今の畑の様子

「桜」も「花もも」も終わって、色々な草木が葉を伸ばして新緑の季節です。


写真の「里山再生プロジェクト」で開墾・整備して来た所も新緑が綺麗です。
もっとも、これから秋まで、何度も「草刈り」が大変なんですけどね。(笑)

「畑」の作物も同様に芽吹いて来てますので、今回は今の畑の様子を紹介してみたいと思います。

まず最初は、家の前の「畑」様子。
今年も「イチゴ」の花が咲き始めてます。

「マルチ(黒いビニールシート)」の掛かった所が、ずっと作っている「宝交早生」。
その向こうの畦にも、去年の「宝交早生」の残り株が花を咲かせてます。

「イチゴ」は成長に連れて「ランナー」と言う茎を無数に伸ばして、それが地面に付いた所に根を伸ばして新しい株になります。
翌年に使う苗は、秋の頃に新しい株の中から成長の良い株を掘り起こして、新しい畝に植え付けて冬越しして育てます。
その残った株を放置したのが、奥に見える花の咲いた株なんです。

こちらの畝は「章姫」「とちおとめ」「さちのか」の苗を秋に購入してを植えて、これらも冬越しして育ててます。(「イチゴ」の苗は、春と秋に販売されます。)

毎年同じ品種では面白く無いので「宝交早生」とは違う品種を植えてみましたが、ここ「栃洞」地区の温度差の激しい気候に合う・合わないが有るので、良い「イチゴ」が採れるかは分かりません。

「イチゴ」の奥の畝は「スナップ・エンドウ」。
何も付けなくても、甘くて美味しいです。

この畝は「玉ねぎ」です。

「玉ねぎ」も毎年作ってますが、何が悪いか分かりませんが、小振りなものしか出来てません。
今年は『まとも』な「玉ねぎ」」が出来るかなぁ・・・。(笑)

続いて、我が家の通称「上の田んぼ」のそばの3段の小さな「畑。

1番下の段は「らっきょう」が植えて有ります。

雑草が蔓延っていて分かりにくいですが、シュッと細く伸びたのが「らっきょう」。

2番目の段は「ニンニク」です。

春先、雪が残る中、出て来た葉っぱを「鹿」か「カモシカ」に食われて、どうなるかと思ってましたが無事に育ってます。

3段目は植えてる訳では無いのですが「ミョウガ」がもうすぐ出て来ます。

この辺り、「ミョウガ」は自然にいっぱい生えて来ますので、作物と言うよりは雑草みたいです。(笑)

次は、1つ目の借りている「畑」です。

いっぱい芽吹いて育っている様に見えますが、ほとんどは、まだ雑草です。(笑)

芽吹いているのは、この写真の畝の春先に植えた「ジャガイモ」。

隣の畝のこれは、昨年の残り物の「白菜」。

雪が降って来て『雪の下で保存したら甘くて美味くなるな・・・』と思っていたら「除雪車」に「畑」にいっぱい雪を入れられて雪の重さで潰れてしまいました。
ですが、強いものでこんなに育って、花が咲く前に「菜花のお浸し」でいただきました!

この「菜の花」は「チンゲンサイ」他色々で、これも去年の残り物。

この写真は去年「サツマイモ」を育てた場所で、育っているのは畝の間に生えた雑草。
ここはもう少ししたら耕して、今年もまた「サツマイモ」を作ります。

もう1つの一部だけを借りている「畑」の様子。

手前の7畝、黒い「マルチ(ビニール・フィルム)」が掛かっている所が借りている所で、ここも去年「サツマイモ」メインで作りました。
今は、去年の残り物と雑草が育ってます。(笑)

ここも、もう少ししたら耕して、今年もまた「サツマイモ」メインで栽培予定です。

続いては、一般的な「畑」では有りませんが「果樹」を育てている所も紹介します。

一昨年「桃」の「照手水密」と「大玉白鵬」を植えた所。
どちらの品種も可愛い花が咲くので、一番道に近い場所に植えてあります。

一昨年の冬に「雪囲い」をサボって、雪の重みで枝が折れてどうなるかと思ってましたが、去年はしっかり「雪囲い」をしたお陰で枝も折れず、先日まで花をいっぱい付けてくれました。

これらの「桃」は「花もも」と違って食べられる実を着けますが、まだ木が小さいので実を小さいうちに「摘果」して、木の育成を優先させる予定です。
(1本に1個くらいは実らせてみたいとも思いますが・・・。)

続いてここは「里山再生プロジェクト!」で開墾して「梅」を植えている所です。

なんか『怪しい物』が並んでますが『宗教的』な物では有りません!(笑)

ここに植えた「梅」ですが、葉が出ても「カモシカ」に食われてなかなか大きくならないので、この様な「鹿避け」の柵を作ってます。
また「縄」に付いている黒い布には野生動物が嫌悪すると言われる「木酢液」が染み込ませて有ります。

「梅」は大きく分けて「花梅」と「実梅」の2種になりますが、どちらも野生種の品種改良です。

それぞれに特徴が有って、「花梅」は『花や香りを楽しむ』様に改良された野生種に近い物で、「実梅」は『実の収穫量を重視』して改良されたで「花梅」に比べ香りが少ないんです。

うちの場合は出荷販売しないので、実の収穫量より『花の綺麗さや香りの良さ』を重視して、野生種に近い品種を選んでます。
(こう言う特殊な品種は苗が高くて財布が痛いのですが・・・(笑)

続いて、『先達さん(前のオーナーさん)』から引き継いだ「梅畑」です。

一昨年、昨年と伸び過ぎて実が取りにくくなっていたので剪定した所です。
かなり「強剪定」したので『実がなるかな?』と心配してましたが、そこそこ実を付けてくれている様です。

そしてここには、もう一つ楽しみが有りまして、

いっぱい「蕨(ワラビ)」が出てくれます。

一時期、採り過ぎたのか、細くてすぐに開いてしまってましたが、ネットでいろいろ調べて、今は「道の駅」に出せるくらいになってくれてます。

以上、最近の「畑」の様子でした。
本文中にも有ります様に、いっぱい耕して植え付ける所が有ります。(笑)
「田植え」が終わったら、次は「畑仕事」を頑張らないと!

田んぼの準備 ①草刈り〜畦整備

前回の記事の様に環境整備に頑張って来ましたが、「田んぼ」の準備に取りかかりましたので、今回から段階を追って紹介して行きたいと思います。

今回は「畦の草刈り」から「畦整備」までを書きます。

まずは「畦」の草刈りから。
この時期はまだ雑草が柔らかいので「ナイロン・カッター」で「畦」の全周を刈ります。

「ナイロン・カッター」と言うのは「ナイロン」製のコードを遠心力で回転させて雑草を切る物です。

刃物では無いので石や土に触れても刃が痛んだりしませんが、太く固くなった雑草には歯が立ちません。
なので、柔らかい雑草にしか使えませんが、回転半径が大きいので刈り取る幅が大きいいのでこの時期の草刈りには効率が良いです。

但し、回転質量が「チップソー」よりも重く大きいので、ある程度の排気量の有る「草刈機」が必要になります。

この「ナイロン・コード」も色々な形や重さの物が、多くの会社から販売されていて色々と試してますが、どこのも一長一短で『これだ!』と言うものに出会えてません。

ちなみに「ナイロン・カッター」を使うと刈った草や小石が周りに飛び散って、もちろん自分にも掛かるのですが、写真に写っているオレンジ色のガード、これ非常に防御効果が高いです!
以前は、エプロンの様な防御服(?)を着ていても全身草まみれになってましたが、作業後にエア・ブローすれば落ちる程度になって有難いです。

でも、小石などの硬い物が全く飛んで来ない訳では無いので、「保護めがね」や「保護面」の様な「安全具」は絶対必要です!!

まず、我が家の通称「東の田んぼ」の「畦」を全周を刈って、

我が家の通称「上の田んぼ」の「畦」も全周刈りました。

それから「稲刈り」前に開けておいた、水を落とす(抜く)「水尻」を止めます。

溝が開いている側に木材が有るのが分かるでしょうか?
一枚の板では無く3枚の角材ににしていて、一つづつ外す事で「田んぼ」の水位を調整出来る様にしてます!

この写真は「東の田んぼ」の、去年、復活させて使った「水尻」。
去年の秋、なかなか水が落ちなくて、前から有ったの復活させて使ったんです。
なので、ここもしっかりと塞ぎます。

それから手製の「槌」で「畦」の縁と上側を叩いて固めます。
何故かと言うと秋から冬の間に「モグラ」が穴を掘っていますので、それを潰して埋めて水が漏れない様にするのです。

これには他にも効果が有って、「槌」で叩いた振動で「モグラ」がしばらく来なくなるそうです。
「田んぼ」に水を張ると来なくなるらしいので、せっかく直した「畦」に穴を開けられなくて済みますね!

この作業は去年までは行ってませんでしたが、お隣のお父さんから教えて頂き、しかも「槌」の材料も分けて頂いたので冬の間に「槌」を作ってやってみました!

去年までなら、これで終了なのですが、今年は、もう一仕事有ります。

と言うのは写真の赤丸部分、「田んぼ」に水を張ると「畦」まで水が溢れるのです。

1年目にはギリギリ溢れるまで行かなかったのですが、毎年「代掻き」の際に「茅」を入れて「作土(耕作に使う土)」が増えたのか溢れる様になったのです。
この辺りの「田んぼ」は「作土」が少ないので、増えたのなら嬉しいんですけどね!

で、赤い点線の様に「畦波板」を入れてやれば溢れるのを防げると思うのですが、写真の様に「畔波板」が斜めに傾いていて、このままでは点線の様には入れれません。

ちなみに「畔波板」と言うのは、これです。

樹脂製の4mmほどの波板で、短辺の端末が繋げられる様になってます。
「畦シート」と言うフィルム状の物も有りますが、耐用年数ではこれの方が長いので、こっちを使います。

まずは斜めに入っている「畔波板」を真っ直ぐに直します。

まず「畔波板」に被っている「作土」をスコップを使って退けていきます。

「作土」を退けたら、一度「畔波板」を切り離して、写真の中の赤線の様な形になる様にスコップで整形していきます。

「畔波板」が入っていない部分も、上の写真の赤い点線の様にスコップで掘っていきます。

写真のスコップが刺さっている所まで、黙々と掘っていきます。
肉体労働ですが、この時期はさほど暑く無いので助かります。

全部掘れたら底の部分を「ツルハシ」で掘っていきます。
掘る深さは、先にも書きました様に「田んぼ」の「作土」が少なくて「硬盤(こうばん。耕盤とも言うそうです)」と言う水を止める層がすぐに出てきて「畔波板」が収まらないので「硬盤」を少し掘るくらいにします。

そうすると最初はそこから水が漏れますが、そこはすぐに細かい泥で埋まって行くし、その方が「代掻き」した際は「作土」の深さまでしか耕さないので、「畔波板」が安定するのではと思ってやっています。

なお、掘る際は、時々「畔波板」を入れて定規代わりに同じ深さになる事を確認しながらやります。
また、1枚だけだと横との深さの繋がり具合が分かりにくいので、まず1枚で深さを確認、それから3枚繋いだ物で繋がりを確認と行いました。

すべて掘り終わったら「畔波板」を入れて、根元の部分を押さえる様に掘り返した土を少し入れてしっかり踏んでいきます。

今回設置する範囲、端から端まで「畔波板」の根元に土を入れて踏んで押さえたら、最初に戻って、また少し土を入れて踏んでを繰り返します。

一気に埋めて後から踏み固めるのはしっかり固められそうに無いので、この様にしてます。

元の高さと同じくらいになったら、少し高くなるまで土を置いて「槌」で軽く叩いて押さえ込んでいきます。
また、「畔波板」の上の端も叩いて「硬盤」に食い込む様にします。

この時「畔波板」の傾きが出来るだけ同じになる様に注意しました。
最もこれは仕上がり具合、見た目の話で機能には全く関係有りません。(笑)

完成した写真。

掘って出て来た石を「畔波板」の外側に補強も兼ねて並べて置いてます。
ここまで出来ると、今回から先の部分(写真の右方向)も「畔波板」を入れたくなりましたが、まぁ、それは来年の気分次第と言う事で。(笑)

2019年に同じ位の長さ「畔波板」を入れています。
その時は一箇所に延べ3日位掛かって、しかもヘトヘトになりましたが、今回は延べ1日半で出来ました。
これは体力が付いたのでは無く、道具(スコップ、ツルハシ、等)の使い方のコツが理解出来たからだと思います!
(ご近所の皆さん、特にお隣のお父さんが色々教えて下さるんです。感謝!)

さて、準部は整ったので、もう少し「田んぼ」が乾いたら「春耕起」を頑張ります!

里山再生プロジェクト7

久しぶりの「里山再生」の記事です。

「桜」の季節もほぼ終わりましたが「田んぼ」を始めるにはもう少しだけ猶予が有ります。
ですので、景観整備を行ってますが大体目処が付いたので、今回はこれを紹介してみようと思います。

我が家の庭からの景色、新緑の良い季節になって来てます。
この山林部分には「カタクリ」が群生していて、ここに暮らし始めて丸3年、草刈りして整備を行って来たら「カタクリ」の数が増えて来ました。

で、今回紹介するのは写真の赤丸部分。
うちのでは無いのですが、持ち主に断って2020年から整備を行っています。

「里山再生」と言えば、以前から記事で紹介して来てますが、この写真の様にゴシャゴシャの所を草刈りして雑木を切って、

この写真の様に綺麗にして来てます。
でも、何故か自宅前に関しては、なかなかやれて無かったのです。(笑)

もっとも、全くやって無かったのではなく、目に見える結果が出て無かったので紹介して無かっただけで、この写真の赤丸の部分を2021年から手を付けてました。

いきなり、ほぼ完成した写真です。
上の写真と見比べていただくと、綺麗になっているのを分かってもらえると思います。

では、どの様に進めて来たかも紹介します。

斜面に生い茂る草を「草刈機」で刈って綺麗にして、その後、要らない自然に生えた雑木を「エンジン・チェーンソー」で切っていきました。

倒した雑木は「バッテリー・チェーンソー」と「ナタ」で「幹」と「枝」に分けていきます。

「幹」は「薪ストーブ」の燃料に使ってもらい、もう少し細い部分は「簡易炭焼き窯」で「草木灰」にする予定なので分類して積んでおきます。
この後、「田んぼ」や「畑」の空いた時間に搬出作業を行いますが、以前はこれが大変でした。

でも今はコイツを使う為、かなり楽です。
尚、搬出する木材を積んで有る所までは、簡易の道を最初に作って有ります。

「幹」や「枝」より細い先の方(写真の赤丸)は、まず一まとめにしておいて、

目立た無い所、「石垣」のそばや石影の窪地に積んで、「バッテリー・チェーンソー」で細かく裁断しておきます。
そうすると数年後には自然に分解されるのです。(写真の赤丸のところが処理後)

ここからは終わった後の様子を紹介します。

で、まずは全景の写真から。
ここの斜面は良い「蕨」が出ますので、「笹竹」や「茅」が育た無い様に刈ってます。
少しですが「たらの木」も残して有ります。

上の写真の左方向の斜面の様子です。
大小の雑木が生えてましたが、基本、「紅葉」と「山桜」を残してます。

しかし、それ以外は全部切れば良い訳では無く、斜面が崩れ無い様、適度な間隔で他の木も残しています。

上の斜面の上の平場の様子。
雑木を整理して、綺麗になりました。

そのまた上の平場の様子。
ここが一番酷かったのですが、かなり綺麗になりました。

この2段の平場、数日掛けて綺麗にしていくと、最後の頃には良い「蕨」が出て来てました。
以前から生えていたのかもしれませんが、きっとゴシャゴシャで見えなかったのかも。(笑)

最後に、今回整備した斜面に「桃」を2本植えてます。
「花桃」では無く「大玉白鳳」と言う実がなる「桃」です。

この「大玉白鳳」、なかなか可愛い花を付けるので気に入ってます。
(写真は以前に植えた時の苗の物)

最後に「将来予想写真」を紹介して終わりにします。

中央2本が今回植えた「大玉白鵬」で、その横の2本は現在苗を育成中の「花桃」。
こんな感じに「桃」や「花桃」が、いっぱい咲く「栃洞」になればと思っています。

「善勝寺桜ウィーク」始まりました!

ここ「六ノ里」に有る「善勝寺」さんには樹齢500年桜の古木が有ります。
(*400年とも450年とも言われますが・・・)

毎年「善勝寺桜 桜まつり」が開催されていたのですが、2020年、2021年と「新型コロナウィルス」の流行に伴い開催出来ませんでした。

今も「新型コロナウイルス」の流行が落ち着かない中ですが、今年は「善勝寺桜ウィーク『樹齢500年の桜に会いに行こう』」と銘打って、それぞれの方に見に来て頂く形で開催することになり、本日4月16日始まりました。

朝8時、「六ノ里地域づくり協議会」の有志の方々で会場の準備を始めました。

テントを張り終わると出店される方がお店の準備に入ります。

ここからはお昼頃の様子を載せます。

「善勝寺」前の道沿いの駐車スペースには多くの車が停められてます。
空いてるスペースに車を停めて、歩いて境内への石段の方に向かってみます。
もちろん、車の右側、桜見物の方が歩いておられるの坂を上がって頂いても構いません。

ですが、石段の方に回ると良い事もあるんですよ。

まずは「善勝寺桜」を見上げて格好の撮影ポイントです。
今日は雲が多かったので、こんな写真ですが、晴れていると青空をバックの良い絵になります。

続いて道沿いの「花モモ」と「レンギョウ(黄色の花)」と「桜」の共演が見れます。

多くの方が写真を撮っておられました。

ちょうどこの辺りに境内への石段が有ります。
では、上がって行きましょう。

石段を上がって行くと「鐘楼」と「桜」が綺麗です。

「鐘楼」そばの「花モモ」、これが咲いて青空バックだともっと良いのですが、今日はまだこんな具合。

石段を登り終えると境内の入り口に立つ石の門柱(?)。
「真宗大谷派 清瀧山 善勝寺」が正式名称。
正面が「本堂」ですので、是非、お参り下さい。

真正面に見えるのが「善勝寺桜」です。
境内には「善勝寺桜」の他にも多くの「桜」や「花モモ」が植えられていて綺麗です!

「善勝寺桜」の根元に行くと、写真に収まりきれない迫力が有ります。

今年は急に暖かくなったせいか、葉っぱが多く出て来てます。
例年だと葉っぱが出るのはもう少し後なのですけど・・・。

ここには「善勝寺桜」の説明板と、先日の記事で載せた新調した「募金箱」が置かれてます。
何卒、この「桜」の保全活動へのご協力、よろしくお願いいたします。

もう少し進んで「本堂」の方、来た方から見た「善勝寺桜」です。

4月15日の金曜日の夜から連休明けの5月8日までの間、夜18時から21時半までライトアップされる予定です。

この写真は昨年の物ですが、スマホで撮るとこんな感じに撮れるかも。

「善勝寺桜」の東側の広場は「桜ウィーク」の間、お花見会場として開放されていて、この写真の地元の方の「みたらし団子」のお店や、

地元のお母さんたちが主催する「お好み焼き」と「炊き込みご飯」のお店や、

地元の喫茶店「Kedi Cafe(ケディ カフェ)」の出店が有ります。
ここでは、こだわりの珈琲や手作りスイーツが楽しめます。

ただし、どのお店も「桜ウィーク」の期間中ずっと有る訳では無いそうですので、『買えたらラッキー!』くらいに思っていて下さい。

なお、良く言う『お約束』ですが全てのお店はテイクアウトになってます。
ですので、ゴミの方はお店の方に返して下さい。
また「新型コロナウイルス」流行のおりですから、マスクの着用等、感染対策はくれぐれもよろしくお願いいたします!

ここからは「おまけ」です。(笑)

「善勝寺」から、さらに奥(東の方)に行くと「栃洞」地区になりますが、ここにも写真の様に「桜」の綺麗な所が有ります。

この写真、「栃洞大橋」の辺りから見える「桜」ですが、なかなか綺麗でしょ?

実はうちの「桜」でして。(笑)
と、自慢して、今回の記事はおしまいです。

「桑」の木の片付け

まだ「田んぼ」を始めるには少し猶予が有るので『今の内に!』と、先日切っていただいた「桑」の木の片付けを行いました。

本題の作業に入る前に、ちょっと下(しも)まで用事で降りました。
(*「下」と言うのは、ここらで「町」の事を言います。「六ノ里」は標高が高いからなのか?)

前の記事でも書きましたが、ここ「六ノ里」もすっかり春景色です。

「善勝寺」の桜も開花し始めました。

ここは「善勝寺」前の道で、もう少ししたら「桜」と「花桃」の共演が見れます!

ところで「善勝寺桜 桜まつり」ですが、今年も残念ながら「コロナ」の影響で、大々的な「桜まつり」は行いません。
ですが、今年は4月16日(土)から4月24日(日)の間『善勝寺桜ウィーク「樹齢500年の桜に会いに行こう」』と銘打って、「善勝寺桜」横の「山村広場」を花見会場として一般開放します。
また、この間、夜間はライトアップされます。

さて、下に行った用事と言うのは、朝、頼んでいた部品が入荷したと連絡が有ったので取りに行っていたのです。

いつも何かと気に掛けて頂いてるお隣のお母さんからの依頼なので、こっちが優先。
なお、届いた部品と言うのは耕運部分のオイルシールで、交換の様子等はネットでいっぱい紹介されてますので省略。(笑)

それでは本題の「桑」の木の片付けです。

先日の記事で紹介した、切って頂いた「桑」の木の状況。
今日はこれを片付けます。

使う道具は「エンジン・チェーンソー」と「バッテリー・チェーンソー」と「鉈」。

「エンジン・チェーンソー」は太い枝を、「バッテリー・チェーンソー」は細い枝を、「鉈」はもっと細い枝の処理に使います。

まずは、先の方の細い枝を「鉈」で切り落とします。
細い枝の処理には、この「鉈」が効率良いんです。

落とした枝を運んで、「バッテリー・チェーンソー」で細かく刻みながら、山にして行きます。

それが終わったら「エンジン・チェーンソー」で「幹」の部分を「玉切り」にしますが、太い部分は「木工旋盤」の材料にしたいので、ちょっと長めに切ってます。

1日目の作業が終わった状態です。
左側の積んだ小枝の山は、明日、燃やします。

25センチくらいまでの太さの物は、まとめて「井桁」に組んで積んで置きます。
これらは「木工旋盤」でも使いますし、「薪」として「薪ストーブ」の有る方に引き取ってももらいます。

帽子の大きさで太さが分かると思いますが、太い部分もひとまとめにして積んで置きます。
乾燥して来たら「木工旋盤」で使う都度切ろうと思いますので、切る際に「チェーンソー」の刃が地面に当たらない様に、下に多めに木を敷いてます。
(*「チェーンソー」の刃が土に当たると一気に切れなくなります。また、石にでも当たろうものなら刃を研ぐのが大変なのです!)

ここからは次の日の作業です。
燃やす作業は家内にお願いして、私はこの「簡易階段」を設置しました。

写真で見て分かる様に石が多い土の斜面なので、昇り降りの際に石に乗って良く滑って転びそうになるんです。
ちょうど手頃な枝がいっぱい出ましたので、良い機会だと思って作りました。

一通りの作業が終わって、後は、燃え尽きるのを待つばかり。
ちょうどお昼になりましたので、ここでお昼ご飯です。

昨日、チラチラ咲いていた、うちの通称「甚七桜」(屋号が「甚七」なので命名)ですが、一晩開けるとこんなに咲いてます!
手前は「梅」で、ここ「栃洞」では「梅」と「桜」の共演が見れます。

「桜」がこんな具合ですので「カタクリ」はどうかと見てみると、結構、群生して咲いてます。

アップにするとこんな感じで、可憐で綺麗な花をいっぱい付けてます。

「カタクリ」もですが、「ゼンマイ」もいっぱい出て来てました。

「田んぼ」の仕事はGW明けからなので、「桑」の木の片付けが終わったから、これからしばらくは、まだやれてない家の前の斜面の整備を行う予定です。

春になって農家始動

暖かくなって来て、もうほとんどストーブを点ける事も無くなって来ました。
そろそろ農家始動で、まずは「ジャガイモ」の「畝立て」用に畑を耕しました。

まずは今の「六ノ里 栃洞」の様子から紹介します。

あんなに有った雪もすっかり消え、春の日差しが暖かで散歩してても気持ち良いです。

この道から下の斜面には「カタクリ」が群生しているのですが、

『そろそろ葉っぱが出て来る頃だな』と思って探してみると、やはり葉が出て来てました。

中にはもう蕾を付けてる物も有って、もうすぐ咲きそう!
斜面の草刈りを一生懸命した成果か、「カタクリ」の群生する面積が増えて来ていて、かなり嬉しいです。

「椎茸」も徐々に大きくなって、食べ頃になって来てます。

さて、本題の「農家始動」ですが、冒頭に書いた様に今日は「畝立て」用に耕すので「耕運機」の出番です。

「耕運機」を表に出し、冷却水を入れタイヤの空気圧を適正値にし、その他簡単な整備を行います。
この冬は「木工旋盤」を「農舎」の中で行ってましたので木の埃が凄くて、それもエアブローで落として。

畑に移動して「ジャガイモ」を植える所だけ耕しました。

昨年のシーズンオフに耕運機の「ナタ爪」を交換しのですが、今回耕してみて新品の「ナタ爪」の効果に感動しました。

以前は「ロータリー」の真ん中部分が良く耕されて無くて、もう一度そこを耕す様にしないと硬い所が残っていたのですが、「ナタ爪」を交換したら1回で綺麗に耕されるのです!

今日は耕すまでの予定でしたが、効率良く耕せたので「畝立て」して「種芋」の植え付けまで行えました。

善勝寺桜の募金箱製作:その2 完成!

やっと昼間の気温が上がって来ましたので、止めていた「善勝寺桜」の募金箱製作を再開、完成しました。

文字を彫り終えて、最終的に全体を組み上げた状態です。
ここまでの製作記は、以前の記事を参照下さい。

ここから塗装の工程に入ります。

使うのは、左から「ハケ塗り用」「缶スプレー」の各塗料と目止めに使う「砥の粉」の三つ。

まずは「砥の粉」による「目止め」の工程を行います。
「砥の粉」を用いると、木の塗料の吸い込みを抑制したり、小さな傷を埋める事ができます。

「砥の粉」を水で1:1で溶いて、ハケで塗り込んで、半乾きの時に「ウエス」で擦り込みながら余分な「砥の粉」を落とします。
その後、よく乾燥させてから#320番くらいの「紙やすり」で軽く表面の毛羽立ちを取ります。

「砥の粉」で目止めが終わったら、「本塗装」を行います。
写真の左二つが塗料で「ワシン」社の「油性ニス」で「ハケ塗り用」と「缶スプレー」を使います。

何故、2種類用意してあるかと言うと、文字の部分を「ハケ塗り」するとせっかく彫った文字を埋めてしまうので、文字の面だけは「缶スプレー」を使うのです。

ここまでの工程の作業中の写真は有りません。
「本塗装」して3日程、しっかり乾燥させます。
今回使用した「ワシン」社の「油性ニス」は、触った感じで湿っぽいと乾燥が不十分な状態なので分かり易いです。

しっかり「本塗装」を乾燥させたら「文字の色入れ」です。

この工程、手元が狂うと塗料がはみ出るので「筆」を持った手の安定が重要です。
なので、塗る際に塗った所を触らない様に、真ん中の文字から塗っていきます。

使った塗料は「アサヒペン」社の「油性スーパーコート」です。

そのまま塗っても良いのですが、文字の外周部の彫り込みの深い部分にしっかり塗料が流れ込む様に「ペイント薄め液」で少し薄めて使います。

なお、薄め過ぎると文字のトップの色が薄くなって透けてしまいます。
「油性」に「油性」塗料を塗るので透けたからと何度も塗ると「本塗装」を痛めるので要注意です。

実は、この「文字の色入れ」用の塗料、結構選択に悩みました。

写真の一番左「カシュー」社の油性塗料が塗りやすくて好きなのですが紫外線に弱く、これで「文字の色入れ」した自宅の表札は、3年で色が褪色してしまってます。
「募金箱」は長く使用したいので「カシュー」以外の3つを新たにテストしました。

写真の右側2つは「水性塗料」です。
「水性」なので「油性」の「本塗装」を痛めにくいので、乾燥前ならはみ出ても水で濡らした「綿棒」で簡単に拭き取れて作業は楽ですが、「テストピース(木片に「本塗装」と同じ塗料を塗って作ってあります)」に塗って乾燥後に『意地悪テスト(硬い物、金属のスケールなどで擦って剥がしてみる)』を行うと簡単に剥げるので却下。

今回使用した「アサヒペン」社の「油性スーパーコート」(写真の左から2番目)は『高耐久性』が売りですし、「テストピース」に塗った結果、「カシュー」社の物よりは多少塗りにくいですが、まぁまぁ何とか行けそうでした。
何より「油性」なので「本塗装への食い付きが良く「水性」の様な剥がれの心配が有りません。

で、全部「文字の色入れ」が終わった状態。

多少、気になる部分も有りますが、近くでじっと見る芸術作品じゃ無いので、良しとしましょう!

で、前回の「募金箱」製作記事の最後に書いた「土台」が完成していたので、受け取って来て塗装しました。

使った塗料は「ホルツ」社、「ソフト99」社など、在庫で持っていた「艶消し黒」の「缶スプレー」です。

「土台」の塗装が終わったので一番下の「コンクリート」部分の「型枠」を作ります。

四隅の部分がはみ出ているのは、横着して切らなかったのでは有りません。
「コンクリート」が固まって「型枠」を外す際に、ここを叩いて外すからです。

四角いままでも、もちろん良かったのですが、移動させる際に「コンクリート」に角が有ると痛いかな?と四隅に「面取り」様に三角の角材を入れておきます。

「型枠」が出来たので「コンクリート」を流し込みました。

「コンクリート」と書いてますが「ホームセンター」で買える「インスタントセメント」で「セメント」と「砂」だけの「モルタル」と呼ばれる物です。
まぁ、上に重量物が乗る訳でも無いので大丈夫だと思います。

但し、「コンクリート」の硬化には温度が影響するのと、0℃以下に気温下がると凍って良くないので、そうならない日を選んで作業してます。

底に敷いた「ベニヤ板」は「コンクリート」で汚すと勿体無いし、「型枠」が外し易いので「種蒔き培土」の空袋を敷いてあります。

「コンクリート」を流し込んでから2日後、この時期、まだそんなに気温が高くならないので少し余裕を持って「型枠」を外しました。

角の部分、エッジが危ないので「紙やすり」の荒いので少し削って完成です。

「募金箱」と一体化してみました。

「募金箱」が大きいので『風に煽られて倒れるのは嫌だな』と「土台」を大きめにしたのですが、移動させるにはちょっと重いかもしれません。

『作ります!』と言ってから、約1年。
忙しいのも有って時間が掛かりましたが、やっと完成しました。(笑)

木工旋盤の材料準備

先日来の記事の様に「木工旋盤」にハマってます。(笑)
今回は使う材料の準備や新しく手に入れた部品など、載せてみたいと思います。

「ぐい呑み」は新たに写真の分を制作しました。

先に作った分は、先日の飲み会で使って好評を得ました。
先日の記事に<追記>として書いてますが、表面処理については「亜麻仁油」で大丈夫そうです。

有難いもので「木工旋盤」をしているとご近所の方が覗いてくださって『うちに「桜」の板が有るから、持って来てあげるね』と下さいましたので、

早速「桜」の小皿も挽いてみました。

「桜」は木肌がきめ細かく硬いので、「木工旋盤」で挽いた後「紙やすり」で軽く磨いて、「亜麻仁油」など何も付けてない「綿」の布で磨くだけで、この写真の様にピカピカになります。

木の種類によって、仕上がりが変わって来るのが面白くなると、他の木も試してみたくなります。

そこで、昨年の秋に我が家の通称「水場の畑」の日当たりに邪魔な「山栗」の木を切っていたのを持って下りて「チェーンソー」で大まかに切って、

この写真では真ん中の一つの「お椀」だけしか出来ていませんが、「木工旋盤」で作る物の大体の形にして乾燥させようとしています。

その方が「丸太」のままより乾きが早いですし、乾燥の際に変形するのですが素材の段階での変形なので、完成後は変形が少なくて済むそうです。

いろいろな材料と言えば、この話をお隣の私の『山の先生』のお父さんにしたところ、『「桑」の木は高血圧に効くから、それで「湯呑み」でも作ればええね。あそこの「桑」の木を切って使えばええよ』と。

そして、今日、『暇なので切ってやるわ。』と切っていただきまして。
これも要る部分、要らない部分に分別して、材料として保管しないと!

実はこの「桑」の木ですが、ウチの「梅畑」に大きな「桜」の木が有って、春に綺麗な花を咲かせるんですが、もう一方のお隣のお母さんが『「桑」の木が邪魔で、無ければ家から「桜」が見えるのに。』とも言われていて。
誰が使う訳でも無い木だったので切りたかったのですが、かなり大きくなっていたし、複雑に絡んでいて私の腕では上手く倒せる自信が無かったので、感謝、感謝です。

次に新しく手に入れた「木工旋盤」の部品について載せます。

新しく手に入れた部品は「チャック」と言って材料を咥え込んで固定出来る部品です。
写真に見える4つの爪が動いて、外から掴んだり、中から押し広げる様にして材料を掴んでくれます。

ただし、構造上、爪が材料に食い込むので、仕上がった部分を咥えさせるには一工夫要りそうですが、

今までは、この写真の様に「フェースプレート」と言う部品を材料に「ねじ止め」して材料を固定していましたので、並行して他の物を削る場合、いちいち「ネジ」を外して付け替えないとならなかったから非常に作業が捗ります。

作りたいアイディアがいっぱい有るので、他にも欲しい部品は有るのですが、まずは、今有る部品で工夫して形にして行きたいと思います。

でも「畑」や「田んぼ」、「耕作放棄地」の開墾などなど、これらもしっかりやらないとね。(笑)

春が来た!

町の方では「桜」の開花宣言が出ていますが、ここ「六ノ里」にも、ようやく春が来ました。
今日は、その様子を少し載せてみたいと思います。

「六ノ里」に来て3度目の冬でしたが、この冬は積雪量が一番多かったので、ほとんど毎日、朝起きたら庭の「雪掻き」でした。
でも今は、まだ少し雪が残ってますが、家の前の畑もほとんど消えてます。

「山肌」の雪もすっかり消えて来て、「田んぼ」の雪も後少しで全部消えそうです。
でも「畑」も「田んぼ」も湿っていて「農作業」はもう少し先になりますが。

上の写真を撮った前日はこんな感じに少し雪が降りましたが、気温が高いせいか庭にはいっさい積雪も無く「畑」の雪も直ぐに消えました。

なので、もうそんなに雪も降りそうに無いだろうと「夏タイヤ」に交換しました。
実は去年、交換した翌日にしっかり雪が降りましたが、今年は天気予報で確認したので、多分、大丈夫でしょう。(笑)

『春になった』と言う実感は、他にも有ります。

まずは「ふきのとう」。
春の実感は、夜から朝方の気温があまり下がらなくなったのと言う体感的なのもありますが、「ふきのとう」が出始めると更に湧きます。

あと「福寿草」も咲き始めて、雪が消えた茶色の世界に鮮やかな黄色い花を目にすると春を実感します。

うちには一昨年、昨年に仕込んだ「椎茸」の原木が有って、川沿いの北向き斜面に設置してますが、ここは冬場、大量の雪が溜まります。
なので、積雪から守る為に「寒冷紗」を掛けていました。

雪が消えて近づく事が出来る様になったので、下りて行って「寒冷紗」をはぐってみると、

小さな「椎茸」の子供がいっぱい出て来てます。

ちょっと前までは寒かったのですが、いくつかは食べごろサイズのも有りました。
今年はいっぱい採れそうなので「干し椎茸」も出来るかな?と期待してます。

でも春になったと喜んでばかりはいられません。
春になって雪が消えたら、やる事がいっぱいです。(笑)

写真は、我が家の通称「上の畑」の石垣ですが、この冬の雪の重みで一部石垣の石が迫り出して膨らんで来てますし、下には落ちた石も見えます。
これも「梅雨」で大雨で大きく崩れてしまわないうちに、一部を一度解体して積み直さないと・・・。

「田んぼ」や「畑」の準備も始まりますから、いろいろ忙しくなりますが頑張ります!

焼印の製作

先日来の記事でも書いてますが、「木工旋盤」で「ぐい呑み」や「小皿」等や、「仏器運び」や「善勝寺桜 募金箱」と木工品の製作が続いてます。

自分で言うのも何ですが、なかなかの自信作が出来てますので、銘を入れたくなりまして・・・。
前の記事の最後に書いた『新たな目論み』とは、この事です(笑)。

そこで「焼印」を作ってみましたので、その過程を載せてみます。

画像ソフトを使って実寸の版を作って印刷します。

私の仕事の屋号が「STUDIO 桜里舎」ですので、銘は「桜里」にしました。
(*絵や書などに入れる「落款」の銘(で良いのかな?)を「雅号」と言うそうです。)

印刷した版を「デザインボンド(スプレーのり)」で材料に貼って、「金切りノコ」で「焼印」のサイズに手で切り出します。

「焼印」の材料としては「真鍮」が良く使われる様ですが、今回はたまたま在庫に有った「アルミ材」(多分、A2014かA2017)を使ってます。

文字を彫り込む道具「リューター」は、これです。

本業では「ミニター株式会社」の「ミニター」を使ってました。
精度が良くて使い勝手も良くて非常に良いのですが、個人で買うにはお値段が高いんです。(確か、本体、コントローラーで9万はすると思います。)

そこでネットで色々調べた結果入手したのが、「アルゴファイル」社のこれ。
刃の交換が「ミニター」と同じ方式で作業性が良さそうなのと、回転速度のコントロールが出来る点が選んだ理由。
値段は2万円強(Amazon)で安くは無いですが「ミニター」の四分の一くらいで済みました。

使った感じ「ミニター」よりも持つ部分が細いので、そこは「シリコンチューブ」と「指カバー(?)」を付けて調整してます。
写真の右端の四角いのが「フットペダル」で、これが地味に便利です。

もっと安い「リューター」も有りますが(実は某社のを持ってたりする)、軸の精度が良く無かったり、トルクが無くて文字を彫るとか細かい作業では上手く削れないんです。

削る刃は、写真の上の「ダイヤモンド」は付属で付いてました。
下のは細かい細工用に追加購入。
しかし、外周の枠の外側にしか使いませんでした。

同時にこれらの刃も購入しました。

これらは今回の「焼印」には使いませんが、「竹灯籠」の細工に仕えるかと思ってです。

と言うのは、「三寺参り」の「竹灯籠」を『もっと凝ったデザインで作ってみたい』と個人的に思っていて、それには「リューター」が必要なのですが、今ひとつ購入に踏み切れなくて・・・。(本当に作るのか?って事です。笑)

今回『「焼印」を押したい』と言う気持ちが大きくなって、『「竹灯籠」でも仕えるし』となって、購入になった次第です。
(*「焼印」をネットで頼めば、今回のサイズなら同じ値段以下で出来ます。)

彫る作業には「リューター」を持つ右手(右利きなので)と材料の安定が重要です。

板切れにΦ8mmの穴を開けて素材を差し込んで固定します。
右側の塊は板切れを貼り合わせた物で、ここに「リューター」を持った手を乗せて安定させます。
これは動かして使うので、材料を差し込んだ板には固定しません。
(「焼印」が完成した後での写真なので、既に「桜里」と入ってます。笑)

彫り込む際に材料を削った粉が出ますので、写真の様な使い捨てのトレイを敷くと後始末が楽です。

写真のは「東洋アルミエコプロダクツ株式会社」の「焦げ付かない焼きそばプレート」ですが、2枚入りでお値段も安いのでお薦めです。

写真の上が本来の「ハンダゴテ」の軸で、下側が「焼印」を固定した物。

「焼印」の裏側中心に「ハンダゴテ」の軸の径と同じΦ8mmの穴を開けて、横から固定用の「イモネジ」を入れるM3のネジを作ります

この作業は「焼印」を彫る前に、やっておいた方が良いです。
上でも書いている様に、この軸で材料を固定すると作業性が格段に良くなります。
また、せっかく綺麗に彫れても、この作業で傷付けたり、最悪、固定穴が貫通してとか目も当てられないですし、ね。

ちなみに「ハンダゴテ」の軸は、だいたい「銅製」なので「金切りノコ」で簡単に切れます。

この写真が彫り上がった「焼印」。
「ぐい呑み」の裏に押したかったので小さいサイズにしましたが、文字が細くて面倒でした。

「焼印」を押す際には、この「ハンダゴテ」を使います。
写真では、まだ先端に「焼印」は付けていません。

下側の黄色いダイヤルが付いているのは「温度コントローラー」で、これを使えば良い塩梅の「焼印」が出来る温度に設定出来ます。

やり方は、徐々に高い温度にして何度か試し押しして、最適な温度を出します。
最初から高い温度にすると、ダイヤルを回して温度を下げても、すぐに冷めないので難しいです。(*経験者 談)

「ハンダゴテ」の先端に「焼印」を取り付けた状態。
「ハンダゴテ」側の出っぱってる方のネジが軸の固定なので、それを緩めると簡単に交換出来ます。

ちなみに軸は単体で販売されていて、「焼印」ごとに軸を付けてやれば、複数の「焼印」を取り替えて使用する事も出来ます。(1個¥320円−Amazon)
最も、押してすぐは「焼印」が凄く熱いので、交換はやらない方が身の為です。(笑)

で、「焼印」が出来ましたので、早速、うずうずして押してみました!
「桧」の「ぐい呑み」は良い感じに押せました。

「杉」の「小皿」は、ちょっと長く当て過ぎたのか、黒くなり過ぎ?

「栗」の「小皿」は底面の真ん中が少し凹んでいて、真ん中が薄い・・・。
なかなか綺麗に押すのは難しいです。

「桧」の「菓子皿」は「蜜蝋ワックス」仕上げのせいか、押した周りが何か溶け出した様になってしまいました。
「焼印」を押すのは、表面処理の前の方が良いかもしれませんね。

〈追記〉
「亜麻仁油」や「蜜蝋ワックス」を塗る前、「旋盤」で挽いたままで「焼印」を押しても「桧」の場合、「桧」の油分が熱で滲み出す様です。
滲み出して直ぐに「アルコールクリーナー」を「ウエス」に付けて拭いてあげると、だいたい取れました。

以上「焼印」製作の記事でした。

「焼印」が出来た事で『生きていた証』になるかな?(笑)