田んぼの準備 代掻き

先日、荒起こしをしておいた「田んぼ」を、いよいよ「代掻き」します。

まずは前日から水を入れて、「田んぼ」全面に水が回る様にします。
普段の水の管理は、右側のバルブの付いたパイプのみですが、早く水を入れたいので、左の一回り太いパイプを追加して入れておきました。

「代掻き」当日の様子ですが、まだ左の方の水の回りが良くない。

そこで「エンジン・ポンプ」を用いて水路から直接入れてやります。
約1時間程で、良い感じの水量になったので、

「耕運機」に鉄製の「代掻き」用の車輪、「カゴ車輪」って言うんですが、その鉄の車輪で、水の中に土を押し込んで水と土を練る様な感じです。
ただし、あまり水分が多くなってトロトロ過ぎると、「田植え」の際に苗が落ち着かず浮いてしまうし、練りが足らないと車輪や歩いた跡が残って「田んぼ」の水平が出ないので頃合いが難しいです。

これが「代掻き」の終わった「田んぼ」の様子です。
大体、凸凹の無いフラットに仕上がったかと思います。

もう1枚の「田んぼ」ですが、今日中に「代掻き」を行う予定でしたが、時間オーバーで翌日に持ち越しになりました。

明けて翌日、もう一枚の「田んぼ」の「代掻き」をやります。
こちらも前日から水を入れておいたのですが、真ん中辺りが足らない感じです。

こちらも「エンジン・ポンプ」で水路から水を入れてやります。

こちらの「田んぼ」は、1時間掛からないで適量になりました

「カゴ車輪」装着の「耕運機」で、丁寧に「代掻き」してやります。
写真の様な車輪の跡が付かなくなるまで、根気良く丁寧にやります。

後は「田植え」当日まで土を落ち着かせて、「田植え」に適した水量にコントロールして行きます。

頼んでいた苗が届きました!
一番手前の2箱、少し緑が濃いのが分かりますか?
実は、この2箱は「タカヤマモチ」と言う「餅米」の苗で、自分の家の「餅米」と「黒豆」で、「豆餅」を作ろうって算段です(笑)

後は「田植え」をするのみですが、その前に一つやる事が有ります。

野菜の準備

借りた畑、開墾中の畑と準備を進めて来てますが、家の前の畑では、去年から育てていた物に加え、これから植える苗の育成が進んでいます。

去年から育てている物。ネギが目立ちますが、主役は小さい方。
何かと言いますと、

寒い冬を越した「イチゴ」が花を付けて、今、こんな感じに。
少しだけ赤くなっているのも有りますので、もうすぐ真っ赤になって食べれます!
昨年テスト的に作った「イチゴ」から苗を作って、去年より作付けを増やしました。

どのくらい増やしたかと言うと、去年がこの赤丸内だったので、約3倍に。
理由はテスト的に作ったのが、あまりに美味しかったので。(笑)

他には、

枯れた草が目立ちますが、去年の秋に播いた「スナップエンドウ」。

実がふっくりして、そろそろ食べ頃になってます!
枯れた草に見えているのは、実は「スナップエンドウ」を這わせている竹の先の部分。「里山再生プロジェクト」でいっぱい切った竹を利用してコストダウンです。

先日植えた「キャベツ」と「レタス」。
去年はネット無しで虫に食い放題にされたので、今年はネットを掛けてます。

春に種を播いて育てている「ホウレンソウ」も、着々と成長中。

その他、各種野菜の苗を、ミニビニールハウス的に育成中!

これは購入して来た「トマト」と「ナス」の苗。
去年は両方共、ホームセンターで苗を購入しましたが、あまり芳しく無かったので、今年は本職の農家さんから購入しました。

で、「トマト」を植える場所はと言うと、

「トマト」は連作障害が有りますので、場所をずらし面積も約2倍にしてます。
理由は、去年食べた「トマト」が甘くて美味くて!
その甘さと来たら「スズメバチ」が食べに来るくらいだったですから。

で、去年の「トマト」の場所は、

いっぱい「モミジ」の苗が育ってます。(笑)
これは自分の土地に自然生えしてる苗を取って来て育てているのです。
そのうち、「花の里 六ノ里」計画の景観作りに役立ってくれる予定です。

と言った感じで、色々な物が順調に育ってます。
後は、植える場所を頑張って準備しないと、ね。(笑)

畑の開墾2

昨年「畑の開墾」の記事で、長年耕作されて無かった、我が家での通称「上の畑」の開墾を紹介しましたが、問題が発生しましたので手直しです。

昨年、肥料を入れて丁寧に耕しておいたのですが、

今年になって畝を作ろうと耕した際、どうも、すぐ横の水路(青矢印)から染み出して来る様で、赤丸部分の土が水っ気が多くベトベトなのです。

ここに植える予定の作物は「サツマイモ」と「トウモロコシ」。
「トウモロコシ」は水耕栽培の様な方法もあるみたいなので何とかなるとしても「サツマイモ」はマズいです。

と言う訳で「畔波板」を入れて止水しました。
例によって石がいっぱいなので、ツルハシで掘って柔らかくし、鍬とシャベルで土を掻き出して水路側全面に入れました。

数日後、改めて耕してみましたが、頑張った甲斐あって改善された様です!!
これで終わり、かと言うと、ここまでやると欲が出て来ました。(笑)

ここは元々は「田んぼ」だった場所らしいですが、昔、大水の際に、土砂が流れ込んだみたいで石がいっぱいなんです。
ですので、畑としてずっと使って行きたいので、近々石を除去する事にします。
また仕事が増えてしまった・・・。(笑)

椎茸ホダ木作り

採りたての椎茸、皆さん食べた事ありますか?
家内の実家は自家消費分だけですが作ってましたので、採って来たのをすぐ炭火で焼いて食べてましたが、ほんとうに美味しいんです!

マンション暮らしでは難しいですが、せっかく「六ノ里」で暮らす様になったので、ここでも椎茸を作りたいと思ってました。
「ホダ木」の製作は、私も手伝ってましたから作り方は分かってますから、後は実行有るのみ!

「六ノ里」は山は幾らでも有りますし、山の所有者に頼めば材料の原木は手に入るのですが、近所の「山の先生」に聞くと『ここらは冬が寒いので木の芯が固くてコケ(キノコの事)が出るのが(菌を打ってからが)遅いんや。奥さんの実家の方が暖かいから、そっちの木の方がえーよ。』との事。

ですので、昨年の暮れに家内の実家の山で伐採しておきました。
(写真、取り忘れました。)

で、先日、伐採しておいた木を、「ホダ木」の長さに玉切りして来ました。

材料には、クヌギ、ナラ、シイ等のクヌギ、ナラ類が適してます。
伐採時期は木が休眠に入っている紅葉が終わった頃から若葉が出るまで。
玉切りするのは、伐採した後そのまま寝かせておいて、ある程度水分を飛ばしてからが良いそうです。

自宅の農舎に持って来て椎茸の種、「駒菌」を打ちます。
実は、4月頭までに打つのが良いらしいのですが、里山再生とか忙しくてG Wになってしまい、しかも遅くなったので「駒菌」がホームセンターで売って無く、ネットで注文したのでG W明けの今日になってしまって。

持って来た原木12本に専用のドリルの刃で穴を開けて、そこに「駒菌」を金槌で打ち込んでやります。
打つ間隔は、いつもは、長さ方向は20センチ間隔、円周方向は6センチ間隔くらい。

ネットで頼んだ時は400個入りだったので多過ぎるかと思ってましたが、
今回購入した「駒菌」の説明書には円周方向4センチ間隔になっていたので、全部打ち終わるとギリギリ足りませんでした。(笑)

打ち終わった「ホダ木」は自宅裏の川沿いの場所で「仮伏せ」です。
上に大きなホウの木が有って適度な日陰になって、川沿いで適度な湿気と風通しが良い場所です。(「山の先生」のお薦めの場所です。)

今月末までこの状態でブルーシートで覆って「仮伏せ」します。
来月になったら皆さんよく見る立て掛ける様に置いておく「本伏せ」します。

以上で完了です!
でもね、これ椎茸が出るには、ここから2夏後。
つまり、美味い椎茸が食べられるのは、来年の秋です!
まぁ、ノンビリ待ちましょう(笑)

ドラム缶炭焼き窯設置

先日、農道の修復の記事を書きましたが、近々の問題は、今回の記事のドラム缶炭焼き窯を運ぶ目的がありました。

農地を再生していると、写真の様に長年放置されてる間に自然に生えて育った雑木が有ります。
もちろん邪魔なので伐採するのですが、

写真の様に、伐採した雑木が山の様に出来ます。
これでもほんの一部で、日当たり確保の為にまだまだ伐採予定の雑木が有ります。
太い物は、近所の「薪ストーブ」の有る方に引き取って貰えるのですが、

問題は、この様な細い物や枝先の部分。
枝先の部分は、すぐに燃え尽きるので、山にして燃やしてしまう方法がありますが、中途半端な太さの物は燃え尽きるまで時間が掛かりますし、その間、危ないので目を離せなくて時間が無駄になります。

かと言って「薪ストーブ」用には細過ぎて使い難いので、引き取って貰うのも気が引けるし・・・。

何とか活用出来ないかと思っていた所、以前「炭焼き」に興味を持って調べた時に見つけた「ドラム缶炭焼き窯」の事を思い出しまして、近くの鉄工所を経営されてる方に見積もりをお願いしました。

数日後、電話で呼ばれて行って見ると、すでに出来上がってました。(笑)
しかも、何故か2組も、です。

見積もりを貰って金額的に大丈夫ならオーダーしようと思っていたので、ドキドキしながら値段を聞いたら予想内だったので、ホッとして購入しました。
あ、もちろん1組だけです。

すぐに貰って帰りたかったのですが、お金の持ち合わせも無かったし、持って上がる農道の修復も終わって無かったので、今日、貰いに行きました。

設置するのは開墾した最奥部。写真の様に低い石垣の所にしました。
何故ここにしたかと言うと「ドラム缶炭焼き窯」は窯の内部の温度確保の為に土に埋めて使うのですが、埋める程の土を確保するのが難しいのです。
ところが、ここですと一部石垣が崩れている所が有って、それを上手く使えば埋める土の量が少なくて済むかと思ったのです。

でも、家内と2人で運んだのですが、重くて途中、他の場所にした方が良かったのではと思いましたけど。(笑)

ここが崩れた石垣の所。すでに手前の崩れた石は動かしてます。
で、なんで畑を耕す「管理機」が有るかと言うと、

ここも放置された期間が長いので、葛の根っこが縦横に有って、ヤツらは手強くて、とてもじゃないけど鍬で掘るのは無理です。。
苗木を植える時の様に、ツルハシで掘るには量が多過ぎます。
ですので、多少の石や木の根が有っても何とかなる「管理機」が有効なのです。
もっとも「管理機」には負荷を掛けるので、良くないとは思うのですが・・・。

掘って土を除けて行くと大きな石が埋まっていて動かせないので、少し位置を変える為に横の石垣を少し外したりして、何とか仮設置です。

蓋の部分が外せて、蓋と本体の合わせ目を粘土で塞げる分だけ出して、元有った石を組み直して、だいたい設置完了。

取り敢えず設置出来たので何か燃やしてみたくなって。(笑)

本当は四角い焚口を蓋の四角い切り欠きに嵌めて、それも土に埋めて使うのだけど、テストなのでそのまま中にそこら辺の茅を突っ込んで燃やしてみました。

良い感じで煙がたなびいて、なかなか風情も有って良し。
早くこれで炭を焼いてみたいですね!

田んぼの準備 荒起こし

三月に茅入れして干しておいた田んぼですが、そろそろ「荒起こし」します。
「荒起こし」と言うのは、耕して土の中に空気を入れてやるのが目的です。

茅入れ直後の田んぼ。これを干しておくと、

時期外れですが、昨年の秋、水漏れ防止で「代掻き」を必要以上に丁寧に行った為、土が細かくなっていたので、水分が飛んで、ひび割れ状になってます。
土が細かくなったと言う事は、空間が無くなって空気も無くなった訳で、このままだと稲の生育にも影響が出ると思います。

と言う訳で、またまた我が家の老兵を駆使して「荒起こし」をして土に空気を入れ込みます。
田んぼに入ってみると、表面から5cmくらい、粘土が固まった様にガチガチになってましたので、なかなか耕せませんでした。

普段なら1回耕すのに30分ほどで済むのが、1時間ほど掛かりました。
ここが終わったら、もう一つの田んぼも。

こちらも同じくらいの時間で、完了。
後は、苗の届く時期(予定では5月末)に、田植えに向けた「代掻き」を行います。

里山再生プロジェクト5 農道の修復

里山再生プロジェクトとして、田んぼや石垣を昔の姿を目指して、荒廃地を再生して来ていますが、実は他にも重要な課題が有ります。

今回、梅を植えた所へは、道路から沢沿いの細い農道を登って行きます。
当時は大きな農機を使う農家は少ないので、元々細い農道だったのですが、

写真の様に、長年使われて来なかったので、途中が大水の際にえぐられて、歩ける幅は15センチも無い所も有りますし、土なので歩くと、どんどん崩れて行きます。

これは横から見た写真ですが、本来は黒いパイプの乗っている高さまで石垣が有るはずなんですが、石垣の石は手前に崩れて散乱しています。
こんな状態では、両手に物を持ってると沢に落ちる危険性も有って非常に不便です。

今後も梅の世話にも行きますし、まだ奥の開墾した所の活用にも、しっかりしたルートが必要ですので、石垣を組み直してルート確保する事にしました。

この写真が修理後の状態。散乱していた石を組み直しました。大きな石は長いバールを使って浮かしては適当な石を入れ、次に入れた石を支点に浮かして目的の高さにして、次に横にずらして置きたい位置に合わせて行きます。

素人が組み直したにしては、なかなかだと思うのですが。(笑)
まだ黒いパイプの所が低いのですが、この状態でも十分使えるので、時間の有る時に、もう少し手を入れる予定です。

里山再生プロジェクト4

今回は、いよいよ「見せる農業」を目指して、入荷していた梅の木の苗木を植えます。

今回植えるのは、左の写真の左半分に写っている梅の苗木10本。
「花香実」が8本、「つゆあかね」が2本です。

苗木の写真の右側の桃はと言うと、すでに植えてあります。

場所選びは「照手水蜜」は枝垂れでピンクの八重咲の花なので、道行く人に良く見える様に道に近い所、今回梅を植える所の下の段にしました。

花が付いてるのは「大玉白鳳」。「照手水蜜」は若葉が少し付いてるだけですので見にくいですが、2本植えてあります。

では本題の「梅」の植え付けを紹介します。

植える場所は開墾した一番広い所で、前回の状態からさらに手を入れて、こんなフラットな地盤にしてあります。

まず、将来、大きく育った時を想像して、苗木を置いてレイアウトを確認します。

位置が決まったら、植える穴を掘って行きます。
綺麗に整地はしましたが、長年放置して有ったので茅や葛の根で、普通の鍬では掘れずツルハシも作って掘りました。

10本全部植え終わったら、水を与えておきます。
上手く根付いてくれると良いのですが・・・まぁ、大丈夫だと信じてます。(笑)

が、植えて数日、問題発生!

届いた時から若葉がいっぱい付いてた「つゆあかね」が、こんな姿に!
どうも「カモシカ」にやられたらしく、葉っぱがほとんど有りません。
まだ、これから伸びる時期なので新葉は出て来るとは思いますが、何か対策をしなければ・・・。

近所の農業名人から聞いていたピンク色の識別テープ、これが鹿除けに効果が有るらしく、急遽JAで購入して囲っておきました。

はてさて、効果が有るだろうか・・・。

「六ノ里」桜状況:4

「六ノ里」の桜の開花状況、その4です。
今回も買い物帰りの情報で、午前中は小雨が降っていて、
良い写真じゃないですがご容赦くださいね。

まずは「位山白山神社」の桜。今が満開です。

桜じゃないですが、道沿いの畑の花桃です。
「六ノ里」は桜も多いですが、花桃もたくさん有ります。
桜とほぼ同じくらいに咲き始めて、しばらく咲いていてくれますので、
桜が終わっても寂しくなりません。

「善勝寺」の前の道からの桜です。ここも今が満開です!

花桃もかなり咲き始めてます。
黄色の花は、レンギョウかな?芝桜も少しですが有ります。

今日は雨雲に覆われているので、桜が映えませんね。
一番最初に開花した所では、葉っぱが出て来てます。
個人的には、花が終わって新緑の桜も大好きです。

「栃洞」地区の桜の様子です。
「善勝寺」の辺りとは標高差が有りますので、やっと、って感じです。

「里山再生」で綺麗になった所の桜です。
今日は寒くて、この写真を撮っている時に雪混じりの雨になりました。

「六ノ里」桜状況:3

「六ノ里」の桜の開花状況、その3です。

今日は朝から桜の植樹をしてました。

昨年から「畑ヶ谷用水」の工事が行われてたのですが、
その保全道沿いに桜の苗を植える話が持ち上がりまして・・・。

まったく個人的にですが、こんな企画を立ててましたので、
「コロナ騒動」で「非常事態宣言」は出てますが参加しました。

で、その帰りに「善勝寺」へ。
曇り空なので、ちょっと映えない写真ですが・・・。

「善勝寺」の段々に組まれた石垣の所の花桃も色づいて来てます。

道から見上げる「善勝寺桜」です。
桜も良いですが、石垣もまた良いと思いませんか?(私だけかも 笑)

花桃の方は、やっとツボミが開きかけたくらいですね。

境内に上がってみました。
「善勝寺桜」も周りの桜も、八部以上でしょうか?

真下近くから写真を撮りたいのですが、私のカメラのレンズでは入らず、
後ろに下がりたくても、下がるスペースが無くて。

ですので、東側のスペースの有る方から。

もうすぐ満開かな、と思います。
次は満開の桜の写真が載せれれば良いなと思います。