「ふくもち園」や「源蔵寺棚田の再生」と色々と足を突っ込んでいますが、家の「田んぼ」の仕事もやらなくては・・・。(笑)
と言う事で、今回は「今年の米作り」のスタート、「田んぼの準備」の第1弾「畔(あぜ)整備」を行いましたので記事にしてみたいと思います。
まずは「畔の草刈り」からです。
「ナイロン・コード」を取り付けた「草刈機」で出来るだけ草を短く刈ります。
でも『まだ春先なんだから「草」なんて生えてたって刈る程でもないんじゃない?』って思われると思います。
この目的は「代かき」の時に柔らかくなった土で「畔塗り」をするのですが、その時に「草」が生えていると上手く塗れないからなんです。
*「ナイロン・コード」で刈ると草の破片が飛び散りますので写真は無しです。
「草刈り」を終えたら、次は「畔」の修正を行います。
去年までは写真に写っている「大きな木槌」で、冬の間に「モグラ」が開けた穴を「畔」を叩いて潰す(塞ぐ)だけだったのですが・・・。
我が家の「米作り」も今年で4年目。
どうも「畔」が崩れて、なだらかな斜面化して来ているのです。
とは言っても分かりにくいと思いますので、イメージ図を作ってみました。
赤破線が本来の「畔」の形で、形がダレて来て、青線が現状です。
なので、元の「畔」の形に戻す作業を行ないます。
まずは崩れた「畔」の直ぐ横を、一度掘り返します。
上の写真の様に、初めは「鍬(くわ)」で掘ったのですが、一昨日の雨のせいもあって土が乾いて無く、また掘る距離も長いのでなかなか手強い。(笑)
そこで「管理機」の「こまめ」を持ち出して「畔」に沿って耕します。
機械で耕すから楽だと思ってましたが、昨秋からの雑草の根が絡んでるし、土も湿っていて結構手こずり、手に「マメ」が出来ました。
(だから「こまめ」?って訳では無い。(笑)
「こまめ」で耕したら「あぜ」横の土を「鍬」で写真の様に取り除き、「溝」の様にします。(赤線のイメージ)
「溝」の「畔」の反対側、写真の破線と斜線の土を「田んぼ」の中央側に崩します。
なぜかと言うと、
写真の赤矢印の様に「大きな木槌」で「畔」を「円弧運動」で叩くので、掘った土に軌跡が引っかからない為なんです。
奥の方から始めて、叩いて、叩いて・・・。(笑)
「田んぼ」の3/4周、「管理機」で掘った部分を叩いて回ります。
最後に「水尻(みずじり。排水口の事)」をしっかり止めて。
もう一個のメインの「水尻」も止めて「田んぼ」に水が溜まる様にします。
以上で、我が家の通称「東の田んぼ」の「畔修正」は完了。
昨日のお昼から始めて、延べ約5時間の仕事です。
さて、お昼ご飯を食べてから、我が家の通称「上の田んぼ」もやります。
「東の田んぼ」は「管理機」で「畔」に沿って掘りましたが、「上の田んぼ」は昨年、全周の半分以上「畔波板」を入れて作業距離が短いので「鍬(くわ)」で掘ります。
掘り終わったら「東の田んぼ」と同様に「大きな木槌」で「畔」を叩いて修正します。
そして、最後に「水尻」をきちんと止めて、作業終了。
少し慣れたので、こちらの作業時間は約3時間で終わりました。
以上で「畔」の修正が終わりました。
次は「春耕起(はるこうき)」ですが、まだ少し「田んぼ」の乾きが悪いので、やるのは2、3日後にと思ってます。