R7源蔵寺棚田再生 第5回目 実施結果

「源蔵寺棚田の再生 第5回目」を実施しました。

町に比べれば最高気温は30℃と低い六ノ里ですが、それでも作業をしていると暑いです。
熱中症対策の休憩をとりつつ、無事に行う事ができました。

今回の参加者は、町からの一般のご協力者の方が3名、六ノ里のご協力者の方が3名、合計6名の方に協力いただけました。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

それでは当日の様子を紹介してまいります。

いつもの様に、六ノ里集会所に集合です。

今回はお盆明けの翌週で皆様お忙しいと思われ、少人数となりました。
ですが、常連の頼りになる方々ですので、少数精鋭で頑張ります!

今日の作業内容について簡単に説明を行い、その後、現地に向かいます。

作業の内容を紹介する前に、前回から圃場環境の改善された点を紹介します。

今年の圃場へは小さい沢を渡りますが、以前は丸太を渡した上を通ってましたが、凸凹していて渡りにくかったです。

そこで地元の鉄工所のご協力で、写真の様に鉄製の橋を渡しました。
通路側の方は斜面なので、橋との間の片側に隙間が出来て、そこに石を入れて設置してますが、近々、コンクリートで埋める予定です。

さて、現地に着いて荷物を運んで準備が出来たら、それぞれ作業を開始します。

草刈機を使う方以外は、畝間と畦部の草取りを行なっていただきました。

蕎麦は雑草に比べて成長が早く畝間の草は伸び難いのですが、蕎麦の株の根本に低い草が密集すると刈り取りの際に都合が悪いので、大きくならないうちに取り除くのです。

草刈機を使う方には、圃場の間の斜面の草刈りをお願いしました。

斜面で足場が悪いのと、草が伸びて蜂の巣が有る事も考えられますので、ご注意いただく様にもお願いしました。

今年の圃場の上の斜面を刈っていると、六ノ里の方が手伝いに来てくださいました。

今回、事情により六ノ里内への募集告知が遅れてしまい、たまたま準備しているところに通り掛かられ事情を説明したところ来ていただけたのです。
お忙しいところ、ありがとうございます!

1時間作業をしたら、熱中症対策で休憩をとります。

六ノ里でも日向は暑いですが、休憩する木陰はすごく涼しいのです。
水分補給で飲み物を摂りながら、色々な話をするのも楽しいです。

ついついこの素敵な時間を堪能していたいのですが、思い切って作業に戻ります。(笑)

十分な休憩をとった後は、作業再開です。

畝間の草取り、しゃがんでの作業で大変ですが、根気良く行なっていただけました。

草刈り班は予定していた斜面の草刈りを終えたので、来年再生予定の圃場も行いました。

雑草が茂っていても冬の積雪で押し潰されはしますが、この3年間の経験上からも、今の時期に草刈りしておくと来年の作業が少しは楽になるのです。

また、圃場の上の段の広場の草刈りもできました!(写真はその作業中)

ここは蕎麦の花が咲いた時に写真を撮るのに最高な場所なのです。
少し足元は悪いですが、ぜひ見に来て写真を撮ってください!

時間になりましたので、今日の作業は終了。

写真は作業の終わった圃場と周辺の様子ですが、皆様のご協力でこんなに綺麗になりました。

ちなみに来年の圃場は蕎麦では無く、野菜の栽培を考えてます。
野菜を育てて収穫を山分けみたいな感じになります。
写真の2人は『何を作ろうかなぁ』と相談されているのかもしれませんね。

最後に集合写真を撮影して、解散としました。
皆様、残暑の中、ご苦労様でした。

以上、第5回目の実施報告でした。

次回、第6回目は9月13日(予備日14日)に、今回と同じく畝間の草取り・周辺の草刈りを行なう予定です。

募集案内は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイト同インスタグラムに掲載されますので、興味を持たれた方は覗いてみてください。


本文中では、今の蕎麦の様子を載せてませんので、最後に紹介しておきます。

まずは今年の圃場の様子。

大雨の影響で畝の低い所と高い所で生育具合の違いは有りますが、この後、徐々に同じくらいになってくれると思っています。

生育具合に差は有りますが、どこも蕾から徐々に花が開いて来てます。

9月の頭には、真っ白な花の蕎麦畑になると思われます。
再生の進んだ「源蔵寺棚田」の様子と共に、ぜひ見に来てください。

そして最後に、前回の記事の前置きで紹介した「そば茶寮文福笠井」さんの下の圃場

種蒔き後、全く雨が降らなかったのですが、元気に芽を出して来てます。

これから徐々に大きく育って白い花をいっぱい付けると思います。
その様子は「そば茶寮文福笠井」さんの店内からも眺められますので、蕎麦を食べがてら、こちらも見に来てください。

ここ最近の様子は

前回の記事で「今年も蕎麦な毎日」を書きましたが、蕎麦以外にも「六ノ里暮らし」を楽しんでます。

今日はその様子を書いてみたいと思います。

栃洞白山神社の「宮掃除」。

ここ栃洞地区では、2021年に「郡上市景観百景」に認定されたのを機に、毎月第1日曜日を「景観整備の日」として、地区内の景観整備活動を行なってます。

今月は9月7日に栃洞白山神社の例大祭を行うので、境内の清掃や周辺の草刈り、植え込みの剪定を行いました。
この写真は当日は忙しくて撮って無く、フライングして前日に草刈りした物。(笑)

ちなみに、この例大祭は毎年9月7日に行われ、その日をここらでは「縁日」と呼び、神事を拝殿で執り行い、その後「直会(なおらい)」が行われます。
詳細に付きましては、こちらの過去記事をご覧ください。

景観整備活動が終わると、毎回、地域の女性陣が季節に合わせた食事の用意をしてくださりますので、皆でお昼をいただきます。

食事の味もですが、老若男女、地域の方同士の語らいも魅力なのです。
もっとも女性陣の尽力があっての事ですので、感謝を忘れてはなりません。

そして、今年からこの楽しい食事会の際に、地元の方の「お誕生日会」も行ってます。

この「お誕生日会」は、昨年の忘年会の際、当時の組長が『母が今月誕生日なので、忘年会に合わせて誕生日会をしたい』と言い出したのがきっかけで始まりました。

地域の方がいつまでも元気でいて欲しいし、お一人で暮らされてる方は誕生日を祝う事もなかなか無いと思えますし、出来れば続けて行きたいと思ってます。

地域活動の話をもう一つ書きます。

六ノ里には、標高1612mの白尾山があって、その登山道の草刈り整備(「草刈り登山」ですね)を毎年地域の有志で行なってます。

先日、今年の「草刈り登山」がありましたので、私も参加してきました。

少し周りの木々が成長して邪魔ではありますが、山頂からは360度のパノラマが楽しめ、白山や御嶽山、恵那山が見え、聞いた話では名古屋のツインタワーも見えるとか。(写真は白鳥の町の方向のものです。)

『白尾山は、かつては白山信仰の山で修験者が登る山でしたが、今は「白尾山登山」として山頂まで約1時間半、数か所傾斜のキツイ場所がありますが、初心者でも楽しめます。』

と、色々なところで書かれてますが、草刈機を持ってとなると話が違ってきます。
山頂までの数か所の傾斜のキツイ場所、何度か草刈機が重くて嫌になりました。

ですが、山頂で食べるおにぎりの味は格別なので『来年も頑張って行こうかな』と思ってます。

次は「自給農家」の様子を書いてみましょう。

我が家では田んぼや畑をやってますが、自家消費で出荷しませんので「自給農家」なのです。

で、まずは稲作。
我が家の通称「東の田んぼ」は、今はこんな感じで、

そして、通称「上の田んぼ」は、こんな感じ。

どちらの田んぼも緑の濃さが違うツートーンになってますが、これは濃い方がタカヤマモチ(餅米)で薄い方がコシヒカリ(うるち米)と品種が違うから。

近づいて見ると、タカヤマモチは稲穂が出てます。
コシヒカリは、もう少ししたら出て来るかな。

ただ今年は、コシヒカリに目立って色の濃い所と薄い所が有るのが気になってます。
雑草が多かった所が肥料を取られて生育が遅れたのか、肥料の偏りがあったからなのか。(丁寧に2回も代かきしたので有り得ないけど)

まぁ、どちらもいっぱい採れて、コシヒカリの方は食味値も良いといいなぁ。

さて、次に、畑の方はと言うと、

まず、トウモロコシ。

ここ数年夏が暑くなったとは言っても、ここ六ノ里は寒暖差が大きく、水が良いので美味いトウモロコシが育ちます。

大きさがバラバラなのは収穫時期をずらす為に、時期をずらして植えたからです。
トウモロコシは採りたてが一番美味しいので、少しづつ採り頃になるのを狙ってです。

いっぱいイボ竹(農業用の支柱)を立ててあるのは、大雨で倒れたのを起こした支え。

こちらはスイカで、他にも数個、徐々に育ってます。

ただ育て方が悪いのか、ここ栃洞が夏でも寒い日が有るからか、本当はお盆時期に採れると良いのだけどまだ小さい。
でも、味はきっと美味いはず!(笑)

こちらはカボチャ。

そして、こちらも形と色がらしく無いですが、カボチャ。(らしい)

これらが育って採り頃になって来ると、必ず「ヤツ」がやって来ます!

そう、「ヤツ」と言うのは「ハクビシン」。
東京の「三鷹市」の都市整備部ホームページから引用させていただきました。)

こっちが採り頃になって味わうのを楽しみにしてるのに、トウモロコシもスイカもカボチャも、全部綺麗に食っていきます。
見た目は可愛らしくても、許せません!

なので、イタズラしない様に電気柵を、畑の外周ぐるっと一周張ります。

ハクビシン対策が主なので、下から一番下が10センチ、2番目が20センチ、3番目が45センチ位の高さにケーブルを張ってます。

写真の箱の中に本体とバッテリーが入ってます。
オレンジ色の支柱の右手にある茶色い物がハンドルで、畑に入る際に足を引っ掛け無い様に、ここで切り離せます。

電気柵は雑草が触れるとアースになって効かないので、ケーブルの下には全周防草シートを貼ってあります。

なお、誤ってケーブルに触れると凄く『痛い!!!』(経験者談)ので、間違っても触れない様にお願いします。(誰も触らないとは思うけど・・・)

最後は、また蕎麦の話。(笑)

前回の記事で書いた源蔵寺棚田の中段の蕎麦は、種蒔き後に何度か夕立の日が有って、畝が雨で濡れて炎天下で乾燥してを繰り返して、土が固く締まってしまいました。

なので『無事に発芽するか?』と心配でしたが、蕎麦、凄いです!
写真の様に固い土を地割れの様に押し除けて、無事に発芽しました。
(最初『モグラが入ったか?』と、ドキッとしましたが。笑)

今では、こんな感じに緑の線になって来ました。

ここも無事に育って、秋に『美味い蕎麦が採れると良いなぁ』と思ってます。

以上、ここ最近の事を書き連ねました。

世の中はまだ暑い日が続きますが、ここらはお盆を過ぎると過ごしやすくなります。
しかし、まだまだ雑草は伸びるので、畑仕事に加え草刈りも頑張ろうと思ってます。

今年も 蕎麦な毎日

先日「源蔵寺棚田の再生」第4回目を記事にしましたが、その後も蕎麦な毎日が続いてます。
今回は、その様子を記事にしてみたいと思います。

先日の「源蔵寺棚田の再生」の第4回目にて、常連の皆様と東京の自由学園の皆様のご協力で、今年開墾した圃場に蕎麦を蒔きました。

その際、支柱作り班の皆様に、鹿避け網を張る支柱を制作していただきました。
*製作の様子は、前回の記事を参照ください

今までは出来るだけ真っ直ぐな竹を選んで伐採して作っていただきましたが、自然な物ゆえに、真っ直ぐなのはなかなか難しいです。

今年は竹を火で炙って真っ直ぐにするのをやってみたくて、気にしないで作っていただきました。

この火で炙って真っ直ぐにするのを「矯め直し」と言うそうです。
やってみると結構太くても思ったより簡単に曲げ直せました!

そして、7月29日に、それを用いて鹿避け網を張りました。

鹿避け網を張っていて、ふと見ると畝の上に蕎麦の芽が!

最初は去年のこぼれ種が芽を出したのかと思いましたが、よくよく見るとちゃんと筋になって出てます。

と言うことは間違い無く今年蒔いた蕎麦の芽で、種蒔きから3日目の発芽なので予定よりかなり早いです。

鹿避け網に続いて、ウサギ避け網を張っている最中に突然の雷雨・・・。

とりあえず車に避難しましたが、すぐに雨は上がって。
ちなみに雷雨は源蔵寺だけで、栃洞はパラっとしただけだったそうです。

無事にウサギ避け網も張り終えて、これで一安心。
明日からは去年開墾した圃場の種蒔きに向けて、準備をしていきます。

翌7月30日。まずは、今年の圃場の様子から。

昨日、チラホラだった発芽は進んで、少しだけど緑の線になって来ました!

この日の作業は、昨年開墾した圃場の畝立て前の耕起です。
畝立て専用機には耕す機能は無いので、先に耕運機で丁寧に耕します。

ここは5月に耕していますが、その後2ヶ月経ってますので、当然草が生えてます。
なので、それを耕しながら手で取り除き、また耕して出て来る大きな石も取り除きながらで、進んでは停めての面倒な作業です。

なお、うちの畝立て専用機は耕運機で耕した跡がそのままだと、車輪が取られて上手く畝が立てられません。
なので、耕した跡を、耕し終えた所からレーキで均します。

この圃場は10a(1000平方メートル)弱ありますから、これらを行うのはかなりの仕事量となるのです。

『耕運機じゃなくトラクターなら、草を漉き込みながら耕せるのか?』『でもトラクターじゃ石を取り除きながらは無理か?』『トラクターなら耕しながら綺麗に土を均せるのか?』などと、色々考えながらやってました。(笑)

さて翌7月31日。
この日は「そば茶寮分福笠井」さんの下の圃場の耕起から。

以前書いた記事のとおり、夏蕎麦の収穫後に草刈りをしておいたのですが、たった1ヶ月で写真の様に草が伸びてます。

ここの圃場の種蒔きは1週間後の予定なので、まだ時間がある様に思えますが、この生えた草を漉き込んで熟させる為に早めに耕しておきます。

出来るだけ漉き込もうと何度も耕運機を往復させましたので、終わったのはお昼前。

ですので、ここで一度昼食に戻り、昼からは源蔵寺の圃場で畝立てです。

午後の作業の前に、今日の今年の圃場の様子です。

日に日に緑の線が濃く太くなって来てます。

近づいて撮ってみました。今は双葉が出ています!

ところで、この写真、なんか中心以外がボケてて変ですよね?

実は先日8年使ったスマホのディスプレーが浮いてダメになりました。
当然8年前の機種なので修理不能 → 破損・紛失の保険で新しい物に。
(新しいと言っても8年前の機種の代替えですので、そこそこ古い機種です。)

で、その新しいスマホのカメラにボカシ撮影の機能が有ったので使ってみたのです。

が、なんか思ったのと違う。(笑)

そもそも老眼なのでディスプレーを良く良く見ても、どの範囲がボケてるのか分かりませんので、しばらく失敗写真を撮って感を養うしかないかな。

余談でした。本題に戻ります。

午前中「そば茶寮分福笠井」さんの下の圃場を耕している間に、残った均しを終わらせてもらいましたので、これから畝立てです。

ここは耕地整理された圃場ですが、綺麗な四角と言う訳ではありません。

ですので、出来るだけ多くの畝を立てられる様に、写真の様に圃場にピンクテープでガイドを作ってから行います。

ちなみにこのピンクテープは、効果の無かった鹿避けテープです。
効くと思って2巻も買ったので、まだいっぱい残りが有るのです。

*圃場の外周に1段で巻く使い方ではダメでした。
鹿の目線高さまでに2段にぐるっと圃場の周りを取り囲むなど、物理的に侵入阻止する様な使い方であれば効果があるのかもしれません。

3時間程で、畝立て終了。
こうして見ると畝が曲がってるでしょ?

気持ちは真っ直ぐに畝立てしたいのですが、畝立て専用機の土寄せ板が硬盤(耕盤)に埋もれている大きな石に引っ掛かって曲がるのです。

写真奥側はまだマシですが、手前は隠れた石が多くて引っ掛かって曲がる曲がる。
『まぁ曲がってても生育には問題無い』と気にする自分に言い聞かせて、これで良しとします。(笑)

畝立てが終わったので次は種蒔きですが、今回は先に鹿避け網の設置を行います。

と言うのは、畝立て前にも畝立て後にも、鹿が圃場に入り込んでるからです。
せっかく種蒔きしても、奴らに踏み荒らされてはたまりませんから!

で、鹿避け網ですが、去年までは写真の様に各圃場ごとに独立して囲ってましたが、これだと隣り合った箇所は鹿避け網が2重になります。

言葉では分かりにくいので図にすると、こう言う事です。

この圃場は先に書いたように面積が広いので網の量が多くなります。
2重になっている部分は無駄なので、網の量は出来るだけ節約したいのです。

また2重になっている間は斜面なので、斜面の上下に網が有ると草刈りがやりにくいです。

なので、こんな感じにします。

これだと鹿避け網の量を減らせるし、斜面の草刈りもやり易いです。

この方法で鹿避け網を設置したのが、この写真。

草の緑で少し分かりづらいですが、奥と手前に斜面を横切る様に張ってます。
これで安心して種蒔きが出来ます。

8月4日、いよいよ種蒔きです。(昨日は地域の大事な行事が有ったので)
ここの圃場も当然「種まき機ごんべえ」を使います。

さすが「種まき機ごんべえ」、畝数24本を約30分で完了です。

種蒔きは無事に終わりましたが、今の懸念事項は明日からの天候です。

どうも3日ほど不安定そうなので、雨がいっぱい降らないで欲しいです。
蕎麦は種が長い時間水に浸ると、発芽率が一気に落ちるからです。
稲作で水不足の地域の人には、怒られるかもしれませんが・・・。

まぁ、その為にも畝立てして蒔いているので、かなりの大雨が続かない限りは大丈夫だと思います。

さて、源蔵寺の種蒔きは、これで終了です。
次は1週間後を目処に「そば茶寮文福笠井」さん下の圃場に耕起、畝立て、種蒔きを行う予定です。

もう少し「蕎麦な毎日」が続きますが、草刈りと並行して頑張ります!

R7「源蔵寺棚田の再生」 第4回目

「源蔵寺棚田の再生 第4回目」を実施しましたので、記事にしてみたいと思います。

第2回、第3回目と雨で中止といたしましたが、中止分の作業は有志の方にご協力いただき順調に進めて、第4回目を迎える事ができました。

今回の参加者は、町からの一般のご協力者の方が6名、東京の自由学園の方々が16名、「六ノ里」の方が2名、合計24名の方に参加協力いただけました。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

当日の様子を紹介する前に、事前準備の様子を紹介しておきます。

第4回目を前に、まずは圃場周辺の草刈りを実施。

昨年の圃場に比べ水草系の雑草が少なく、格段に効率良く作業が進んで来ました。

中止となった第3回目を前に、耕運機で圃場を耕して雑草の根を取り除いてましたが、向かって圃場の左側部分は取り除きが甘かった様で、思った以上に草が伸びてます。

畝立てを前に、今一度しっかり耕運機で耕しました。
と同時に、残っていた雑草の根も、綺麗に取り除いてます。

そして、その後、畝立てを行いました。

昨年は1畝に2列種蒔きしましたが密植となって激しく倒伏してしまい、せっかく作った蕎麦用バインダー「SO-Binder」を活用出来ずに、手作業での収穫で苦労しました。

今年はその反省から、1畝に1列蒔ける様に畝幅を狭くしてます。
この方法は今年の夏蕎麦の栽培で実践し、記事の様に「SO-Binder」で短時間での刈り取りが出来てます。

では、ここから当日の様子を紹介していきたいと思います。

いつもの様に、六ノ里集会所に集合です。

自由学園の皆さんは「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」を歩いて現地集合なので、その旨を主催者からお伝えし、今日の作業内容について簡単に説明してから現地に向かいます。

その際に、参加者が多くスタッフだけでは回らないので、常連の一部の方に作業リーダーをお願いしました。

現地に着いて道具を運んで準備をして程なく、自由学園の皆さんが到着されました。

全員が揃ったところで「ふるさと指導員」より挨拶と、本日の作業の説明を行いました。

今日の作業内容は、蕎麦の種蒔き、鹿避け網の支柱作り、周辺の草刈りとなります。
種蒔き班と支柱作り班に別れていただき、各班のメンバーが決まったところで、それぞれ作業に入ります。

周辺の草刈り作業の様子。

本来なら常連の参加協力者の中で草刈機を使える方数人で行う作業ですが、今回は生徒さんの数が多く、そちらの対応で人手が裂けません。

そこで、冒頭に書きました様に前日までにおおまかな所は済ませておきましたが、残りの部分について、申し訳ありませんが常連の「草刈りのスペシャリスト」の方お一人で対応願いました。

まずは種蒔き班の様子。
昨年より試験導入していた種蒔き機を、今年から正式運用です。

種蒔き機を用いる理由は、深蒔き出来るからです。

昨年はイボ竹を使って溝を作って蒔きましたが、この方法だと、どうしても浅蒔きになります。
これでも通常は問題無く蕎麦は発芽するのですが、この夏の猛暑で種が焼けてか、発芽率が悪いのです。

また、浅蒔きでは、芽が出る際に蕎麦の殻を付けて土から出てきます。
すると『種が落ちている!』と思うのか鳥が食べるのですが、深蒔きは芽が出るまでに土中で殻が取れるので、その様な事が起こらないのもあります。

そして何より、作業が安定して短時間で終わる事です。
狙い通り以上に、1回目の休憩までに種蒔きを終える結果となりました。

昨年までのイボ竹の方法では、力加減で溝が浅くも深くもなりますし、種を蒔く量だってバラツキます。
それを経験値の少ない方に均一に、と望む方が無理です。

せっかく種蒔きしたのに、インスタグラムを見て育って無いと悲しいですよね。
なので、それもあって、誰でも均一に安定した結果を短時間で出せる種蒔き機の導入なのです。

次に、鹿避け網の支柱作り班の様子。

竹の伐採作業はチェーンソーを使うので、危険ですので慣れた方にお願いしてます。
チェーンソーには竹切り用の刃を取り付けてあります。

伐採作業は、まず倒す方向を決め、他の方に声を掛けて待避してもらい、倒す方向の安全を確認した後、一気に切り倒します。

伐採後は、見本の支柱を元に長さに切って、その後、枝を払います。

長さに切るのには竹用の刃をセットした電動ノコギリを用いますが、これも使い方では危ないので作業リーダーの方にお願いしてます。

枝払いには、ナタや竹筒で叩き落とす方法、枝切り鋏で切り落とす方法がありますが、やり方を説明した後で試していただき、それぞれやり易い方法で行います。

休憩の様子です。

町に比べれば気温は低いですが、それでも30度近くの炎天下の作業ですので、熱中症対策で30分毎の休憩を取ります。

休憩の間は生徒さん、先生方、一般参加の方が混じり合って、色々なお話で盛り上がってました。

休憩後は、

種蒔き班は、休憩前に作業が終わっていたので、大豆を植えている所への藁敷きを行っていただきました。

自由学園の生徒さん達の「源蔵寺棚田の再生」への参加目的が『里山の農作業に触れる』ですので、畑作業も良い体験になったのではと思います。

自由学園では那須高原に圃場を持たれていて不耕起栽培をされているそうで、その農法について説明していただきました。

鹿避け網の支柱作り班の、今回の成果です。

今年の圃場には14本支柱が必要で、15本作っていただきました。

予定時間となりましたので、本日の作業は終了です。

炎天下の中、ご苦労様でした。
最後に集合写真の撮影をして、解散です。

1週間ほどで、芽が出て来ます。
その様子は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のインスタグラムで紹介されます。

以上、第4回目の実施報告でした。

次回、第5回目は8月23日(予備日24日)に、畝間の草取り・周辺の草刈りを行なう予定です。

募集案内は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトで行われますので、興味を持たれた方は覗いてみてください。

是非、ご参加いただき一緒に蕎麦を育てましょう!
多くの方のご協力を、宜しくお願いいたします。

R7「源蔵寺棚田の再生」第2回目の事前準備

第2回目に向けての事前準備として、5月7日に排水溝の施工、8日に圃場の雑木や茅の抜根を「岐阜県ふるさと水と土指導員」の制度を活用して行いました。

今回は、その様子を記事にしてみたいと思います。

まず最初に、昨年、4月に排水溝の施工、6月に抜根と2回に分けた作業を2日続けて同時期に行ったのかについてお話しします。

昨年の抜根後の圃場の様子です。

昨年の圃場は水草系の雑草が多く、バックホーで起こしてもらうと写真の様に大きな雑草と土の塊になってしまいました。

これは水草系の雑草は茅に比べて根が深く硬盤層にまで達しているので、バックホーで引っ掛けると根ごと起きてしまいうからです。

その結果、大きな穴が全体に出来てしまい、また硬盤の大きな石も表面に出て来てしまっているので、耕運機やトラクターを入れての処理が出来ず、結果、ほぼ毎日、1ヶ月にわたって人力で処理する事になりました。

しかし、昨年の最初に、この上の池になっていた圃場の水を止めました。

この写真は昨年の抜根時の物ですが、その結果、この時点でも赤丸で囲った部分の見え方の違いで分かる様に、草の生え方が違っています。

そして、昨年の作業時に何回も草刈りを実施したので、かなり水草系の雑草が少なくなっています。

試しに木の根の無い所を耕運機で耕してみた(中央の色の変わっている部分)ところ、木や茅の根の抜根は必要ですが、それ以外は軽く表面をバックホーで掻いてもらうだけでいけそうです。

よって、昨年までとはやり方を変えて、今年は同時期に行っていただく事にしました。

施工は今年も「六ノ里棚田米生産組合」を通しての依頼で、地元の土木工事会社に無理を言って2日間の連続作業を請け負っていただきました。

まずは5月7日の排水溝施工の様子です。

最初の部分は、元々の畦に合わせて既存の排水溝に繋げる為に、そこから掘ってもらってます。

排水溝を掘った土で畦を構成してもらってます。

昨年も書きましたが、この圃場を田んぼとして活用する場合でも、こうする事で圃場への湧き水を防ぐ事が出来ます。

多少、工作面積は減りますが、稲刈り時にぬかるんで上手く刈れない問題(棚田では良く有る事)も起きません。

完成した排水溝です。

上の池になっていた圃場の水を止めて1年が経ちますが、溝を掘ったところ、写真の箇所から湧き水が出て来ました。

続いて5月8日の雑木や茅の根の抜根作業の様子です。

抜根する木の根には写真の様に、目印にピンクのテープを、

茅の株の部分には、竹の杭にピンクのテープ巻いた目印を施してます。
(この作業は、耕運機で試した際に行ってあります。)

写真の奥が通路ですので、手前の部分から行ってもらってます。

抜根してもらった木の根、茅の根は、畦部分に除けてもらってます。

上にも書いた様に、今年は基本、木と茅の根の抜根を行っていただき、それ以外の場所はバックホーで軽く引っ掻く様にしていただいてますが、それでも大きな凸凹が出来る部分もありますので、ある程度均してもらってます。

抜根した木の根です。

こちらは抜根した茅の根です。

これらは、次回、第2回目の作業時に圃場から撤去します。

作業の終わった圃場の様子です。

冒頭の昨年の圃場の抜根後の写真に比べて、状況が良いのが分かると思われます。

次回まで、まだ日にちが有りますので、いっその事、一度耕運機で耕してしまおうか思案中です。

以上、第2回目に向けての事前準備の様子でした。

次回の「源蔵寺棚田の再生」第2回目は5月17日(土)予備日として翌日の18日です。

「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、興味を持たれた方は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトから連絡してみてください。

多くの方に参加協力いただいて、一緒に作業できたらと思います。
きっと他では経験出来ない、面白い体験が出来ると思いますよ!

R7「源蔵寺棚田の再生」 第1回目

「R7源蔵寺棚田の再生 第1回目」を実施しました。

当日、朝は肌寒いくらいでしたが、良い天気で作業を進めるにあたって暑いくらいにまでなりました。

今回の参加者は、町からご協力いただいた方が5名、「六ノ里」の方が5名、合計10名でした。

今回も無事に予定の作業を行う事が出来ました。
参加・ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

それでは、当日の様子を紹介してみたいと思います。

午前9時、六ノ里集会所に集合です。

今回は六ノ里自治会長にも参加いただいたので、まずは来てくださった方々に挨拶いただき、続いて「ふるさと指導員」の私の方より、源蔵寺棚田の再生の目的と今年もお願いしますとの挨拶をさせていただきました。

今回の作業内容は現地説明の方が分かり易いので割愛し、時間になりましたので現地に向かいます。

現地に着来まして、それぞれ準備が整ったところで、本日の作業の内容についての説明を行います。

今回は、
①昨年の作業で伐採し圃場や周辺に残っている残渣の片付け。
②圃場周辺の雑木の伐採。
③この冬の大雪で倒れた竹の片付け。

この3点をメインに行います。
もし、時間に余裕がある様でしたら、圃場の横を流れる用水の清掃も行います。

説明後、早速①の圃場や周辺に残っている残渣の片付けに掛かります。

圃場に残る伐採した雑木の残渣や、伐採したままの圃場外の杉の木もチェーンソーで短く切って石垣側に運びます。

片付けて直ぐは積み重ねた残渣のボリュームが目立ちますが、1年もすれば腐って小さくなってくれます。

残渣の片付けを行なっていただいてる間に、チェーンソーを使える人で②の圃場周辺の雑木の伐採と片付けを行いました。(この写真、撮れてません。)

残渣が大体片付いたところで、③の大雪で倒れた竹の片付けに掛かります。

大雪で倒れた竹と言うのは、雪の重みで途中が爆ぜる様に折れている状態です。
この状態でも下手に切ると反動で跳ね上がりますので、草刈機に竹用のチップソーを取り付けて、少し距離を取れる様にして切り倒していきます。

切り倒した竹は、今年の種蒔き後の鹿除け網の支柱として使えますので、みんなで一度圃場に運び出し、枝を払って支柱の長さに切っていきます。

払った枝や支柱に使えない太い部分は、遊歩道下の笹竹の繁茂している所に運んで捨てます。

この作業の途中で、休憩を取りました。
休憩時の写真も撮れてませんが、色々な話で盛り上がってました。

休憩後は、支柱作りは続きをしていただき、予定外ではありますが、写真の2名と私の合わせて3名で昨年伐採した桑の木の残渣を片付けました。

この場所は圃場としての再生を行う予定はありませんが、圃場を見渡せる場所ですので、観覧スペースとして活用出来たらと考えてます。

最後に、皆さんの手際が良くて時間が余りましたので、圃場の横を流れる用水の清掃を行いました。

秋の落ち葉や冬の間に雪で落ちた杉の枝で用水が埋まってました。
ここの水は、用水ですので当然飲めませんが、手や道具を洗うのには便利ですので、今後の作業の為にも、それらを取り除きました。

最後に、作業を終えての記念撮影。
1名地元の方が都合で早く帰られましたので、撮影者を除いた8名での記念撮影です。

参加いただいた皆様、誠に有り難うございました!

本日の作業を終えた圃場の様子です。

参加いただいた皆さんのご協力で、棚田としての風景が取り戻せて来ました。
今年の圃場は、今はまだ草の原っぱの状態ですが、頑張って耕地に戻してまいります!

以上が第1回目の実施報告です。

今年は雪が遅くまで残っていたので、草がまだ生えて来てませんが、来月の第2回の頃にはそこそこ伸びて来ていると思います。

次回は第2回目は5月17日に、草刈りと茅の搬出を行なう予定です。
「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、興味を持たれた方は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトから連絡してみてください。

多くの方に参加協力いただいて、一緒に作業できたらと思います。
きっと他では経験出来ない、面白い体験が出来ると思いますよ!

善勝寺桜 桜まつり2025 その2

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月12日、13日開催で、本日13日、1日中雨に降られましたが、ご協力いただいた皆様のお陰で無事に終了しました。

都合で来場頂けなかった皆様に、少しでも雰囲気を感じて頂ければと思い、13日の様子を紹介したいと思います。(12日の様子は、こちら

天気予報通り、朝からしっかり降ってます。

これでまだ桜が咲いていたなら・・・とは思いますが、こんな状況でも「さくらの下マルシェ」を楽しみに来てくださる方も居られると思います。

ですので、

六ノ里の若者達のお店「Mʼs」も、

地元六ノ里の猟師さんによる「猟師鍋」の振る舞いも、準備を進めてます。

昨日に引き続き出店していただいたお店、今日出店のお店、それぞれが準備され、時刻は10時となり、今日の桜まつりの始まりです!

まずは郡上市長様より、本日の開会に合わせて、ご挨拶をいただきました。

この雨の中を六ノ里までおいでいただき、誠に有難うございました。
そして、郡上を思う気持ちを話していただき、我々、地域づくりを進める上で微力ながら協力させていただきたいと思いました。

時折強い風が吹いて雨が強くなったりしますが、お客さんに来場いただいてます。

昨日に引き続き、地元六ノ里の猟師さんによる「猟師鍋」の振る舞い。

昨日、地元の仲間で営業=地元の知り合い同士の溜まり場、と書きましたが、まさにその通りで広いテント内が狭そうです。(笑)
そして今日は、六ノ里の自治会長も接客されてました。

昨日に引き続き出店いただいた、たこ焼き 華虎(たこ焼き)

utapan*(パン、スコーン)

岐阜県郡上市白鳥町の街中奥の方にあるテイクアウトのみの自家製酵母のパン屋さん。
本日、この雨の中での出店で大変だと思いますが、出店いただき有難うございます。
個人的に購入していただきましたが、美味しかったです!

昨日に引き続き出店いただいた、「おにぎり一番」(おにぎり各種)

昨日に引き続き出店いただいた、ちくわの磯辺揚げKOA(各種ちくわの磯辺揚げ)

フードトラック祠(タコス ジビエタコス ジビエフランク コーヒー各種)

本日、この雨の中での出店で大変だと思いますが、出店いただき有難うございます。

「郡上放歌」の皆さんによる、餅つきと餅の振る舞い。

昨日、「郡上節ガールズバンド」の演奏に合わせて、拝殿踊りを披露いただいた「郡上放歌」の皆さんです。
朝から会場で餅米を蒸し、杵と臼による餅つきを行ない、各種の餅の振る舞いを行なってくださいました。

時刻は11時半。
この雨の中にも関わらず、そこそこのお客さんに来ていただいてました。

なお、この日、予定されていた宝暦義民太鼓の公演は雨の為に中止となりました。

以上、雨と風の2日目の様子の一部を紹介いたしました。

自然の事ですので仕方が無いのですが、今年は少し寂しい桜まつりでした。
が、これはこれで楽しめたと思います。

さて、春のイベントが終わりますと、田んぼに、畑に、と忙しくなります。
六ノ里地区の皆んなで、お互いに協力しながら頑張ってまいります。

善勝寺桜 桜まつり2025 その1

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月12日、13日の2日間で開催しました。

3月の寒波で予想外に開花が遅れ桜は咲かず、その上2日目には1日中雨とちょっと寂しいまつりでしたが、天気に恵まれた1日目は多くの方にご来場いただけました。

今回はその12日の様子を紹介したいと思います。(13日の様子はこちら

今年、開催日1日目の善勝寺桜の様子です。

桜の開花に絶好の好天に恵まれた2024年とは打って変わって、今年はまだ開花しておりません。

「さくらの下マルシェ」に出店いただく店舗の方々に向けて、出来るだけ早く日程をと2月の頭に開催日を決めるのですが、この冬の大雪でも2月の時点では2017年、2022年と同等の最高気温積算具合でした。

しかし3月に入って2度の残り寒波に見舞われて、積算温度が伸びず大きく予想を外してしまいました。

こう言っては何ですが、まぁ自然相手の事ですので悲観していても仕方が無い。
樹齢500年近い桜の古木の1年に一度のお祭りだと気を取り直して、桜まつりを楽しみます。

それでは、12日の朝の様子から。

まつり会場でもある「さくらの下マルシェ」の全体の様子。

テントは昨日の夕方に張っておきましたので、テーブルと椅子のセッティング。
桜まつりの開始の10時に向けて、各々が準備していきます。

私は担当の協賛いただいた方々の掲示と、

本日の「さくらの下マルシェ」の案内板の設置。

時刻は9時。祭り開始の10時に向けて、出店の皆さんも準備を進めています。

それでは、今年も多くの出店をいただけましたのでが、会場を時計回りに紹介していきます。*()内は販売品目です。

六ノ里のお母さん達の店「食工房菜花」さん(みたらし団子)

こちらも六ノ里のお母さん達の店「大笑い会」さん(お好み焼き、味飯)

どちらのお店のお母さん達にも、普段からお世話になってます。感謝!!!

六ノ里の若者達のお店「Mʼs」(鯛焼き、唐揚げ、生ビール、ソフトドリンク)
仲良し2家族が、ファミリーで今年も販売です。

地元六ノ里の猟師さんによる「猟師鍋」の振る舞い。

振る舞いをされた猟師さんは他の出店もされてるので、地元の仲間で営業。
(地元の知り合い同士の溜まり場が正しい表現かもしれません。(笑)

「おにぎり一番」(おにぎり各種)

実店舗は「道の駅 白尾ふれあいパーク」に有ります。
ここの凄く美味しい「六ノ里棚田米」を使っていただいてますので、是非、美味い「六ノ里棚田米」を味わいに寄ってみてください。

KAWAZU(各種カレー)

本業は「FROG DANCE STUDIO」を郡上市と美濃市で主催されてます。
桜まつりではカレーを販売されてます。

六ノ里の藍染工房 「ゑ うのら」さん(藍染物販)

自ら無農薬で藍を栽培し、それを元に染色液を作成、藍染をされてます。
素材持ち込みの染色依頼受付や藍染体験もされてます。(要事前相談)

六ノ里の子供達による「子供の店」

本当に販売を行う「お店やさんごっこ(?)」でしょうか。
有料のお菓子すくい、無料で遊べる輪投げを頑張ってましたよ。

地元六ノ里の「kedi cafe」さん(コーヒー 焼き菓子 パン)

「桜まつり」では会場の都合で味わえませんが、ケーキや拘りの珈琲が、これまた素晴らしいので、是非、実店舗に出掛けてみてください。
(不定休なのでご来店前にインスタをチェックくださいね。)

はるきくんの靴屋さん(スニーカーなど)

色々な靴をお値打ちに販売してくださってました。

えあいんていく(イラスト、キャラクターグッズ)

可愛らしいイラストを描かれて販売されてました。
『六ノ里のキャラクターも欲しいな』と思ってますので、そのうちお願いするかも。

たこ焼き 華虎(たこ焼き)

大きなタコが入っていて、焼き立ては中が熱々トロトロで、個人的には大好きです!
実店舗は長滝の「道の駅 白山文化の里長滝」と郡上八幡に有ります。と料理を楽しまれました。

白鳥町の「ピッツェリア ゴンザ」さん(ドーナッツ、パニーニ)

実店舗は「道の駅 清流の里・しろとり」のすぐ近くです。

「ジビエITAYA」さん(ジビエ料理)

実店舗は六ノ里のお隣、大間見に有る猟師さんのお店で、ジビエ肉の販売をされてます。

やまふうぱん(調理パン・菓子パン・マフィンなどの焼き菓子)

実店舗は郡上八幡で、いつも大人気で、すぐに売り切れてしまいます。

ちくわの磯辺揚げKOA(各種ちくわの磯辺揚げ)

米粉100%、米油100%で作られた竹輪の磯部揚げで、5種類の味があります。
郡上市の他のイベントにも出店されてますので、どこかで見掛けられたら是非寄ってみてください。

薄茶(お抹茶と和菓子)

毎年、お寺の庫裡で行われ、着物でお出迎えしてくださいます。

時刻は11時。桜の花が咲いて無いにも関わらず、多くの方が来場くださってます。

ここからは、12日に公演いただいた皆様を紹介してみたいと思います。

「郡上節ガールズバンド」の皆さん

この方々、郡上出身では無く、郡上の唄や楽曲に魅せられ公演活動をされてます。
この日も和楽器と唄で、会場を盛り上げてくださいます。

「郡上節ガールズバンド」の演奏に合わせ、「郡上放歌」の方々を中心に拝殿踊りです。

本来の拝殿踊りは拝殿の上で、ですが、どこでも出来るのも拝殿踊りなんです。
そして、もちろん飛び入りも大歓迎ですので、来場されたお客さんも一緒に楽しまれてました。

郡上のオカリナ演奏サークルの皆さん「オカリナ♪カラーズ」によるオカリナ演奏。

この方々も毎年桜祭りに参加いただいていて、毎年、参加人数が増えてます。

時刻は16時。日が傾いて来て、少し肌寒くなって来ました。
そろそろ今日の桜祭りも終了の時間。

出店された方も撤収され、スタッフはゴミの片付けを粛々と行います。
私は、明日の雨に備え協賛看板に雨避けカバーを掛け、案内看板を13日の内容に貼り替えました。

さて、明日の雨が酷くなければ良いのですが・・・。(明日に続く)

R6源蔵寺棚田再生 収穫祭(六ノ里楽市)

昨年の春より実施している「源蔵寺棚田の再生」、今年も新たな耕作放棄地を六ノ里地区内外からの協力を得て、開墾し蕎麦を栽培しました。

その1年の区切りとして、地元の農産物の展示販売も併せ「六ノ里楽市」と銘打ち収穫祭を開催いたしました。

今回はその様子を紹介したいと思いますが、まずは、その前に準備の様子から。

この写真は、今年の圃場で採れた蕎麦の実の一部です。

右の3つの袋が先日行った「源蔵寺棚田の再生」第8回目で脱穀した分です。

本来なら皆んなで収穫した物を収穫祭で提供したいのですが、脱穀の後にはいくつかの工程が有ります。

今年は収穫祭までの日にちが無く、それらを行えないので、先行して今年の圃場で収穫した分(一番左の袋)を使います。

残りの分は12月31日に開催する「六ノ里三寺参り」に善勝寺さんでの年越し蕎麦にて提供する予定です。

先ほど書きました『いくつかの工程』というのは、脱穀した蕎麦の実には葉っぱのカスが混ざっていて、そのままでは蕎麦には出来ません。

ですので、唐箕(とうみ)という写真の機械で、それを取り除きます。

次に、ゴミを取り除いた蕎麦の実を製粉に最適な乾燥具合になる様に天日乾燥し、その後、石抜きの工程を行います。

以上の工程を経て、いよいよ蕎麦粉に出来ます。

石を取り除いた蕎麦の実は、収穫祭の前日に「そば茶寮 文福笠井」(以後「文福笠井」)さんで蕎麦粉に挽いていただき、それを元に試食用の蕎麦は分福笠井さんで、蕎麦餅はスタッフで製作しました。

事前準備の紹介はここまでで、ここから当日の様子を紹介します。

テントやテーブル、コンロなどの一通りの準備が整った会場の様子。

今年も協賛いただいている「文福笠井」さんのご好意で、会場として店前の個人のガレージと駐車場の一部を貸していただきました。

本来ならテントを建てる事以外は前日に行いたかったのですが、昨日は全国的な大雨で当日の準備となってしまいました。
朝8時から皆さんの協力もあって、開始の10時前には無事完了できました。

こちらが蕎麦と蕎麦餅を調理するスペースとレジです。

蕎麦を食べに来ていただけた人が必ず来るレジの横には、「源蔵寺棚田の再生」についての説明パネルも掲示しました。(写真では、まだ置いてません。)

このパネル(A1サイズ)には、活動を始めた経緯と活動の様子について、写真とコメントで分かりやすく表してます。

普段は文福笠井さんの店内に掲示していただいており、来店したお客様に参加・協力をアピールしていただいてます。

今年は地元の「ちくわのいそべあげ」のキッチンカーにも来ていただきました!

米粉100%、米油100%で作られた竹輪の磯部揚げで、5種類の味があります。
郡上市の他のイベントにも出店されてますので、どこかで見掛けられたら是非寄ってみてください。

全ての準備が整ったところで、開始時刻まで暫し休憩。

開始時刻の10時を過ぎまして、お客様が続々とご来場くださいました。

今年提供する「R6源蔵寺棚田の再生」で採れた蕎麦の味は、正直に申しますと昨年ほどでは無いです。(今年は全国的にあまり良く無いそうです。分福笠井さん談)
ですが、それでも旨味の有る出来栄えですので、自信を持って提供いたしました。

昨年実施した蕎麦打ち体験は、今年は会場スペースの関係で実施してません。
その代わりと言ってはなんですが、新たに蕎麦餅の販売を行いました。

蕎麦餅とは、提供する蕎麦と同じ源蔵寺産の蕎麦粉100%を使って、練り上げてから串に刺して油で揚げた物。(写真は試作品です。)

作り置きでは油で揚げた『表面がカリッとして、中はしっとり』の食感を提供出来ないので、注文を受けてから揚げる様にしました。

味の種類は、塩、みたらし、餡子(あんこ)、黒蜜きな粉の4種類で、お好みのを選んでいただきました。

会場全体の様子はこんな感じでした。

有難い事に開始当初から多くの来場者で、写真を撮る余裕が有りませんでした。
ですので、一段落してからの写真となります。

どのくらいの盛況かと申しますと、ピーク時には写真のテーブル席が全て埋まって待ちが出るほどでした。

そんな状況でしたので、蕎麦の試食は13時過ぎに完売となり、キッチンカーの方も予定数量完売だったそうです。

ご来場いただいた皆様、お手伝いいただいた皆様、誠にありがとうございました。

全て完売となりましたので、14時より有志の方々に手伝っていただいて片付けを行いました。

以上、「R6源蔵寺棚田再生」収穫祭(六ノ里楽市)の実施報告でした。

今年、皆さんにご参加・ご協力いただいた結果、

今年の4月には、この様な状態だった耕作放棄地は、

この様に立派な耕地となりました。

これからも「源蔵寺棚田の再生」は続きます。
素晴らしい六ノ里の自然の中で、一緒に蕎麦の栽培をしませんか?

募集案内は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトで行われますので、興味を持たれた方は覗いてみてください。

多くの方のご協力を、宜しくお願いいたします。

R6源蔵寺棚田再生 第8回目

「源蔵寺棚田の再生 第8回目」を実施しました。

ここのところの六ノ里は朝晩、気温が一桁で肌寒いくらいとなり、日中も作業をしていても大変過ごし易くなっています。

今回、町からの方が6名(内、見学の方1名)、「六ノ里」の方が2名、合計8名の方に参加協力いただけ、今年最後の蕎麦栽培の作業を無事に行なえました。

記事に入る前に、来週、11月3日の収穫祭(六ノ里楽市)についてご紹介します。

クリックすると、印刷用PDFが開きます。

今年も「そば茶寮分福笠井」様のご協力により、店前のスペースにて開催いたします。
なお、駐車場が限られていますので、乗り合わせてのご来場をお願いいたします。

それでは、第8回目の様子を紹介してまいります。

今回は衆議院選挙の期日前投票で、六ノ里集会所が使えません。
ですので、現地集合としました。

集合後、今日の作業内容を説明し、機材を圃場に運びます。

まず脱穀するブルーシートで作業スペースを作ります。
それから、今日の作業の流れや注意点を実際にやりながら説明し、早速、作業に入ります。

今日使う機材は、足踏み脱穀機(ブルーシートの掛かった青い機械)、その右手の木製の物が先日の記事で紹介した「蕎麦の実とゴミを選別する篩(ふるい)」、この二つです。

今年は作業スペースのブルーシート上を土足禁止としています。
と言うのは、昨年、収穫した実から小石を取り除くのに大変苦労したからです。

島立てしてある刈り取った束は移動時に実が落ちるので、作業スペースまでブルーシートで包んで2人で運んでもらいます。

受け取った押し切りの係の方は、根元に付いた土や小石が蕎麦の実に混じらない様、地面に触れていた根元を切り落としてもらい、終わった物は脱穀機の横に運んでもらいます。

脱穀作業は、束を脱穀作業を行う人に渡す係と、脱穀する方の2人で進めます。

今回、参加いただいた方に作業の様子をドローン撮影していただきました。
普段は見れない画角からの写真も良いですね。

皆さんの協力で、どんどん綺麗になっていく源蔵寺の風景を、今度、お願いして空撮してもらいたいなと思ってます!

一度休憩を挟んで作業を進め、お昼となりましたので午前中の作業を終了としました。
そして、午後からは有志の方での作業になりますので、全員揃っているところで集合写真を撮影しました。

冒頭の参加協力者のところにも書きましたが、今回はいつも参加くださる町の方のお友達が見学に立ち寄ってくださいましたので、一緒に写真に入っていただいてます。

お昼を食べてからは、残って下さった有志の方と続きを始めます。

写真提供:松川哲也氏

作業をしていると可愛らしい見学の方が来られました。

この日、「おでかけ留学」で「【猟師体験】ジビエ調理と地元食材で絶品BBQ!」というイベントが六ノ里で有りまして、その散策ルートが「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」でしたので見学に立ち寄ってくださいました。

蕎麦の脱穀作業を見ても、きっと何の作業をしているのか、子供達にはわからなかったかもしれません。
ですが、中には『やってみたい!』と言う子もいて興味を持って貰えたみたいです。(小さなお子さんでしたので、残念ですが安全上やらせてあげられませんでしたが。)

写真提供:松川哲也氏

蕎麦の実を見せてあげると、食べる蕎麦の元が『こんな小さな実』だというのは、子供達だけでなく同伴の親御さんもご存知無かったみたいで興味深く見て行かれました。

本日の予定分の作業が終わると、すっかり夕方になっていました。

写真には、まだ島立て中の物が写ってますが、これらはまだ乾燥が進んでませんので後日脱穀いたします。

さて、今現在の収穫量は、

前日までに脱穀した分と今日の作業分を合わせて、これだけ採れてます。
まだ脱穀の終わって無い分が有りますので、ご協力頂いた皆様のおかげで相当の量が採れそうです。

以上、第8回目の実施報告でした。

次回は、冒頭に載せました様に、いよいよ収穫祭(六ノ里楽市)です。

美味い源蔵寺棚田で採れた蕎麦、皆さんで食べに来てください。
お待ちしてます!