初雪!なので耕運機のナタ爪交換

初雪が降りました。

朝起きて居間のカーテンを開けると、あら、積もってる・・・。
去年、一昨年が12月の半ばだったので、今年は3週間ほど早いです。

とりあえず初雪の様子を写真に、と着込んで表に出て。

玄関前から道に向かうと、すっかり雪景色です。
地面の積雪量は5センチくらいで、気温がまだ高いので湿った雪でした。

車の屋根は10センチくらいは積もってるかな。
『12月になってからでもいいんじゃない』ってタイヤの履き替えをしてなかったんですが、一昨日、天気予報を見て慌ててスタッドレスに替えといて正解でした。

家の前の道は、こんな感じ。
積雪量が少ないので、これくらいでは除雪は来ません。

家の前の畑もこんな感じなので、畑や山仕事は出来ません。

なので、今日は先日頼んでおいた耕運機の「ナタ爪」の交換を行います。

「ナタ爪」と言うのは、耕運機の後方に有る「ロータリー」と呼ぶ耕運する部分の部品で、これが回転して土に食い込み土を起こします。

鉄製の部品ですが、長い間使っていると擦り減ってしまいます。
そうなると、土に食い込みはしますが、土をひっくり返せなくなって十分な耕起になりません。

先日「秋耕起」の記事を書きましたが、その時も起こせて無い様な気がしてました。
もっとも、私が譲り受けてからの期間では起こせなくなる程は擦り減って無いと思いますので、今まで気にして無かっただけとも思いますが。(笑)

では、交換の様子を載せてみます。

これが「ロータリー」で、鉄製の「ナタ爪」が16本付いてます。
長年交換されてませんので、まずは取り付けナットに「CRC5-56」を吹き付けます。

それから走行ギアを1速に入れて、耕運レバーを『荒』に入れて「ロータリー」が回転しない様にして、長めの「メガネレンチ」でナットを緩めます。
が、長年の間に固着しているので、「メガネレンチ」を「小型ハンマー」で軽く叩いて緩めます。

「ロータリー」の左端、金属のロッドを付けてますが、これは本来、車輪を交換する時に車輪を持ち上げる時に使う物で、『これを使って回り止めにならないかなぁ』と付けたのですが全くダメでした。(笑)

「インパクトレンチ」であれば叩かなくても緩むでしょうが、「ナタ爪」が邪魔して、それも難しいかもしれません。

新旧の「ナタ爪」を並べてみました。
左が外した物で、右が新しい「ナタ爪」です。
新しい物の幅が本来の幅で、外した物は先の方が狭くなってます。

二つを重ねてみると、擦り減り具合が良く分かりますね。
これだけ擦り減るのに何年くらい掛かったんでしょうね。

1時間程で、全て交換完了です。

締め付けが弱いと耕運時に緩んで「ナタ爪」が外れると予想されます。
そうなると土に埋もれて探すのが困難なので、しっかり締め付けます。

交換したら新しい「ナタ爪」の効果を早く試したいのですが、冒頭に書いた様に雪なので、しばらくお預けですね。(笑)

なお、ネットでのお約束ですが、紹介した交換方法は我流ですので、真似される方は自己責任でお願いしますね!

草木灰作り

来年の畑に使う「草木灰」を作ってます。
今回は、その様子を紹介してみます。

以前の記事で紹介した様に「里山再生プロジェクト」と銘打って、耕作放棄地の開墾をしていますが、長年の間に自然に育った要らない木を何本も切り倒しています。
が、この切った木の処理が問題で・・・。

写真の様に「椎茸」の原木に使ったり、もう少し太い物は「薪ストーブ」をお持ちの方に使っていただくのですが、

この写真の様な、細い物の処理に困ります。

邪魔にならない所に積み上げておけば、そのうち朽ちてしまうのですが、量が多いので積み上げた山が増えて来て邪魔になります。
ですので、「草木灰」を作って処理するのです。

「草木灰」製作は、以前の記事でも紹介した、この「ドラム缶炭焼き窯」で行います。

もちろん、その辺に積み上げて燃やしても良いのですが、燃え切るまで見てないと延焼したら怖いです。
でも、これを使えば「焚き口」を閉めておけば、まず延焼する事も無いので安心です。

では「草木灰」製作の手順を紹介します。

まず、燃やす材ですが、写真の様に、窯の有る所より数段下の場所に積んで有りますので、それを運んで来ないとなりません。

以前は、短く切って円筒形の「ガーデンバッグ」等と呼ばれる袋に入れて担いで上がったのですが、今はこれ、以前の記事でも紹介した「エンジン付き一輪車」で運びます。

材を運んだら、窯に入る寸法に「電動チェーンソー」で切って、

この様に、窯の中に入るだけ入れて、

蓋を閉め、焚き口も取り付けて、隙間の部分をレンガと土で塞ぎます。

「炭」を作る訳じゃ無いので隙間が有っても良いのですが、隙間が有ると逆に全体への火の回りが遅いみたいです。

準備が出来たら焚き口に小枝を入れて火を付けて、徐々にもう少し太い材へと燃やして、窯の中の入れた材に燃え移して行きます。

窯の中がこんな感じに燃えて来たら、

焚き口の蓋を、石で少し開ける様に閉めて本日の作業は終了。

翌日、焚き口、蓋を取り外した様子。
いっぱいに入れた材は全て燃えて、この様に灰になってます。

窯にいっぱい入れて、バケツ1/3くらい「草木灰」が出来ます。

この方法ですと、一回に燃やして処理する量も、出来る「草木灰」の量も少ないですが、積み上げて燃やすより「草木灰」の回収が楽なんです。

あと、この「ドラム缶炭焼き窯」を使う方法だと「草木灰」の他に、畑に有用な副産物が出来るんです!

中の材が燃えている時に、煙突の先からポタリポタリと「木酢液」が垂れて、下の青いバケツに溜まってくれます。(写真の赤い点線矢印の様に垂れて溜まります。)

「木酢液」は害虫駆除に使えますし、キツい臭いがするので獣害対策にも使えるので、いっぱい使いますが、買うと結構するんですよ。

本当は、煙突を出口を高くして、根元の方に「木酢液」回収の穴を開けて、そこから採取するらしいのですが、穴を開けるのも面倒なので、この方法でやってます。

本来「炭」を焼く為に設置した「ドラム缶炭焼き窯」ですが、しばらくは「草木灰」製作です。
さて、「炭」が出来るのは何時になるかな?(笑)

果樹の雪避け対策中

ここ「六ノ里」の紅葉も終盤になって来ました。
「田んぼ」の作業も今年は終わったので、植えた果樹の雪対策もしています。
今回は、その様子を載せてみます。

農地再生した場所に、順次「梅」や「桃」を植えていて、昨年は獣害対策も兼ねて、雪除けとして、太めの「イボ竹(写真の緑の棒)」に15mm目のネットを巻いていました。

ですが、積もった雪の重みで「イボ竹」が写真の様に曲がってしまい、雪除けの効果無く、枝が折れてしまいました。

そこで、今年はネットで情報を集めて違う方法で行う事にしました。

まずは、支柱には「竹」を使いますので、それの調達から。

近所の道沿いで、雪が降ると「竹」の葉っぱに積もって、道路の方に倒れて通行の障害になる所が有るので、そこのを切り倒して使います。

切り倒したら「鉈(なた)」を使って枝や先端の細い部分を切り落として、軸だけにします。

切り落とした枝や先端は、そのうち朽ちて土に戻りますので、通路の邪魔にならない所に積み上げておきます。

軸だけになった物を、適度な長さに切って軽トラに積んで運びます。

以前は手鋸で切ってましたが、今は以前の記事でも紹介した「マキタ」社の「電動チェーンソー」で刻みます。(これのお陰で作業がすこぶる捗ります。)

運んだ「竹」を植えて有る所まで運んで、写真の様に組んでネットを巻きつけて完了です。

今年も「ラニーニャ現象」が発生し、降雪量が多いらしいですが、これで大丈夫かな?

秋耕起しました

今年最後の田んぼ仕事の「秋耕起」をしました。

本題に入る前に、来年の稲作に向けての作業の紹介から。

秋になると「茅」を刈ります。
草刈り機で刈って、木に立て掛けて縛っておいて、乾燥させながら春まで保存します。

これをどの様に使うかと言うと、

写真の様に「代かき」の際に「田んぼ」に敷き詰めて、「カゴ車輪」で土の中に踏み入れてやります。
こうする事で土に中に踏み込まれた「茅」は分解され、良い作土になってくれるのです。

では、本題の「秋耕起」について紹介して行きます。

「秋耕起」の数日前に、斜面を刈った草や藁を「田んぼ」一面に広げて、燃やして灰にしておきます。

燃やす「藁」の出所は、我が家は「ハサ掛け」して「ハーベスタ(脱穀機)」で脱穀した際に大量に出来ます。
その内、畑で使用する分を分けて、残りを燃やします。

燃やした後の地面はこんな感じに。
全面が灰になると良いのですが、「藁」が湿ってたりして燃えてない残渣も有りますが、耕してしまえば土中で分解されるので、良しとします。

この様にする理由は、灰は肥料三大要素「窒素」「リン酸」「カリ」の「カリ」、つまりは施肥と言う訳です。

さてさて、本日の本題「秋耕起」の様子です。

まずは我が家の通称「上の田んぼ」から耕します。
「秋耕起」の目的は、稲株を分解しやすくする事と土中に空気を入れてあげる事ですので、「耕運機」の「耕運変速レバー」は「荒」で、大きな土塊になる様にして耕します。

続いて、我が家の通称「東の田んぼ」も同様に耕してあげます。

以上で「秋耕起」は終了。

ですが、耕している時に気になったのが、思った様に稲株が土中に入らない!

これの原因は分かっていて「耕運機」の「ナタ爪」と言う耕す部分に付いている部品の摩耗が進んでいるからです。

先日も農業指導されてる方から『そろそろ「ナタ爪」交換した方が良いよ』と指摘されてまして・・・と言う訳で、いつもの農機具屋さんに電話して発注しました。
近々、部品が来ると思いますので、また記事にする予定です。

今年の米が出来ました!2021

まだ本業の出稼ぎ中で週末にしか戻れませんが、居ない間に季節は進み、ここ「栃洞」でも紅葉が進んでまいりました。

うちの通称「上の田んぼ」からの紅葉の景色です。
朝晩寒くストーブやコタツが活躍し始めたと思ったら、良い感じの紅葉が始まってます。

で、そろそろ「椎茸」が出てないかと見てみました。

これらは昨年の春に仕込んだ物ですが、菌を打つ時期がちょっと遅くてどうかと心配していました。

ですが、この通り、まだ小さいですが「椎茸」が出始めてました。
そのうち畑で「白菜」も取れ始めますので、美味い鍋で食べるのが楽しみです!

さてさて、本題に入ります。
先日、「脱穀」して「籾摺り屋」さんに出していた米が出来てきました。

今年の収穫量は「コシヒカリ」が3俵と4㎏。餅米の「タカヤマモチ」が22.1kg。
去年より「コシヒカリ」が20kgほど、「タカヤマモチ」が8kgほど少ないですが、食味値向上の為に肥料を変えたので想定内。

精米前の玄米です。
昨年に比べて青い米が多いのは早く刈ったせいだと思いますが、精米してしまえばちゃんと白米になりますし、一説には青い米は美味いそうです。

で、早速精米して炊いてみました!

新米なので少し水の量を減らして炊いたら、ちょっと固かったです。
ですが、味はほんと美味いです!!!(思いっきり自画自賛。笑)
翌日、普通の水の量で炊いたら、ふっくらして、もっと美味かった!!!!

で、今年も「米作りの通知表」。
農業指導員さんに測定をお願いして、結果が出て来ました。

結果は、昨年の公約通り80点を超えて、82点!
測定結果と共に、評価コメントと来年へのアドバイスを戴きました。

ちょっと、それぞれの数値の意味合いを載せてみます。


うちは「食味値」が82点なので、「良」。
もう少し頑張って「極上」を目指したいです

「アミロース」は18.1%なので、まぁ、良いのかな。

「タンパク質」は7.3%なので、普通よりちょっと良い感じ。

「水分量」は13.5%。
「籾摺り」時に乾燥を掛けるのですが、ちょっと乾かし過ぎみたいですが、
「籾摺り屋」さんが悪い訳で無く、うちは少量なので難しいらしい。

なので、来年こそは「ハサ掛け」をしっかりして、最適水分量を目指そうと思います。

「脂肪酸度」は20なので、酸化のギリギリ。
ここは農業指導員さんに対処を聞いてみなくては・・・。

以上、今年の米作りの総決算でした。

で、早速、来年に向けての米作りはスタートしていて、斜面で刈った草と今年の「藁」で畑に使う余剰分を田んぼで燃やします。
灰は肥料の3要素「窒素・リン酸・カリ」の「カリ」にあたります。

さぁ、いろいろ工夫して、来年は85点以上の「極上」米を目指そうと思います!

脱穀しました!

先日の記事で「稲刈り」し「ハサ掛け」していた稲を「脱穀」しました。

昨年は初めての「ハサ掛け」で、どれくらい干せば良いか分からず、また翌日以降の天候不順から慌てて「脱穀」しましたが、今年は去年導入した「新兵器」も有るので、乾燥具合を見ながら「脱穀」すれば良いかと思ってました。

しかし、先日の記事に書いた通り本業で出稼ぎに行ってまして、平日は「六ノ里」に居らず、日々、乾燥具合がチェック出来てませんし、また「脱穀」出来る日も土日に限られてしまいました。

「ハサ掛け」から約1週間の時点で、乾燥具合が17%くらいだったので、約2週間目の今日だと『乾燥し過ぎか?』とは思いましたが、乾燥し過ぎても出荷する訳でも無いので「脱穀」予定としていました。

で、朝、作業前に水分量を測ると16%前後で、予想に反して、理想の14.5%には届いてませんでしたが、「籾摺り」の際に乾燥もしてもらえる(お金は掛かるが)ので「脱穀」しました。(今日を逃すと、また1週間後になるので)

「脱穀」に用いるのは、昨年同様、ご近所さんの「ハーベスタ」を借りてです。

ところが、作業を行う為に収納場所に行って問題発生です!
昨年、作業終了後にも整備して仕舞っておいたのですが・・・。

燃料タンクにガソリンを入れて、エンジンを始動。
もちろん、何も問題無く一発始動したのですが、燃料ホースの途中からガソリンがダダ漏れ。

収納場所には工具も何も無いので、とりあえずビニールを巻きつけ漏れる量を減らし、自宅の農舎まで動かしてバラしてみると、どうも経年劣化で中のゴムが硬化してひび割れたみたいです。

いつもお世話になっている農機具屋さんに買いに行けば、同じ燃料ホースは切り売りで有るとは思いますが、時間が勿体無いので手持ちの耐油ホースに交換。

エンジンと冷却ファンの間を通すので、このホースで長時間使用は不安が有りましたが、まぁ、今回は様子を見ながらこれで行きます!

出鼻を挫かれる様なトラブルでしたが、予定通り「脱穀」を始めます。
まずは通称「東の田んぼ」から。

燃料ホースの問題以外は、機械には何も不具合無く、順調に「脱穀」していきます。

約1時間ほどで、ここの「脱穀」は終了。

ただ、「ハサ掛け」した間隔が狭くて、一部「ハーベスタ」を通すのに邪魔になって、一部脱穀後の「ハサ」を蹴倒しました。(一番左の奥。笑)

続いて、通称「上の田んぼ」です。

こちらは「ハサ」の間隔も問題無く、順調に1時間ほどで終了。

全て終了後、「脱穀」した籾の袋を軽トラに積み込んで、「籾摺り屋」さんに持って行きました。

「籾摺り屋」さんで「籾摺り」前に測ってもらった水分量が、自宅での測定値と比べて0.5程高めに出てましたので「新兵器」の測定補正の確認が出来ました。(笑)

で、今年の収穫量は、
「コシヒカリ」が、去年は14袋に対し、12袋。
「タカヤマモチ」が、去年2袋とちょっとに対して、2袋弱。

去年より収量が落ちたのは、昨年ここの「棚田米」の食味値の下限値80点を1点下回って悔しく思って、食味値改善の為、ここ「六ノ里」の棚田米組合が使用している肥料に変えた為だと思いますが、8月の花が出る時期に長雨が有ったせいかもしれません。

でも、まぁ、うちは出荷する訳で無く、自家消費なので、この量でも多過ぎるくらいだし、そもそもの肥料変更の目的の、食味値が「棚田米」の下限値より上なら良いかと。

さて、今年の「新米」を味わえるのを楽しみにしていましょう!

「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」の整備

以前の記事『「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」計画』、ついに具体的作業の開始です。

今回は、
①沢の落ちた橋の架け替え
②「牛道川」に架かる橋の塗替え
を有志で行いましたので記事にしてみます。

まずは①沢の落ちた橋の架け替え。

これは以前の記事にも載せた写真ですが、赤い点線の部分に丸太の橋が架かってましたが、点線の左側、朽ちた丸太がその残骸。

ここに新たに「丸太橋」を架けます!

「丸太橋」の材料は、私の山仕事の先生でもあるお隣のお父さんが、仕事先の山で確保してくださった「栗」の木です。

先日、有志数名でお父さんの作業場所から現地に搬送してありました。
(平日だった為、私は仕事で参加出来ず申し訳無かったです。)

これを沢まで運ぶのですが、当然、機械は入りません。
じゃ、どうするかと言うと・・・。

こうやって金具を木に打ち込んでロープを掛けて、人力で引っ張って運びます。

結構な重さが有るのですが、「山師」さんの長年の経験による指導のもと、数名で引っ張ると割と簡単に運べました。

つづれ折れの所は引いて行かず、「諏訪」の御柱祭りの木落としの様に、ここから落としました。
(もっとも木の上に跨ったままでも無く、そんな大層なものでも無いですが、イメージね。笑)

運んだ木を沢に架けていきます。

最初の2本は人海戦術で数名で持ち上げて架けて、残りは架けた丸太の上を滑らせて架けました。

で、ここから「山師」のお父さん達の腕と経験のなせる技で、

製材していない丸太なので、曲がりも有りますし枝跡の凸凹も有りますから、普通に並べただけでは平にはなりません。

木の曲がり具合を見極めながら、並べる順番を変えたり、「鳶口」を使って木を回転させて、綺麗に収まるようにします。

これが凄くて、ベテラン山師二人で、まるで魔法の様に綺麗に収めていかれます!

どうしても邪魔な枝の跡や曲がりの出っ張りは「チェーンソー」で修正です。

最後に大きな「かすがい」で丸太同士を繋いで、丸太の端の道との段差に石を置いて完成。

完成した「丸太橋」を上から見ると、こんな感じで、

沢の川下側から見るとこんな感じ。

朝8時前から初めて、この時点で9時過ぎ。
約1時間半で、こんな立派な橋が出来てしまうなんて、凄く無いですか!!!

出来上がりも、私がイメージしていた「丸太橋」より全然立派で、これなら危惧していた落下の不安も全く無いと思います。
(もっとも何事にも危険は付き物で、お約束ですが『渡る人の自己責任で』という事でお願いします。)

続いては②「牛道川」に架かる橋の塗替え。

橋の古い塗料や長年の錆を落としてからじゃ無いと塗り替え出来ませんので、まずは「グラインダー」を使って作業していきます。

先日の記事「橋の塗替えに向けての準備」で試した材料は、仲間が用意してくれてますので、それを使って数人掛かりで「グラインダー」で粉塵に負けずに磨いていきます!

ここには電気は来てませんので、有志の方が発電機を持って来てくれたのを使わせていただきました。

磨き終えると、こんな感じ。

本職の仕事なら、この後、錆止め下地塗装してから本塗装なのでしょうが、まぁ、悪くなったらまたやれば良いし、今の塗料は下地効果も有りますので、このまま塗ります!

塗装も数人掛かりで、ハケで塗っていきます。

みんなで黙々とハケで塗って・・・。

この写真は遊歩道計画立案時に画像ソフトで現状の橋に色を付けたイメージ写真ですが、

完成した塗替え後の写真。

どうです?イメージ通りになってませんか?
色味が違うのは、私のスマホのカメラのせいで、

ちゃんとしたカメラで撮影すると、ほら、この通り!

まだ、ムラになっている所が有りますし、床面や橋の下の青い所が気になりますが、そこは第二期工事とします。

豊かな自然の中に赤い橋の存在感、思惑通りの出来栄えです。

元々の遊歩道にしようとした、かつての道のロケーションも素晴らしいのですが、それをより引き立たせる事になったと自負してます!

そして何より素晴らしいのは、これだけの事を地元の有志だけで成し遂げた事です。
これは、ここの皆さんの「六ノ里」を愛する気持ちと、ここに住む人の強固な繋がりの賜物かと思います。

しかし、住む人の強固な繋がりと言っても、余所者を排除する様な事では決して有りません!

コロナも落ち着いて来ましたので、多くの方に参加・ご協力していただき、この感動や達成感を共有してもらえたらと思っています。

皆さん、宜しくお願いいたします!

稲刈りです!

そろそろ稲刈りなんですが、実は8月お盆明けからの本業で平日は出稼ぎ中で「六ノ里」に居ない事が多く、稲の生育具合も毎日見れてません。

週末に戻った時の稲穂の具合を見て『ちょっと早いかな』と思いつつも、仕事の都合と重ね合わせて『今週しか無い!』と、平日に2日の休みを取って稲刈り実施しました。

まずは、我が家の通称「東の田んぼ」から。

朝早くから刈れば良いのですが、夜露が降りてるので午前10時前スタート。
で、こんな感じで、淡々と刈って行きます。

刈り取りに使う「バインダー」は今年もお隣のです。
『うちは使わないので、いつでも使えば良いから』のお言葉に今年も甘えてます。

ざっと1時間程度で刈り終わりましたので、続いて「ハサ掛け」していきます。

ハサ掛け」用の「ハサ木」を運んで来て、こんな感じで組んで刈り取った稲束を掛けていきます。

本当なら「コンバイン」で刈り取って、その場で籾にして乾燥に出せば楽なのですが、うちが「ハサ掛け」をするのは『通路が狭くて「コンバイン」を入れられない』からです。

ま、「ハサ掛け」した方が美味しいと聞きますし、田んぼも広く無いですし、何より「先達さん(前のうちの持ち主)」もされてましたから、そこは踏襲したいかな、と。

途中「お昼」を挟んで15時くらいに完了。

台風の影響で2日目は雨の予報でしたが明日も天気が保ちそうなので、割とノンビリと作業して、今日はここで終了です。
(もし、明日が雨なら・・・かなりハードだったと思います。)

明けて翌日、我が家の通称「上の田んぼ」です。

ここも、ざっと1時間ほどで刈り取り終了。
それから「ハサ掛け」していきましたが、昨日と同じなので作業の写真は省きます。

ハサ掛け」の終わった田んぼの様子。

この状態で「籾」の乾燥具合をチェックしながら「天日干し」して、乾燥具合が良い頃合いになったら「籾摺り」に持っていきます。

早く終わったので田んぼの周りの草刈りもしました。

「稲刈り」前の別の日にやれば良いと思うでしょ?
いえいえ、早く草刈りをすると虫を田んぼに追い込む事になるので、害虫も入ってしまうので、やらない方が良いらしいです。

「草刈り」大好きなので、草が伸びてウズウズしてましたので、ちょっとスッキリしました。(笑)
もっとも、写真奥に見える斜面や他にも梅畑などなど、いっぱい残ってますけどね。

今年も無事に稲刈り出来ました。

橋の塗替えに向けての準備

以前に「六ノ里」の魅力アップを狙って「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」を計画している事について記事を書きました。

その記事の最後に橋の塗替えのと「景観条例」の事を書いてますが、郡上市に申請を出した結果、「景観条例」対象外との回答が得られましたので、希望色での橋の塗替えを進める事が出来ます!

進めるにあたって、まずは使用する塗料を決めないとなりません。

塗り替たい色はマンセル値5R5/10で、この表の青い枠で囲ったあたりになります。(黄土色で囲った所が「景観条例」で推奨される色)

野外での耐久性が有って、なおかつ入手も簡単な塗料を探して、これにしようかと思います。(塗った感じは以下の記事中を見てください)

塗替えの作業を始めるにあたって、もう一つやって置かないとならない事が有ります。

長年、放置されていた橋なので、この写真の様に錆で塗色が剥がれてたりしますので、まずは錆や古い塗料を落とさなければなりません。

最近の塗料は性能が良いので『そのまま塗れないかな?』と錆たままのテストピースに塗って見ましたが、こんな感じで。

ただ、このテストピースは塗装がしてないので確認できませんが、まず、新しく塗った塗料が古い塗料ごと剥げ落ちます。

そこで、作業にあたって古い塗料や錆を『どうやって落とすか?』の検討をしました。

一般的に錆や古い塗料を削り落とすには「ディスクグラインダー」を用いますが、問題になるのは『どんなディスクを使えば効率が良いか?』で、今回は2種類試してみました。
なお「カップブラシ」と言う「ワイヤーブラシ」の物も有りますが、ワイヤーが抜けて飛び散って危ないので検討していません。

まず試したのが、研磨製品大手「ヤナセ」社の「一砕合砕」。
近くの「テラキチ」さんで¥495円。

研削面は、荒いペーパーが回転方向に積層されている感じ。

錆の落ち具合は、スルスルと削って行けて作業が速いのですが、研削性が良過ぎて素材も削ってしまうので気を使うかと。(赤く塗った所の左のあたり、凹んだ様になってます。)

これを使っても錆の凹みまでは削り取れないので、塗った後にも凹みは残ります。(形を壊すまで削れば別ですが、それをやるとボコボコになってしまいます。)

次に試したのも研磨製品大手「ヤナセ」社の「錆取半蔵」。
近くの「テラキチ」さんで¥715円。

研削面は硬い樹脂のスポンジみたいな感じ。

錆の落ち具合は「一砕合砕」より多少劣りますが、素材を削ってしまわないので気を使わなくて良いです。
その代わり錆の凹みも取れないので、塗った後に凹みは残ります。

あと、研削面がブロック状になっているので、角の部分(断面の丸い所)を削ろうとするとブロックとブロックの隙間が引っ掛かります。

次に試したのは「研磨スポンジ」。

と言うのは、今回の橋が掛かっている場所には電源が無いので発電機を使わないと電動工具を使えませんが、発電機で使える工具数には限りが有るので、大変だけど手動研削も考えているからです。

で「テラキチ」さんに有った中で良さそうかと選んだのが、これ。

「Scotch-Brite」社の「スーパーがんこ」荒目P ケレン用。 ¥990円。
(錆や塗装を落とす作業の事を「ケレン」と言います。)

繊維が固められた感じで、持っても変形しない硬さ。

使った感じは、平面部分は『うーん、削れないなぁ・・・』て感じで今一つ。
表面の浮いた錆しか取れないので、新しく塗った後は錆の凸凹のままです。

他にも手作業用には、ブロック状の硬いスポンジも有りますので検討してみる必要が有りそうです。

なんとか今年の紅葉までには、赤い部分だけでも仕上げるのを目標に頑張ります!
ご協力いただける方、居られましたら宜しくご協力ください!!

栃洞景観整備の日

9月になって暑かった夏もそろそろ終わりになって来てます。
我が家の田んぼの様子は、

こんな感じで稲穂が垂れて来てます。
2トーンになっているのは、奥が「コシヒカリ」で手前が「タカヤマモチ」だからです。

「タカヤマモチ」の稲穂のアップ。

これが「コシヒカリ」の稲穂のアップ。
どちらも、まだまだ葉っぱの緑が濃いので、稲刈りはもう少し先かな。

さて、前置きが大変長くなりましたが、ここからが今回の本題です。

先日の記事で紹介しました様に、ここ「栃洞」が「郡上市景観百景」に認定されました。
日頃から地域のみんなで、景観整備に努力して来た結果だと思っていますが、ここで、さらに環境を良くして行く為、地区の方からの要望も有って「栃洞」地区独自で『景観整備の日』を毎月第1日曜日に約1〜2時間程度行う事に設定いたしました。

今日9月5日は、その第一回目で、その様子をご紹介します。

まず一つ目は、従来の環境整備活動と同じく、道沿いの草刈り。

今回の草刈り参加者は4名で、こんな感じで時間内で刈れるエリアを行いました。

二つ目は、

ガードレールに鉢植えをセットする機材を用いて、鉢植えを飾りました。

なお、この機材は新たに購入したのでは無く、「六ノ里」の他の地区で余っていた物を再利用しました。

今は「オリヅルラン」他の葉を鑑賞する植物ですが、時期になれば「三色すみれ」とか「ミニひまわり」とか、鉢植え故に色々変える事も可能です。

環境整備と言うと、どうしても草刈りがメインになってしまい、女性の方達はなかなか参加しにくいですが、この様な「花いっぱい運動」であれば多数の方に参加いただけます。
現に、実施にあたり、地元のお母さん達からこのアイディアを提案いただき、当日も率先して実施くださいました。

「景観百景」認定に向けて製作した「栃洞景観マニュアル」の2番目に「誰でもが参加出来る景観活動」を狙って『花や樹木を植えて、美しい栃洞を作りましょう。』と記載しましたので、マニュアルを製作した甲斐が有ったと言う事です。

これからも「栃洞」の景観づくりを、気軽に行っていけると思います!