餅米の乾燥と新兵器導入!

前々回の記事に書いた通り、餅米は量が少な過ぎて籾摺り屋さんの乾燥機に掛けられなかったので、ブルーシートに広げて天日で干します。

庭にブルーシートを広げてレーキ(トンボ です)で一杯に広げます。
後は、乾燥具合を確認しながら最適な水分量に仕上げるのですが、さて、どれ位になれば良いのか?

先生は籾を一粒口に含んで、噛んで乾燥具合を調べてたのですが、残念ながら私にはそんなスキルは有りません!

そこで新兵器を導入です。
その名も「米麦水分測定器 米名人」。

来年も「ハサ掛け」するので、乾燥具合チェックの為に必要と思い購入しました。

これが有れば「ハサ掛け」の状態のまま何ヶ所か籾を採取して、この機械でチェックして、確実に最適な乾燥に出来る訳です!

セット内容は、測定器本体、本体の横が検査用籾摺り機、測定用パレット、ピンセット、掃除用のブラシ。

まず籾を適量、籾摺り機に入れて玄米にします。

籾を入れて蓋を閉じて、横のハンドルを回します。
手答えが無くなったら、上下ひっくり返して、手答えが無くなるまでハンドルを回します。
これを手答えが無くなるまで繰り返します。

手答えが無くなったら蓋を開けて中身を取り出して、玄米を検査用パレットに並べます。

余った分は、籾殻と一緒に戻しておけばOKです。

乾燥前に測ってみると17.3%。乾燥具合は14.5%くらいがベストだそうです。
なので、万遍なく乾く様に何度かかき混ぜ、そのたびに乾燥具合を測定しながら、そうなるまで干しました。

乾燥させている間は、来年の稲作の為に田んぼの「荒起こし」を行います。

昨年から草刈りした草を積んで堆肥にして来た物を田んぼに撒いてから、

耕運機で荒く耕してやります。

この目的は、田んぼに有る稲株を掘り出して腐食を進める為と、土の中に空気を入れてやる為、どちらも来年の土作りです。

だいたい終わった頃に程良い乾燥具合になったので、籾摺り屋さんに乾燥させた餅米の籾を持って行きました。

後日、籾摺りが完了したとの連絡が有り受け取って来ました。
今年採れた餅米は30kgでした。

これで、今、畑で作っている黒豆と、この餅米で純自家製の豆餅が作れます!

今年の米が出来ました!

籾摺り屋さんから、先日持ち込んだ「コシヒカリ」の乾燥籾摺りが終わったと連絡が有ったので、早速受け取って来ました!

30kgの米袋で7袋出来ました。俵にすると3.5俵。

うちには6アールの田んぼが有って、その内、1.5アールは餅米を作ったので、
1アール辺り0.77俵の収量。
先達さん(前の持主)は、全部うるち米を作って5俵だったそうなので、1アール辺り0.8俵の収量となり、ほぼ同程度は採れたので、一安心。

せっかく譲り受けた田んぼで、出来栄えが良くないのは申し訳無いですからね!

これが玄米の写真。
少し青いのも混ざってますが、どこもこんな感じだそうです。

早速、玄米を精米しに行きました。

「コイン精米機」。これは街にも有ると思います。

10kg辺り¥100円で精米出来ます。

これが精米した、今年の新米です。
玄米の時に有った青い米も、精米すると白い米になります。

持ち帰って御飯を炊きましたが、さすが新米でツヤツヤと輝いてました。

玄米の状態で「食味調査」にも出しました。
「食味調査」と言うのは、文字通り、お米の美味さを数値化し、出来具合を見るもので、言わば今年の米作りの通知表です。

結果は、タンパク質が多めなので、総合判定は79点。
「六ノ里の棚田米」は食味値80以上なので、ちょっと残念!
(2回測って有るのは、1回目は機械の電源を入れてすぐだったので、不正確かもと思って、後日、測り直して下さったそうです。)

農業指導員の方の説明だと、タンパク質が多いのは、春に撒いた肥料の窒素分が多かったのが原因ではないかと。
JA で薦められた物を使ったのですが、「六ノ里の棚田米」で使っている物と違うらしい・・・。

来年は「六ノ里の棚田米」で皆さんが使っている肥料にして、他にも工夫して、80点以上を目指します!
(でも棚田米に出す程は作らないから今のままでも良いんだけど、出来るのならもっと美味しい米を食べたいですものね。)

慌てて、脱穀!

一週間前に稲刈りして「ハサ掛け」しておいた稲。
(稲刈りから「ハサ掛け」の様子は「稲刈りです!」をご覧ください。)

本当は、もう少し天日で干しておきたかったのですが、天気予報による夕方から雨が一週間ほど続く様子。
(台風も来てるらしい・・・)

ですので、急遽、脱穀を行う事になりました。
雨が降り出すまでに、二つの田んぼ分の脱穀を終わらせて「籾摺り」に持って行かなければなりません!

なので、作業に余裕が無くて、大事な所の写真を撮れてません。

脱穀には「ハーベスタ」と言う脱穀機を使います。
この機械も近所の方の物で『今年から稲作を止めたので使わないから』と貸していただきました。

もちろん、いつもの様に使用前に点検して、悪くなっていたVベルトは交換して、動作確認しておきました。

「ハサ掛け」の雨除けシートを外して、稲束を「ハーベスタ」の稲束投入口に入れて行きます。

「ハーベスタ」の中のドラム部分で籾がこき落とされ、藁クズなどのゴミを除いた状態で籾だけがセットした稲籾袋に貯まって行きます。

二つの田んぼ合わせて、コシヒカリがこの袋で14袋。
餅米のタカヤマモチは2袋ちょっと。

すでにこの時点で、午前中の青空は消えて暗い雲になって来てました。
ですので、軽トラに載せて「籾摺り」屋さんに持って行きました。
(本当は、ここに軽トラに載せた稲籾袋の写真を載せたかったなぁ。)

取り敢えず、籾を出して来たので、戻って田んぼの後片付け。
すでに雨がポツポツして来てます。

「ハサ」は分解して、ハサ木を仕舞います。
籾を取った後の稲束、つまり藁束ですが、畑に使うので雨に濡らさない為に小屋に仕舞い込みます。

藁束を仕舞うのに幾つかの藁束を一つにまとめて縛っていると、お隣の方が『まとめるのは藁を使った方がええよ』と、やり方を教えてくださいました。

この方は私の山仕事の先生でも有ります。
実際に藁束のまま、束の中の数本を持って両手で縄を二本なって、その二本を結んで長い縄を作って見せてくださいました。

ささっと、こんな事が出来る事が素晴らしいです!
今年は雨が降り出して来てるので、来年は是非、この方法でやりたいと思います。
(冬の間に練習しよう!!)

片付け終わった頃「籾摺り」屋さんから電話が有りました。

「籾摺り」する際に、籾の水分量を測ってくれるのですが、やはり「ハサ掛け」の時間が短くて、コシヒカリもタカヤマモチも機械での乾燥を行わないとダメとの事。
(予想通り「ハサ掛け」の時間が足らなかった様です。)

コシヒカリは何とか乾燥機に掛けれる量で、出来上がりで3.5俵くらい。
(思ってたより量が採れて嬉しい!!)

ですが、問題はタカヤマモチで、少な過ぎて乾燥機に掛けれないそうで・・・。

どうしようかと、田んぼの先生の所に電話して相談。
(有り難い事に、私には農業の先生、田んぼの先生、山仕事の先生・・・いっぱい先生がいます!)

先生に他の「籾摺り」屋さんに聞いていただいたのですが、やはり量的に無理みたい。
で、他の方法、ブルーシートに広げて追い乾燥を教えていただきました。
天気になったら、早速やってみたいと思います。

みんなで中洲の整備

今日は恒例の地域の秋の草刈りの日。
今回は集会所の前の中洲の整備を、地域の皆さんと行いました。

もうすでに、伸び放題だった雑草を刈り終わったところ。
(夢中で草刈りしていて、取り掛かる前の写真を撮り忘れてます。)

奥の方では、この地域の重鎮達によって、自然に生えて伸びた、太い物は一抱え以上の物も含め雑木の伐採が進んでます。
重鎮達は、皆さん70歳後半ですが凄く元気で、私はずっと若いですが、全く太刀打ち出来ません!

写真は撮り忘れてましたが、春先の写真に一部が写ってました。
橋の下の中洲が今回整備した所です。

で、この写真が今回の整備の終わった状態。

アングルを変えて、もう一枚。
もちろん、これで終わりでは無く、今後は切った雑木や雑草の処理を行って行きます。

今回の中洲の整備は、私の農業の先生であるタケシさんの『この地域の玄関とも言える中洲が綺麗になると良いなぁ』の一言で始まりました。

昨年より個人的には近所の耕作放棄地の開墾をして来ましたが、地域の方から今回の様なゴシャゴシャの所を綺麗にと言う提案が出て来る事が嬉しいですし、その提案に対して、地域のみんなで実行していただけた事が嬉しいです。

今のままでも自然に溢れた良い里山ですが、きっと近い将来、昔の里山の懐かしい風景が復元されて行くのではと思います。
その日を楽しみに、私も負けないように頑張って行きます!

サツマイモの収穫

今年の長雨にも負けず、しっかり葉を伸ばしたサツマイモ。
試し掘りをしてみると、良い塩梅になってましたので収穫をしました。

昨年は田んぼで作ったので土の具合が良かったのか、そこそこの収量でしたが、今年は開墾した畑で作りました。

はてさてどれくらい取れたのでしょうか?

昨年から開墾して、今年の6月に植え付けた時の様子。
(開墾した時の記事は『畑の開墾3』をご覧ください)

それが今は、こんなに蔓を伸ばして、いっぱい葉を付けてます。
試し掘りをしてみると、立派な芋になってましたので収穫しました。

試し掘りでも大きな芋が出て来てましたが、掘って行くと・・・

こんなに太く大きいのがゴロゴロと!
写真は全てでは無く、まだほんの一部です。

与えた肥料は発酵牛糞と開墾して出て来た雑草や雑木を燃やして作った草木灰のみ。
それだけで、昨年以上の大きい芋が取れました!

11月に「道の駅 白尾ふれあいパーク」で有るイベントに出してみようかと思ってます。

稲刈りです!

春に田植えして手を掛けて来た田んぼ、良い感じになって来ました。
六ノ里でも麓の方では稲刈りが始まってますが、私の住む集落は標高が高いので、まだ始まってません。
ですのでノンビリ構えていたのですが、田んぼの先生から『ハサ掛けして乾かすなら、もう刈らないとダメだよ』アドバイスいただきました。

どう言う事かと言うと、コンバインで刈って籾を乾燥機で乾かすなら、もう少し後で刈っても良いのですが、ハサに掛けてお日様で乾かすと乾き過ぎて良くないので、早めに刈らないといけないそうです。

と言う訳で、急遽、稲刈りを行う事になりました!

田んぼの稲の様子。良い感じに稲穂が垂れています。
奥で、私の農業の先生のタケシさんが、田んぼの様子をチェックされてます。

私は長年、妻の実家で「コンバイン」を使った稲刈りはして来ましたが、ハサ掛けする稲刈りは初めてなので、タケシさんの御指導ご協力のもとに進めて行きます。

刈り取りは「バインダー」と言う、機械で刈ります。
田植え機を貸していただいたお隣さんが以前使っていた機械で、春に田植え機を借りる時に『稲刈りの時には、これを使えば良いよ』と言っていただき、お言葉に甘えて貸してもらいました。

「バインダー」とは、先端の三角の部分の間に植ってる稲を入れると、スライドする刃物が刈り取り、ジュート(麻紐)で束ねて出て来ると言う稲刈り機です。

田植え機同様、この機械も3年は使って無いので、事前に借りて、一通り整備してます。
例によってエアクリーナーのスポンジが崩壊していたので、スポンジシートから製作。
キャブレターのドレンバルブのOリングがダメで、ドレンが閉まり切らずガソリンが漏れていたので交換。
エンジンオイルの具合を確認し規定レベルまで補充して、エンジン始動テスト。
あっさりエンジンは掛かり、運転テストも問題無し。
肝心の刈り取り部、結束部も、ジュートをセットして結束テストも問題無し。

稲刈りを始める前に、まずバインダーが旋回出来るスペースを鎌で手刈りします。
刈り取った分は、当然、バラバラなので手で束ねるのですが、その方法もタケシさんが教えてくださいました!

まずはタケシさんの模範作業。
何処から借り始めて、どう旋回させるか、事前にYouTubeを見て確認してましたが、実際にやって貰うと良くわかります。
この後、私に交代して刈り取りしました。

刈り取りが終わると、いよいよ「ハサ掛け」です。

長い木の棒と短い木の棒で「ハサ」を組みます。
稲束が雨などで水分を含むと重くなるので、横に渡した長い木が折れない様に支柱をところどころに入れて組みます。

「ハサ」が組めたら、どんどん稲束を掛けていきます。

朝から頑張って刈り取り、ハサ掛けしましたが、今日は一つ目の田んぼしか出来ませんでしたので、もう一つの田んぼは明日です。

で、明けて翌日。
昨日と同じ作業なので、作業の様子は省略します。(笑)

最後に、昨日の分も含めて、一番上の部分に雨除けのシートを掛けて終了。

この雨除けシートにもノウハウが有って、掛けるのは株元だけが良いそうです。
稲穂に雨に掛かるとダメと思っていたのですが、覆ってしまうと雨の最中、地面の湿気が上がって来て蒸れてしまって、かえって良くないそうです。

実は、雨除けシート、全体的にカバー出来る様にと幅の広いのを買っておいたのですが、この理由に寄り、使用出来ません。
買って来たのを半分に切って使おうと思っていたのですが、機械を貸していただいたお隣さんが『ハサ掛け出来たねぇ。シート有る?無いなら、うちに有るから使うと良いよ。もう使わないから』と言っていただき、これも貸していただきました。

機械、ノウハウ、御近所さんからの惜しみ無い協力をいただき、いつもながら本当に有り難い事です。

雨の具合にもよりますが、予定では一週間後に脱穀です。
それに向けて「ハーベスタ」の整備(駆動ベルト交換)をしていきます!

ワサビに挑戦!

早いもので、9月も後半に入りました。
麓の方では稲刈りが始まってますが、ここは標高が高いので稲刈りは10月になってからです。
でも暇って訳では無くて、去年から開墾して来た元棚田や近所の草刈りをして、やっと少し落ち着いて来たところです。

下の写真は、来年、ベリー類(ブルーベリー、ブラックベリー等)を植え付ける予定の、ご近所さんと我が家に山水を引いている水溜めの有る畑なのですが、水溜めから溢れた水が一年中畑の横を流れています。

写真の左手、茶色になっている部分に水が流れていて、時期だとクレソンが密集して生えているのですが、今は葉が枯れて茶色になってます。

ここにワサビも自生しているのですが、株が大きくなりすぎて、葉っぱが枯れて来てます。
ネットで調べてみると、大きくなった株は株分けした方が良く、ちょうど今の時期、9月から10月に行うのが一番良いそうです。
しかし、株分けして何処に植えるか?です。

と言う事で、「この際、ワサビ田を作っちゃおう!」となりました。

まず密集して生えているクレソンを除去します。
写真は、すでに剥がしてしまった後。

勿体ない?いえいえ、この子達は生命力が凄くて少し残して有れば、また増殖して来ますし、正直、こんなに要らないので剥がしてしまいます。

それから川砂を入れて、良く掻き回して泥分を洗い流します。

入れた砂が流れてしまわない様に、石を並べて砂止めにして有ります。
写真の石を並べている所から右側の部分です。

さて、植える所が出来たところで、株分けに入ります。

先程の株を抜き取って、細かく分けて行きます。
あれ?ちょっと多過ぎます!
一番右の物は収穫サイズですので、これを植えないとしても、この日整備したエリアでは全部は植えきれません。

なので、この日に植えれる分だけ植え付けて、と。

ここから今日の分。

まず、入れる川砂を入手に行って来ました。
軽トラを乗り付けれれば、荷台から直接スコップで入れれて楽なのですが、うちの田畑は、田んぼ以外細い農道しか無いので、軽トラは入れません。
なので、土嚢に入れたのを担いで上がります。

入れる場所を掘り起こして、川砂を入れたら、何度も何度も鋤簾(じょれん)でかき混ぜて、良く洗ってあげてから平らに均して。

正直、ここまでで結構、身体がキツいです。(笑)

植え終わったところ。
右側が昨日植えた分で、左側と奥が今日の分。

拡大すると、

昨日植えた分より苗が小さいので、まばらにしか見えません。
植えて無い様に見える所にも、小さな苗が植えて有ります。
ワサビも非常に生命力が強いらしく、髭根を水に伏せてるだけでも芽が出て来るくらいなので、きっと、上手く育ってくれると思います。

奥の部分は、大きい物から順に植えて行ったのですが、まだ植えきれ無い分が有ったので、

石垣沿いにも川砂を少し入れて、ここに植え付けました。

メインに植えた中には、大きくなれず枯れる分も有るでしょうから、その時は、ここから移植してやろうかな、と思ってます。

ところで、収穫サイズの大きな物はどうしたか?
いつも良くしていただいてる御近所に押し売り、いやいや、お裾分けして、自分ち様には一個持って帰りました。
で、残った収穫サイズの物は、とりあえず植えておいて、必要な時に取りに行きます。

さて、このワサビを、どう食べるかですが、すり下ろして醤油と鰹節を掛けます。
チューブのワサビと違って、ワサビの風味に加え、旨みが有って美味しいんですよ。
白いご飯に乗せても、オクラと和えても、酒の肴にしても、何にしても美味い!

以上で、自分ちのワサビ田が出来ました。
うまく行けば、これで食べたい時に、新鮮なワサビが食べられるって事です!

今の畑や田んぼの様子

久しぶりの更新です。
7月の長い雨の後、8月になって本業(STUDIO 桜里舎)でバタバタしながらも、近隣の草刈りに追われている間に、気がつけば9月。

空には秋の雲が漂う様になってます。
ここ六ノ里は標高が高いので、もう朝晩は肌寒いくらいで、もう少ししたら紅葉が目を楽しませてくれます。

ずっと更新をサボってましたが、実は7月半ばに『長雨に負けない野菜たち』なんて題名で記事を書きかけていたのですが、書き上げてアップしたつもりで、すっかり忘れてまして。

今さら、この時期になってアップするのも変なので、「夏野菜の総括と現在の様子」って感じで書こうと思います。

まずはトウモロコシ。

6月に書いた記事で『今年は40本植えました』と書いてますが、その後、御近所さんから余った苗をいただきまして、結果100本近くに増えました。

長雨で生育がどうかと心配していましたが、何とかこんな感じで育ってくれました。
もちろん、自分の家だけでは消費しきれないので、御近所や仕事に出た先で配ったり送ったりして楽しんでいただきました。

次にカボチャとスイカ。

長雨の影響で、せっかく付いた実が腐ってしまい、どうなるかと思っていましたが・・・。

8月になって盛り返して、こんな感じで育ってくれて、

スイカは8個、カボチャは9個、無事に収穫する事が出来ました。

去年は小玉スイカを作ったのですが、ヘタクソなのでまともに食べられず仕舞いでしたが、今年は大玉スイカのハズが中玉程度の大きさにしかなりませんでしたが、これでもかと言うくらいに、甘くて美味しいスイカを楽しめました!
カボチャは採ってから少し置いた方が味が上がるので、まだ寝かしているところですが、これもきっと美味しいはず!(笑)

ところで、トウモロコシもカボチャ、スイカも「ハクビシン」や「カラス」に狙われるそうで、

「ハクビシン」対策として「電気柵」を設置していました。
これは、いつも気に掛けてくださる近所の「農業名人」の方が貸してくださいました。そのお陰で、被害無く収穫する事が出来ました。感謝!!

「カラス」対策には、

これも「農業名人」から『テグスを張ると防げるよ』と教えていただき、私はテンカラ釣りをするので、そのテグスを張ってやろうと思ったのですが、ネットで張り方を調べると黒いテグスの方が効果が高いと有ったので、それを手に入れて施工しました。
結果、「カラス」の被害にもあいませんでした。

今年開墾した畑に6月に植え付けたサツマイモの様子は、

写真は植え付けた時の物。これが、

元気にツルを伸ばして、現在はこんな感じです。

収穫は10月になってからですが、一部、マルチ(草予防の黒いフィルム)の隙間から、芋が少しのぞいてます。
サツマイモは、元々暖かい所の作物なので、ここ六ノ里ではあまり美味しくならないと聞いてましたが、昨年作った結果から言えば、甘くて甘くて。
なので、これも楽しみです!

次に大豆、小豆、黒豆の様子。

7月の終わりに植え付けたばかりは、こんな感じ。

それが8月の大雨や大風にも負けず、今はこんなに繁茂しています。

小豆も大豆も、無事に鞘が出来て、順調な様子。
大豆は味噌に、小豆はぜんざいや草餅の餡に、黒豆は田んぼで作っている餅米と合わせて豆餅に、楽しみがいっぱいです!

春にジャガイモを作った所に新たに畝を立てて、また、隣のトウモロコシの畝も収穫が終わった後を再利用して、

白菜、大根、など冬に向けての野菜たちの苗を植え付けた所です。

最後に、田んぼの稲の様子。

こいつらは長雨の影響はあまり関係無かった様で、無事に稲穂が垂れる様になってます。

長年、妻の実家で稲作の手伝いはして来ましたが、自分達だけで作るのは初めてだし、ここ六ノ里では気候が違うのでやり方も違うだろうしと心配していましたが、ご近所の方々から色々なアドバイスをいただき、また、農機に関しても助けていただいて無事に収穫を迎えられそうです。

今は稲刈りに向けて「バインダー」の整備に入った所です。
もう少ししたら稲刈り、稲架掛け、脱穀と続いて行きます。

冬に向けて、稲刈り、冬野菜の植え付け、耕作放棄地の開墾、近隣の草刈りなど、色々盛り沢山にやる事は有りますが頑張っていきます!

夏の楽しみの準備

前回の投稿から、すっかり間が空いてしまいました。
実はコロナウイルスの影響で仕事依頼が来なかったのが、ありがたい事に6月は1件ですが来て没頭していたせいか、投稿したつもりで、すっかり忘れてまして(笑)

写真のタイムスタンプを見ると6月25日なので、ちょっと古い内容ですが、載せてみようかな、と。

家のまえの道路の石垣を上手く使って・・・。

ホームセンターと在庫で有った木材を利用して、こんなのを作って・・・。

側溝の部分に蓋をして、ですねぇ。

プランターで種を播いて育てていた物を並べます。
なにかと言うと・・・。

はい、夏の定番、アサガオです。
素っ気ないコンクリートブロックの石垣が、アサガオで彩られたら、
と言う趣向です!!

コンクリートの石垣では、流石に登って行かないかとネットも張ってあげます!
きっと綺麗なアサガオの壁になってくれないかな?

ちなみに、道の反対側にはヒマワリも植えてあります。
何にしてもですが、直播きして発芽しないところが有ると、歯抜けで寂しいですよね。
ポッドで種から苗を作って植え替えると、ヒマワリは、なかなか根付かないんです。

ですので、これを使ってます。

「サカタのタネ」の「ジフィーポット」
これが何故良いかと言いますと、種を植えて芽が出たら、そのまま植えれるのです。
通常の樹脂製のポットでは、出来た苗を土ごとポットから抜き出して植えますが、
その際、土が崩れて根を痛めてしまう事が多いのです。
特にヒマワリは細かいひげ根の様なのが多いので、ダメージが大きい様です。

この製品ですと、良質なピートが原料なので根が貫通して伸びて行きますし、そのうち土に帰るので、そのまま植える事が出来るのです。

サカタのタネ ジフィーポット https://shop.sakataseed.co.jp/special/seedfun/jiffypot/

夏までの間は、紫陽花が目を楽しませてくれます!
今年は冬の積雪が少なかったので、花の付きが良いです。

紫陽花には嬉しいかもですが、ちょっと長雨が過ぎます。
所によっては、酷い被害が出てた様ですし、作物の成長にも影響が大きいですし・・・。
早く梅雨が明けないかなぁ・・・。

イラスト田んぼ

「イラスト田んぼ」って、ご存知ですか?
数種類の稲の苗を使って田んぼに絵を描く、あれです。
ここ「六ノ里」でも「六ノ里棚田虹色プロジェクト」と題して、毎年行われていて、今日は、その「田植え」のイベントでした。

これは去年の「イラスト田んぼ」。
稲の苗で描かれてますが、なかなか絵になってるでしょ?

今日の朝の様子。
前日までに、下絵が荷造り紐で作ってあります。
絵柄は今年から協力いただいた「JAめぐみの」からの御提案です。
「JAめぐみの」の方々は、田植えにも参加いただきました。

まずは開会の挨拶。
今年から主催が「六ノ里棚田米生産組合」になり、その主催者からの挨拶と植え方の説明から。
今年は『コロナウイルス』の影響で、地元の有志の方々と「JAめぐみの」の方々だけで、ちょっと寂しい人数です。

まず最初に絵の部分から植えていきます。
文字や絵の輪郭には黒い稲になる苗、キャラクターの顔には白っぽい稲になる苗って感じです。

絵や文字を植え終わったら、バックの部分です。
1列に並んで、ガイドのロープに合わせて、植えていきます。

ガイドロープが有るので、綺麗に植えれてますね。
この植え方、昔、田植え機の無かった時代に、近所や親類の応援によって行われた田植えの方法なのです。

植え終わった「イラスト田んぼ」の遠景。
「イラスト田んぼ」のすぐ横に、上から見れる様に足場が作って有りまして、そこからの眺めです。
今は何が描いて有るか分かりませんが、7月になれば冒頭の昨年の写真の様に、ちゃんと絵になって見えます。

ところで、何故、田植えのイベントなのに、写真が有るのでしょうか?
別にサボってずっと眺めていた訳では有りません。(笑)

自称『草刈りのスペシャリスト』としては、このゴシャゴシャの斜面や、

足場を設置した畑の一部の草刈りに専念してました。(笑)

今年は『コロナウイルス』の影響で出来ませんでしたが、本来は、町や地元の子供達にも参加してもらえるイベントなので、来年こそは賑やかな子供達の笑い声に溢れたイベントになると良いと思います。