善勝寺桜 桜まつり2024 その1

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月13日、14日に開催で、今日13日が終了しましたので、その様子を紹介したいと思います。(14日の様子は、こちら

都合で来場頂けなかった皆様には、少しでも雰囲気を感じて頂ければと思います。

まずは朝の様子から。

雨と桜の早期開花に祟られた2023年とは打って変わって好天に恵まれました。
そして、先日の記事で心配した桜の開花も、写真の様に良い具合になりました。

では、準備の様子から。

テントは昨日の夕方に張っておきましたので、テーブルと椅子のセッティング。
桜まつりの開始の10時に向けて、各々が準備していきます。

お父さん達は会場内に手洗い場が少ないのが気になって、止めてあった蛇口の所を急遽使える様にされてました。
でも、ただ通水して使える様にするだけじゃなく、どこからか太い竹を持って来て細工して拘るのが素晴らしいところ。

私は担当の協賛各社の掲示と、

本日の「さくらの下マルシェ」の案内板の設置。

案内板としての視認性を考え、昨年同様、ここにしました。
桜の撮影に邪魔にならない様にはしましたが、邪魔だったらすいません。

開始時刻が近くなり、出店者の準備も整った様です。
今年も多くの出店が有りましたので、会場反時計回りに紹介していきます。
*()内は販売品目です。

「東海学院大学管理栄養学科」(棚田米デザート)のキッチンカー。

地元六ノ里の「kedi cafe」さん(コーヒー、焼き菓子)と、白鳥町の「ピッツェリア ゴンザ」さん(イタリアンドルチェ)。
「ピッツェリア ゴンザ」さんの実店舗は「道の駅 清流の里・しろとり」のすぐ近く。

「はなとら」さん(たこ焼き)。
大きなタコが入っていて、焼き立ては中が熱々トロトロで、個人的には大好きです!
実店舗は長滝の「道の駅 白山文化の里長滝」と郡上八幡に有ります。

「かもす&KENZO」さん(お粥、キムチチゲ)。
地元六ノ里「しらおシマダファーム」さんの野菜も使っていただいてます。

「ジビエITAYA」さん(ジビエ料理)。
六ノ里のお隣、大間見の猟師さんのお店。実店舗ではジビエ肉の販売もされてます。

郡上八幡の「やまふうぱん」さん(パンと焼き菓子)。

「OUTDOOR STYLE AMIDA」さん(タコス)。

六ノ里の藍染工房 「ゑ うのら」さん(藍染物販)。
自ら無農薬で藍を栽培し、それを元に染色液を作成、藍染をされてます。
素材持ち込みの染色依頼受付や藍染体験もされてます。(要事前相談)

六ノ里の若者達のお店「Mʼs」さん(軽食)。
仲良し2家族が、ファミリーで鯛焼き、唐揚げ、かき氷などの販売。

六ノ里のお母さん達の店「大笑い会」さん(お好み焼き、味飯)と、「食工房菜花」さん(みたらし団子)。

どちらのお店のお母さん達には、普段からお世話になってます。感謝!!!

桜まつりに合わせて、地元の「シニアクラブ」の敬老会を開催。
絶好の花見日和に、善勝寺桜と料理を楽しまれました。

他には「郡上放歌」の方々が、普段は神社の「拝殿」で行われる「拝殿踊り」をゲリラ的にされてました。(写真撮ってません・・・ごめんなさい。)

今年も限られた駐車場この通り。
各種宣伝もあって混雑は避けられないのですが、

協賛金のおかげで、今年は本職の警備員をお願いしましたので、なんとか捌けました。

本日の開催時間終了後は、一部の地元の人々でライトアップされた善勝寺桜を肴に「夜の部」となりました。

さて、明日の2日目もみんなで盛り上げて行きたいと思います!!

まもなく善勝寺桜 桜まつり

先日の記事でご紹介した様に、この週末は「善勝寺桜 桜まつり」です。
今日は「善勝寺桜」の近況を紹介してみたいと思います。

<4月7日>

まだ開花していませんが、この通り、蕾が赤く色づいて大きくなってます。
開花まで、あともう少し。

この日からライトアップ開始。
まだ開花していませんが、写真の様に、こうなると花見気分満点。

<4月9日の様子>

地域づくりの仲間から開花の知らせを受けて、見に行きました。

開花しました!・・・って、どこが?って思うでしょ。(笑)
いや、確かに肉眼では開花してるのが見えるんです。

私の写真はスマホで撮ってるので、その望遠性能のせいでこれがやっと。
どうでしょ?分かっていただけるでしょうか。

ちなみに、4月9日の開花は予測通り。

と言うのは、2月からの最高気温の積算が600℃になると開花する(東京の桜の標準木の靖国神社の桜での話らしいですが)というのを聞いて、六ノ里の気候に近い郡上市長滝のアメダスデータの最高気温を3月頭から積算グラフ化してました。

2019年から2023年も一緒にグラフ化し、善勝寺桜の各年の開花日(撮影写真の日付)などから、今年は4月9日頃に開花と思っていたのです!

でも、実際に花の様子を見る限り、内心は『桜まつり、大丈夫か???』と心配してましたけど・・・(笑)。

今日<4月10日>

よ〜く見なくても、しっかり開花してます!
桜まつり当日は、素晴らしい状態になると確信してます。

そしてこの日は、桜まつりに協賛いただいた方々を紹介する掲示板の設置をしました。

階段を塞いでますが意図してで、手すりが老朽化して通って頂きたく無いからです。
これで後の準備は、前日のテント、テーブル、椅子の搬入・設営を残すのみ。

天気予報では2日間共に良さそうです。
桜だけでなく、近隣の梅もまだ花が残ってそうですし、上手くすればハナモモも咲きそうで、今年の「善勝寺桜 桜まつり」はきっと素晴らしいと思います!

皆さん、ぜひ、おいで下さい。
*駐車場に限りがありますので、乗り合わせて来ていただけると助かります。

春、色々な訪れ

3月半ばに遅い雪が降って、4月になって、やっと春が来たって感じです。
今日は「春にやって来たもの」の様子を紹介してみたいと思います。

まずは、カタクリ。

我が家の山に狭いですが群生しています。
今は蕾を付けたのが増え、中には写真の様に咲く寸前のものも出て来てます。
ちなみに本物の「片栗粉」は、この花の地下茎から採った物だそうです。

また、ゼンマイも出て来ました。
これが本番になる頃には、ワラビやタラの芽も良い時期になりますので、これからが楽しみです。

そして、今はワサビも花が咲く時期。
花の咲いてる茎や葉っぱを醤油漬けにすると美味しいです。

我が家の梅の様子は、

これと、

これ、花の色が違うのですが、両方とも「花香実」という拘って植えた品種。
植えて3年目で、やっと花を着けてくれる様になりました。

梅には実梅と花梅が有って、その違いは、
・実梅:実を生らせる梅で香りは弱い物が多い。
・花梅:花を楽しむ梅(実は生らない)野生種に近く香りが強い物が多い。

梅を増やしたい理由は、この地域が梅の香りに包まれる様にしたいからなので、その目的なら花梅が良いのですが、でも『実は生って欲しい』と言う欲張りな気持ちも有ります。

そこで名前の由来が「花が綺麗で、香りが良くて、そして実が生る」という「花香実」を選んだ訳です。

先達さん(我が家の前の持ち主さんの事)から引き継いだ梅も、年々、剪定を加えて徐々に良い樹形になって来ているのではと思ってます。

梅の奥に見えるのは、これも引き継いだ我が家の桜。
我が家の屋号が「甚七」と聞いているので、勝手に「甚七桜」と呼んでます。

「甚七桜」も「善勝寺桜」に負けず、チラッとですが開花し始めてます。
50mほど、ここの方が標高が高いので、その分遅いのかも。

以上、春になって、ここ栃洞に訪れたものを紹介して来ましたが、この春から新たに訪れたものが有ります。

それは、移動スーパー「ココロ」さん。

ここ六ノ里も他の多くの農山村集落と変わらず高齢者の多い地区で、町の様に交通インフラが充実して無く、また商店もほぼ無い中、この先、免許返納すると買い物に困る方が増えて行くのは目に見えてます。

もちろん、お互いを思いやる「結の精神」が強く残っている地域ですので助け合いが行われるのですが、やはり『連れてってもらって申し訳ないなぁ』という気持ちが起きるのも事実です。

そんな理由からも『お店の方が来てくれる』というのは本当に有り難い事です!!!

六ノ里地区には、毎週火曜日の午後に来てくださるそうです。

そのうち来るのを待つ間、近くの空き車庫が「お茶飲みサロン」化するのでは。(笑)
それはそれで、また新しい楽しみが増えると思ってます。

畝立て専用機の続き

今日は昨年末に記事にした「畝立て専用機」の続きを記事にしてみたいと思います。

その前にいつもの前置きを。(笑)

今年の3月は暖かくなったと思えば雪が降ったりと例年より不安定な天候でしたが、4月になって、やっと春らしくなって来ました。

今の六ノ里は梅の花があちこちで満開を迎えて、いっぱい植えてある所では梅の良い香りが漂ってます。

では、桜は?と言うと、

私の住む栃洞地区、六ノ里でも標高の高い場所でも、これくらい蕾が膨らんでます。
この土日、気温が高そうなので一気に開花し始めると思います。

と言った具合に、どんどん春本番に向かってますので、

車のタイヤもスタッドレスからノーマルへ。
タイヤ交換をすると、やっと春が来た!って感じがします。

さて、ここから本題に入ります。

昨年末の記事中で紹介した様に「平高畝」用のアタッチメントの図面を制作し、地元の鉄工所に制作依頼していたのが出来上がってきました。

これが出来上がって来たアタッチメントで、錆止め塗装もしていただいてます。

実は受け取ったのはもう少し前でしたが、雪が降ったりと気温が低いので塗装を控えてましたが、やっと暖かくなったので作業開始と言う訳です。

これが今回、塗装に使う塗料でプラサフ(下塗り塗料:プライマリーサフェーサー)と農機用の赤色です。

赤色は別に車用でも一般用でも良いのですが、色を選ぶのも面倒なので農機用にしました。(笑)

また、すでに錆止め塗装をしてありますので、プラサフなしで『このまま色を塗っても良いか』とも思いましたが、塗料の馴染み具合が分かりませんので一応塗布します。

まずはプラサフを表裏各2回塗装します。

1回目に塗装して十分乾燥したら、表面が荒れている所は軽くサンディング(磨く)して傷を均してから2回目の塗装を行います。

塗装は下地の仕上がりが、本塗装の仕上がりに繋がります。
まぁ、車やバイクの様な嗜好品では無く、仕事の道具なので多少の傷なんて良いのですが、せっかく作るなら綺麗な方が良いでしょ?(笑)

プラサフが十分に乾燥したら本塗装です。
こちらも表裏に分けて2回塗ります。

この後はと言うと、気温がそれほど高く無いのと塗料の性質か乾燥速度が早く無いので、このまま農舎内に入れて1日以上放置して乾燥させます。

「桜まつり」の準備などで色々他にする事が有って、結果、十分乾燥させたので組み上げてみます。

ネジで固定している箇所以外の穴は畝の幅を変える為の物で、3段階に幅を変えられます。

畝立て専用機を車庫に運んで来て、本体に組み付けてみます。

当然と言えば当然ですが、思惑通りに上手い具合に組み付きます!(笑)

後は、土を掻き寄せるローターと畝立て部との高さの調整が必要ですが、これは実際に使ってみないと決められないので後日とします。

最後にこの畝立て専用機について紹介しておきます。

この機械はホンダのF810と言う耕運機に、今は無い(正確には合併した)「佐野アタッチメント研究所」という会社の畝立てアタッチメントを取り付けた物です。

この写真が通常の耕運を行う時のハンドル位置。
機械の後に人が付いて歩いて行きますので、耕した所を歩いて行く事になります。

通常の耕運ならそれでも良いのですが、畝立ての場合は、せっかく立てた畝の上を歩いて壊す事になります。

そこで写真の様にハンドルを前後逆にして機械の前に立って、後退りで畝立てしていきます。
この作業は固定レバーを緩めてやれば簡単に出来ます。
変速レバーの向きも、簡単に前後逆にする事が出来ます。

平高畝を立てられる畝立て専用機が完成したので早く試してみたいところですが、まだどこの畑も乾きが良く無いので、今はお預けをくらってる状態です。(笑)

もっとも、今年、田んぼに使用する肥料が順次届いて来てますので、先に5月の田植えに向けて畦直しや春耕起とやる事が有ります。

平高畝立ての本番は7月の蕎麦の植え付けですので、合間を見つけて少しずつ畝立てのテストをしていく予定です。

桜まつりのお知らせ 2024

今年も「善勝寺桜 桜まつり」を開催します。

日時:2024年4月13日(土) 10:00〜16:00
        4月14日(日) 10:00〜16:00
        *ライトアップは少し前より開催します。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

今年も本命のさくらの他に、催し物として「郡上一揆」を題材に公演されている「宝暦義民太鼓」や「オカリナカラーズ」、「郡上節ガールズバンド」に登場いただけます。

また、以下の様に、今年も「さくらの下マルシェ」と題して、郡上近隣の有名店に出店いただけます。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

皆様、お誘い合わせの上、樹齢500年の見事な「善勝寺桜」を見に来て下さいね。

以下の「六ノ里地域づくり協議会」のfacebookもご覧ください。
(「ディスカッション」で、最新の情報も見られます。)

「六ノ里地域づくり協議会」facebook


昨年は例年より1週間開催を早めましたが、桜の開花が平年より2週間も早く、当日、ほとんど花が残ってなく、しかも二日共に天候が悪い最悪の状況にもかかわらず、多くの方に来場いただけました。(昨年の様子はこちら

今年はきっと天候に恵まれ、素晴らしい「善勝寺桜」が見られると思いますので(約束は出来ませんが、多分・・・)皆さん、お誘い合わせて見に来てください!!

*駐車場に限りがありますので、乗り合わせて来ていただけると助かります。

R6「源蔵寺棚田」の再生計画

今年もやります「源蔵寺棚田の再生」。
今日はこの、今年の計画についてご説明したいと思います。

この計画の始まりは、2021年に整備を行った「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」から。
整備した遊歩道沿いには、四季折々の里山や自然の風景を楽しめる素敵な場所が有りますが、反対に『ちょっとなぁ・・・』と言う荒れた耕地も有りまして・・・。

この荒れた耕地を『復活出来ないか』と考え「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」(以下「景観整備部」)として、地元の方々だけで無く、町からの方々にも参加いただいて、みんなで一緒に昨年(2023年)から耕作放棄地の再生を行って来ました。
(詳しくは「景観整備部」のサイト「記事一覧」をご覧ください。)

その結果はと言いますと、

この様に荒れ果てていた耕作放棄地が、参加くださった皆様のおかげで、

この様に、立派な耕地として蘇りました。
昨年、参加いただいた皆様には、本当に有難うございました!

そして、これは蕎麦栽培を企画した私も予想外だったのですが、源蔵寺の気候が合っていたのか、地元の「そば茶寮文福笠井」さんをして『極最高品質』と言わせる蕎麦を収穫する事が出来ました。

『はてさて、上手く行くのだろうか?』と不安いっぱいで昨年は実施しましたが、やってみれば、この様に思った以上の結果となりました。(笑)

さて、それでは今年の再生計画について、お話します。

今年も昨年同様、県の「ふるさと水と土指導員」の制度を活用し、荒れた耕地を再生し蕎麦を栽培します。

実施箇所は、昨年実施した耕地の一段上、この写真の場所を行います。

そして、収穫後には昨年同様「六ノ里楽市」を開催し採れた蕎麦を味わいます。
(今年も「そば茶寮文福笠井」さんに、協力をお願いしてあります。)

スケジュールとしましては、

1:4月20日・・・周辺の茅刈り(南側土手面 等)
2:5月18日・・・茅、竹の搬出
3:6月22日・・・雑木、茅の根の除去、草刈り
4:7月27日・・・種蒔き、鹿避け網設置
5:8月17日・・・ウサギ避け網設置、草取り・草刈り
6:9月14日・・・草取り・草刈り
7:10月12日・・・刈り取り・島立て
8:10月26日・・・脱穀
9:11月3日・・・収穫祭(六ノ里楽市)として蕎麦試食、蕎麦打ち体験(有料)

日にちは今の所の暫定ですが、基本土曜日、天候次第で日曜日、と言った具合です。
(詳細は、決まり次第「景観整備部」のサイトにて発表します。)

なお、この計画は誠に申し訳ありませんが、参加時の事故・怪我等は自己責任となります。
また、お礼等も出来ないと思います。

この様な勝手な申し出では有りますが、それでも『協力してやっても良いぞ』と思われたら「景観整備部」のサイトの参加申込みから、そこに記載の<注意事項>をご承諾の上ご連絡ください。
ご協力の申し出をいただけたら、スケジュール毎に、詳しい日時と作業内容が届きます。

景観を良くする活動と、自分達で手掛けた蕎麦を味わう達成感。
あなたも六ノ里の仲間になって、一緒に楽しみませんか?

多くの方にご協力いただき「六ノ里」がより良くなると同時に、新たな仲間が増えると良いと思っています。
皆様のご参加をお待ちしてます。

雪景色

今年は雪が少ないのですが、昨日はそこそこ降りました。
ですので、栃洞の雪景色を少しですが載せてみたいと思います。

道路の様子。
そんなに降って無いですが、除雪車は来てくれたみたいです。
でも、道に残ってますので、その後少し降ったのかなぁ。

我が家の通称「東の田んぼ」の様子。

奥に見えるのは茅を束ねて保存してるもので、代かきの時に耕運機で踏み入れます。
手前の小山は、年末に剪定したモミジの枝で、これは雪が消えたら、燃やして肥料にします。

家の前の畑の様子。
一昨年の暮れに降った時はこんな感じだったので、やっぱり少ないですね。

雪は少ないですが気温は低い(昨夜の最低気温はマイナス8℃)ので、雪はサラサラ。
雪の粒がキラキラと光ってるんですが、写真で分かるかな。

我が家の通称「上手の畑」。
奥に雪がポコポコなってるのは、白菜、大根、キャベツ。

収穫しないで雪に埋めておくと、自分が寒さで凍ってしまうのを避ける為に、中に蓄えた成分を糖に変えます。
つまり甘くなるって事で、鍋にすると美味いんです。

ついでなので、日差しも暖かだし、もう少し歩いてみます。

もう1つの一部を借りてる畑の様子。

去年は棚の左(正面から左)を借りて豆類を作ってました。
でも今年は源蔵寺棚田の再生で開墾した畑が有るので、今年は借りないかも。

雪が降ると木々は着雪して、華やかになります。

昼間の見え方もキラキラして良いですが、街灯の光に照らされると、また綺麗です。
写真に撮って載せれれば良いのですが、残念ながら上手く撮れ無いんです。

興味のある方は、集落内に有る「Camp&Resort 清桜里」は冬場も営業してますので、是非、泊まって見てください!

もう少し進んで、栃洞橋(昭和37年製)の上から牛道川を。

岩の上にも雪が積もってますが、例年ならもっと多くて、まるで帽子を被った様になります。

下流側の様子。

あれとあの岩の所、そして、あの流れの横には、多分、魚が付いてます。
あと2週間ほどで渓流釣りが解禁になりますので、楽しみです。

さてこの後、春までにどれくらい降るのでしょうか。
多くないと雪かきの量が減るので楽なのですが、農家としては夏場の水量が心配なので難しいところです。(笑)

2024年 謹賀新年

明けましておめでとうございます!
「六ノ里」での6回目の正月を迎えました。

今年も「六ノ里」の暮らしの様子を、書いて行きたいと思っています。
「六ノ里」に興味を持っていただき、是非、訪れて頂ける様に頑張りますので、宜しくお願い致します!

さて、今年最初の記事は「初詣」の様子をお伝えします。

令和6年1月1日「元旦」の「六ノ里 栃洞」の様子です。

畑などの土の部分には雪が有りますが、それ以外は昨年にも増して、ほとんど雪が有りません。(昨年の写真はこちら

今年は「三寺参り」の準備の際に竹をもらって来てましたので、門松っぽいのを立ててみてます。
例年は注連飾り(しめかざり)だけですので、いつもより、お正月っぽさが増した様な気がします。

それでは、初詣に行きます。

まず最初は、私の住む地区の氏神様であり、私が氏子総代を拝命いただいてる「栃洞白山神社(とちぼらはくさんじんじゃ)」から。

日陰は雪が残ってますが、こちらも例年に比べ、ほぼ雪が有りません。

まず本殿にお参りして、

続いて境内に合祀されている「中村の宮」にお参りします。

氏神様へのお参りを済ませたので、車で郡上市白鳥町長滝に有る「白山長滝神社(はくさんながたきじんじゃ)」に向かいます。

国道156号を白鳥の町から北に向かいますが、この様に道路に雪は全く有りません。(実は行く途中撮り忘れましたので、帰路での写真)

雪が無いので道が混む事も無く、約30分ほどで「白山長滝神社」に到着。

元旦ですので、すでにお昼過ぎですが駐車場は混んでました。
少し待つと空きが出ましたので、車を停めて境内に向かいます。

上の写真の参道入口は、ほとんど雪は有りませんでしたが、少し進むと山蔭になるのか残っていて半分シャーベットになってました。

「白山長滝神社」の境内は雪に覆われてましたが、特に歩きにくいと言う事はありませんでした。

私は「栃洞白山神社」の氏子総代ですので、まず、氏子の方々から預かっている去年の「大麻札(たいまふだ)」を「お焚き上げ」に納めます。(*「大麻札」とは「伊勢神宮」のお札の事です。)

その後、拝殿にお参りをしてから、

続いて、本殿にお参りしました。

雪に覆われている様に見えますが、参拝箇所(で良いのでしょうか?)への部分は雪掻きしてありました。

昔「熊野本宮大社」にお参りした際に本殿(「御社殿」と聞いた覚えがあります)に参る際は『中央、左側、右側の順』と習いましたので、その順でお参りしてます。

それから境内に合祀してある「天満宮」にもお参りして、

最後に「長瀧寺(ちょうりゅうじ)」にお参りしました。

以上で、全ての参拝が済みましたので、社務所で「破魔矢」と「御守り」を授かって帰路に着きました。

今年も1年、良い年になります様に!!

<追記>
この記事を書いている最中に「能登地方」で大きな地震が発生しました。

この辺りは岩盤の上なので、普段の地震では全く揺れないのですが、今回はこちらでも結構揺れて「震度4」だったそうです。

元旦から大変ですが、震源地に近い地区の方に被害の無い事をお祈り申し上げます。

六ノ里「三寺参り」と年越し蕎麦

今年は朝から「雨」が続いて天候が心配されましたが、夜11時には「晴れ間」も除き、暖かい「雪」の無い「三寺参り」となりました。

そして今年「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」として行った「源蔵寺棚田再生」で収穫した「蕎麦」を使った「年越し蕎麦」を「六ノ里」に有る「蕎麦茶寮 文福笠井」さん(以下「文福笠井」さん)の協力で「善勝寺」さんで行いました。

今日はその様子をお伝えしたいと思います。

12月31日の午後10時前、すでに「文福笠井」さんが「年越し蕎麦」に必要な物を「年越し蕎麦」の会場にお借りした「善勝寺」さんに届けてくださってましたので、準備に入ります。

「蕎麦」は冒頭にあります様に、今年「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」で行った「源蔵寺棚田再生」で育て収穫した物で、「文福笠井」さん曰く『非常に高品質な「蕎麦」』だそうです。

事前に「メニュー」も作成し、

使用した「蕎麦」の由来が分かる様に「源蔵寺棚田再生」の様子の「パンフ」も各「テーブル」に用意してます。
(これには協力者が増えないかとの、下心も有ります。笑)

準備も終わり、開店時間の11時を過ぎて、お客第1号様がいらっしゃいましたので、さっと調理して出します。(写真提供:松川哲也氏)

なお、今年行った「源蔵寺棚田再生」は「岐阜県ふるさと水と土指導員」の「制度」を使って行いましたので、本来は「収穫物の販売」はダメだそうです。
ですが、「活動の成果」とそれで採れた「蕎麦」の美味さ、これをどうしても地域の方にも伝えたくて「関係部署」に相談の上「実費(容器代、蕎麦打ち代、ガス代 等)」での提供としております。

提供した「源蔵寺産蕎麦」による「年越し蕎麦」です。(写真提供:松川哲也氏)

「年越し蕎麦」の準備が出来たところで「三寺参り」の準備に少しだけ参加しましたが、今年は「雪」が無いので楽でした。

11時の「年越し蕎麦」の開始時間を過ぎると「年越し参り」に来られた中から「蕎麦」のお客さんも来てくださいました。

来ていただいたお客さんの殆どから「美味い蕎麦」だと感想をいただけましたので、開催した甲斐がありました。

「年越し蕎麦」の提供は私達だけで行う予定でしたが、きっと心配だったのでしょう。
「文福笠井」さんも「厨房」に立っていただけました。
「源蔵寺棚田再生」実施時から、何かと御協力いただき、本当に感謝です!!

「年越し蕎麦」の来客の合間を見て「三寺参り」の写真を撮りに出ました。

今年は、途中小雨がぱらついたり、強い風で「竹灯籠」の「ろうそく」が消えたりと大変だったそうです。

なお、「年越し蕎麦」を行った為に、「三寺参り」の「写真」を撮れてません。
なので「六ノ里」の「写真家」の方に、「画像提供」をお願いしてます。

<ここから追記>
「光雲寺」「光蓮寺」の「三寺参り」の様子も少し。

こちらは「光雲寺」さんの様子。(写真提供:松川哲也氏)

「光雲寺」さんでは、地区の方々から「麹」で作った「甘酒」の「ふるまい」が有ったそうで、私は甘い物も好きなので味わってみたかった・・・。

こちらは「光蓮寺」さんの様子。(写真提供:松川哲也氏)

どのお寺も、「雪」の無い「雰囲気」も良いですが、やっぱり「雪景色」の方が幻想的かも。

さて、今年の「三寺参り」も無事に終了。
今後も色々な「イベント」を行っていけると良いなと思ってます。
*「六ノ里」での「イベント告知」は、「六ノ里地域づくり協議会」のWEBサイト
「六ノ里暮体験」をご覧ください。

来年も良い年になります様に!

畝立て専用機を入手!

今年も早いもので、後二日。
昨日「お飾り」用の「餅」もつきまして、「正月」を迎える準備も整いました。

ですので、今日は、先日手に入れた「畝立て専用機」について、話をしてみたいと思います。(今回はちょっと長いです。笑)

今年「岐阜県」の「ふるさと水と土指導員」の「制度」を活用し、「源蔵寺棚田の再生」として「耕作放棄地」を「開墾」し「蕎麦」を育てました。

写真の様に「六ノ里」内外の方に協力して頂き、立派な「耕地」として蘇りました。
*このあたりは、「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトをご覧ください。

みんなの努力の賜物か、「六ノ里 源蔵寺」の「気候」が「蕎麦栽培」に合っていたのか、予想以上に良い「品質」の「蕎麦」が採れました。

元々は「六ノ里」の「景観整備」としてスタートした「蕎麦栽培」ですが、出来る「蕎麦」が「高品質」となれば、俄然、やる気も起きます!!

ですので、来年以降も「六ノ里 源蔵寺」で「美味い蕎麦」を作っては行きたいのですが、一つ問題が有ります。

と言うのは『「畝立て」をどうするか?』なんです。

「蕎麦」を育てる際の「種蒔き」の方法には「ばら撒き」と「すじ撒き」が有りますが、私たちは「収穫作業」以降の「し易さ」や、発生する費用、「蕎麦」の育ち方等から「平高畝」を作っての「すじ撒き」としました。
(これも「高品質」な「蕎麦」となった理由の様です。)

今年の「平高畝」は「六ノ里」の「専業農家」さんに依頼して、写真の様に作っていただき、その費用は「ふるさと水と土指導員」の「制度」で支払っていただけました。

しかし、一つの「実施場所」に、翌年も続けての補助は出来ないそうなので、翌年以降「トラクター」で「畝立て」をお願いすると、「自腹」で費用を払う事になります。

では、「畝立て」を自分で行おうとすると、

我が家には「小型管理機(こまめ)」と、それに取り付けて使う「畝立て機」が有って、写真の様に「畝立て」はしています。

ですが、今年実施の「耕地」の広さなら何とかなっても、来年実施する「耕地」は倍以上の広さで、そこの補助が切れた再来年になると、この「小型管理機」では手間が掛かって現実的では無くなります。

それでは、どうするか?
簡単に言えば「トラクター」と「畝立て」の「アタッチメント」を買えば良いのです。

が、我が家の場合「田んぼ」への「通路」が狭く、折角「トラクター」を買っても「田んぼ」には使えないので、「蕎麦栽培」専用になってしまいます。
また、置き場所も有りませんし、もちろん、購入資金も無いです。
(これが一番大きい! 笑)

そこで色々調べたところ、写真の様な「畝立て専用機」が世の中に存在するのが分かりました。(この写真は「ヤンマー」のサイトからお借りしました。)

存在するのが分かっても、当然「新品」は買えませんので「中古」を探します。
すると、先の「専業農家」さんから、我が家もお世話になっている地元の「農機具屋」さんが「中古」を持っておられるとの事!

早速、見に行って「平高畝」が作れそうなのと、「現状渡し」の条件で「破格な値段」となりましたので購入しました。

ここからは、持って帰ってから、の作業の様子です。

もちろん「現状渡し」ですから、「不具合」も有ります。

まず、「赤丸」部分、左側の「整形板」(「畝幅」を決める部分)が曲がってます。
また、この「整形板」は、「ネジ」を緩めれば左右に動くはずなんですが、長年、この幅で使われていた為か「固着」して動きません。(緑矢印)

それでは、一つずつ解決して行きましょう。

まず、「畝」の上に「マルチ(黒いビニールフィルム)」を張る写真の部品は、「蕎麦栽培」には不要なので取り外します。

この部品、「ウレタン・スポンジ」部品が「経年劣化」で崩壊してます。
ですが、この「ウレタン・スポンジ」部品の「類似品」は手に入るみたいなので「部品交換」すれば使えますから、「廃棄」はせずに「倉庫」にしまっておきます。
そのうち「畑」で使うかもしれませんから、ね。(笑)

次に「整形板」の「固着」は、取付られている「六角シャフト」との間に「土」が入って、そこに「湿気」が入って「錆」が発生した結果と思われます。

なので、まず「固定ネジ」に「潤滑剤(CRC- 556)」を吹付けて浸透させ、「固定ネジ」を取り外します。

それから「固定ネジ」の「ネジ穴」から「シャフト」との隙間に「潤滑剤(CRC- 556)」をたっぷり浸透させ、「プラスチック・ハンマー」で叩いて少しづつ動かして取り外します。

これが取り外した「整形板」です。

予想通り「六角シャフト」(上側の六角形のシャフト)は、「土」と「湿気」による「錆」が酷いですが、「ヤスリ」等で磨いてやれば問題無いです。

曲がっていた左側の「整形板」は「鈑金修理」しました。(写真は修理後)

「作業行程」は、まず裏側の「樹脂板」を外します。
と言うのは、そのまま「プラスチック・ハンマー」で叩いて曲げを直そうとすると「樹脂板」が割れる恐れがあります。
また「樹脂板」とは言え、曲げ直しの抵抗になるからです。

単品になったら「プラスチック・ハンマー」で叩き、「モンキー・レンチ」で挟んで曲げ直して「鈑金修理」は完了。
「樹脂板」も、長年、曲がったままで「癖」が付いてましたので、これは「熱湯」を表や裏からかけてあげれば自然に戻ります。

「整形板」を外して分かったのですが、「六角シャフト」と耕す「ロータリー・シャフト」が並行になっていません。(写真の2本の赤線)

観察した結果、「整形板」が曲がった際に押され、「六角シャフト」の取付部が曲がった様です。

こういう曲がった部品は、力任せに曲げて戻すと「クラック(ひび)」が入ります。
ですので、「六角シャフト」単体にして、地元の「鉄工所」に持って行って「バーナー」で炙って修正してもらいました。

次は「整形板」の間の、「畝」の上側を「整形する部品」です。
この「畝立て専用機」に元から付いているのは「丸畝」を作るもので、写真の緑矢印の様にカーブした形をしています。

私が作りたい「畝」は「平畝」と言って、写真の様な形状の「真っ直ぐな部品」が必要になります。

しかし、今回入手した「畝立て整形機」は「佐野アタッチメント研究所」の物だと分かりましたが、この会社は、今は無いので「純正部品」の入手は難しいと思われます。
(「佐野アタッチメント研究所」は合併して「アグリアタッチ研究所」となっています。写真は「アグリアタッチ研究所」のサイトからお借りしました。)

まぁ、難しい形状でも無いので、無ければ作れば良いのです。

と言う訳で、ここからは「平畝」を「整形する部品」を作っていきます。

まず、作ると想定される「畝幅」に「整形板」を固定します。

それから「整形板」の穴に適当な「シャフト」を通して、「畝」の上を「整形する部品」の「取付位置」を決めます。
写真では「整形板」の穴の一番下、つまり「畝」高さが一番低い位置にしています。

次にオリジナルの「丸畝」用の「整形する部品」から、「奥行き」や「高さ」、「曲げ角度」を計ります。

この部品の上側、立ち上がってる所に「切れ目」を入れて、カーブの部分を叩いて真っ直ぐにして、それから「切れ目」を「溶接」し直せば、一番簡単に出来ます。
でも、そのうち「丸畝」を作りたいと思う日が来るかもしれません。
なので、それは、やめます。(笑)

「奥行き」や立ち上がりの「高さ」で「ダンボール」を切って、立ち上がり部をオリジナルと同じ「角度」に曲げます。

「曲げ角度」は「ダンボール」で「仮固定板」を作って「テープ」で固定して、先程の「シャフト」に乗せてみます。

右側も同様に「ダンボール」で作って、中央での左右の「ダンボール」の重なり具合を検討します。

写真は先程より「シャフト」を通す高さを「整形板」の穴一段分上げてます。

この様に「整形板」の左右の位置や「シャフト」を通す高さを変えて、「作物」の種類ごとの「畝」の「幅」と「高さ」を想定し、左右の「整形する部品」を連結固定する「固定穴」を決めていきます。

なお、「整形板」の一番上の穴を使う「畝高さ」での「作物」は、我が家では思いつかないので検討していません。

「固定穴」が決まったら「ダンボール」を分解すると、左右の部品の「展開図」になります。

このまま「鉄板」に『けがいて』切り出して加工しても良いのですが、今回は、先程「六角シャフト」の曲げ修正をお願いした「鉄工所」で作っていただくので「図面化」します。

「展開図」を基にして「3次元CADデータ」にします。

「ダンボール」で作った「展開図」に無い、左右の「整形板」に嵌る部分は、オリジナルを計って「データ」化してます。

それぞれの部品に分けたのが、これです。

「2次元CADデータ」でも構わないのですが、左右の部品を同じ形状で作って、重ね合わせて使用するので、干渉具合も見たいので「3次元CADデータ」なのです。
もっとも「3次元CADデータ」が、一番慣れていると言うのが大きいですが。(笑)

「3次元CADデータ」を基にして、写真の様に「図面化」しました。
現在、これを印刷し、先程から記事中に出て来る「鉄工所」に「製作」をお願いしています。

「製作」をお願いすると『早く出来上がりが見たい!』と言う、厄介な性分では有りますが、

まぁ、外はこんな感じですので、『焦っても・・・ね』です。(笑)

「春」になって「雪」が消える頃までに出来上がれば良いな、と楽しみにしています。


注)記事中に「修理方法」を記した部分等が有りますが、記載の方法は、私の経験に基づいて行ったものです。よって、この記事をご覧になって、ご自身で修理等をされて不具合等が発生しましても、当方では保証は出来かねます。その点、よろしくお願いいたします。