しつこく「里山再生」ネタです(笑)
今までは景観再生がメインでしたが、ここからは「農地再生」です。
下の写真は、このところ「里山再生」を行なっている辺りの、
国土地理院の1974年頃の航空写真。
棚田と思える部分を青い線で囲んで、道部分を赤の波線を書き足してます。
![](https://blog.rokunori.net/wp-content/uploads/2020/04/rokunori1974-1.jpg)
下の写真、同じ辺りの、最近のGoogle Mapの航空写真。
国土地理院の航空写真と縮尺をだいたい合わせて、そこに上の写真で
書き足したのを乗せます。(レイヤーを重ね合わせるって事です)
![](https://blog.rokunori.net/wp-content/uploads/2020/04/rokunori2020b.jpg)
黄色い丸が、前回竹を切って綺麗にした所。
そして、緑の矢印が道から見える様になった石垣。
これを見る限り、現状は緑に覆われた状態で、農地では無い様ですね。
でも、全国農業委員会ネットワーク機構(一般社団法人全国農業会議所)
が主催する「全国農地ナビ」で見ると、地目は田か畑で
『耕作放棄地では無い』らしい。
では、現況がどう言う風になっているかと言うと・・・
![](https://blog.rokunori.net/wp-content/uploads/2020/01/8B8BF6A4-3310-4553-A480-D82BB0DE7DF1-e1579091474352.jpeg)
これが一番大きい青で囲まれた所。
茅が生い茂り、山栗が自然生えしている。
で、茅を刈って、栗の木を切ってやると・・・
![](https://blog.rokunori.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0722.jpg)
こんな感じに、元田んぼの平場が現れる。
次に、一番大きい青で囲った奥の所は、
![](https://blog.rokunori.net/wp-content/uploads/2020/04/DSC_0774.jpg)
こんな感じで、ここも茅が生い茂り、山栗が自然生えしている。
で、ここも同じ様に草刈りしてあげると・・・
![](https://blog.rokunori.net/wp-content/uploads/2020/04/DSC_0777.jpg)
こんな感じの、元田んぼが現れる。
このまた奥の所も・・・
![](https://blog.rokunori.net/wp-content/uploads/2020/04/DSC_0780.jpg)
こんな状態だったけど・・・
![](https://blog.rokunori.net/wp-content/uploads/2020/04/DSC_0783.jpg)
こんな風に、元田んぼ。(同じ内容の繰り返しで、申し訳無いです)
しかし、昔は田んぼでも、水路は土砂に埋もれて使えないし、
そもそも、ここまでのルートが沢水で削れて、人がやっと通れる
程しか無いので、農機が入れられず、田んぼとしては使えない。
で、どう「農地」として行くかと言えば・・・
![](https://blog.rokunori.net/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0704.jpg)
果樹を植えます!いっぱい植えます!!
しかも、見ても楽しめる品種を植えます。
左から「つゆあかね(梅)」。これは外も中も赤い実が出来ます。
その隣が「花香実(はなかみ 梅)」。
こいつは名前の通り、花が綺麗で、香りが良くて、実が採れる万能選手(笑)
その隣が「照手水密(てるてすいみつ 桃)」。
コイツは枝垂れの木でピンクの八重の花を咲かせ、小ぶりな実が取れます。
その隣は「大玉白鳳(おおだまはくほう 桃)」。
この子は、この隣の「暖地桜桃(だんちおうとう サクランボ)」を
ホームセンターで買う際に「暖地桜桃」の前の棚に有って邪魔だった子。
でも、綺麗なピンクの蕾をいっぱい付けてたので買ってしまった・・・。
実は結構な金額になってたりします(笑)
でも、私には、ここ「六ノ里」を『花の里にしたいなぁ』と言う
妄想が有りまして。
全国で行われている「農地再生」は収益の良い物を作っていますが、
設備投資を考えると「自給農家」としては、そこまで出来ないんですよね。
そう考えれば、果樹苗木くらい安いものだ!(安くは無いけどね・・・)
「見せる農業」って、どうでしょ?
「花の里 六ノ里」化計画にも有効だし、ね!
(大きな木、これから切らなきゃならないんだけど、ね)