畑の様子:その2

先日載せた「畑の様子:その1」で自宅前の畑を紹介したので、今回は、他の『自分ち』の畑の様子です。

まずは、昨年春に開墾して去年は「サツマイモ」と「綿」を作った畑から。

今年は「サツマイモ」のみを栽培。「綿」は別の畑で栽培予定です。

植えている品種は、定番の「紅あずま」と「紅はるか」です。
昨年、ここで採れた芋を「しらお ふれあいフェスタ」に出店したところ、非常に好評でした。

続いて、今年の春に開墾して4月に「ベリー類」を植え付けた畑。

春に開墾した頃は、こんな感じでしたが、

今はこんな感じです。

①の所は「ブルーベリー」と「ブラックベリー」。
②の所は「ラズベリー」。
③の所は「サツマイモ」。
④の所は「ワサビ」。(詳細は、過去記事「ワサビに挑戦!」参照ください。)

①の所には「チャンドラー」「ブルーレイ」「サザンオニール」「ブラッデン」の4品種の「ブルーベリー」と、写真には写ってませんが「ブラックベリー」を植えてます。

②の所には「ウルトラ・ラズベリー」が植えて有ります。
これは「熊イチゴ」に似た大粒の実を付ける品種です。

植え付けた後、予想外に寒い日があって活着・生育が心配されましたが、無事に根付いて来れた様です。

そうそう、「熊イチゴ」といえば、この畑のそばに自生しているんです。

これが「熊イチゴ」の今の様子で、まだ時期的に早いのか少ししか実がついてません。
実は、いっぱい自然生えの木が有りましたが、この冬の大雪で多くが折れてしまったんです。

でも、さすが自然生え。新しい木がすくすくと育って来てます!

③の所は、ここも「サツマイモ」です。

ここの「サツマイモ」の品種は「隼人芋(実の色がオレンジ)」。

ここは苗が届いてから植えるのが遅かったのか、そもそも苗が良くなかったのか、あまり、根付きが良くありませんでした。(根付き率が6割って・・・)

「サツマイモ」の栽培量が多いでしょ。
その理由と、他の借りている畑の様子については、また次回に!

畑の様子:その1

今の家の前の畑の様子をご紹介。

まずは全体の様子。
畑全体、草が伸びて来てて草刈り機でスッキリさせたいんですが、勝手に刈ると家内に怒られるんだよなぁ・・・ま、自然農法って事にしておきましょう(笑)

今の時期の主役は「イチゴ」です。
今年も「宝交早生」と「ジャンボ」の2種類を作ってます。
この写真の畝は、一昨年、ここに暮す様になって「イチゴ」を初めて作った所です。

今年のメインの畝はこちらで、確か写真の奥の方が「ジャンボ」だったかな。
ネットを掛けているのは、色々な小動物(多分、ハクビシン)から守る為です。

このアップの写真を見てもらうと、今年もいっぱい実っているのが分かります!
ちなみに、ここ「六ノ里」で採れる「イチゴ」は凄く甘いんです!

「いちご」の苗は毎年買って来るのではなくて、一昨年、この畑で初めて植えた物から毎年苗を取っています。
「イチゴ」は「ランナー」と呼ばれるツルが伸びて来るんですが、これが地面に接している所に根が生えて新しい株になって、その中から元気の良いのを選んで苗にするんです。

赤い矢印の所が昨年「イチゴ」を作った所で、その両側の茂みになっている所が伸びた「ランナー」が根を付けた所。
本来は次年度の苗を取った後、残った株は抜いてしまうのですが、今年はそのままにして自然生えにしてみました。

すると、この写真の様にそこそこ実が付いてます(笑)
ただし、小動物避けのネットを掛けてあげるスペースが有りません。

そこで、昨年の稲作で出来た藁をなって「木酢液」を含ませた物を小枝に付けて、ところどころに刺してます。
実はこれ、耕作放棄地を開墾した所に植えた梅の苗木の鹿対策で効果が有った方法で、家内が『小動物にも効かないかな』と試して見たのです。
これが案外効果が有るみたいで、獣害防止ネット無しでも取られてません!

他に畑で作っているのは「トマト」で、今は「大玉トマト」は花が咲いたところで、「ミニトマト」には小さい実が付いてます。
「トマト」は実に雨が掛かると割れるので、この様なハウス状の雨除けを掛けて育てます。

他には「スナップエンドウ」が食べ頃になって来てます。

これは、「ヒマワリ」「ショウガ」「オクラ」「トウモロコシ」等を育苗している所です。
ここ「六ノ里」はこの時期でも夜になると寒いので、夜はビニールを掛けて寒さ避けしてあげないと上手く発芽しません。

他にも借りている畑、開墾した畑も有りますが、その紹介は近いうちに載せます。

今年の米作り「田越し〜田植え」

自給農家として稲作の2年目。今年も頑張って米作り!
春の「田越し」から「田植え」までを時系列で載せてみます。

<5月10日:田越し(春耕起)>

米作りのスタートは「田おこし」から。
先日オイル交換などの整備を終えた愛用の耕運機に頑張ってもらいます!

昨年は「冬水田んぼ(冬の間、田んぼに水を張っておく事)」にしていて、それを乾かしてからの耕起でしたので硬くて苦労しましたが、秋、稲刈り後に1回耕しているので、かなり楽でした。

こちらの田んぼが終わって、もう一つの田んぼも耕し、水を入れて終了です。

<5月18〜19日:「代かき」1回目>

今年は苗の到着予定日が24日と聞いてましたので、『代かきは2週間前と1週間前にしよう』と思っていて「春耕起」は予定通りに行ったのですが、何を勘違いしたのか、下の方の集落で「代かき」しているのを見ても『ここらは早いなぁ』なんて余裕こいてて・・・。

なので慌てて、1回目の「代かき」を行いました。

水を入れてから1週間、うちの田んぼの水源は沢から引いた「ダイボリン(多分、商品名でポリパイプの事)」が細いので、十分な水量になるまで時間が掛かります。
なので、今年もエンジンポンプを使って水を入れてやります。

太いパイプで引き直してもいいのですが、田植えの後の水管理には支障が無いですし、新たに引き直すのも大変ですし・・・まぁ、いざとなればエンジンポンプが有りますので、このままです(笑)

今年も耕運機に「カゴ車輪(鉄製の代かき用の車輪)」を取り付けて行いました。

翌日、もう一つの田んぼも行いました。

こちらもエンジンポンプで水を入れて。

貯まるまで他の作業をして、良い頃合いで丹念に代かきを行いました。

<5月22日:代かき2回目(茅入れ)>

何故、2回も「代かき」を行ったかと言うと、田んぼの土づくりの為に「茅」を入れたかったからです。
ここらの田んぼは「作土」が少ないので増やしたいのと、入れる事で土が肥えるからです。

昨年刈った「茅」を例の運搬車で山から運んで、水を少なくした田んぼに広げて置いて、それを「カゴ車輪」を付けた耕運機で、丹念に踏み入れます。

地元の方に聞くと、昔は「茅」だけで無く、そこらで刈った雑草も入れていたそうです。
子供の頃は学校が終わって家に帰ると、足で踏み込む手伝いが有ったそうで、『今の様に長靴なんて無くて裸足で踏み込んだので痛くて痛くて嫌だった』と言われてました。

これで今年の「代かき」は完了です。

一度「代かき」をして、土がトロトロになった方が上手く「茅」が底に入るかと思って2回目に「茅」を入れたのですが、1回目の「代かき」の際に入れても良かったのかと思っています。

まぁ、この方法での米作り、まだ2回目なので来年試してみるかな。

「カゴ車輪」を付けた状態の耕運機は、アスファルトの上はまともに動かないので、普通の車輪との履き替えは田んぼのそばで行います。
が、この「カゴ車輪」、鉄製なので当然ですが重くて・・・なので、この移動でも運搬車が大活躍でした!

<5月26日:田植え>

24日に予定通り苗が届きました。
本当はこの辺りでは「代かき」してから1週間は置くらしいのですが、勘違いして「代かき」が遅かったので、少しでも時間を置こうと「代かき」から4日後のこの日、田植えです。

まずはこちらの田んぼから。

最初、植えないで外周を2周回って「枕地(田植え機が向きを変えるスペース)」を確保して、それから奥から植えていきます。

「タカヤマモチ(餅米)」の方が作る量が少ないので、去年は田んぼの奥から植えて残ったスペースに「コシヒカリ」を植えたのですが、田植えの後、お隣のお父さんから『餅米は寒さに強いので、沢水は冷たいから水口(水を入れる所)に近い方に植えた方がええよ。それに餅米は早く色む(実る)から先に刈るので入り口に近い方が良かったなぁ(笑)』と言われてまして・・・。

なので、今年は両方の田んぼ共に、奥から先に「コシヒカリ」、それから「タカヤマモチ」を植えましたが、苗の量が少ない「タカヤマモチ」が足らなくならないには『どこまで植えたら良いのか???』と悩みながら植えました(笑)

何とか「タカヤマモチ」」の苗が足らなくなる事も無駄に余る事も無く、無事に上終わりました!

後は、田植え機を綺麗に洗浄し水気が無くなるまでよく乾かしたら、指定箇所に注油して今年の田植えは完了です。

去年は食味値が「六ノ里棚田米」の基準の80点に1点足らなかったのですが、今年は皆さんが使われている肥料に変えたので期待できそうです。
はてさて、どうなるか楽しみです!

春になって 農家始動

3月はずっと本業で出稼ぎをしていて、週末しか六ノ里に居ませんでした。
しかも、週末に限って天気が悪く、記事に出来る様な事も無く更新が滞ってましたが、4月になって、色々と始められたので記事にします。

4月になって、ここ六ノ里でも春らしい日が続いてます。

うちの家の前の山にカタクリが咲くのですが、今年もチラホラ咲き始めました。

スイセンも、そこここで咲いていて、

ツクシも日当たりの良い所に出始めて、

行者ニンニクも芽を出して来てます。

2月に頼んだ果樹類の苗木が、実は3月の始めに届いてました。
しかし、ここ六ノ里では、まだ寒くて植えられないので、玄関に退避させてました。

そろそろ、陽気も良くなって来たので植える事にします。
今年頼んだのは、ベリー類(ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー)と梅(花香実、南高梅)です。

まずは、昨年開墾して梅を植えた続きに花香実2本。
この2本分は、昨年植えた苗10本の内、2本が根付かなかったのでその補填。
元々有った梅畑に、南高梅を2本。
元々の梅畑の梅は、かなりの老木なので、将来に向けての更新の意味合いもあります。

昨年、苗木を植えた途端に、カモシカや鹿に食べられたので、しっかり獣害対策も行います。(写真の奥に見える支柱4本に縄が掛けて有る物は獣害対策です。)

そうそう、昨年植えた梅を雪から守る為に、12mmの太さの支柱にネットを巻いていたのですが、この冬の雪でこの通りに、全ての支柱が曲がってしまいました。
雪の威力って凄まじいです。

さて、ベリー類の方はと言うと、実は場所は決めてあるのですが、すぐには植えれません。

植える場所は、昨年、ワサビ田を作った、我が家での通称「上の段」の畑の縁の方。
なので、そこだけ耕せば良いのですが、土の中には草の地下茎がいっぱい。

なので、管理機の「こまめ」を使って一度全体を耕して地下茎を取り除きます。
耕してみると、なかなか良さそうな土なので、ベリー類を植えた残りは畑として何か植えようかと思ってます。

植え付けの終わった「上の段」。
奥に見える桜は、うちの桜です。

私の譲り受けた家の屋号が「甚七」なので、「甚七桜」と呼んでます。
(桜のそばに昔はお墓が有ったので、墓守の桜ですね)

私の住む栃洞集落の集会所前からも、大きく見えて春のランドマークになってます。
(実はちょっと自慢です! 笑)

ついでに六ノ里の桜の様子も紹介します。

まずは「位山秋葉神社」。
今年になって周りの杉林を伐採したので、スッキリして桜が際立ってます。

次に「善勝寺」さんの桜。

まずは、お寺の前の道からの様子から。
この写真は、2日程前の様子ですが、五分咲きくらいでしょうか。
花桃も蕾が大きくなってきていて、赤味が増してます。

これが樹齢400年の「善勝寺桜」。
夜には例年通りにライトアップされます。(18:30〜21:30)
しかし、今年もコロナ禍で「善勝寺桜 さくら祭り」は実施出来ません。

早くコロナ禍が収まって、多くの方々と桜を愛でれる日が来て欲しいです。

餅米の乾燥と新兵器導入!

前々回の記事に書いた通り、餅米は量が少な過ぎて籾摺り屋さんの乾燥機に掛けられなかったので、ブルーシートに広げて天日で干します。

庭にブルーシートを広げてレーキ(トンボ です)で一杯に広げます。
後は、乾燥具合を確認しながら最適な水分量に仕上げるのですが、さて、どれ位になれば良いのか?

先生は籾を一粒口に含んで、噛んで乾燥具合を調べてたのですが、残念ながら私にはそんなスキルは有りません!

そこで新兵器を導入です。
その名も「米麦水分測定器 米名人」。

来年も「ハサ掛け」するので、乾燥具合チェックの為に必要と思い購入しました。

これが有れば「ハサ掛け」の状態のまま何ヶ所か籾を採取して、この機械でチェックして、確実に最適な乾燥に出来る訳です!

セット内容は、測定器本体、本体の横が検査用籾摺り機、測定用パレット、ピンセット、掃除用のブラシ。

まず籾を適量、籾摺り機に入れて玄米にします。

籾を入れて蓋を閉じて、横のハンドルを回します。
手答えが無くなったら、上下ひっくり返して、手答えが無くなるまでハンドルを回します。
これを手答えが無くなるまで繰り返します。

手答えが無くなったら蓋を開けて中身を取り出して、玄米を検査用パレットに並べます。

余った分は、籾殻と一緒に戻しておけばOKです。

乾燥前に測ってみると17.3%。乾燥具合は14.5%くらいがベストだそうです。
なので、万遍なく乾く様に何度かかき混ぜ、そのたびに乾燥具合を測定しながら、そうなるまで干しました。

乾燥させている間は、来年の稲作の為に田んぼの「荒起こし」を行います。

昨年から草刈りした草を積んで堆肥にして来た物を田んぼに撒いてから、

耕運機で荒く耕してやります。

この目的は、田んぼに有る稲株を掘り出して腐食を進める為と、土の中に空気を入れてやる為、どちらも来年の土作りです。

だいたい終わった頃に程良い乾燥具合になったので、籾摺り屋さんに乾燥させた餅米の籾を持って行きました。

後日、籾摺りが完了したとの連絡が有り受け取って来ました。
今年採れた餅米は30kgでした。

これで、今、畑で作っている黒豆と、この餅米で純自家製の豆餅が作れます!

今年の米が出来ました!

籾摺り屋さんから、先日持ち込んだ「コシヒカリ」の乾燥籾摺りが終わったと連絡が有ったので、早速受け取って来ました!

30kgの米袋で7袋出来ました。俵にすると3.5俵。

うちには6アールの田んぼが有って、その内、1.5アールは餅米を作ったので、
1アール辺り0.77俵の収量。
先達さん(前の持主)は、全部うるち米を作って5俵だったそうなので、1アール辺り0.8俵の収量となり、ほぼ同程度は採れたので、一安心。

せっかく譲り受けた田んぼで、出来栄えが良くないのは申し訳無いですからね!

これが玄米の写真。
少し青いのも混ざってますが、どこもこんな感じだそうです。

早速、玄米を精米しに行きました。

「コイン精米機」。これは街にも有ると思います。

10kg辺り¥100円で精米出来ます。

これが精米した、今年の新米です。
玄米の時に有った青い米も、精米すると白い米になります。

持ち帰って御飯を炊きましたが、さすが新米でツヤツヤと輝いてました。

玄米の状態で「食味調査」にも出しました。
「食味調査」と言うのは、文字通り、お米の美味さを数値化し、出来具合を見るもので、言わば今年の米作りの通知表です。

結果は、タンパク質が多めなので、総合判定は79点。
「六ノ里の棚田米」は食味値80以上なので、ちょっと残念!
(2回測って有るのは、1回目は機械の電源を入れてすぐだったので、不正確かもと思って、後日、測り直して下さったそうです。)

農業指導員の方の説明だと、タンパク質が多いのは、春に撒いた肥料の窒素分が多かったのが原因ではないかと。
JA で薦められた物を使ったのですが、「六ノ里の棚田米」で使っている物と違うらしい・・・。

来年は「六ノ里の棚田米」で皆さんが使っている肥料にして、他にも工夫して、80点以上を目指します!
(でも棚田米に出す程は作らないから今のままでも良いんだけど、出来るのならもっと美味しい米を食べたいですものね。)

慌てて、脱穀!

一週間前に稲刈りして「ハサ掛け」しておいた稲。
(稲刈りから「ハサ掛け」の様子は「稲刈りです!」をご覧ください。)

本当は、もう少し天日で干しておきたかったのですが、天気予報による夕方から雨が一週間ほど続く様子。
(台風も来てるらしい・・・)

ですので、急遽、脱穀を行う事になりました。
雨が降り出すまでに、二つの田んぼ分の脱穀を終わらせて「籾摺り」に持って行かなければなりません!

なので、作業に余裕が無くて、大事な所の写真を撮れてません。

脱穀には「ハーベスタ」と言う脱穀機を使います。
この機械も近所の方の物で『今年から稲作を止めたので使わないから』と貸していただきました。

もちろん、いつもの様に使用前に点検して、悪くなっていたVベルトは交換して、動作確認しておきました。

「ハサ掛け」の雨除けシートを外して、稲束を「ハーベスタ」の稲束投入口に入れて行きます。

「ハーベスタ」の中のドラム部分で籾がこき落とされ、藁クズなどのゴミを除いた状態で籾だけがセットした稲籾袋に貯まって行きます。

二つの田んぼ合わせて、コシヒカリがこの袋で14袋。
餅米のタカヤマモチは2袋ちょっと。

すでにこの時点で、午前中の青空は消えて暗い雲になって来てました。
ですので、軽トラに載せて「籾摺り」屋さんに持って行きました。
(本当は、ここに軽トラに載せた稲籾袋の写真を載せたかったなぁ。)

取り敢えず、籾を出して来たので、戻って田んぼの後片付け。
すでに雨がポツポツして来てます。

「ハサ」は分解して、ハサ木を仕舞います。
籾を取った後の稲束、つまり藁束ですが、畑に使うので雨に濡らさない為に小屋に仕舞い込みます。

藁束を仕舞うのに幾つかの藁束を一つにまとめて縛っていると、お隣の方が『まとめるのは藁を使った方がええよ』と、やり方を教えてくださいました。

この方は私の山仕事の先生でも有ります。
実際に藁束のまま、束の中の数本を持って両手で縄を二本なって、その二本を結んで長い縄を作って見せてくださいました。

ささっと、こんな事が出来る事が素晴らしいです!
今年は雨が降り出して来てるので、来年は是非、この方法でやりたいと思います。
(冬の間に練習しよう!!)

片付け終わった頃「籾摺り」屋さんから電話が有りました。

「籾摺り」する際に、籾の水分量を測ってくれるのですが、やはり「ハサ掛け」の時間が短くて、コシヒカリもタカヤマモチも機械での乾燥を行わないとダメとの事。
(予想通り「ハサ掛け」の時間が足らなかった様です。)

コシヒカリは何とか乾燥機に掛けれる量で、出来上がりで3.5俵くらい。
(思ってたより量が採れて嬉しい!!)

ですが、問題はタカヤマモチで、少な過ぎて乾燥機に掛けれないそうで・・・。

どうしようかと、田んぼの先生の所に電話して相談。
(有り難い事に、私には農業の先生、田んぼの先生、山仕事の先生・・・いっぱい先生がいます!)

先生に他の「籾摺り」屋さんに聞いていただいたのですが、やはり量的に無理みたい。
で、他の方法、ブルーシートに広げて追い乾燥を教えていただきました。
天気になったら、早速やってみたいと思います。

サツマイモの収穫

今年の長雨にも負けず、しっかり葉を伸ばしたサツマイモ。
試し掘りをしてみると、良い塩梅になってましたので収穫をしました。

昨年は田んぼで作ったので土の具合が良かったのか、そこそこの収量でしたが、今年は開墾した畑で作りました。

はてさてどれくらい取れたのでしょうか?

昨年から開墾して、今年の6月に植え付けた時の様子。
(開墾した時の記事は『畑の開墾3』をご覧ください)

それが今は、こんなに蔓を伸ばして、いっぱい葉を付けてます。
試し掘りをしてみると、立派な芋になってましたので収穫しました。

試し掘りでも大きな芋が出て来てましたが、掘って行くと・・・

こんなに太く大きいのがゴロゴロと!
写真は全てでは無く、まだほんの一部です。

与えた肥料は発酵牛糞と開墾して出て来た雑草や雑木を燃やして作った草木灰のみ。
それだけで、昨年以上の大きい芋が取れました!

11月に「道の駅 白尾ふれあいパーク」で有るイベントに出してみようかと思ってます。

稲刈りです!

春に田植えして手を掛けて来た田んぼ、良い感じになって来ました。
六ノ里でも麓の方では稲刈りが始まってますが、私の住む集落は標高が高いので、まだ始まってません。
ですのでノンビリ構えていたのですが、田んぼの先生から『ハサ掛けして乾かすなら、もう刈らないとダメだよ』アドバイスいただきました。

どう言う事かと言うと、コンバインで刈って籾を乾燥機で乾かすなら、もう少し後で刈っても良いのですが、ハサに掛けてお日様で乾かすと乾き過ぎて良くないので、早めに刈らないといけないそうです。

と言う訳で、急遽、稲刈りを行う事になりました!

田んぼの稲の様子。良い感じに稲穂が垂れています。
奥で、私の農業の先生のタケシさんが、田んぼの様子をチェックされてます。

私は長年、妻の実家で「コンバイン」を使った稲刈りはして来ましたが、ハサ掛けする稲刈りは初めてなので、タケシさんの御指導ご協力のもとに進めて行きます。

刈り取りは「バインダー」と言う、機械で刈ります。
田植え機を貸していただいたお隣さんが以前使っていた機械で、春に田植え機を借りる時に『稲刈りの時には、これを使えば良いよ』と言っていただき、お言葉に甘えて貸してもらいました。

「バインダー」とは、先端の三角の部分の間に植ってる稲を入れると、スライドする刃物が刈り取り、ジュート(麻紐)で束ねて出て来ると言う稲刈り機です。

田植え機同様、この機械も3年は使って無いので、事前に借りて、一通り整備してます。
例によってエアクリーナーのスポンジが崩壊していたので、スポンジシートから製作。
キャブレターのドレンバルブのOリングがダメで、ドレンが閉まり切らずガソリンが漏れていたので交換。
エンジンオイルの具合を確認し規定レベルまで補充して、エンジン始動テスト。
あっさりエンジンは掛かり、運転テストも問題無し。
肝心の刈り取り部、結束部も、ジュートをセットして結束テストも問題無し。

稲刈りを始める前に、まずバインダーが旋回出来るスペースを鎌で手刈りします。
刈り取った分は、当然、バラバラなので手で束ねるのですが、その方法もタケシさんが教えてくださいました!

まずはタケシさんの模範作業。
何処から借り始めて、どう旋回させるか、事前にYouTubeを見て確認してましたが、実際にやって貰うと良くわかります。
この後、私に交代して刈り取りしました。

刈り取りが終わると、いよいよ「ハサ掛け」です。

長い木の棒と短い木の棒で「ハサ」を組みます。
稲束が雨などで水分を含むと重くなるので、横に渡した長い木が折れない様に支柱をところどころに入れて組みます。

「ハサ」が組めたら、どんどん稲束を掛けていきます。

朝から頑張って刈り取り、ハサ掛けしましたが、今日は一つ目の田んぼしか出来ませんでしたので、もう一つの田んぼは明日です。

で、明けて翌日。
昨日と同じ作業なので、作業の様子は省略します。(笑)

最後に、昨日の分も含めて、一番上の部分に雨除けのシートを掛けて終了。

この雨除けシートにもノウハウが有って、掛けるのは株元だけが良いそうです。
稲穂に雨に掛かるとダメと思っていたのですが、覆ってしまうと雨の最中、地面の湿気が上がって来て蒸れてしまって、かえって良くないそうです。

実は、雨除けシート、全体的にカバー出来る様にと幅の広いのを買っておいたのですが、この理由に寄り、使用出来ません。
買って来たのを半分に切って使おうと思っていたのですが、機械を貸していただいたお隣さんが『ハサ掛け出来たねぇ。シート有る?無いなら、うちに有るから使うと良いよ。もう使わないから』と言っていただき、これも貸していただきました。

機械、ノウハウ、御近所さんからの惜しみ無い協力をいただき、いつもながら本当に有り難い事です。

雨の具合にもよりますが、予定では一週間後に脱穀です。
それに向けて「ハーベスタ」の整備(駆動ベルト交換)をしていきます!

ワサビに挑戦!

早いもので、9月も後半に入りました。
麓の方では稲刈りが始まってますが、ここは標高が高いので稲刈りは10月になってからです。
でも暇って訳では無くて、去年から開墾して来た元棚田や近所の草刈りをして、やっと少し落ち着いて来たところです。

下の写真は、来年、ベリー類(ブルーベリー、ブラックベリー等)を植え付ける予定の、ご近所さんと我が家に山水を引いている水溜めの有る畑なのですが、水溜めから溢れた水が一年中畑の横を流れています。

写真の左手、茶色になっている部分に水が流れていて、時期だとクレソンが密集して生えているのですが、今は葉が枯れて茶色になってます。

ここにワサビも自生しているのですが、株が大きくなりすぎて、葉っぱが枯れて来てます。
ネットで調べてみると、大きくなった株は株分けした方が良く、ちょうど今の時期、9月から10月に行うのが一番良いそうです。
しかし、株分けして何処に植えるか?です。

と言う事で、「この際、ワサビ田を作っちゃおう!」となりました。

まず密集して生えているクレソンを除去します。
写真は、すでに剥がしてしまった後。

勿体ない?いえいえ、この子達は生命力が凄くて少し残して有れば、また増殖して来ますし、正直、こんなに要らないので剥がしてしまいます。

それから川砂を入れて、良く掻き回して泥分を洗い流します。

入れた砂が流れてしまわない様に、石を並べて砂止めにして有ります。
写真の石を並べている所から右側の部分です。

さて、植える所が出来たところで、株分けに入ります。

先程の株を抜き取って、細かく分けて行きます。
あれ?ちょっと多過ぎます!
一番右の物は収穫サイズですので、これを植えないとしても、この日整備したエリアでは全部は植えきれません。

なので、この日に植えれる分だけ植え付けて、と。

ここから今日の分。

まず、入れる川砂を入手に行って来ました。
軽トラを乗り付けれれば、荷台から直接スコップで入れれて楽なのですが、うちの田畑は、田んぼ以外細い農道しか無いので、軽トラは入れません。
なので、土嚢に入れたのを担いで上がります。

入れる場所を掘り起こして、川砂を入れたら、何度も何度も鋤簾(じょれん)でかき混ぜて、良く洗ってあげてから平らに均して。

正直、ここまでで結構、身体がキツいです。(笑)

植え終わったところ。
右側が昨日植えた分で、左側と奥が今日の分。

拡大すると、

昨日植えた分より苗が小さいので、まばらにしか見えません。
植えて無い様に見える所にも、小さな苗が植えて有ります。
ワサビも非常に生命力が強いらしく、髭根を水に伏せてるだけでも芽が出て来るくらいなので、きっと、上手く育ってくれると思います。

奥の部分は、大きい物から順に植えて行ったのですが、まだ植えきれ無い分が有ったので、

石垣沿いにも川砂を少し入れて、ここに植え付けました。

メインに植えた中には、大きくなれず枯れる分も有るでしょうから、その時は、ここから移植してやろうかな、と思ってます。

ところで、収穫サイズの大きな物はどうしたか?
いつも良くしていただいてる御近所に押し売り、いやいや、お裾分けして、自分ち様には一個持って帰りました。
で、残った収穫サイズの物は、とりあえず植えておいて、必要な時に取りに行きます。

さて、このワサビを、どう食べるかですが、すり下ろして醤油と鰹節を掛けます。
チューブのワサビと違って、ワサビの風味に加え、旨みが有って美味しいんですよ。
白いご飯に乗せても、オクラと和えても、酒の肴にしても、何にしても美味い!

以上で、自分ちのワサビ田が出来ました。
うまく行けば、これで食べたい時に、新鮮なワサビが食べられるって事です!