春に田植えして手を掛けて来た田んぼ、良い感じになって来ました。
六ノ里でも麓の方では稲刈りが始まってますが、私の住む集落は標高が高いので、まだ始まってません。
ですのでノンビリ構えていたのですが、田んぼの先生から『ハサ掛けして乾かすなら、もう刈らないとダメだよ』アドバイスいただきました。
どう言う事かと言うと、コンバインで刈って籾を乾燥機で乾かすなら、もう少し後で刈っても良いのですが、ハサに掛けてお日様で乾かすと乾き過ぎて良くないので、早めに刈らないといけないそうです。
と言う訳で、急遽、稲刈りを行う事になりました!
田んぼの稲の様子。良い感じに稲穂が垂れています。
奥で、私の農業の先生のタケシさんが、田んぼの様子をチェックされてます。
私は長年、妻の実家で「コンバイン」を使った稲刈りはして来ましたが、ハサ掛けする稲刈りは初めてなので、タケシさんの御指導ご協力のもとに進めて行きます。
刈り取りは「バインダー」と言う、機械で刈ります。
田植え機を貸していただいたお隣さんが以前使っていた機械で、春に田植え機を借りる時に『稲刈りの時には、これを使えば良いよ』と言っていただき、お言葉に甘えて貸してもらいました。
「バインダー」とは、先端の三角の部分の間に植ってる稲を入れると、スライドする刃物が刈り取り、ジュート(麻紐)で束ねて出て来ると言う稲刈り機です。
田植え機同様、この機械も3年は使って無いので、事前に借りて、一通り整備してます。
例によってエアクリーナーのスポンジが崩壊していたので、スポンジシートから製作。
キャブレターのドレンバルブのOリングがダメで、ドレンが閉まり切らずガソリンが漏れていたので交換。
エンジンオイルの具合を確認し規定レベルまで補充して、エンジン始動テスト。
あっさりエンジンは掛かり、運転テストも問題無し。
肝心の刈り取り部、結束部も、ジュートをセットして結束テストも問題無し。
稲刈りを始める前に、まずバインダーが旋回出来るスペースを鎌で手刈りします。
刈り取った分は、当然、バラバラなので手で束ねるのですが、その方法もタケシさんが教えてくださいました!
まずはタケシさんの模範作業。
何処から借り始めて、どう旋回させるか、事前にYouTubeを見て確認してましたが、実際にやって貰うと良くわかります。
この後、私に交代して刈り取りしました。
刈り取りが終わると、いよいよ「ハサ掛け」です。
長い木の棒と短い木の棒で「ハサ」を組みます。
稲束が雨などで水分を含むと重くなるので、横に渡した長い木が折れない様に支柱をところどころに入れて組みます。
「ハサ」が組めたら、どんどん稲束を掛けていきます。
朝から頑張って刈り取り、ハサ掛けしましたが、今日は一つ目の田んぼしか出来ませんでしたので、もう一つの田んぼは明日です。
で、明けて翌日。
昨日と同じ作業なので、作業の様子は省略します。(笑)
最後に、昨日の分も含めて、一番上の部分に雨除けのシートを掛けて終了。
この雨除けシートにもノウハウが有って、掛けるのは株元だけが良いそうです。
稲穂に雨に掛かるとダメと思っていたのですが、覆ってしまうと雨の最中、地面の湿気が上がって来て蒸れてしまって、かえって良くないそうです。
実は、雨除けシート、全体的にカバー出来る様にと幅の広いのを買っておいたのですが、この理由に寄り、使用出来ません。
買って来たのを半分に切って使おうと思っていたのですが、機械を貸していただいたお隣さんが『ハサ掛け出来たねぇ。シート有る?無いなら、うちに有るから使うと良いよ。もう使わないから』と言っていただき、これも貸していただきました。
機械、ノウハウ、御近所さんからの惜しみ無い協力をいただき、いつもながら本当に有り難い事です。
雨の具合にもよりますが、予定では一週間後に脱穀です。
それに向けて「ハーベスタ」の整備(駆動ベルト交換)をしていきます!