先日の記事で「稲刈り」し「ハサ掛け」していた稲、あれから2週間経って、本日「脱穀」しましたので記事にしてみます。
その前に、今の「六ノ里」の様子を伝える、いつもの前置きから。(笑)
10月も終わりに近づいて、そろそろ「紅葉」が始まりかけてます。
この写真は「善勝寺」の横の「六ノ里山村広場」に上がる所。
この写真は我が家の有る「栃洞地区」の集会所前から東を臨んだ物。
奥の山の上の方から「紅葉」が始まってます。
「紅葉」のピークは11月頭と思われますので、皆様、訪ねて来てくださいね。
「紅葉」が始まる頃には「椎茸」も徐々に盛りを迎えて来ます。
写真の「ホダ木」は昨年の春に仕込んだ物で、面白い様に出て来てます。
これと「畑」で採れ始めた「白菜」で「鍋」をすると美味いんですよね!
「鍋」と来れば、当然「ご飯」も必須です。
しかも美味い「新米」と来れば最高!
という訳で、本題の「脱穀」の記事を書きます。
(今回は割と前置きが短かったと思うんですが・・・。笑)
では「脱穀」当日の朝の様子から。
「ブルーシート」は雨が降った際に、雨水が稲に染み込んで行かない様にする為の物。
今年も昨年同様、この時期は本業の都合で「六ノ里」に居られるのは土日だけです。
ただ昨年と違うのは、家内に「水分量」の測り方を覚えてもらい、毎日結果を伝えてもらうのでリアルタイムで乾燥具合が分かります。
なので、ベストな乾燥具合で「脱穀」が出来そうです。
(ベストな乾燥具合だと「籾摺り」の際に乾燥工程が無いので安くなります!)
ところが、そうは上手く行かなくて・・・。
今日「脱穀」をすると決めた理由について、ちょっと長いですが書きます。
10月14日より前の週の天気が良く、14日の金曜日の時点で15%と順調に乾燥が進んで行きました。
15日は家の都合(母の13回忌)で、16日に「六ノ里」に戻ったのが15時。
それから水分量を測ったところ14.5%でした。
「ハーベスタ(脱穀機)」は出して来てましたが、16時過ぎには暗くなるので、この時間から「脱穀」するのは時間的にも厳しい。
それに、昨年、うちの測定機械は0.5%ほど低めに出るとわかったので、もう少し乾かしたいかと。
天気予報では17日に雨が降りますが、そう降る様でもないし、その日以降天気が良いので20日くらいには午前中だけ仕事を休みにして、こちらに戻って「脱穀」かと目論んでいたのですが、19日、20日と経っても16%代の水分量で天気が良いのに乾かない。
なぜ?って理由を考えて気が付いたのは、今週になってから昼間の天気が良くても気温が低く、その上に「夜露」が凄い。
つまり、昼間乾いても「夜露」でまた湿ってしまう、の繰り返しが原因のようです。
なので、朝、水分量を測って15.5%でしたが、このまま「ハサ掛け」を続けても良くはならないだろうと、本日の「脱穀」を決めたのです。
写真は、「夜露」が酷いので、午前中、まず「ブルーシート」を外して少しでも乾燥させます。
そしてお昼前から「脱穀」開始。
まずは「タカヤマモチ(餅米)」を昨年同様、写真の様に「ハーベスタ」で「脱穀」します。
ちなみに昨年までは「ハーベスタ」を借りてましたが『もう使わないから』と今年譲っていただ来まして、今年から我が家の機械になりました!
「脱穀」の順番は、我が家の通称「東の田んぼ」の「タカヤマモチ」→ 通称「上の田んぼ」に移動し「タカヤマモチ」→ そのまま「コシヒカリ」→「東の田んぼ」に戻って「コシヒカリ」の順で行います。
この順番で「脱穀」しないと「タカヤマモチ(餅米)」に「コシヒカリ(うるち米)」が混ざってしまい、「餅米」に「うるち米」が混ざると「餅」をついた時に米粒が残って『ざらつき』になったりしてマズいんです。
「脱穀」が終わった「東の田んぼ」の様子。
「藁」は「畑」に「マルチ(草除け」や肥料として使えるので、この後、倉庫に仕舞い、収まらない分は、ここで燃やして肥料にします。
「ハサ木」は後日片付けますが、一部は「大豆」を干すのに使いたいので残します。
「東の田んぼ」で採れた「籾」。
「コシヒカリ」が5袋、「タカヤマモチ」が1袋。
「上の田んぼ」で採れた「籾」。
「コシヒカリ」が6袋、「タカヤマモチ」が1袋半(「東の田んぼ」の分も少し入ってますが)。
合計すると、「コシヒカリ」が11袋、「タカヤマモチ」が2袋半。
「コシヒカリ」は、一昨年14袋、去年12袋なので少し少ない。
「タカヤマモチ」は、一昨年2袋強、去年2袋弱なので、少し多い。
実は、今年「コシヒカリ」を植える量を間違えて「タカヤマモチ」が多かったので、実質的な「採れ高」は変わらないかもしれません。(笑)
「ハーベスタ」の掃除をしてから、採れた「コシヒカリ」の「籾」の袋だけを軽トラに積み込んで「籾摺り屋」さんに持って行きました。
ちなみに「タカヤマモチ」は量が少なすぎて「乾燥機」に掛けれないので、天気の良い日に「ブルーシート」に広げて乾かしてから、別途「籾摺り」に出します。
「籾摺り屋」さんに着いて「籾摺り機」に入れ水分量を測ってもらうと、やはり0.5%ほど高い16%で、少し乾燥を掛けてもらってから「籾摺り」してもらう事になりました。
多分2、3日で「籾摺り」が終わって「玄米」が出来上がると思います。
「玄米」になったら「農業指導員」さんに連絡して「食味値」を測ってもらわなきゃ。
さて、今年の「米」の出来栄えはどうでしょうか?非常に楽しみです。