栃洞白山神社の縁日2024

毎年9月7日は私の住む「栃洞」に有る「栃洞白山神社」の「縁日」です。
今年も好天に恵まれる中、無事に開催出来ましたので記事にしてみたいと思います。

朝から地区総出で手分けして「祭礼」の準備を行います。

8月に『宮掃除』と言って縁日に向けて清掃を行なっていますが、その後日にちも経って落ち葉が落ちてますので、念入りに清掃します。

清掃が大体落ち着いたら、幟を掲げ、本殿に幕を設置します。

拝殿は綺麗に掃いてゴザを敷き、その上に祭壇を設置し胡床(こしょう)を並べます。

それから各所からいただいた御神酒を並べ、祭壇にお供え物を置き、天井にキリコ灯籠を吊るします。

準備の整った拝殿及び本殿の様子。

毎年の事ではありますが、年に1回の事なので、お供え物の配置は悩みます。
ですので、毎年撮っておいた写真が役に立ちます。

ここで一旦解散となります。

午後からは、宮司さん、来賓の方々を集会所で迎え、時間になりましたら大幣(おおぬさ)を持つ氏子総代を先頭に栃洞白山神社まで歩いて向かいます。

昨年までの宮司さんがご高齢で引退されたので、今年から新しい宮司さんに来ていただいてます。
その方からのご提案で、神社に向かう道中「神楽鈴(かぐらすず)」を鳴らす「鈴祓い」を行いましたが、荘厳な感じで気分も引き締まります。

*ここ以降の神事の写真は、私自身が氏子総代で神事に参列しているので撮れません。
ですので、今年も地元のプロ写真家の松川哲也氏に幾つか写真を提供いただいてます。

写真提供:松川哲也氏

隊列が境内に到着したら御手水で心身を清めます。
その後は拝殿の決まった位置に着座し、いよいよ神事が始まります。

写真提供:松川哲也氏

神事が始まり、宮司さんの祝詞奏上。

写真提供:松川哲也氏

それを聞く、参列の皆様。
ここ栃洞白山神社の氏子に加え、六ノ里に所縁のある多くの方に参列いただけました。

以前の宮司さんの祝詞は静かで厳かな感じで良かったのですが、、新しい宮司さんの祝詞も声の大きさに強弱があって荘厳さに加えて凛とした感じで素晴らしかったです。

神事の最後は、供えて有った御神酒を参列者に配り、宮司さんに挨拶していただきましたが、その際、多くの参列者がある事にお褒めの言葉を頂き、総代として嬉しかったです。

最後に宮司さんに音頭を取っていただき、乾杯して神事は無事に終了です。

神事の終了後は、宮司さん、来賓の方々と氏子総代、責任社員で集会所に戻ります。

集会所に行っている間に、地域の皆さんで拝殿の片付けを行い、『直会(なおらい)』の準備をしていただきました。

その直会の様子。

拝殿が人でいっぱいで、1枚に納まりきれないので、もう一枚。

この「直会」とは、神事終了後に神前に供えた御神酒や御供物を、神職をはじめ参列者の方々で戴く宴会の事です。
皆さんと無事に神事を終える事が出来た事を喜び、しばし宴を楽しみます。

さて、縁日の夜には楽しみが有ります。

直会が終わったらゴザを片付けて、キリコ灯籠に明かりを灯します。

縁日の夜には、拝殿踊りが開催されるのです。

拝殿踊りとは、写真の様に大きなキリコ灯籠を吊るした拝殿で行われ、白鳥踊りの原型とも言われてます。

踊り手は下駄履きで拝殿に上がり、踊り手の一人が歌い出して踊りが始まり、踊り手全員で囃子ことばを歌いながら踊ります。

この時、歌い手に順番は無く、その場でそれぞれが歌い手に答える形で歌い返されて進み、三味線や太鼓などの伴奏は無く、踏み鳴らす下駄の音リズムに合わせて踊られます。

なお、六ノ里には3つ神社が有り、それぞれで拝殿踊りを開催しますが、郡上市の公式サイトでは紹介されていません。

毎年、近隣の方だけでなく遠くからも来られます。

以上で今年も無事に縁日が終了しました。
この様な祭礼が地元に残っていて、大切に行われている事は大変喜ばしい事だと思います。
これからも大切にし、多くの方に来ていただき、次の世代へ受け継いで行けたらと思っています。

善勝寺桜 桜まつり2024 その2

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月13日、14日に開催で、本日14日、大きなトラブルも無く、ご協力いただいた皆様のお陰で無事に終了しました。

都合で来場頂けなかった皆様には、少しでも雰囲気を感じて頂ければと思い、14日の様子を紹介したいと思います。(13日の様子は、こちら

まずは朝の様子から。

本日出店の方々が資材を搬入し、開店準備中です。

昨日と一部出店者が変わってますので、案内看板の内容も更新。
この時点で、まだ搬入が有りましたので、ここに仮設置。
(他事に翻弄されて、このまま正規の場所に設置忘れたのはご愛嬌で)

今朝は高台に上がって「さくらの下マルシェ」の会場全景を撮ってみました。
今は準備中なので閑散としてますが、もうすぐ賑わいます!

今日の「善勝寺桜」の様子。
高台から撮ると、これもまたよし。

岐阜市から訪れてくださった御家族から『岐阜は桜が終わってしまったので、ネット検索して初めて来ましたが、こんな良い桜が有るとは思いませんでした。』と言っていただいたのが地元民としては嬉しかったです。

では、今日も本日の出店を、会場反時計回りに紹介してみたいと思います。

子供向けのクジやゲームのお店(すいません、屋号は聞きませんでした。)
昨日たまたま会場を訪れて頂き、急遽本日の出店をお願い致しました。

クラフトコーラのお店「パチ印.」さん。
炭酸飲料を主とした清涼飲料水のメーカーさんで、実店舗は郡上八幡に有ります。
コーラや山のソーダ・シロップを販売されてて、原液も売ってます。

地元六ノ里の「kedi cafe」さん(コーヒー、焼き菓子)
「桜まつり」では会場の都合で味わえませんでしたが、ケーキや拘りの珈琲が、これまた素晴らしいので、是非、実店舗に出掛けてみてください。
(不定休なのでご来店前にインスタをチェックくださいね。)

昨日も出店いただいた、白鳥町の「ピッツェリア ゴンザ」さん(イタリアンドルチェ)。
実店舗は「道の駅 清流の里・しろとり」のすぐ近くです。

今回の出店は「イタリアンドルチェ」だけでしたが、ピザなど絶品だそうです!

こちらも昨日に引き続き出店いただいた「はなとら」さん(たこ焼き)。
昨日も書きましたが、大きなタコが入っていて、焼き立ては中が熱々トロトロで、個人的には大好きです!
実店舗は長滝の「道の駅 白山文化の里長滝」と郡上八幡に有ります。

こちらも昨日に引き続き出店いただいた「かもす&KENZO」さん(お粥、キムチチゲ)。
地元六ノ里「しらおシマダファーム」さんの野菜も使っていただいてます。

白鳥の道の駅に実店舗が有る「COME 2 CAFE」さん(カレー、チャイ)。

「coffee space おと.」さん( 米粉菓子)。
店主のこの方、後で出てくる「郡上節ガールズバンド」のメンバーでも有ります。

昨日に引き続いての六ノ里の藍染工房 「ゑ うのら」さん(藍染物販)。
自ら無農薬で藍を栽培し、それを元に染色液を作成、藍染をされてます。
素材持ち込みの染色依頼受付や藍染体験もされてます。(要事前相談)

地元六ノ里の蕎麦屋「そば茶寮 文福笠井」さんから、わらび餅の出店。
美味しい蕎麦は、実店舗で味わってみてください。

こちらも昨日に引き続き、地元六ノ里の猟師さんによる「猟師鍋」の振る舞い。
(昨日の記事では紹介出来ませんでした。)

写真中央は、お父さんお母さんのお手伝いの地元六ノ里の子供達。
せっかくの休日なのに、えらいですね!

写真右手の本部席の所、「六ノ里棚田米」を使っていただいている「おにぎり一番」さんが昨日に引き続き出店で、「六ノ里棚田米生産組合」が委託されて販売しました。
実店舗は「道の駅 白尾ふれあいパーク」に有りますので、美味い「六ノ里棚田米」を味わいに寄ってみてください。(タイミングが合わず、写真が無くてごめんなさい。)

昨日に引き続き、六ノ里の若者達のお店「Mʼs」さん(軽食)。
仲良し2家族が、ファミリーで鯛焼き、唐揚げ、かき氷などの販売。

昨日に引き続き、六ノ里のお母さん達の店「大笑い会」さん(お好み焼き、味飯)と、

「食工房菜花」さん(みたらし団子)。

どちらのお店のお母さん達には、普段からお世話になってます。感謝!!!

時刻は、まもなく11時、混雑する会場の様子。

多くのお客さんが家族連れ、友達同士で訪れてくださって、それぞれお気に入りの店舗でお好きな物を買って楽しまれてます。

今日の催し物は、

昨年に引き続き、地元の「オカリナカラーズ」の演奏会。

去年も思いましたが、自然豊かな「六ノ里」に、ゆったりとした「オカリナ」の音色は素晴らしいです。

「郡上節ガールズバンド」の生演奏。

そして、彼女らの歌と演奏に合わせて、会場に訪れている「踊り好きな郡上人」の方々により、自然発生的に踊りの輪が始まります!

「宝暦義民太鼓」の公演。

「宝暦義民太鼓」とは、江戸時代、郡上藩で実際に有った話が元になってます。
時の藩の増税に困窮した農民が蜂起し「一揆」や「直訴」を行ったそうです。
最後には幕府の裁定で勝利となりましたが、当然の「一揆」や「直訴」は大罪であり、多くの者が処刑されました。
彼らを郷土を守った「義民」と敬い、その様子を表現したのが「宝暦義民太鼓」です。

「善勝寺」には「義民」達のお墓が有りまして、そんな縁も有っての昨年に引き続きの公演となりました。

昨年は雨模様の中で開催が心配されましたが、今年はご覧の通りの好天で善勝寺桜をバックに素晴らしい公演でした。(役の都合で最後まで見れなかったのが残念です。)

時刻は15時頃の会場の様子。
お昼が過ぎても、会場の賑わいは続いています。

写真に撮ってませんが、駐車場はカオスになってました。
ご迷惑をお掛けしましたが、山間の小さな集落ですので十分な駐車場を提供出来無い事はご理解ください。

昨日今日の好天で、ハナモモもどんどん咲いてます。(冒頭の写真と見比べてください。)
ここ六ノ里は桜が終わってもしばらくは、ハナモモの花がそこここで楽しめます。

終了の16時以降、地元の方々とで撤収作業を行い、あれほど賑やかだった会場が、ガラんとして祭りの後の寂しさです。

以上で今年の「善勝寺桜 桜まつり」は終了です。
多くの方に来ていただき、大変盛り上がった良い「桜まつり」でした。

来年もまたバージョンアップした「桜まつり」となる様、みんなで頑張るつもりです。
今年来て頂いた方は再度、まだの方は是非一度「善勝寺桜 桜まつり」に来てください。

最後に一言、個人的に嬉しかった事を書かせてください。

こういうイベントを開催しますと、周辺へのゴミの放置が見られたりします。
ところが今回のイベントでは、開催中、終了後、全く有りませんでした。
ありがとうございました!!

善勝寺桜 桜まつり2024 その1

今年の「善勝寺桜 桜まつり」は4月13日、14日に開催で、今日13日が終了しましたので、その様子を紹介したいと思います。(14日の様子は、こちら

都合で来場頂けなかった皆様には、少しでも雰囲気を感じて頂ければと思います。

まずは朝の様子から。

雨と桜の早期開花に祟られた2023年とは打って変わって好天に恵まれました。
そして、先日の記事で心配した桜の開花も、写真の様に良い具合になりました。

では、準備の様子から。

テントは昨日の夕方に張っておきましたので、テーブルと椅子のセッティング。
桜まつりの開始の10時に向けて、各々が準備していきます。

お父さん達は会場内に手洗い場が少ないのが気になって、止めてあった蛇口の所を急遽使える様にされてました。
でも、ただ通水して使える様にするだけじゃなく、どこからか太い竹を持って来て細工して拘るのが素晴らしいところ。

私は担当の協賛各社の掲示と、

本日の「さくらの下マルシェ」の案内板の設置。

案内板としての視認性を考え、昨年同様、ここにしました。
桜の撮影に邪魔にならない様にはしましたが、邪魔だったらすいません。

開始時刻が近くなり、出店者の準備も整った様です。
今年も多くの出店が有りましたので、会場反時計回りに紹介していきます。
*()内は販売品目です。

「東海学院大学管理栄養学科」(棚田米デザート)のキッチンカー。

地元六ノ里の「kedi cafe」さん(コーヒー、焼き菓子)と、白鳥町の「ピッツェリア ゴンザ」さん(イタリアンドルチェ)。
「ピッツェリア ゴンザ」さんの実店舗は「道の駅 清流の里・しろとり」のすぐ近く。

「はなとら」さん(たこ焼き)。
大きなタコが入っていて、焼き立ては中が熱々トロトロで、個人的には大好きです!
実店舗は長滝の「道の駅 白山文化の里長滝」と郡上八幡に有ります。

「かもす&KENZO」さん(お粥、キムチチゲ)。
地元六ノ里「しらおシマダファーム」さんの野菜も使っていただいてます。

「ジビエITAYA」さん(ジビエ料理)。
六ノ里のお隣、大間見の猟師さんのお店。実店舗ではジビエ肉の販売もされてます。

郡上八幡の「やまふうぱん」さん(パンと焼き菓子)。

「OUTDOOR STYLE AMIDA」さん(タコス)。

六ノ里の藍染工房 「ゑ うのら」さん(藍染物販)。
自ら無農薬で藍を栽培し、それを元に染色液を作成、藍染をされてます。
素材持ち込みの染色依頼受付や藍染体験もされてます。(要事前相談)

六ノ里の若者達のお店「Mʼs」さん(軽食)。
仲良し2家族が、ファミリーで鯛焼き、唐揚げ、かき氷などの販売。

六ノ里のお母さん達の店「大笑い会」さん(お好み焼き、味飯)と、「食工房菜花」さん(みたらし団子)。

どちらのお店のお母さん達には、普段からお世話になってます。感謝!!!

桜まつりに合わせて、地元の「シニアクラブ」の敬老会を開催。
絶好の花見日和に、善勝寺桜と料理を楽しまれました。

他には「郡上放歌」の方々が、普段は神社の「拝殿」で行われる「拝殿踊り」をゲリラ的にされてました。(写真撮ってません・・・ごめんなさい。)

今年も限られた駐車場この通り。
各種宣伝もあって混雑は避けられないのですが、

協賛金のおかげで、今年は本職の警備員をお願いしましたので、なんとか捌けました。

本日の開催時間終了後は、一部の地元の人々でライトアップされた善勝寺桜を肴に「夜の部」となりました。

さて、明日の2日目もみんなで盛り上げて行きたいと思います!!

まもなく善勝寺桜 桜まつり

先日の記事でご紹介した様に、この週末は「善勝寺桜 桜まつり」です。
今日は「善勝寺桜」の近況を紹介してみたいと思います。

<4月7日>

まだ開花していませんが、この通り、蕾が赤く色づいて大きくなってます。
開花まで、あともう少し。

この日からライトアップ開始。
まだ開花していませんが、写真の様に、こうなると花見気分満点。

<4月9日の様子>

地域づくりの仲間から開花の知らせを受けて、見に行きました。

開花しました!・・・って、どこが?って思うでしょ。(笑)
いや、確かに肉眼では開花してるのが見えるんです。

私の写真はスマホで撮ってるので、その望遠性能のせいでこれがやっと。
どうでしょ?分かっていただけるでしょうか。

ちなみに、4月9日の開花は予測通り。

と言うのは、2月からの最高気温の積算が600℃になると開花する(東京の桜の標準木の靖国神社の桜での話らしいですが)というのを聞いて、六ノ里の気候に近い郡上市長滝のアメダスデータの最高気温を3月頭から積算グラフ化してました。

2019年から2023年も一緒にグラフ化し、善勝寺桜の各年の開花日(撮影写真の日付)などから、今年は4月9日頃に開花と思っていたのです!

でも、実際に花の様子を見る限り、内心は『桜まつり、大丈夫か???』と心配してましたけど・・・(笑)。

今日<4月10日>

よ〜く見なくても、しっかり開花してます!
桜まつり当日は、素晴らしい状態になると確信してます。

そしてこの日は、桜まつりに協賛いただいた方々を紹介する掲示板の設置をしました。

階段を塞いでますが意図してで、手すりが老朽化して通って頂きたく無いからです。
これで後の準備は、前日のテント、テーブル、椅子の搬入・設営を残すのみ。

天気予報では2日間共に良さそうです。
桜だけでなく、近隣の梅もまだ花が残ってそうですし、上手くすればハナモモも咲きそうで、今年の「善勝寺桜 桜まつり」はきっと素晴らしいと思います!

皆さん、ぜひ、おいで下さい。
*駐車場に限りがありますので、乗り合わせて来ていただけると助かります。

春、色々な訪れ

3月半ばに遅い雪が降って、4月になって、やっと春が来たって感じです。
今日は「春にやって来たもの」の様子を紹介してみたいと思います。

まずは、カタクリ。

我が家の山に狭いですが群生しています。
今は蕾を付けたのが増え、中には写真の様に咲く寸前のものも出て来てます。
ちなみに本物の「片栗粉」は、この花の地下茎から採った物だそうです。

また、ゼンマイも出て来ました。
これが本番になる頃には、ワラビやタラの芽も良い時期になりますので、これからが楽しみです。

そして、今はワサビも花が咲く時期。
花の咲いてる茎や葉っぱを醤油漬けにすると美味しいです。

我が家の梅の様子は、

これと、

これ、花の色が違うのですが、両方とも「花香実」という拘って植えた品種。
植えて3年目で、やっと花を着けてくれる様になりました。

梅には実梅と花梅が有って、その違いは、
・実梅:実を生らせる梅で香りは弱い物が多い。
・花梅:花を楽しむ梅(実は生らない)野生種に近く香りが強い物が多い。

梅を増やしたい理由は、この地域が梅の香りに包まれる様にしたいからなので、その目的なら花梅が良いのですが、でも『実は生って欲しい』と言う欲張りな気持ちも有ります。

そこで名前の由来が「花が綺麗で、香りが良くて、そして実が生る」という「花香実」を選んだ訳です。

先達さん(我が家の前の持ち主さんの事)から引き継いだ梅も、年々、剪定を加えて徐々に良い樹形になって来ているのではと思ってます。

梅の奥に見えるのは、これも引き継いだ我が家の桜。
我が家の屋号が「甚七」と聞いているので、勝手に「甚七桜」と呼んでます。

「甚七桜」も「善勝寺桜」に負けず、チラッとですが開花し始めてます。
50mほど、ここの方が標高が高いので、その分遅いのかも。

以上、春になって、ここ栃洞に訪れたものを紹介して来ましたが、この春から新たに訪れたものが有ります。

それは、移動スーパー「ココロ」さん。

ここ六ノ里も他の多くの農山村集落と変わらず高齢者の多い地区で、町の様に交通インフラが充実して無く、また商店もほぼ無い中、この先、免許返納すると買い物に困る方が増えて行くのは目に見えてます。

もちろん、お互いを思いやる「結の精神」が強く残っている地域ですので助け合いが行われるのですが、やはり『連れてってもらって申し訳ないなぁ』という気持ちが起きるのも事実です。

そんな理由からも『お店の方が来てくれる』というのは本当に有り難い事です!!!

六ノ里地区には、毎週火曜日の午後に来てくださるそうです。

そのうち来るのを待つ間、近くの空き車庫が「お茶飲みサロン」化するのでは。(笑)
それはそれで、また新しい楽しみが増えると思ってます。

桜まつりのお知らせ 2024

今年も「善勝寺桜 桜まつり」を開催します。

日時:2024年4月13日(土) 10:00〜16:00
        4月14日(日) 10:00〜16:00
        *ライトアップは少し前より開催します。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

今年も本命のさくらの他に、催し物として「郡上一揆」を題材に公演されている「宝暦義民太鼓」や「オカリナカラーズ」、「郡上節ガールズバンド」に登場いただけます。

また、以下の様に、今年も「さくらの下マルシェ」と題して、郡上近隣の有名店に出店いただけます。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

皆様、お誘い合わせの上、樹齢500年の見事な「善勝寺桜」を見に来て下さいね。

以下の「六ノ里地域づくり協議会」のfacebookもご覧ください。
(「ディスカッション」で、最新の情報も見られます。)

「六ノ里地域づくり協議会」facebook


昨年は例年より1週間開催を早めましたが、桜の開花が平年より2週間も早く、当日、ほとんど花が残ってなく、しかも二日共に天候が悪い最悪の状況にもかかわらず、多くの方に来場いただけました。(昨年の様子はこちら

今年はきっと天候に恵まれ、素晴らしい「善勝寺桜」が見られると思いますので(約束は出来ませんが、多分・・・)皆さん、お誘い合わせて見に来てください!!

*駐車場に限りがありますので、乗り合わせて来ていただけると助かります。

雪景色

今年は雪が少ないのですが、昨日はそこそこ降りました。
ですので、栃洞の雪景色を少しですが載せてみたいと思います。

道路の様子。
そんなに降って無いですが、除雪車は来てくれたみたいです。
でも、道に残ってますので、その後少し降ったのかなぁ。

我が家の通称「東の田んぼ」の様子。

奥に見えるのは茅を束ねて保存してるもので、代かきの時に耕運機で踏み入れます。
手前の小山は、年末に剪定したモミジの枝で、これは雪が消えたら、燃やして肥料にします。

家の前の畑の様子。
一昨年の暮れに降った時はこんな感じだったので、やっぱり少ないですね。

雪は少ないですが気温は低い(昨夜の最低気温はマイナス8℃)ので、雪はサラサラ。
雪の粒がキラキラと光ってるんですが、写真で分かるかな。

我が家の通称「上手の畑」。
奥に雪がポコポコなってるのは、白菜、大根、キャベツ。

収穫しないで雪に埋めておくと、自分が寒さで凍ってしまうのを避ける為に、中に蓄えた成分を糖に変えます。
つまり甘くなるって事で、鍋にすると美味いんです。

ついでなので、日差しも暖かだし、もう少し歩いてみます。

もう1つの一部を借りてる畑の様子。

去年は棚の左(正面から左)を借りて豆類を作ってました。
でも今年は源蔵寺棚田の再生で開墾した畑が有るので、今年は借りないかも。

雪が降ると木々は着雪して、華やかになります。

昼間の見え方もキラキラして良いですが、街灯の光に照らされると、また綺麗です。
写真に撮って載せれれば良いのですが、残念ながら上手く撮れ無いんです。

興味のある方は、集落内に有る「Camp&Resort 清桜里」は冬場も営業してますので、是非、泊まって見てください!

もう少し進んで、栃洞橋(昭和37年製)の上から牛道川を。

岩の上にも雪が積もってますが、例年ならもっと多くて、まるで帽子を被った様になります。

下流側の様子。

あれとあの岩の所、そして、あの流れの横には、多分、魚が付いてます。
あと2週間ほどで渓流釣りが解禁になりますので、楽しみです。

さてこの後、春までにどれくらい降るのでしょうか。
多くないと雪かきの量が減るので楽なのですが、農家としては夏場の水量が心配なので難しいところです。(笑)

2024年 謹賀新年

明けましておめでとうございます!
「六ノ里」での6回目の正月を迎えました。

今年も「六ノ里」の暮らしの様子を、書いて行きたいと思っています。
「六ノ里」に興味を持っていただき、是非、訪れて頂ける様に頑張りますので、宜しくお願い致します!

さて、今年最初の記事は「初詣」の様子をお伝えします。

令和6年1月1日「元旦」の「六ノ里 栃洞」の様子です。

畑などの土の部分には雪が有りますが、それ以外は昨年にも増して、ほとんど雪が有りません。(昨年の写真はこちら

今年は「三寺参り」の準備の際に竹をもらって来てましたので、門松っぽいのを立ててみてます。
例年は注連飾り(しめかざり)だけですので、いつもより、お正月っぽさが増した様な気がします。

それでは、初詣に行きます。

まず最初は、私の住む地区の氏神様であり、私が氏子総代を拝命いただいてる「栃洞白山神社(とちぼらはくさんじんじゃ)」から。

日陰は雪が残ってますが、こちらも例年に比べ、ほぼ雪が有りません。

まず本殿にお参りして、

続いて境内に合祀されている「中村の宮」にお参りします。

氏神様へのお参りを済ませたので、車で郡上市白鳥町長滝に有る「白山長滝神社(はくさんながたきじんじゃ)」に向かいます。

国道156号を白鳥の町から北に向かいますが、この様に道路に雪は全く有りません。(実は行く途中撮り忘れましたので、帰路での写真)

雪が無いので道が混む事も無く、約30分ほどで「白山長滝神社」に到着。

元旦ですので、すでにお昼過ぎですが駐車場は混んでました。
少し待つと空きが出ましたので、車を停めて境内に向かいます。

上の写真の参道入口は、ほとんど雪は有りませんでしたが、少し進むと山蔭になるのか残っていて半分シャーベットになってました。

「白山長滝神社」の境内は雪に覆われてましたが、特に歩きにくいと言う事はありませんでした。

私は「栃洞白山神社」の氏子総代ですので、まず、氏子の方々から預かっている去年の「大麻札(たいまふだ)」を「お焚き上げ」に納めます。(*「大麻札」とは「伊勢神宮」のお札の事です。)

その後、拝殿にお参りをしてから、

続いて、本殿にお参りしました。

雪に覆われている様に見えますが、参拝箇所(で良いのでしょうか?)への部分は雪掻きしてありました。

昔「熊野本宮大社」にお参りした際に本殿(「御社殿」と聞いた覚えがあります)に参る際は『中央、左側、右側の順』と習いましたので、その順でお参りしてます。

それから境内に合祀してある「天満宮」にもお参りして、

最後に「長瀧寺(ちょうりゅうじ)」にお参りしました。

以上で、全ての参拝が済みましたので、社務所で「破魔矢」と「御守り」を授かって帰路に着きました。

今年も1年、良い年になります様に!!

<追記>
この記事を書いている最中に「能登地方」で大きな地震が発生しました。

この辺りは岩盤の上なので、普段の地震では全く揺れないのですが、今回はこちらでも結構揺れて「震度4」だったそうです。

元旦から大変ですが、震源地に近い地区の方に被害の無い事をお祈り申し上げます。

六ノ里「三寺参り」と年越し蕎麦

今年は朝から「雨」が続いて天候が心配されましたが、夜11時には「晴れ間」も除き、暖かい「雪」の無い「三寺参り」となりました。

そして今年「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」として行った「源蔵寺棚田再生」で収穫した「蕎麦」を使った「年越し蕎麦」を「六ノ里」に有る「そば茶寮 文福笠井」さん(以下「文福笠井」さん)の協力で「善勝寺」さんで行いました。

今日はその様子をお伝えしたいと思います。

12月31日の午後10時前、すでに「文福笠井」さんが「年越し蕎麦」に必要な物を「年越し蕎麦」の会場にお借りした「善勝寺」さんに届けてくださってましたので、準備に入ります。

「蕎麦」は冒頭にあります様に、今年「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」で行った「源蔵寺棚田再生」で育て収穫した物で、「文福笠井」さん曰く『非常に高品質な「蕎麦」』だそうです。

事前に「メニュー」も作成し、

使用した「蕎麦」の由来が分かる様に「源蔵寺棚田再生」の様子の「パンフ」も各「テーブル」に用意してます。
(これには協力者が増えないかとの、下心も有ります。笑)

準備も終わり、開店時間の11時を過ぎて、お客第1号様がいらっしゃいましたので、さっと調理して出します。(写真提供:松川哲也氏)

なお、今年行った「源蔵寺棚田再生」は「岐阜県ふるさと水と土指導員」の「制度」を使って行いましたので、本来は「収穫物の販売」はダメだそうです。
ですが、「活動の成果」とそれで採れた「蕎麦」の美味さ、これをどうしても地域の方にも伝えたくて「関係部署」に相談の上「実費(容器代、蕎麦打ち代、ガス代 等)」での提供としております。

提供した「源蔵寺産蕎麦」による「年越し蕎麦」です。(写真提供:松川哲也氏)

「年越し蕎麦」の準備が出来たところで「三寺参り」の準備に少しだけ参加しましたが、今年は「雪」が無いので楽でした。

11時の「年越し蕎麦」の開始時間を過ぎると「年越し参り」に来られた中から「蕎麦」のお客さんも来てくださいました。

来ていただいたお客さんの殆どから「美味い蕎麦」だと感想をいただけましたので、開催した甲斐がありました。

「年越し蕎麦」の提供は私達だけで行う予定でしたが、きっと心配だったのでしょう。
「文福笠井」さんも「厨房」に立っていただけました。
「源蔵寺棚田再生」実施時から、何かと御協力いただき、本当に感謝です!!

「年越し蕎麦」の来客の合間を見て「三寺参り」の写真を撮りに出ました。

今年は、途中小雨がぱらついたり、強い風で「竹灯籠」の「ろうそく」が消えたりと大変だったそうです。

なお、「年越し蕎麦」を行った為に、「三寺参り」の「写真」を撮れてません。
なので「六ノ里」の「写真家」の方に、「画像提供」をお願いしてます。

<ここから追記>
「光雲寺」「光蓮寺」の「三寺参り」の様子も少し。

こちらは「光雲寺」さんの様子。(写真提供:松川哲也氏)

「光雲寺」さんでは、地区の方々から「麹」で作った「甘酒」の「ふるまい」が有ったそうで、私は甘い物も好きなので味わってみたかった・・・。

こちらは「光蓮寺」さんの様子。(写真提供:松川哲也氏)

どのお寺も、「雪」の無い「雰囲気」も良いですが、やっぱり「雪景色」の方が幻想的かも。

さて、今年の「三寺参り」も無事に終了。
今後も色々な「イベント」を行っていけると良いなと思ってます。
*「六ノ里」での「イベント告知」は、「六ノ里地域づくり協議会」のWEBサイト
「六ノ里暮体験」をご覧ください。

来年も良い年になります様に!

餅つき忘年会2023

今年も「餅つき忘年会」を無事に行えましたので、その様子を紹介します。

この「餅つき忘年会」は以前から行っていた訳では無く、今年で4年目。
始まりは昨年も書きましたが、私が『「栃洞」で採れた「餅米」で「杵つき餅」が食べたい』と言う、完全に個人の欲求から。(笑)

さて「餅つき忘年会」を始めるにあたり、その前にやる事があります。

今年最後の「地区」の「総会」です。

まず地区の代表(組長)から「自治会の伝達事項」の展開を行い、「会計役」の方から「会計報告」をしていただきます。

それから、「地区」には写真の様に色々な「役職」が有りますので、来年の各担当を決めます。

だいたい30分程で「総会」が終わり、いよいよ「餅つき忘年会」の始まりです。

「総会」の時間を使って「餅米」を「蒸籠(せいろ)」で蒸し、「杵(きね)」と「臼(うす)」はお湯で温めてありますので、「臼」のお湯を捨てたらつき始められます。

今年は1.5升ずつ3回、合計4.5升つきます。
まず「1臼目」は手慣れた「お父さん夫婦」にお願いします。

この写真は、蒸し上がった「餅米」を「臼」に入れ「杵」で押し潰しているところ。
最初にこれを丁寧に行わないと「餅米」が飛び散るんです。

だいたい押し潰せてまとまって来たら、いよいよついていきます。

ついている間に、「のし板」に「餅取り粉」を敷いて、つき上がった「餅」をちぎって丸める準備をします。

みんなで交代しながらついて、「1臼目」が出来上がりました!

「つき立て餅」は、とても良い香りがします。
写真から「つき立て餅」の柔らかさが伝わるでしょうか?

つき上がったら『素早く』運び、『素早く』ちぎって丸めていきます。

大事なので2回書きましたが、この『素早く』が非常に重要で、モタモタして「餅」が冷めてくると、硬くなって丸まられなくなるからです。

丸め終わった「餅」です。
これは、それぞれの家に持ち帰っていただきます。
都合で来られなかった家族の方も居られますからね。

続いて「2臼目」。

今度も最初は「杵」で蒸し上がった「餅米」を丁寧に押し潰して、

手慣れたお父さん方の指導の元、去年、この「地区」に来られた方もつきます。

「2臼目」がつき上がったら、今度は「小豆餅」「きな粉餅」「おろし餅(大根下ろしに絡めた物)」にしていただきます。

「3臼目」は「地区」の「若手」が頑張ります。

ところで「つく」順番ですが、何か決まり事(しきたりみたいな?)が有る訳ではありません。

まぁ、一番最初を「手慣れたお父さん達」にお願いするのは、1年経って『やり方』を忘れている可能性が高いからです。(笑)
それ以降は、それぞれ「やる気」のある方から、って具合です。

なお「若手」が「へっぴり腰」だと、「ベテラン」から「指導」が入ります。(笑)

「小豆餅」「きな粉餅」「おろし餅」が出来上がったら、近場のお店に頼んでいた「オードブル」や「お母さん達」の「漬物」と一緒に「テーブル」並べて準備完了。

皆さんが「テーブル」についたら、

今年一年の無事への感謝と、来年も良い年になる事を願って、皆んなで「乾杯」!!!

その後は、みなさん笑顔で「酒」を酌み交わしたり、

それぞれに、「つき立て餅」や「料理」を味わいます。

「飲み食い」や「歓談」が一段落したら・・・

今年、地区の方から「カラオケ機材」を寄付いただいたので「カラオケ宴会」に。
例年以上に楽しい時間を過ごせ、さらに盛り上がりました!

今年も誰が欠ける事なく、無事に「餅つき忘年会」を行う事が出来ました。
来年もお互いに助け合って、良い年になる事を祈っております。