
と、自慢して、今回の記事はおしまいです。

善勝寺桜の募金箱製作:その2 完成!

やっと昼間の気温が上がって来ましたので、止めていた「善勝寺桜」の募金箱製作を再開、完成しました。

文字を彫り終えて、最終的に全体を組み上げた状態です。
ここまでの製作記は、以前の記事を参照下さい。

ここから塗装の工程に入ります。

使うのは、左から「ハケ塗り用」「缶スプレー」の各塗料と目止めに使う「砥の粉」の三つ。

まずは「砥の粉」による「目止め」の工程を行います。
「砥の粉」を用いると、木の塗料の吸い込みを抑制したり、小さな傷を埋める事ができます。

「砥の粉」を水で1:1で溶いて、ハケで塗り込んで、半乾きの時に「ウエス」で擦り込みながら余分な「砥の粉」を落とします。
その後、よく乾燥させてから#320番くらいの「紙やすり」で軽く表面の毛羽立ちを取ります。

「砥の粉」で目止めが終わったら、「本塗装」を行います。
写真の左二つが塗料で「ワシン」社の「油性ニス」で「ハケ塗り用」と「缶スプレー」を使います。

何故、2種類用意してあるかと言うと、文字の部分を「ハケ塗り」するとせっかく彫った文字を埋めてしまうので、文字の面だけは「缶スプレー」を使うのです。

ここまでの工程の作業中の写真は有りません。
「本塗装」して3日程、しっかり乾燥させます。
今回使用した「ワシン」社の「油性ニス」は、触った感じで湿っぽいと乾燥が不十分な状態なので分かり易いです。

しっかり「本塗装」を乾燥させたら「文字の色入れ」です。

この工程、手元が狂うと塗料がはみ出るので「筆」を持った手の安定が重要です。
なので、塗る際に塗った所を触らない様に、真ん中の文字から塗っていきます。

使った塗料は「アサヒペン」社の「油性スーパーコート」です。

そのまま塗っても良いのですが、文字の外周部の彫り込みの深い部分にしっかり塗料が流れ込む様に「ペイント薄め液」で少し薄めて使います。

なお、薄め過ぎると文字のトップの色が薄くなって透けてしまいます。
「油性」に「油性」塗料を塗るので透けたからと何度も塗ると「本塗装」を痛めるので要注意です。

実は、この「文字の色入れ」用の塗料、結構選択に悩みました。

写真の一番左「カシュー」社の油性塗料が塗りやすくて好きなのですが紫外線に弱く、これで「文字の色入れ」した自宅の表札は、3年で色が褪色してしまってます。
「募金箱」は長く使用したいので「カシュー」以外の3つを新たにテストしました。

写真の右側2つは「水性塗料」です。
「水性」なので「油性」の「本塗装」を痛めにくいので、乾燥前ならはみ出ても水で濡らした「綿棒」で簡単に拭き取れて作業は楽ですが、「テストピース(木片に「本塗装」と同じ塗料を塗って作ってあります)」に塗って乾燥後に『意地悪テスト(硬い物、金属のスケールなどで擦って剥がしてみる)』を行うと簡単に剥げるので却下。

今回使用した「アサヒペン」社の「油性スーパーコート」(写真の左から2番目)は『高耐久性』が売りですし、「テストピース」に塗った結果、「カシュー」社の物よりは多少塗りにくいですが、まぁまぁ何とか行けそうでした。
何より「油性」なので「本塗装への食い付きが良く「水性」の様な剥がれの心配が有りません。

で、全部「文字の色入れ」が終わった状態。

多少、気になる部分も有りますが、近くでじっと見る芸術作品じゃ無いので、良しとしましょう!

で、前回の「募金箱」製作記事の最後に書いた「土台」が完成していたので、受け取って来て塗装しました。

使った塗料は「ホルツ」社、「ソフト99」社など、在庫で持っていた「艶消し黒」の「缶スプレー」です。

「土台」の塗装が終わったので一番下の「コンクリート」部分の「型枠」を作ります。

四隅の部分がはみ出ているのは、横着して切らなかったのでは有りません。
「コンクリート」が固まって「型枠」を外す際に、ここを叩いて外すからです。

四角いままでも、もちろん良かったのですが、移動させる際に「コンクリート」に角が有ると痛いかな?と四隅に「面取り」様に三角の角材を入れておきます。

「型枠」が出来たので「コンクリート」を流し込みました。

「コンクリート」と書いてますが「ホームセンター」で買える「インスタントセメント」で「セメント」と「砂」だけの「モルタル」と呼ばれる物です。
まぁ、上に重量物が乗る訳でも無いので大丈夫だと思います。

但し、「コンクリート」の硬化には温度が影響するのと、0℃以下に気温下がると凍って良くないので、そうならない日を選んで作業してます。

底に敷いた「ベニヤ板」は「コンクリート」で汚すと勿体無いし、「型枠」が外し易いので「種蒔き培土」の空袋を敷いてあります。

「コンクリート」を流し込んでから2日後、この時期、まだそんなに気温が高くならないので少し余裕を持って「型枠」を外しました。

角の部分、エッジが危ないので「紙やすり」の荒いので少し削って完成です。

「募金箱」と一体化してみました。

「募金箱」が大きいので『風に煽られて倒れるのは嫌だな』と「土台」を大きめにしたのですが、移動させるにはちょっと重いかもしれません。

『作ります!』と言ってから、約1年。
忙しいのも有って時間が掛かりましたが、やっと完成しました。(笑)

木工旋盤の材料準備

先日来の記事の様に「木工旋盤」にハマってます。(笑)
今回は使う材料の準備や新しく手に入れた部品など、載せてみたいと思います。

「ぐい呑み」は新たに写真の分を制作しました。

先に作った分は、先日の飲み会で使って好評を得ました。
先日の記事に<追記>として書いてますが、表面処理については「亜麻仁油」で大丈夫そうです。

有難いもので「木工旋盤」をしているとご近所の方が覗いてくださって『うちに「桜」の板が有るから、持って来てあげるね』と下さいましたので、

早速「桜」の小皿も挽いてみました。

「桜」は木肌がきめ細かく硬いので、「木工旋盤」で挽いた後「紙やすり」で軽く磨いて、「亜麻仁油」など何も付けてない「綿」の布で磨くだけで、この写真の様にピカピカになります。

木の種類によって、仕上がりが変わって来るのが面白くなると、他の木も試してみたくなります。

そこで、昨年の秋に我が家の通称「水場の畑」の日当たりに邪魔な「山栗」の木を切っていたのを持って下りて「チェーンソー」で大まかに切って、

この写真では真ん中の一つの「お椀」だけしか出来ていませんが、「木工旋盤」で作る物の大体の形にして乾燥させようとしています。

その方が「丸太」のままより乾きが早いですし、乾燥の際に変形するのですが素材の段階での変形なので、完成後は変形が少なくて済むそうです。

いろいろな材料と言えば、この話をお隣の私の『山の先生』のお父さんにしたところ、『「桑」の木は高血圧に効くから、それで「湯呑み」でも作ればええね。あそこの「桑」の木を切って使えばええよ』と。

そして、今日、『暇なので切ってやるわ。』と切っていただきまして。
これも要る部分、要らない部分に分別して、材料として保管しないと!

実はこの「桑」の木ですが、ウチの「梅畑」に大きな「桜」の木が有って、春に綺麗な花を咲かせるんですが、もう一方のお隣のお母さんが『「桑」の木が邪魔で、無ければ家から「桜」が見えるのに。』とも言われていて。
誰が使う訳でも無い木だったので切りたかったのですが、かなり大きくなっていたし、複雑に絡んでいて私の腕では上手く倒せる自信が無かったので、感謝、感謝です。

次に新しく手に入れた「木工旋盤」の部品について載せます。

新しく手に入れた部品は「チャック」と言って材料を咥え込んで固定出来る部品です。
写真に見える4つの爪が動いて、外から掴んだり、中から押し広げる様にして材料を掴んでくれます。

ただし、構造上、爪が材料に食い込むので、仕上がった部分を咥えさせるには一工夫要りそうですが、

今までは、この写真の様に「フェースプレート」と言う部品を材料に「ねじ止め」して材料を固定していましたので、並行して他の物を削る場合、いちいち「ネジ」を外して付け替えないとならなかったから非常に作業が捗ります。

作りたいアイディアがいっぱい有るので、他にも欲しい部品は有るのですが、まずは、今有る部品で工夫して形にして行きたいと思います。

でも「畑」や「田んぼ」、「耕作放棄地」の開墾などなど、これらもしっかりやらないとね。(笑)