田んぼの準備:2 春耕起編

先日「畔の整備編」をお伝えしましたが、あれから天気が良く、思ったより早く「田んぼ」が乾いてくれました。

世の中GWですが、この後また天気が悪くなりそうなので、今がチャンスと「春耕起」を行いましたので、その様子を紹介してみたいと思います。

まず、去年の秋に刈って立てておいた「茅」を「田んぼ」の外に出します。
それから「肥料」を「田んぼ」に均一に撒きます。

「肥料」を撒くのに多くの「稲作農家」は「背負式動力散布機」を使います。
これは「エンジン」で回した「ファン」の「風力」で遠くまで「肥料」を飛ばせて、短時間で「肥料撒き」が終わるので有能なんですが、なんせ「エンジン」の重さに「肥料」の重さが加わるので凄く重いんです。

そこで我が家では「ノズル」を左右に振って、その「遠心力」で「肥料」を飛ばして散布する「グリーン・サンパー」と言う機材を使います。(写真の赤い「デイ・パック」みたいなのが、それです。)

我が家は「田んぼ」が狭いので、この機材でも直ぐに終わります。
また「動力機構」が無いから軽いですし、何より値段が手頃です!(笑)

今年は、この「肥料」を使います。

「食味値」の向上を狙って、去年までの「有機エムコート088」から、写真の「有機アグレット674」に変えました。

うちは毎年、冬の間に「藁」や「雑草」を「田んぼ」で燃やすので「灰」や「炭」が入りますし、「代かき」の時には「茅」や「雑草」を入れます。

「灰」や「炭」は「カリ」を補いますし「茅」や「雑草」は「窒素」を補います。
なので『「窒素」と「カリ」は少なくても良いのでは?』と思ったからです。

この仮説が正しければ、今年の「米」の「食味値」は上がるはずなんです。
『さて、どうなるか?』は、秋になれば分かります。(笑)

「耕起」となれば、コイツの出番です。

古い「耕運機」ですが、先日「冷却液」「エンジンオイル」「ミッションオイル」等を交換や点検してますので『やる気バッチリ』・・・のはず。(笑)

まず我が家の通称「上の田んぼ」から始めます。

理由は、我が家の通称「東の田んぼ」の方は少し湿ってそうで、少しでも乾かす為。
と言っても数時間の話なので、まぁ気分です。(笑)

「耕起」の途中、山の木々の緑が綺麗なので、作業を止めて写真撮影。

休憩したかった訳じゃ無いですよ。(笑)
写真より、実物は緑のグラデーションが、ほんと綺麗だったんです!

朝8時から始めて、現在10時前。
約2時間で「上の田んぼ」の「耕起」終了です。

「田んぼ」の角の部分は耕した土が集まりやすいので「レーキ」で均します。

最後に「水口(みずくち)」を開いて「田んぼ」に水を入れます。

続いて、我が家の通称「東の田んぼ」に取り掛かります。

こちらも約2時間で「耕起」終了。

こちらも最後に「水口」を開けて、水を入れます。

使い終わった「耕運機」は「ロータリー(耕す部分)」の下に「ブルー・シート」を敷いて、付いた土を落とし「田んぼ」に戻します。

と言うのは、我が家の「田んぼ」は「作土(作物を育てる土)」が少ないので、少しでも「田んぼ」の外に持ち出すのは勿体無いんです。
「作土」を増やす為にも毎年「茅」を入れてるくらいですからね。

以上で「春耕起」は終了です。

今日から水を入れ始めたので、例年なら1週間後に「代かき」の予定です。
「代かき」を行いましたら、また記事にしてみたいと思います。

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