「源蔵寺棚田」の再生計画

私事ですが「栃洞地区の景観づくり活動」や地域づくりの活動を通して、「岐阜県農林事務所」の勧めも有り「岐阜県ふるさと水と土指導員」に応募し、今年から「指導員」を「委嘱」されました。

この制度の助成を活用し、個人的にも念願だった「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」沿いの「耕作放棄地」の再生を行う事になりましたので、以下に紹介してみたいと思います。

まずは、こうなった経緯からお話します。

「六ノ里地域づくり協議会」では、昔、集落のみんなが使っていた道を「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」と名付け、一昨年(2021年)に整備を行いました。

完成後は「維持活動」を続けて来てますが、残念な事に「遊歩道」の直ぐ横に「耕作放棄地」が有ります。

この写真は「遊歩道の維持活動」として、道沿いの「茅」を刈った状態ですが、せっかくの「遊歩道」が夏場以降は「茅」が生い茂り見通しが悪くなってしまいます。

これは初春の頃の写真ですが、夏場に生い茂っていた「茅」が「積雪」で潰されたおかげで地形の様子が分かるのではと思いますが、ここは綺麗に区画整理された「棚田」だったのです。

ですので、せっかく整備した「遊歩道」沿いの「耕作放棄地」を「景観改善」の為にも『なんとか農地として復活出来ないか』と考えていたのです。

そこに「岐阜県農林事務所」から「岐阜県ふるさと水と土指導員」の話が来て、この制度を活用すれば可能だと思い、応募し「委嘱」となった次第です。

では、どの様に「耕作放棄地」を再生するのかと言いますと、地元の方々だけで無く、町からの方々にも参加いただいて、みんなで一緒に「耕地」を再生していきます。

再生された「棚田」には、まずは「蕎麦」を栽培します。
そして、上手く「蕎麦」が出来たら『参加者みんなで味わおう!!』と言う計画です。
(「そば茶寮文福笠井」さんに、ご協力をお願いしてあります。)

実施のスケジュールとしては、

1:荒れた耕地の茅、竹の片付け(草刈り、搬出)・・・5月20日
2:重機による雑木、茅の根の抜根・・・6月(梅雨前)
3:農機による耕起と畝作り+蕎麦の種蒔き・・・7月(梅雨明け)
4:畝間の草取り、周辺の草刈り・・・8月
5:蕎麦刈取りと乾燥(ハサ掛け又は立て干し)・・・9月
6:脱穀・・・10月
7:収穫祭として蕎麦試食、蕎麦打ち体験(有料)・・・11月

こんな感じで計画しています。

「景観」を良くする活動と、自分達で手掛けた「蕎麦」を味わう。
これは『他では味わえない達成感』になると思いますので、地元の方々だけで無く、町の方にも「六ノ里」の仲間となって一緒に楽しんでもらえないかと思っています。

『はてさて、上手く行くのだろうか?』と不安は有ります。
でも、考えていても何事も進みませんので、まずは『やる』だけです。(笑)

本件の実施にあたり「六ノ里地域づくり協議会」の「下部組織」として「景観整備部」も発足させました。
そして、情報発信の場として「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトも立ち上げました。

このサイトでは「源蔵寺棚田の再生」だけでなく「善勝寺桜の保全活動」や「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道の維持活動」など「六ノ里」の景観に関する協力の募集も行っていこうと思っています。

多くの方にご協力いただき「六ノ里」がより良くなると同時に、新たな仲間が増えると良いと思っています。

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