「ふくもち園」の池仕舞い

今年から「六ノ里」の有志で再開発している「ふくもち園」。
もうすぐ雪の季節になるので「池仕舞い」と今年最後の整備を行いましたので記事にしてみます。

その前に「ふくもち園」についてお話しておきます。

かつて「六ノ里」の方々が集まって憩える場所として「福持園(ふくもちえん)」が有りました。
去年から話が出ていましたが、今年から本格的に始動し『地元の人と町の人が交流出来る川遊び体験施設』としてリニューアル中です。

写真は、今年の夏に地元の子供たちを呼んで行ったイベントでの「釣り堀池」と、

敷地の中に有る「魚のつかみ取り」の様子です。

「釣り堀池」は長年の間に溜まった泥を「池ざらい」し、「魚のつかみ取り」の場所は蔓延っていた雑草を刈って、底面も綺麗に泥を洗って使える様にして有ります。

他にも「郡上漁協」の協力を得て「牛道川特殊魚場」の計画も有ります。
*「特殊魚場」とは実際の河川にエリアを区切って、料金を取って魚を放流して釣っていただくものです。

それでは、今回の本題の『今年最後の整備』について書きます。

一つ目は「水道管の新規埋設・設置」。
前日に「重機」で掘った溝に「樹脂製パイプ」の「水道管」を引いて、最初は手仕事で軽く埋めていきます。

いきなり「重機」で埋めてしまわない理由は、出来るだけ「水道管」を水平にしたいのと、大きな石が「水道管」の上に来ない様にする為です。

なお、この「樹脂製パイプ」ですが、見た目は「農業用の樹脂パイプ」と変わりませんが、内部が2重になっている「上水道」用の専用品だそうです。

全体が手仕事で埋められたら、後は「重機」で埋めて仕上げます。
この時も大きな石が「水道管」の真上に来ない様に、重機の運転者とは別の方が確認しながら行います。

大きな石が「水道管」の上に来ると最後に「重機」で踏み付けた場合、潰れてしまうからです。

他には「トイレの簡易水洗化工事」です。

昔のトイレですので、通称「ボットン便所」(正式名は「汲み取り式便所」)です。
上から覗くと「便槽」の中が見えるので、町の人や子供たちには怖いかもしれません。
(写真は二つ有るトイレのもう一つの方で、こちらは取り合えずこのままです。)

そこで「簡易水洗便所」に改造します。

前回の整備の際に古い便器を取り去って1段高い部分は壊して有りますので、今回は「簡易水洗便器」を設置出来るように水平面を作ります。

まず写真の様に「電動削岩機」で水平より出ている部分を削ります。
その後「セメント」を練って塗り付けて、水平面を作りました。

この写真はセメントが乾いた後日の状況で、ここに置かれている便器と水栓タンクが設置される予定です。

なお「六ノ里」は「下水道」が整備されてます。
なので「下水道本管」への工事を行えば「水洗便所」に出来ますが、工事費が掛かるので「簡易水洗便所」としてます。

そして、本日メインの「池仕舞い」です。

冬の間に泥が流れ込んで池が埋まってしまうのを防ぐ為に水を抜きたいのです。
が、その為には池の魚をどうにかしないとなりません。
また冬の間、ここは雪に埋もれてしまうので餌をやりにも来にくいのもあります。

そこで池の水を抜いて、魚を網で掬い取りました。(写真は作業後の池の様子)

この写真が掬い取った魚(主にニジマス)です。

本当は『池の魚を掬い取って、みんなで焼いて食べよう』と言うのが今日のメイン企画だったのですが、残念ながら雨だったので絞めて下処理(はらわたやエラを取る)して参加者に配りました。

作業が終わって談笑中の写真です。(奥の方では、魚の下処理も行われてます。)

手前の鍋は「芋煮」で、参加された方々に振る舞いました。
『雨だし、きっと寒いだろうな』と思って、前日の夜に作って持って行ったのですが、思いの外、寒くなくて・・・。
でも、野外で食べるのは美味しくて満足です。(笑)

『寒くないので、いっぱい残るかな?』と思ってましたが、殆ど、さばけました。

「ふくもち園」は来年から本格始動の予定です。
まだまだ未決定事項も多く有りますが、以下の仮サイトも作って有ります。

「六ノ里 川遊び体験施設 ふくもち園」 https://fukumochi.rokunori.net/

営業開始しましたら、このサイトに色々と情報をアップして行きますので、宜しければご覧ください。

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