春つれずれ

4月になりました。
もう「郡上八幡」辺りは「桜」も「満開」を過ぎるくらいだそうです。

ここ「六ノ里」では「白鳥」の町から私の住む「栃洞」に向けて標高が上がっていくので、下から順々に咲いてきてます。

今日はそんな「栃洞」の「春」を紹介してみたいと思います。

今朝の「栃洞」の様子。
「桜」の木が少しずつピンク色になって来てます。

中央の道から上の高い位置に有るのが、我が家の「甚七桜」です。

アップにすると、こんな様子。

昨日、「椎茸」の「ホダ木」を切っている時には南側の枝の一部が少し咲いてただけでしたが、今朝起きたら、この通りで上の方は「開花」してました。

この「桜」、最初薄いピンク色の「花」が咲き、だんだん白くなって、長く咲き続けてくれます。

なお、何故「甚七桜」と呼ぶかは、うちの前の持ち主、先達さんの屋号が「甚七」だそうで、威厳が有りそうだしカッコいいから、そう呼んでます。(笑)

「甚七桜」から上に上がって、これは先達さんから引き継いだ「梅畑」の様子。
一昨年、昨年と「剪定」してきて、だんだんカッコ良くなって来てると自負してます。

「梅」の「花」はそろそろお終いに向かってますが、今の感じだと、多分「甚七桜」との共演は期待出来そう。

「梅」の「花」と言えば、今年は嬉しい事が有りました。

2020年に「開墾」し、2021年から「梅畑」にすべく「苗木」を植えてる所で、1本だけですが今年初めて「花」が咲きました!

「カモシカ」や「ニホンジカ」の「食害」で、なかなか大きく育ってくれなかったのですが、やっと「花」が咲くようになって凄く嬉しいんです。

この「梅」は「花香実(はなかみ)」と言う「品種」で「花」が綺麗で「香り」が良くて、そして「実」がなるんだそうです。
今年、名前通りに可愛いピンクの花で、凄く良い香りがすると実感出来ました。

今でも引き継いだ「梅畑」の辺りに行けば「花」の良い香りがしてますが、将来、植樹した「梅」が大きく育って、ここら一帯が「梅」の香りに満ちたら良いなと思っています。

「植樹」といえば、2016年に「杉」の伐採地に植樹した「桜」は、今はこんな感じで、今年はいっぱい「蕾」を付けていて、

中にはチラホラ咲き出しているのもあります。

暑い夏に地域の皆んなで協力して「草刈り」や「伐採残渣」の整理を続けて来てますが、いよいよ念願の「桜の公園」になりそうです!

この様に今年は例年に増して「桜」の開花が早いので、「タラの芽」も早くて、後数日で殆どが「採れ頃」になりそうです。

中には、もう開いて来ている物も有りましたので、

早速「収穫」して来ました!

お隣のお母さんの所に来客が有ると聞いてましたので、まず「お裾分け」。
残った分を「初物」として、今夜味わう予定です。

なお、今年もこんな「看板」と「ロープ」を設置させていただいてます。

と言うのは、以前に記事で書きましたが「山菜業者」の方が採りに来られるのです。
昨日も「業者」と思わしき方々を、何組かお見かけしました。

1年に何度も「草刈り」をして「場」を良くし、「収穫」が終わったら「剪定」して木の成長も管理してます。

この管理が凄く大変で、暑い時期なんか倒れそうにもなります。
だから、そんな努力の結果を無断で持って行かれるのは嫌なんです。

さて、次は、上の方にも書きましたが「椎茸」の「ホダ木」の話です。

写真は、先一昨年に仕込んだ「ホダ木」の様子。
春になって、どんどん出て来てて、もうすでに2回は採ってます。
(「椎茸」は年に2回、「春」と「秋」に採れます。)

この写真は、一昨年に仕込んだ「ホダ木」の様子で、こちらもどんどん出て来てます。

採れすぎたら隣近所に「お裾分け」して、それでも消費出来ない分は「干し椎茸」にします。

もちろん「原木椎茸」ですから、凄く美味いんです!
「鍋物」や「炒め物」や「味噌汁」、何にしてもホント良いです。

そんな「椎茸」ですから、継続的に採れてほしいです。
「ホダ木」の寿命は大体3年くらいなので、先一昨年の物がダメになるのを見越して、今年は新たに、これだけ仕込みました。

この写真の状態を「仮伏せ」と言い「椎茸菌」を「ホダ木」全体に行き渡らせる為に行います。
写真を撮って後に、乾燥しすぎない様に「藁」で覆ってからカバーを掛けておきました。

「ホダ木」作りの作業の様子を、写真に撮ってませんので簡単にお話しておきます。

昨年の秋に伐採し「葉枯らし」しておいた「コナラ」の木(この写真は少し前のもの)を、1mほどに切り、作業する「農舎」まで「エンジン式一輪車」で運び、それから「ドリル」で穴を開けて「駒菌」を打ちます。

いつもは家内と2人でやってますが、今回は新しく「栃洞」の仲間になったコージ君夫妻と、我が家の分とコージ君の家の分とを一緒に作りました。

事前に『「椎茸」の「ホダ木」を作るけど一緒に作ります?』って、お誘いしておいたんです。
初めてだったそうで、楽しんでいただけたみたいで良かった。

さて、「田んぼ」もそろそろ準備に入ります。
まずは、秋に「剪定」して「田んぼ」に積んでいた「柿」の木の枝を燃やします。

『野焼きは・・・』って言われるかもしれませんが、これ、ただゴミを燃やしている訳では無いんです。
我が家は、「昔ながらの米作り」をやりたいので、出来た「灰」が重要な「肥料」になるから必要な事なんです

「剪定残渣」が片付いたので、天気の良い日に「春耕起」する予定です。
なので「耕運機」のメンテナンスも、この後に行ってます。

他には、我が家の「車庫」前に、今年植える分の「苗木」も待ち構えてます。

今年の「苗木」は、「花香実」2本、「つゆあかね(梅)」1本、「南高梅」1本、「暖地桜桃」1本、「大玉白鳳」1本。

これらも、近日中に植える予定です。

<追記>
本日「善勝寺」の前を通りましたが、2日見ない間に、かなり開花が進んでます。
もう「5分咲き」近いかも・・・。

前回の記事で「お知らせ」した「善勝寺桜 桜まつり」、4月15日、16日ですが、「桜」の花が保ってくれるか心配です。

桜まつりのお知らせ

世間ではやっと「新型コロナ」も下火になってくれた様で、この3月からはマスク着用も任意となりました。

よって、昨年まで開催を見合わせてきた「善勝寺桜 桜まつり」を、今年は大々的に開催いたします!

日時:2023年4月15日(土) 10:00〜21:00
        4月16日(日) 10:00〜16:00
        *ライトアップは4月9日より開催予定。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)
(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

今年は本命の桜の他に、多くの出店や催し物も企画されております!
詳しくは以下の「六ノ里地域づくり協議会」のfacebookをご覧ください。
(「ディスカッション」で、最新の情報も見られます。)

「六ノ里地域づくり協議会」facebook

当日の天気が良くなる事を祈りながら、皆様のおいでをお待ちせしております。

そろそろ春です!

今週になって最高気温が10℃以上の日が続いています。
北向き斜面には少し残ってますが、ほとんど雪が消えました。

そろそろ春みたいです。
今回はそんな景色を載せてみたいと思います。

が、本題の前にいつもの前置きを。(今回ちょっとだけ長いです。)

今年は気になっていた「メイプル・シロップ」作りに挑戦してみました。

本物の「メイプル・シロップ」は「サトウカエデ」の樹液を煮詰めて作るそうですが、ここらには有りません。

ネットで調べてみると「イタヤカエデ」や「ウリハダカエデ」でも似た様な物が出来るそうで作ってみました。

うちの「簡易炭焼き窯」の近くに「イタヤカエデ」が有るので、まず、その幹に「椎茸」の駒を打ち込む「下穴用のキリ(ドリルの刃)」で穴を開け、そこにステンレス製「ホース・ニップル」を加工した物を打ち込んで「ビニール・ホース」を繋ぎます。

「ビニール・ホース」の先は「タイラップ(インシュロックとも言う)」で固定部を作って「マイカ線(*1)」で幹に固定した「ペットボトル」に入れてます。
(*1:幅10mmほどの芯入りの帯状ビニール紐。「ビニールハウス」の「ビニール」固定に使われる。強度が有るので何かと便利。)

1〜2日で1.5リットルの「ペットボトル」がいっぱいになりましたが、2回目の時は2日以上掛かったので、天候や気温によるかもしれません。

ネット情報では『7ℓで150mℓ』しか出来ないそうなので、5ℓ半まで樹液を集めて、写真のストーブの上で煮詰めていきました。

約8時間くらい煮詰めて、完成!
煮詰めていって「結晶(「シュガー・サンド」と言うらしい)」が出て来ると、糖度が66%以上になって出来上がりみたいです。

で、味はと言うと本物の「メープル・シロップ」の様な香りは有りませんが、味は『無茶苦茶甘い!!!』。
朝食に「ホット・ケーキ」でも焼いて、付けて食べようと思ってます。

さて、本題です。

今週になって、毎日最高気温が10℃以上になってます。
流石に北向きの日当たりの悪い所には少し雪が残ってますが、その残っていた雪もどんどん溶けて、春はすぐそこまで来てる様です。

家の前の畑の様子。
奥に見える雪の塊は「除雪」で寄せられた物なので、「除雪車」のバケットで押し固められててなかなか溶けません。

80cm以上の雪に埋もれていた「イチゴ」は、まだ少し潰された感は有りますが、葉が起きて来てます。

「タマネギ」も同じく雪で潰されてましたが、少しずつ起き上がって来てます!

我が家の通称「東の田んぼ」も、雪は消えてます。

「上の田んぼ」も「畦(あぜ)」に少し残ってますが「田んぼ」の中は消えてます。

『さぁ「春耕起」!』と行きたいところですが、まだまだ雪溶けの水で土はグチャグチャです。
まぁ、まだ3月頭なので、しっかり乾かしてからやります!

では、「梅畑」の方に上がってみます。

我が家の通称「上の畑」の様子。
ここは主に「サツマイモ」を作りますが、今は枯れ草だらけ。

左側の「石垣」の下に水路が有るんですが、

はい、今年も『ヤツ』が元気に育って来てます!

『ヤツ』と言うのは「クレソン」。
「レストラン」の「肉料理」とかの皿に一緒に乗ってる、あれです。
「スーパー」とかで買うと結構するので『自然に増えてくれるなんて良いですね。』って言われますが、どんどん育って水路を塞いでしまうので困るんです。

なので、毎年除去しますが凄く強い植物で、剥ぎ取っても少しでも根が残っていると再び繁茂するんです。

次は、我が家の通称「水場の畑」で、ここも既に雪は有りません!

新たに作り直した「ワサビ田」の様子。

昨年、新たに「湧水」を入れたのと、冬前に「沢」から「ダイボリン(樹脂ホース)」で水を引いたので、まだまだ葉は小さいですが凍りついて死ぬ事も無く元気みたいです。(前に作った時は、全部枯れてました。)

「ワサビ田」近くの日当たりの良い所には「フキノトウ」が出てました。

写真の様に開いてしまったのは、花の所が凄く苦いんです。
ご近所のお母さんは花の部分は取ってしまい、残った葉の部分だけ「天ぷら」にすると言われてました。

毎年「草刈り」を頑張って管理している所。

「草刈り」の際に「タラの木」だけは残してあります。
時期が終わると剪定してますので、今年もいっぱい「タラの芽」が採れそうです!

それでは「梅」の様子を見に行きます。

この「梅」の木も、

この「梅」の木も、暖かくなって「蕾」が大きく膨らんで、花の色が見えてきてます。
咲くまで、あとちょっとかな。

「梅畑」の奥のここは「簡易炭焼き窯」を設置してある場所です。

ここには秋に伐採した日当たりに邪魔な「コナラ」が寝かせてあって、4月になったら短く切って「榾木(ほだ木)」に使います。

なぜ寝かしておくのかと言うと、伐採してすぐ短く切ってしまうと切り口から「雑菌」が入って「椎茸菌」が回らなくなるからなんです。
また「葉枯らし」と言って、「葉」が落ちる前に伐採してそのまま置いておくと、冬を越した頃に「椎茸栽培」にちょうど良い乾燥具合になるからです。

まだ他にも日当たりに邪魔な木は有りますが、「椎茸」の「榾木(ほだ木)」に使える木なので、その年に使う分だけ切っていくつもりです。

「新しい梅畑」の、すぐ上の段。
ここもまだ「草刈り」管理だけですが、そのうち「果樹」を植える予定。

いっぱい落ちている枝は秋に切った木の残渣で、草が育って来ると「草刈り」の邪魔なので、早く片付けなきゃ・・・頑張ります!

で、ここにも、

「フキノトウ」がいっぱい出て来てます。

この場所の真ん中辺りにいっぱい出て、「フキノトウ」が終わったら、次は同じ「地下茎」から「フキ」がいっぱい出て来ます。

最後に『暖かくなって来たから「椎茸」の具合はどうだろう』と見に行ったら、小さいのがいっぱい出て来てました!

「原木椎茸」は香りが強く、凄く美味しいので、早く大きくなって欲しいです。

「原木椎茸」を育てている所のそばに「福寿草」が出てました。
あと2日もすれば、可愛い黄色の花が咲くと思います。

寒くて「雪掻き」とか大変な冬も、もうすぐ終わりです。
さて、今年も頑張って「六ノ里暮らし」を堪能します!!

今年最後の冬山歩き

『今日(山に)上がってみよか?もう雪が消えてまうと登れんで』と、モリエさん(*1)からお誘いを受けました。
天気も良いし、これから登れないならせっかくのお誘いだし、家内と3人で登って来ました。
(*1:モリエさんはお隣のお父さん。82歳になられますが現役の山師さんで、私の山や伐採の先生です。)

まずは作業林道を登って行きます。(この時9時半くらいです。)
この辺りはすっかり雪が消えてますが、この先を曲がって山影になるとしっかり残ってました。

作業林道が終わったら、道の無い所を登って行きました。

モリエさんは若い頃から山師の仕事でも狩猟でも、ここらを歩き回っておられたので『勝って知ったる』って具合に登り易い所を選んで案内して下さいます。

この写真は「炭焼き窯」の跡だそうで、確かに良く見ると奥の方に石組が有ります。
この後も登って行く途中に、2箇所「窯跡」が有りました。

モリエさんのお父さんも「炭焼き」もされていたそうで、子供の頃にお手伝いで炭を集落まで担いで運んだそうです。

「沢」に沿って、どんどん上がって行きます。

ところで『雪を歩いて行くのに「長靴」で大丈夫?』って思いませんか?

数日前に雨が降って、それが寒さで雪と凍っている状態なんです。
なので、長靴でも沈み込まずに歩き易いんですよ。
「郡上」では、この状態を「かってこ」と呼びます。

こんな急な斜面も上がって来てます!

私一人では確実に『え?どこ登る???』ってなりますが、モリエさんの的確なライン取りで安心して登って来れました。(足跡が分かりますか?)

そして、今日の目的の一つ、大昔に「池」が有ったと伝えられている所に到着。

なんでも、ここが決壊した際に流れ落ちた水と土砂が「牛道川」の橋をことごとく壊したそうです。(その当時は木製の橋だったそうです。)
昔々(江戸時代?)の話ですので『龍神様が下って行かれたんや』と伝え聞いたそうです。

せっかくここまで登って来ましたし、今日は雲一つ無い快晴なので、尾根まで登って山々の景色を楽しむ事にします。

まずは西側の方向。

写真では木々が多くて見えにくいですが、実際に見ると不思議と良く見えます。
右側から「白山」「別山」、それに連なる山々が見渡せました。

続いて尾根伝いに登って行き、東側の山々を見に行きます。

「大洞峠」から「明宝」の奥の山々。
多分、山の向こうが「めいほうスキー場」の有る「水沢上(みぞれ)」。

白く見える平地の奥に「大洞峠」に通じる道が有ります。
尾根の上に少し白く見えるのが「乗鞍岳」だそうです。

ここ、上から見下ろすと凄い急斜面なんですが、モリエさんの若い頃は狩猟で急斜面の下から獲物を追い上げたそうです。
今でも「キツい(郡上弁で『元気』)」方ですが、若い頃はもっと凄かったって分かります。(「六ノ里」にはそんなお父さんがたくさん居られます!)

尾根伝いに、上に、上にと登って行きます。

暖かくなって来ると、写真の様に、まず木の周りから雪が溶けていきます。

雪が少なく見えますが、穴の深さは50cm以上。
つまり積雪量はそれくらい有る訳です!

「母袋烏帽子岳」のすぐ横の山頂から。

奥に一番白く見えるのは「御嶽山」だそうです。
写真は省略しますが南東の方向に「恵那山」も見えました。

一通り山々の景色を堪能したので、そろそろ下ります。

下山は来た時とは違うルートで、大きな「檜」の林を通りました。

「檜林」、下から見上げるとこんな感じ。
なんか、どこかの『住宅会社』の宣伝に出て来そうでしょ。

いろいろと教えて頂きながら、無事に帰着しました。
モリエさんと話すと、これが楽しくて!

家に戻るとお腹も空くはずで、14時を回ってました。
実は上でモリエさんから「味噌餅」を少しもらったんですが・・・冬の間になまった身体では燃費も悪かったみたいです。(笑)

今年はもう雪が消えて、これから先は「笹竹」が蔓延って登り難くなるそうです。
また来年の楽しみに取っておきます!!

幻の滝 清滝

「幻の滝 清滝」に「地域づくり」の仲間と登って来ました。
なかなか素晴らしい景観でしたので、記事にして紹介したいと思います。

本題の前に、いつもの前置きから。

今回の前置きは、今日の「六ノ里」の様子です。

2月に入って「立春」が過ぎ、ここ「六ノ里」も暖かい日が増えて来ました。
もっとも、町に比べれば、写真の様に「雪」が残ってますが。(笑)

さて、ここから本題です。

先日、『善勝寺の裏山に「氷瀑(ひょうばく)」が出来る「滝」が有る』と、「先達さん*」に教えていただきました。
*注)「先達さん」とは、我が家の前の持ち主。ここでの暮らしの先生方の一人で仲良くしていただいてます。

凄く気になっていたので、暖かい日が続いていて『氷瀑は無理かもしれない』とは思ったのですが「幻の滝 清滝」に登って来ました。

簡単に地図にしてみますと、こんな感じ。(地理院地図に加筆しました。)

「善勝寺」の前の、道が広くなった所に車を停めて上がって行きます。
本来は赤い線で描いたルートで上がって行きますが、今回は境内からショートカット。(赤点線ルート)

なお、今回の「赤点線ルート」は、はっきり言って分かりにくいです。
また、お寺の敷地内を通るので、迷惑を掛けるのは絶対『ダメ』ですし。
もし、この記事を参考に行かれる方は「赤線ルート」でお願いします!!

「善勝寺」の「桜」です。
樹齢約500年の古木ですが、春には綺麗な花をいっぱい付けてくれます。
今は枝先の方が、少し桃色掛かって見えません?
きっと春に向かって、一生懸命「開花準備中」だと思います。

満開の頃には「善勝寺桜 桜まつり」が開催されます。
その頃には満開の「桜」に加え「ハナモモ」も見頃になります。

是非「善勝寺桜 桜まつり」来てくださいね!
(「六ノ里地域づくり協議会」では、開催に向けて色々企画してます。)

では「善勝寺桜」の横から上がって行きます。

写真に見える範囲は道が分かりやすいですが、ここを上がった先が分かりにくいんです。
気が付くと思わぬ所に行ってしまいますので、しつこいですが、もし行かれるなら「赤実線ルート」でお願いします!

正規の「赤実線ルート」に出た所。
これを上がって行き、この先で右の方に上がって行きます。

右に曲がってからは、途中下がって行く道が有りますが、上の方に向かって上がって行きます。(写真だと真ん中の左方向に分かれた道。)
南向きの斜面ですが、場所によってはこの様に「雪」がいっぱい残ってます。

上がって行くと「切り通し」になってる所も有ります。

何度か曲がって、さらに上がって行くと道の真ん中がゴッソリえぐれている場所が有りました。
こんな所は、溝の底を避けて、転ばない様に気を付けて端の方を進んで行きます。

ここを進むと「よしん坊谷(「よしんぼだに」と読みます。)」を渡ります。

これが「よしん坊谷」です。
ここに来て、なぜ道がえぐれているのか、理由が分かりました。

「作業林道」を造る際、谷を越える所は大きな「土管」を埋めるか「コンクリートの構築物」を造って「暗渠」にしますが、その「暗渠」が土砂で埋まってしまってます。

なので、大雨で増水した際、水が溢れて「作業林道」を流れ下るのでしょう。
それで、道がえぐられてしまうみたいです。

ところで、いきなり「よしん坊谷」と出てきましたが、これは「善勝寺」の東側の小さな谷の呼び名です。(ここらの人の通称だと思います。)

では、なぜこの谷を「よしん坊谷」と呼ぶか?を「六ノ里雑学」として話しておきます。(「六ノ里雑学」、いっぱい知ってると良い事があるかもしれません。笑)

『栃洞の古老から昔聞いた話です。
昔昔の大昔、ここ「栃洞」に「よし坊」と呼んでいた発達障害を患った少年が住んでいました。
「よし坊」は、毎夕毎夕、空腹を我慢しながら夕闇のあの谷付近で親の帰りをじっと待ち立っていたとのことです。
時が過ぎ、何時しか「栃洞」の人々はあの谷を、「よし坊谷(今ではよしんぼ谷)」と呼び「よし坊地蔵」を彫り、谷付近に祀りました。』

以上、さっちゃん様が教えて下さいました。いつも有難うございます。
(さっちゃん様、お尋ねの「よし坊地蔵」ですが、「栃洞」の皆さんに聞いてみましたが確定出来てません。「善勝寺」の「寄せ墓」に有るのではないか、との事です。)

さて、どんどん上がって行きますよ!

「よしん坊谷」を過ぎて「雪」で倒れた「茅」を踏みながら上がっていきます。

ここまでもそうですが、初夏から「雪」が降るまでは「茅」の「ジャングル」になって、見通せないし歩きにくいと思います。

この先も何度か曲がって上がって行くと、

写真の様に、前方にまた「よしん坊谷」が見えて来ます。
ここまで来たら「あと一息」。

ここを曲がると・・・

はい、これが「幻の滝 清滝」です。
人の大きさと比べて分かりますが、結構な高さが有ります。

ここ数日、暖かだったので諦めていた「氷瀑」ですが、少しだけ残ってました。(写真の真ん中の、上の方の白い塊)

「氷瀑」を拡大すると、こんな感じ。
小さいながらも、なかなか綺麗じゃないですか!!

「滝壺」部分には、溶けて剥がれ落ちた「氷瀑」の残骸がいっぱいでした。

この量から推測すると、凄く寒い時は「滝」の上から下まで「氷瀑」が出来るのかも。
『これは寒い日が続いた後、見に来なくては!』と思いました!

ところで、なぜ「幻の滝」と言われのでしょうか?
それは、流れ落ちる水量が少なくて、夏場は渇水で「滝」が消えるからだそうです。

また、「清滝」の名前の由来は、

「善勝寺」の「山号」が「清瀧山」だからでしょう。
(「清滝」じゃ無くて「清瀧」かも。合わせて、住職さんに聞いておきますね。)

「滝」の景色も素晴らしいですが、上がって来ると、こんな「眺望」も得られます。
この写真の方向は「母袋」との境の山で、建設中の新しい道も見えてます。

素晴らしい「清滝」と「眺望」。
いつか『この道を整備して、散策出来ると良いなぁ』と妄想しています。

<<最後に皆さんに「お願い」が有ります。>>

今回の記事で「清滝」までのルートを「簡易地図」で紹介していますが、記事の写真のとおり「整備された遊歩道」ではありません
この道は、かつて、伐採に使われた「作業林道」の名残りの「荒れた道」です。

お約束ですが、参考にして行かれる場合は、あくまでも『自己責任』でお願いします。何か起きても、当方は責任を取りません

また、くれぐれも「善勝寺」さんのご迷惑にならない様にお願いします。

以上、よろしくご理解ください。お願いいたします。

水路の掃除と春の気配

年末にはガッツリ降りましたが、ありがたいことに、その後はほとんど降ってなくて「雪」が少ない冬です。

昨年、新しく「栃洞」に別荘を買われた方がいるのですが、この方は冬も来られていて将来はここに移住されるとも聞いてます。

『いきなりいっぱい降らすと可哀想だ。「雪」に驚いて逃げ出すかもしれん。』と、「栃洞」の神様は優しいので抑えて下さってるのかもしれません。
私がここに越して来た年と次の年も少なかったので、きっと、そうです。

さて、本題に入ります。

「雪」が少ないと、私の場合、用が無くても外に出る機会が増えます。
まぁ『じっとして居られない性分』だからなんですけどね。(笑)

先日出掛けていて、集会所のちょっと「下(しも)」に「山水」が道に溢れているのを見つけました。(*「下(しも)」とは、ここらでは文字通り「下の方向」や「町の方」の事を言います。)

「雪」が多いと、全く気が付かなかったと思います。
道には「凍結防止剤」が撒かれますが、端の方は量が少ないからか少し凍ってました。

散歩をされてるお母さん達に会ったので『ここって、こんなに水が出てましたっけ?』とお聞きしたら『上の水路が詰まって溢れてるんじゃ無いか?』と言われました。

このままだと行き違いで車を端に寄せた際に滑っても危ないですし、散歩で歩いていて滑って転けたりしたら危険です。
また、斜面をあまり水が流れ続けると削れてしまって良い事は有りません。

なので、『「雪」の中を歩ける格好』をして見に行ってきました。

この格好、私の場合は「長靴」の上から「単車用のカッパ」の「ズボン」です。
この「ズボン」は裾が「ベルクロ」で絞れる様になっているので「雪」に埋もれても中に入って来ません。
もっと「雪」が深いと「カンジキ」を履きますが、それ程の「積雪」ではないので今回は省略です。

「積雪」の斜面を「除雪用」の「スコップ」を杖がわりにして登っていくと、聞いたとおり水路に「枯れ枝」や「落ち葉」が詰まって大量に溢れてました。

「防寒テムレス」という「防水・防寒」の手袋をして来てますので、手で取り除きます。

「ダイローブ」よりは防寒性が落ちますが、比較的薄手なので普段使いにも良いです。
(「ダイローブ」は凄く『ゴツく』て、かなり寒い時だけ使ってます。)

取り除いた後の写真。

水路の右手に写っている分、詰まってました。
なお「除雪用スコップ」が写ってますが、これで取り除いた訳ではありません。
これで詰まった「落ち葉」などを『抉る(こじる)』と壊れます!(笑)

最後に「取水」の「パイプ」にも、いっぱい「落ち葉」が詰まってましたので取り除きました。(この写真を撮った後に「ゴミ避けの金網」が半分「落ち葉」に埋もれているのを見つけましたので「パイプ」の所に設置しておきました。)

作業後の様子。

まだ「山水」が流れ出てますので『どこか「パイプ」から漏れてるのか?』と再度斜面を登ってみましたが、水路と道の中間辺りの「湧き水」の分でした。

「湧き水」は止められる訳では無いし、道に溢れて無いので様子をみる事にします。

せっかく『「雪」の中を歩ける格好』をしているので、ついでに「ワサビ田」や「梅」や「桃」の様子を見に行きます!

「ワサビ田」は昨年新しく「沢水」を引いたので、十分な水量が有りました。
なので、寒さで多少弱ってますが「ワサビ」は元気みたいです。

「ワサビ田」の横には「野ウサギ」の足跡。

新しい「梅畑」の様子。

ここも「野ウサギ」の足跡がいっぱいで、元気一杯走り回ってるみたい。
(今年は「兎」年だからなのかな?(笑)

ただ、「梅」の根元から根元を通ってるのが、ちょっと気になりました。

なぜかと言うと『ひょっとして「梅」を食べに来てる???』と思ったのです。
が、それは杞憂でした。

あと、冬場は「カモシカ」や「日本鹿」が「梅」や「桃」の枝を食いに来るのですが、全く足跡が無かったので、ちょっと安心しました。
(でも、「新芽」が大きくなって「葉」が出る様になると来るんだろうなぁ・・・。)

せっかく上がって来たので「栃洞」の風景を1枚。
こうして見ても、例年に比べて「雪」が少ないです。

ついでに、「開墾」している昔の「段々畑」方向も撮ります。

「雪」が多いと全てが「雪」に覆われますが、少ないので「石垣」が見えてます。
少ないとは言っても「雪景色」ですけどね。

でも、春は着々と確実に来ています!

「梅」の枝には赤い「花芽」が大きくなってきてます。

「桃」の枝にも「花芽」が少しづつ大きくなってます。

まだまだ寒い日が続きますが、このままあまり「大雪」が降らずに春になると良いなぁ。(笑)

2023年 謹賀新年

明けましておめでとうございます!
「六ノ里」での5回目の正月となりました。

今年も「六ノ里」の暮らしや、ここの様子を書いて行こうと思っています。
「六ノ里」に興味を持っていただき、是非訪れて頂ける様に頑張りますので、宜しくお願い致します!

さて、今年最初の記事は「郡上市白鳥町長滝」に有る「白山長滝神社」への「初詣」を書いてみようと思います。

2023年1月1日、元旦。
今年は昨年にも増して「雪」が少なくて助かります。
一昨年なんか出掛ける前に、まず「雪かき」でしたものね。(その様子はこちら

我が家から車で30分ほど、「長滝白山神社」に到着です。

踏み固められた「積雪」を、滑って転ばない様に慎重に歩いて行きます。

ここ「長瀧白山神社」は「白山信仰」の美濃側の修行場「美濃馬場」でしたので、参道沿いに多くの坊の跡が有ります。

「境内」前の「石段」は・・・。
「積雪」が踏み固められて「雪」の坂になってました。

登る時はまだ良いのですが、帰り、ここを降りる時、滑りそうで怖かった。

「境内」に入って「長滝白山神社」の「拝殿」に向かいます。

私は「栃洞白山神社」の「氏子総代」ですので、まず、氏子の方々から預かっている去年の「大麻札」を納めて、それから「拝殿」や「境内」に合祀されている「天満宮」にお参りします。
(*「大麻札」とは「伊勢神宮」のお札の事です。)

例年なら近隣の「氏子総代」の方々と一緒に、「伊勢神宮」に参拝して納めるのですが、今年もコロナ禍で中止になりましたので、こちらに納めさせて頂きます。

次に「境内」に有る「長瀧寺(ちょうりゅうじ)」にもお参り。

顔見知りの方が「檀家」で毎年当番で居られますので、今年もお正月の挨拶をさせて頂きました。

全ての参拝が済みましたので、帰りに「社務所」で「破魔矢」と「御守り」を授かってから帰路に着きました。

今年1年、良い年になります様に!!

六ノ里「三寺参り」

先日の記事で準備の様子を書いた「三寺参り」。
その様子について、当日の準備から載せてみたいと思います。

我が家は、まだどこの「檀家」でも無いので、今年も家に一番近い「善勝寺」さんで準備を行います。

準備の開始時刻前に行ったのですが、もう既に「境内」や「石段」の「雪」は皆さんで取り除いて有りました。

皆さんと一緒に「石段」に「竹灯籠」を設置していきます。

「石段」が終わったら「本堂」への通路にも「竹灯籠」を設置して、

「鐘撞堂」の周りにも「竹灯籠」を設置。

今年は去年よりも「雪」が少なくて助かりました。(去年の様子はこちら

「雪」の方は時折写真の様に降ることも有りましたが、一昨年の様に「ロウソク」を消してしまう程では無くて良かったです。

「境内」の「篝火」も焚いて、準備完了。

新年を迎えるまで30分程で「竹灯籠」の「ロウソク」を灯します。
(あまり早く灯すと「ロウソク」が保たないんです。)

その頃に、最初の参拝の方々がお見えになられました。

「竹灯籠」を灯した「鐘撞堂」は、こんな雰囲気。

「石段」は、こんな雰囲気。

一度「水銀燈」を消してみたのですが、今年は「桜」などの木々への「着雪」が綺麗だったので、点けておくことになりました。

「石段」の一番下には「善勝寺」と書いた「竹灯籠」もあります。

ちなみに「水銀燈」でライトアップされた「善勝寺桜」です。
肉眼で見ると、もっともっと綺麗なんですが・・・写真がこの程度で残念。

それでは他の2つのお寺にも行ってみたいと思います。

まずは「光雲寺」さん。
「境内」への道や「鐘撞堂」の周りに「竹灯籠」が設置されてます。

まず「本堂」でお参りを済ませてから「除夜の鐘」を突かせて頂きました。

続いて「光蓮寺」さん。
こちらも、まず「本堂」でお参りをして、

「鐘撞堂」で「除夜の鐘」を突かせて頂きました。

「六ノ里」の「三寺参り」、「雪」の中での静かで厳かな雰囲気が伝わりましたでしょうか?
実際に見ていただくと、もっともっと感動的ですので、是非とも訪ねてみてください。

鏡餅作り

今年も押し迫って12月も28日です。
今日は新年に向けて「鏡餅」をつきましたので、その様子を載せてみたいと思います。

「餅米」は前日に洗って水に浸しておいてますので、蒸すのはお母さん達に任せて、お父さん達と集会所横に「餅つき」の場所作りから。

先日の「餅つき忘年会」の時は集会所の玄関に「ブルー・シート」を敷いて、扉には「マスカー(商品名。マスキング用のシート)」を貼って飛び散りを防いだのですが、今日は暖かなので外で行う事にしたからです。

写真では、もう「筵(むしろ)」を敷いて「臼(うす)」を置いて有りますが、蒸した「餅米」をスムースに「台所」から運ぶ為に、そこから奥、「台所」までの通路の「雪」も取り除きました。

「雪」は道を挟んだ「牛道川」に捨てるのですが、それには「スノー・ダンプ」と言う機材を使います。
写真の集会所の壁に立て掛けてあるオレンジ色のが、それです。

「スノー・ダンプ」に「雪」を載せて「積雪」の上を滑らせて運ぶのですが、今年は「雪」が少なくて道には「雪」が有りません。

なので、まず、積もった「雪」を崩して道に「雪の道」を作ります。

この日まで、この方法を知りませんでしたが、なるほど、これなら出来ます!
こんな感じで日々、お父さん達やお母さん達に『生活の知恵』を教わってます。

『このまま凍って車の通行に支障が出ない?』って思われた方、大丈夫です。
写真では曇ってますが、今日は天気が良さそうなので「雪の道」は直ぐ溶けます。

「餅米」が蒸し上がったら「餅つき」開始。

「臼」に蒸した「餅米」を入れたら、素早く「杵」で捏ねていきます。
だいたい捏ね終わったら「杵」でついていきます。

つき終わったら集会所の中に運んで「鏡餅」にまとめていただきます。

3臼つきましたが、2臼分で「栃洞」の全戸分と「栃洞白山神社」と「中村の宮」の「鏡餅」が出来上がりました。
余った1臼分は各戸に「鏡餅」と一緒に配る事にし、「餅」が冷めて形が安定するのを待って、夕方に各戸に配布しました。

これは我が家の「鏡餅」を飾った写真。
小さい「鏡餅」なので「蜜柑」では大き過ぎて「橙(だいだい)」が良いのですが、売って無かったので「キンカン」にしました。

さて、「神棚」に「大麻札」も飾りましたし、「しめ飾り」も飾りました。
そして「鏡餅」も飾って、これで「正月」を迎える準備は整いました。
(*「大麻札」とは「伊勢神宮」のお札の事です。)

ガッツリ降りました!

今年もあと10日ほどになりました。

先日、「雪の季節になりました」と記事を書きましたが、あれはまだ序の口。(笑)
昨日、今日とガッツリ降りましたので、今の「六ノ里 栃洞」の様子を紹介してみたいと思います。

先日の記事と見比べてみるのも、面白いかもしれません。

朝起きて外に出てみると、家内の愛車はこの通り。
これ「ジムニー」なんですが、昨今、軽自動車で流行りの「スーパーハイトワゴン」みたいに。(笑)

屋根に積もった「雪」が溶けて、軒先にはこんなに大きな「氷柱(つらら)」。
長い物は1mくらいで、太さも3cmは裕に超えてます。

これ、落ちてくると非常に危ないので、この後すぐ撤去しました。

道路脇の「ガードレール」の支柱には、「雪」が吹き付けて、この通りに。

奥に見える少し汚い「雪」の山は、「除雪車」が道路の「雪」を押し除けてくれた分。
春になっても、なかなか溶けない大きな山になります。

我が家の通称「前の畑」は、この通り。
「トマト」の雨避けの骨組みの埋まり具合から、「積雪」は推定60cm程かと。

Camp&Resort 清桜里」方面は、こんな感じ。

いっぱい「雪」が降っても、10cmも積もれば「除雪車」が来てくれますし、「融雪剤」も効いてますので、この様に道路に「雪」は殆ど有りません。

「東の田んぼ」も、

「上の田んぼ」も、しっかり「雪」に覆われてます!

それでは「梅畑」方面に上がってみます。

写真左側の「松」の下、「石垣」脇に上がる道が有るのですが、道脇は「除雪車」が除けた「雪」で壁が出来つつあります。

それを乗り越えて、

膝くらいの深さの「積雪」を「ラッセル」しながら上がって行って、「上の畑」。

フワフワの「雪」なので、きっと「ダイブ」すると面白いとは思うんですが、後の事を考えると出来ません!(笑)

「ワサビ田」は「獣害対策」の「金属柵」にも積もってます。

実は昨日「雪」が降る中上がってみたら、「寒冷紗」に「雪」がいっぱい積もって、その下の「金属柵」の下に入れていた支えの「竹」が見事に折れてました。

そのままにしておくと「ワサビ」が重みで潰れるので、急遽「寒冷紗」を外して「金属網」だけにしておいたのです。
当然ですが、やっぱり古い「竹」(切って2年になるかな)では保たない訳で・・・。

「甚七桜」も「雪」を纏ってます。

「先達さん」から引き継いだ「梅畑」は、こんな感じ。

新しい「梅畑」の様子。
「雪」から出た「雪除け」の高さから推測するに、ここの「積雪」は70cm以上。

新しい「梅畑」から見た「栃洞」の景色。

このまま奥に行こうかとも思いましたが「カンジキ」を履いてないので止めます。
フワフワの「新雪」ではありますが、「ラッセル」するのは結構大変ですので。

それでは、この写真の奥に見える「栃洞集会所」の方へ行ってみようと思います。

「里山再生プロジェクト」なんて名付けて、個人的に綺麗にしている所の斜面。
ここも「雪」に覆われて、こんな感じに。

ここにも「タラの木」が有って、春先には「タラの芽」や他の山菜が採れます。
他の季節の写真(「里山再生プロジェクト」の記事)と比べて見てください。

我が家の通称「上手の畑」は、こんな感じ。
「サツマイモ」の「畝」の形に積もってます。

この「雪」の下には「ハクサイ」と「大根」があります。
元々ここらの「野菜」は甘いのですが、「雪」に埋もれさせておくと更に甘くなるんです!!

実は去年もこうしておいたのですが、「除雪」した「雪」で潰れてしまいました。
「除雪車」が道から「雪」を押して「畑」に入れるのは良いのですが、中まで「除雪車」が入って上から押したみたいで・・・。

今年は無事だと良いなぁ。

我が家の通称「カオルさんの畑」は、こんな感じ。

「カオルさん」は「六ノ里」の「しらおシマダファーム」さんちのお父さん。
この方が借りて作られている「畑」の一部を借りて、「大豆」や「黒豆」「小豆」などを作ってます。

いきなり道の写真ですが、ちょっと「融雪剤」の効果について書いてみたいと思います。

ここは日陰で、今の時期はなかなか日が当たらないんですが、写真の様に車が踏み固めた所以外は「雪」が消えてます。

この写真の中の白い粒が「融雪剤」」です。

「融雪剤」にも色々種類が有りますが、簡単に言えば「塩」で、ここらで巻かれているのは「塩化カルシウム」。

この「塩化カルシウム」は水に溶けると発熱する性質を持っていて、発熱してまわりの「雪」を溶かします。
この写真の、小さな穴が開いているのが、それです。

さて『要らない知識』は、ここまでにして、もう少し下ってみます。

「栃洞大橋」から見た、冬の「牛道川」です。
川の中の岩の上にも「雪」が積もってます。

凄く冷たい川の水ですが、それでも「アマゴ」や「イワナ」は岩陰に潜んで春を待ってるはずです!
なお、春、解禁になってすぐは「雪解け」の水も混じって水温が凄く低いので、良く言う『アサマズメ』の時間帯では、なかなか魚が動きません。
少し日が差して来る頃の方が、餌に反応してくれるかな。

先日の記事の「忘年会」をやった「栃洞集会所」は、こんな感じ。

この写真は「集会所」の向かいの「牛道川」の様子。

「集会所」の前から、「栃洞 上組」方面を見た写真。
春になると、ここからも「甚七桜」が良く見えます。

ここで写真を撮っていたら「六ノ里」の仲間が「軽トラ」で上がって行きました。
猟師もやっている車中の彼は、凄く嬉しそうでした。
(その理由は、彼のブログを見てみてあげてください。)

「旧栃洞橋」の様子。

「栃洞大橋」が出来る前は、ここが本道だったそうですが、「大雪」の時に「栃洞白山神社」や「清桜里」の有る「栃洞 上組」方面に行くには、こっちの方が良いんです。

と言うのは、「栃洞大橋」を渡ってからの道は斜度がキツいので、4WDじゃないと「スタッドレス」を履いていても滑って上がれません!

さて「雪」の「六ノ里 栃洞」の景色(一部ですが)を紹介しましたが、今週末にも、また「寒波」が来るそうです。
俗に言う「クリスマス寒波」ってヤツらしいですが、さて、どれくらい降るのやら・・・。(笑)