田植えしました!

5月26日27日の2日に分けて、田植えしました。

先日「代掻き」した、田んぼ。
漏水もほぼ無く良い感じに湛水してますが、田植えの為には水が多過ぎるので、水を減らさなければなりません。

前日に水を止めて、一晩たって良い具合の水量になりました。
さぁ田植えの始まりです。

いきなり「補植」中の様子です。
「補植」とは、機械で植えれない所を手で植える事です。
ずっと「歩行型田植え機」を操作していたので、作業中の写真は有りません。

植える前に『何処から植え始めて、どう植えて回るか』を考えます。
よく考えてやらないと「田植え機」を田んぼから出せなくなります。(笑)

続いて2枚目の田んぼ、と行きたい所なのですが「代掻き」の日がずれているので、明日になります。

「代掻き」後の、もう1枚の田んぼ。
ここも同じ様に前日から水を落としまして、

無事、機械植えが終わって「補植」中の写真です。
こちらの田んぼの方が四角形に近いので、植え付けのハードルは低いのですが、実は奥の方に餅米、手前が普通の米と植え分けたので『どう機械を動かすか』をかなり考えました。

作業が終わって「田植え機」の洗浄です。
ここらの田んぼは土が少ないので、本当は田んぼのそばで洗って、付いてる土は田んぼに戻したい所なのですが、電源や水源の都合で農舎の横で洗います。
苗の入って来た「苗箱」も、JAに返却時は洗って返さないとならないので、同時に洗っておきます。

「田植え機」は、来年の「田植え」まで使わないので、来年も快調に働いてもらう為に、しばらく放置して水分を乾燥させてから、各作動部に注油してやります。

以上で今年の田植えの終了です。
が、大変なのはこれからで、朝晩の水の管理や草取りが始まります。(笑)

田植え機の整備

前回の「代掻き」の記事の最後に、田植えの前にする事が有ると書きました。

「田植え」ですが「手植え」するのは流石にキツいので「田植え機」を使います。
今年は中古を購入する予定でしたが、諸事情で購入を断念。
『さて、どうするか?』と貸して貰えそうな所を探していましたら、お隣さんが『使って無いから使って良いよ』と、貸していただける事になりました。

お隣さんも稲作をやられてますが、3年程前から専業農家さんに「代掻き」「田植え」「刈取り」をお願いする様になって現在は使って無いそうです。

クボタの歩行型田植え機「S 1ー25D S」です。

受け取りに行って操作方法を教えていただき、取り敢えずエンジンを掛けてみようとしましたが掛かりません。
それと、キャブレターからガソリンがオーバーフローしてました。

まぁ3年使って無い事は聞いてましたので、この辺りは想定内。
取り敢えず、手で押して自分の農舎まで運んで、しっかり整備を行います。
まずはキャブレターのオーバーホールから行う事にします。

キャブレターを外す為に、まずはエアクリーナーボックスを外すのですが、古いエアクリーナー特有の症状、スポンジが崩壊してます。

この機種は、まだ純正のエアクリーナーが入手可能ですが、メーカーからの送料がバカ高いらしいです。
なので、汎用のエアクリーナー用のスポンジをカットして作ってやります。

なお、台所に有るスポンジは空気の透過性が十分じゃないのも有りますし、キャブレターからガソリンが吹き返した場合、耐油性が心配なので使わない方が良いです。

ここからが本格的な整備になりますが、何せ手が汚れる作業なので、文章ばかりで申し訳ありませんが写真は有りません。

まずはキャブレターを分解して、各通路やジェット類を清掃します。
オーバーフローなので、フロートの油面が狂っているか、フロートバルブへのゴミの噛み込みが疑われたのですが、保管方法が良かったのでしょう、放置して有ったにしては綺麗でした。
オーバーホール後は漏れが止まりましたので、バルブのゴム部分が硬くなっていただけかもしれません。

次は、点火プラグのチェック。
プラグを外して状態を確認して良さそうなので、スターターを引いて火花のチェックしますが、これも大丈夫でした。

プラグ取り付け穴からシリンダー内にガソリンを数的垂らして、プラグを取り付けてスターターを引いてやります。
チェックした箇所以外に不具合が無ければ、まず、これでエンジンは掛かります!

エンジンが掛かれば、後は、各部への給油と動作確認して全て完了。
後は「田植え」本番を待つのみです。

田んぼの準備 代掻き

先日、荒起こしをしておいた「田んぼ」を、いよいよ「代掻き」します。

まずは前日から水を入れて、「田んぼ」全面に水が回る様にします。
普段の水の管理は、右側のバルブの付いたパイプのみですが、早く水を入れたいので、左の一回り太いパイプを追加して入れておきました。

「代掻き」当日の様子ですが、まだ左の方の水の回りが良くない。

そこで「エンジン・ポンプ」を用いて水路から直接入れてやります。
約1時間程で、良い感じの水量になったので、

「耕運機」に鉄製の「代掻き」用の車輪、「カゴ車輪」って言うんですが、その鉄の車輪で、水の中に土を押し込んで水と土を練る様な感じです。
ただし、あまり水分が多くなってトロトロ過ぎると、「田植え」の際に苗が落ち着かず浮いてしまうし、練りが足らないと車輪や歩いた跡が残って「田んぼ」の水平が出ないので頃合いが難しいです。

これが「代掻き」の終わった「田んぼ」の様子です。
大体、凸凹の無いフラットに仕上がったかと思います。

もう1枚の「田んぼ」ですが、今日中に「代掻き」を行う予定でしたが、時間オーバーで翌日に持ち越しになりました。

明けて翌日、もう一枚の「田んぼ」の「代掻き」をやります。
こちらも前日から水を入れておいたのですが、真ん中辺りが足らない感じです。

こちらも「エンジン・ポンプ」で水路から水を入れてやります。

こちらの「田んぼ」は、1時間掛からないで適量になりました

「カゴ車輪」装着の「耕運機」で、丁寧に「代掻き」してやります。
写真の様な車輪の跡が付かなくなるまで、根気良く丁寧にやります。

後は「田植え」当日まで土を落ち着かせて、「田植え」に適した水量にコントロールして行きます。

頼んでいた苗が届きました!
一番手前の2箱、少し緑が濃いのが分かりますか?
実は、この2箱は「タカヤマモチ」と言う「餅米」の苗で、自分の家の「餅米」と「黒豆」で、「豆餅」を作ろうって算段です(笑)

後は「田植え」をするのみですが、その前に一つやる事が有ります。

野菜の準備

借りた畑、開墾中の畑と準備を進めて来てますが、家の前の畑では、去年から育てていた物に加え、これから植える苗の育成が進んでいます。

去年から育てている物。ネギが目立ちますが、主役は小さい方。
何かと言いますと、

寒い冬を越した「イチゴ」が花を付けて、今、こんな感じに。
少しだけ赤くなっているのも有りますので、もうすぐ真っ赤になって食べれます!
昨年テスト的に作った「イチゴ」から苗を作って、去年より作付けを増やしました。

どのくらい増やしたかと言うと、去年がこの赤丸内だったので、約3倍に。
理由はテスト的に作ったのが、あまりに美味しかったので。(笑)

他には、

枯れた草が目立ちますが、去年の秋に播いた「スナップエンドウ」。

実がふっくりして、そろそろ食べ頃になってます!
枯れた草に見えているのは、実は「スナップエンドウ」を這わせている竹の先の部分。「里山再生プロジェクト」でいっぱい切った竹を利用してコストダウンです。

先日植えた「キャベツ」と「レタス」。
去年はネット無しで虫に食い放題にされたので、今年はネットを掛けてます。

春に種を播いて育てている「ホウレンソウ」も、着々と成長中。

その他、各種野菜の苗を、ミニビニールハウス的に育成中!

これは購入して来た「トマト」と「ナス」の苗。
去年は両方共、ホームセンターで苗を購入しましたが、あまり芳しく無かったので、今年は本職の農家さんから購入しました。

で、「トマト」を植える場所はと言うと、

「トマト」は連作障害が有りますので、場所をずらし面積も約2倍にしてます。
理由は、去年食べた「トマト」が甘くて美味くて!
その甘さと来たら「スズメバチ」が食べに来るくらいだったですから。

で、去年の「トマト」の場所は、

いっぱい「モミジ」の苗が育ってます。(笑)
これは自分の土地に自然生えしてる苗を取って来て育てているのです。
そのうち、「花の里 六ノ里」計画の景観作りに役立ってくれる予定です。

と言った感じで、色々な物が順調に育ってます。
後は、植える場所を頑張って準備しないと、ね。(笑)

椎茸ホダ木作り

採りたての椎茸、皆さん食べた事ありますか?
家内の実家は自家消費分だけですが作ってましたので、採って来たのをすぐ炭火で焼いて食べてましたが、ほんとうに美味しいんです!

マンション暮らしでは難しいですが、せっかく「六ノ里」で暮らす様になったので、ここでも椎茸を作りたいと思ってました。
「ホダ木」の製作は、私も手伝ってましたから作り方は分かってますから、後は実行有るのみ!

「六ノ里」は山は幾らでも有りますし、山の所有者に頼めば材料の原木は手に入るのですが、近所の「山の先生」に聞くと『ここらは冬が寒いので木の芯が固くてコケ(キノコの事)が出るのが(菌を打ってからが)遅いんや。奥さんの実家の方が暖かいから、そっちの木の方がえーよ。』との事。

ですので、昨年の暮れに家内の実家の山で伐採しておきました。
(写真、取り忘れました。)

で、先日、伐採しておいた木を、「ホダ木」の長さに玉切りして来ました。

材料には、クヌギ、ナラ、シイ等のクヌギ、ナラ類が適してます。
伐採時期は木が休眠に入っている紅葉が終わった頃から若葉が出るまで。
玉切りするのは、伐採した後そのまま寝かせておいて、ある程度水分を飛ばしてからが良いそうです。

自宅の農舎に持って来て椎茸の種、「駒菌」を打ちます。
実は、4月頭までに打つのが良いらしいのですが、里山再生とか忙しくてG Wになってしまい、しかも遅くなったので「駒菌」がホームセンターで売って無く、ネットで注文したのでG W明けの今日になってしまって。

持って来た原木12本に専用のドリルの刃で穴を開けて、そこに「駒菌」を金槌で打ち込んでやります。
打つ間隔は、いつもは、長さ方向は20センチ間隔、円周方向は6センチ間隔くらい。

ネットで頼んだ時は400個入りだったので多過ぎるかと思ってましたが、
今回購入した「駒菌」の説明書には円周方向4センチ間隔になっていたので、全部打ち終わるとギリギリ足りませんでした。(笑)

打ち終わった「ホダ木」は自宅裏の川沿いの場所で「仮伏せ」です。
上に大きなホウの木が有って適度な日陰になって、川沿いで適度な湿気と風通しが良い場所です。(「山の先生」のお薦めの場所です。)

今月末までこの状態でブルーシートで覆って「仮伏せ」します。
来月になったら皆さんよく見る立て掛ける様に置いておく「本伏せ」します。

以上で完了です!
でもね、これ椎茸が出るには、ここから2夏後。
つまり、美味い椎茸が食べられるのは、来年の秋です!
まぁ、ノンビリ待ちましょう(笑)

田んぼの準備 荒起こし

三月に茅入れして干しておいた田んぼですが、そろそろ「荒起こし」します。
「荒起こし」と言うのは、耕して土の中に空気を入れてやるのが目的です。

茅入れ直後の田んぼ。これを干しておくと、

時期外れですが、昨年の秋、水漏れ防止で「代掻き」を必要以上に丁寧に行った為、土が細かくなっていたので、水分が飛んで、ひび割れ状になってます。
土が細かくなったと言う事は、空間が無くなって空気も無くなった訳で、このままだと稲の生育にも影響が出ると思います。

と言う訳で、またまた我が家の老兵を駆使して「荒起こし」をして土に空気を入れ込みます。
田んぼに入ってみると、表面から5cmくらい、粘土が固まった様にガチガチになってましたので、なかなか耕せませんでした。

普段なら1回耕すのに30分ほどで済むのが、1時間ほど掛かりました。
ここが終わったら、もう一つの田んぼも。

こちらも同じくらいの時間で、完了。
後は、苗の届く時期(予定では5月末)に、田植えに向けた「代掻き」を行います。

農家始動!

4月になってやっと春らしくなりました。
世間では「コロナウイルス」騒動で、本業の仕事が来なくて・・・。

でも、「自給農家」なので(厳密に言えば、まだ農家じゃないんだけど)
春になれば、やる事はいっぱい有ります。
まず、昨年の秋過ぎに、水漏れチェックで「冬水田んぼ」にしていた田んぼ。

「六ノ里棚田米組合」の「米名人」から、
『水を張ったままだと山水は冷たいで、干して温めておかないとあかんよ〜』
って教えてもらったので、

水を抜くのに合わせて、茅を入れる事にしました。
これも他の「農業名人」から、
『田んぼに刈った草を入れると、土が肥えるからやった方が良いよ』
って教わっていたので。
でも、本当は「代掻き」した後で、って言われた様な気もするんだけどねぇ。

「里山再生」で荒廃地を刈った茅もいっぱい有るので、軽トラに積んで運んで。

「押切り」って道具で、30cmくらいにカットして、田んぼの中に放り込んで、
足で踏み込んで行きます。
水が有るうちに行なったのは、出来るだけ泥の下に茅を押込みたかったから。
こうしておけば水分を吸って「代掻き」する時には浮いて来ないだろうと思って。

このまま水が抜けて、しばらく干したら「荒起こし」をする予定です。
(「荒起こし」=耕運機で土を引っくり返す事。土に空気を混ぜる意味が有る)

豆の収穫です

今年、畑の一角で小豆、大豆、黒豆を作ってみました。

台風の風で倒れるたびに、起こして盛り土して。
良い感じに葉が枯れて来たので、刈り入れて稲架(ハサ)に掛けて乾燥させておいて。

この写真は掛けてすぐくらいの物。乾燥して来ると、葉っぱが全部枯れ落ちます。

そこそこ乾燥して来たし、霜も降りる時期にもなったので、稲架から取り込んで脱粒しました。

完全無農薬(無肥料でもある)の良い「大豆」が取れましたよ!

これは黒豆。こっちは、まだ半分しか終わってないけど、そこそこかな。

大豆は、味噌や醤油に挑戦してみようかと思ってます。
黒豆は甘く煮て、ご飯のおかずや酒の肴にしようと思います。
今からすごく楽しみです!!!

来年の畑仕事に向けて

町では寒くなって来たとは言え、まだ冬って雰囲気でもないかもしれませんが、ここ六ノ里は今朝は氷点下1℃でした。

冬になって雪が降る前に、来年に向けて畑仕事を頑張ります。
先日、来年に向けて田んぼの準備の記事を書きましたが、そこで作っていたジャガイモ、サツマイモなどなどを来年はどこで作るか?
田んぼにするので、他で作らなければならないのです。

うちには山側に畑が二つあるのですが、

ここは長い間、畑としては使われていないので開墾の必要が有りまして。
時間をみては、少しづつ手を入れては来たのですが、まだまだ使えそうになくて。

という事で、近所の方から畑を貸していただける事になりました。(感謝!)
なので、今日は来年に向けて土作りをやっておきます。

またまたコイツの出番。老体に鞭打って働いてもらいます!

奥に見える木は桜の木なのですが、実はこの木の下には、

桜の実、要はサクランボが落ちて、自然に生えてきた幼木がいっぱい!
大きな物のうち2本を自宅前の山に、他は畑の隅の方に移植しまして。

糠と籾殻をいっぱい撒いて、縦横に2回づつ耕運機で耕しました。
(写真を撮り忘れて、約1週間後の写真。もう桜の紅葉が終わってます。)

道路際の手を付けてない部分ですが、横着して耕作しない訳では有りません。
実はここ、除雪車が除いた雪が落ちて来るらしい場所です。
ですので、今年の冬に状況を見てから、耕作するかを決めようと思ってます。

干し柿の準備

敷地内に蜂屋柿の木があります。
この時期になると、そこそこ実を付けてくれますので、干し柿にする為に収穫です。

高枝切り鋏で、落とさない様に慎重に!

こんな感じで枝ごと切り取って。

剪定をしていないので、高い所に実を付けてしまって、目一杯高枝切り鋏を伸ばして収穫します。
落としてしまうと、実にヒビが入るので、慎重に収穫しました。
干しやすい様に、後は剪定鋏で無駄な枝を切り落として、夜なべ仕事で皮を剥きます。

田んぼの水の様子は・・・
今日で10日ですが、畑にしていたので、なかなか溜まってくれません(笑)