今年の米作り「田越し〜田植え」

自給農家として稲作の2年目。今年も頑張って米作り!
春の「田越し」から「田植え」までを時系列で載せてみます。

<5月10日:田越し(春耕起)>

米作りのスタートは「田おこし」から。
先日オイル交換などの整備を終えた愛用の耕運機に頑張ってもらいます!

昨年は「冬水田んぼ(冬の間、田んぼに水を張っておく事)」にしていて、それを乾かしてからの耕起でしたので硬くて苦労しましたが、秋、稲刈り後に1回耕しているので、かなり楽でした。

こちらの田んぼが終わって、もう一つの田んぼも耕し、水を入れて終了です。

<5月18〜19日:「代かき」1回目>

今年は苗の到着予定日が24日と聞いてましたので、『代かきは2週間前と1週間前にしよう』と思っていて「春耕起」は予定通りに行ったのですが、何を勘違いしたのか、下の方の集落で「代かき」しているのを見ても『ここらは早いなぁ』なんて余裕こいてて・・・。

なので慌てて、1回目の「代かき」を行いました。

水を入れてから1週間、うちの田んぼの水源は沢から引いた「ダイボリン(多分、商品名でポリパイプの事)」が細いので、十分な水量になるまで時間が掛かります。
なので、今年もエンジンポンプを使って水を入れてやります。

太いパイプで引き直してもいいのですが、田植えの後の水管理には支障が無いですし、新たに引き直すのも大変ですし・・・まぁ、いざとなればエンジンポンプが有りますので、このままです(笑)

今年も耕運機に「カゴ車輪(鉄製の代かき用の車輪)」を取り付けて行いました。

翌日、もう一つの田んぼも行いました。

こちらもエンジンポンプで水を入れて。

貯まるまで他の作業をして、良い頃合いで丹念に代かきを行いました。

<5月22日:代かき2回目(茅入れ)>

何故、2回も「代かき」を行ったかと言うと、田んぼの土づくりの為に「茅」を入れたかったからです。
ここらの田んぼは「作土」が少ないので増やしたいのと、入れる事で土が肥えるからです。

昨年刈った「茅」を例の運搬車で山から運んで、水を少なくした田んぼに広げて置いて、それを「カゴ車輪」を付けた耕運機で、丹念に踏み入れます。

地元の方に聞くと、昔は「茅」だけで無く、そこらで刈った雑草も入れていたそうです。
子供の頃は学校が終わって家に帰ると、足で踏み込む手伝いが有ったそうで、『今の様に長靴なんて無くて裸足で踏み込んだので痛くて痛くて嫌だった』と言われてました。

これで今年の「代かき」は完了です。

一度「代かき」をして、土がトロトロになった方が上手く「茅」が底に入るかと思って2回目に「茅」を入れたのですが、1回目の「代かき」の際に入れても良かったのかと思っています。

まぁ、この方法での米作り、まだ2回目なので来年試してみるかな。

「カゴ車輪」を付けた状態の耕運機は、アスファルトの上はまともに動かないので、普通の車輪との履き替えは田んぼのそばで行います。
が、この「カゴ車輪」、鉄製なので当然ですが重くて・・・なので、この移動でも運搬車が大活躍でした!

<5月26日:田植え>

24日に予定通り苗が届きました。
本当はこの辺りでは「代かき」してから1週間は置くらしいのですが、勘違いして「代かき」が遅かったので、少しでも時間を置こうと「代かき」から4日後のこの日、田植えです。

まずはこちらの田んぼから。

最初、植えないで外周を2周回って「枕地(田植え機が向きを変えるスペース)」を確保して、それから奥から植えていきます。

「タカヤマモチ(餅米)」の方が作る量が少ないので、去年は田んぼの奥から植えて残ったスペースに「コシヒカリ」を植えたのですが、田植えの後、お隣のお父さんから『餅米は寒さに強いので、沢水は冷たいから水口(水を入れる所)に近い方に植えた方がええよ。それに餅米は早く色む(実る)から先に刈るので入り口に近い方が良かったなぁ(笑)』と言われてまして・・・。

なので、今年は両方の田んぼ共に、奥から先に「コシヒカリ」、それから「タカヤマモチ」を植えましたが、苗の量が少ない「タカヤマモチ」が足らなくならないには『どこまで植えたら良いのか???』と悩みながら植えました(笑)

何とか「タカヤマモチ」」の苗が足らなくなる事も無駄に余る事も無く、無事に上終わりました!

後は、田植え機を綺麗に洗浄し水気が無くなるまでよく乾かしたら、指定箇所に注油して今年の田植えは完了です。

去年は食味値が「六ノ里棚田米」の基準の80点に1点足らなかったのですが、今年は皆さんが使われている肥料に変えたので期待できそうです。
はてさて、どうなるか楽しみです!

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