椎茸ホダ木作り

採りたての椎茸、皆さん食べた事ありますか?
家内の実家は自家消費分だけですが作ってましたので、採って来たのをすぐ炭火で焼いて食べてましたが、ほんとうに美味しいんです!

マンション暮らしでは難しいですが、せっかく「六ノ里」で暮らす様になったので、ここでも椎茸を作りたいと思ってました。
「ホダ木」の製作は、私も手伝ってましたから作り方は分かってますから、後は実行有るのみ!

「六ノ里」は山は幾らでも有りますし、山の所有者に頼めば材料の原木は手に入るのですが、近所の「山の先生」に聞くと『ここらは冬が寒いので木の芯が固くてコケ(キノコの事)が出るのが(菌を打ってからが)遅いんや。奥さんの実家の方が暖かいから、そっちの木の方がえーよ。』との事。

ですので、昨年の暮れに家内の実家の山で伐採しておきました。
(写真、取り忘れました。)

で、先日、伐採しておいた木を、「ホダ木」の長さに玉切りして来ました。

材料には、クヌギ、ナラ、シイ等のクヌギ、ナラ類が適してます。
伐採時期は木が休眠に入っている紅葉が終わった頃から若葉が出るまで。
玉切りするのは、伐採した後そのまま寝かせておいて、ある程度水分を飛ばしてからが良いそうです。

自宅の農舎に持って来て椎茸の種、「駒菌」を打ちます。
実は、4月頭までに打つのが良いらしいのですが、里山再生とか忙しくてG Wになってしまい、しかも遅くなったので「駒菌」がホームセンターで売って無く、ネットで注文したのでG W明けの今日になってしまって。

持って来た原木12本に専用のドリルの刃で穴を開けて、そこに「駒菌」を金槌で打ち込んでやります。
打つ間隔は、いつもは、長さ方向は20センチ間隔、円周方向は6センチ間隔くらい。

ネットで頼んだ時は400個入りだったので多過ぎるかと思ってましたが、
今回購入した「駒菌」の説明書には円周方向4センチ間隔になっていたので、全部打ち終わるとギリギリ足りませんでした。(笑)

打ち終わった「ホダ木」は自宅裏の川沿いの場所で「仮伏せ」です。
上に大きなホウの木が有って適度な日陰になって、川沿いで適度な湿気と風通しが良い場所です。(「山の先生」のお薦めの場所です。)

今月末までこの状態でブルーシートで覆って「仮伏せ」します。
来月になったら皆さんよく見る立て掛ける様に置いておく「本伏せ」します。

以上で完了です!
でもね、これ椎茸が出るには、ここから2夏後。
つまり、美味い椎茸が食べられるのは、来年の秋です!
まぁ、ノンビリ待ちましょう(笑)

田んぼの準備 荒起こし

三月に茅入れして干しておいた田んぼですが、そろそろ「荒起こし」します。
「荒起こし」と言うのは、耕して土の中に空気を入れてやるのが目的です。

茅入れ直後の田んぼ。これを干しておくと、

時期外れですが、昨年の秋、水漏れ防止で「代掻き」を必要以上に丁寧に行った為、土が細かくなっていたので、水分が飛んで、ひび割れ状になってます。
土が細かくなったと言う事は、空間が無くなって空気も無くなった訳で、このままだと稲の生育にも影響が出ると思います。

と言う訳で、またまた我が家の老兵を駆使して「荒起こし」をして土に空気を入れ込みます。
田んぼに入ってみると、表面から5cmくらい、粘土が固まった様にガチガチになってましたので、なかなか耕せませんでした。

普段なら1回耕すのに30分ほどで済むのが、1時間ほど掛かりました。
ここが終わったら、もう一つの田んぼも。

こちらも同じくらいの時間で、完了。
後は、苗の届く時期(予定では5月末)に、田植えに向けた「代掻き」を行います。

農家始動!

4月になってやっと春らしくなりました。
世間では「コロナウイルス」騒動で、本業の仕事が来なくて・・・。

でも、「自給農家」なので(厳密に言えば、まだ農家じゃないんだけど)
春になれば、やる事はいっぱい有ります。
まず、昨年の秋過ぎに、水漏れチェックで「冬水田んぼ」にしていた田んぼ。

「六ノ里棚田米組合」の「米名人」から、
『水を張ったままだと山水は冷たいで、干して温めておかないとあかんよ〜』
って教えてもらったので、

水を抜くのに合わせて、茅を入れる事にしました。
これも他の「農業名人」から、
『田んぼに刈った草を入れると、土が肥えるからやった方が良いよ』
って教わっていたので。
でも、本当は「代掻き」した後で、って言われた様な気もするんだけどねぇ。

「里山再生」で荒廃地を刈った茅もいっぱい有るので、軽トラに積んで運んで。

「押切り」って道具で、30cmくらいにカットして、田んぼの中に放り込んで、
足で踏み込んで行きます。
水が有るうちに行なったのは、出来るだけ泥の下に茅を押込みたかったから。
こうしておけば水分を吸って「代掻き」する時には浮いて来ないだろうと思って。

このまま水が抜けて、しばらく干したら「荒起こし」をする予定です。
(「荒起こし」=耕運機で土を引っくり返す事。土に空気を混ぜる意味が有る)

豆の収穫です

今年、畑の一角で小豆、大豆、黒豆を作ってみました。

台風の風で倒れるたびに、起こして盛り土して。
良い感じに葉が枯れて来たので、刈り入れて稲架(ハサ)に掛けて乾燥させておいて。

この写真は掛けてすぐくらいの物。乾燥して来ると、葉っぱが全部枯れ落ちます。

そこそこ乾燥して来たし、霜も降りる時期にもなったので、稲架から取り込んで脱粒しました。

完全無農薬(無肥料でもある)の良い「大豆」が取れましたよ!

これは黒豆。こっちは、まだ半分しか終わってないけど、そこそこかな。

大豆は、味噌や醤油に挑戦してみようかと思ってます。
黒豆は甘く煮て、ご飯のおかずや酒の肴にしようと思います。
今からすごく楽しみです!!!

来年の畑仕事に向けて

町では寒くなって来たとは言え、まだ冬って雰囲気でもないかもしれませんが、ここ六ノ里は今朝は氷点下1℃でした。

冬になって雪が降る前に、来年に向けて畑仕事を頑張ります。
先日、来年に向けて田んぼの準備の記事を書きましたが、そこで作っていたジャガイモ、サツマイモなどなどを来年はどこで作るか?
田んぼにするので、他で作らなければならないのです。

うちには山側に畑が二つあるのですが、

ここは長い間、畑としては使われていないので開墾の必要が有りまして。
時間をみては、少しづつ手を入れては来たのですが、まだまだ使えそうになくて。

という事で、近所の方から畑を貸していただける事になりました。(感謝!)
なので、今日は来年に向けて土作りをやっておきます。

またまたコイツの出番。老体に鞭打って働いてもらいます!

奥に見える木は桜の木なのですが、実はこの木の下には、

桜の実、要はサクランボが落ちて、自然に生えてきた幼木がいっぱい!
大きな物のうち2本を自宅前の山に、他は畑の隅の方に移植しまして。

糠と籾殻をいっぱい撒いて、縦横に2回づつ耕運機で耕しました。
(写真を撮り忘れて、約1週間後の写真。もう桜の紅葉が終わってます。)

道路際の手を付けてない部分ですが、横着して耕作しない訳では有りません。
実はここ、除雪車が除いた雪が落ちて来るらしい場所です。
ですので、今年の冬に状況を見てから、耕作するかを決めようと思ってます。

干し柿の準備

敷地内に蜂屋柿の木があります。
この時期になると、そこそこ実を付けてくれますので、干し柿にする為に収穫です。

高枝切り鋏で、落とさない様に慎重に!

こんな感じで枝ごと切り取って。

剪定をしていないので、高い所に実を付けてしまって、目一杯高枝切り鋏を伸ばして収穫します。
落としてしまうと、実にヒビが入るので、慎重に収穫しました。
干しやすい様に、後は剪定鋏で無駄な枝を切り落として、夜なべ仕事で皮を剥きます。

田んぼの水の様子は・・・
今日で10日ですが、畑にしていたので、なかなか溜まってくれません(笑)

気が早いけど、田んぼの準備

紅葉が進んできました。今朝は霜も降りた様です。

紅葉の景色

私の家には、先達さん(※1)から受け継いだ田んぼや畑が有ります。
春から夏には、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシ、枝豆、大豆、小豆、
今は白菜、キャベツ、大根を作っています。
(※1:前の持ち主の事。今も親交が有りますし、ここの暮らしの先生なので。)

これはトウモロコシと枝豆。

これはジャガイモとサツマイモ。

サツマイモは涼しい土地なのであまり甘くならないと聞いてましたが、そこそこ甘くなってくれました。

ここも来年は稲作をするので、畑から田んぼに戻してやらなければなりません。
先達さんから、道路際の部分は水が漏れると聞いていましたので、畦波板を入れました。

畦波板。正式には安い「あぜ楽ガード」の方。

せっせと掘って、畦波板を入れて埋めていきます。

頑張って設置完了。

さぁ、水を入れます!!

うちは沢水を引いて有るので、沢から「ダイボリン(商品名)」で引いて田んぼへ。

水入れ二日目の様子。

水量が多くないのと、数年田んぼをして無いのと、畑として使っていたのと、などなどで、なかなか溜まりません。

まぁ気長に、待ちましょう(笑)