R7源蔵寺棚田再生 第5回目 実施結果

「源蔵寺棚田の再生 第5回目」を実施しました。

町に比べれば最高気温は30℃と低い六ノ里ですが、それでも作業をしていると暑いです。
熱中症対策の休憩をとりつつ、無事に行う事ができました。

今回の参加者は、町からの一般のご協力者の方が3名、六ノ里のご協力者の方が3名、合計6名の方に協力いただけました。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

それでは当日の様子を紹介してまいります。

いつもの様に、六ノ里集会所に集合です。

今回はお盆明けの翌週で皆様お忙しいと思われ、少人数となりました。
ですが、常連の頼りになる方々ですので、少数精鋭で頑張ります!

今日の作業内容について簡単に説明を行い、その後、現地に向かいます。

作業の内容を紹介する前に、前回から圃場環境の改善された点を紹介します。

今年の圃場へは小さい沢を渡りますが、以前は丸太を渡した上を通ってましたが、凸凹していて渡りにくかったです。

そこで地元の鉄工所のご協力で、写真の様に鉄製の橋を渡しました。
通路側の方は斜面なので、橋との間の片側に隙間が出来て、そこに石を入れて設置してますが、近々、コンクリートで埋める予定です。

さて、現地に着いて荷物を運んで準備が出来たら、それぞれ作業を開始します。

草刈機を使う方以外は、畝間と畦部の草取りを行なっていただきました。

蕎麦は雑草に比べて成長が早く畝間の草は伸び難いのですが、蕎麦の株の根本に低い草が密集すると刈り取りの際に都合が悪いので、大きくならないうちに取り除くのです。

草刈機を使う方には、圃場の間の斜面の草刈りをお願いしました。

斜面で足場が悪いのと、草が伸びて蜂の巣が有る事も考えられますので、ご注意いただく様にもお願いしました。

今年の圃場の上の斜面を刈っていると、六ノ里の方が手伝いに来てくださいました。

今回、事情により六ノ里内への募集告知が遅れてしまい、たまたま準備しているところに通り掛かられ事情を説明したところ来ていただけたのです。
お忙しいところ、ありがとうございます!

1時間作業をしたら、熱中症対策で休憩をとります。

六ノ里でも日向は暑いですが、休憩する木陰はすごく涼しいのです。
水分補給で飲み物を摂りながら、色々な話をするのも楽しいです。

ついついこの素敵な時間を堪能していたいのですが、思い切って作業に戻ります。(笑)

十分な休憩をとった後は、作業再開です。

畝間の草取り、しゃがんでの作業で大変ですが、根気良く行なっていただけました。

草刈り班は予定していた斜面の草刈りを終えたので、来年再生予定の圃場も行いました。

雑草が茂っていても冬の積雪で押し潰されはしますが、この3年間の経験上からも、今の時期に草刈りしておくと来年の作業が少しは楽になるのです。

また、圃場の上の段の広場の草刈りもできました!(写真はその作業中)

ここは蕎麦の花が咲いた時に写真を撮るのに最高な場所なのです。
少し足元は悪いですが、ぜひ見に来て写真を撮ってください!

時間になりましたので、今日の作業は終了。

写真は作業の終わった圃場と周辺の様子ですが、皆様のご協力でこんなに綺麗になりました。

ちなみに来年の圃場は蕎麦では無く、野菜の栽培を考えてます。
野菜を育てて収穫を山分けみたいな感じになります。
写真の2人は『何を作ろうかなぁ』と相談されているのかもしれませんね。

最後に集合写真を撮影して、解散としました。
皆様、残暑の中、ご苦労様でした。

以上、第5回目の実施報告でした。

次回、第6回目は9月13日(予備日14日)に、今回と同じく畝間の草取り・周辺の草刈りを行なう予定です。

募集案内は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイト同インスタグラムに掲載されますので、興味を持たれた方は覗いてみてください。


本文中では、今の蕎麦の様子を載せてませんので、最後に紹介しておきます。

まずは今年の圃場の様子。

大雨の影響で畝の低い所と高い所で生育具合の違いは有りますが、この後、徐々に同じくらいになってくれると思っています。

生育具合に差は有りますが、どこも蕾から徐々に花が開いて来てます。

9月の頭には、真っ白な花の蕎麦畑になると思われます。
再生の進んだ「源蔵寺棚田」の様子と共に、ぜひ見に来てください。

そして最後に、前回の記事の前置きで紹介した「そば茶寮文福笠井」さんの下の圃場

種蒔き後、全く雨が降らなかったのですが、元気に芽を出して来てます。

これから徐々に大きく育って白い花をいっぱい付けると思います。
その様子は「そば茶寮文福笠井」さんの店内からも眺められますので、蕎麦を食べがてら、こちらも見に来てください。

ちょっと工作を

秋蕎麦の種蒔きと草刈りの日々の中、時間の合間でちょっとした工作をしましたので記事にしてみたいと思います。

が、その前に、いつもの前置きを少し。(笑)

残っていた「そば茶寮文福笠井」さんの下の圃場、本当はお盆前に種蒔きの予定でしたが雨に祟られて延期で、やっと出来ました。

まず、耕運機で耕して、レーキで均して。(8月16日)

畝立て専用機を倉庫から出して、軽トラに積み込んで圃場へ。

と来たら、普通は畝立ての様子ですが、いきなり種蒔きの終わった写真。(8月17日)

今年の六ノ里は暑くて暑くて、もう早く終わらせたくて・・・撮り忘れたのです。
まぁ、過去の記事でいっぱい書いたので、無くても良いかと。(笑)

これで今年の秋蕎麦の種蒔きは完了!!!(やっと終わった・・・)

さて前置きはここまでで、ここからが本題。
まずは沢水のパイプの修理。

我が家では、先達さん(我が家の前の住人の方)が農舎の前まで沢水を引いておられます。

この沢水、畑仕事で汚れた衣服や手袋から鍬や鋤簾、農機整備で油で汚れた手などなど、ちょっと洗うのに重宝してますが、先日、草刈りをしていて水が漏れているのを見つけました。
土の中からピューっと軽い放物線を描いて、です。(笑)

漏れている箇所を掘って見ると水が漏れない様に細工してありましたが、多分、今年の大雪が消える際、雪が土を引っ張って接続部が抜けかけて漏れ出したのだと思います。

漏れなければ良いので同じ様に直そうかと思いましたが、また大雪が降って同じ様になるのも癪なので配管用の部品を利用して直しました。

太いパイプの外径が塩ビ管の75mmに近かったので、塩ビ管の端末を止める部材をベースに、接続する塩ビの太さに近い塩ビ管の接続部品を使って写真の物を制作。

これをシリコン・コーキング剤を塗ってから太いパイプに打ち込み、このままでもまず抜けては来ないと思いますが、念の為に、抜け止めでビスで入れてから接続部をシリコン・コーキング剤で固めてます。

シリコン・コーキング剤がほぼ固まるまで2日ほど放置して、農舎に引いてある塩ビパイプを接続し埋め戻しました。
施工後、1週間以上経ちますが漏れてきて無いので、まず大丈夫かと。

次は野菜苗を育てる際の苗箱カバーの製作です。

通常、白菜などはポットで苗を育て、それを畑に定植して防虫ネットを掛けます。
が、苗を作る際にも蝶々などが飛んで来て苗に卵を産みます。

となると、いくら定植後に防虫ネットを掛けても意味が無くなるので、育苗用の苗箱カバーを作ります。(前から作れと言われてましたが、やっと気分が乗って製作)

まずは使う苗箱のサイズを調べて、仕事に使うCADで必要な材料のサイズを出します。

簡単な物ですから、わざわざCADを使う事も無いのですが、たまには使わないとCADの使い方を忘れてしまうので。(笑)

30mm角の木材を買ってきて、CADで出した寸法にカットして。

木材にダンポールを差し込む穴を開けてから、ネジで固定したら完成。

ダンポールを差し込むと、写真の様になります。
仕舞う際は、ダンポールを抜いて木製のフレームに縛り付ければ場所も取りません。

使い方は(説明するまでも無いかと思うけど)、「カゴトレー」に苗のポット入れて並べたところに、これを被せて、

そこに防虫ネットを被せて使用します。

写真は防虫ネットを石で固定してますが、これは使用状態を説明するための仮。
実際は防虫ネットを必要な大きさに切って被せて、画鋲で止めると良いかと思います。

これを作った理由(気分が乗った理由)は、今まで我が家で育苗する際は、そこらに有る物で適当にやってましたが、来年「源蔵寺棚田の再生」で皆んなで苗を育てて白菜を作ってみようと思っているからです。

その際に、育苗中に虫が卵を産んで、『虫だらけ、食い跡だらけになるのもなぁ』と。
参加者の中には、虫がダメって方も居るかもしれませんし。

最後に。

お盆が過ぎて六ノ里では、朝晩涼しくなって来ました。

今日、8月18日、種蒔きの終わった圃場周りの草を刈って来ましたが、空にはこんな秋を思わせる雲が。

六ノ里より下(しも)の集落の田んぼでは、稲穂も出揃って来て。
その上を「アキアカネ(赤とんぼ)」が乱舞してます。(この写真では見えませんが)。

もうすぐ秋が来て、稲刈りの季節になります。
そして稲刈りが終わったら、蕎麦の刈り取りにもなります。
あと少し、草刈りにも頑張っていかないとなぁ。(笑)

ここ最近の様子は

前回の記事で「今年も蕎麦な毎日」を書きましたが、蕎麦以外にも「六ノ里暮らし」を楽しんでます。

今日はその様子を書いてみたいと思います。

栃洞白山神社の「宮掃除」。

ここ栃洞地区では、2021年に「郡上市景観百景」に認定されたのを機に、毎月第1日曜日を「景観整備の日」として、地区内の景観整備活動を行なってます。

今月は9月7日に栃洞白山神社の例大祭を行うので、境内の清掃や周辺の草刈り、植え込みの剪定を行いました。
この写真は当日は忙しくて撮って無く、フライングして前日に草刈りした物。(笑)

ちなみに、この例大祭は毎年9月7日に行われ、その日をここらでは「縁日」と呼び、神事を拝殿で執り行い、その後「直会(なおらい)」が行われます。
詳細に付きましては、こちらの過去記事をご覧ください。

景観整備活動が終わると、毎回、地域の女性陣が季節に合わせた食事の用意をしてくださりますので、皆でお昼をいただきます。

食事の味もですが、老若男女、地域の方同士の語らいも魅力なのです。
もっとも女性陣の尽力があっての事ですので、感謝を忘れてはなりません。

そして、今年からこの楽しい食事会の際に、地元の方の「お誕生日会」も行ってます。

この「お誕生日会」は、昨年の忘年会の際、当時の組長が『母が今月誕生日なので、忘年会に合わせて誕生日会をしたい』と言い出したのがきっかけで始まりました。

地域の方がいつまでも元気でいて欲しいし、お一人で暮らされてる方は誕生日を祝う事もなかなか無いと思えますし、出来れば続けて行きたいと思ってます。

地域活動の話をもう一つ書きます。

六ノ里には、標高1612mの白尾山があって、その登山道の草刈り整備(「草刈り登山」ですね)を毎年地域の有志で行なってます。

先日、今年の「草刈り登山」がありましたので、私も参加してきました。

少し周りの木々が成長して邪魔ではありますが、山頂からは360度のパノラマが楽しめ、白山や御嶽山、恵那山が見え、聞いた話では名古屋のツインタワーも見えるとか。(写真は白鳥の町の方向のものです。)

『白尾山は、かつては白山信仰の山で修験者が登る山でしたが、今は「白尾山登山」として山頂まで約1時間半、数か所傾斜のキツイ場所がありますが、初心者でも楽しめます。』

と、色々なところで書かれてますが、草刈機を持ってとなると話が違ってきます。
山頂までの数か所の傾斜のキツイ場所、何度か草刈機が重くて嫌になりました。

ですが、山頂で食べるおにぎりの味は格別なので『来年も頑張って行こうかな』と思ってます。

次は「自給農家」の様子を書いてみましょう。

我が家では田んぼや畑をやってますが、自家消費で出荷しませんので「自給農家」なのです。

で、まずは稲作。
我が家の通称「東の田んぼ」は、今はこんな感じで、

そして、通称「上の田んぼ」は、こんな感じ。

どちらの田んぼも緑の濃さが違うツートーンになってますが、これは濃い方がタカヤマモチ(餅米)で薄い方がコシヒカリ(うるち米)と品種が違うから。

近づいて見ると、タカヤマモチは稲穂が出てます。
コシヒカリは、もう少ししたら出て来るかな。

ただ今年は、コシヒカリに目立って色の濃い所と薄い所が有るのが気になってます。
雑草が多かった所が肥料を取られて生育が遅れたのか、肥料の偏りがあったからなのか。(丁寧に2回も代かきしたので有り得ないけど)

まぁ、どちらもいっぱい採れて、コシヒカリの方は食味値も良いといいなぁ。

さて、次に、畑の方はと言うと、

まず、トウモロコシ。

ここ数年夏が暑くなったとは言っても、ここ六ノ里は寒暖差が大きく、水が良いので美味いトウモロコシが育ちます。

大きさがバラバラなのは収穫時期をずらす為に、時期をずらして植えたからです。
トウモロコシは採りたてが一番美味しいので、少しづつ採り頃になるのを狙ってです。

いっぱいイボ竹(農業用の支柱)を立ててあるのは、大雨で倒れたのを起こした支え。

こちらはスイカで、他にも数個、徐々に育ってます。

ただ育て方が悪いのか、ここ栃洞が夏でも寒い日が有るからか、本当はお盆時期に採れると良いのだけどまだ小さい。
でも、味はきっと美味いはず!(笑)

こちらはカボチャ。

そして、こちらも形と色がらしく無いですが、カボチャ。(らしい)

これらが育って採り頃になって来ると、必ず「ヤツ」がやって来ます!

そう、「ヤツ」と言うのは「ハクビシン」。
東京の「三鷹市」の都市整備部ホームページから引用させていただきました。)

こっちが採り頃になって味わうのを楽しみにしてるのに、トウモロコシもスイカもカボチャも、全部綺麗に食っていきます。
見た目は可愛らしくても、許せません!

なので、イタズラしない様に電気柵を、畑の外周ぐるっと一周張ります。

ハクビシン対策が主なので、下から一番下が10センチ、2番目が20センチ、3番目が45センチ位の高さにケーブルを張ってます。

写真の箱の中に本体とバッテリーが入ってます。
オレンジ色の支柱の右手にある茶色い物がハンドルで、畑に入る際に足を引っ掛け無い様に、ここで切り離せます。

電気柵は雑草が触れるとアースになって効かないので、ケーブルの下には全周防草シートを貼ってあります。

なお、誤ってケーブルに触れると凄く『痛い!!!』(経験者談)ので、間違っても触れない様にお願いします。(誰も触らないとは思うけど・・・)

最後は、また蕎麦の話。(笑)

前回の記事で書いた源蔵寺棚田の中段の蕎麦は、種蒔き後に何度か夕立の日が有って、畝が雨で濡れて炎天下で乾燥してを繰り返して、土が固く締まってしまいました。

なので『無事に発芽するか?』と心配でしたが、蕎麦、凄いです!
写真の様に固い土を地割れの様に押し除けて、無事に発芽しました。
(最初『モグラが入ったか?』と、ドキッとしましたが。笑)

今では、こんな感じに緑の線になって来ました。

ここも無事に育って、秋に『美味い蕎麦が採れると良いなぁ』と思ってます。

以上、ここ最近の事を書き連ねました。

世の中はまだ暑い日が続きますが、ここらはお盆を過ぎると過ごしやすくなります。
しかし、まだまだ雑草は伸びるので、畑仕事に加え草刈りも頑張ろうと思ってます。

今年も 蕎麦な毎日

先日「源蔵寺棚田の再生」第4回目を記事にしましたが、その後も蕎麦な毎日が続いてます。
今回は、その様子を記事にしてみたいと思います。

先日の「源蔵寺棚田の再生」の第4回目にて、常連の皆様と東京の自由学園の皆様のご協力で、今年開墾した圃場に蕎麦を蒔きました。

その際、支柱作り班の皆様に、鹿避け網を張る支柱を制作していただきました。
*製作の様子は、前回の記事を参照ください

今までは出来るだけ真っ直ぐな竹を選んで伐採して作っていただきましたが、自然な物ゆえに、真っ直ぐなのはなかなか難しいです。

今年は竹を火で炙って真っ直ぐにするのをやってみたくて、気にしないで作っていただきました。

この火で炙って真っ直ぐにするのを「矯め直し」と言うそうです。
やってみると結構太くても思ったより簡単に曲げ直せました!

そして、7月29日に、それを用いて鹿避け網を張りました。

鹿避け網を張っていて、ふと見ると畝の上に蕎麦の芽が!

最初は去年のこぼれ種が芽を出したのかと思いましたが、よくよく見るとちゃんと筋になって出てます。

と言うことは間違い無く今年蒔いた蕎麦の芽で、種蒔きから3日目の発芽なので予定よりかなり早いです。

鹿避け網に続いて、ウサギ避け網を張っている最中に突然の雷雨・・・。

とりあえず車に避難しましたが、すぐに雨は上がって。
ちなみに雷雨は源蔵寺だけで、栃洞はパラっとしただけだったそうです。

無事にウサギ避け網も張り終えて、これで一安心。
明日からは去年開墾した圃場の種蒔きに向けて、準備をしていきます。

翌7月30日。まずは、今年の圃場の様子から。

昨日、チラホラだった発芽は進んで、少しだけど緑の線になって来ました!

この日の作業は、昨年開墾した圃場の畝立て前の耕起です。
畝立て専用機には耕す機能は無いので、先に耕運機で丁寧に耕します。

ここは5月に耕していますが、その後2ヶ月経ってますので、当然草が生えてます。
なので、それを耕しながら手で取り除き、また耕して出て来る大きな石も取り除きながらで、進んでは停めての面倒な作業です。

なお、うちの畝立て専用機は耕運機で耕した跡がそのままだと、車輪が取られて上手く畝が立てられません。
なので、耕した跡を、耕し終えた所からレーキで均します。

この圃場は10a(1000平方メートル)弱ありますから、これらを行うのはかなりの仕事量となるのです。

『耕運機じゃなくトラクターなら、草を漉き込みながら耕せるのか?』『でもトラクターじゃ石を取り除きながらは無理か?』『トラクターなら耕しながら綺麗に土を均せるのか?』などと、色々考えながらやってました。(笑)

さて翌7月31日。
この日は「そば茶寮分福笠井」さんの下の圃場の耕起から。

以前書いた記事のとおり、夏蕎麦の収穫後に草刈りをしておいたのですが、たった1ヶ月で写真の様に草が伸びてます。

ここの圃場の種蒔きは1週間後の予定なので、まだ時間がある様に思えますが、この生えた草を漉き込んで熟させる為に早めに耕しておきます。

出来るだけ漉き込もうと何度も耕運機を往復させましたので、終わったのはお昼前。

ですので、ここで一度昼食に戻り、昼からは源蔵寺の圃場で畝立てです。

午後の作業の前に、今日の今年の圃場の様子です。

日に日に緑の線が濃く太くなって来てます。

近づいて撮ってみました。今は双葉が出ています!

ところで、この写真、なんか中心以外がボケてて変ですよね?

実は先日8年使ったスマホのディスプレーが浮いてダメになりました。
当然8年前の機種なので修理不能 → 破損・紛失の保険で新しい物に。
(新しいと言っても8年前の機種の代替えですので、そこそこ古い機種です。)

で、その新しいスマホのカメラにボカシ撮影の機能が有ったので使ってみたのです。

が、なんか思ったのと違う。(笑)

そもそも老眼なのでディスプレーを良く良く見ても、どの範囲がボケてるのか分かりませんので、しばらく失敗写真を撮って感を養うしかないかな。

余談でした。本題に戻ります。

午前中「そば茶寮分福笠井」さんの下の圃場を耕している間に、残った均しを終わらせてもらいましたので、これから畝立てです。

ここは耕地整理された圃場ですが、綺麗な四角と言う訳ではありません。

ですので、出来るだけ多くの畝を立てられる様に、写真の様に圃場にピンクテープでガイドを作ってから行います。

ちなみにこのピンクテープは、効果の無かった鹿避けテープです。
効くと思って2巻も買ったので、まだいっぱい残りが有るのです。

*圃場の外周に1段で巻く使い方ではダメでした。
鹿の目線高さまでに2段にぐるっと圃場の周りを取り囲むなど、物理的に侵入阻止する様な使い方であれば効果があるのかもしれません。

3時間程で、畝立て終了。
こうして見ると畝が曲がってるでしょ?

気持ちは真っ直ぐに畝立てしたいのですが、畝立て専用機の土寄せ板が硬盤(耕盤)に埋もれている大きな石に引っ掛かって曲がるのです。

写真奥側はまだマシですが、手前は隠れた石が多くて引っ掛かって曲がる曲がる。
『まぁ曲がってても生育には問題無い』と気にする自分に言い聞かせて、これで良しとします。(笑)

畝立てが終わったので次は種蒔きですが、今回は先に鹿避け網の設置を行います。

と言うのは、畝立て前にも畝立て後にも、鹿が圃場に入り込んでるからです。
せっかく種蒔きしても、奴らに踏み荒らされてはたまりませんから!

で、鹿避け網ですが、去年までは写真の様に各圃場ごとに独立して囲ってましたが、これだと隣り合った箇所は鹿避け網が2重になります。

言葉では分かりにくいので図にすると、こう言う事です。

この圃場は先に書いたように面積が広いので網の量が多くなります。
2重になっている部分は無駄なので、網の量は出来るだけ節約したいのです。

また2重になっている間は斜面なので、斜面の上下に網が有ると草刈りがやりにくいです。

なので、こんな感じにします。

これだと鹿避け網の量を減らせるし、斜面の草刈りもやり易いです。

この方法で鹿避け網を設置したのが、この写真。

草の緑で少し分かりづらいですが、奥と手前に斜面を横切る様に張ってます。
これで安心して種蒔きが出来ます。

8月4日、いよいよ種蒔きです。(昨日は地域の大事な行事が有ったので)
ここの圃場も当然「種まき機ごんべえ」を使います。

さすが「種まき機ごんべえ」、畝数24本を約30分で完了です。

種蒔きは無事に終わりましたが、今の懸念事項は明日からの天候です。

どうも3日ほど不安定そうなので、雨がいっぱい降らないで欲しいです。
蕎麦は種が長い時間水に浸ると、発芽率が一気に落ちるからです。
稲作で水不足の地域の人には、怒られるかもしれませんが・・・。

まぁ、その為にも畝立てして蒔いているので、かなりの大雨が続かない限りは大丈夫だと思います。

さて、源蔵寺の種蒔きは、これで終了です。
次は1週間後を目処に「そば茶寮文福笠井」さん下の圃場に耕起、畝立て、種蒔きを行う予定です。

もう少し「蕎麦な毎日」が続きますが、草刈りと並行して頑張ります!

R7「源蔵寺棚田の再生」 第4回目

「源蔵寺棚田の再生 第4回目」を実施しましたので、記事にしてみたいと思います。

第2回、第3回目と雨で中止といたしましたが、中止分の作業は有志の方にご協力いただき順調に進めて、第4回目を迎える事ができました。

今回の参加者は、町からの一般のご協力者の方が6名、東京の自由学園の方々が16名、「六ノ里」の方が2名、合計24名の方に参加協力いただけました。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

当日の様子を紹介する前に、事前準備の様子を紹介しておきます。

第4回目を前に、まずは圃場周辺の草刈りを実施。

昨年の圃場に比べ水草系の雑草が少なく、格段に効率良く作業が進んで来ました。

中止となった第3回目を前に、耕運機で圃場を耕して雑草の根を取り除いてましたが、向かって圃場の左側部分は取り除きが甘かった様で、思った以上に草が伸びてます。

畝立てを前に、今一度しっかり耕運機で耕しました。
と同時に、残っていた雑草の根も、綺麗に取り除いてます。

そして、その後、畝立てを行いました。

昨年は1畝に2列種蒔きしましたが密植となって激しく倒伏してしまい、せっかく作った蕎麦用バインダー「SO-Binder」を活用出来ずに、手作業での収穫で苦労しました。

今年はその反省から、1畝に1列蒔ける様に畝幅を狭くしてます。
この方法は今年の夏蕎麦の栽培で実践し、記事の様に「SO-Binder」で短時間での刈り取りが出来てます。

では、ここから当日の様子を紹介していきたいと思います。

いつもの様に、六ノ里集会所に集合です。

自由学園の皆さんは「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」を歩いて現地集合なので、その旨を主催者からお伝えし、今日の作業内容について簡単に説明してから現地に向かいます。

その際に、参加者が多くスタッフだけでは回らないので、常連の一部の方に作業リーダーをお願いしました。

現地に着いて道具を運んで準備をして程なく、自由学園の皆さんが到着されました。

全員が揃ったところで「ふるさと指導員」より挨拶と、本日の作業の説明を行いました。

今日の作業内容は、蕎麦の種蒔き、鹿避け網の支柱作り、周辺の草刈りとなります。
種蒔き班と支柱作り班に別れていただき、各班のメンバーが決まったところで、それぞれ作業に入ります。

周辺の草刈り作業の様子。

本来なら常連の参加協力者の中で草刈機を使える方数人で行う作業ですが、今回は生徒さんの数が多く、そちらの対応で人手が裂けません。

そこで、冒頭に書きました様に前日までにおおまかな所は済ませておきましたが、残りの部分について、申し訳ありませんが常連の「草刈りのスペシャリスト」の方お一人で対応願いました。

まずは種蒔き班の様子。
昨年より試験導入していた種蒔き機を、今年から正式運用です。

種蒔き機を用いる理由は、深蒔き出来るからです。

昨年はイボ竹を使って溝を作って蒔きましたが、この方法だと、どうしても浅蒔きになります。
これでも通常は問題無く蕎麦は発芽するのですが、この夏の猛暑で種が焼けてか、発芽率が悪いのです。

また、浅蒔きでは、芽が出る際に蕎麦の殻を付けて土から出てきます。
すると『種が落ちている!』と思うのか鳥が食べるのですが、深蒔きは芽が出るまでに土中で殻が取れるので、その様な事が起こらないのもあります。

そして何より、作業が安定して短時間で終わる事です。
狙い通り以上に、1回目の休憩までに種蒔きを終える結果となりました。

昨年までのイボ竹の方法では、力加減で溝が浅くも深くもなりますし、種を蒔く量だってバラツキます。
それを経験値の少ない方に均一に、と望む方が無理です。

せっかく種蒔きしたのに、インスタグラムを見て育って無いと悲しいですよね。
なので、それもあって、誰でも均一に安定した結果を短時間で出せる種蒔き機の導入なのです。

次に、鹿避け網の支柱作り班の様子。

竹の伐採作業はチェーンソーを使うので、危険ですので慣れた方にお願いしてます。
チェーンソーには竹切り用の刃を取り付けてあります。

伐採作業は、まず倒す方向を決め、他の方に声を掛けて待避してもらい、倒す方向の安全を確認した後、一気に切り倒します。

伐採後は、見本の支柱を元に長さに切って、その後、枝を払います。

長さに切るのには竹用の刃をセットした電動ノコギリを用いますが、これも使い方では危ないので作業リーダーの方にお願いしてます。

枝払いには、ナタや竹筒で叩き落とす方法、枝切り鋏で切り落とす方法がありますが、やり方を説明した後で試していただき、それぞれやり易い方法で行います。

休憩の様子です。

町に比べれば気温は低いですが、それでも30度近くの炎天下の作業ですので、熱中症対策で30分毎の休憩を取ります。

休憩の間は生徒さん、先生方、一般参加の方が混じり合って、色々なお話で盛り上がってました。

休憩後は、

種蒔き班は、休憩前に作業が終わっていたので、大豆を植えている所への藁敷きを行っていただきました。

自由学園の生徒さん達の「源蔵寺棚田の再生」への参加目的が『里山の農作業に触れる』ですので、畑作業も良い体験になったのではと思います。

自由学園では那須高原に圃場を持たれていて不耕起栽培をされているそうで、その農法について説明していただきました。

鹿避け網の支柱作り班の、今回の成果です。

今年の圃場には14本支柱が必要で、15本作っていただきました。

予定時間となりましたので、本日の作業は終了です。

炎天下の中、ご苦労様でした。
最後に集合写真の撮影をして、解散です。

1週間ほどで、芽が出て来ます。
その様子は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のインスタグラムで紹介されます。

以上、第4回目の実施報告でした。

次回、第5回目は8月23日(予備日24日)に、畝間の草取り・周辺の草刈りを行なう予定です。

募集案内は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトで行われますので、興味を持たれた方は覗いてみてください。

是非、ご参加いただき一緒に蕎麦を育てましょう!
多くの方のご協力を、宜しくお願いいたします。

草刈り機材について-ナイロン・コード編

この時期になると、草刈りの毎日。
と、何回か記事に書いてますが、今日はその草刈りに用いているナイロン・コードに関して書いてみたいと思います。(誰も興味無いかもしれませんが。笑)

この写真は「源蔵寺棚田の再生」の圃場を草刈りしたものです。

これから耕して、畝立てして、それから蕎麦を蒔きますが、芽が出て育ってくるとニホンジカが食べに来ます。

なので、畦に支柱を立てて鹿避け網を設置するのですが、草刈りしても短い草が残っていると、杭に支柱を縛り付ける作業がしづらいのです。

なので、出来るだけ綺麗に草刈りするのです。

この場所は「源蔵寺棚田の再生」に使用する圃場ではありませんが、蕎麦が育ってきたら、その様子が一番見える場所です。

気軽に近づいて見て頂けたいのですが、草が生えているとなかなか足を踏み入れにくいですよね?
ですので、ここも綺麗に草刈りします。

今世の中では「高刈り」が推奨されてますが、それを否定する訳ではありません。
現に人が入り込まない場所では、シュレッダー・ブレードで「高刈り」してます。
要は、公園の芝生みたいな場所と思ってください。

さて、この様に地面ぎりぎりまで草をに刈るには、ナイロン・コードが一番です。
草に隠れている石や雑木の切り株など、チップソーでは気を使う場所でも、ガンガン刈れますし、刈った草を粉砕してくれますので、片付けもほぼ不要で手間要らずです。
*ナイロン・コードを使用するには、排気量25cc以上がおすすめです。

そんな便利なナイロン・コードを草刈機で使用するには、専用の部品が必要になります。

色々なメーカーが、色々な製品を出してますが、私が使用しているのは「丸山製作所」の「たたけば出ますラク巻」という、半自動の物で、ホームセンターで¥3,000円くらいです。

他社の製品もいくつか試しましたが、今のところ、耐久性や利便性(後述します)から気に入っている商品です。

草刈機に取り付けた姿は、こんな感じ。(使用中の写真しか無くて、汚いですが)

ただ、この商品、『なんだ出て来なくなったじゃん・・・使えねぇなぁ』と、たまに聞きます。

ですが、これはプラスのドライバーが有れば解消出来ます!!

取説に書いてあるのですが、『何処を何故どうする』が分かりにくいので、写真付きで説明します。

まず、ナイロン・コードを巻く際には、草刈機に取り付けてある部品から、写真の「ケース」を取り外します。

次に、中央のネジをプラスのドライバーで外して分解します。
なお、逆ネジですので部品に表示の『しまる』の逆に回す事!!!

ネジを外すと、部品構成は、こうなります。
*部品名は「丸山製作所」のパーツリストに準じてます。

左下の「ケース」に注目。
なんかゴミがいっぱい付いてますよね?

拡大すると、こうです。

この草のゴミが邪魔して「ボタン」がストローク出来なくなって、ナイロン・コードが出なくなるので、この草のゴミを取り除いてあげれば、ナイロン・コードが出る様になります。

このゴミが入り込みにくくする方法としては、ナイロン・コードが短くなって地面に叩く際、草地では無く石に叩きつける様にすれば減りますが、なぜか何処からか入り込んで溜まってしまいます。

面倒ではありますが、ナイロン・コードが出なくなって、作業が止まるよりはマシと思って、私はナイロン・コードを巻く際には、分解して確認する様にしています。

そんな持病(?)の有る製品ではありますが、私がこの商品を気に入っているのには理由があります。

他社の製品もそうだと思いますが、使っていると地面に擦れる部分、「ケース」や「ボタン」は削れてしまいます。
写真の右側の「ボタン」が割と新しい物で、左が、かなり使い込んだ物。

元々の「ボタン」は角ばっていますが、削れてしまい、そのうち指が掛かりにくくなってナイロン・コードが巻きにくくなります。

では、『¥3,000円出して、製品を買い直すのか?』となりますが、「丸山製作所」の「たたくと出ますラク巻」は部品が購入出来ます!

部品を手配出来ると分かったのは、『他の部分はまだ使えるのに、新たに書い直すのは勿体無い』と思い、問い合わせてみたのです。

するとパーツリストを送っていただき、『購入したホームセンターで注文してください』と言われたのです。

これが購入した「ボタン」。
品番が「416305」で、値段が¥720円。

他に消耗する部品の一つにナイロン・コードを巻く「リール」があります。

写真のナイロン・コードが巻かれる部分、本来は縦に溝があるだけなのですが、左に溝が出来てますよね。

これがナイロン・コードで「リール」に出来る溝で、この溝がどんどん長くなっていくと「リール」の部品剛性が無くなって、叩いてもうまく出なくなります。

これの原因は、私が使うナイロン・コードが純正品では無く硬いのか、あるいは使用する際に草刈機の回転数が高いのかもしれません。

また、私はナイロン・コードが短くなって最後にどこかに飛んで行くのが嫌なので、飛んで行かない様にナイロン・コードの真ん中に結び目を作ってます。

こうする事で飛んで行かないのですが、これも「リール」に溝が出来る原因かもしれません。

この様に「リール」に溝が出来た時も「ボタン」同様、ちゃんと部品が出ます。

品番が「416301」で、値段が¥293円です。

「たたくと出ますラク巻」を取り扱っているお店であれば、それぞれの品番で取り寄せ出来ます。
ここが、この製品を気に入っている理由です。

なお、私は使用時間が多い=草刈り面積が広いので、消耗が激しいから「ボタン」と「リール」は3個ずつストックしています。

さて、地面に擦れて消耗する部品としては、先に書いた様に「ケース」もです。

円周方向のスリットみたいに、削れて穴が開いてますね。
写真は4年くらい使った「ケース」なので、元を取ったと言えばそうですが。(笑)

この部品も注文すれば出ます。品番は「416303」です。

なお「コードガイド」というナイロン・コードが出る所の金属部品は別になります。
*旧部品の外側から押せば「コードガイド」は外せますが、これくらい「ケース」が摩耗していると、「コードガイド」も摩耗してダメかと思います。

ただ部品としては出ますが、値段が確か¥1,500円を超えた記憶があり『結構するなぁ』が正直なところ。
なので、私はこうなると新しく「たたくと出ますラク巻」を買ってます。

他に、私が気にっている理由は、利便性です。

写真の様に「リール」にナイロン・コードを巻いた「ケース」ASSYを用意しておけば、現場でさっと入れ替えて作業を続けられるのです。

ナイロン・コードだけを巻ける長さに切って持ち歩いて、無くなったら巻き直しても良いのですが、先に書いた様に、「ボタン」と「ケース」の間に草のカスが詰まっていると入れ替えても出ない場合がありますから、その際に分解して綺麗にするのも面倒です。

そもそも切ったナイロン・コードは持ち歩きにくいです。

ですので、清掃してナイロン・コードを巻いた「ケース」ASSYを、「草刈りサロペット」のポケットに入れて持ち歩いてます。

ついでに、使用しているナイロン・コードについても書いておきます。

私は「セーフティ3(藤原産業)」の「チタニウムナイロンコード」の2.4mmを使ってます。(205m巻きで¥5,000くらい)

「たたくと出ますラク巻」は2.4mmの推奨の巻き長さは4m以下なので、大体、両手いっぱい伸ばした長さ、2ヒロで切って使ってます。

2.4mmでは細くて刈れないと思われがちですが、茅でも、今の時期の成長具合であればガンガン刈れます。

なお、秋になって枯れたのは硬くてちょっと難しいですが、乾燥してパキパキ折れる様なら、ある程度は粉砕出来ます。

しかし、写真の見た目柔らかそうな雑草は、簡単に刈れる様で案外手こずります。

写真の赤丸程度には刈れますが、この状態では、すぐに伸びてしまいます。(3日で10cmは伸びます)
なので、痕跡が残らないくらいに刈りたいのですが、それには時間が掛かります。

以上、使用感は、こんな感じです。

ナイロン・コードは、他にも色々と試しました。
もっと良く刈れる物も確かに有りましたが、値段が高く、私の様に205mを1年で消費する使い方ですと、コストが何倍にもなってしまいます。

ですので、値段と刈る性能のバランスで、今はこれが一番良いと思って使ってます。

なお、この製品には、私が使っている2.4mmの他に、写真の様に2.6mm、3mm、写真には無いですが4mmもあります。

写真が有るという事は『実際に試してみた』と言う事です。
太いのを試した理由は『硬い物に当たった際に切れにくいのでは』と思ったからです。

結果は、私の26C Cの草刈機では、2.6mmは回転を上げないと2.4mmと同じ様には刈れません。(同じ様に刈るにも回転をあげるので、燃料を使ってしまいます!)

また3mmでは「たたくと出ますラク巻」の推奨コードが『丸コードの2.0〜2.8mm』ですので出て来ません!!(当たり前ですね・・・なんで買ったんだろ。)

結論は、「たたくと出ますラク巻」では2.4mmの組み合わせが良いみたいです。

なお、推奨は『丸コード』となってますが、この「チタニウムナイロンコード」は『四角』の断面形状ですが問題無く使えます。(他社のは分かりませんが。)

他にも写真の「ノコギリ」形状のも、試しました事があります。

「たたくと出ますラク巻」でも、写真の2.7mmなら問題無く出てくれますが、「ノコギリ」形状が災いしているのか、硬い物に当たると「ノコギリ」の谷で切れます。

もっと回転を落として刈れば、その様な事も無いのでしょうが、私の様に作業箇所が広いと作業時間が長くなってしまいます。
切れ味としては不満は無いのですが、私には合わない様です。

なお、ナイロン・コード全般に言える事ですが、ナイロンは吸水性があるので、作業前に1晩水に漬けておくと水を吸って柔らかくなって切れにくくなるそうです。(前にやって見ましたが、面倒なのでやめました。)

ところで「チタニウムナイロンコード」のリール巻きは、結構重いですし、場所を取りますし、必要な長さを引き出して切る際、作業台などに置いてやってもやりにくいです。

なので、写真の様に「リール・ホルダー」を作って、農舎の壁に固定して使ってます。
これなら場所を取らないし、引き出す際も、簡単にできます!
あとは切る道具が付くと完璧かも。(笑)

最後になりましたが、安全に関してです。

ナイロン・コードはチップソーに比べて、金属の刃では無いので安全と思われますが、小石などの硬い物が高速で飛んできます!

その威力は近くに停めておいた車のフロントガラスを割るくらいの威力が有ります。
知り合いには作業が終わったら、サイドウインドウのガラスが無かった!なんて方もいます。
ですので、作業している本人に当たれば、大変なことになります!!

金属の刃では無いから安全と過信せず、写真の様なガードを草刈機に装着しましょう。
また、保護メガネ+かぶり型防災面などの安全装備も、忘れずに着用してください。

みんなで無事に作業ができる様に、みんなで気を付けましょう!!!

以上で、今回の記事は終了です。
ナイロン・コードでお悩みの方(居るのかな?)の少しでも参考になればと思います。

これから秋まで、刈っても、刈っても草が伸びてきますね。
皆さん、熱中症に気を付けて、ぼちぼち頑張りましょう!!

夏蕎麦の収穫

5月に蒔いた夏蕎麦の「北早稲」。
その収穫を行いましたので、記事にしたいと思います。

で、本題の前に、いつもの前置きを少し。

ここ栃洞はR4年に「郡上市景観百景」に認定され、毎月第1日曜日に景観整備活動を行なって来ました。

今月の景観活動では、男性陣は岐阜ロードプレーヤーの草刈りとして道路沿いと、桜公園の下草刈りを手分けして行い、女性陣は栃洞集会所周りの植栽の植え替えと、写真のグリーンカーテンの準備を行ないました。

このグリーンカーテン、今まではアサガオで行なってましたが、ここでは夜が寒いからか一向にカーテンになりません!

なので、今年からはゴーヤです!
夏本番になるとグリーンカーテン+食材となるって訳です。(笑)

午前中いっぱい作業を行い、ここ栃洞では終わったら皆んなでお昼を一緒に食べます。
これは景観整備活動を始めてからでなく、昔から、だそうです。

食事のメニューは季節に合ったもので、5月は地区で栽培しているタラの芽や他の山菜の天ぷらに山菜の炊き込みご飯、今月は暑いので素麺に季節の野菜、といった具合。

そして、今年からは食事会に合わせて、地区の方々の「お誕生日会」を行なってます。

お誕生日ケーキは地域の方の手作りで、毎回趣向を凝らしてくださってます。

お昼の食事の準備もこのケーキも、地域のご婦人方がご厚意で協力してくださっていて、本当に感謝しかないです。

この様な会は年配の方から若手(といっても40代ですが)が一堂に揃って、色々気兼ね無く話せる貴重な場です。
こんな地域が一丸となれる気風を、大事にしていきたいと思います。

さて、ここから本題の夏蕎麦収穫の話になります。

7月9日、朝から刈り取る気が満々でしたが、夜から朝方に雨が降って、蕎麦が濡れていて刈れません。

なので、乾く間の午前中は、我が家の田んぼの取水箇所の片付けを行いました。(なんか、まだ前置きになっているかも・・・)

写真の岩がいっぱい有る所は、本来、蛇篭になっていたらしいのですが、金属の網の部分が錆びて無くなっていて、先日の大雨で岩が流れ広がって、細かい石や砂で取水口が埋まってました。

このままでは田んぼに水を送れないので、岩は元の位置へ、細かい石や砂は掻き出しました。
蛇籠の部分はホームセンターで網を買って来ましたので、近いうちに覆う予定です。

*蛇籠とは、金属の網や針金を編んだ物で岩を囲って塊にしたもので、強い水流を受け止めて流れを弱くする様な役目があるそうです。

さて、お昼を食べて蕎麦も乾いただろうから、いよいよ刈り取りに。

愛車の軽トラに、昨年蕎麦用に改造したバインダー「SO-Binder」を載せて現地に。

*この「SO-Binder」とは何か?
詳細は以前の記事「バインダーの改造」と「バインダーの改造、その後」をご覧ください。

刈り取る夏蕎麦の圃場です。

例年なら黒化率(蕎麦の実が熟して黒くなった比率)が70〜80%で刈りますが、今年は協力いただいている、そば茶寮文福笠井さんからの提案で早刈りします。

なんでも早刈りすると殻を向いた実が綺麗な緑色で、それの蕎麦粉で打った蕎麦も綺麗な色で味わいが深いそうなのです!

美味しくなると聞いたなら、食意地が張っている私は素直に従います!!(笑)

軽トラからバインダーを下ろし車輪を組み替えます。

この車輪に変えるのは、畝に合わせて車輪のトレッドを広く、また刈り取り位置を畝の上に合わせる為です。

その辺りも興味があれば、以前の記事「バインダーの改造」と「バインダーの改造、その後」をご覧ください。

刈り取り中の様子。

とは言っても、ここまであまりにも気持ち良く刈れて、残りはバインダーの前の奥までの1列分で終わりですが。(笑)

昨年は、夏の暑さと種蒔きの密度が狭くて、倒伏して蕎麦同士が絡まっていたので、このバインダーが使えませんでした。

今年は畝の幅や種蒔き量を変えたので生育も理想状態で、気持ち良くバインダーで刈り取りが出来ました。

開始から約30分で、刈り取りが終了。

このバインダーの導入目的は刈り取り効率アップでした。
植えた量は半減してますが、ここの圃場、約2aが30分で、一昨年、約半日以上掛かった事を考えれば大成功だと思います。

なお、懸念していた『刈り取った束を車輪が踏む件』については、やはり改良が必要。
頭の中には構想が出来てますので、秋蕎麦の収穫に向けて行う予定です。

刈り取った蕎麦の束は、今回は島立てしませんので自宅に搬送しました。

午前中から刈り取って昼から脱穀する事が理想ですが、先に書いた様に今日は無理だったので翌日に脱穀となります。

ただ刈った束を積み重ねておくと、葉や茎の水分で実が蒸せてしまうので、写真の様にブルーシートに広げておき、夜間は包んでしまっておきます。

刈り取りの終わった圃場には今月末には秋蕎麦を撒きますので、雑草や刈り取った蕎麦の株がこなれる様に草刈機で綺麗にしておきました。

翌日7月10日、昨日刈った蕎麦を脱穀です。

昨年同様、足踏み脱穀機で蕎麦の実にしていきます。

黒化率が50〜60%ぐらいなので、昨日の搬送の際もでしたが、刈った束を持って動かしても実が落ちなくて助かります。

島立てすると茎が枯れますので、脱穀の際に折れて実が落ちる所に大量に貯まって、それを再々取り除く手間があるのですが、島立てしなかったので、茎が瑞々しくて折れて貯まらないのは良かったです。

脱穀した物には、葉っぱや切れた茎、蕎麦の花のかすがいっぱい含まれてますので、写真の篩で大まかに取り除きます。
ですが、この作業は案外時間が掛かります。

この後の工程は唐箕で風選を掛けますが、、午後からの予報では天気が不安定。
急に雨雲が広がって雷雨も困りますので、今日は脱穀までとし、後は車庫の屋根下で残った分別作業を行います。

7月12日、昨日は外せない用事が有ったので、1日空いての唐箕作業です。

写真の様にブルーシートを敷いて、その上に唐箕を置きます。
そうしないと写真の様にいっぱいゴミが出て来ますので、後の掃除が大変です。

唐箕には1番良い実の出口と2番目に良い実の出口がありますので、それぞれの出口に箕を置いて風選した実を受けます。

これが1番の出口から出てきた一番良い実です。

種蒔きした時の残りが少し有ったので比べてみましたが、2割ほど大きい実になってました。

風選した実は写真の様にブルーシートに広げて乾かします。

秋でしたら天日に当てて乾燥させますが、この夏の炎天下では温度が上がりすぎて、きっと実が焼けてしまいます。
これは良くないので、車庫の屋根の下で、風に当てて乾かす様にします。

さて、収穫量ですが、今年は約5キロ。
昨年は10キロ弱でしたので、昨年の半分です。
しかし、昨年は畝に2列撒きでしたが、倒伏対策で畝に1列としましたので、単純計算で半分は妥当なのかと。

とは言っても、圃場の面積からの標準収穫量(約13キロ)からすると少な過ぎるので、何か考えないとならないかな・・・。
まぁ、販売する訳じゃ無いので、このままでも良いかと思ったり。(笑)

以上で、夏蕎麦の収穫の記事はおしまいです。

またいろいろと課題が出て来ましたが、より良い結果を目指して頑張っていきます!

<追記>

昨日、7月17日に、そば茶寮文福笠井さんで収穫した夏蕎麦を製粉して打っていただき試食しました。

笠井さん曰く『夏蕎麦にしては甘くて美味しい』との事。
確かに甘味が有って風味も良く美味しかったです。

これが有るから栽培の励みになります。
今月末から始まる秋蕎麦の栽培、頑張りましょう!!

今年も・・・草刈りの日々です 2025

毎年の事ですが、今は草刈りの最盛期!
刈っても刈っても、すぐに伸びるのですが、放っておくと後が大変なので時間をみて草刈りを頑張ってます。

今回はそんな様子を書いてみたいと思います。
(そう面白い記事では無いのは承知の上で書きます!!!)

6月17日

「源蔵寺棚田の再生」の圃場です。
刈る前の写真を撮り忘れて、3分の2ほど既に刈ってます。(笑)

本当なら「源蔵寺棚田の再生」の第3回目の際に、六ノ里内外の協力者の方と刈る予定でしたが、雨で中止となった為、頑張って刈ってます。

刈り終わった様子。

この様な斜面は滑りやすいので、平地に比べて体力を消費します。
それに加えて梅雨とは思えない暑さです。

ここで昼過ぎとなりましたので、この日は終了。
残った今年の圃場と下の段の間の斜面は、明日とします。

6月17日

昨日の続きを刈りに来ましたが、駐車場に使わせてもらっている広場の草が伸びて来ているので車を止める範囲だけ、まず刈って。

続いて、昨日残した斜面を片付けて。

道から見える所、ここは先日刈ってますが、シシウドとここらで呼ぶ雑草が繁茂してきてましたので、それを刈って。

「源蔵寺棚田の再生」の圃場横の「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」を竹藪の入り口まで刈って、ここで昼過ぎになりましたので、この日は終了。

気が付きました?
以前は一日中草刈りをしていましたが、ここ最近は朝から始めてお昼過ぎまでとしています。

と言うのは、年をとったから、それはその通りですが、1日中草刈りすると翌日の効率が悪いと気が付いたのです。今更ですが。(笑)

6月25日

6月23日の大雨で沢が土石流の様になって、沢が埋まりました。

これは『上流部のどこかが崩れたのかもしれない』と、被害箇所を特定したくて、急遽沢沿いの草藪を刈りました。

結果は大きく崩れた箇所は無く、ここより上の部分が原因かもしれません。
(これはこれで、山の中なので、確かめに行くのが大変ですが・・・。)

とりあえず沢の確認が出来ましたので、上の広場とその道沿いを刈っておきます。

6月28日

各所の草刈りに没頭している間に、ワラビの生える梅畑の草刈りの時期になってしまいました。

ワラビ農家の方や農業試験場の文献から得た情報では、6月の終わりから7月の頭にワラビも含めて全部刈った方が良いそうです。

と言うの、ワラビは地下茎で増えるのですが、春に出たワラビが大きく育ち光合成して根に栄養分を溜め、ここで一度刈ると、また新しく出たワラビが大きく育って根に栄養を溜める。

これを繰り返す事により、太いワラビになるそうで、実際、こうする事で太いワラビが採れてます!

また、この時期に刈るとワラビが先に生えて他の雑草が生えにくく、圃場が藪化しにくいそうです。

6月29日

ワラビの所を済ませたので、手付かずだった家の向かいを刈ります。

ここは元々、少しワラビがで出てましたが、草刈りを続けてきて、出る面積が増えて来ました。

続いて例年田んぼに入れる茅を刈る所です。

一昨年までは秋まで茅を伸ばしておいて、一気に刈って稲刈りの終わった田んぼに立て掛ける様にして冬を越し、代かきの時に踏み込んでました。
(詳しくは以前の記事を見てください。)

が、昨年よりやり方を変えたので、今の時期に写真の様に刈って、畔波板で囲ったエリアに積み重ねて堆肥化します。

7月1日

7月6日に岐阜県のロードプレーヤーと呼ばれる地区の草刈りがあります。
地区の景観整備活動と併せて行いますが、何せエリアが広いので、その日だけでは行いきれません。

なので、『少しでもやれる時にやれる人が行う』と言った気分で刈りました。

まず、写真の左のガードレールに沿って、ずっと奥まで刈りました。

写真は片側が終わって休憩時に撮ってます。

続いて、写真の右側を奥から手前に刈って戻って。
ここでお昼前になりましたので、この日は終了。

と言った具合に、時間がある時に草刈りを続けてます。
まぁ、気にしなければ、藪になっても良いなら草刈りしなくても良いのです。

でも、せっかく藪を綺麗にした場所が、元に戻るのは悔しいですから、そのうち歳を取ってやれなくなるだろうけど、出来る間は頑張ります!!!

先日の大雨で・・・

郡上市界隈では、6月23日に大雨に見舞われました。
梅雨の終わりに大雨が降るとは聞きますが、ここに来て7年目、こんな大雨は初めてです。

同じ六ノ里内の各所で、被害がありました。
今回の記事では、私の住む栃洞地区の被害の様子を載せてみたいと思います。

6月23日の様子。

この沢は平成11年の集中豪雨の際にも床下浸水が発生した箇所で、今までは土嚢を積んでいる箇所が道上に水が出るだけでした。
しかし、今回はまるでナイヤガラの滝の様に何箇所も水が流れ出てました。

先の集中豪雨後に道の上付近は改修されたのですが、土石流の原因となる上流部の改修がされない為、大雨のたびに道路下の水路に土砂、岩石が流れてきます。

昔から栃洞に住む方の話ですと、この道下の水路は以前は人が入れたそうですが、写真の様に今は水路の半分程が埋まってます。

その結果、水が流れすに、道上に氾濫して来るのです。

道から少し上がった場所の6月23日の様子。

沢から溢れた水が、すごい勢いで流れています。

この日はあまりに流れが激しいので、写真を撮流のを止めました。
2次災害は洒落になりませんからね。

なので、ここからの写真は翌日24日のもの。

青丸の部分が上流から流れて来た土砂や岩石で埋まって、赤い矢印の方向に溢れた水が流れて、道に何箇所も流れ出たのです。

この場所は平成11年にも崩れていて、私がここに来て2年目に石垣を積み直して通路を確保したのですが、

赤い点線が被害前の沢の岸で、積み直した石垣ごと流されてしまいました。

仕方が無いので、また頑張って石垣を積み直して通路を直します。
本当は使いたく無いですが、次回は裏側にコンクリートを詰めるかもしれません。

先ほどの少し上流部、ここも石垣を積み直して鉄製のラダーを置いて橋にしている箇所では、橋が元の位置(赤の点線)から50センチほど下流に動いてました。

流れがぶつかる場所では無いので石垣は崩れて無いですが、青丸の岩の下の岩、この写真では水の中ですが、これがせり出してきているので積み直しが必要です。

他にも別の沢が氾濫して、石垣の上が畑なのですが、そこに氾濫した水が流れ込んで赤矢印の様に流れ出ました。

写真では片付けてますが、流れ出た水は畑に有った古タイヤを利用した植え込みや、イボ竹(作物を作る際の支柱)などを流して、ここに溜まってました。

大雨の影響は物凄く、東部浄水場に向かう県道では、写真の様にアスファルトが浮き上がってます。

郡上市各所で被害が発生している為、直ぐには復旧は出来ないみたいで、今現在は、セーフティコーンと柵で外周を囲って穴にはまらない様になってます。

冒頭で紹介した沢ですが、激流で沢沿いに有った山水を引いているポリパイプも流され一部外れていたので、水量が減ってから大水でも流されない位置に引き直しました。

この沢に関しては、ずっと役所の方に改修願いを出していて、六ノ里地区の改修リストには載っていますが一向に改修されません。

このままではどんどん被害が酷くなりますので、あらためて被害状況を自治会の方に出しましたが、さて、どうなることでしょうか。

田植えしました。2025

2回目の代かきから1週間。
予定通り24日に苗が届きましたが、その日の夜が大雨で、田んぼの水が深くなったしまいました。

水深を下げるべく1日おいて本日、田植えを行いましたので、その様子を記事にしたいと思います。

が、今回も本題に入る前に、いつもの前置きを。

トマトの雨避けを更新しました。

更新の理由は、今年の大雪で以前使っていた物が潰れてしまったのです。

潰れた理由は、この写真に写っている屋根部に張り回らしたマイカ線(黒いテープ状の物)で、これはビニールシートに雨が溜まらない為に張ってあったのです。

毎年、冬を向ける前にあたってビニールシートや蜂避けの黒いネットは外しますが、このマイカ線は外さないのです。

それで毎年問題無かったのですが、今年の大雪では積もった雪が溶けていく際に、このマイカ線を掴んでフレームを引き潰したという訳です。

ですので、今回の更新で上部が丸く、そのままでも雨が溜まらない物としました。

設置後、すでに今年のトマトを植えてあります。
周りの透明なシートは、まだ冷たい風が吹く日がありますので、その風除けの為です。

毎年、田植えの頃はイチゴが赤く色付いて来るのですが、今年はまだ小さく青いです。
去年は、こんな感じでした。

これは大雪で雪が消えるのが遅かったからか、上に書いた様にまだ冷たい風が吹く日があるからでしょうか。

作物は何かと遅いのですが、雑草だけは1雨毎にどんどん伸びてます!

今なら伸びた雑草も柔らかくナイロン・コードで簡単に刈れますので、時間を作っては刈っていきます。

写真の場所は、冒頭に書いた様に田植えを1日延ばしたので、その日に行いました。

さて、それでは本題の田植えに入ります。

東の田んぼです。
1日置いて、水深はどうでしょう。

もう少し浅くても良いかな?と思いますが、まぁ、このくらいならOKかと。

水深が深いと何が良く無いのか?
これは田植え機の車輪の跡が見えにくいからです。

田植えの前に田んぼの外周を2周、植えないで走らせます。
田植え機が旋回するスペース、これを枕地と言うのですが、それになります。

この2周分の内側の車輪の跡まで植えたら向きを変える目安にしますが、水が多いと車輪の跡が見えなくて苗を植えすぎてしまうのです。

植えすぎるとどうなるか?
最後に枕地を植える際に、車輪でこの苗を踏み潰してしまうのです。
踏み潰しても案外苗は強いので、そのまま育ってしまうのですが、これが刈り取る際に邪魔になるのです!

上の田んぼの様子。

こちらも、このくらいならOKです。

単純な話、水が多ければ抜けば良いのです。
ですが、貧乏性なのか、代かき前に入れた肥料の水に溶けた分が流れ出てしまうのが勿体無いと思ってしまうのです。(笑)

さて、水の具合は問題無いので、田植えに入ります。

お隣のお父さん家から、今年も借り出して来た田植え機。
クボタの歩行型田植え機「S 1ー25D S」です。

今年も各種オイルの量、各部の動き、植え付け部へのオイル補給等の整備を事前に行なってます。

コシヒカリの苗です。
今年の苗は例年より少し大きいですが、小さく弱々しいより安心です。

東の田んぼ、10時前から始めて、約40分程でコシヒカリを終え終わりました。
ここから餅米のタカヤマモチを植えます。

過去の田植えの記事にも書いてますが、我が家は田んぼの水を沢から直接引いてますので非常に冷たいのです。

水が冷たいと苗が育ちにくくなりますので、冷たい水にも強い餅米を水口に近い側に植えています。

時刻は11時前。東の田んぼの機械植え終了。

角の部分など機械で植えれない所は手植えで補植しますが、先に上の田んぼを済ませます。

時刻は11時、これより上の田んぼを行います。

写真は無いですが、こちらも枕地を取ってから、写真の手前から奥の方向に植えていきます。

約1時間で、上の田んぼの機械植えも終了。

ここの水口は手前側なので、こちらも手前側はタカヤマモチを植えてあります。

補植の終わった東の田んぼです。

機械で植え終わった上の田んぼ。
奥の方で家内が補植を行なってます。

この補植ですが、稲刈りの時を考えないで、欲張って隙間の無い様に植えてしまうと、稲刈りの際に手で刈る分が増えてしまいます。

稲刈り機で刈った分は機械が束ねてくれますが、手で刈った分は手で束ないとならないので、これが多いと時間が掛かるし凄く大変になります!!

補植をしてもらっている間に、田植え機の洗浄を行います。

高圧洗車機で隅々まで土を洗い落として、このまま夕方まで自然乾燥させます。
1日くらい良く乾燥させてから各部に給油をしながら不具合が無いか確認した後、返却します。

苗箱も、この時に高圧洗車機で一緒に洗います。
こちらは乾燥後、JAに返しに行きます。

以上で、今年の田植えが無事終了しました。

茅を入れなかったり、代かきのやり方を変えたりと今年も工夫してますが、これから植えた苗の成長が例年とどう違ってくるのか楽しみです。

以上で、米作りは一段落ですが「源蔵寺棚田の再生」の圃場整備も有りますし、冒頭に書きました様に、雑草が容赦無く伸びてきますので草刈りを、とか・・・。

まぁ、ぼちぼち頑張ります!