炭焼き窯の改修2

畑で使う木酢液や草木灰を作るのに重宝している「ドラム缶炭焼き窯」。
傷みが激しく改修しましたので、記事にしてみたいと思います。

2020年に設置した「ドラム缶炭焼き窯」ですが、元の棚田の石垣を利用した為に炭焼きの際の空気の遮断がやりにくそうでした。

そこで2021年にレンガを積んで赤土で固定し、空気遮断面としました。
赤土としたのは、借地なので返却する際に工作物は撤去する必要があるからです。

使用する際は、こんな感じで使います。
この時は草木灰を作ったので、完全な空気の遮断は不要でした。
なので、蓋の外周と焚き口が嵌まる所に土を練ったもので塞いでます。

改修後約1年半、2021年の状態がこれです。
熱と雨風によるのか、上部アーチ状の赤土が崩れて来てます。

この写真は、以前「草木灰と木酢液作り」の記事を書いた時のもので、その記事の中で『来春には修理しなければ』と書いてましたが、昨年は「源蔵寺棚田の再生」を始めたり、春過ぎから膝を悪くしたり(今は復活してます)で、先延ばしに・・・。

なので、昨年秋に草木灰と木酢液を作ろうと見た際には、ブルーシートを掛けては起きましたが上部のレンガが崩れる程に悪化していました。

この春に少し時間が出来たので、やっと修復となった次第です。

今回の改修では「アサヒキャスターCA -13T」と言う、ピザ窯などの製作に良く使われてる耐火セメントを用います。

トロ箱に入れて水と練り合わせて、適度な硬さにして使います。

右半分が積み上がったところ。

使用するレンガは耐火レンガでは無く、普通のレンガ。
まぁピザ窯と違って、直接火が当たる訳では無いですし、昨年までこれで問題無く使えてましたので。

全部積み上がったところ。
この状態で少し固まるのを待ちます。(2〜3時間くらい待ちました)

表面が固まってきたので、ボロ布に水をたっぷり染みこませて、表面を洗い流すように綺麗にしました。

手前に崩れていた以前の改修で使った赤土は、上に乗せて押し固めておきました。

完全に固まるまで条件にもよるのでしょうが、24時間以上は必要だそうなので、それ以降に火入れして具合をみようと思っています。

ですが自分のところの田んぼや「源蔵寺棚田の再生」の事前準備など有りますので、何時になりますか。(笑)

R6「源蔵寺棚田の再生」第1回目

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生」第1回目を実施しました。
当日は良い天気で暑いくらいでしたが、無事に予定以上の作業を行う事が出来ました。

今回の参加者は、町からご協力いただいた方が5名、「六ノ里」の方が4名、合計9名でした。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

それでは、当日の様子を紹介してみたいと思います。

昨年同様、六ノ里集会所に集合です。

来てくださった方々に今年もお願いしますの挨拶と、今日の作業内容について簡単に説明し、時間になったので現地に向かいます。

現地に到着し、各自、作業に必要な物を運んで作業準備中。
今年もこの広場を作業ベースとして使います。

作業開始前に、ここ源蔵寺棚田の規模の一部を参加者の方々に見てもらいます。

写真の真ん中辺りの石垣の段が作業ベースで、その下にも石垣が有るのが見てもらえると思いますが、この状況が牛道川のそばまで続いていて、石垣や棚田の大好きな私はワクワクします。(笑)

さて、それぞれが元棚田なのですが、どこも大きな木が生えていて圃場に戻すのは難しそうです。
棚田の様相を復活させる為にも何とか活かしたいのですが、アイディアが浮かびません。

尚、この先の季節は茅が蔓延って見通しが悪くなりますので、この景色は今しか見れません。

さて現場に戻って、今日の作業内容と段取りを説明します。

1:草刈班
斜面部分の雑木を伐採し、その後、昨年生えて枯れた茅類の草刈りを行い、その後、時間が有れば、来年実施箇所の茅類の草刈りも行います。

2:搬出班
今年の作業場所に、昨年伐採した雑木の残渣が有りますので、斜面部分の草刈り作業が終わるまでの間それを撤去してもらい、その後引き続き、斜面分のも撤去してもらいます。

<草刈班の作業の様子>
草刈機にて、どんどん刈っていきます。

雑木類は小型電動チェーンソーで伐採し、下の圃場に落としていきます。
その後、草刈機で茅も刈っていきます。

<搬出班の作業の様子>
まず昨年、伐採して放置していた雑木の残渣を搬出していきます。

搬出先は、写真左手中の石垣のすぐ横で少し距離が有りますが、皆さん、黙々と運んでくださってます。

1時間ほど作業して、休憩に入ります。

まだ夏の様な暑さでは有りませんが、そこそこ暑く汗もかきますので、水分補給の休憩を取ります。

休憩前までに終わった現場の様子。

斜面の雑木、茅の処理は終わりました。
圃場の茅の株は刈ってしまうと重機で抜根する際に分かりにくいので、今回はこのまま。

ピンクに見えるのは、この先重機で抜根する際の目印のテープ。
雑木の根元部分に巻いてあります。

では、休憩後、作業を続けます。

斜面から圃場に落とした雑木は、その場である程度細かくし、茅と共に搬出されます。

搬出の様子の写真。
機械が使えないので全て人力です。
皆さん頑張ってくださいますので、どんどん片付いていきます。

地元のお父さんの提案で、道沿いの荒れた桑畑の木の伐採も行う事に。
伐採にあたって、どう切れば具合が良いかと手順を確認中。

先日、この方を通して地権者に伐採許可をいただいてました。
他の作業の人手が足りてましたので、急遽、伐採して頂ける事になりました。

小一時間程で、全て伐採終了。

後は、薪に使える部分と廃棄する枝先に分別して片付けるのですが、これに関しては後日、少しづつ行う予定です。

草刈班は予定箇所が終了してましたので、来年実施箇所を行う事に。

枯れた茅類は、草刈機で刈っておきます。
雑木は分かりやすい様に高めに伐採し、ある程度に切って畦に上げておきました。

斜面部分も少し刈ります。

『来年の所だから、来年すれば良いのでは?』と思いますが、茅や雑木がそのままだと、せっかく開墾して蕎麦を育てているのが道から見えにくいのです。

今日は途中までですが、この理由で、時間を見て続けるつもりです。

作業を終えての記念撮影。(撮影者は私です。)

昨年から引き続きの方が主体ですが、皆さん手慣れておられ、最強のメンバーです。
皆さん、ご協力ありがとうございました!

「記念撮影」後、希望者の方と「そば茶寮文福笠井白鳥店」にて「蕎麦」を堪能しました。

昼食後は希望者の方と六ノ里散策の予定でしたが、この日、六ノ里内に有る光雲寺で花祭りが開催されていると聞き、急遽、その見学に変更しました。

六ノ里を紹介する目的での散策ですので、いつもの自然の紹介では無く、六ノ里住民との触れ合いや文化を伝えるにも良い機会だったと思います。

以上が第1回目の実施報告です。

次回は第2回目は5月18日に、草刈りと竹伐採とそれらの搬出を行なう予定です。
「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、興味を持たれた方は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトから連絡してみてください。

多くの方に参加協力いただいて、一緒に作業できたらと思います。
きっと他では経験出来ない、面白い体験が出来ると思いますよ!

R6「源蔵寺棚田の再生」第1回目の事前準備

今年も「源蔵寺棚田の再生」が始まります。
それに先駆けて、今年実施の荒廃農地の事前準備を行いましたので、紹介してみたいと思います。

<4月5日実施分>

さて、ここが今年実施する圃場ですが、赤丸部分だけ茅が生えた形跡が有りません。
何故かというと、水が溜まるからです。

この日も前々日の雨のせいか少し溜まってましたので、元から有る排水路の溜まった泥を取り除く様に掘って、そこに繋ぎ水抜きをしました。

午前中に排水路を掘って、15時頃に様子を見に行ったのですが思ったほど抜けてません。

歩き回って観察してみると、上から流れて来た形跡が有りますし、斜面の下部分の数箇所から水が湧いてます。

上の段に上がってみると・・・一面に水が溜まってます。

こんなに水が溜まるから、一部は畦を超えて流れ出る訳です。

ここは来年実施する圃場ですし、このままでは今年の圃場に蕎麦栽培を始めてから水が入っては良い訳が無い!(蕎麦は水を嫌うのです。)

では、どうしてこうなるのか、今度はこの段の周りを歩いて観察すると、水色矢印の所から、この上の池になってる所の水が流れ込んでいました。

そして、この圃場には排水路が見当たら無いので、そりゃ水が溜まる訳で・・・。
溜まれば畦を超えて流れなくても、地中をくぐっても下の段に湧いて出るのです。

とにかく水を抜かなければと、畦の一部を崩して排水路を作りました。

水が溜まる理由を、断面概念図にしてみました。

この図の様に、排水路を設置しても、最上部が池では地中を滲みて湧いて出て来そうです。

ここが、一番上の池になっている所です。
ここからの排水路として、畦の一部を崩して下の段に流れ落ちている様です。

昔は何かを飼っていたのか、縁には蒲(がま)が植えてあったりしますが、周辺や中の茅の様子からして、最近は何もされて無い様に見えます。

ここが元凶なので、

まず、崩されている畦を畔波板を入れて修復し、

新たな排水路を作りました。
しかし、土を掘っただけの排水路なので、長い時間でえぐれて来るのはあまり良く無いかと。

とりあえず、これで少し様子を見て、次の手段を考えようと思います。

<4月17日>

一番良いのは池に入る水を止めて池じゃ無くする事なので、誰が使われていたかを色々な方に聞いてみましたが、結局分かりませんでした。

聞いた方たち全員からは、『池に入る水を止めれば良い』と言われたのですが、止めて問題になると嫌なので、とりあえず入る水量を絞って、そして別ルートでの排水を設定する事にしました。

前回、写真の左側の赤丸、畔波板を入れて下の段に落ちる水を止めた所です。

今回、恒久的に使える排水路を新たに設置しました。

土を掘り返した形跡が分かるでしょうか?
この下にダイボリン(農業用ポリパイプ)が埋めて有ります。

池側の部分は、ここに入り口が有ります。

排水先は、ダイボリンを繋いで、沢の下の方に流れ出る様にして有ります。
こうしてから翌日に見に行きましたが、うまく排水されている様です。

尚、来年の実施箇所を考えると、元凶の池を止める必要が有りますので、今後も使用者の調査は続けます。

<4月18日>

第1回目の作業で、搬出する茅や雑木を置く場所が必要になります。

この部分の雑木を伐採し、茅を刈り取ってスペースを作りました。
当日やっても良いのですが、時間が限られてますので先行して行ってます。

以上が第1回目に向けての準備です。
天気の良さそうなので、当日が楽しみです。

善勝寺桜 桜まつり2024 その2

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月13日、14日に開催で、本日14日、大きなトラブルも無く、ご協力いただいた皆様のお陰で無事に終了しました。

都合で来場頂けなかった皆様には、少しでも雰囲気を感じて頂ければと思い、14日の様子を紹介したいと思います。(13日の様子は、こちら

まずは朝の様子から。

本日出店の方々が資材を搬入し、開店準備中です。

昨日と一部出店者が変わってますので、案内看板の内容も更新。
この時点で、まだ搬入が有りましたので、ここに仮設置。
(他事に翻弄されて、このまま正規の場所に設置忘れたのはご愛嬌で)

今朝は高台に上がって「さくらの下マルシェ」の会場全景を撮ってみました。
今は準備中なので閑散としてますが、もうすぐ賑わいます!

今日の「善勝寺桜」の様子。
高台から撮ると、これもまたよし。

岐阜市から訪れてくださった御家族から『岐阜は桜が終わってしまったので、ネット検索して初めて来ましたが、こんな良い桜が有るとは思いませんでした。』と言っていただいたのが地元民としては嬉しかったです。

では、今日も本日の出店を、会場反時計回りに紹介してみたいと思います。

子供向けのクジやゲームのお店(すいません、屋号は聞きませんでした。)
昨日たまたま会場を訪れて頂き、急遽本日の出店をお願い致しました。

クラフトコーラのお店「パチ印.」さん。
炭酸飲料を主とした清涼飲料水のメーカーさんで、実店舗は郡上八幡に有ります。
コーラや山のソーダ・シロップを販売されてて、原液も売ってます。

地元六ノ里の「kedi cafe」さん(コーヒー、焼き菓子)
「桜まつり」では会場の都合で味わえませんでしたが、ケーキや拘りの珈琲が、これまた素晴らしいので、是非、実店舗に出掛けてみてください。
(不定休なのでご来店前にインスタをチェックくださいね。)

昨日も出店いただいた、白鳥町の「ピッツェリア ゴンザ」さん(イタリアンドルチェ)。
実店舗は「道の駅 清流の里・しろとり」のすぐ近くです。

今回の出店は「イタリアンドルチェ」だけでしたが、ピザなど絶品だそうです!

こちらも昨日に引き続き出店いただいた「はなとら」さん(たこ焼き)。
昨日も書きましたが、大きなタコが入っていて、焼き立ては中が熱々トロトロで、個人的には大好きです!
実店舗は長滝の「道の駅 白山文化の里長滝」と郡上八幡に有ります。

こちらも昨日に引き続き出店いただいた「かもす&KENZO」さん(お粥、キムチチゲ)。
地元六ノ里「しらおシマダファーム」さんの野菜も使っていただいてます。

白鳥の道の駅に実店舗が有る「COME 2 CAFE」さん(カレー、チャイ)。

「coffee space おと.」さん( 米粉菓子)。
店主のこの方、後で出てくる「郡上節ガールズバンド」のメンバーでも有ります。

昨日に引き続いての六ノ里の藍染工房 「ゑ うのら」さん(藍染物販)。
自ら無農薬で藍を栽培し、それを元に染色液を作成、藍染をされてます。
素材持ち込みの染色依頼受付や藍染体験もされてます。(要事前相談)

地元六ノ里の蕎麦屋「そば茶寮 文福笠井」さんから、わらび餅の出店。
美味しい蕎麦は、実店舗で味わってみてください。

こちらも昨日に引き続き、地元六ノ里の猟師さんによる「猟師鍋」の振る舞い。
(昨日の記事では紹介出来ませんでした。)

写真中央は、お父さんお母さんのお手伝いの地元六ノ里の子供達。
せっかくの休日なのに、えらいですね!

写真右手の本部席の所、「六ノ里棚田米」を使っていただいている「おにぎり一番」さんが昨日に引き続き出店で、「六ノ里棚田米生産組合」が委託されて販売しました。
実店舗は「道の駅 白尾ふれあいパーク」に有りますので、美味い「六ノ里棚田米」を味わいに寄ってみてください。(タイミングが合わず、写真が無くてごめんなさい。)

昨日に引き続き、六ノ里の若者達のお店「Mʼs」さん(軽食)。
仲良し2家族が、ファミリーで鯛焼き、唐揚げ、かき氷などの販売。

昨日に引き続き、六ノ里のお母さん達の店「大笑い会」さん(お好み焼き、味飯)と、

「食工房菜花」さん(みたらし団子)。

どちらのお店のお母さん達には、普段からお世話になってます。感謝!!!

時刻は、まもなく11時、混雑する会場の様子。

多くのお客さんが家族連れ、友達同士で訪れてくださって、それぞれお気に入りの店舗でお好きな物を買って楽しまれてます。

今日の催し物は、

昨年に引き続き、地元の「オカリナカラーズ」の演奏会。

去年も思いましたが、自然豊かな「六ノ里」に、ゆったりとした「オカリナ」の音色は素晴らしいです。

「郡上節ガールズバンド」の生演奏。

そして、彼女らの歌と演奏に合わせて、会場に訪れている「踊り好きな郡上人」の方々により、自然発生的に踊りの輪が始まります!

「宝暦義民太鼓」の公演。

「宝暦義民太鼓」とは、江戸時代、郡上藩で実際に有った話が元になってます。
時の藩の増税に困窮した農民が蜂起し「一揆」や「直訴」を行ったそうです。
最後には幕府の裁定で勝利となりましたが、当然の「一揆」や「直訴」は大罪であり、多くの者が処刑されました。
彼らを郷土を守った「義民」と敬い、その様子を表現したのが「宝暦義民太鼓」です。

「善勝寺」には「義民」達のお墓が有りまして、そんな縁も有っての昨年に引き続きの公演となりました。

昨年は雨模様の中で開催が心配されましたが、今年はご覧の通りの好天で善勝寺桜をバックに素晴らしい公演でした。(役の都合で最後まで見れなかったのが残念です。)

時刻は15時頃の会場の様子。
お昼が過ぎても、会場の賑わいは続いています。

写真に撮ってませんが、駐車場はカオスになってました。
ご迷惑をお掛けしましたが、山間の小さな集落ですので十分な駐車場を提供出来無い事はご理解ください。

昨日今日の好天で、ハナモモもどんどん咲いてます。(冒頭の写真と見比べてください。)
ここ六ノ里は桜が終わってもしばらくは、ハナモモの花がそこここで楽しめます。

終了の16時以降、地元の方々とで撤収作業を行い、あれほど賑やかだった会場が、ガラんとして祭りの後の寂しさです。

以上で今年の「善勝寺桜 桜まつり」は終了です。
多くの方に来ていただき、大変盛り上がった良い「桜まつり」でした。

来年もまたバージョンアップした「桜まつり」となる様、みんなで頑張るつもりです。
今年来て頂いた方は再度、まだの方は是非一度「善勝寺桜 桜まつり」に来てください。

最後に一言、個人的に嬉しかった事を書かせてください。

こういうイベントを開催しますと、周辺へのゴミの放置が見られたりします。
ところが今回のイベントでは、開催中、終了後、全く有りませんでした。
ありがとうございました!!

善勝寺桜 桜まつり2024 その1

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月13日、14日に開催で、今日13日が終了しましたので、その様子を紹介したいと思います。(14日の様子は、こちら

都合で来場頂けなかった皆様には、少しでも雰囲気を感じて頂ければと思います。

まずは朝の様子から。

雨と桜の早期開花に祟られた2023年とは打って変わって好天に恵まれました。
そして、先日の記事で心配した桜の開花も、写真の様に良い具合になりました。

では、準備の様子から。

テントは昨日の夕方に張っておきましたので、テーブルと椅子のセッティング。
桜まつりの開始の10時に向けて、各々が準備していきます。

お父さん達は会場内に手洗い場が少ないのが気になって、止めてあった蛇口の所を急遽使える様にされてました。
でも、ただ通水して使える様にするだけじゃなく、どこからか太い竹を持って来て細工して拘るのが素晴らしいところ。

私は担当の協賛各社の掲示と、

本日の「さくらの下マルシェ」の案内板の設置。

案内板としての視認性を考え、昨年同様、ここにしました。
桜の撮影に邪魔にならない様にはしましたが、邪魔だったらすいません。

開始時刻が近くなり、出店者の準備も整った様です。
今年も多くの出店が有りましたので、会場反時計回りに紹介していきます。
*()内は販売品目です。

「東海学院大学管理栄養学科」(棚田米デザート)のキッチンカー。

地元六ノ里の「kedi cafe」さん(コーヒー、焼き菓子)と、白鳥町の「ピッツェリア ゴンザ」さん(イタリアンドルチェ)。
「ピッツェリア ゴンザ」さんの実店舗は「道の駅 清流の里・しろとり」のすぐ近く。

「はなとら」さん(たこ焼き)。
大きなタコが入っていて、焼き立ては中が熱々トロトロで、個人的には大好きです!
実店舗は長滝の「道の駅 白山文化の里長滝」と郡上八幡に有ります。

「かもす&KENZO」さん(お粥、キムチチゲ)。
地元六ノ里「しらおシマダファーム」さんの野菜も使っていただいてます。

「ジビエITAYA」さん(ジビエ料理)。
六ノ里のお隣、大間見の猟師さんのお店。実店舗ではジビエ肉の販売もされてます。

郡上八幡の「やまふうぱん」さん(パンと焼き菓子)。

「OUTDOOR STYLE AMIDA」さん(タコス)。

六ノ里の藍染工房 「ゑ うのら」さん(藍染物販)。
自ら無農薬で藍を栽培し、それを元に染色液を作成、藍染をされてます。
素材持ち込みの染色依頼受付や藍染体験もされてます。(要事前相談)

六ノ里の若者達のお店「Mʼs」さん(軽食)。
仲良し2家族が、ファミリーで鯛焼き、唐揚げ、かき氷などの販売。

六ノ里のお母さん達の店「大笑い会」さん(お好み焼き、味飯)と、「食工房菜花」さん(みたらし団子)。

どちらのお店のお母さん達には、普段からお世話になってます。感謝!!!

桜まつりに合わせて、地元の「シニアクラブ」の敬老会を開催。
絶好の花見日和に、善勝寺桜と料理を楽しまれました。

他には「郡上放歌」の方々が、普段は神社の「拝殿」で行われる「拝殿踊り」をゲリラ的にされてました。(写真撮ってません・・・ごめんなさい。)

今年も限られた駐車場この通り。
各種宣伝もあって混雑は避けられないのですが、

協賛金のおかげで、今年は本職の警備員をお願いしましたので、なんとか捌けました。

本日の開催時間終了後は、一部の地元の人々でライトアップされた善勝寺桜を肴に「夜の部」となりました。

さて、明日の2日目もみんなで盛り上げて行きたいと思います!!

まもなく善勝寺桜 桜まつり

先日の記事でご紹介した様に、この週末は「善勝寺桜 桜まつり」です。
今日は「善勝寺桜」の近況を紹介してみたいと思います。

<4月7日>

まだ開花していませんが、この通り、蕾が赤く色づいて大きくなってます。
開花まで、あともう少し。

この日からライトアップ開始。
まだ開花していませんが、写真の様に、こうなると花見気分満点。

<4月9日の様子>

地域づくりの仲間から開花の知らせを受けて、見に行きました。

開花しました!・・・って、どこが?って思うでしょ。(笑)
いや、確かに肉眼では開花してるのが見えるんです。

私の写真はスマホで撮ってるので、その望遠性能のせいでこれがやっと。
どうでしょ?分かっていただけるでしょうか。

ちなみに、4月9日の開花は予測通り。

と言うのは、2月からの最高気温の積算が600℃になると開花する(東京の桜の標準木の靖国神社の桜での話らしいですが)というのを聞いて、六ノ里の気候に近い郡上市長滝のアメダスデータの最高気温を3月頭から積算グラフ化してました。

2019年から2023年も一緒にグラフ化し、善勝寺桜の各年の開花日(撮影写真の日付)などから、今年は4月9日頃に開花と思っていたのです!

でも、実際に花の様子を見る限り、内心は『桜まつり、大丈夫か???』と心配してましたけど・・・(笑)。

今日<4月10日>

よ〜く見なくても、しっかり開花してます!
桜まつり当日は、素晴らしい状態になると確信してます。

そしてこの日は、桜まつりに協賛いただいた方々を紹介する掲示板の設置をしました。

階段を塞いでますが意図してで、手すりが老朽化して通って頂きたく無いからです。
これで後の準備は、前日のテント、テーブル、椅子の搬入・設営を残すのみ。

天気予報では2日間共に良さそうです。
桜だけでなく、近隣の梅もまだ花が残ってそうですし、上手くすればハナモモも咲きそうで、今年の「善勝寺桜 桜まつり」はきっと素晴らしいと思います!

皆さん、ぜひ、おいで下さい。
*駐車場に限りがありますので、乗り合わせて来ていただけると助かります。

春、色々な訪れ

3月半ばに遅い雪が降って、4月になって、やっと春が来たって感じです。
今日は「春にやって来たもの」の様子を紹介してみたいと思います。

まずは、カタクリ。

我が家の山に狭いですが群生しています。
今は蕾を付けたのが増え、中には写真の様に咲く寸前のものも出て来てます。
ちなみに本物の「片栗粉」は、この花の地下茎から採った物だそうです。

また、ゼンマイも出て来ました。
これが本番になる頃には、ワラビやタラの芽も良い時期になりますので、これからが楽しみです。

そして、今はワサビも花が咲く時期。
花の咲いてる茎や葉っぱを醤油漬けにすると美味しいです。

我が家の梅の様子は、

これと、

これ、花の色が違うのですが、両方とも「花香実」という拘って植えた品種。
植えて3年目で、やっと花を着けてくれる様になりました。

梅には実梅と花梅が有って、その違いは、
・実梅:実を生らせる梅で香りは弱い物が多い。
・花梅:花を楽しむ梅(実は生らない)野生種に近く香りが強い物が多い。

梅を増やしたい理由は、この地域が梅の香りに包まれる様にしたいからなので、その目的なら花梅が良いのですが、でも『実は生って欲しい』と言う欲張りな気持ちも有ります。

そこで名前の由来が「花が綺麗で、香りが良くて、そして実が生る」という「花香実」を選んだ訳です。

先達さん(我が家の前の持ち主さんの事)から引き継いだ梅も、年々、剪定を加えて徐々に良い樹形になって来ているのではと思ってます。

梅の奥に見えるのは、これも引き継いだ我が家の桜。
我が家の屋号が「甚七」と聞いているので、勝手に「甚七桜」と呼んでます。

「甚七桜」も「善勝寺桜」に負けず、チラッとですが開花し始めてます。
50mほど、ここの方が標高が高いので、その分遅いのかも。

以上、春になって、ここ栃洞に訪れたものを紹介して来ましたが、この春から新たに訪れたものが有ります。

それは、移動スーパー「ココロ」さん。

ここ六ノ里も他の多くの農山村集落と変わらず高齢者の多い地区で、町の様に交通インフラが充実して無く、また商店もほぼ無い中、この先、免許返納すると買い物に困る方が増えて行くのは目に見えてます。

もちろん、お互いを思いやる「結の精神」が強く残っている地域ですので助け合いが行われるのですが、やはり『連れてってもらって申し訳ないなぁ』という気持ちが起きるのも事実です。

そんな理由からも『お店の方が来てくれる』というのは本当に有り難い事です!!!

六ノ里地区には、毎週火曜日の午後に来てくださるそうです。

そのうち来るのを待つ間、近くの空き車庫が「お茶飲みサロン」化するのでは。(笑)
それはそれで、また新しい楽しみが増えると思ってます。

畝立て専用機の続き

今日は昨年末に記事にした「畝立て専用機」の続きを記事にしてみたいと思います。

その前にいつもの前置きを。(笑)

今年の3月は暖かくなったと思えば雪が降ったりと例年より不安定な天候でしたが、4月になって、やっと春らしくなって来ました。

今の六ノ里は梅の花があちこちで満開を迎えて、いっぱい植えてある所では梅の良い香りが漂ってます。

では、桜は?と言うと、

私の住む栃洞地区、六ノ里でも標高の高い場所でも、これくらい蕾が膨らんでます。
この土日、気温が高そうなので一気に開花し始めると思います。

と言った具合に、どんどん春本番に向かってますので、

車のタイヤもスタッドレスからノーマルへ。
タイヤ交換をすると、やっと春が来た!って感じがします。

さて、ここから本題に入ります。

昨年末の記事中で紹介した様に「平高畝」用のアタッチメントの図面を制作し、地元の鉄工所に制作依頼していたのが出来上がってきました。

これが出来上がって来たアタッチメントで、錆止め塗装もしていただいてます。

実は受け取ったのはもう少し前でしたが、雪が降ったりと気温が低いので塗装を控えてましたが、やっと暖かくなったので作業開始と言う訳です。

これが今回、塗装に使う塗料でプラサフ(下塗り塗料:プライマリーサフェーサー)と農機用の赤色です。

赤色は別に車用でも一般用でも良いのですが、色を選ぶのも面倒なので農機用にしました。(笑)

また、すでに錆止め塗装をしてありますので、プラサフなしで『このまま色を塗っても良いか』とも思いましたが、塗料の馴染み具合が分かりませんので一応塗布します。

まずはプラサフを表裏各2回塗装します。

1回目に塗装して十分乾燥したら、表面が荒れている所は軽くサンディング(磨く)して傷を均してから2回目の塗装を行います。

塗装は下地の仕上がりが、本塗装の仕上がりに繋がります。
まぁ、車やバイクの様な嗜好品では無く、仕事の道具なので多少の傷なんて良いのですが、せっかく作るなら綺麗な方が良いでしょ?(笑)

プラサフが十分に乾燥したら本塗装です。
こちらも表裏に分けて2回塗ります。

この後はと言うと、気温がそれほど高く無いのと塗料の性質か乾燥速度が早く無いので、このまま農舎内に入れて1日以上放置して乾燥させます。

「桜まつり」の準備などで色々他にする事が有って、結果、十分乾燥させたので組み上げてみます。

ネジで固定している箇所以外の穴は畝の幅を変える為の物で、3段階に幅を変えられます。

畝立て専用機を車庫に運んで来て、本体に組み付けてみます。

当然と言えば当然ですが、思惑通りに上手い具合に組み付きます!(笑)

後は、土を掻き寄せるローターと畝立て部との高さの調整が必要ですが、これは実際に使ってみないと決められないので後日とします。

最後にこの畝立て専用機について紹介しておきます。

この機械はホンダのF810と言う耕運機に、今は無い(正確には合併した)「佐野アタッチメント研究所」という会社の畝立てアタッチメントを取り付けた物です。

この写真が通常の耕運を行う時のハンドル位置。
機械の後に人が付いて歩いて行きますので、耕した所を歩いて行く事になります。

通常の耕運ならそれでも良いのですが、畝立ての場合は、せっかく立てた畝の上を歩いて壊す事になります。

そこで写真の様にハンドルを前後逆にして機械の前に立って、後退りで畝立てしていきます。
この作業は固定レバーを緩めてやれば簡単に出来ます。
変速レバーの向きも、簡単に前後逆にする事が出来ます。

平高畝を立てられる畝立て専用機が完成したので早く試してみたいところですが、まだどこの畑も乾きが良く無いので、今はお預けをくらってる状態です。(笑)

もっとも、今年、田んぼに使用する肥料が順次届いて来てますので、先に5月の田植えに向けて畦直しや春耕起とやる事が有ります。

平高畝立ての本番は7月の蕎麦の植え付けですので、合間を見つけて少しずつ畝立てのテストをしていく予定です。

桜まつりのお知らせ 2024

今年も「善勝寺桜 桜まつり」を開催します。

日時:2024年4月13日(土) 10:00〜16:00
        4月14日(日) 10:00〜16:00
        *ライトアップは少し前より開催します。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

今年も本命のさくらの他に、催し物として「郡上一揆」を題材に公演されている「宝暦義民太鼓」や「オカリナカラーズ」、「郡上節ガールズバンド」に登場いただけます。

また、以下の様に、今年も「さくらの下マルシェ」と題して、郡上近隣の有名店に出店いただけます。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

皆様、お誘い合わせの上、樹齢500年の見事な「善勝寺桜」を見に来て下さいね。

以下の「六ノ里地域づくり協議会」のfacebookもご覧ください。
(「ディスカッション」で、最新の情報も見られます。)

「六ノ里地域づくり協議会」facebook


昨年は例年より1週間開催を早めましたが、桜の開花が平年より2週間も早く、当日、ほとんど花が残ってなく、しかも二日共に天候が悪い最悪の状況にもかかわらず、多くの方に来場いただけました。(昨年の様子はこちら

今年はきっと天候に恵まれ、素晴らしい「善勝寺桜」が見られると思いますので(約束は出来ませんが、多分・・・)皆さん、お誘い合わせて見に来てください!!

*駐車場に限りがありますので、乗り合わせて来ていただけると助かります。

R6「源蔵寺棚田」の再生計画

今年もやります「源蔵寺棚田の再生」。
今日はこの、今年の計画についてご説明したいと思います。

この計画の始まりは、2021年に整備を行った「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」から。
整備した遊歩道沿いには、四季折々の里山や自然の風景を楽しめる素敵な場所が有りますが、反対に『ちょっとなぁ・・・』と言う荒れた耕地も有りまして・・・。

この荒れた耕地を『復活出来ないか』と考え「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」(以下「景観整備部」)として、地元の方々だけで無く、町からの方々にも参加いただいて、みんなで一緒に昨年(2023年)から耕作放棄地の再生を行って来ました。
(詳しくは「景観整備部」のサイト「記事一覧」をご覧ください。)

その結果はと言いますと、

この様に荒れ果てていた耕作放棄地が、参加くださった皆様のおかげで、

この様に、立派な耕地として蘇りました。
昨年、参加いただいた皆様には、本当に有難うございました!

そして、これは蕎麦栽培を企画した私も予想外だったのですが、源蔵寺の気候が合っていたのか、地元の「そば茶寮文福笠井」さんをして『極最高品質』と言わせる蕎麦を収穫する事が出来ました。

『はてさて、上手く行くのだろうか?』と不安いっぱいで昨年は実施しましたが、やってみれば、この様に思った以上の結果となりました。(笑)

さて、それでは今年の再生計画について、お話します。

今年も昨年同様、県の「ふるさと水と土指導員」の制度を活用し、荒れた耕地を再生し蕎麦を栽培します。

実施箇所は、昨年実施した耕地の一段上、この写真の場所を行います。

そして、収穫後には昨年同様「六ノ里楽市」を開催し採れた蕎麦を味わいます。
(今年も「そば茶寮文福笠井」さんに、協力をお願いしてあります。)

スケジュールとしましては、

1:4月20日・・・周辺の茅刈り(南側土手面 等)
2:5月18日・・・茅、竹の搬出
3:6月22日・・・雑木、茅の根の除去、草刈り
4:7月27日・・・種蒔き、鹿避け網設置
5:8月17日・・・ウサギ避け網設置、草取り・草刈り
6:9月14日・・・草取り・草刈り
7:10月12日・・・刈り取り・島立て
8:10月26日・・・脱穀
9:11月3日・・・収穫祭(六ノ里楽市)として蕎麦試食、蕎麦打ち体験(有料)

日にちは今の所の暫定ですが、基本土曜日、天候次第で日曜日、と言った具合です。
(詳細は、決まり次第「景観整備部」のサイトにて発表します。)

なお、この計画は誠に申し訳ありませんが、参加時の事故・怪我等は自己責任となります。
また、お礼等も出来ないと思います。

この様な勝手な申し出では有りますが、それでも『協力してやっても良いぞ』と思われたら「景観整備部」のサイトの参加申込みから、そこに記載の<注意事項>をご承諾の上ご連絡ください。
ご協力の申し出をいただけたら、スケジュール毎に、詳しい日時と作業内容が届きます。

景観を良くする活動と、自分達で手掛けた蕎麦を味わう達成感。
あなたも六ノ里の仲間になって、一緒に楽しみませんか?

多くの方にご協力いただき「六ノ里」がより良くなると同時に、新たな仲間が増えると良いと思っています。
皆様のご参加をお待ちしてます。