先日の記事で「籾摺り」に出していた「米」が出来上がりましたので、記事にしてみたいと思います。
去年は新米が出来上がるのが待ち遠しくて籾摺り屋さんに電話しましたが、今年はおとなしく、来年の米作りの準備をして待ってました。
まずは先日脱穀した際に藁(わら)がいっぱい出ましたので、去年の使い切れなかった分を田んぼで燃やしました。(写真は秋耕起の日に撮りました。)
昨年もご近所の畑をしておられる方に大量に貰ってもらったのですが、それでも余ってしまうのです。
野焼きは何かと問題になる様ですが、ここは「ど田舎」ですし肥料としては有効なので、そこはお許しいただくと言う事で。
藁を燃やした翌日、秋耕起を行いました。
まず上の田んぼを行って、
その後、東の田んぼを行いました。
この時期の田んぼは半分乾いて土が固いので、なかなか耕運機のナタ爪が土に入りませんが、稲株が起こせる様に注意して耕してます。
さて、そんなこんなで籾摺りに出して3日目の29日、待望の連絡が有りましたので早速受け取りに!!!
受け取って来た今年の新米です。
今年採れたコシヒカリは7袋ジャスト。(1袋は30kg)
色々な方にアドバイスいただき肥料を増やしたので、昨年より+1.5袋(90kg)増です。
この写真は籾摺りが終わった玄米の状態。
昨年と比べて青い米の量もほぼ同等で、とても良いです!(去年の写真はこちら)
今年も新米を早く食べたくて、受け取ったその足で精米に行きました!
今年の夏は昨年以上に暑く、すぐ近くの地域でも白濁が多かったと聞きましたが、さすが六ノ里、ほとんど有りません!
早速、炊いて食べました。
食べた感想は、何故か『こんなもんかなぁ・・・』。
もちろん美味しいですよ。
でも去年新米を最初に食べた時の『凄く美味しい』って程じゃ無い。
もっとも、私の舌の感覚なんて適当でしか有りませんが。(笑)
<訂正>
水の量を少し多めに炊くと、昨年以上に美味かったです。
と言うのは、以下の検査結果の様に、今年はアミロースが昨年よりも低かったのです。
このアミロースが低いと粘りが強くなって、まるで餅米を混ぜた様な食感になるので、普通の水量ではモチモチし過ぎて私の好みに合わなかっただけでした。
そこを考えて、水の量を少し多めに炊いたら美味かったという訳です。(笑)
で、本日「食味値」の検査に出して、結果が出ました。
今年の米作りの「通知表」とも言える検査結果はと言うと・・・
今年も肥料を工夫したのですが、結果は今年も大きく変わらない。
今年も「米作り」の結果をまとめてみました。
この表の数値の変遷を見る限り、相関性が見られないのです。
例えば、図中の青の2020年と2024年を比較して、同じ82点ですが
・水分量は良い方(最適値14〜15%)に変わった。
・タンパクも減少して良い方向(7〜8%が普通。それ以下はもっと良い)に。
・アミロースは数値が低い方に。(18.5〜20%普通で、低いほど美味しい。)
これで何故同じ点数なんでしょう?
正直、何が「点数の違い」なのか良く分かりません。
2020年以来、『タンパクが多いのは窒素分が多いせい。肥料を減らすと良い』と農業指導員からのアドバイスで肥料を減らして来ましたが、点数はほぼ同じで、ただ収量が減っただけ。
今年、地元の米農家さんのアドバイスにも基づき、窒素分が増えてタンパクの数値が悪くなるのは覚悟で、肥料をメーカー推奨量を入れたら収量は大幅増。
しかも点数は過去最高タイ。
でも指導員さんのアドバイスが良くないと言う訳ではありません。
作る田んぼの環境、その年の気候、色々な要素が絡み合っての結果だからです。
農業指導員さん曰く『タンパクが7%を切ると85点以上になる』との事。
なので、来年に向けてまた色々調べて、点数の上がる方法を考えましょう!
ま、食べて美味い米なので、良いのですけどね。(笑)