六ノ里「三寺参り」

先日の記事で準備の様子を書いた「三寺参り」。
その様子について、当日の準備から載せてみたいと思います。

我が家は、まだどこの「檀家」でも無いので、今年も家に一番近い「善勝寺」さんで準備を行います。

準備の開始時刻前に行ったのですが、もう既に「境内」や「石段」の「雪」は皆さんで取り除いて有りました。

皆さんと一緒に「石段」に「竹灯籠」を設置していきます。

「石段」が終わったら「本堂」への通路にも「竹灯籠」を設置して、

「鐘撞堂」の周りにも「竹灯籠」を設置。

今年は去年よりも「雪」が少なくて助かりました。(去年の様子はこちら

「雪」の方は時折写真の様に降ることも有りましたが、一昨年の様に「ロウソク」を消してしまう程では無くて良かったです。

「境内」の「篝火」も焚いて、準備完了。

新年を迎えるまで30分程で「竹灯籠」の「ロウソク」を灯します。
(あまり早く灯すと「ロウソク」が保たないんです。)

その頃に、最初の参拝の方々がお見えになられました。

「竹灯籠」を灯した「鐘撞堂」は、こんな雰囲気。

「石段」は、こんな雰囲気。

一度「水銀燈」を消してみたのですが、今年は「桜」などの木々への「着雪」が綺麗だったので、点けておくことになりました。

「石段」の一番下には「善勝寺」と書いた「竹灯籠」もあります。

ちなみに「水銀燈」でライトアップされた「善勝寺桜」です。
肉眼で見ると、もっともっと綺麗なんですが・・・写真がこの程度で残念。

それでは他の2つのお寺にも行ってみたいと思います。

まずは「光雲寺」さん。
「境内」への道や「鐘撞堂」の周りに「竹灯籠」が設置されてます。

まず「本堂」でお参りを済ませてから「除夜の鐘」を突かせて頂きました。

続いて「光蓮寺」さん。
こちらも、まず「本堂」でお参りをして、

「鐘撞堂」で「除夜の鐘」を突かせて頂きました。

「六ノ里」の「三寺参り」、「雪」の中での静かで厳かな雰囲気が伝わりましたでしょうか?
実際に見ていただくと、もっともっと感動的ですので、是非とも訪ねてみてください。

鏡餅作り

今年も押し迫って12月も28日です。
今日は新年に向けて「鏡餅」をつきましたので、その様子を載せてみたいと思います。

「餅米」は前日に洗って水に浸しておいてますので、蒸すのはお母さん達に任せて、お父さん達と集会所横に「餅つき」の場所作りから。

先日の「餅つき忘年会」の時は集会所の玄関に「ブルー・シート」を敷いて、扉には「マスカー(商品名。マスキング用のシート)」を貼って飛び散りを防いだのですが、今日は暖かなので外で行う事にしたからです。

写真では、もう「筵(むしろ)」を敷いて「臼(うす)」を置いて有りますが、蒸した「餅米」をスムースに「台所」から運ぶ為に、そこから奥、「台所」までの通路の「雪」も取り除きました。

「雪」は道を挟んだ「牛道川」に捨てるのですが、それには「スノー・ダンプ」と言う機材を使います。
写真の集会所の壁に立て掛けてあるオレンジ色のが、それです。

「スノー・ダンプ」に「雪」を載せて「積雪」の上を滑らせて運ぶのですが、今年は「雪」が少なくて道には「雪」が有りません。

なので、まず、積もった「雪」を崩して道に「雪の道」を作ります。

この日まで、この方法を知りませんでしたが、なるほど、これなら出来ます!
こんな感じで日々、お父さん達やお母さん達に『生活の知恵』を教わってます。

『このまま凍って車の通行に支障が出ない?』って思われた方、大丈夫です。
写真では曇ってますが、今日は天気が良さそうなので「雪の道」は直ぐ溶けます。

「餅米」が蒸し上がったら「餅つき」開始。

「臼」に蒸した「餅米」を入れたら、素早く「杵」で捏ねていきます。
だいたい捏ね終わったら「杵」でついていきます。

つき終わったら集会所の中に運んで「鏡餅」にまとめていただきます。

3臼つきましたが、2臼分で「栃洞」の全戸分と「栃洞白山神社」と「中村の宮」の「鏡餅」が出来上がりました。
余った1臼分は各戸に「鏡餅」と一緒に配る事にし、「餅」が冷めて形が安定するのを待って、夕方に各戸に配布しました。

これは我が家の「鏡餅」を飾った写真。
小さい「鏡餅」なので「蜜柑」では大き過ぎて「橙(だいだい)」が良いのですが、売って無かったので「キンカン」にしました。

さて、「神棚」に「大麻札」も飾りましたし、「しめ飾り」も飾りました。
そして「鏡餅」も飾って、これで「正月」を迎える準備は整いました。
(*「大麻札」とは「伊勢神宮」のお札の事です。)

ガッツリ降りました!

今年もあと10日ほどになりました。

先日、「雪の季節になりました」と記事を書きましたが、あれはまだ序の口。(笑)
昨日、今日とガッツリ降りましたので、今の「六ノ里 栃洞」の様子を紹介してみたいと思います。

先日の記事と見比べてみるのも、面白いかもしれません。

朝起きて外に出てみると、家内の愛車はこの通り。
これ「ジムニー」なんですが、昨今、軽自動車で流行りの「スーパーハイトワゴン」みたいに。(笑)

屋根に積もった「雪」が溶けて、軒先にはこんなに大きな「氷柱(つらら)」。
長い物は1mくらいで、太さも3cmは裕に超えてます。

これ、落ちてくると非常に危ないので、この後すぐ撤去しました。

道路脇の「ガードレール」の支柱には、「雪」が吹き付けて、この通りに。

奥に見える少し汚い「雪」の山は、「除雪車」が道路の「雪」を押し除けてくれた分。
春になっても、なかなか溶けない大きな山になります。

我が家の通称「前の畑」は、この通り。
「トマト」の雨避けの骨組みの埋まり具合から、「積雪」は推定60cm程かと。

Camp&Resort 清桜里」方面は、こんな感じ。

いっぱい「雪」が降っても、10cmも積もれば「除雪車」が来てくれますし、「融雪剤」も効いてますので、この様に道路に「雪」は殆ど有りません。

「東の田んぼ」も、

「上の田んぼ」も、しっかり「雪」に覆われてます!

それでは「梅畑」方面に上がってみます。

写真左側の「松」の下、「石垣」脇に上がる道が有るのですが、道脇は「除雪車」が除けた「雪」で壁が出来つつあります。

それを乗り越えて、

膝くらいの深さの「積雪」を「ラッセル」しながら上がって行って、「上の畑」。

フワフワの「雪」なので、きっと「ダイブ」すると面白いとは思うんですが、後の事を考えると出来ません!(笑)

「ワサビ田」は「獣害対策」の「金属柵」にも積もってます。

実は昨日「雪」が降る中上がってみたら、「寒冷紗」に「雪」がいっぱい積もって、その下の「金属柵」の下に入れていた支えの「竹」が見事に折れてました。

そのままにしておくと「ワサビ」が重みで潰れるので、急遽「寒冷紗」を外して「金属網」だけにしておいたのです。
当然ですが、やっぱり古い「竹」(切って2年になるかな)では保たない訳で・・・。

「甚七桜」も「雪」を纏ってます。

「先達さん」から引き継いだ「梅畑」は、こんな感じ。

新しい「梅畑」の様子。
「雪」から出た「雪除け」の高さから推測するに、ここの「積雪」は70cm以上。

新しい「梅畑」から見た「栃洞」の景色。

このまま奥に行こうかとも思いましたが「カンジキ」を履いてないので止めます。
フワフワの「新雪」ではありますが、「ラッセル」するのは結構大変ですので。

それでは、この写真の奥に見える「栃洞集会所」の方へ行ってみようと思います。

「里山再生プロジェクト」なんて名付けて、個人的に綺麗にしている所の斜面。
ここも「雪」に覆われて、こんな感じに。

ここにも「タラの木」が有って、春先には「タラの芽」や他の山菜が採れます。
他の季節の写真(「里山再生プロジェクト」の記事)と比べて見てください。

我が家の通称「上手の畑」は、こんな感じ。
「サツマイモ」の「畝」の形に積もってます。

この「雪」の下には「ハクサイ」と「大根」があります。
元々ここらの「野菜」は甘いのですが、「雪」に埋もれさせておくと更に甘くなるんです!!

実は去年もこうしておいたのですが、「除雪」した「雪」で潰れてしまいました。
「除雪車」が道から「雪」を押して「畑」に入れるのは良いのですが、中まで「除雪車」が入って上から押したみたいで・・・。

今年は無事だと良いなぁ。

我が家の通称「カオルさんの畑」は、こんな感じ。

「カオルさん」は「六ノ里」の「しらおシマダファーム」さんちのお父さん。
この方が借りて作られている「畑」の一部を借りて、「大豆」や「黒豆」「小豆」などを作ってます。

いきなり道の写真ですが、ちょっと「融雪剤」の効果について書いてみたいと思います。

ここは日陰で、今の時期はなかなか日が当たらないんですが、写真の様に車が踏み固めた所以外は「雪」が消えてます。

この写真の中の白い粒が「融雪剤」」です。

「融雪剤」にも色々種類が有りますが、簡単に言えば「塩」で、ここらで巻かれているのは「塩化カルシウム」。

この「塩化カルシウム」は水に溶けると発熱する性質を持っていて、発熱してまわりの「雪」を溶かします。
この写真の、小さな穴が開いているのが、それです。

さて『要らない知識』は、ここまでにして、もう少し下ってみます。

「栃洞大橋」から見た、冬の「牛道川」です。
川の中の岩の上にも「雪」が積もってます。

凄く冷たい川の水ですが、それでも「アマゴ」や「イワナ」は岩陰に潜んで春を待ってるはずです!
なお、春、解禁になってすぐは「雪解け」の水も混じって水温が凄く低いので、良く言う『アサマズメ』の時間帯では、なかなか魚が動きません。
少し日が差して来る頃の方が、餌に反応してくれるかな。

先日の記事の「忘年会」をやった「栃洞集会所」は、こんな感じ。

この写真は「集会所」の向かいの「牛道川」の様子。

「集会所」の前から、「栃洞 上組」方面を見た写真。
春になると、ここからも「甚七桜」が良く見えます。

ここで写真を撮っていたら「六ノ里」の仲間が「軽トラ」で上がって行きました。
猟師もやっている車中の彼は、凄く嬉しそうでした。
(その理由は、彼のブログを見てみてあげてください。)

「旧栃洞橋」の様子。

「栃洞大橋」が出来る前は、ここが本道だったそうですが、「大雪」の時に「栃洞白山神社」や「清桜里」の有る「栃洞 上組」方面に行くには、こっちの方が良いんです。

と言うのは、「栃洞大橋」を渡ってからの道は斜度がキツいので、4WDじゃないと「スタッドレス」を履いていても滑って上がれません!

さて「雪」の「六ノ里 栃洞」の景色(一部ですが)を紹介しましたが、今週末にも、また「寒波」が来るそうです。
俗に言う「クリスマス寒波」ってヤツらしいですが、さて、どれくらい降るのやら・・・。(笑)

雪の季節になりました

この月曜日までは天気が良くて12月にしては暖かでしたが、水曜日からは「雪」が降ったり止んだり。
天気予報はずっと毎日「雪」マークが付いてて、そろそろ本格的な「雪の季節」になります。

今日も午前中は雪が降ってましたが、午後からは少し晴れ間も見えて来ました。
『これはチャンス』と「見回り」して来ましたので、その様子を載せてみたいと思います。

朝起きて、すぐの様子。
昨日の昼間はチラチラとしか降って無く、先日の「初雪」もほとんど消えてたのですが、夜半くらいから降り出したみたいで、朝は、こんな感じに。

道路の雪は「融雪剤」でほとんど無かったのですが、道から家までの間は5cmくらい積もってました。
「郵便屋さん」が来てくれた時に申し訳無いので「除雪」しておきました。
(*ここらは「雪」でも「郵政カブ」で来られます!)

午後になって少し日が差してきたので、ちょっと外に出てみました。

家の前の道路の様子です。
雪景色に青空が見えて、こう言う景色、私、好きなんです。

我が家の通称「東の田んぼ」です。
「秋耕起」で耕した凸凹に「雪」が乗って、凸凹がさらに大きくなってますが、もうすぐ「積雪」で真っ平になります。

「見回り」したい理由は、先日の記事で書いた様に「ワサビ田」の「寒冷紗」の事で、この「雪」でどうなったか、ちょっと見に行きます。

我が家の通称「上の畑」。
ここの今の積雪は10cmくらいですが、もっと降ると膝より深くなります。
なので、気軽に見に行けるのは今しか有りません。
とは言っても「カンジキ」を履いて見に(遊びに?)行きますけどね。(笑)

夏に改良を加えた「湧水」の所も気になってましたので、ついでにチェック。

「ごみ除け」の板の所の「氷柱(つらら)」の長さは約30cm。
時期的に「湧水」の水量は少なくなってますが、順調に「沈砂箱」に入ってるのでOK!

一番の目的の「寒冷紗」の様子はこんな感じで、とりあえずは大丈夫そうで一安心。

先日、「沢」から引いた「山水」も「ワサビ田」に調子良く流れ込んでいる様で、この冬に「渇水」で「ワサビ」がダメになる事も無いと思います。

ここまで来たので、ついでに「梅畑」の方も「見回り」しときます。
「雪」の中を歩くのって、結構楽しいから。(笑)

「梅畑」に向かう前に、上がって来た方を振り返って。
西の方は晴れてますが、こっちは「冬空」で『いつ降って来ても』って感じ。

ここでちょっと自慢で、ウチの「桜」です。
我が家の「屋号」が「甚七」なので、勝手に「甚七桜」と呼んでます。
そう呼ぶ理由? それは『カッコいいから』。(笑)

上の方で、「沢」を挟んで反対側の木の枝と強風の時に擦れ有って枝が折れるので、冬前にその木を切ってあげました。
春になったら、きっといっぱい花を咲かせてくれると思います。
(この「桜ファースト」でやってますからね。)

「沢」に掛かる「橋」から見た「梅畑」方向の写真。

既に「雪」に足跡が有るのは、一度歩いて行って『あっ、写真撮らなきゃ』って戻ったからです。

新しい「梅畑」の様子。
「カモシカ」に葉を食われて、なかなか大きくなってくれませんが、大きくなってくれた「梅」には「積雪」で折れてしまわない様に、伸びた枝先を縛ってから「竹」を3本組んで「雪除け」にしてます。

「竹」と「縄」で四角に囲った「梅」は、この「雪」の前に「雪除け」が出来なかったので、もっといっぱい降る前にチャンスをみて行うつもりです。

この奥は、まだ何も植えて無く、ただ荒れない様に管理してるだけですが、野生動物(「カモシカ」「鹿」「猪」など)の動きが気になりますので「見回り」しときます。

ここも先に進んでから戻って来ての写真なので、足跡が有ります。(笑)
でも、足跡で今の「積雪量」が分かってもらえるかも。

奥に行くと、こんな感じ。
ここには「梅」を「剪定」した枝や「伐採」した木の枝の一部を積んでます。
春になったら燃やして「草木灰」にします。

一段上がって「簡易炭焼き窯」のある所の様子。
この水曜日からの「雪」に備えて「窯」の「煙突」や「焚き口」を片付けて、「ブルーシート」で覆ってあります。

ここも、もっと本格的に降ったら、なかなか近付けなくなります。

「先達さん」から引き継いだ「梅畑」。
去年の冬前に続き、今年も「剪定」したので「樹形」がだんだん良くなって来てると思います。
「立ち枝」をもっと整理したいのですが、「花芽」が付いてると思い切って切れません・・・なかなか難しいですね。(笑)

少し「雪」がチラチラして来たので、いっぱい降り出す前に戻る事にします。

降りて来て「清桜里」の方向を見た写真です。

ここら辺は凍結が予想される時、夜と朝方に行政から委託された業者が「融雪剤」を撒きに来てくれます。
なので、この様に道には「雪」が有りません。

「清桜里」のコテージの有る場所を見上げての写真。

また少し日が差して来ましたので、「栃洞白山神社」の「雪除けシート」の様子も気になっていたので行ってみる事にします。

「神社」で「雪除けシート」の様子を確認したので、戻って来てます。
我が家の通称「上の田んぼ」の今の様子は、こんな感じ。

これから、まだまだいっぱい「雪」が降ると思います。
毎朝の「除雪」は大変ですが、静けさの中の「雪景色」、なかなか良い物ですよ!

餅つき忘年会2022

今年も「餅つき忘年会」を行いましたので、その様子を紹介します。

「栃洞」地区の「餅つき忘年会」は以前から行っていた訳では無く、今年で3年目。
この始まりは、実は私の『「栃洞」で採れた「餅米」で「杵つき餅」が食べたい』と言う完全に個人の欲求から。(笑)

本題に入る前に「前書き」として、このあたりの話をします。
(今回、ちょっと長いです。ごめんなさい。)

「六ノ里」は「郡上市」の中でも「棚田米」で有名ですが、我が家もウチで食べる為の「米つくり」をしています。

ここ「栃洞」辺りでは「田んぼ」に「山水」を使うのですが凄く冷たいので、ウチは「水口(水を入れる所)」付近に冷たい水でも良く成長する「餅米」を植えます。
(写真の手前側が「水口」で、緑の濃い「稲」が「餅米」。)

写真は我が家の通称「上の田んぼ」で今年採れた分で、右側6袋が「コシヒカリ」で左側の2袋が「餅米」。

「餅米」は「東の田んぼ」と合わせて「籾摺り」後で、だいたい30kg前後採れます。
(今年は「コシヒカリ」を植える量を間違えたので35kg!)

しかし、この程度の量では出荷出来る程も無く、かと言って「正月」の「餅」や春の「ヨモギ餅」、普段、たまに食べたくなった時に「餅つき機」でついても、知り合いにあげても、全て消費するには多過ぎます。

ところで、私の子供の頃に「正月」の「餅」と言えば、親類の「農家」が「杵(きね)」と「臼(うす)」でついた「杵つき餅」で、それが凄く美味かった覚えが有ります。

なので、『自分で作った「餅米」が有るなら、何とか「杵つき餅」が食べれないか?』と思い、それをお隣のお父さんに相談したところ『ウチに「臼」も「杵」も有るから使えばえぇよ。』と言ってくださいました。

しかし、「杵つき餅」を作るには、「餅米」を蒸して、それを素早くついて、「餅」が出来たら『冷めて硬くなる前に』手際良く「まとめる」のが重要で、それには人手が必要です。
(*この辺りでは、ついた「餅」を小さく分けたり、「のし餅」に「のし」たりする事を「まとめる」と言われます。他の所も、そう言うのでしょうか?)

それに、そもそも、昔々の子供の頃に少し手伝った(邪魔した?)程度で、上手く「つき上がる」とは到底思えません!!!
そこで思いついたのが「餅つき忘年会」です。

地区の皆さんに手伝っていただければ、経験豊富なお父さん、お母さん達ですから上手くつき上がって、美味い「杵つき餅」が食べられるのは間違いありません!

「忘年会」で「餅つき」をして、地区の皆さんに食べていただけたら、普段から何かと気に掛けて頂いてる皆さんへの「御礼」になるし、自分で作った「餅米」で作った「餅」を『美味しい』って言って貰えたら凄く嬉しいですし、自家消費には多過ぎる「餅米」の有効利用になりますし、良い事ばかり。

そこで、地区の皆さんや「組長」(地区の代表役の方の事です)と相談して始めたのです。

では、「餅つき忘年会」の本題に入ります!

「忘年会」の前に地区の「総会」をやりますが、その間に「餅米」を蒸してます。
「総会」が終わったら、ついた「餅」を「まとめる」準備からです。

手前2つは「のし餅」を作る台で「1臼目」と「2臼目」で使います。
ついた「餅」をここに置いて「のし棒」で平にし、冷めてから小さく切ります、。
(「のし餅」は皆さんに持って帰ってもらいます。)

奥の板は、今日、ここで食べる分を「ちぎって」分ける際に使います。

なお、蒸してる間に「臼」は熱いお湯を入れて、蒸した「餅米」が冷めない様にして有ります。

「まとめる」準備が整って、「餅米」も蒸し上がって、さぁ「餅つき」です。

まず最初に、蒸し上がった「餅米」を「臼」に入れたら「杵」で「米粒」を押し潰す様にします。
これを適当にやると「つき始め」に「米粒」が飛び散りますので、丹念に!!
(余談ですが、この「蒸した餅米」って、食べたら凄く美味しいです!!!)

十分に潰し終えて、ひと固まりになったらつき始めます。

まずは、お父さん、お母さんご夫婦から。
「つく」と「返し」のリズムが素晴らしいのは、長年連れ添った仲だからでしょうか?

それから、地区の皆さんにも交代でついてもらいます。

何人か交代でついて「1臼目」がつき上がり、素早く「のし餅」の役の方へ。

続いて「2臼目」です。

今度は、さっきのお父さん達よりは少し若いご夫婦から。
こちらも仲が良い方達なので、お父さん達に負けずとリズムはバッチリ!

何人かに代わって「ついて」もらって、「2臼目」も出来上がりました。
写真から「つき立て餅」の柔らかさが伝わると良いなぁ。

さて、ここからは、今日の「忘年会」で食べる「3臼目」です。

最初、お父さん達にこねて頂いて、その後は若い子達にも。
「餅つき」技術の伝承ですね。(笑)

それから、この方と、

この方は、地区の方の会社の方。
『餅つきをしてみたい』との事で来られたそうです。
(そう、ここの「忘年会」は他所からの参加も大歓迎です!)

最後に、地区の若手が仕上げをついて「3臼目」の出来上がり。

つき上がった「餅」は、お母さん達の「熟練の技」で素早く「きな粉餅」や「餡餅(あんもち)」に。

以上で、今年も「餅つき」が無事完了です。

「餅」の他にもお母さん達による美味い料理がテーブルに並び、全員が席に着いたら、今年一年の無事と来年も良い年である事を願って「乾杯」!。
年配の方々、若い方々、他所から来られた方々、みんな一緒に楽しみました。

なお、お昼過ぎから始めたこの「忘年会」、近隣地区の方が来られたり、新しく「栃洞」に別荘を買われた方が来られたり、と夜中まで宴は続きました。

初雪です!

今年の「初雪」が降りました。
今日はその様子をお伝えしてみたいと思います。

まずは、玄関前からの様子。
外に出て『寒い!!』ってほどでも無いですが、それでも−4℃くらいらしいです。

我が愛車の上にも少し積もってます。

この場所は庭を「除雪」する際に邪魔になりますので空けないとなりません。
その為には「車庫」(写真の右側)を片付けて「軽トラ」を入れられる様にしなきゃ。
(「車庫」は冬以外は「農作業」で使う諸々を入れてますので。)

家の前の道路に出ての様子。
道の「積雪」はうっすらくらいで、地温が高いのか凍ってはいません。

我が家の通称「前の畑」も雪で真っ白に。
ここは「積雪」と庭を「除雪」した雪で、庭の高さと同じくらいに雪で埋まります。

「東の田んぼ」は、こんな感じで、

「上の田んぼ」は、こんな感じ。
以前の記事に書いた「田んぼ」用の「茅」にも雪が積もってます。

「上の田んぼ」から「清桜里」方向を見た様子。
暖かいコテージの中から、雪景色を眺めるのも良いでしょうね!

ちょっと「上の畑」の方にも上がってみます。

「上の畑」から「梅畑」の方向の様子。
先日、我が家の「桜」のそばの木を切ったので、良く見える様になってます。

今年、再改修した「ワサビ田」の様子。
日除け目的の「寒冷紗」にも少し積もってます。

黒い「寒冷紗」は保温効果も期待出来るのでこのままにしたいのですが、この先いっぱい雪が降り積もると耐え切れないかな・・・。

「上の畑」から今年の春に綺麗にした斜面を見た様子。
「桃」と「花もも」を植えてますが、もうすぐここも雪に覆われてしまいます。

「初雪」の時期なると、軒先の「干し柿」もそろそろ出来上がり。

実はまだ「除雪道具」を出してないので出さなきゃ・・・。

さて、今年の雪はどうでしょう。
「除雪」が大変なのであまり降って欲しくないですが、降らな過ぎるのも「春」の水不足に繋がりますので悩ましいところです。(笑)

三寺参りの準備

今年の「三寺参り」の準備を有志の方々で行いましたので、その様子を紹介してみたいと思います。

寒い中、今回、参加してくださった方々は8人。
その内「六ノ里」の別荘の方が、ご家族3人で参加くださいました。

では、まずは恒例の『前置き』から。
と言っても、今回は別の話では無く「三寺参り」の説明からですので。(笑)

「六ノ里」には「光雲寺」「光蓮寺」「善勝寺」の3つのお寺が有って、それぞれのお寺で12月31日から1月1日に掛けて、参道や境内に「竹灯籠」を並べ、また「篝火」を焚いて年越しの参詣者を迎える「三寺参り」と言うイベントが有ります。

どんな感じかと申しますと、

「善勝寺」では参道の石段に「竹灯籠」を並べたり、

境内や鐘楼に「竹灯籠」を並べたり、

「篝火」を焚いたりします。

「光雲寺」の様子は、こんな感じで、こちらも「竹灯籠」「篝火」を行います。
写真は載せてませんが「光蓮寺」も、もちろん同じです。
(詳しくは、過去の記事をご覧下さい。)

写真から伝わるか分かりませんが、この時期は積雪が有るのが普通なので「竹灯籠」や「篝火」の灯りと雪の組合せが誠に素晴らしいんです。
それに、それぞれのお寺の檀家の方によって「甘酒」や「お汁粉」の提供や「年越し蕎麦」が有った年も有りました。(「年越し蕎麦」は有料で提供されました。)

何末年始で、しかも雪の中のイベントですが「Camp&Resort 清桜里」、「農家ペンション リトルパイン」、チャレンジャーな方向けには「キャンプ村しろとり野営場」と宿泊施設も有りますので、ぜひ「三寺参り」に来てみてください。
(年末年始に営業が行われているかは確実では有りませんので、それぞれの施設にお尋ねください。

では、本題の「三寺参り」の準備の話に入ります。
まずは「薪」作りの作業から。

「薪」作りの作業は、「カラ松」の太い丸太を「チェーン・ソー」で「薪」の長さに裁断します。(「カラ松」は「六ノ里」の有志の方から提供いただいてます。)

丸太が太くて「チェーン・ソー」の「バー」の長さが足らず、一気に切れません。
なので、上側から切れるだけ切って、それから転がして反対側を切ります。
*「バー」:「チェーン・ソー」の「チェーン」が掛かっている部分。

丸太を「薪」の長さに裁断するそばから、「エンジン薪割り機」で割って「薪」にしていきます。

この機械は大型で25トンの出力が有るそうで、太い丸太も楽々と割っていけます。
(参加くださった方の持ち物で、持って来てくださいました。)

出来た「薪」は「一輪車」で運んで、建物の軒下に積んでおきます。
この写真は、まだほんの最初の頃で、最後は窓を越えるほどになり、それでも置き切れないのは他の場所に積みました。

大量の「薪」ですが、3つのお寺分なので、いっぱい必要なのです。
もし余ったら、来年の「善勝寺桜 桜まつり」でも使います。(笑)

次に「竹灯籠」の方の作業はと言うと、

女性の方々が「タワシ」で、一つづつ洗っていきます。
「山水」なので「湧水」と違って凄く冷たいですが、なぜか楽しそう。

洗い終わった分から、この様に並べて乾かします。
なお、この写真は大きな段ボール3個分で、まだ途中の物です。
お寺2つ分なので、あと段ボール3個分残ってます。
*どこのお寺の分か聞き忘れましたが、1つのお寺分が見つからずやれてません。

さて、天気予報では、来週からは毎日「雪マーク」が付いてます。
今年の「三寺参り」も雪の中で厳かに迎えられるかと楽しみです!
(一昨年の様に「竹灯籠」を消す程には降らないでね・・・。)

<追記>
冒頭の参加者の所に、別荘の方がご家族3人で参加くださったと書きましたが、この方々は「六ノ里」を気に入っていただき、将来的には移住も視野に入れられているそうです。

先日、お会いした際「六ノ里地域づくり協議会」の会報をお見せして『こう言うの(この作業の事)が有るので見学されては?』とお話したところ、見学どころか、初めてなのに大変な作業に長時間お付き合いいただきました。大変、申し訳無かったです。
「三寺参り」を「六ノ里」の皆さんと一緒に楽しんで頂けたらと思ってます!

木工旋盤の刃物作り

早いもので、今日から12月です。
暦通りに寒くなりまして、天気予報では今週末に雪マークが付いてました。

さて、前回の記事の「草木灰」と「木酢液」作りを雪が降る前にまだまだ増産したいのですが、あいにくの雨模様です。
こんな日は「屋内で出来る作業」と言う事で「木工旋盤」で使う「刃物」作りを行いましたので紹介してみたいと思います。

いきなり「刃物」作りと言っても訳が分かりませんよね。(笑)
なので、まずは『なぜ「刃物」を作ろうと思ったのか』からお話します。

この写真が、私が使っている「木工旋盤」の「刃物」です。

今回作ろうとするのは『掘り込む』際に使う「刃物」で、今有る「刃物」の中では一番下の「スクレーパー」に変わる物。
この「スクレーパー」と言う「刃物」は名前の如く『削ぎ取る』感じで削っていきます。
削るイメージとしては「金属旋盤」に近いです。

なお、これらの「刃物」を使う「木工旋盤」の方法は海外から来た物で、言うならば「西洋式木工旋盤」と呼んで良いと思います。

この『削ぎ取る』感じで削っていく「スクレーパー」でも「杉」や「檜」を挽く時は材料が柔らかいので良いのですが、「桑」や「栗」などの硬い材料を使って「湯呑み」や「茶碗」「菓子皿」など、大きく深さのある物を挽くと『凄く時間が掛かる』のです!!

ところが「山中漆器」を紹介したテレビ番組を見た際、「漆器」の元になる「木地」作り、「ろくろ挽き」と言うそうですが、その場面で、私が「木工旋盤」で挽く速度と全く違って『凄く早かった』のに驚きました。

この写真は削ってる時のイメージを伝えたくて「山中漆器」を紹介するサイトからお借りした物ですが、細い連続した「削りカス」が出ているのが分かるでしょうか?

ここで使っている「刃物」を「ろくろ鉋(かんな)」とか「木地かんな」と言うそうですが、鋭い「刃物」、例えば『ナイフで削る』とか『「鉋」で削る』のと同じ様な感じなのです。

この「ろくろ鉋」なら「硬い材料」でも早く挽けそうですし、現に硬い材料をかなりの速度で挽いていたので、『どんな削り具合なんだろう?使ってみたい』と思ったからです。

「西洋式」でも「ボールガウジ」と言う「刃物」を使えば、材料への『当て方』次第で薄く連続して削る事も出来ますが、それでも「ろくろ鉋」に比べると削るイメージが違います。

*「ろくろ鉋」を使うのは「山中漆器」だけで無く「木曽ろくろ挽き」や「コケシ」作りも同じで(細かい所は違うのでしょうが)、この日本古来からの「ろくろ挽き」は「西洋式木工旋盤」に対して「日本式木工旋盤」と呼んで良いと思います。

この「ろくろ鉋」、まずは『ネットで購入出来ないか』と調べてみましたが、『作る形状に合わせて職人が「鍛冶屋」をして作る物』らしく販売されていません。
『なら、作るしかないな』となりました。
(作ってみたい気、満々なのが本当のところです。(笑)

以上が、今回「刃物」を作ろうと思った経緯です。

作るにあたって、色々なサイトで作り方を調べました。

まず材料ですが、調べた結果「ハイス鋼」が良いらしいです。
「ホームセンター」とかでは、まず普通には売ってませんので、本業でも材料を購入している「ミスミ」で調達。

材質:「S45C相当・一般構造用鋼・SCM435」 Φ15mm、長さ300mm
価格:1本¥600円。これを3本、税込み価格 ¥1,980円。

次は「鍛冶屋」作業の道具です。

材料を真っ赤に焼いて「ハンマー」で叩いて鍛えながら形を仕上げていくのですが、「炉」の代わりは「七輪」を使い、燃料は普通の「木炭」です。(写真の①)

火力を増す為の「吹子(ふいご)」の代わりは「コンプレッサー」からの「圧縮空気」を「エアブロー・ガン」のレバーを固定し、少しずつ「七輪」に吹き込みます。
最初はレバーの固定に「ゴムコード」を使ってましたが「タイラップ」での固定に変えました。(写真の②)

ちなみに「タイラップ」や「インシュロック」は登録商標で、 一般名称は「結束バンド」や「ケーブルタイ」と言うそうです。

叩いて鍛える際の「金床」の代わりは「農舎」に有った、多分「耕運機」の前後バランスを取る為の「ウエイト」。(写真の③)

こんな感じに、真っ赤に熱して「ハンマー」で叩いて欲しい形状にしていきます。

写真では「耕運機」の「ウエイト」が本物の「金床」に変わってますが、実際に叩いて鍛えたところ、「ウエイト」では軽過ぎて不安定でやりにくくて・・・。

熱して叩いて鍛える音(けっこううるさい!)を聞いて覗いていただいたお隣のお父さんの好意で、本物の「金床」を貸していただきました。いつもながら感謝、感謝です!

大体の形状まで叩いて作ったのですが、写真中の上の「台形」形状に、この形から矢印方向に熱しては叩いて作るのですが、正直なところ上手く出来ません。

そこで一度冷やして、「両頭グラインダー」で削って仕上げました。

その後、もう一度熱して、先端を写真の様に叩いて曲げて形状は完成。
これを真っ赤に熱して、「バケツ」に入れた水に入れて「焼入れ」して完成です。

ここまで出来たら「チェーン・ソー」の「目立て」をする「丸ヤスリ」で削って「刃」を付けます。(写真の右側の色の違う部分が「丸ヤスリ」で削ってみた部分。)

ところが、これが大失敗で『硬過ぎて』少しずつしか削れません!!
(『硬過ぎる』ので、「焼入れ」温度は大成功なんですけどね・・・。)

なので、もう一度熱してからゆっくり冷ます「焼き鈍し」をして、「丸ヤスリ」で『ほぼ「刃」の状態』に仕上げました。

「焼き鈍し」して柔らかくなっているので、このままでは「刃物」にはなりません。
なので、もう一度真っ赤に熱して「焼入れ」します。

『良い温度』になったら、写真の様に「バケツ」の水に一気に『ジュッ!!』と。
(大事なのは『迷い無く!』です)。

なお「焼入れ」時の熱する際の目安(温度)は『見た目の色と明るさ』ですが、これは昔、「オートバイ」用の整備工具を作っていた頃の経験からです。
(硬くて「ヤスリ」で削れないくらいなので、昔の記憶は間違っては無かった。(笑)

以上で「鍛冶屋」仕事は終了です。

この後は普通に「刃物」の研ぎです。

「チェーン・ソー」用の「丸ヤスリ」で荒く研いで、それから「ダイヤモンド・ヤスリ」で少し細かく研いで、最後は「リューター」に「ゴム砥石」を付けて「仕上げ研ぎ」して完成。

まだ実際に「木工旋盤」で挽いてみてませんが「ろくろ鉋」としては良く出来たと思ってます。(得意の自画自賛です!)

私の性分としては『完成したら早く使ってみたい!』ですが、「草木灰」作りや「果樹木」の「剪定」とやる事いっぱいで・・・。

実際に使ってみましたら、また何かの記事中でもご報告したいと思います!

「草木灰」と「木酢液」作り

前の記事で「畑」に使う「燻炭」作りを紹介しましたが、今回は「草木灰」と「木酢液」作りを紹介してみたいと思います。

その前に、久しぶりに前置きを書きます。(笑)

11月も終わり近くなって、天気予報では今週の半ばに「雪マーク」が付いてます。

なので、私の「軽トラ」と家内の「ジムニー」の「タイヤ」を「スタッドレス」に交換です。

2021年の冬前に新品に履き替えての2シーズン目ですが、まだ大丈夫そうです。
これで雪が降っても困りません!(笑)

さて、それでは本題です。

前回の記事の最後に『今年の「草刈り」もおしまい』と書きましたが、「草刈り」が終わると次は要らない雑木の「伐採」を行います。

で「伐採」した木の太い部分は「薪ストーブ」の「薪」として使ってもらって、先の方は細かく切って積んでおいて春になったら燃やしてしまいます。

で、少し太い部分は写真の様に「エンジン付き運搬車」に積み込んで、

「ドラム缶炭焼き窯」に運んで「窯」に詰め込んで「草木灰」を作ります。

頑張って綺麗に仕上げた「ドラム缶炭焼き窯」ですが、熱と湿気で傷みが激しいです。
今年はこのまま何とか使って、来春には修理しなければと思ってます。
(「ドラム缶炭焼き窯」と言ってますが、まだ「草木灰」作りにしか使ってませんが・・・。)

「蓋」を閉じて「焚き口」をセットし、「焚き口」から火を焚きます。
一晩燃やしてやると、翌日には「草木灰」になっています。

ところで、「煙突」の向きが変でしょ?

「草木灰」を作るだけなら「煙突」は真っ直ぐ上に向いてるのが燃焼効率的にも良いのですが、これには理由が有ります。

写真の様に「煙突」の先を低くしておくと、長い「煙突」の中で煙が冷やされ先端に「木酢液」が出て来ます。

そして垂れた「木酢液」は下に置いた「バケツ」に溜まるって訳です!

昨年は1.5リットルのペットボトル3本分出来ました。
「木酢液」は「獣害対策」にも「畑」の「野菜」の虫除けなどにいっぱい使います。
「草木灰」の副産物ですが、買うと何気に高いので助かります。

本当は「木酢液」を取る「煙突」は斜め上に向けて、途中の下側に穴を開け、そこから「木酢液」が垂れ落ちる様にするのだそうです。

しかし、それでは先端から雨水が「窯」の中に入ってしまいます。
ですので「雨避け」が必要になり、そうするには「煙突」を支える「脚」を付けて「雨避け」の重量を支えられる様にする必要が有ります。

まぁ、十分に要を果たせてますので、今は、この『邪道』な方法で「木酢液」を採取して、「ドラム缶炭焼き窯」の改修時に屋根も含めて何か考えます!(笑)

なお「ドラム缶炭焼き窯」で、一回に出来る「草木灰」は写真の量。

「草木灰」は「畑」で何かと使うので、何回も繰り返して量産しないと足りません。
なので「木酢液」もいっぱい出来るって訳です。

さてさて、雪が降るまでに「草木灰」と「木酢液」作りが何回出来るでしょうか?(笑)

「燻炭」作りと今年最後の草刈り

来年の「畑」で使う「燻炭」を作りました。
また、今年の「草刈り」が終わりましたので、合わせて記事にしてみたいと思います。

朝一番で「籾摺り屋」さんに「籾殻」を貰いに行きました。
写真の大きな袋「フレコン・バッグ」と言いますが、これ二つ分(「軽トラ」の荷台が目一杯の量になります。)を貰って来ました。

これを我が家の通称「東の田んぼ」に降ろして「燻炭器」で「燻炭」にします。
写真の左側、「籾殻」の山の上に出ているパイプから煙が出ているのが分かりますか?
この状態で「籾殻」が蒸し焼きされて「燻炭」になります。

手順はと言うと、写真の右側の銀色の物が「燻炭器」で、下の「三角錐形状」の中に「藁」が少し入れて有ります。

中の「藁」に火を付けたら、「フレコン・バッグ」から「籾殻」を「箕(み)」で掬って、

写真の様に「燻炭器」の周りに積んで行きます。
なお、この作業、「三角錐形状」の部分を覆うだけは素早く行わないと中の「藁」が燃え尽きてしまいます。
まぁ、燃え尽きてもパイプの上から火の付いた物を中に落とせば良いのですが・・・。

「籾殻」をもらって「田んぼ」に下ろすまでは共同作業で、後の「燻炭」作りは家内に任せて私は今年最後の「草刈り」を行います。

この写真は、先日の「田んぼ」用の「茅刈り」の記事で使った物ですが、ここの奥の「茅」を刈り倒します。

で、全て完了したところ。
「茅」の白い穂が倒れているのが分かるでしょうか?

写真の上の平場が先日の記事で刈った広場で、その下の平場が上の写真の「茅」が群生していた所。
その下の道状の所や写真の奥の方などなど、朝から夕方まで、ずっと刈って片付けました。

今回の「草刈り」は「田んぼ」用の「茅」は確保したので、完全に獣害対策が目的です。
でも、ここ、日当たりが良いので『何かに使えないかな?』と思っています。

他にも、この写真の場所も向こうが見通せない程に「茅」が茂ってましたが、写真の様に綺麗にしてます。

ここは夏過ぎに一度綺麗に刈ってますので「茅」は殆ど有りません。
しかし「広葉樹」の幼木が新しく生えて来てますので、可哀想ですが刈ってしまいます。

以上で今年の「草刈り」はおしまいです。
今年の分は終わりましたが、また来年も同じ事の繰り返しですけどね。(笑)

さて、もうすぐ「雪の季節」になります。
雪が降る前に、やれるだけの事をやらなくては・・・頑張ります!!