R6栃洞景観整備の日:6月

毎月第1日曜日は「栃洞景観づくりの日」。
2021年に「郡上市景観百景」にここ「栃洞地区」が認定されてから、地区の「景観づくり」を行なってます。

本来なら第1日曜日の6月2日に行う予定でしたが、天候不順の為、中止。
実は5月も雨で中止しましたので、この日は「六ノ里集会所」の清掃当番でしたので、その日に合わせて順延したという訳です。

本日実施するのは、
1:六ノ里集会所の清掃(男女共)
2:地区の草刈り(男性陣)
3:「よしんぼ谷」の不要な木の伐採(男性陣)
4:夏に向けての植栽の準備(女性陣)

この中で3の伐採は後処理まで含めると時間が掛かるので、お父さん達が先行して行ってくださいます。

私は、まず「六ノ里集会所」の北側の石垣の草が酷かったので刈って、後の室内外の清掃は女性陣メインでお任せして、栃洞景観整備に向かいました。

先に向かった男性陣で「栃洞集会所」下の部分の草刈りを開始していましたので、そこ以外の道沿いの草刈りに回ります。(写真は終了後のものです。)

それぞれに場所を分担して道沿いを刈っていきます。

7月に「ロードプレーヤー」と言う道沿いの草刈りが有るのですが、なんせ地区の人数が少ないので、その日だけでは地区全域を行えません。

ですので、出来るだけ、先にやっておこうという訳なんです。

担当した道沿いの草刈りを終えて、中洲担当から手伝って欲しいと伝え聞いてましたので向かいました。

今回は「不要な木の伐採」が有りますので中洲の半分が作業範囲でしたが、すでに終わりそうでしたので、お父さん達の「不要な木の伐採」に合流します。

すでに1本切ってありますが、これから中央奥の大きな広葉樹を伐採します。
と言うのは、秋に落ち葉が、また冬に雪で折れた枝が「よしんぼ谷」に落ちて、道路下の暗渠を詰まらせるからなんです。

地区の本職の山師(木こり)のお父さんがチェーンソーで伐採してくださり、それをワイヤーを掛けて谷から重機で引き出し、重機のアームで掴んで道脇の広場に移動させます。

道脇の広場で、チェーンソーで細かく刻んで処理していきます。

切った残渣は、太い物は薪用に他の場所に重機で移動させ、細かい物は刻んで広場奥の斜面に落とし込みます。

谷に落とすと言っても、写真に見える針葉樹が斜面に生えているので、その根元で止まりますので実際は谷に落ちる訳ではありません。
徐々に朽ちて、自然に帰って行く、という訳です。

右手の道の反対側から重機で引きずってきましたので、当然、道路上には葉っぱや小枝が散乱しています。
ですので、手の空いた人員で汚れた道を清掃します。

伐採の終わった「よしんぼ谷」の様子。

自然に朽ちて倒れた大きな木(松だそうです)が有りますが、これは、また後日撤去の予定です。(大きく太いので、これはこれで大変ですが・・・。)

大きな木の影で、鬱蒼としていた「よしんぼ谷」が明るくなりましたし、これで暗渠を詰まらせる事も無いでしょう。

それより、今まで気が付きませんでしたが、ここには小さな滝が何段(7つくらい)も有ります。
もう少し整備すれば、なかなか良い景観になるのでは、と思ってます。

男性陣が「不要な木の伐採」の後処理を行っている間、集会所の清掃を終えた女性陣は夏に向けての植栽の準備、種や球根の植え付けを行ってくださいました。

写真左の既に咲いている鉢植えは、ガードレールに取付部品をセットして飾りました。

今年は雨に翻弄されて、なかなか思い通りに景観整備が進みませんが、地区の方々が、自らの地区を良くする為に協力し合う姿勢が、本当に素晴らしいと思います。

できる範囲ですが、より良い栃洞地区となる様に、無理の無い様に進めて行きたいと思います。

R6源蔵寺棚田再生 第2回目

先日の記事で事前準備を紹介しましたが、本日「源蔵寺棚田の再生 第2回目」を実施しました。
今回も良い天気で初夏を思わせる様な天気でしたが、無事に作業を行う事が出来ました。

今回は、町からご協力いただいた方が5名、「六ノ里」の方が3名、合計8名。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

当日の様子を紹介する前に、事前準備の様子も紹介しておきます。

先日、第2回目に向けて耕地の横に重機にて排水溝を掘っていただきました。

今週の木曜日に大雨が降りましたが、水が溜まる事もな無く乾いた状態でした。
これで水に弱い蕎麦の栽培を安心して行う事が出来ます。

それではここから、当日の様子を紹介してみたいと思います。

まずは六ノ里集会所に集合です。

参加の方々に今日の作業内容について簡単に説明し、時間になったので現地に向かいます。

今回、常連の方が都合で参加出来ませんでしたが、新たに2名の方に参加頂けました。
一緒に作業出来る仲間が増えていく事は、大変有り難く、そして嬉しく思います。

現地到着し準備を終えたら、草刈り班はどんどん草を刈っていきます。
今回、女性の方も草刈り班に参加いただきました。

先々週の時点では、それほど草が伸びて無く『草刈り必要かな?』と思ってましたが、ここ最近で一気に伸びて来ました。

伸びた草を刈ると同時に、昨年までに枯れて積もった茅も起こして刈っていきます。

搬出班は刈った茅や雑草をアメリカンレーキで集め、箕(写真のオレンジの物)で耕地の外に運び出していきます。

そのまま耕して肥料にしてしまえれば良いのですが、この後の重機での抜根の際に、茅の根が見にくくなるので、面倒ですが搬出するのです。

この後、1回目の休憩を取りました。

休憩後、引き続き作業を進めていきます。
この時点で、草刈りは奥に見える部分のみになってます。

搬出作業もどんどん進み、こんなに綺麗に片付いて来てます!

ここで2回目の休憩を取ります。

5月とはいえ気温が25度を越えていますので、熱中症対策が重要です!!

昨年同様、写真の木陰で十分な休憩とこまめな水分補給を行います。
この時期も木陰は涼しく、疲れた身体を癒してくれます。

休憩後に、引き続き刈った草の搬出を行い、ほとんど片付きました。

写真では分かりにくいのですが、緑の草の所が搬出した大量の雑草です。

草刈り班は昨年実施した所との境の斜面や、周辺部分の草刈りも行いました。

時間になりましたので、作業を終えて集合写真を撮ります。
参加・ご協力いただいた皆様、お疲れ様でした。

上の広場からの全景。

荒れた土地が、少しずつですが耕地らしくなって来てます。
次回迄に、茅の株や雑木の抜根を重機にて行います。

次回は第3回目は6月22日に、抜根した茅や雑木の根の搬出と、土中に残る雑草の根の除去、周辺の草刈りを行なう予定です。
「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、興味を持たれた方は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトから連絡してみてください。

多くの方に参加協力いただいて、一緒に作業できたらと思います。
きっと他では経験出来ない、面白い体験が出来ると思いますよ!


<本計画は「岐阜県ふるさと水と土指導員」のもと、六ノ里地域づくり協議会 景観整備部と町からの協力者とで行われます。>

畝立て専用機、デビュー!

GW5月に入って、昨年から改造していた「畝立て専用機」を初めて使用しましたので、その様子を紹介したいと思います。

昨年から改造していた畝立て専用機。
意外にコンパクトで、軽トラの荷台にちょうど載っかります。

ボディに大きく「RF」と入っているのは分かってましたが、その下に小さく「Rrefresh Filed」と入ってるのを今日気が付きました。
耕運機は土を耕して空気や肥料を混ぜ込むので、耕地をリフレッシュ・・・確かに(笑)

使用した場所は、ここ。(Google Mapの航空写真に加工)
そば茶寮文福笠井さん土地で、お店の下の所。

この写真は畝立てが終わった時の物。

この日の前に、春先から伸びてきていた草を刈って、耕運機で耕しておきました。

なぜ作業中の写真が無いのかと言いますと、まぁ今回が、この畝立て専用機の初体験なので、『どうしたら上手く行くのか?』の試行錯誤で余裕がなかったのです。

そこで得た経験から・・・<畝立て専用機の教訓(?)>

1:畝立て作業前に、耕運機で出来た凸凹は均しておく事。
トラクターと違って車重が軽いので、凸凹に車輪が取られて真っ直ぐ畝が作れません。

2:少しぐらいなら『曲がったなぁ』と思っても、諦める。
スタートに戻って一度やり直そうとすると、出来た畝から脱輪して、余計に酷い事になります。

3:綺麗に畝になって無くても、最後は手作業で不良箇所は直すつもりで。
やり直せないので、出来の悪い部分はレーキや鍬で直すつもりで気楽にやろう。(笑)

いや、本当、難しかったです。

でも、これも経験値が上がれば、何かとコツも分かって来て、そのうち綺麗な畝が出来る様になるのではと期待してます!

完成した畝の様子。

曲がってたり凸凹してたりしてますが、栽培するには十分だと思います。
この後、ここには蕎麦を植えます。

ここなら店からも見えますので『お客さんに見て楽しんでもらえたら良いかな』と。
蕎麦栽培に興味を持ってもらって『景観づくりの「蕎麦栽培」に協力して貰えたらな』という私の目論見です。(笑)

続けて種蒔きと行きたいところですが、明日から天気が悪いそうです。
なので、種蒔きはまた別の機会に紹介したいと思います。

なお、今の時期に蒔くと7月頭から半ばに収穫の「夏蕎麦」になりますが、蒔くのは「夏蕎麦」用の品種では無いので、収穫は期待出来ないと言われてます。
でも、やってみないと分かりませんので、まずやってみます。(笑)

R6「源蔵寺棚田再生」第2回目の事前準備

第2回目に向けての事前準備として排水溝の施工を「岐阜県ふるさと水と土指導員」の制度を活用して行いましたので、その様子を記事にしてみたいと思います。

「第1回目の事前準備」で自力で出来るところは実施しましたが、しっかりとした圃場の排水溝の施工が必要です。

今回施工する排水溝は、この図中の緑の部分です。

まず『なぜ排水溝が必要なのか?』を説明しますと、この概略図の様に上の段に溜まった雨水が地中を通って滲み出して来るからです。
(詳しい状況は「第1回目の事前準備」を見てください。)

では、なぜ『水が滲み出して来るとダメなのか?』と言いますと、『蕎麦は水に弱い作物だから』なのです。

この写真は昨年の8月の台風後の物ですが、降った雨水を排水させても右手の斜面の下から水が湧いて出て、応急処置として、抜根時に掘ってもらっていた排水溝に追加で人力で溝を掘りました。

この経験から『どんな大雨でも大丈夫』な様に、今年の栽培前にしっかりした排水溝を施工するのが良いと思ったからです。

それでは施工の様子を載せていきます。

施工は「六ノ里棚田米生産組合」を通しての依頼で、地元の土木工事会社が請け負ってくださいました。

最初の部分は、元々の畦に合わせて排水溝を掘っていきます。
使用している重機は「ミニバックホー」と言うそうで、小回りが効いて便利そうです。

ここからは元々の畦が無いので、斜面下に沿って掘ってもらいます。

排水溝の終わりの地点から、作業中の方向の写真。

奥の部分まで溝を掘った後は、畦が終わる所まで戻って、ミニバックホーのバケットで土を押さえ込んで、しっかりした畦をにしてくださってます。

『掘って出た土で畦っぽくして』とお願いはしてましたが、所々、圃場に溜まった水を抜ける溝を作ってくれたりと、丁寧に作業していただき感謝です。

完成した排水溝です。

溝幅と畦幅の分、耕地が狭くなりましたが、冠水して蕎麦がダメになる事を考えると、これで良いのです。

ちなみに、もし、ここを田んぼとして使っても、稲刈りの際に上の段の水が滲み出る事で、ぬかるんで上手く刈れない(棚田では良く有る問題)事も起きません。

続いて、ここは昨年実施した所です。

写真のミニバックホーの場所まで、昨年、抜根の際に排水路を掘ってもらってましたが、そこより奥も水が滲み出るので追加で掘ってもらいました。

こちらも奥まで、排水路が完成しました。
今年も蕎麦栽培しますので、これで安心して出来そうです。

溝掘り作業をしてもらっている間、私は何をしていたのかと言いますと、第1回目で伐採した桑の木の片付けを行なってました。

第1回目で伐採した時の写真。

人が立っている、その前の石垣の下に元々の排水路が有って倒した木の枝で塞がれてますので、早急に取り除く必要が有るのです。

ですので、エンジン・チェーンソーと電動チェーンソーを使い分けて細かく切っていきます。

太い部分は薪ストーブの燃料用に、細かい枝先はガードレール下に沿って積み上げて自然に朽ちるのを待つ予定です。

溝掘り作業が終わって、トラックにミニバックホーを積み込んだところ。
春先は雪の間に出来なかった仕事で忙しいそうで、世間はGWと言えどもこの後も他の現場に行くそうです。

積み込み作業を見ていましたが、仕事で慣れているとはいえ荷台幅ギリギリ(3cm程しか隙間が無い)をテキパキと積み込んでいたのは凄いと思いました。

全ての事前準備の終わった「源蔵寺棚田」です。

中央あたりに土が見える所が、昨年実施した所で、排水溝が見えているところが、今年実施する所です。

こうして見下ろすと、結構な広さでしょ?
今年の夏過ぎには、どちらも蕎麦の花が満開になっていると思います。

ちなみに、昨年実施した所に、昨年の蕎麦の「こぼれ種」がいっぱい芽を出してます。
他の草も生えてますが蕎麦の方が成長が早く、そして強いので、このまま育って行くかと。

でも「夏蕎麦」用の品種では無いので、育っても収穫は見込めないと思いますが、他の雑草を抑制してくれるので、今年の秋蕎麦栽培に向けてはこのままでも良いのかとも。

さて、耕してしまうか、このまま蕎麦に育ってもらうか、悩ましいところです。(笑)

「源蔵寺棚田の再生」第2回目は5月18日(土)予備日として翌日の19日です。
多くの方のご協力が得られれば、助かります。
皆様のご参加をお待ちしてます!

R6「源蔵寺棚田の再生」第1回目

ご案内していました「源蔵寺棚田の再生」第1回目を実施しました。
当日は良い天気で暑いくらいでしたが、無事に予定以上の作業を行う事が出来ました。

今回の参加者は、町からご協力いただいた方が5名、「六ノ里」の方が4名、合計9名でした。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

それでは、当日の様子を紹介してみたいと思います。

昨年同様、六ノ里集会所に集合です。

来てくださった方々に今年もお願いしますの挨拶と、今日の作業内容について簡単に説明し、時間になったので現地に向かいます。

現地に到着し、各自、作業に必要な物を運んで作業準備中。
今年もこの広場を作業ベースとして使います。

作業開始前に、ここ源蔵寺棚田の規模の一部を参加者の方々に見てもらいます。

写真の真ん中辺りの石垣の段が作業ベースで、その下にも石垣が有るのが見てもらえると思いますが、この状況が牛道川のそばまで続いていて、石垣や棚田の大好きな私はワクワクします。(笑)

さて、それぞれが元棚田なのですが、どこも大きな木が生えていて圃場に戻すのは難しそうです。
棚田の様相を復活させる為にも何とか活かしたいのですが、アイディアが浮かびません。

尚、この先の季節は茅が蔓延って見通しが悪くなりますので、この景色は今しか見れません。

さて現場に戻って、今日の作業内容と段取りを説明します。

1:草刈班
斜面部分の雑木を伐採し、その後、昨年生えて枯れた茅類の草刈りを行い、その後、時間が有れば、来年実施箇所の茅類の草刈りも行います。

2:搬出班
今年の作業場所に、昨年伐採した雑木の残渣が有りますので、斜面部分の草刈り作業が終わるまでの間それを撤去してもらい、その後引き続き、斜面分のも撤去してもらいます。

<草刈班の作業の様子>
草刈機にて、どんどん刈っていきます。

雑木類は小型電動チェーンソーで伐採し、下の圃場に落としていきます。
その後、草刈機で茅も刈っていきます。

<搬出班の作業の様子>
まず昨年、伐採して放置していた雑木の残渣を搬出していきます。

搬出先は、写真左手中の石垣のすぐ横で少し距離が有りますが、皆さん、黙々と運んでくださってます。

1時間ほど作業して、休憩に入ります。

まだ夏の様な暑さでは有りませんが、そこそこ暑く汗もかきますので、水分補給の休憩を取ります。

休憩前までに終わった現場の様子。

斜面の雑木、茅の処理は終わりました。
圃場の茅の株は刈ってしまうと重機で抜根する際に分かりにくいので、今回はこのまま。

ピンクに見えるのは、この先重機で抜根する際の目印のテープ。
雑木の根元部分に巻いてあります。

では、休憩後、作業を続けます。

斜面から圃場に落とした雑木は、その場である程度細かくし、茅と共に搬出されます。

搬出の様子の写真。
機械が使えないので全て人力です。
皆さん頑張ってくださいますので、どんどん片付いていきます。

地元のお父さんの提案で、道沿いの荒れた桑畑の木の伐採も行う事に。
伐採にあたって、どう切れば具合が良いかと手順を確認中。

先日、この方を通して地権者に伐採許可をいただいてました。
他の作業の人手が足りてましたので、急遽、伐採して頂ける事になりました。

小一時間程で、全て伐採終了。

後は、薪に使える部分と廃棄する枝先に分別して片付けるのですが、これに関しては後日、少しづつ行う予定です。

草刈班は予定箇所が終了してましたので、来年実施箇所を行う事に。

枯れた茅類は、草刈機で刈っておきます。
雑木は分かりやすい様に高めに伐採し、ある程度に切って畦に上げておきました。

斜面部分も少し刈ります。

『来年の所だから、来年すれば良いのでは?』と思いますが、茅や雑木がそのままだと、せっかく開墾して蕎麦を育てているのが道から見えにくいのです。

今日は途中までですが、この理由で、時間を見て続けるつもりです。

作業を終えての記念撮影。(撮影者は私です。)

昨年から引き続きの方が主体ですが、皆さん手慣れておられ、最強のメンバーです。
皆さん、ご協力ありがとうございました!

「記念撮影」後、希望者の方と「そば茶寮文福笠井白鳥店」にて「蕎麦」を堪能しました。

昼食後は希望者の方と六ノ里散策の予定でしたが、この日、六ノ里内に有る光雲寺で花祭りが開催されていると聞き、急遽、その見学に変更しました。

六ノ里を紹介する目的での散策ですので、いつもの自然の紹介では無く、六ノ里住民との触れ合いや文化を伝えるにも良い機会だったと思います。

以上が第1回目の実施報告です。

次回は第2回目は5月18日に、草刈りと竹伐採とそれらの搬出を行なう予定です。
「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトでお手伝いの募集案内を行いますので、興味を持たれた方は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトから連絡してみてください。

多くの方に参加協力いただいて、一緒に作業できたらと思います。
きっと他では経験出来ない、面白い体験が出来ると思いますよ!

R6「源蔵寺棚田の再生」第1回目の事前準備

今年も「源蔵寺棚田の再生」が始まります。
それに先駆けて、今年実施の荒廃農地の事前準備を行いましたので、紹介してみたいと思います。

<4月5日実施分>

さて、ここが今年実施する圃場ですが、赤丸部分だけ茅が生えた形跡が有りません。
何故かというと、水が溜まるからです。

この日も前々日の雨のせいか少し溜まってましたので、元から有る排水路の溜まった泥を取り除く様に掘って、そこに繋ぎ水抜きをしました。

午前中に排水路を掘って、15時頃に様子を見に行ったのですが思ったほど抜けてません。

歩き回って観察してみると、上から流れて来た形跡が有りますし、斜面の下部分の数箇所から水が湧いてます。

上の段に上がってみると・・・一面に水が溜まってます。

こんなに水が溜まるから、一部は畦を超えて流れ出る訳です。

ここは来年実施する圃場ですし、このままでは今年の圃場に蕎麦栽培を始めてから水が入っては良い訳が無い!(蕎麦は水を嫌うのです。)

では、どうしてこうなるのか、今度はこの段の周りを歩いて観察すると、水色矢印の所から、この上の池になってる所の水が流れ込んでいました。

そして、この圃場には排水路が見当たら無いので、そりゃ水が溜まる訳で・・・。
溜まれば畦を超えて流れなくても、地中をくぐっても下の段に湧いて出るのです。

とにかく水を抜かなければと、畦の一部を崩して排水路を作りました。

水が溜まる理由を、断面概念図にしてみました。

この図の様に、排水路を設置しても、最上部が池では地中を滲みて湧いて出て来そうです。

ここが、一番上の池になっている所です。
ここからの排水路として、畦の一部を崩して下の段に流れ落ちている様です。

昔は何かを飼っていたのか、縁には蒲(がま)が植えてあったりしますが、周辺や中の茅の様子からして、最近は何もされて無い様に見えます。

ここが元凶なので、

まず、崩されている畦を畔波板を入れて修復し、

新たな排水路を作りました。
しかし、土を掘っただけの排水路なので、長い時間でえぐれて来るのはあまり良く無いかと。

とりあえず、これで少し様子を見て、次の手段を考えようと思います。

<4月17日>

一番良いのは池に入る水を止めて池じゃ無くする事なので、誰が使われていたかを色々な方に聞いてみましたが、結局分かりませんでした。

聞いた方たち全員からは、『池に入る水を止めれば良い』と言われたのですが、止めて問題になると嫌なので、とりあえず入る水量を絞って、そして別ルートでの排水を設定する事にしました。

前回、写真の左側の赤丸、畔波板を入れて下の段に落ちる水を止めた所です。

今回、恒久的に使える排水路を新たに設置しました。

土を掘り返した形跡が分かるでしょうか?
この下にダイボリン(農業用ポリパイプ)が埋めて有ります。

池側の部分は、ここに入り口が有ります。

排水先は、ダイボリンを繋いで、沢の下の方に流れ出る様にして有ります。
こうしてから翌日に見に行きましたが、うまく排水されている様です。

尚、来年の実施箇所を考えると、元凶の池を止める必要が有りますので、今後も使用者の調査は続けます。

<4月18日>

第1回目の作業で、搬出する茅や雑木を置く場所が必要になります。

この部分の雑木を伐採し、茅を刈り取ってスペースを作りました。
当日やっても良いのですが、時間が限られてますので先行して行ってます。

以上が第1回目に向けての準備です。
天気の良さそうなので、当日が楽しみです。

善勝寺桜 桜まつり2024 その2

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月13日、14日に開催で、本日14日、大きなトラブルも無く、ご協力いただいた皆様のお陰で無事に終了しました。

都合で来場頂けなかった皆様には、少しでも雰囲気を感じて頂ければと思い、14日の様子を紹介したいと思います。(13日の様子は、こちら

まずは朝の様子から。

本日出店の方々が資材を搬入し、開店準備中です。

昨日と一部出店者が変わってますので、案内看板の内容も更新。
この時点で、まだ搬入が有りましたので、ここに仮設置。
(他事に翻弄されて、このまま正規の場所に設置忘れたのはご愛嬌で)

今朝は高台に上がって「さくらの下マルシェ」の会場全景を撮ってみました。
今は準備中なので閑散としてますが、もうすぐ賑わいます!

今日の「善勝寺桜」の様子。
高台から撮ると、これもまたよし。

岐阜市から訪れてくださった御家族から『岐阜は桜が終わってしまったので、ネット検索して初めて来ましたが、こんな良い桜が有るとは思いませんでした。』と言っていただいたのが地元民としては嬉しかったです。

では、今日も本日の出店を、会場反時計回りに紹介してみたいと思います。

子供向けのクジやゲームのお店(すいません、屋号は聞きませんでした。)
昨日たまたま会場を訪れて頂き、急遽本日の出店をお願い致しました。

クラフトコーラのお店「パチ印.」さん。
炭酸飲料を主とした清涼飲料水のメーカーさんで、実店舗は郡上八幡に有ります。
コーラや山のソーダ・シロップを販売されてて、原液も売ってます。

地元六ノ里の「kedi cafe」さん(コーヒー、焼き菓子)
「桜まつり」では会場の都合で味わえませんでしたが、ケーキや拘りの珈琲が、これまた素晴らしいので、是非、実店舗に出掛けてみてください。
(不定休なのでご来店前にインスタをチェックくださいね。)

昨日も出店いただいた、白鳥町の「ピッツェリア ゴンザ」さん(イタリアンドルチェ)。
実店舗は「道の駅 清流の里・しろとり」のすぐ近くです。

今回の出店は「イタリアンドルチェ」だけでしたが、ピザなど絶品だそうです!

こちらも昨日に引き続き出店いただいた「はなとら」さん(たこ焼き)。
昨日も書きましたが、大きなタコが入っていて、焼き立ては中が熱々トロトロで、個人的には大好きです!
実店舗は長滝の「道の駅 白山文化の里長滝」と郡上八幡に有ります。

こちらも昨日に引き続き出店いただいた「かもす&KENZO」さん(お粥、キムチチゲ)。
地元六ノ里「しらおシマダファーム」さんの野菜も使っていただいてます。

白鳥の道の駅に実店舗が有る「COME 2 CAFE」さん(カレー、チャイ)。

「coffee space おと.」さん( 米粉菓子)。
店主のこの方、後で出てくる「郡上節ガールズバンド」のメンバーでも有ります。

昨日に引き続いての六ノ里の藍染工房 「ゑ うのら」さん(藍染物販)。
自ら無農薬で藍を栽培し、それを元に染色液を作成、藍染をされてます。
素材持ち込みの染色依頼受付や藍染体験もされてます。(要事前相談)

地元六ノ里の蕎麦屋「そば茶寮 文福笠井」さんから、わらび餅の出店。
美味しい蕎麦は、実店舗で味わってみてください。

こちらも昨日に引き続き、地元六ノ里の猟師さんによる「猟師鍋」の振る舞い。
(昨日の記事では紹介出来ませんでした。)

写真中央は、お父さんお母さんのお手伝いの地元六ノ里の子供達。
せっかくの休日なのに、えらいですね!

写真右手の本部席の所、「六ノ里棚田米」を使っていただいている「おにぎり一番」さんが昨日に引き続き出店で、「六ノ里棚田米生産組合」が委託されて販売しました。
実店舗は「道の駅 白尾ふれあいパーク」に有りますので、美味い「六ノ里棚田米」を味わいに寄ってみてください。(タイミングが合わず、写真が無くてごめんなさい。)

昨日に引き続き、六ノ里の若者達のお店「Mʼs」さん(軽食)。
仲良し2家族が、ファミリーで鯛焼き、唐揚げ、かき氷などの販売。

昨日に引き続き、六ノ里のお母さん達の店「大笑い会」さん(お好み焼き、味飯)と、

「食工房菜花」さん(みたらし団子)。

どちらのお店のお母さん達には、普段からお世話になってます。感謝!!!

時刻は、まもなく11時、混雑する会場の様子。

多くのお客さんが家族連れ、友達同士で訪れてくださって、それぞれお気に入りの店舗でお好きな物を買って楽しまれてます。

今日の催し物は、

昨年に引き続き、地元の「オカリナカラーズ」の演奏会。

去年も思いましたが、自然豊かな「六ノ里」に、ゆったりとした「オカリナ」の音色は素晴らしいです。

「郡上節ガールズバンド」の生演奏。

そして、彼女らの歌と演奏に合わせて、会場に訪れている「踊り好きな郡上人」の方々により、自然発生的に踊りの輪が始まります!

「宝暦義民太鼓」の公演。

「宝暦義民太鼓」とは、江戸時代、郡上藩で実際に有った話が元になってます。
時の藩の増税に困窮した農民が蜂起し「一揆」や「直訴」を行ったそうです。
最後には幕府の裁定で勝利となりましたが、当然の「一揆」や「直訴」は大罪であり、多くの者が処刑されました。
彼らを郷土を守った「義民」と敬い、その様子を表現したのが「宝暦義民太鼓」です。

「善勝寺」には「義民」達のお墓が有りまして、そんな縁も有っての昨年に引き続きの公演となりました。

昨年は雨模様の中で開催が心配されましたが、今年はご覧の通りの好天で善勝寺桜をバックに素晴らしい公演でした。(役の都合で最後まで見れなかったのが残念です。)

時刻は15時頃の会場の様子。
お昼が過ぎても、会場の賑わいは続いています。

写真に撮ってませんが、駐車場はカオスになってました。
ご迷惑をお掛けしましたが、山間の小さな集落ですので十分な駐車場を提供出来無い事はご理解ください。

昨日今日の好天で、ハナモモもどんどん咲いてます。(冒頭の写真と見比べてください。)
ここ六ノ里は桜が終わってもしばらくは、ハナモモの花がそこここで楽しめます。

終了の16時以降、地元の方々とで撤収作業を行い、あれほど賑やかだった会場が、ガラんとして祭りの後の寂しさです。

以上で今年の「善勝寺桜 桜まつり」は終了です。
多くの方に来ていただき、大変盛り上がった良い「桜まつり」でした。

来年もまたバージョンアップした「桜まつり」となる様、みんなで頑張るつもりです。
今年来て頂いた方は再度、まだの方は是非一度「善勝寺桜 桜まつり」に来てください。

最後に一言、個人的に嬉しかった事を書かせてください。

こういうイベントを開催しますと、周辺へのゴミの放置が見られたりします。
ところが今回のイベントでは、開催中、終了後、全く有りませんでした。
ありがとうございました!!

善勝寺桜 桜まつり2024 その1

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月13日、14日に開催で、今日13日が終了しましたので、その様子を紹介したいと思います。(14日の様子は、こちら

都合で来場頂けなかった皆様には、少しでも雰囲気を感じて頂ければと思います。

まずは朝の様子から。

雨と桜の早期開花に祟られた2023年とは打って変わって好天に恵まれました。
そして、先日の記事で心配した桜の開花も、写真の様に良い具合になりました。

では、準備の様子から。

テントは昨日の夕方に張っておきましたので、テーブルと椅子のセッティング。
桜まつりの開始の10時に向けて、各々が準備していきます。

お父さん達は会場内に手洗い場が少ないのが気になって、止めてあった蛇口の所を急遽使える様にされてました。
でも、ただ通水して使える様にするだけじゃなく、どこからか太い竹を持って来て細工して拘るのが素晴らしいところ。

私は担当の協賛各社の掲示と、

本日の「さくらの下マルシェ」の案内板の設置。

案内板としての視認性を考え、昨年同様、ここにしました。
桜の撮影に邪魔にならない様にはしましたが、邪魔だったらすいません。

開始時刻が近くなり、出店者の準備も整った様です。
今年も多くの出店が有りましたので、会場反時計回りに紹介していきます。
*()内は販売品目です。

「東海学院大学管理栄養学科」(棚田米デザート)のキッチンカー。

地元六ノ里の「kedi cafe」さん(コーヒー、焼き菓子)と、白鳥町の「ピッツェリア ゴンザ」さん(イタリアンドルチェ)。
「ピッツェリア ゴンザ」さんの実店舗は「道の駅 清流の里・しろとり」のすぐ近く。

「はなとら」さん(たこ焼き)。
大きなタコが入っていて、焼き立ては中が熱々トロトロで、個人的には大好きです!
実店舗は長滝の「道の駅 白山文化の里長滝」と郡上八幡に有ります。

「かもす&KENZO」さん(お粥、キムチチゲ)。
地元六ノ里「しらおシマダファーム」さんの野菜も使っていただいてます。

「ジビエITAYA」さん(ジビエ料理)。
六ノ里のお隣、大間見の猟師さんのお店。実店舗ではジビエ肉の販売もされてます。

郡上八幡の「やまふうぱん」さん(パンと焼き菓子)。

「OUTDOOR STYLE AMIDA」さん(タコス)。

六ノ里の藍染工房 「ゑ うのら」さん(藍染物販)。
自ら無農薬で藍を栽培し、それを元に染色液を作成、藍染をされてます。
素材持ち込みの染色依頼受付や藍染体験もされてます。(要事前相談)

六ノ里の若者達のお店「Mʼs」さん(軽食)。
仲良し2家族が、ファミリーで鯛焼き、唐揚げ、かき氷などの販売。

六ノ里のお母さん達の店「大笑い会」さん(お好み焼き、味飯)と、「食工房菜花」さん(みたらし団子)。

どちらのお店のお母さん達には、普段からお世話になってます。感謝!!!

桜まつりに合わせて、地元の「シニアクラブ」の敬老会を開催。
絶好の花見日和に、善勝寺桜と料理を楽しまれました。

他には「郡上放歌」の方々が、普段は神社の「拝殿」で行われる「拝殿踊り」をゲリラ的にされてました。(写真撮ってません・・・ごめんなさい。)

今年も限られた駐車場この通り。
各種宣伝もあって混雑は避けられないのですが、

協賛金のおかげで、今年は本職の警備員をお願いしましたので、なんとか捌けました。

本日の開催時間終了後は、一部の地元の人々でライトアップされた善勝寺桜を肴に「夜の部」となりました。

さて、明日の2日目もみんなで盛り上げて行きたいと思います!!

まもなく善勝寺桜 桜まつり

先日の記事でご紹介した様に、この週末は「善勝寺桜 桜まつり」です。
今日は「善勝寺桜」の近況を紹介してみたいと思います。

<4月7日>

まだ開花していませんが、この通り、蕾が赤く色づいて大きくなってます。
開花まで、あともう少し。

この日からライトアップ開始。
まだ開花していませんが、写真の様に、こうなると花見気分満点。

<4月9日の様子>

地域づくりの仲間から開花の知らせを受けて、見に行きました。

開花しました!・・・って、どこが?って思うでしょ。(笑)
いや、確かに肉眼では開花してるのが見えるんです。

私の写真はスマホで撮ってるので、その望遠性能のせいでこれがやっと。
どうでしょ?分かっていただけるでしょうか。

ちなみに、4月9日の開花は予測通り。

と言うのは、2月からの最高気温の積算が600℃になると開花する(東京の桜の標準木の靖国神社の桜での話らしいですが)というのを聞いて、六ノ里の気候に近い郡上市長滝のアメダスデータの最高気温を3月頭から積算グラフ化してました。

2019年から2023年も一緒にグラフ化し、善勝寺桜の各年の開花日(撮影写真の日付)などから、今年は4月9日頃に開花と思っていたのです!

でも、実際に花の様子を見る限り、内心は『桜まつり、大丈夫か???』と心配してましたけど・・・(笑)。

今日<4月10日>

よ〜く見なくても、しっかり開花してます!
桜まつり当日は、素晴らしい状態になると確信してます。

そしてこの日は、桜まつりに協賛いただいた方々を紹介する掲示板の設置をしました。

階段を塞いでますが意図してで、手すりが老朽化して通って頂きたく無いからです。
これで後の準備は、前日のテント、テーブル、椅子の搬入・設営を残すのみ。

天気予報では2日間共に良さそうです。
桜だけでなく、近隣の梅もまだ花が残ってそうですし、上手くすればハナモモも咲きそうで、今年の「善勝寺桜 桜まつり」はきっと素晴らしいと思います!

皆さん、ぜひ、おいで下さい。
*駐車場に限りがありますので、乗り合わせて来ていただけると助かります。

桜まつりのお知らせ 2024

今年も「善勝寺桜 桜まつり」を開催します。

日時:2024年4月13日(土) 10:00〜16:00
        4月14日(日) 10:00〜16:00
        *ライトアップは少し前より開催します。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

今年も本命のさくらの他に、催し物として「郡上一揆」を題材に公演されている「宝暦義民太鼓」や「オカリナカラーズ」、「郡上節ガールズバンド」に登場いただけます。

また、以下の様に、今年も「さくらの下マルシェ」と題して、郡上近隣の有名店に出店いただけます。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

皆様、お誘い合わせの上、樹齢500年の見事な「善勝寺桜」を見に来て下さいね。

以下の「六ノ里地域づくり協議会」のfacebookもご覧ください。
(「ディスカッション」で、最新の情報も見られます。)

「六ノ里地域づくり協議会」facebook


昨年は例年より1週間開催を早めましたが、桜の開花が平年より2週間も早く、当日、ほとんど花が残ってなく、しかも二日共に天候が悪い最悪の状況にもかかわらず、多くの方に来場いただけました。(昨年の様子はこちら

今年はきっと天候に恵まれ、素晴らしい「善勝寺桜」が見られると思いますので(約束は出来ませんが、多分・・・)皆さん、お誘い合わせて見に来てください!!

*駐車場に限りがありますので、乗り合わせて来ていただけると助かります。