栃洞景観づくりの日:11月

毎月第1日曜日は「栃洞景観づくりの日」。

一昨年「郡上市景観百景」にここ「栃洞地区」が認定されてから、地区の「景観づくり」を毎月行なってます。
今回は、「冬」の「積雪シーズン」を迎えるにあたって「植栽」の全ての片付けを行いました。

それでは、その様子を紹介したいと思います。

いつもの通り、朝8時に「栃洞集会所」に集合し、作業内容を皆んなで確認してから、それぞれに別れて作業開始です。

この写真は「グリーン・カーテン」にしていた「朝顔」の「種」を採っている所です。
「種」を採ったら「ネット」に巻き付いた「朝顔の蔓」を取り除き「ネット」を片付けます。
「プランター」は「朝顔」の「根」を抜いて、「集会所」の「軒下」に移動させます。

これはまだ一部ですが、これが採れた「朝顔」の「種」です。
この中から良さそうな「種」を選んで、来年も「グリーン・カーテン」に使おうと思います。

他の方々は、

「ガードレール」に設置していた「植木鉢」を外して、「集会所」の「軒下」に運びます。

外した「植木鉢」の多くは枯れていますが、まだ元気そうなのは、この様に陽の当たる部分にしばらくは並べておきます。

「ガードレール」の「植木鉢を置く部品」も、これからの時期の「雪対策」として外して「集会所」の「軒下」に仕舞います。

地区の方から「チューリップ」の「球根」をいただいたので、丸い「プランター」や、

「朝顔」に使っていた「プランター」にも植え付けました。
「春」になって咲くのが楽しみですね!

作業に対して人数が多いので、自主的に「草刈り」もやっていただきました。

道沿いのブロック積み法面の上の場所や、

「残土」を受け入れて「荒廃地」を整備している場所の周辺も。

12月の頭には「雪」が降る季節になります。
よって、以上で今年の「栃洞景観づくりの日」は終了です。

ご協力いただいた地区の皆様、ありがとうございました。
来年も皆んなで協力しあって、「栃洞」を綺麗に整備して行きましょう!

蕎麦の実の選別

早いもので11月になりました。

ここ「六ノ里」では「紅葉」が良い感じになって来てます。

さて、先日の記事で「第7回目」の様子を紹介しましたが、その後「唐箕」を使って「蕎麦の実」の「選別」を行いましたので記事にしてみたいと思います。

「唐箕」とは「ハンドル」を回すと内部の大きな「羽根」が回転し、風を起こして「風選」する機械です。

基本は写真の「箕」を置いてある所に「風選」された「蕎麦の実」が落ちて来るのですが、「風」で飛ばすので屑が出る「排気口」から良い「実」が混ざって出て来る可能性が有ります。

ですので、後で回収出来る様に、作業前に大きめの「ブルー・シート」を敷いて行います。

作業の最初は写真の「唐箕」上部の「ホッパー」部に「脱穀」した物を入れます。

「源蔵寺棚田の再生」第7回目当日、大きなゴミは取ったのですが、まだまだゴミが入ってます。

「ハンドル」を回して「風」を起こしてから「ホッパー」下部の「開口調節レバー」を開けると・・・。

手前側の出口から一番良い「実」が出てきます。

反対側の出口からは二番目に良い「実」が出て来るのですが、こちらには、まだまだゴミが混ざってますので、これはもう一度「ホッパー」に入れて「風選」します。

「排気口」からは、写真の様に大量のゴミが出て来て、軽い物は「排気口」から遠くに、重めの物は近くに落ちます。

このゴミを良く見ると、中に予想した通り「蕎麦の実」が混ざってます!
と言うのは「ハンドル」を回す速度で風の力が変わるのですが、回す速度が速いとそこそこ良い「実」も排出されてしまうと言う訳です。

「蕎麦の実」が多く混じっている「排気口」に近い所のを、もう一度「ホッパー」に入れて「風選」し直します。

何回か「風選」を重ねた物がこれで、今年の「収穫量」は17.5kgでした。

通常「ばら蒔き」で作った場合『10アールで65kg』だそうです。
今年作った「耕地」の広さは『5アールなので、換算すると約32kg』は採れる計算にはなりますが、私たちは「スジ撒き」ですので、まぁ、こんなものでしょうか。

なお、この中には「小さな石」や「土の粒」が混ざってますので「篩(ふるい)」と「目視」にて取り除きました。
ですが、まだ多少「石」が混ざっている可能性が有りまので、専用の機械を持つ所に依頼して「石抜き」と言う工程を行う予定です。

11月末には「六ノ里」に有る「蕎麦茶寮 文福笠井」さんで「製粉」していただき「収穫祭」として、自分たちで「蕎麦打ち」し「六ノ里産の蕎麦」を味わいます!!

「源蔵寺棚田の再生 」第7回目

先日の記事で「第6回目」の様子を紹介しましたが、その「源蔵寺棚田の再生」第7回目を実施しましたので紹介してみたいと思います。

当日の様子に入る前に、事前準備として「足踏み脱穀機」と「唐箕」の整備・修理を行いましたので、まずは紹介しておきましょう。

「蕎麦の実」の「脱穀」は、この「足踏み脱穀機」を使います。

「六ノ里」の方が昔使われてて、使わなくなってから倉庫に保管していた物をお借りしました。
長年仕舞ったままでしたので、事前準備で破損箇所の修理と、湿気で錆びていましたので錆を落として塗装し、作動各部に給油を行いました。

「唐箕」も「六ノ里」の方が昔使っていて、倉庫に保管していた物をお借りしました。
こちらも長年仕舞ったままで、各部破損してましたので修復・整備を行いました。

どこを直したかと言いますと、

「唐箕」で「風選」した1番良い「実」が出て来る部分の「扉」が割れていましたので貼り合わせて修復。
また「扉のガイド」も取れて無くなってましたので、新たに作って取り付けました。
そして「実」が出る所の延長部も、新たに作り直しました。

「唐箕」で「風選」し2番目に良い「実」が出て来る部分の「扉」が「湿気」で変形していましたので、新たに作り直しました。

では、これより本題の「源蔵寺棚田の再生 第7回目」の様子をご紹介します。

当初の実施日は10月28日(土)でしたが、前日に予想外に多く雨が降りましたので、予備日の10月29日(日)に実施しました。

今回は、町からご協力いただいた方が3名、「六ノ里」の方が4名の合計7名の方に参加いただけました。

いつもの様に「六ノ里集会所」に集合。
本日の作業内容について説明を行い、その後、現地に移動です。

前回、「島立て」して乾燥させていましたが、あれから約2週間、良い感じに乾いてます。

少し残念なのは「島立て」のてっぺん部分、「鳩」に多少食べられたみたいです。
これは来年度は何かしらの対策が必要ですね。

現地に移動後、作業スペースに「ブルー・シート」を広げて「足踏み脱穀機」を設置。

それから「島立て」していた「蕎麦の束」を「実」が落ちない様に「ブルー・シート」で包んで運び「脱穀」していきます。(「蕎麦の実」は熟すと簡単に落ちてしまうので)

「脱穀」の済んだ「蕎麦」の束には、まだ多少「蕎麦の実」がついてますので、これは手作業で取っていきます。

あと少しで「脱穀」は終わりです。
そばには「脱穀」を終えた「蕎麦の束」が山になっていきます。

「脱穀」した「実」には「蕎麦の茎」や「葉」がいっぱい混ざってますので、「篩(ふるい)」や手作業である程度取り除きます。

ところが、この混ざった物が予想していたより大量で・・・。
作業終了の12時になりましたが完了出来ませんでした。

なので、ここで一応終了として、

参加いただいた皆さんと「記念撮影」を行いました。
(写真撮影者と、用事で帰られた方の2名が入ってません。)

残った作業は、「記念撮影後」に、有志の方と作業を行い完了させました。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

本日「脱穀」した物には「蕎麦の実」に加え、「茎」や「葉」が混ざっていますので、この「唐箕」で選別しますが、その様子は近々記事にしたいと思います。

今年「源蔵寺棚田再生」で、参加いただいた皆さんと頑張って育てて採れた「蕎麦の実」は「収穫祭」として「蕎麦打ち」して味わう予定です。
(詳細は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトにて案内されます。)

なお「源蔵寺棚田の再生」は今年で終わりでは無く、来年も行います!
来年は、今年実施した「耕地」の上の段を「開墾」し、そこで、また蕎麦を作ります。

興味を持たれた方は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトから連絡してみてください。
きっと他では経験出来ない、面白い体験が出来ると思いますよ!

「源蔵寺棚田の再生」第6回目

先日の記事で「第5回目」の様子を紹介しましたが、その「源蔵寺棚田の再生」第6回目を実施しましたので紹介してみたいと思います。

10月も半ばとなり、すっかり過ごしやすくなりましたが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

「種蒔き」から77日、「蕎麦の実」の黒化具合も良い具合でした。

今回は、町からご協力いただいた方が3名、「六ノ里」の方が2名の合計5名の方に参加いただけました。

それでは、当日の様子をご紹介いたします。

いつもの様に「六ノ里集会所」に集合。
挨拶と本日の作業内容について説明を行い、時間になりましたので現地に移動しました。

本日の作業は「蕎麦の刈取り」と「島立て」です。

まず「ふるさと指導員」より作業方法を実際にやって説明します。

それぞれ分かれて、「蕎麦」を刈取り、適量を縛って「束」にしていきます。

手で刈りますので時間が掛かるかと思いましたが、皆さんテキパキ進めてくださって助かりました。

全て刈り終わりましたら「島立て」を行います。

「島立て」というのは、この写真の様に先に刈った「蕎麦」の「束」4、5本を足元を広げて上で縛ります。

こうして2週間ほど乾かしてやります。
またこうしてやると、まだ黒化していない「蕎麦の実」も黒化してくれます。

「島立て」以外に、「稲作」で行う「ハサ掛け」で乾燥させる方法も有ります。
別の場所でテストで蒔いた物は「ハサ掛け」してみましたが、乾燥時に「蕎麦の実」が落下しますので下に「ブルーシート」を敷いてます。

ここでは面積が広いので「ブルーシート」を敷くのは現実的では無いので、「島立て」と言う訳です。

12時少し過ぎましたが、刈り取った全ての「蕎麦」の「束」の「島立て」が終了しました。

作業後には参加いただいた皆さんと「記念撮影」。
(写真撮影者1名が入ってません。)
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

黒化した「蕎麦の実」を、少しだけ採ってみました。

左が撒いた「蕎麦の実」で、右が今回採れた「蕎麦の実」です。
まだ乾燥させていませんので、多少、小さくなるかもしれませんが、ほんの少しですが大きいです。

次回、第7回目は10月28日を予定しています。
作業内容は、「足踏み脱穀機」での「蕎麦の実」の「脱穀」と、「唐箕」による選別です。

皆様のご協力をお待ちしております!

栃洞景観づくりの日:10月

毎月第1日曜日は「栃洞景観づくりの日」。

一昨年「郡上市景観百景」にここ「栃洞地区」が認定されてから、地区の「景観づくり」を毎月行なってます。

今回は、「道沿いの草刈り」と冬に向けて「除雪」の邪魔になる沿道の木々の「剪定」と「伐採」、「花」の季節も終わりましたので一部の「植栽の片付け」を行いました。

本来は9月3日にも行う予定でしたが、地域の一斉消防訓練が開催される為に中止としましたので2ヶ月ぶりの実施です。

それでは、その様子を紹介したいと思います。

いつもの様に「栃洞集会所」に集合。
集合時間前まで雨が降ってましたが、なんとか止んで作業出来そうです。

ここで今日の作業内容の打ち合わせをし、男性陣は「草刈り」班、「剪定・伐採」班、女性陣は「植栽の片付け」に分かれて開始します。

写真は「朝顔」を「グリーンカーテン」にしていた「網」の片付け。
「網」の上部を「集会所」の「雨樋」に結び付けていますので、背の高い男性が「脚立」で登って外します。

写真は「集会所」前の斜面の「草刈り」を実施中。

手前の「中洲」部は事前に「タケシさん」が刈って下さいました!
ここ「栃洞」の皆さんは、普段からそれぞれ気になる所を率先して景観維持活動を熱心に行って下さいます!!

「栃洞集落」の外れの「沿道」の「草刈り」も行います。

この道は集落の外れで普段「栃洞」の多くの方は通りませんが、「明宝」への「県道」ですので人数を掛けて行います。

「剪定・伐採」班の作業の様子です。

木々が成長し、冬場の「大型除雪機」の作業時に引っ掛かったり、普段の行き違い時に「大型車両」が「木の枝」を避けて急に対向方向に出たりと危険なので「剪定・伐採」を行いました。

「桜」が多いので切りたく無いですが、道にはみ出した「枝」は「剪定」し、木自体が道に傾いているものはやむを得ず根元から「伐採」しました。
当然「伐採」したものは、新たに「苗木」を植える予定です。

写真は「剪定・伐採」が終わった後、雨で流れ出ていた「土砂」を「重機」で片付けている様子です。

「集会所前」を終えた方々は、こちらの場所も「草刈り」を行って下さいました。

今回の「栃洞景観づくりの日」も、無事に終了いたしました。
今後も地区のみんなで協力して綺麗にして行こうと思っています。

「源蔵寺棚田の再生 」第5回目

先日の記事で「第4回目」の様子を紹介しましたが、その「源蔵寺棚田の再生」第5回目を実施しましたので紹介してみたいと思います。

9月も半ばとはいえ、まだまだ日中は暑かったですが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

今回は、町からご協力いただいた方が6名、「六ノ里」の方が2名の合計8名の方に参加いただけました。

それでは、当日の様子を紹介する前に、まずは「事前準備」の様子からご紹介いたします。

<9月15日:「事前準備」>

作業時に参加者の車を停めさせていただく広場の「草刈り」。

ありがたい事に、手前の茶色い部分はどなたかが刈ってくださってました。
なので、奥の緑に見える部分の「草刈り」を行いました。

「蕎麦畑」に向かう道の部分も、多分、広場と同じ方だと思いますが刈ってくださってましたので、その続きの「遊歩道」部分と休憩の際に使う広場の「草刈り」を行いました。

<9月16日:第5回目当日 「種蒔き」49日目>

ここからが第5回目の当日の様子です。

いつもの様に「六ノ里集会所」に集合し、挨拶と本日の作業内容について説明を行いました。
その後、時間になりましたので現地に移動しました。

作業を開始する前に、全員で「蕎麦」の育ち具合を確認します。

一通り見て回ったら、作業開始です。
今回も、「草取り」班と「草刈り」班に別れて作業しました。

「草取り班」の様子。

「蕎麦」は「雑草」が生えるのを抑制する効果が有ると聞いてましたが、そのせいなのか、畝と畝の間には殆ど「雑草」が生えてません!

「草刈り班」の様子。
「耕地」に面した斜面の「草刈り」を行い、

前回に引き続き、次年度実施場所の「草刈り」も行いました。

今年の実施箇所の「茅」の撤去に向けての「草刈り」は事前準備として1人で行いましたが、次年度の「実施面積」は約2倍になりますので、今年の内に出来るだけやっておきたいのです。

休憩後、「蕎麦畑」横の「遊歩道」の下の「草刈り」も行いました。

「鹿除け網」が有るので「獣害」は有りませんが、「獣害」除けの「緩衝地帯」として行いました。

作業の終わった、次年度実施場所の様子。

以前に比べて「蕎麦畑」だけでなく、すっきりして来たと思います。

参加いただいた皆さんのおかげで、30分ほど早く終わりましたので、「遊歩道」の紹介として「牛道川」の橋まで歩いてみました。

作業後には参加いただいた皆さんと「記念撮影」。
(写真撮影者1名が入ってません。)
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

別の場所でテストで蒔いた所は、もう「実」が黒くなっています。
なので、ここも10月の頭には「蕎麦」の黒い実がいっぱい付くと思えます。

「蕎麦」は種蒔き後、70日〜80日で「刈取り時期」になると言われてますので、次回、第6回目は10月7日(種蒔き:70日目)を予定しています。

みんなで協力し合っての作業はなかなか楽しいです。
次回は「刈取り」と「島立て」で、これはこれで大変だと思えますが、多くの方に参加いただけたらと思っています。
皆様のご協力をお待ちしております。

「源蔵寺棚田の再生」第4回目

先日の記事で「第3回目」の様子を紹介しましたが、その「源蔵寺棚田の再生」第4回目を実施しましたので紹介してみたいと思います。

町に比べれば涼しいここ「六ノ里」も真夏の暑さで大変でしたが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

今回は、町からご協力いただいた方が4名、「六ノ里」の方が3名の合計7名の方に参加いただけました。

それでは、当日の様子を紹介する前に、まずは前回以降の経緯からご紹介いたします。

なお、前回実施後、「芽」が出て「鳥害対策」で「不織布」を敷いた所までは、第3回目の実施報告の<追記>に載せましたので、それ以降の内容になります。

<8月4日:「種蒔き」6日目>

「双葉」が出揃ってきました。

まだ出ていない所もありますが、おいおい出て来ると思います。

<8月7日:「種蒔き」9日目>

ほぼ全体に「双葉」が出揃いました。

密度の多い部分は「間引き」も考えましたが、「筋蒔き」ですので、このままでいきます。

<8月10日:「種蒔き」12日目>

順調に大きくなってきてます。

が、一部、何者かに食われてます!!!!

多分、「野うさぎ」だと思われますので、「鹿除け網」の下部に目の細かい網を追加しました。

<8月16日:「種蒔き」14日目>

「台風7号」の翌日の様子です。
まずは多くの地域で大雨の被害が出ていて、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

私たちの「蕎麦畑」も風で倒れたうえに、大雨で冠水してしまいました。
雨量が多かったのに加え、来年実施する上の耕地からも土中を通って斜面下に水が染み出して来てました。
ですので、急遽、追加で「排水溝」を掘って「排水」させました。

<8月17日:「種蒔き」15日目>

「排水処置」の翌日の様子。

「蕎麦」は雨に弱い作物ですので凄く心配していましたが、「排水処置」が早かったのと「水捌け」の良い「耕地」のおかげで、この様に復活してきてます。

風で倒れて、中には「茎」が折れているものもありましたが、枯れる事無く起き上がって来てます!!!

<8月19日:「種蒔き」17日目>

ここからが「第4回目」の当日の様子です。
「草取り班」と「草刈り班」に別れて作業しました。

「草取り班」の様子。

「台風」の大雨からまだ数日で「耕地」はぬかるんでいる所がありますので、そこを避けて「畝」や「鹿除け網」の周りの「草取り」を行いました。

「草刈り班」の様子。
「耕地」に面した斜面に加え、来年実施する部分の「草刈り」も行いました。

本来は来年までに行えば良いのですが、上に書きました様に、ここに溜まった水が土中を通って浸み出して来てます。
なので何かしらの対策を行いたいと思い、まずは一面に生えている「草刈り」から行なったという訳です。

休憩中の様子。

この日も非常に暑かったので、こまめに休憩をとりながら行いました。
休憩中は、作業に関してだけでなく、色々な話が出て来るので面白いです。

作業の終わった「蕎麦畑」の様子。
「畝」や「鹿除け網」周りの草も無くなりましたし、畑に面した斜面の草もスッキリしました。

「草刈り」を終えた上の段の様子。

ここに何処から水が入って来るのかを調べて、対策を行いたいと思ってます。

作業後には参加いただいた皆さんと「記念撮影」。
(写真撮影者と、残念ながら用事で帰られた方の2名が入ってません。)
参加いただいた皆様、前回にも増して非常に暑い中、誠に有り難うございました。

別の場所でテストで蒔いた所はもう花が咲いていますので、ここも9月の頭には「蕎麦の花畑」になると思えます。

花盛りの頃を狙って、第5回目として「畝」や周辺の「草取り」と周辺の「草刈り」を行いたいと思っています。

みんなで協力し合っての作業はなかなか楽しいです。
次回も非常に暑い中の作業になるとは思えますが、多くの方に参加いただけたらと思っています。
皆様のご協力をお待ちしております。

栃洞景観づくりの日:8月

毎月第1日曜日は「栃洞景観づくりの日」。

一昨年「郡上市景観百景」にここ「栃洞地区」が認定されてから、地区の「景観づくり」を毎月行なってます。
今回は9月7日の「栃洞白山神社」の「祭礼」を前に、「境内」や周辺の清掃を行いましので、紹介したいと思います。

ですが、本題に入る前に、いつもの前置きから。
(すぐに本題に進みたい方は、こちら。)

先日、第3回目を行なった「源蔵寺棚田再生」の「蕎麦」の様子。

この写真は「種蒔き」してから9日目のもので、写真では分かりにくいですが、一部「芽」が出て無い所も有りますが、

写真の奥の列の様に、遅れて「発芽」してきてます。

みんなで頑張って作業したので『美味い「そば」が採れると良いな』と期待してます。

続いて、最近の我が家の「田んぼ」の様子。

こちらも順調に育ってきてまして、

そろそろ「稲穂」が出始めてます。

ただ、昨年のこの時期の「稲」より色が薄い気がしていて少し悩んでます。

と言うのは、今年は「肥料」を『一発タイプ』の「春耕起」の際に撒くだけで良い「肥料」から、「穂肥え」と言って「穂」の出る時期に「追肥」するタイプに変えてます。

目論見通りなら「穂肥え」を行わなくて良いのですが、「稲」の色がねぇ・・・。
ま、ちょっと様子を見る事にします。

さて、ここから本題の「栃洞景観づくりの日:8月」です。

いつもは「栃洞集会所」ですが、今回は「栃洞白山神社」に午前8時に集合。
集まったら、それぞれが自主的に「清掃」を始めます。

「境内」に落ちている「杉」などの「落ち葉」を掃いて集め、所定の場所に捨てます。

「植え込み」は「トリマー」を使って「刈込み」ます。
こちらの場所は「タケシさん」にお願いして、

私はこの部分の「刈込み」を行います。
高いところは「剪定」用の「脚立」に上がって刈込みます。

私の「コード・リール」だけでは、全ての「植え込み」には届きません。
なので刈れる所まで刈って、作業の終わった「タケシさん」が合流されたら「コード・リール」を足して一緒に刈りました。

刈込んで出て来た「残渣」は、皆さんに集めていただき、これも所定場所に捨てます。

約1時間半の作業が終わったところ。
今回は恒例の「お疲れ様会」は行わず解散となりました。

「刈込み」で他の作業中の写真は撮れてませんので、ここからは実施後の写真です。

「トリマー」で刈り込んだ「生垣」。

刈ったばかりなので茶色い「葉」の無い部分が有りますが、形の修正が目的なのでこれでOK。
茶色い部分も、そのうち「葉」が出て綺麗になります。

「手水鉢」は周りの「苔」は「風情」が有るので残し、水を溜める部分の清掃をメインで行い、こんなに綺麗になりました。

例年は行いませんが、今回「鳥居」の「注連縄(しめなわ)」の清掃も。

「栃洞組」の「組長」が『「注連縄」が「苔」が付いてるので何とかしたい』と要望がありましたので「高圧洗浄機」で洗浄しました。

冒頭に書きました様に「栃洞白山神社」の「祭礼」が9月7日に行われます。
当日は14時から「神事」が行われ、19時頃から「拝殿踊り」が行われます。

地区のみんなで協力して綺麗にしましたので、無事に迎えられると思います。

「源蔵寺棚田の再生」第3回目

先日の記事で「第2回目」の様子を紹介しましたが、その「源蔵寺棚田の再生 第3回目」を実施しましたので、紹介してみたいと思います。

*8月1日付けで<追記:「芽が」出ました>を加えました。

普段は町に比べて涼しい六ノ里も、ここ数日は暑さの厳しい日が続いてました。
暑さで大変でしたが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

今回は、町からご協力いただいた方が4名、「六ノ里」の方が5名、それに加えて東京の「自由学園」の生徒と先生の方々、合計25名と多くの方に参加いただけました。
参加いただいた皆様、非常に暑い中、誠に有り難うございました。

それでは、まずは第3回目を迎えるにあたっての「事前作業」の様子から紹介します。

「第2回目」で「耕地」の中の「雑木」、「茅」、「雑草」の根、伸びて来た「竹」の「地下茎」を撤去し積んでおきました。(写真は「第2回目」終了時の様子)
まずは、それらを片付けます。

「第2回目」が終わって以降、時間の取れる際に出向いて、「茅の根」は天日に干して根にまとわりついた「作土」を落としました。
その後、他の「雑草」の根と一緒に燃やしました。

7月21日
さらに、まだ「土中」に残った根を除去する目的も兼ね、「耕運機」で4往復の耕起を行いました。

7月26日
六ノ里の「しらおシマダファーム」さんのご協力で、「畝立て」を行いました。

「蕎麦」は「耕地」にそのまま撒く「ばら蒔き」の方法も有りますが、「蕎麦」は「水」を嫌いますので、元々が「田んぼ」のこの場所では大雨の際の「冠水」を回避すべく「畝立て」を行なってます。

予定では2畝半の「畝」が出来ると思ってましたが、写真の様に3畝と少々も「畝」が出来ました!

ところで、「種蒔き」本番の3日前に行なったのには理由があります。
と言うのは、あまり早く「畝立て」を行うと当日までに「雑草」が生えてしまうからです。

さて、ここからが「第3回目」の当日の様子です。

町からの応援の方々と地元の方々は、いつも通りに「六ノ里集会所」に集合です。
今回も継続参加の皆さんでしたので「ガイダンス」は省略し現地に移動しました。

「自由学園」の皆さんは「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」を通って「徒歩」で現地集合なので、来られるまで「耕地」に影を落とす「クルミ」の木の枝を「六ノ里」の参加者の方に切ってもらいました。

ほどなく「自由学園」の皆さんが到着したので、生徒さん向けに簡単な「ガイダンス(「六ノ里」の紹介と、この「再生」の趣旨説明)を行い、その後、2組に分かれて作業に入ります。

生徒さんたちの組は、「蕎麦」の「種蒔き」を行っていただきました。

まず、種蒔き担当から、やり方を伝えてもらいます。

具体的な方法は、

まず「農作業に使う支柱(太い物)」を「畝」に押し付けて溝を作ります。

次に、「蕎麦」を「紙コップ」に入れた物を配り、出来た溝に「蕎麦の実」を蒔いて、それから手で軽く土を被せます。

町からの応援の方々と先生方の組は、「鹿除け網」の「支柱」作りを行なっていただきました。

周辺に生えている「竹」を「竹用の刃」を付けた「電動チェーン・ソー」で切って、作業スペースに運びます。

運んだ「竹」の「枝」を「ナタ」ではらって、見本を元に必要な長さに切り、はらった「枝」と余分な部分は指定箇所に片付けていただきました。

非常に暑い日でしたので、「熱中症対策」で1時間作業したら休憩をとりました。

その際、地元の人、町からの応援の方々、生徒さん達、先生方、分け隔て無く交流していただけました。
このように、町の人と地元の人が交流が出来るのは、双方にとって非常に意味の有る事だと思います。

休憩前に「種蒔き」はほぼ終了していましたので、休憩後は「鹿除け網」の設置を行いました。

事前に「支柱」を設置する位置に「杭」を打っておきましたので、そこに「竹」で作った「支柱」を縛り付けていき、その後、「鹿除け網」を「支柱」に付けていきました。
(「鹿除け網」取付は、私が中心で行いましたので、その際の写真撮れてません。)

全ての作業終了後に、参加者全員で「記念撮影」を行いました。
凄く暑くて大変でしたが、作業を終えて満足そうな皆さんでした。

「自由学園」の生徒さん方には、普段、経験出来ない様な体験、見聞き出来ない話が聞けたので良い経験になったのではと思います。

これが完成した写真です。

別の場所でテストで蒔いた結果では、大体3日くらいで「発芽」して来ます。
その際に鳥が「新芽」を食べに来るので、「発芽」までに対策を施す予定です。

次回は8月19日(土)、予備日8月20日(日)で「畝間」の「草取り」や周辺の「草刈り」を予定しています。

次回も、多くの方に参加いただけたら、と思っています。
皆様のご協力をお待ちしております。

8月1日 <追記:「芽」が出ました>

「種蒔き」してから3日目、もう「芽」が出て来ました!!

「筋巻き」したので1列に「芽」が出て来てます!

「芽」が出て直ぐは、上の写真の様に「蕎麦殻」を被ってます。
この状態は鳥達にとっては「蕎麦の実」に見えるのでしょう。
実際、テストで植えた物は、ほとんどが食べられてしまいました。

ですので、「蕎麦殻」が落ちて「双葉」になるまで「不織布」を掛けておきます。
「双葉」が出揃ったら、混み入った所は「間引き」を行います。

「双葉」が出揃うのが楽しみです!

「ふくもち園」の看板製作

今年の5月から「六ノ里」の有志で始まった「ふくもち園」。
今回、その看板を依頼され製作しましたので、その様子を紹介してみたいと思います。

設置する場所は、ここ「六ノ里」の入り口「野添」の交差点。

「道の駅 白尾ふれあいパーク」から「岐阜県道 316号線」を「ひるがの」方面に向かって、最初の「信号交差点」です。

この場所には「Camp&Resort 清桜里」さんの看板が有って、地主さんに確認したところ「専属契約」されてるとの事。

ですので「ダメもと」で「清桜里」さんに設置のお願いをしたところ、『地域の事なので構いませんよ』と快く了承いただけました。
「清桜里」さんは、普段から「六ノ里」の事を気に掛けてくださり、地元としては本当にありがたいと思っています。

設置許可をいただけましたので、看板デザインに入ります。

まず「本業」で使っているデザインソフト」を用いて案を製作します。

サイズは一緒に掲示する「善勝寺桜」の看板サイズに合わせて、1820mm×450mmとします。

「色数」が製作コストに影響します。
『出来るだけ安く作って欲しい』と要望から、コスト別に3案製作し依頼主と相談。
結果、上から2番目の案で矢印を赤にした物で、「工法」は「塗装」に決定しました。

また「看板」を製作する「工法」としては、

1:「屋外用耐候性フィルム」で「切り文字」で製作
2:「デザイン」から「印刷フィルム」を製作
3:「塗料」の塗り分けで製作

以上が有りますが、こちらも『出来るだけ安く』の要望から『3:「塗料」の塗り分け』に決定。

デザインが決まりましたので、製作に入ります。

「看板ベース」にデザインを書き写す為には「下絵」が必要になります。
決定デザインをA3サイズに切り分けて、コンビニのプリンターで印刷します。

こんな感じでA3サイズ、5枚に切り分けます。
右端の縦の線は、印刷した5枚を繋ぎ合わせる際の「ガイド線」です。

デザインと並行して「看板ベース」も製作します。

「善勝寺桜」の看板に合わせたサイズで、「六ノ里」の大工さんに枠を製作していただきましたので、それに合わせて「プリント合板」を取り付けます。

「プリント合板」にしたのは、文字部分を素材色のままで使えば「塗料」を1色減らせると思ったのですが、案外、表面が綺麗は無く、やむなく白く「塗装」してます。
まぁ、普通の「ベニヤ」を使うよりも「下地処理」の工程を省けたので良しとします。

「看板ベース」が出来ましたので、「文字入れ」に入ります。

印刷して来た「下絵」を貼り繋いで1枚にし、全体のバランスを見ながら「看板ベース」に「マスキング・テープ」で固定します。

右端の矢印部分が赤くなってますが、これは今回、矢印を赤にする為に塗ってます。

「下絵」を固定したら「カーボン紙」を使って、文字を「看板ベース」に書き写します。

写真の黒い紙が「カーボン紙」です。
昔は「事務処理」の際など良く使ったものですが、今は殆ど使われないと思います。

「カーボン紙」を「下絵」の下に入れて、文字の外形を「ボールペン」でなぞってやると・・・。

こんな風に写せる訳です。

文字部分もこんな風に写します。

「フリーハンド」で書き写すので、当然、所々線が曲がったり途切れたりしますが、気にしないで大丈夫です。
もちろん、綺麗なら、その方が良いですけどね。(笑)

ちょっと見にくいですが、全部を書き写しました。

書き写し終わったら、次は文字の部分に「マスキング」します。

直線部分は線に合わせて「マスキング・テープ」を貼って、曲線部分は大きめに貼って「デザイン・ナイフ」で『線が綺麗になる様に注意して』余分を切り取っていきます。
つまり、書き写す線の綺麗さより、この工程で『如何に綺麗に切り取れるか』が仕上がり具合に影響する訳です。

あと「マスキング」の際に凄く大切な事は「マスキング・テープ」の重なる部分を「爪」でしっかり押さえつけて『隙間の無い様に』する事です。
これをしないと、この後の「塗装」の際、隙間に「塗料」が染み込んで大変な事になります!

全ての「マスキング」が完了した状態。

しつこいですが、次の「塗装」に入る前に、今一度「マスキング・テープ」の重なり部分に隙間が無いか、もう一度丁寧に確認します。

最後の緑色を「塗装」し「マスキング」を剥がして完成。

完成と書きましたが、実は「マスキング」を剥がしてから、白文字部にはみ出た「下書き」線の「クリーニング」をしてます。

近くで見る物では無いので、そのままでも大丈夫ですが、そこは気分で。(笑)

やり方は使用した「塗料」より弱い「溶剤」か「アルコール・クリーナー」か「コンパウンド」を「綿棒」に付けて拭き取ります。
どれを使うにしろ、目立たない所で試してから行います。

完成して設置した状態。

なかなか目立って、思惑通りの仕上がりです。
「清桜里」さんの看板との間の「ゴミ収集BOX」が目立つのは『愛嬌』という事で。

信号待ちの際に見て貰って、多くの方に「六ノ里」に来ていただけたら良いなぁ。