田んぼの準備:3 茅入れ編

前回の記事で「春耕起」編を紹介しましたが、今回は「茅入れ」編について紹介したいと思います。

今年は更なる「作土」の「土質向上」を狙って、昨年以上に「笹竹」を入れましたので、まずは「笹竹の刈取り」からです。

「笹竹」と言うのは、これです。

「六ノ里」にもいろんな所に繁茂してますが、どこを刈っても良い訳ではありません。

と言うのは、冒頭にも書きましたが「田んぼ」や「畑」に入れると「土質改良効果」が有りますので、「有機栽培」をされる方は狙ってます。(笑)

なので、「善勝寺」前の道沿いの「笹竹」を刈るについて、思い当たる方に『刈って良いか?』と尋ねてから刈りました。

ここのだけでは足らないかと他の場所も刈る予定でしたが、予想に反してここだけで「軽トラ」の荷台に積みきれないくらいになりました。
なので、一応「ブルーシート」で押さえてはありますが、ゆっくり、ゆっくり「田んぼ」まで運びます。

ここでお昼になったので、「軽トラ」の荷台に積んだまま昼休憩にします。

昼休憩後、まずは我が家の通称「上の田んぼ」に積んで来た「笹竹」のだいたい半分くらいを降ろし、残りを我が家の通称「東の田んぼ」に降ろします。
(奥のガードレールの所の「ブルーシート」が「東の田んぼ」の分。)

「軽トラ」を片付けてから、「田んぼ」全体に「笹竹」を撒きます。

「笹竹」を撒いたら、上から「茅」を置いていきます。

「笹竹」は「ランダム」な向きで良いのですが、「茅」は置く方向が肝心で一定方向に揃えて置いていきます。

なぜかと言うと「代かき」の際に「かご車輪」に付け替えた「耕運機」(写真)で「茅」を「作土」の中に踏み込んでいくのですが、向きが悪いと「茅」の端が持ち上がってしまい、上手く土の中に入って行かないんです。
(このコツも、以前、お隣のお父さんに教わりました。何かと教えて下さいます!)

全体に「茅」を広げて置いて、「上の田んぼ」は完了。
ここまでで、約2時間弱です。

次に「東の田んぼ」も同じ様に行いました。

実は、昨日から「雨」が降り続き、しかも昨夜は「大雨」で、今朝は水が溜まった状態でした。
なので「上の田んぼ」から始めたのですが、作業開始時でも写真の様に「代かき」した後の様に土がトロトロの状態でした。

『歩きにくくて時間が掛かるかな』と思いましたが、「上の田んぼ」が「土」が粘って歩きにくかったのに対し、かえって歩き易く、こちらは約1時間半で終わりました。

作業後は両方の「田んぼ」に水を入れ始めて、今日の「茅入れ作業」は終了です。
水の溜まり具合にもよりますが、週末には1回目の「代かき」を行う予定です。

田んぼの準備:2 春耕起編

先日「畔の整備編」をお伝えしましたが、あれから天気が良く、思ったより早く「田んぼ」が乾いてくれました。

世の中GWですが、この後また天気が悪くなりそうなので、今がチャンスと「春耕起」を行いましたので、その様子を紹介してみたいと思います。

まず、去年の秋に刈って立てておいた「茅」を「田んぼ」の外に出します。
それから「肥料」を「田んぼ」に均一に撒きます。

「肥料」を撒くのに多くの「稲作農家」は「背負式動力散布機」を使います。
これは「エンジン」で回した「ファン」の「風力」で遠くまで「肥料」を飛ばせて、短時間で「肥料撒き」が終わるので有能なんですが、なんせ「エンジン」の重さに「肥料」の重さが加わるので凄く重いんです。

そこで我が家では「ノズル」を左右に振って、その「遠心力」で「肥料」を飛ばして散布する「グリーン・サンパー」と言う機材を使います。(写真の赤い「デイ・パック」みたいなのが、それです。)

我が家は「田んぼ」が狭いので、この機材でも直ぐに終わります。
また「動力機構」が無いから軽いですし、何より値段が手頃です!(笑)

今年は、この「肥料」を使います。

「食味値」の向上を狙って、去年までの「有機エムコート088」から、写真の「有機アグレット674」に変えました。

うちは毎年、冬の間に「藁」や「雑草」を「田んぼ」で燃やすので「灰」や「炭」が入りますし、「代かき」の時には「茅」や「雑草」を入れます。

「灰」や「炭」は「カリ」を補いますし「茅」や「雑草」は「窒素」を補います。
なので『「窒素」と「カリ」は少なくても良いのでは?』と思ったからです。

この仮説が正しければ、今年の「米」の「食味値」は上がるはずなんです。
『さて、どうなるか?』は、秋になれば分かります。(笑)

「耕起」となれば、コイツの出番です。

古い「耕運機」ですが、先日「冷却液」「エンジンオイル」「ミッションオイル」等を交換や点検してますので『やる気バッチリ』・・・のはず。(笑)

まず我が家の通称「上の田んぼ」から始めます。

理由は、我が家の通称「東の田んぼ」の方は少し湿ってそうで、少しでも乾かす為。
と言っても数時間の話なので、まぁ気分です。(笑)

「耕起」の途中、山の木々の緑が綺麗なので、作業を止めて写真撮影。

休憩したかった訳じゃ無いですよ。(笑)
写真より、実物は緑のグラデーションが、ほんと綺麗だったんです!

朝8時から始めて、現在10時前。
約2時間で「上の田んぼ」の「耕起」終了です。

「田んぼ」の角の部分は耕した土が集まりやすいので「レーキ」で均します。

最後に「水口(みずくち)」を開いて「田んぼ」に水を入れます。

続いて、我が家の通称「東の田んぼ」に取り掛かります。

こちらも約2時間で「耕起」終了。

こちらも最後に「水口」を開けて、水を入れます。

使い終わった「耕運機」は「ロータリー(耕す部分)」の下に「ブルー・シート」を敷いて、付いた土を落とし「田んぼ」に戻します。

と言うのは、我が家の「田んぼ」は「作土(作物を育てる土)」が少ないので、少しでも「田んぼ」の外に持ち出すのは勿体無いんです。
「作土」を増やす為にも毎年「茅」を入れてるくらいですからね。

以上で「春耕起」は終了です。

今日から水を入れ始めたので、例年なら1週間後に「代かき」の予定です。
「代かき」を行いましたら、また記事にしてみたいと思います。

田んぼの準備:1 畔の整備編

ふくもち園」や「源蔵寺棚田の再生」と色々と足を突っ込んでいますが、家の「田んぼ」の仕事もやらなくては・・・。(笑)

と言う事で、今回は「今年の米作り」のスタート、「田んぼの準備」の第1弾「畔(あぜ)整備」を行いましたので記事にしてみたいと思います。

まずは「畔の草刈り」からです。
「ナイロン・コード」を取り付けた「草刈機」で出来るだけ草を短く刈ります。

でも『まだ春先なんだから「草」なんて生えてたって刈る程でもないんじゃない?』って思われると思います。

この目的は「代かき」の時に柔らかくなった土で「畔塗り」をするのですが、その時に「草」が生えていると上手く塗れないからなんです。
*「ナイロン・コード」で刈ると草の破片が飛び散りますので写真は無しです。

「草刈り」を終えたら、次は「畔」の修正を行います。

去年までは写真に写っている「大きな木槌」で、冬の間に「モグラ」が開けた穴を「畔」を叩いて潰す(塞ぐ)だけだったのですが・・・。

我が家の「米作り」も今年で4年目。
どうも「畔」が崩れて、なだらかな斜面化して来ているのです。

とは言っても分かりにくいと思いますので、イメージ図を作ってみました。

赤破線が本来の「畔」の形で、形がダレて来て、青線が現状です。
なので、元の「畔」の形に戻す作業を行ないます。

まずは崩れた「畔」の直ぐ横を、一度掘り返します。
上の写真の様に、初めは「鍬(くわ)」で掘ったのですが、一昨日の雨のせいもあって土が乾いて無く、また掘る距離も長いのでなかなか手強い。(笑)

そこで「管理機」の「こまめ」を持ち出して「畔」に沿って耕します。

機械で耕すから楽だと思ってましたが、昨秋からの雑草の根が絡んでるし、土も湿っていて結構手こずり、手に「マメ」が出来ました。
(だから「こまめ」?って訳では無い。(笑)

「こまめ」で耕したら「あぜ」横の土を「鍬」で写真の様に取り除き、「溝」の様にします。(赤線のイメージ)

「溝」の「畔」の反対側、写真の破線と斜線の土を「田んぼ」の中央側に崩します。

なぜかと言うと、

写真の赤矢印の様に「大きな木槌」で「畔」を「円弧運動」で叩くので、掘った土に軌跡が引っかからない為なんです。

奥の方から始めて、叩いて、叩いて・・・。(笑)

「田んぼ」の3/4周、「管理機」で掘った部分を叩いて回ります。

最後に「水尻(みずじり。排水口の事)」をしっかり止めて。

もう一個のメインの「水尻」も止めて「田んぼ」に水が溜まる様にします。

以上で、我が家の通称「東の田んぼ」の「畔修正」は完了。
昨日のお昼から始めて、延べ約5時間の仕事です。

さて、お昼ご飯を食べてから、我が家の通称「上の田んぼ」もやります。

「東の田んぼ」は「管理機」で「畔」に沿って掘りましたが、「上の田んぼ」は昨年、全周の半分以上「畔波板」を入れて作業距離が短いので「鍬(くわ)」で掘ります。

掘り終わったら「東の田んぼ」と同様に「大きな木槌」で「畔」を叩いて修正します。
そして、最後に「水尻」をきちんと止めて、作業終了。
少し慣れたので、こちらの作業時間は約3時間で終わりました。

以上で「畔」の修正が終わりました。
次は「春耕起(はるこうき)」ですが、まだ少し「田んぼ」の乾きが悪いので、やるのは2、3日後にと思ってます。

春つれずれ

4月になりました。
もう「郡上八幡」辺りは「桜」も「満開」を過ぎるくらいだそうです。

ここ「六ノ里」では「白鳥」の町から私の住む「栃洞」に向けて標高が上がっていくので、下から順々に咲いてきてます。

今日はそんな「栃洞」の「春」を紹介してみたいと思います。

今朝の「栃洞」の様子。
「桜」の木が少しずつピンク色になって来てます。

中央の道から上の高い位置に有るのが、我が家の「甚七桜」です。

アップにすると、こんな様子。

昨日、「椎茸」の「ホダ木」を切っている時には南側の枝の一部が少し咲いてただけでしたが、今朝起きたら、この通りで上の方は「開花」してました。

この「桜」、最初薄いピンク色の「花」が咲き、だんだん白くなって、長く咲き続けてくれます。

なお、何故「甚七桜」と呼ぶかは、うちの前の持ち主、先達さんの屋号が「甚七」だそうで、威厳が有りそうだしカッコいいから、そう呼んでます。(笑)

「甚七桜」から上に上がって、これは先達さんから引き継いだ「梅畑」の様子。
一昨年、昨年と「剪定」してきて、だんだんカッコ良くなって来てると自負してます。

「梅」の「花」はそろそろお終いに向かってますが、今の感じだと、多分「甚七桜」との共演は期待出来そう。

「梅」の「花」と言えば、今年は嬉しい事が有りました。

2020年に「開墾」し、2021年から「梅畑」にすべく「苗木」を植えてる所で、1本だけですが今年初めて「花」が咲きました!

「カモシカ」や「ニホンジカ」の「食害」で、なかなか大きく育ってくれなかったのですが、やっと「花」が咲くようになって凄く嬉しいんです。

この「梅」は「花香実(はなかみ)」と言う「品種」で「花」が綺麗で「香り」が良くて、そして「実」がなるんだそうです。
今年、名前通りに可愛いピンクの花で、凄く良い香りがすると実感出来ました。

今でも引き継いだ「梅畑」の辺りに行けば「花」の良い香りがしてますが、将来、植樹した「梅」が大きく育って、ここら一帯が「梅」の香りに満ちたら良いなと思っています。

「植樹」といえば、2016年に「杉」の伐採地に植樹した「桜」は、今はこんな感じで、今年はいっぱい「蕾」を付けていて、

中にはチラホラ咲き出しているのもあります。

暑い夏に地域の皆んなで協力して「草刈り」や「伐採残渣」の整理を続けて来てますが、いよいよ念願の「桜の公園」になりそうです!

この様に今年は例年に増して「桜」の開花が早いので、「タラの芽」も早くて、後数日で殆どが「採れ頃」になりそうです。

中には、もう開いて来ている物も有りましたので、

早速「収穫」して来ました!

お隣のお母さんの所に来客が有ると聞いてましたので、まず「お裾分け」。
残った分を「初物」として、今夜味わう予定です。

なお、今年もこんな「看板」と「ロープ」を設置させていただいてます。

と言うのは、以前に記事で書きましたが「山菜業者」の方が採りに来られるのです。
昨日も「業者」と思わしき方々を、何組かお見かけしました。

1年に何度も「草刈り」をして「場」を良くし、「収穫」が終わったら「剪定」して木の成長も管理してます。

この管理が凄く大変で、暑い時期なんか倒れそうにもなります。
だから、そんな努力の結果を無断で持って行かれるのは嫌なんです。

さて、次は、上の方にも書きましたが「椎茸」の「ホダ木」の話です。

写真は、先一昨年に仕込んだ「ホダ木」の様子。
春になって、どんどん出て来てて、もうすでに2回は採ってます。
(「椎茸」は年に2回、「春」と「秋」に採れます。)

この写真は、一昨年に仕込んだ「ホダ木」の様子で、こちらもどんどん出て来てます。

採れすぎたら隣近所に「お裾分け」して、それでも消費出来ない分は「干し椎茸」にします。

もちろん「原木椎茸」ですから、凄く美味いんです!
「鍋物」や「炒め物」や「味噌汁」、何にしてもホント良いです。

そんな「椎茸」ですから、継続的に採れてほしいです。
「ホダ木」の寿命は大体3年くらいなので、先一昨年の物がダメになるのを見越して、今年は新たに、これだけ仕込みました。

この写真の状態を「仮伏せ」と言い「椎茸菌」を「ホダ木」全体に行き渡らせる為に行います。
写真を撮って後に、乾燥しすぎない様に「藁」で覆ってからカバーを掛けておきました。

「ホダ木」作りの作業の様子を、写真に撮ってませんので簡単にお話しておきます。

昨年の秋に伐採し「葉枯らし」しておいた「コナラ」の木(この写真は少し前のもの)を、1mほどに切り、作業する「農舎」まで「エンジン式一輪車」で運び、それから「ドリル」で穴を開けて「駒菌」を打ちます。

いつもは家内と2人でやってますが、今回は新しく「栃洞」の仲間になったコージ君夫妻と、我が家の分とコージ君の家の分とを一緒に作りました。

事前に『「椎茸」の「ホダ木」を作るけど一緒に作ります?』って、お誘いしておいたんです。
初めてだったそうで、楽しんでいただけたみたいで良かった。

さて、「田んぼ」もそろそろ準備に入ります。
まずは、秋に「剪定」して「田んぼ」に積んでいた「柿」の木の枝を燃やします。

『野焼きは・・・』って言われるかもしれませんが、これ、ただゴミを燃やしている訳では無いんです。
我が家は、「昔ながらの米作り」をやりたいので、出来た「灰」が重要な「肥料」になるから必要な事なんです

「剪定残渣」が片付いたので、天気の良い日に「春耕起」する予定です。
なので「耕運機」のメンテナンスも、この後に行ってます。

他には、我が家の「車庫」前に、今年植える分の「苗木」も待ち構えてます。

今年の「苗木」は、「花香実」2本、「つゆあかね(梅)」1本、「南高梅」1本、「暖地桜桃」1本、「大玉白鳳」1本。

これらも、近日中に植える予定です。

<追記>
本日「善勝寺」の前を通りましたが、2日見ない間に、かなり開花が進んでます。
もう「5分咲き」近いかも・・・。

前回の記事で「お知らせ」した「善勝寺桜 桜まつり」、4月15日、16日ですが、「桜」の花が保ってくれるか心配です。

「草木灰」と「木酢液」作り

前の記事で「畑」に使う「燻炭」作りを紹介しましたが、今回は「草木灰」と「木酢液」作りを紹介してみたいと思います。

その前に、久しぶりに前置きを書きます。(笑)

11月も終わり近くなって、天気予報では今週の半ばに「雪マーク」が付いてます。

なので、私の「軽トラ」と家内の「ジムニー」の「タイヤ」を「スタッドレス」に交換です。

2021年の冬前に新品に履き替えての2シーズン目ですが、まだ大丈夫そうです。
これで雪が降っても困りません!(笑)

さて、それでは本題です。

前回の記事の最後に『今年の「草刈り」もおしまい』と書きましたが、「草刈り」が終わると次は要らない雑木の「伐採」を行います。

で「伐採」した木の太い部分は「薪ストーブ」の「薪」として使ってもらって、先の方は細かく切って積んでおいて春になったら燃やしてしまいます。

で、少し太い部分は写真の様に「エンジン付き運搬車」に積み込んで、

「ドラム缶炭焼き窯」に運んで「窯」に詰め込んで「草木灰」を作ります。

頑張って綺麗に仕上げた「ドラム缶炭焼き窯」ですが、熱と湿気で傷みが激しいです。
今年はこのまま何とか使って、来春には修理しなければと思ってます。
(「ドラム缶炭焼き窯」と言ってますが、まだ「草木灰」作りにしか使ってませんが・・・。)

「蓋」を閉じて「焚き口」をセットし、「焚き口」から火を焚きます。
一晩燃やしてやると、翌日には「草木灰」になっています。

ところで、「煙突」の向きが変でしょ?

「草木灰」を作るだけなら「煙突」は真っ直ぐ上に向いてるのが燃焼効率的にも良いのですが、これには理由が有ります。

写真の様に「煙突」の先を低くしておくと、長い「煙突」の中で煙が冷やされ先端に「木酢液」が出て来ます。

そして垂れた「木酢液」は下に置いた「バケツ」に溜まるって訳です!

昨年は1.5リットルのペットボトル3本分出来ました。
「木酢液」は「獣害対策」にも「畑」の「野菜」の虫除けなどにいっぱい使います。
「草木灰」の副産物ですが、買うと何気に高いので助かります。

本当は「木酢液」を取る「煙突」は斜め上に向けて、途中の下側に穴を開け、そこから「木酢液」が垂れ落ちる様にするのだそうです。

しかし、それでは先端から雨水が「窯」の中に入ってしまいます。
ですので「雨避け」が必要になり、そうするには「煙突」を支える「脚」を付けて「雨避け」の重量を支えられる様にする必要が有ります。

まぁ、十分に要を果たせてますので、今は、この『邪道』な方法で「木酢液」を採取して、「ドラム缶炭焼き窯」の改修時に屋根も含めて何か考えます!(笑)

なお「ドラム缶炭焼き窯」で、一回に出来る「草木灰」は写真の量。

「草木灰」は「畑」で何かと使うので、何回も繰り返して量産しないと足りません。
なので「木酢液」もいっぱい出来るって訳です。

さてさて、雪が降るまでに「草木灰」と「木酢液」作りが何回出来るでしょうか?(笑)

「燻炭」作りと今年最後の草刈り

来年の「畑」で使う「燻炭」を作りました。
また、今年の「草刈り」が終わりましたので、合わせて記事にしてみたいと思います。

朝一番で「籾摺り屋」さんに「籾殻」を貰いに行きました。
写真の大きな袋「フレコン・バッグ」と言いますが、これ二つ分(「軽トラ」の荷台が目一杯の量になります。)を貰って来ました。

これを我が家の通称「東の田んぼ」に降ろして「燻炭器」で「燻炭」にします。
写真の左側、「籾殻」の山の上に出ているパイプから煙が出ているのが分かりますか?
この状態で「籾殻」が蒸し焼きされて「燻炭」になります。

手順はと言うと、写真の右側の銀色の物が「燻炭器」で、下の「三角錐形状」の中に「藁」が少し入れて有ります。

中の「藁」に火を付けたら、「フレコン・バッグ」から「籾殻」を「箕(み)」で掬って、

写真の様に「燻炭器」の周りに積んで行きます。
なお、この作業、「三角錐形状」の部分を覆うだけは素早く行わないと中の「藁」が燃え尽きてしまいます。
まぁ、燃え尽きてもパイプの上から火の付いた物を中に落とせば良いのですが・・・。

「籾殻」をもらって「田んぼ」に下ろすまでは共同作業で、後の「燻炭」作りは家内に任せて私は今年最後の「草刈り」を行います。

この写真は、先日の「田んぼ」用の「茅刈り」の記事で使った物ですが、ここの奥の「茅」を刈り倒します。

で、全て完了したところ。
「茅」の白い穂が倒れているのが分かるでしょうか?

写真の上の平場が先日の記事で刈った広場で、その下の平場が上の写真の「茅」が群生していた所。
その下の道状の所や写真の奥の方などなど、朝から夕方まで、ずっと刈って片付けました。

今回の「草刈り」は「田んぼ」用の「茅」は確保したので、完全に獣害対策が目的です。
でも、ここ、日当たりが良いので『何かに使えないかな?』と思っています。

他にも、この写真の場所も向こうが見通せない程に「茅」が茂ってましたが、写真の様に綺麗にしてます。

ここは夏過ぎに一度綺麗に刈ってますので「茅」は殆ど有りません。
しかし「広葉樹」の幼木が新しく生えて来てますので、可哀想ですが刈ってしまいます。

以上で今年の「草刈り」はおしまいです。
今年の分は終わりましたが、また来年も同じ事の繰り返しですけどね。(笑)

さて、もうすぐ「雪の季節」になります。
雪が降る前に、やれるだけの事をやらなくては・・・頑張ります!!

田んぼ用の茅刈り(追加分)

先日、「秋耕起」の記事中で「田んぼ」用の茅刈りも紹介しましたが、あの日は、我が家の通称「上の田んぼ」分だけでした。
本日「東の田んぼ」用の「茅刈り」を行いましたので、紹介したいと思います。

まずは我が家の通称「上手の畑」の「茅」を刈り取ります。
ここは「畑」の一角で「畑」用に刈らないで残しておいたのです。

既に半分以上刈ってますが、ここでも後の作業を楽にする為に「ジュート紐」で縛ってから刈ってます。

で、ここを刈り終えたら「軽トラ」に積んで「東の田んぼ」に運んで、それから次の場所に行きます!

次は、この広場の「茅刈り」です。

『なぜ、ここを刈るのか?』と言いますと、草木が茂っていると野生動物(カモシカ、日本鹿、猪)が山から降りて来て、新しく育てている「梅」や「桃」に被害が出るからです。
(昔の記事にも書きましたが、獣害避けの『緩衝地帯』と言うそうです。見通しが良いと奴らは怖がって近付かないらしいです。)

写真は、だいたい刈り終えて「軽トラ」に積む為に、家内にまとめてもらっているところです。

まとめてもらっている間に、この写真の場所も刈っておきます。

広場から家の方に降りて来る、昔から有る道なんですが・・・。
写真の通り、どこが道か分からない状態ですよね。

ここを刈る理由も「野生動物対策」からです。

ざっと下まで刈って、ちゃんと道らしくなりました。(笑)

写真奥に「茅」が群生している所が見えますが、「茅」をまとめる作業が終わりそうなので、ここは後日にします。

刈った「茅」の量が多いので、二度手間ですが、一度「草刈機」などをしまいに行ってから「茅」を積み込みます。

ちょっと距離が有るので、前回以上にしっかり「ロープ」で縛って移動させます。

「東の田んぼ」に運んだら、前回の記事同様、「ハサ木」を立てて「茅束」を立て掛けます。

その後「マイカ線」で何ヵ所か固定して完了です。

刈った量が多かったので「東の田んぼ」用としては十分以上で余りました。

なので、その分は「上の田んぼ」に運んで改めて固定しました。

前回の記事の最後で斜面の「茅」は刈って「上の田んぼ」用に使うと書きましたが、これで十分です。
なので、斜面を刈った「茅」や「ゼンマイ」は両方の「田んぼ」に運んで燃やして灰を撒く事にします。

秋耕起と椎茸原木の準備

今年の本業の出張業務が終わって、「六ノ里」での日常が戻ってまいりました。

今は居ない間出来なかった事、この時期にならないと出来ない事を片付ける毎日で、今回は、その様子を紹介してみたいと思います。
(今回は前置き無し、です。笑)

まずは、コイツの出番で「田んぼ」の「秋耕起」を行います。

今年の春に「田んぼ」の「代かき」したり「サツマイモ」を植える「畑」を耕して以来、約半年ぶりに動かします。
ですので、作業前に軽い点検と「木工旋盤」で積もった埃をエア・ブローをしました。

まずは我が家の通称「上の田んぼ」から。

「上の田んぼ」「東の田んぼ」どちらから始めても良いのですが「耕運機」を仕舞う「農舎」から遠い「上の田んぼ」からするのが効率良さそうなので。
とは言っても、そう距離は変わらないから完全に『私の気分』です。(笑)

「秋耕起」の目的は「稲株」を分解しやすくする事と、土中に空気を入れてあげる事ですので「耕運機」の「耕運変速レバー」は「荒」で大きな土塊になる様にして耕します。

耕し始めて、ざっと1時間で完了。
昨年「耕運機」の「ナタ爪」を交換してますので、良い具合に効率良く耕せます。

続いて、我が家の通称「東の田んぼ」を行います。

こちらも約1時間で耕し終わりました。

これで来年の「田起し(春耕起)」まで「田んぼ」を耕す事は無いです。
もっとも、もうすぐ「雪」の季節になって何も出来ないのですけど。(笑)

さて「秋耕起」を終えたので、次の作業を行います。

我が家の「田んぼ」が見下ろせる場所に移動して次の作業です。

まだ15時前ですが、写真の様に夕景になりつつ有ります。
さぁ、テキパキと済ませて行きます!

で、ここで何を行うかというと、

来年の「田んぼ」用の「茅」を刈ります。

ここの「茅」は刈らないでずっと残しておいたもので、昔は、この様な「茅」を刈る所を「茅場(かやば)」と呼んだそうです。

そのまま刈ってしまうと、地面に散らばって刈りにくいので、写真の様に、あらかじめ「ジュート紐(麻紐)」で縛ってから刈ります。

この後、幾つかの束をまとめて縛り直して大きな束を作るんですが、こうやって刈るとその際にも楽なんです。

全部刈り終えたら「軽トラ」を持って来て、この様に荷台に積み込みます。

かなり『はみ出して』ますが、すぐ下の「田んぼ」までですのでOKです。
でも、途中で落ちると面倒なので軽くロープは掛けておきます。

「軽トラ」で運んだ「茅束」は担いで「田んぼ」の横に運んで、取りあえず石垣に立て掛けます。
それから「ハサ掛け」に使う「ハサ木」の足だけを1組出して来て、写真の様に「田んぼ」に立てます。

この「ハサ木」の足に運んで来た「茅束」を立て掛けて、「マイカ線」と言う「農業用ビニール紐」で周りを縛って固定してます。

昨年に比べて見た目ちょっとスリムなのは写真奥の斜面の「茅」を入れて無いからで、ここの「茅」も後日刈って入れる予定です。

写真では明るく見えますが、もうかなり薄暗く、

「草刈機」や「耕運機」を片づけた20分後は、こんな「夕焼け空」。
明日も良い天気になりそうです。

翌日は「ワラビ畑」の「草刈り」と来年の春に仕込む「椎茸の原木切り」を行ないましたが、新たな記事にする程の内容でも無いので、今回の記事で一緒に紹介する事にします。

ここからは明けて翌日の作業内容です。
まずは「ワラビ畑」の「ワラビ」を刈りました。

良い「ワラビ」が採れる様にとネットで色々調べたところ、夏過ぎに他の草と一緒に刈ると、その後は「ワラビ」以外はあまり生えず「ワラビ」だけが生えて地下茎に栄養を貯めるそうなので、そうして、そのままにしておいたのです。

だんだん秋も深まって来て「ワラビ」が枯れ始めたので、この後の「梅」の「剪定」作業の邪魔になるので刈りましたが、大きく伸びたのを刈るのは大変でした。

なお、地面に『切った様な木』が散乱してますが、これは写真が全ての作業終了後のものだからです。
作業中は余裕が無くて、写真は撮れませんでした。

「ワラビ畑」を刈った後は、「簡易炭焼き窯」の所の草を刈りました。
ここらは夏に何回か刈ってますので、「ワラビ畑」に比べて作業自体は楽です。

で、何故、ここの草を刈ったのかと言うと、

来年仕込む「椎茸の原木」の木を切るからです。

草がそんなに伸びて無いので、そのまま切り倒しても良いのですが、これも、まぁ半分以上は『私の気分』と言う事で。(笑)

2本切りましたが、それが分かりやすい様に別方向の写真も載せておきます。

切り倒したのは「コナラ」で、写真の様に「葉」が付いた状態で一冬置きます。
これを「葉枯らし」と言い、付いている「葉」が枯れて落ちるまで木の水分を使うので乾燥具合が「椎茸原木」に良いそうです

一昨年も昨年も「原木」切りを行いましたが、時期が合わず「葉」が落ちた状態でした。
なので「葉枯らし」で作った「原木」での「椎茸」の出方の違いが楽しみです。

目的の「伐採」は終わりましたが、せっかく「チェーン・ソー」を持って上がったので、ついでに他の木も切ります。

と言うのは「伐採」に使う「チェーン・ソー」は重いので『ついでに済ませられるなら』と言う事です。(笑)

「ワラビ畑」は写真の様に「梅畑」でもあります。
その横に生えている「キハダ」と言う木が大きくなって「梅」への日当たりが悪くなっているので切ります。

この「キハダ」は「薬」になる木で、樹皮の黄色の部分から採れる「黄檗(おうばく)」と言う生薬は、整腸作用や抗菌作用があって胃腸薬や湿布などに利用されたり、紙や布を染めると鮮やかな黄色に染まることから染料としても利用されるそうです。

役に立つ木ですので勿体無いですが、日当たり優先と言う事で切りました。
なお切った木は「薪ストーブ」の有る家の方に使っていただく予定です。

ついでに「自然生え」の「針葉樹(杉)」も切りました。
「針葉樹」は大きくなって日陰を作るし、残しても活用出来る様な木に育てられそうも無いからです。

ここには育てている「モミジ」の「苗」を植えて、「剪定」しながら小さく仕立てて目の楽しみにしようと目論んでます。

切った木の片付けが全部済んでませんが、写真の様に「夕景」になって来ました。
山の「紅葉」した木々に「夕日」が当たって、さらに綺麗です。

「田んぼ」と違って、ここは日が暮れると真っ暗になって、撤退時に危ないので作業終了とします。

明日は「雨」みたいですので続きは後日、また頑張ります!!

今年の米が出来ました!2022

先日の記事で「籾摺り」に出していた「米」が出来上がりましたので、記事にしてみたいと思います。

その前に、いつもの前置きから。(今回は短いから!)

今日の「六ノ里」の紅葉状況です。
山の上の方から始まった「紅葉」が、里山近くの木々も色づいて来てます。
この様子だと例年通り、11月頭が見頃になりそうです。

ちなみに、写真の下の方の工事現場は、急峻な崖から下の元耕作地部分に残土を入れて、道路と高さの近い平場を造る工事です。
もちろん、関東某所で有った様な事にならない様、厳しい行政指導の下に行われています。

完成すると、そこそこの平場が出来るし、今までゴシャゴシャの藪や雑木に覆われていて近づけなかった「牛道川」にも降りられる様になります。

さて、本題の記事です。
(昨年の記事はこちら。比較してみても面白いかも)

この日の午前中、前の記事に書いた「秋の「六ノ里」環境整備活動」が有りましたので、それが終わってから「籾摺り」屋さんに受け取りに行って来ました。

今年の収穫量は「コシヒカリ」が2.5俵と25㎏(去年は3俵と4㎏)。
餅米の「タカヤマモチ」が37.4kg(去年は22.1kg)。

「コシヒカリ」が減って「タカヤマモチ」が増えてますが、これは「田植え」の際に2列分「コシヒカリ」を少なく植えてしまった為で、全体の収量としては去年と変わらずです。

この時は「コシヒカリ」の苗箱は1個余るし、「タカヤマモチ」は「補植」(機械で植えられない分を手で植える事)してると苗が足らなくなるしと困りました。(笑)

自宅に戻って、早速「コシヒカリ」の袋を開けて見てみます。
去年に比べて青い「米」が決定的に少なく、良い感じです。(去年の写真はこちら

早速「精米」して来ました!(慌てて撮ってるので、ボケてます・・・。)
触ってみると、ちょっとしっとりしてます。
ちなみに、この状態の「米」、生米ですが、これを一粒口に入れてみるとほんのり甘いんです!
今年初めてやってみたのですが、びっくりしました。(笑)

さて「精米」が済んだので「農業指導員」さんに連絡して「食味値」を調べてもらいました。

結果は・・・。

「水分量」は14.6%でベストの状態。(昨年は13.5%で少し乾きすぎ)
「タンパク」は7.3%で昨年と変わらず。
「アミロース」は18.1%で、これも昨年と変わらず。
「脂肪酸度」は21で、昨年20なので少し酸化してるらしいが、農業指導員さんからの意見はありませんでした。

で、問題のスコア(食道値)は80で、昨年82なので2ポイント下がってます。
ほとんど同じ数値なのに下がっているのが不思議です。
そして昨年以上を目指していたので、これはかなり悔しいです。

が、「農業指導員」さん曰く『7月に曇天の日が続いたのが食味に響いて、同じ「六ノ里」の長年続けておられる経験値の高い生産者さんも軒並み下がっている中、今年でまだ3年目の私たちにしては上出来ですよ』とは言っていただきましたが・・・やっぱり残念。

まぁ、今年の結果は結果として、実際に炊いて食べてみます。
(食べて、美味ければ良いのよ。笑)

炊き立ての「新米」の写真です。

ツヤツヤしていて、粒もしっかりしていて、見た目とても美味そうでしょ?
もちろん、食べてみたら少しモチモチして非常に美味い!
(例年通り、自画自賛と言う事で。笑)

ちなみに、ここ「六ノ里」で採れる「米」は、冷めても非常に美味しいんです。
お弁当に「おにぎり」にして持って出掛けると、ことさら美味い!!
是非ぜひ、食べに来ていただけたらと思います。

以上、今年の「米」の結果の記事でした。

これから「茅」を刈って一冬乾燥させ、「代かき」の時に「耕運機」に「カゴ車輪」を付けて踏み込むのを、来年も今年までと同じく行います。
「肥料」の方は、その「茅」が効いているのか、もう少し「肥料」分が少なくても良いらしいので、今年までと違うのに変えてみようかと思ってます。
(完全有機肥料で、値段も少し安いのが有るみたいです。)

来年こそは「食味値」アップを目指したいと思います!
(出荷する訳でも無く自分達で食べるだけなので、単なる自己満足ですけどね。笑)

脱穀しました!2022


先日の記事で「稲刈り」し「ハサ掛け」していた稲、あれから2週間経って、本日「脱穀」しましたので記事にしてみます。

その前に、今の「六ノ里」の様子を伝える、いつもの前置きから。(笑)

10月も終わりに近づいて、そろそろ「紅葉」が始まりかけてます。
この写真は「善勝寺」の横の「六ノ里山村広場」に上がる所。

この写真は我が家の有る「栃洞地区」の集会所前から東を臨んだ物。
奥の山の上の方から「紅葉」が始まってます。

「紅葉」のピークは11月頭と思われますので、皆様、訪ねて来てくださいね。

「紅葉」が始まる頃には「椎茸」も徐々に盛りを迎えて来ます。
写真の「ホダ木」は昨年の春に仕込んだ物で、面白い様に出て来てます。
これと「畑」で採れ始めた「白菜」で「鍋」をすると美味いんですよね!

「鍋」と来れば、当然「ご飯」も必須です。
しかも美味い「新米」と来れば最高!

という訳で、本題の「脱穀」の記事を書きます。
(今回は割と前置きが短かったと思うんですが・・・。笑)

では「脱穀」当日の朝の様子から。

「ブルーシート」は雨が降った際に、雨水が稲に染み込んで行かない様にする為の物。

今年も昨年同様、この時期は本業の都合で「六ノ里」に居られるのは土日だけです。
ただ昨年と違うのは、家内に「水分量」の測り方を覚えてもらい、毎日結果を伝えてもらうのでリアルタイムで乾燥具合が分かります。
なので、ベストな乾燥具合で「脱穀」が出来そうです。
(ベストな乾燥具合だと「籾摺り」の際に乾燥工程が無いので安くなります!)

ところが、そうは上手く行かなくて・・・。

今日「脱穀」をすると決めた理由について、ちょっと長いですが書きます。

10月14日より前の週の天気が良く、14日の金曜日の時点で15%と順調に乾燥が進んで行きました。

15日は家の都合(母の13回忌)で、16日に「六ノ里」に戻ったのが15時。
それから水分量を測ったところ14.5%でした。

「ハーベスタ(脱穀機)」は出して来てましたが、16時過ぎには暗くなるので、この時間から「脱穀」するのは時間的にも厳しい。
それに、昨年、うちの測定機械は0.5%ほど低めに出るとわかったので、もう少し乾かしたいかと。

天気予報では17日に雨が降りますが、そう降る様でもないし、その日以降天気が良いので20日くらいには午前中だけ仕事を休みにして、こちらに戻って「脱穀」かと目論んでいたのですが、19日、20日と経っても16%代の水分量で天気が良いのに乾かない。

なぜ?って理由を考えて気が付いたのは、今週になってから昼間の天気が良くても気温が低く、その上に「夜露」が凄い。
つまり、昼間乾いても「夜露」でまた湿ってしまう、の繰り返しが原因のようです。

なので、朝、水分量を測って15.5%でしたが、このまま「ハサ掛け」を続けても良くはならないだろうと、本日の「脱穀」を決めたのです。

写真は、「夜露」が酷いので、午前中、まず「ブルーシート」を外して少しでも乾燥させます。

そしてお昼前から「脱穀」開始。
まずは「タカヤマモチ(餅米)」を昨年同様、写真の様に「ハーベスタ」で「脱穀」します。
ちなみに昨年までは「ハーベスタ」を借りてましたが『もう使わないから』と今年譲っていただ来まして、今年から我が家の機械になりました!

「脱穀」の順番は、我が家の通称「東の田んぼ」の「タカヤマモチ」→ 通称「上の田んぼ」に移動し「タカヤマモチ」→ そのまま「コシヒカリ」→「東の田んぼ」に戻って「コシヒカリ」の順で行います。

この順番で「脱穀」しないと「タカヤマモチ(餅米)」に「コシヒカリ(うるち米)」が混ざってしまい、「餅米」に「うるち米」が混ざると「餅」をついた時に米粒が残って『ざらつき』になったりしてマズいんです。

「脱穀」が終わった「東の田んぼ」の様子。
「藁」は「畑」に「マルチ(草除け」や肥料として使えるので、この後、倉庫に仕舞い、収まらない分は、ここで燃やして肥料にします。

「ハサ木」は後日片付けますが、一部は「大豆」を干すのに使いたいので残します。

「東の田んぼ」で採れた「籾」。
「コシヒカリ」が5袋、「タカヤマモチ」が1袋。

「上の田んぼ」で採れた「籾」。
「コシヒカリ」が6袋、「タカヤマモチ」が1袋半(「東の田んぼ」の分も少し入ってますが)。

合計すると、「コシヒカリ」が11袋、「タカヤマモチ」が2袋半。
「コシヒカリ」は、一昨年14袋、去年12袋なので少し少ない。
「タカヤマモチ」は、一昨年2袋強、去年2袋弱なので、少し多い。

実は、今年「コシヒカリ」を植える量を間違えて「タカヤマモチ」が多かったので、実質的な「採れ高」は変わらないかもしれません。(笑)

「ハーベスタ」の掃除をしてから、採れた「コシヒカリ」の「籾」の袋だけを軽トラに積み込んで「籾摺り屋」さんに持って行きました。
ちなみに「タカヤマモチ」は量が少なすぎて「乾燥機」に掛けれないので、天気の良い日に「ブルーシート」に広げて乾かしてから、別途「籾摺り」に出します。

「籾摺り屋」さんに着いて「籾摺り機」に入れ水分量を測ってもらうと、やはり0.5%ほど高い16%で、少し乾燥を掛けてもらってから「籾摺り」してもらう事になりました。
多分2、3日で「籾摺り」が終わって「玄米」が出来上がると思います。

「玄米」になったら「農業指導員」さんに連絡して「食味値」を測ってもらわなきゃ。
さて、今年の「米」の出来栄えはどうでしょうか?非常に楽しみです。