自作「手織り機」で布を織る!

前の記事で書いた様に、種から育てた「ワタ」を紡いで「綿糸」にしたので、手織りで布にして行きます。

で、まずは今回のタイトル通り「手織り機」とその道具を作ってみました。

もちろん、「手織り機」は売ってますが、まぁ、雪に埋もれて暇なのと、これくらいしないと「ワタ」から「綿糸」、そして布にするのは家内なので・・・ね(笑)。

で、いきなり「手織り機」の完成した姿。
本当は作成中の写真が有れば良いのですが、木を削った粉とかで手が汚れますので、写真は撮ってません。

まぁ、見ていただければ解っていただけるとは思いますが、一応説明すると、角材を切って四角にネジで組んで、糸を掛ける釘を打って有ります。
釘は、CADで作図してゲージを作って、それで下穴を明けてから打ってあります。
(手織り機本体の中に有るのが、釘ピッチゲージ)

次に、縦糸を交互に引き上げる構造(綜絖(そうこう)と言うらしい)の代わりになるヘラと、横糸を巻きつける「シャトル」」を作ります。

本業のデザイン関係でも、ちょっとした道具は良く作るのですが、その経験上でも、良く乾かした竹で作ると滑りの良い物が出来ますので、今回も竹で。

「里山再生」で竹藪を切った際の竹を倉庫の軒先で乾かしておいたので、それを適当な長さで切り出して来て、ナタで必要な幅に割って大体の形に仕上げて。

それから、ヘラ、シャトル共に、ナイフや棒ヤスリで形状を整えて、シャトルには糸を巻きつける溝と穴の加工をしてやります。

後は、ペーパーヤスリで最終的な形に仕上げると同時に滑らかな肌にして、「3M」の研磨スポンジで、ひたすら磨いて。
最後に「リンシードオイル」を少し塗って、布で磨いて完了です。

以上で「手織り機」とその道具は完成です。

「手織り機」が完成したので、早速、家内が織ってみます。

使用する糸は、前回の記事『わた紡ぎ』で作った物で、写真の様な感じで織り上げて行来ます。

で、織り上がったのが、これ。最終的には、染色して「コースター」になります。
ここ「六ノ里」には「藍染」に取り組もうとしている方が居られるので、相談してみようかな。

前回、今回と「ワタ」を育てるところから「糸紡ぎ」、そして「手織り」と記事にしてみましたが、こんな感じのワークショップが出来たら良いなと思っています。

コロナが終息して世間が落ち着いて、もし、その時ワークショップ開いたら、ここ「六ノ里」に遊びに来て下さいますか?(笑)

「自作「手織り機」で布を織る!」への2件のフィードバック

  1. 昨日てつめいギャラリーのマサ子の写真展にwさんとNさんが来訪され、wさんの実家が石川さんの今のお住まいで、Nさんも栃洞の出で、今も空き家になった実家の管理に週一で通われていることなどを知ってびっくりしました。お二人とも今は各務原に住んでいて、新聞で写真展の事を知って来てくださったそうです。石川さんのことも六ノ里の今の様子もよくご存じでした。

    1. Yさん、いつもコメント有り難うございます。年末に写真展のお知らせをいただいていたのに、バタバタしてるうちに伺う機会を失ってしまい、大変失礼致しました。今回の写真展も都合が付かず伺えそうに有りません。重ねて申し訳有りません。こちらにおいでの際は、またお会いしたいです。

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