大雪!

1月7日からの数年に一度の大寒波、年末の大寒波では関越道での車両の立ち往生に続き、今回は北陸道他で立ち往生が発生する様な積雪でした。
被害に遭われた皆さんには、お見舞い申し上げます。

ここ「六ノ里」も例外では無く、しっかり降りまして、ほぼ毎日、雪かきでした。

朝起きて、降雪が落ち着いていたので雪かきです。
雪で出来た壁の高さは2日分で、約80センチ。
でも、これは2日前に一度雪かきしての高さなので、そのまま積もっていると・・・。

こんな風になります。
どれくらい積もっているか、トマトのハウスのフレームの横バーのすぐ下まで積もってますよね。

雪が無い時の写真がこれですから、約1メートルは積もってるんです!

では、家の前の道路はどうかと言うと、

こんな大雪でも除雪車が来てくれるので、道路はこんな感じで生活に不自由は無いので助かります。

今日は下(しも、此処らでは、ここより麓の方を言います。笑)に行く用事が有るので、写真を撮りがてら下って行きましょう。

「善勝寺」の石段。
って、石段どこに有る?って感じですよね。

道路の両脇は、除雪車が押し避けた雪で壁が出来てます。

今日は普段とは違う「ロータリー除雪車」も来てました!
普段の除雪車はバゲットで積雪を押して掬い上げて、道の脇に押し除けるのですが、積雪量が多過ぎて捨てる場所に困ったのかも知れません。
コイツだと、道より遠くまで飛ばせるので、捨てる場所に困らないですからね。
それくらい積雪量が多い訳です。

最後は「六ノ里」のお気に入りの場所です。

「畑ヶ谷棚田」から眺めです。
雪の上が荒れているのは、ロータリー除雪車が飛ばした雪でしょうか?

「六ノ里」に来て3年目で、本当の「六ノ里」の冬を体験出来ました。
ほぼ毎日の雪かきは大変ですが、それでも良いところも有るんですよ。
雪が降り積もるとシーンと静かだし、そもそも真っ白な雪景色は素晴らしいです。
それに、この冬が終われば、素晴らしい春が待ってますし、ね!

神社に初詣

大晦日から年明け夜中は「六ノ里三寺まいり」でお寺に初詣したので、一晩寝て元旦は神社に初詣です。

ですが、朝起きたら、この通りで・・・。

何もこんな雪の日に初詣に行かなくとも、とも思いましたが、実は私、今年から神社の役をやる事になりまして、地域の方から預かっている去年の伊勢神宮のお札を預かっているのです。
なので、古いお札を神社に納めるなら早い方が良いかと思って、神社への初詣なんです。

昨夜、無理矢理出て行ったから、轍がクッキリしてます。
タイヤで踏みつけた跡は、雪が固まってて雪かきしにくいんだよなぁ・・・と思いつつ。

とにかく、雪かきしないと出掛けられないので、道具を置いてある車庫まで行きます。

ざっと一時間程で、こんな感じまで。
道路への途中までは用水に落として、そこから家までは横の畑に落とします。

が、ここでまた雪が降り出したし、そろそろお昼なので中断です。

昼食後、また雪かき再開です。
写真中央が「スノーダンプ」と言う物で、これで雪をすくい取って雪の上を滑らせて運びます。
なので、あまり地面まで雪を取ると滑らなくなるので、少し残してすくい取ります。

雪かきが終わったので「長瀧白山神社」に向かいます!

自宅から車で約30分、「長瀧白山神社」に到着。
この写真は参道入口から奥を撮ったものです。

ここまでの国道156号線は除雪して有りましたが、所々、圧雪状態でした。

では、駐車場に車を停めて、参道を進みます。

広い参道ですが、今日は積雪で除雪してある部分しか通れないので狭いです。
コロナ禍の影響なのか、来たのが遅かったからか、参拝者が少なくて良かったです。

拝殿に着いて、まずは、お参り。

それから、地域の方から預かっている去年の伊勢神宮のお札を納めます。
例年なら近隣の神社の役の方々と一緒に伊勢神宮に参拝して納めるのですが、今年はコロナ禍で中止になりましたので、こちらに納めたのです。

いつも思うんですが、ここの拝殿、木がこんな風に白っぽいんです。
使われてる木の材質のせいなのでしょうか?

続いて、同じ境内に有る「長瀧寺(ちょうりゅうじ)」にもお参りして、お守りを購入して帰ります。

実は、地区の神社にお参りしてなかったので「栃洞白山神社」に寄ります。

到着すると境内への石段の部分、除雪して有りました。
私、神社の役になったと先に書きましたが、私も除雪をしに来ないといけなかったのか?とちょっと不安になりました・・・。

まず、本殿にお参りして。
大晦日の日に、ここの石段部分の除雪は近所の「生さん」とやっておいたのですが、昨日の夜の雪で埋もれていると思ってましたが、ここも除雪して下さってました。

続いて、境内に有る「中村の宮」にお参りします。

「中村の宮」とは通称で、お祭りして有る神様は・・・すいません、調べておきます。
元々は地区の別の場所に有った物を移転したそうです。

「六ノ里」には他に「松本の宮」と言う神社も有り、それぞれ、中村さんが勧進した宮、松本さんが勧進した宮、だろうと思っています。

お参りを済ませた頃、「生さん」が除雪機で除雪に来られました。

新年の御挨拶をして、一緒に除雪に付き合います。
(付き合うって言っても、話し相手くらいなんですが 笑)

さすが、除雪機の威力は素晴らしい!
写真じゃちょっと見にくいですが、雪の壁が約60センチ出来てるのが分かりますか?

こんな感じで機械前方の部分で雪をかき込み飛ばします。
飛ばす部分は操作盤のジョイスティックで操作出来るみたいです。
この作業効率を見ると、除雪機欲しくなったりしますが、今は、まだ我慢かな。(笑)

以上で、年始の行事は無事終了いたしました。
さて、年初から本業の仕事をいただいてますので、頑張らなきゃ!!

2021年 謹賀新年

明けましておめでとうございます!

今年も「六ノ里」の暮らしや、ここの様子を書いて行こうと思います。
よろしくお願い申し上げます。

大晦日の夜は、先日の記事に書いた「六ノ里 三寺まいり」の準備から。
私の家は、まだ檀家になったお寺は無いので、家から一番近いお寺の「善勝寺」さんで設置を行います。

境内の通路部分の雪かきをして、竹灯籠を並べてロウソクに火を灯して行きます。

今年は雪が降っているので、去年までの様に境内への石段には置けませんでした。
どれくらい降ってたかと言うと・・・。

こんな感じに横殴りに、結構な勢いで。

お寺名前の竹灯籠は、こんな感じで夜に見るといい感じです。
左側のは、遊びで作ってみましたが、これはこれでいいです!

「六ノ里 三寺まいり」って言うくらいなので、後二つのお寺にも行ってみます。

「光雲寺」さんです。
ここも通路の部分に、竹灯籠を設置して有ります。

お寺の名前の竹灯籠は、鐘撞堂への入り口に設置してありました。

続いて「光蓮寺」さんに行きます。

ここも降雪の影響で、鐘撞堂メインで竹灯籠を設置してありました。

お寺の名前の竹灯籠、私も一個穴あけしたのですが、「光蓮寺」さん『蓮』の字が画数が多くて穴あけが難しくて。
ロウソクの灯りでうまく字に見えるか心配でしたが、いい具合に見えてました。

「光蓮寺」さんでは、本堂の大屋根からの落雪を利用して、こんな感じに竹灯籠を設置してありました。
これ、カマクラっぽくて、アイディアもんですね!

再び「善勝寺」さんに戻ります。

境内の積雪の様子は、こんな感じ。
落葉した木々に雪が積もって、花を付けた様で綺麗です。

「善勝寺桜」は雪の花を咲かせてました。
老木なので、あまり雪が付くと枝が折れそうで心配ですけどね。

これで三寺全部お参りしたので帰宅する事にしましたが、積雪でジムニーでもラッセルするくらい。
ま、明日の朝には除雪されるんでしょうけど、軽トラで来てたら帰るの大変だったかも、です。

餅つき忘年会

世の中、コロナ禍で大変で、いろいろなイベントや飲食の機会が自粛なのですが、参加者は地区の人たちだけですので、こっそり行いました。
毎年、集会所で行われてますが、今年は「餅つき」もやりました。

まず、餅米を蒸します。
集会所の台所で、お母さん達が中心になって、蒸し器で蒸します。

餅米は、今年、天日で干した自家製のです。
(干した時の記事は、こちら「餅米の乾燥と新兵器導入!」

お父さん達が中心に、餅つきが始まります。
まず、蒸しあがった餅米を臼に入れ、杵でこねて行きます。
いきなりつき始めると、餅米がまとまって無いので、そこら中に飛び散るそうです。

寒いので、集会所の玄関でつきました。
寒いと蒸した餅米が冷えてしまい、うまくつけないんだそうです。

だいたい餅米がまとまって来たら、本格的につき始めます。
お父さん達は良い音をさせて、リズミカルについて行きます。

私や他の若い子もつきましたが、お父さん達の様には行きません。
つく音も情け無くて、お父さん達から厳しい指導も入ります。(笑)

餅がつき上がりました!

つき上がった餅は、直ぐに分けて行きます。

まずは正月飾り用の物から。
神社に飾る分、集会所に飾る分、各家庭に飾る分と作ります。

で、今日食べる分は、

餡餅、きな粉餅、ズンダ餅にしました。
ちなみに餡も、ここ栃洞産の小豆で作った物です!

無事、餅つきも終わり、今からいただきます。

餅つきは今年初めて行いましたが、皆さんに喜んでいただけました。
それよりも若い世代が「餅つき」の段取りや勘所の勉強になったのが、実施した大きな成果だと思います。

これからも、月に一回くらい、何かしら勉強になる様なイベントを行って行きたいと思います!

雪の晴れ間に

先日、初雪の記事を書きましたが、一昨日から雪の日が続きました。
今回の降雪では日本海側は大変な事になったみたいで、それに比べればそう大した積雪量でもありませんが、トータルで40センチほど積もって、私がここに来た2018年よりは多かったです。
(今回、被害に遭われた皆様には、お見舞い申し上げます。)

さて、今日は昼前から青空がのぞいたので、写真を撮って来ました。
ですので、ちょっと載せてみます。

葉っぱが落ちて寂しかった木々ですが、雪が付いて華やかに見えます。

春になると桜と花桃が綺麗な「善勝寺」。
境内に上がる石段や苔むした石垣も、今日は雪の帽子を被ったみたいです。

境内に上がってみます。

満開の桜も良いですが、雪を被った姿も良いでしょ?

鐘つき堂の雪は北側以外は、ほぼ落ちていますが、門柱や灯篭、花桃の枝には雪がこんもりと乗ってます。
本来はこの奥に九頭竜との境の山々が見えるのですが、雪かすみで今日は見えません。

いつもの「六ノ里」お気に入りの景色。
「畑ヶ谷」棚田から「橋詰」地区の遠景です。

「位山秋葉神社」。
ここは杉林の陰になるからか、50センチ以上積もってます。

今年は雪が多い様です。
ここでの生活では、道路は10センチも積もれば除雪車が来てくれるので、道路に出てしまえば車での移動も困らないのですが、自分の敷地内は除雪をしないとなりません。
でも、それも含めて、ここが気に入って住むって事ですし、慣れれば、そう大した事でも・・・と思う様にしています(笑)

それに雪が降れば、こんな楽しみも有ります。

「六ノ里」では大晦日の日に「三寺まいり」が開催されます。
手作りの竹灯篭にロウソクを灯した物を、参道や境内に飾るのです。
これが、雪が積もっていると、尚更、幻想的なんです。

今年の「三寺まいり」、コロナ禍で飲食の提供は有りませんが、雪景色で楽しめるのでは、と楽しみにしています。

初雪です!

初雪が降りました。
去年は12月4日だったので、今年は10日遅いです。

まだ、ほんの少しだけの積雪ですが、少し載せておきます。

家の前の畑、うっすら積もってます。

田んぼも、こんな感じに積もってます。

家の前の山は、こんな感じに。

開墾している棚田は、こんな感じ。(先日記事にした所です。
伐採した木々の片付けが終わって無いのに、今週は雪の日が続くみたいで作業は見込めません。

まだほんの少しの積雪ですが、今年は雪が多いと言われてます。
はたしてどうなるのでしょうか?(笑)

冬の前に色々と・・・

寒くなって来ました。
朝は霜が降りる日も多くなり、氷も張ってたりしてます。

棚田再生の所は朝は山陰になって、なかなか霜が溶けなくて作業が出来ません。

なので、今年収穫した稲の籾殻を田んぼで「燻炭(くんたん)」を作ったりします。
この「燻炭」、肥料として効果的なので、いっぱい作ります。

今年、ワサビ田を作った話は以前載せましたが、そこは割と早く日が当たるので、獣害対策の金属網を設置したり。
こうしておかないと、ワサビは冬でも葉が枯れないからか、ヤツら(鹿、カモシカ)の格好の餌食になるんです!

他には、秋に作った水場の落ち葉を取って綺麗にします。
この水場ですが、昔はここらの人が飲み水として利用されていたそうで、綺麗な水が湧いて来てます。
*水質検査はしていませんので、もし飲むなら自己責任でお願いします(笑)

寒すぎたり、天気が微妙な時には、色々と資料作りです。

これは先日の「市長との意見交換会」の資料です。
私が発表したのですが、プレゼンなんか在職時以来ですし、前の方の発表が素晴らしかったので、結構、緊張してしまいました(笑)

最初は家内と2人で始めた「里山再生プロジェクト」でしたが、始めたら嬉しい事に、近所の方が手伝ってくださったり、個人的に景観保全をやって下さったりしました。
それに加え『あそこが気になるから手を入れないか?』と皆さんからアイディアが出て来たり。
そして、ここ栃洞が素晴らしいのは、『じゃ、それ、すぐやろう!』ってなる事です。

そんな皆さんの努力のお陰で、どんどん地域が良くなって来て、今回の発表となったのです!

こうして良くなって来た栃洞地区なので、市の「景観マニュアル策定・活動保全事業」に応募してみては?となりまして、『景観マニュアル』の試作を作ってみました。

これが表表紙と裏表示です。

そして、こちらが中身の部分。

『伝えたい栃洞』は、現在すぐにでも紹介していける内容。
『取り戻したい栃洞』は、かつての農山村風景を取り戻して行く為に行って来た活動。

認定されたら『景観マニュアル』を使って、今以上に景観整備・保全に地区全員で取り組んで行けたら良いなぁと思ってます。

ところで、私は本業がデザイン関係なので、こう言うのは得意です!
でも、つい拘ってしまうので時間が掛かって・・・。
他にもやりたい事がいっぱいなのに、ね(笑)

さて、伐採した木の片付けを進めなきゃなりませんし、他にも、まだまだ手を入れたい所も有りますし、さて、雪が降る前にどこまでやれるか?

まぁ、ぼちぼち頑張ります(笑)

「しらお ふれあいフェスタ」無事終了!

好天の元、お陰様で好評のうちに無事終了しました。
今日は、当日の様子を少しですがご紹介させていただきます。

朝、8時に「道の駅 白尾ふれあいパーク」に集合し、テントを組んで会場設置。
その後、出店者それぞれが店の準備を行いました。

うちは「六ノ里棚田米生産者組合」のブースの一角でサツマイモを売ります。
写真の右端、発泡スチロールの箱に段ボールの手書きポップがうちの場所です。

会場の目立つ所に「六ノ里棚田米」の宣伝パネルも設置して有ります。

今日は「秋の収穫祭」なので、通常の販売価格よりディスカウントしての販売。
お祭りらしく、会場での計り売りも行いました。

当時販売の棚田米(食味値85以上)の試食用おにぎりの無料配布も行われまして、私もいただきました。
うちの作った米は食味値79で、それでも美味いんですが、それ以上に美味しくて・・・。
来年は頑張って85に近づけれる様に頑張ろうと思いました!

で、うちのサツマイモの販売の様子は、こんな感じ。

しっとり系の「紅はるか」とホクホク系の「紅あずま」を販売しました。

ちなみに隣は「六ノ里」に二世代で移住された「しらおシマダファーム」さん。
御両親ご夫婦にも若いご夫婦にも、いつも仲良くしていただいてます。

彼らの農業は、有機無農薬栽の野菜作りを各種の野菜や米作りを追求されていて、その妥協無き姿勢には頭が下がります。
今日は、お子さん達もお手伝いで、その子達の姿も凄く可愛らしいです。

時刻は10時少し前。
準備も整い、後はお客様の来店を待つだけです。

「六ノ里棚田米生産者組合」のブース以外にも、色々なブースが出店されてます。

中には草木を専門に販売されてる方も有りました。

ここ「六ノ里」で作る作物は、標高の高さがもたらす寒暖差によって、とにかく美味いんですが、いくら言葉で説明させていただいても、食べていただくのが一番!
なので「何はともあれ食べてもらって」と思い、七輪を用意して試食用に焼き芋をせっせと作りました。

試食用の焼き芋の成果か、お昼過ぎには、こんな感じ。
残りわずかになってしまいましたので、閉店といたしました。

他のブースでもリミットの15時どころか、14時過ぎには売り切れ状態!
大成功のイベントとなりました。

うちは今回初めての参加でしたが売り上げは予想以上でした。
それよりも凄く楽しい時間を過ごさせていただきました!
今後も、この様なイベントには積極的に参加させていただこうと思います。

この記事をご覧いただいた皆様で御来場頂けなかった方には、「六ノ里」のみんなで、お待ちしておりますので、是非とも次回のイベントに御来場いただけたらと思います。

〈追記〉
イベントの後「六ノ里棚田米生産者組合」関連の方々と打ち上げをしましたが、
この打ち上げが、また楽しかったです!

餅米の乾燥と新兵器導入!

前々回の記事に書いた通り、餅米は量が少な過ぎて籾摺り屋さんの乾燥機に掛けられなかったので、ブルーシートに広げて天日で干します。

庭にブルーシートを広げてレーキ(トンボ です)で一杯に広げます。
後は、乾燥具合を確認しながら最適な水分量に仕上げるのですが、さて、どれ位になれば良いのか?

先生は籾を一粒口に含んで、噛んで乾燥具合を調べてたのですが、残念ながら私にはそんなスキルは有りません!

そこで新兵器を導入です。
その名も「米麦水分測定器 米名人」。

来年も「ハサ掛け」するので、乾燥具合チェックの為に必要と思い購入しました。

これが有れば「ハサ掛け」の状態のまま何ヶ所か籾を採取して、この機械でチェックして、確実に最適な乾燥に出来る訳です!

セット内容は、測定器本体、本体の横が検査用籾摺り機、測定用パレット、ピンセット、掃除用のブラシ。

まず籾を適量、籾摺り機に入れて玄米にします。

籾を入れて蓋を閉じて、横のハンドルを回します。
手答えが無くなったら、上下ひっくり返して、手答えが無くなるまでハンドルを回します。
これを手答えが無くなるまで繰り返します。

手答えが無くなったら蓋を開けて中身を取り出して、玄米を検査用パレットに並べます。

余った分は、籾殻と一緒に戻しておけばOKです。

乾燥前に測ってみると17.3%。乾燥具合は14.5%くらいがベストだそうです。
なので、万遍なく乾く様に何度かかき混ぜ、そのたびに乾燥具合を測定しながら、そうなるまで干しました。

乾燥させている間は、来年の稲作の為に田んぼの「荒起こし」を行います。

昨年から草刈りした草を積んで堆肥にして来た物を田んぼに撒いてから、

耕運機で荒く耕してやります。

この目的は、田んぼに有る稲株を掘り出して腐食を進める為と、土の中に空気を入れてやる為、どちらも来年の土作りです。

だいたい終わった頃に程良い乾燥具合になったので、籾摺り屋さんに乾燥させた餅米の籾を持って行きました。

後日、籾摺りが完了したとの連絡が有り受け取って来ました。
今年採れた餅米は30kgでした。

これで、今、畑で作っている黒豆と、この餅米で純自家製の豆餅が作れます!

今年の米が出来ました!

籾摺り屋さんから、先日持ち込んだ「コシヒカリ」の乾燥籾摺りが終わったと連絡が有ったので、早速受け取って来ました!

30kgの米袋で7袋出来ました。俵にすると3.5俵。

うちには6アールの田んぼが有って、その内、1.5アールは餅米を作ったので、
1アール辺り0.77俵の収量。
先達さん(前の持主)は、全部うるち米を作って5俵だったそうなので、1アール辺り0.8俵の収量となり、ほぼ同程度は採れたので、一安心。

せっかく譲り受けた田んぼで、出来栄えが良くないのは申し訳無いですからね!

これが玄米の写真。
少し青いのも混ざってますが、どこもこんな感じだそうです。

早速、玄米を精米しに行きました。

「コイン精米機」。これは街にも有ると思います。

10kg辺り¥100円で精米出来ます。

これが精米した、今年の新米です。
玄米の時に有った青い米も、精米すると白い米になります。

持ち帰って御飯を炊きましたが、さすが新米でツヤツヤと輝いてました。

玄米の状態で「食味調査」にも出しました。
「食味調査」と言うのは、文字通り、お米の美味さを数値化し、出来具合を見るもので、言わば今年の米作りの通知表です。

結果は、タンパク質が多めなので、総合判定は79点。
「六ノ里の棚田米」は食味値80以上なので、ちょっと残念!
(2回測って有るのは、1回目は機械の電源を入れてすぐだったので、不正確かもと思って、後日、測り直して下さったそうです。)

農業指導員の方の説明だと、タンパク質が多いのは、春に撒いた肥料の窒素分が多かったのが原因ではないかと。
JA で薦められた物を使ったのですが、「六ノ里の棚田米」で使っている物と違うらしい・・・。

来年は「六ノ里の棚田米」で皆さんが使っている肥料にして、他にも工夫して、80点以上を目指します!
(でも棚田米に出す程は作らないから今のままでも良いんだけど、出来るのならもっと美味しい米を食べたいですものね。)