種まきごんべえ、デビュー!

先日の記事で畝立て専用機を初使用しましたが、今回はそれに引き続き、種蒔き機「種まきごんべえ」を初めて使って種蒔きしました。

今回はその様子を紹介してみたいと思います。

これが「種まきごんべえ」です。

その名の通り『種を蒔いてくれる機械』で「向井工業」と言う会社の製品です。
写真に入れた説明の様に、種蒔きの一連の作業を前方に押して行くことで行ってくれるのです。(横に伸びたバーはオプション品です。)

では、簡単に特徴を説明してみましょう。

この機種の特徴の「ディスク型」の溝掘り部分。

色々な種類が有りますが、我が家のはH S-120LHと言う機種です。

これを選んだ理由は、蕎麦栽培している耕作放棄地を開墾した圃場では、いまだに草の根が残っているので、通常機種の「コーレター型」という『金具が土を引っ掻いて溝を掘って行く構造』では、草の根が引っ掛かって上手く溝が出来ないと思いました。

ですので、『回転する円盤が土を横に押し除けて溝を掘るタイプ』なら大丈夫ではないかかと、これにしたのです。

メーカーの機種説明にも『水田利用など圃場条件の悪い場合に適している。大型ディスク溝切りで稲株等も引っかかることなく作業が行え、車輪も大きく少々の凸凹でも安定した作業が可能。』と有りましたし。

前方に押して行くと、土の抵抗で円盤が矢印の方向に回転して、溝を掘って行きます。

まぁ、実際に使ってみると、これでも大きな草の根や石が有ると引っ掛かってしまいましたが「コーレター型」よりは有利だったと思います。

これが種を運ぶ「リンクベルト」で、後輪に連動して動きます。

このリンクベルトは種の入っているホッパーの中を通る様になっていて、リンク一つ一つに開いている凹みに種が入って運ばれ、写真左のベルトの終わりの所で掘った溝に種が落ちるという構造です。

蒔く種によってベルトの種類(穴の大きさが違う)が決まっていて、私は『蕎麦を撒く物』を選んでます。

ちなみに、蒔く種によって『どれを選べば良いか』など、メーカーに聞いて決めましたが、懇切丁寧にアドバイスくださり、自社製品に対しての豊富な知識と絶対の自信を持っておられると感じました。

実際に蒔いてみたところ。

写真の左の畝から1畝に2列ずつ蒔いてみました。
芝が生えていた所は芝の残渣が激しく、溝掘り部分に引っ掛かって上手く進まなかった事も有りましたが、概ね良好な具合でした!!

全ての畝に2列ずつ蒔き終わったところ。

この機械を導入しようとした理由は、「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」として「ふるさと指導員」の制度を利用し、町からの協力者を募って蕎麦栽培を行っていますが、この制度を使える期間が終わった後、個人的に栽培する際に『どうやって広い面積の種蒔きをするか?』を考えたからです。

今回、9畝に2列ずつ蒔きましたが、1時間ほどで終わりました。
こんなに短時間で効率良く種蒔き出来るなら、手助けが無くても出来そうです。

後は、種を蒔いた深さが蕎麦にとって最適だったか、です。
深すぎても浅すぎても(まだ浅い方が良いかも)『上手く発芽しないのでは?』と少し心配しています。(心配性なので。笑)

<5月19日:追記>

本日、無事に発芽しました!!!

見た感じ思っていたより密に出ているので、蒔いた密度が高かったのかも、です。
これを解消するには、リンクベルトの凹みのもう少し小さいのにすれば変わるとお思いますが、でも、まぁ、無事に芽が出たので、このまま見守ってみます。

<5月20日:追記>

昨日は、まばらな感じでしたが、一日経つと『緑の線』になってました。

やはり密に蒔き過ぎてる感じがしますが、この先、どういう具合に育つのか、見守る事にします。

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