栃洞白山神社の縁日2023

毎年9月7日は私の住む「栃洞」に有る「栃洞白山神社」の「縁日」です。
今年は「コロナ」も5類となり、「コロナ」前の内容で無事に終わる事が出来ました。
今回はその様子を紹介してみたいと思います。

朝から地区総出で手分けして「祭礼」の準備を行います。

8月に「栃洞景観づくり」で「宮掃除」を行なっていますが、その後「台風」が来たりして「境内」に「落ち葉」が溜まってますので、念入りに清掃します。

「拝殿」は綺麗に掃いて「ゴザ」を敷き、その上に「祭壇」を設置し「胡床(こしょう)」を並べます。

「社殿」は内外ともに丁寧に清掃した後、「幕」を取り付け、「国旗」を飾ります。

境内に合祀してある「中村の宮」も丁寧に清掃して、「幟(のぼり)」を立て、「幕」を取り付けます。

各所の清掃や飾りつけが終わったら「祭壇」に「御供物」を並べ、「特志書出し(いただいた「御神酒」や「祝い金」の一覧)」を貼り出して、午前中の「神社」の準備は完了です。

午後からは「宮司」さんや「遣幣使」さん、来賓の方々を集会所で迎え、時間になりましたら「大幣(おおぬさ)」を持つ「氏子総代」を先頭に「栃洞白山神社」まで歩いて向かいます。

*この辺りの写真は有りませんが、毎年ほぼ変わりませんので詳細が気になる方は昨年の様子をご覧ください。

ここから「神事」の様子です。

尚、私自身「氏子総代」で「神事」に参列しているので、その写真は撮れません。
ですので、今年も地元のプロ写真家の松川哲也氏に幾つか写真を提供いただいてます。

写真提供:松川哲也氏

「宮司」さんが「祝詞」を捧げておられるところです。

写真提供:松川哲也氏

「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」の様子です。

今年は「氏子総代」の権限で、地区の若い人にも「神事」に参加いただきました。
そうして行かないと、この先、誰も引き継げる人が居なくなりますからね。

写真提供:松川哲也氏

最後に供えて有った「御神酒」を参列者に配り、「宮司」さんに挨拶の言葉をいただき、音頭を取っていただき「乾杯」、以上で「神事」は終了します。

祭礼終了後、「宮司」さん、「遣幣使」さん、来賓の方々と集会所に戻ります。

集会所に行っている間に、地域の皆さんで「拝殿」の片付けを行い、「直会(なおらい」の準備をしていただきました。
(「直会」とは、「神事」終了後に神前に供えた御神酒や御供物を、神職をはじめ参列者の方々で戴く宴会の事です。)

「直会」の様子。

皆さんと無事に「神事」を終える事が出来た事を喜び、しばし「宴」を楽しみます。
昨年は「コロナ禍」で中止していましたが、今年、やっと行えました。

昨年も書きましたが、この様な「神事」が地元に残っていて、大切に行われている事は大変喜ばしい事です。
これからも大切にし、次の世代へ受け継いで行けたらと思っています。

さて、「縁日」の夜には楽しみが有ります。

「拝殿踊り」が開催されるのです。

「拝殿踊り」とは、写真の様に「キリコ」灯籠の下、老若男女が輪になって踊ります。
この時、演奏は無く唄のみ、「下駄」で「拝殿」を踏む音が響きます。
踊りは19時半くらいに始まり、10時くらいで終了です。

毎年、近隣の方だけでなく遠くからも来られて、今回は九州からの方が居られました。
私自身も新しく多くの方と出会え、楽しい時間を過ごせました。
これからも「六ノ里」に多くの方が訪ねて来ていただけたらと思います。

「縁日」が終われば、もうすぐ「稲刈り」です。

我が家の通称「東の田んぼ」も、

我が家の通称「上の田んぼ」も、

こんな感じに、順調に育って来てます!

そして、

今年行っている「源蔵寺棚田の再生」の「蕎麦」も、

本日現在、この様にいっぱい「花」を咲かせてます。

中には、この写真の様にすでに実を付けているものもあります!
(赤い矢印の先が、まだ青いですが「蕎麦の実」です。)

これから「稲刈り」に「蕎麦の刈り取り」にと忙しい「秋」になりそう。
どちらも絶対「美味いもの」になりますので、頑張ります!!

善勝寺桜 桜まつり2023 その2

前回の記事に続き「善勝寺桜 桜まつり」の2日目、16日の様子を紹介したいと思います。(前日の15日の様子はこちら

この日は前日の雨から何とか回復して、お昼過ぎには晴れてくれました。

しかし「善勝寺桜」は前日からの雨で、すっかり「葉桜」。

でも、まぁ、仕方無いですよね。
と言うより、9日の満開から、昨日15日まで頑張って花を付けてた事に感謝です。

今日の出店は昨日に加えて「StabiRides bicycle」さんの「e-Bike」体験と、「新津 裕」さんの「ブッシュクラフト体験」。

「東海学院大学 管理栄養科」さんの「キッチンカー」。
学生さん達が「アイスクリーム」やお菓子を販売されてました。

こちらは「郡上市白鳥町」に有る「自家製天然酵母パン」の「utapan」さん。

そして地元の「盆栽愛好家」の方と「写真愛好家」の作品展示と地元の歴史に詳しい方の「昔の写真」の展示も行われました。

「桜まつり」の開始は午前10時からで、写真は10時を少し回った頃の様子。
雨降りの昨日とは打って変わって、どんどんお客さんが来てくださって、

たくさん設置したテントは、こんな感じに。
朝は晴れてましたが、この時間帯、少し雨もちらついて・・・。

でも直ぐに晴れ間が出る様になって、お客さんはどんどん増えていって、

テントの中に設置した席は、満席状態になりつつ有ります!

そして本日のイベントの「宝暦義民太鼓」の演奏。

江戸時代、郡上藩の増税に困窮した農民が蜂起し「一揆」や「直訴」を行いました。
最後は勝利しましたが、当然「一揆」や「直訴」は大罪であり、多くの者が処刑されました。
彼らを郷土を守った「義民」と敬い、その様子を表現したのが「宝暦義民太鼓」です。

「善勝寺」には「義民」達のお墓が有りまして、そんな縁も有っての、今回の出演となりました。

開演前まで雨がパラついていて開催が心配(和太鼓に雨は禁物)されましたが雨も止み、多くの観覧者の前で見事な演奏が行われ、「大太鼓」の音が「善勝寺」の境内はもとより、近隣まで響き渡りました!

素晴らしい演奏を有難うございます。
また来年も来て頂けたら、と願っております!

また「宝暦義民太鼓」の後には地元の「オカリナカラーズ」の演奏会。

自然豊かな「六ノ里」に、ゆったりとした「オカリナ」の音色も良いですね!

お昼を回った頃の「善勝寺」前の駐車スペースの状況。
停められる所が無いくらいの盛況ぶりです。

そして「無料休憩所」兼「出店場所」の「六ノ里山村広場」は、当然、来場者で賑やかでした。

この後、16時の閉場を待って、地元の有志でテントやテーブルを片付け、また、「善勝寺桜」の「葉桜」になってしまいましたので「ライトアップ」の「ライト」類も片付けました。

今年は「葉桜」で「花見」としては残念でしたが、多くの出店や催し物が有り、多くの方に来ていただけました。
来年は「開花時期」の先読みを頑張って、より良い「桜まつり」となる様、頑張って行きたいと思います。

善勝寺桜 桜まつり2023 その1

コロナも落ち着いて、やっと大っぴらにイベントが開催出来る様になりました。
ここ「六ノ里」でも「善勝寺桜 桜まつり」を4年ぶり(*)に正式開催出来ました!
(*2020年と2021年は中止。昨年は「善勝寺桜ウィーク」と銘打って、それぞれの方に見に来て頂く形で開催。)

その様子を15日と16日の2日に分けて紹介してみたいと思います。
当日、都合で来場頂けなかった皆様には、雰囲気を感じて頂ければと思います。

まず、今回は4月15日の様子です。(翌16日の様子はこちら

4月15日の午前8時の「桜」の様子。

先日のライトアップ開始の記事で書いた様に、今年は「桜」の開花が早くて過去の開催日より1週間早い開催としたのですが、何とか保っているくらい。
しかも、おまけに朝からの雨で何とも残念な状況です。

まぁ、自然の事なので抗い(あらがい)切れる訳でもなく、それに「善勝寺」は「花桃」も素晴らしいので、気分を切り替えて準備を進めます。

昨日の夕方、今日の雨を見越してテントを設営しておきましたので、当日は朝8時からテントの移動やテーブル、椅子の配置メインで準備を行いました。

今回の「桜まつり」の開催で、以前と一番の違いは「郡上市」の店の出店が増えた事。
これは地元若手の普段の努力の賜物で、本当にありがたい。感謝、感謝です。

そんな出店者の方々も、順次、お店の準備を行なってます。

「桜まつり」開始時間は午前10時から。
写真の午前9時には、大体の会場準備が整って、

最後に看板を設置して、いよいよ「善勝寺桜 桜まつり」の始まりです。

あいにくの雨と「桜」の状況から『どれくらいの方に来ていただけるか』と心配していましたが、午前11時過ぎには「駐車スペース」が、ほぼ埋まるくらいに。

「無料休憩所」と多くの出店の有る「六ノ里山村広場(「善勝寺」の直ぐ横)」の様子はこんな感じで、雨で少ないながらも、そこそこお客さんが来られてます。

ここからは出店していただいたお店の様子を、簡単ですが紹介してみたいと思います。

地元のお母さんによる「みたらし団子」のお店に、

同じく地元のお母さん達による「味飯」や「お好み焼き」のお店。
今年の「味飯」は「幻の地鶏の炊き込み飯」と「熊飯」でした。

地元の若者達による「熱燗」や「ビール」の販売。

そして、ここは地元の猟師さん達の「猪鍋」の「ふるまい」。
「ふるまい」ですので、当然、無料!!!
無料と言っても「全国一」になった「六ノ里」の「猪肉」をはじめ、地元の美味い食材を腕に覚えのある猟師さん達が調理するのですから、当然ながら美味いです。

こちらは地元の「Kedi Cafe」さんの出店。
こだわりの珈琲や焼き菓子やパンなどの販売がされてました。

こちらは地元の「有機栽培農家」の「しらお嶋田ファーム」さんの「野菜苗」の販売。

こちらは「郡上八幡」の「本格フレンチ・レストラン」の「RAVI」さん。
今回の出店では「サンドイッチ」を販売されてました。

こちらは「白鳥町」に有る「ピッツァリア ゴンザ」さん。
「イタリアン・ドルチェ」を販売されてました。

こちらは「猟師が営む 郡上産天然食材」の「カフェ・レストラン」の「Gu-ni」さんのお店で、「鹿肉のトマトシチュー」や「米粉のお菓子」を販売されてました。

こちらは「Outodoor style AMIDA」さんの「タコス」のお店。
「Outodoor style AMIDA」さんは「白鳥町」から「石徹白」に上がる途中の「阿弥陀ヶ滝」の近くに有る「総合アウトドア・リゾート」です。

こちらは「道の駅 清流長良川あゆパーク」に有る「華虎」さん。
写真の通り「たこ焼き」を販売されてました。

他に、写真を撮ってなくて大変申し訳無いのですが、「白鳥町」に有る「与久呂(よくろ)農園」さんが「野菜苗」や「豆」を販売されてました。

最後に、この雨で予定が変わった内容を載せておきます。

この日の催し物のメインの「宝暦義民太鼓」は雨天の為、明日に延期。
また「郡上放歌(ぐじょうほうか)」さんによる「拝殿踊り」は急遽「平谷白山神社」の拝殿に場所を移して行われました。

明日は天気が回復するみたいですので、この日中止となった催し物が無事開催され、また、多くの方々に来ていただけるのを期待してます。(翌16日の様子はこちら

井普請+桜の植樹

毎月第1日曜日は地区の「景観づくり」の日ですが、4月は第2日曜日に「井普請」が行われますので、「景観づくり」もその日に合わせて行いました。
今日は、その様子を紹介してみたいと思います。

ところで「井普請(いぶしん)」って言っても分からない方が多いと思います。
「井普請」とは、秋から冬の間に「用水路」や「側溝」に溜まった落ち葉や土砂を清掃・整備をする「地区の共同作業」の事です。

何ヵ所か「井普請」を行いたい場所が有るのと、「景観づくりの日」として自治会からもらった「桜の苗木」を植えたいので、「井普請」3班と「植樹」1班に別れて開始です。

私ら「若手」は「桜」の植樹の班。(私は若くは無いけど、ね。)
集会所前の「牛道川」沿いに4本、「牛道川」の中洲に2本、「植樹班」のメンバーの家の庭の道沿いの所に1本植樹しました。

合計7本ですので、ササっと終わって「井普請」に合流します。

集会所から「下(しも*)」に向かっての班は、だいたい終わった様です。
*(「下」=ここより下の方とか、町の方(ここでは「白鳥」中心部)の事です。)

ここは交通量が比較的多いので、作業の際に「セーフティ・コーン」を置いて行った様です。
「セーフティ・コーン」は個人の方の持ち物ですが、必要な時にスッと持って来てくださるのが素敵でしょ?

他の班の作業の様子。

「鋤簾(じょれん。鍬みたいな物)」で「側溝」中の落ち葉や土砂をすくい上げ「箕(み)」に入れて「一輪車」まで運び、「一輪車」がいっぱいになったら捨てる場所へ運びます。

私たち「植樹班」は、ここを手伝うつもりでしたが人手が足りているので、他の場所に移動します。

なお、写真に写ってる白い物ですが、なんと「雪」です!!!
4月になったと言うのに昨日のお昼過ぎからチラついて、今朝はうっすら白くなるくらい積もってました。
なので『「井普請」出来るのか?』って思いましたが、陽が昇ると北向き斜面に少しだけ残るだけになって助かりました。

移動した先の様子ですが、ここも終わった様です。

秋から冬の間に、これだけの落ち葉や土砂が「側溝」に溜まるのです。
何故かと言うと、自然に「広葉樹」から落ちるのに加え、雪解けの際に雪に引っ張られて斜面の上から土砂と共に落ちて来るのです。

ここの作業を終えて、清々しい様子の面々を記念撮影。

作業の手際の良さが「神がかり的」だったせいか、写真を撮ったら「御光」が差してるみたいになりました。(笑)

他にも気になる所が有りましたので、一緒に移動して片付けます。

「側溝」に詰まった落ち葉と土砂を、それぞれの道具で取り除きます。
私ももちろん一緒に作業してますので、写真はほとんど終わりかけの頃の物。

6人がかりの作業なので、あっという間に綺麗になりました!!

ところで、なんでここに落ち葉と土砂が溜まるのかと言いますと、元凶はこれ。
「側溝」の先に「溜桝」が有るのは良いとして、その先が90度右に流れ、すぐまた90度曲がっています。
要は「クランク状」でスムーズに流れて行かず、落ち葉や土砂が溜まりやすいんです。

これ、何とかならないかな?
写真も撮ってますので、市の担当部署に相談してみるつもりです。

先ほどの班が、他の気になる所の清掃・整備を行なってましたので合流します。
フルメンバーでの作業ですので、ササっと片付きました!

どうしてこんなに一生懸命に行うのかと言うと「用水路」や「側溝」に落ち葉や土砂が溜ったままだと「梅雨」や「大雨」の時に道路に水が溢れ、最悪通行不能になったりと住んでて困る事態になるからです。

なので、地区の皆んなで協力し合って行うのです。

以上で今年の「井普請」は終了。
他の地区ならこれで解散ですが、これで終わらないのが「栃洞」地区で。(笑)

今「栃洞」地区は「桜」が良い時期なのでお花見して『準備』が出来るのを待ちます。
集会所の向かいには、こんな「桜」の景色が見えます。

我が家の「甚七桜」(写真中央の「1本桜」)も、集会所の前から見えてます。

さて、そろそろ『準備』が整ったので集会所の中へ。

何の『準備』かと申しますと「栃洞」地区の場合、皆んなで作業した後に皆んなで「美味しい物」をいただくのですが、その『準備』だったんです。

今回のメインは「散らし寿司」と「汁物」。

毎回、地区のお母さん達が、何かしら「美味い物」を作ってくださるんです!
そしてこれが、また美味くて、美味しくて!

今回は他に地区で採れた「原木椎茸」の「天ぷら」と、

これも地区で採れた、今が旬の「タラの芽」の天ぷら。

これは、さっき採ったばかりの新鮮な物で、皆んなでいただきます。
(こんな風に地区の皆んなで味わいたいから、業者の方に持って行かれたく無くて、先の記事の様にしてるのです。)

皆んなでワイワイ言いながら食べるから、余計に美味しいのかもしれません。
そして、これが有るから毎回頑張れます!

ま、これは私だけかもしれませんが・・・(笑)

さて、これから「田んぼ」や「畑」の仕事も忙しくなりますし、気を抜くといつの間にか草が伸びて「草刈り」も忙しくなりますが、頑張って行きます!

ライトアップ始まりました!

今年はどこも「桜」の開花が早い様で・・・。
本来は今週末の日曜にライトアップ開始の予定でしたが、すでに満開になりましたので、急遽、本日ライトアップを開始しました。

今日は速報的にライトアップされた「善勝寺桜」の様子をお伝えしたいと思います。

ライトの設置が終わって、そろそろ日も落ちて。
日暮れの薄明かりの中、ライトアップされた「桜」の姿が現れてまいりました。

日も落ちてライトアップされた「善勝寺桜」です。
ちょうど良い「月」も上って「桜」との共演が素晴らしい。
SNSでライトアップを知った方々も来てくださってました。

先ほどの2枚の写真は「境内」の側からでしたが、これは「山村広場」の側から。
こちら側からですと「善勝寺桜」の幹が強調される形で、これもまた良いです。

直下からはこんな感じですが、カメラの画角に入りきらなくて。
実際は上から降る様な「桜」の姿です。
これは、是非、ご自身の目で確かめていただければと思います。

冒頭に書きました様に今年は開花が早く「善勝寺桜 桜まつり」を1週間早く開催としたのですが、当日どれだけ「花」が残っているかと言う状況です。(残っているかもしれないし、「葉桜」かもしれない。)

まぁ『自然の物は予定通りにはいかない』って事ですよね。
もし「葉桜」の場合でも色々な催し物と多くの出店が有りますし、また「善勝寺」は「ハナモモ」も素晴らしいので、それらを楽しんでいただけたらと思います。

春つれずれ

4月になりました。
もう「郡上八幡」辺りは「桜」も「満開」を過ぎるくらいだそうです。

ここ「六ノ里」では「白鳥」の町から私の住む「栃洞」に向けて標高が上がっていくので、下から順々に咲いてきてます。

今日はそんな「栃洞」の「春」を紹介してみたいと思います。

今朝の「栃洞」の様子。
「桜」の木が少しずつピンク色になって来てます。

中央の道から上の高い位置に有るのが、我が家の「甚七桜」です。

アップにすると、こんな様子。

昨日、「椎茸」の「ホダ木」を切っている時には南側の枝の一部が少し咲いてただけでしたが、今朝起きたら、この通りで上の方は「開花」してました。

この「桜」、最初薄いピンク色の「花」が咲き、だんだん白くなって、長く咲き続けてくれます。

なお、何故「甚七桜」と呼ぶかは、うちの前の持ち主、先達さんの屋号が「甚七」だそうで、威厳が有りそうだしカッコいいから、そう呼んでます。(笑)

「甚七桜」から上に上がって、これは先達さんから引き継いだ「梅畑」の様子。
一昨年、昨年と「剪定」してきて、だんだんカッコ良くなって来てると自負してます。

「梅」の「花」はそろそろお終いに向かってますが、今の感じだと、多分「甚七桜」との共演は期待出来そう。

「梅」の「花」と言えば、今年は嬉しい事が有りました。

2020年に「開墾」し、2021年から「梅畑」にすべく「苗木」を植えてる所で、1本だけですが今年初めて「花」が咲きました!

「カモシカ」や「ニホンジカ」の「食害」で、なかなか大きく育ってくれなかったのですが、やっと「花」が咲くようになって凄く嬉しいんです。

この「梅」は「花香実(はなかみ)」と言う「品種」で「花」が綺麗で「香り」が良くて、そして「実」がなるんだそうです。
今年、名前通りに可愛いピンクの花で、凄く良い香りがすると実感出来ました。

今でも引き継いだ「梅畑」の辺りに行けば「花」の良い香りがしてますが、将来、植樹した「梅」が大きく育って、ここら一帯が「梅」の香りに満ちたら良いなと思っています。

「植樹」といえば、2016年に「杉」の伐採地に植樹した「桜」は、今はこんな感じで、今年はいっぱい「蕾」を付けていて、

中にはチラホラ咲き出しているのもあります。

暑い夏に地域の皆んなで協力して「草刈り」や「伐採残渣」の整理を続けて来てますが、いよいよ念願の「桜の公園」になりそうです!

この様に今年は例年に増して「桜」の開花が早いので、「タラの芽」も早くて、後数日で殆どが「採れ頃」になりそうです。

中には、もう開いて来ている物も有りましたので、

早速「収穫」して来ました!

お隣のお母さんの所に来客が有ると聞いてましたので、まず「お裾分け」。
残った分を「初物」として、今夜味わう予定です。

なお、今年もこんな「看板」と「ロープ」を設置させていただいてます。

と言うのは、以前に記事で書きましたが「山菜業者」の方が採りに来られるのです。
昨日も「業者」と思わしき方々を、何組かお見かけしました。

1年に何度も「草刈り」をして「場」を良くし、「収穫」が終わったら「剪定」して木の成長も管理してます。

この管理が凄く大変で、暑い時期なんか倒れそうにもなります。
だから、そんな努力の結果を無断で持って行かれるのは嫌なんです。

さて、次は、上の方にも書きましたが「椎茸」の「ホダ木」の話です。

写真は、先一昨年に仕込んだ「ホダ木」の様子。
春になって、どんどん出て来てて、もうすでに2回は採ってます。
(「椎茸」は年に2回、「春」と「秋」に採れます。)

この写真は、一昨年に仕込んだ「ホダ木」の様子で、こちらもどんどん出て来てます。

採れすぎたら隣近所に「お裾分け」して、それでも消費出来ない分は「干し椎茸」にします。

もちろん「原木椎茸」ですから、凄く美味いんです!
「鍋物」や「炒め物」や「味噌汁」、何にしてもホント良いです。

そんな「椎茸」ですから、継続的に採れてほしいです。
「ホダ木」の寿命は大体3年くらいなので、先一昨年の物がダメになるのを見越して、今年は新たに、これだけ仕込みました。

この写真の状態を「仮伏せ」と言い「椎茸菌」を「ホダ木」全体に行き渡らせる為に行います。
写真を撮って後に、乾燥しすぎない様に「藁」で覆ってからカバーを掛けておきました。

「ホダ木」作りの作業の様子を、写真に撮ってませんので簡単にお話しておきます。

昨年の秋に伐採し「葉枯らし」しておいた「コナラ」の木(この写真は少し前のもの)を、1mほどに切り、作業する「農舎」まで「エンジン式一輪車」で運び、それから「ドリル」で穴を開けて「駒菌」を打ちます。

いつもは家内と2人でやってますが、今回は新しく「栃洞」の仲間になったコージ君夫妻と、我が家の分とコージ君の家の分とを一緒に作りました。

事前に『「椎茸」の「ホダ木」を作るけど一緒に作ります?』って、お誘いしておいたんです。
初めてだったそうで、楽しんでいただけたみたいで良かった。

さて、「田んぼ」もそろそろ準備に入ります。
まずは、秋に「剪定」して「田んぼ」に積んでいた「柿」の木の枝を燃やします。

『野焼きは・・・』って言われるかもしれませんが、これ、ただゴミを燃やしている訳では無いんです。
我が家は、「昔ながらの米作り」をやりたいので、出来た「灰」が重要な「肥料」になるから必要な事なんです

「剪定残渣」が片付いたので、天気の良い日に「春耕起」する予定です。
なので「耕運機」のメンテナンスも、この後に行ってます。

他には、我が家の「車庫」前に、今年植える分の「苗木」も待ち構えてます。

今年の「苗木」は、「花香実」2本、「つゆあかね(梅)」1本、「南高梅」1本、「暖地桜桃」1本、「大玉白鳳」1本。

これらも、近日中に植える予定です。

<追記>
本日「善勝寺」の前を通りましたが、2日見ない間に、かなり開花が進んでます。
もう「5分咲き」近いかも・・・。

前回の記事で「お知らせ」した「善勝寺桜 桜まつり」、4月15日、16日ですが、「桜」の花が保ってくれるか心配です。

桜まつりのお知らせ

世間ではやっと「新型コロナ」も下火になってくれた様で、この3月からはマスク着用も任意となりました。

よって、昨年まで開催を見合わせてきた「善勝寺桜 桜まつり」を、今年は大々的に開催いたします!

日時:2023年4月15日(土) 10:00〜21:00
        4月16日(日) 10:00〜16:00
        *ライトアップは4月9日より開催予定。

(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)
(↑クリックすると別ウインドウで大きく表示されます)

今年は本命の桜の他に、多くの出店や催し物も企画されております!
詳しくは以下の「六ノ里地域づくり協議会」のfacebookをご覧ください。
(「ディスカッション」で、最新の情報も見られます。)

「六ノ里地域づくり協議会」facebook

当日の天気が良くなる事を祈りながら、皆様のおいでをお待ちせしております。

そろそろ春です!

今週になって最高気温が10℃以上の日が続いています。
北向き斜面には少し残ってますが、ほとんど雪が消えました。

そろそろ春みたいです。
今回はそんな景色を載せてみたいと思います。

が、本題の前にいつもの前置きを。(今回ちょっとだけ長いです。)

今年は気になっていた「メイプル・シロップ」作りに挑戦してみました。

本物の「メイプル・シロップ」は「サトウカエデ」の樹液を煮詰めて作るそうですが、ここらには有りません。

ネットで調べてみると「イタヤカエデ」や「ウリハダカエデ」でも似た様な物が出来るそうで作ってみました。

うちの「簡易炭焼き窯」の近くに「イタヤカエデ」が有るので、まず、その幹に「椎茸」の駒を打ち込む「下穴用のキリ(ドリルの刃)」で穴を開け、そこにステンレス製「ホース・ニップル」を加工した物を打ち込んで「ビニール・ホース」を繋ぎます。

「ビニール・ホース」の先は「タイラップ(インシュロックとも言う)」で固定部を作って「マイカ線(*1)」で幹に固定した「ペットボトル」に入れてます。
(*1:幅10mmほどの芯入りの帯状ビニール紐。「ビニールハウス」の「ビニール」固定に使われる。強度が有るので何かと便利。)

1〜2日で1.5リットルの「ペットボトル」がいっぱいになりましたが、2回目の時は2日以上掛かったので、天候や気温によるかもしれません。

ネット情報では『7ℓで150mℓ』しか出来ないそうなので、5ℓ半まで樹液を集めて、写真のストーブの上で煮詰めていきました。

約8時間くらい煮詰めて、完成!
煮詰めていって「結晶(「シュガー・サンド」と言うらしい)」が出て来ると、糖度が66%以上になって出来上がりみたいです。

で、味はと言うと本物の「メープル・シロップ」の様な香りは有りませんが、味は『無茶苦茶甘い!!!』。
朝食に「ホット・ケーキ」でも焼いて、付けて食べようと思ってます。

さて、本題です。

今週になって、毎日最高気温が10℃以上になってます。
流石に北向きの日当たりの悪い所には少し雪が残ってますが、その残っていた雪もどんどん溶けて、春はすぐそこまで来てる様です。

家の前の畑の様子。
奥に見える雪の塊は「除雪」で寄せられた物なので、「除雪車」のバケットで押し固められててなかなか溶けません。

80cm以上の雪に埋もれていた「イチゴ」は、まだ少し潰された感は有りますが、葉が起きて来てます。

「タマネギ」も同じく雪で潰されてましたが、少しずつ起き上がって来てます!

我が家の通称「東の田んぼ」も、雪は消えてます。

「上の田んぼ」も「畦(あぜ)」に少し残ってますが「田んぼ」の中は消えてます。

『さぁ「春耕起」!』と行きたいところですが、まだまだ雪溶けの水で土はグチャグチャです。
まぁ、まだ3月頭なので、しっかり乾かしてからやります!

では、「梅畑」の方に上がってみます。

我が家の通称「上の畑」の様子。
ここは主に「サツマイモ」を作りますが、今は枯れ草だらけ。

左側の「石垣」の下に水路が有るんですが、

はい、今年も『ヤツ』が元気に育って来てます!

『ヤツ』と言うのは「クレソン」。
「レストラン」の「肉料理」とかの皿に一緒に乗ってる、あれです。
「スーパー」とかで買うと結構するので『自然に増えてくれるなんて良いですね。』って言われますが、どんどん育って水路を塞いでしまうので困るんです。

なので、毎年除去しますが凄く強い植物で、剥ぎ取っても少しでも根が残っていると再び繁茂するんです。

次は、我が家の通称「水場の畑」で、ここも既に雪は有りません!

新たに作り直した「ワサビ田」の様子。

昨年、新たに「湧水」を入れたのと、冬前に「沢」から「ダイボリン(樹脂ホース)」で水を引いたので、まだまだ葉は小さいですが凍りついて死ぬ事も無く元気みたいです。(前に作った時は、全部枯れてました。)

「ワサビ田」近くの日当たりの良い所には「フキノトウ」が出てました。

写真の様に開いてしまったのは、花の所が凄く苦いんです。
ご近所のお母さんは花の部分は取ってしまい、残った葉の部分だけ「天ぷら」にすると言われてました。

毎年「草刈り」を頑張って管理している所。

「草刈り」の際に「タラの木」だけは残してあります。
時期が終わると剪定してますので、今年もいっぱい「タラの芽」が採れそうです!

それでは「梅」の様子を見に行きます。

この「梅」の木も、

この「梅」の木も、暖かくなって「蕾」が大きく膨らんで、花の色が見えてきてます。
咲くまで、あとちょっとかな。

「梅畑」の奥のここは「簡易炭焼き窯」を設置してある場所です。

ここには秋に伐採した日当たりに邪魔な「コナラ」が寝かせてあって、4月になったら短く切って「榾木(ほだ木)」に使います。

なぜ寝かしておくのかと言うと、伐採してすぐ短く切ってしまうと切り口から「雑菌」が入って「椎茸菌」が回らなくなるからなんです。
また「葉枯らし」と言って、「葉」が落ちる前に伐採してそのまま置いておくと、冬を越した頃に「椎茸栽培」にちょうど良い乾燥具合になるからです。

まだ他にも日当たりに邪魔な木は有りますが、「椎茸」の「榾木(ほだ木)」に使える木なので、その年に使う分だけ切っていくつもりです。

「新しい梅畑」の、すぐ上の段。
ここもまだ「草刈り」管理だけですが、そのうち「果樹」を植える予定。

いっぱい落ちている枝は秋に切った木の残渣で、草が育って来ると「草刈り」の邪魔なので、早く片付けなきゃ・・・頑張ります!

で、ここにも、

「フキノトウ」がいっぱい出て来てます。

この場所の真ん中辺りにいっぱい出て、「フキノトウ」が終わったら、次は同じ「地下茎」から「フキ」がいっぱい出て来ます。

最後に『暖かくなって来たから「椎茸」の具合はどうだろう』と見に行ったら、小さいのがいっぱい出て来てました!

「原木椎茸」は香りが強く、凄く美味しいので、早く大きくなって欲しいです。

「原木椎茸」を育てている所のそばに「福寿草」が出てました。
あと2日もすれば、可愛い黄色の花が咲くと思います。

寒くて「雪掻き」とか大変な冬も、もうすぐ終わりです。
さて、今年も頑張って「六ノ里暮らし」を堪能します!!

今年最後の冬山歩き

『今日(山に)上がってみよか?もう雪が消えてまうと登れんで』と、モリエさん(*1)からお誘いを受けました。
天気も良いし、これから登れないならせっかくのお誘いだし、家内と3人で登って来ました。
(*1:モリエさんはお隣のお父さん。82歳になられますが現役の山師さんで、私の山や伐採の先生です。)

まずは作業林道を登って行きます。(この時9時半くらいです。)
この辺りはすっかり雪が消えてますが、この先を曲がって山影になるとしっかり残ってました。

作業林道が終わったら、道の無い所を登って行きました。

モリエさんは若い頃から山師の仕事でも狩猟でも、ここらを歩き回っておられたので『勝って知ったる』って具合に登り易い所を選んで案内して下さいます。

この写真は「炭焼き窯」の跡だそうで、確かに良く見ると奥の方に石組が有ります。
この後も登って行く途中に、2箇所「窯跡」が有りました。

モリエさんのお父さんも「炭焼き」もされていたそうで、子供の頃にお手伝いで炭を集落まで担いで運んだそうです。

「沢」に沿って、どんどん上がって行きます。

ところで『雪を歩いて行くのに「長靴」で大丈夫?』って思いませんか?

数日前に雨が降って、それが寒さで雪と凍っている状態なんです。
なので、長靴でも沈み込まずに歩き易いんですよ。
「郡上」では、この状態を「かってこ」と呼びます。

こんな急な斜面も上がって来てます!

私一人では確実に『え?どこ登る???』ってなりますが、モリエさんの的確なライン取りで安心して登って来れました。(足跡が分かりますか?)

そして、今日の目的の一つ、大昔に「池」が有ったと伝えられている所に到着。

なんでも、ここが決壊した際に流れ落ちた水と土砂が「牛道川」の橋をことごとく壊したそうです。(その当時は木製の橋だったそうです。)
昔々(江戸時代?)の話ですので『龍神様が下って行かれたんや』と伝え聞いたそうです。

せっかくここまで登って来ましたし、今日は雲一つ無い快晴なので、尾根まで登って山々の景色を楽しむ事にします。

まずは西側の方向。

写真では木々が多くて見えにくいですが、実際に見ると不思議と良く見えます。
右側から「白山」「別山」、それに連なる山々が見渡せました。

続いて尾根伝いに登って行き、東側の山々を見に行きます。

「大洞峠」から「明宝」の奥の山々。
多分、山の向こうが「めいほうスキー場」の有る「水沢上(みぞれ)」。

白く見える平地の奥に「大洞峠」に通じる道が有ります。
尾根の上に少し白く見えるのが「乗鞍岳」だそうです。

ここ、上から見下ろすと凄い急斜面なんですが、モリエさんの若い頃は狩猟で急斜面の下から獲物を追い上げたそうです。
今でも「キツい(郡上弁で『元気』)」方ですが、若い頃はもっと凄かったって分かります。(「六ノ里」にはそんなお父さんがたくさん居られます!)

尾根伝いに、上に、上にと登って行きます。

暖かくなって来ると、写真の様に、まず木の周りから雪が溶けていきます。

雪が少なく見えますが、穴の深さは50cm以上。
つまり積雪量はそれくらい有る訳です!

「母袋烏帽子岳」のすぐ横の山頂から。

奥に一番白く見えるのは「御嶽山」だそうです。
写真は省略しますが南東の方向に「恵那山」も見えました。

一通り山々の景色を堪能したので、そろそろ下ります。

下山は来た時とは違うルートで、大きな「檜」の林を通りました。

「檜林」、下から見上げるとこんな感じ。
なんか、どこかの『住宅会社』の宣伝に出て来そうでしょ。

いろいろと教えて頂きながら、無事に帰着しました。
モリエさんと話すと、これが楽しくて!

家に戻るとお腹も空くはずで、14時を回ってました。
実は上でモリエさんから「味噌餅」を少しもらったんですが・・・冬の間になまった身体では燃費も悪かったみたいです。(笑)

今年はもう雪が消えて、これから先は「笹竹」が蔓延って登り難くなるそうです。
また来年の楽しみに取っておきます!!

幻の滝 清滝

「幻の滝 清滝」に「地域づくり」の仲間と登って来ました。
なかなか素晴らしい景観でしたので、記事にして紹介したいと思います。

本題の前に、いつもの前置きから。

今回の前置きは、今日の「六ノ里」の様子です。

2月に入って「立春」が過ぎ、ここ「六ノ里」も暖かい日が増えて来ました。
もっとも、町に比べれば、写真の様に「雪」が残ってますが。(笑)

さて、ここから本題です。

先日、『善勝寺の裏山に「氷瀑(ひょうばく)」が出来る「滝」が有る』と、「先達さん*」に教えていただきました。
*注)「先達さん」とは、我が家の前の持ち主。ここでの暮らしの先生方の一人で仲良くしていただいてます。

凄く気になっていたので、暖かい日が続いていて『氷瀑は無理かもしれない』とは思ったのですが「幻の滝 清滝」に登って来ました。

簡単に地図にしてみますと、こんな感じ。(地理院地図に加筆しました。)

「善勝寺」の前の、道が広くなった所に車を停めて上がって行きます。
本来は赤い線で描いたルートで上がって行きますが、今回は境内からショートカット。(赤点線ルート)

なお、今回の「赤点線ルート」は、はっきり言って分かりにくいです。
また、お寺の敷地内を通るので、迷惑を掛けるのは絶対『ダメ』ですし。
もし、この記事を参考に行かれる方は「赤線ルート」でお願いします!!

「善勝寺」の「桜」です。
樹齢約500年の古木ですが、春には綺麗な花をいっぱい付けてくれます。
今は枝先の方が、少し桃色掛かって見えません?
きっと春に向かって、一生懸命「開花準備中」だと思います。

満開の頃には「善勝寺桜 桜まつり」が開催されます。
その頃には満開の「桜」に加え「ハナモモ」も見頃になります。

是非「善勝寺桜 桜まつり」来てくださいね!
(「六ノ里地域づくり協議会」では、開催に向けて色々企画してます。)

では「善勝寺桜」の横から上がって行きます。

写真に見える範囲は道が分かりやすいですが、ここを上がった先が分かりにくいんです。
気が付くと思わぬ所に行ってしまいますので、しつこいですが、もし行かれるなら「赤実線ルート」でお願いします!

正規の「赤実線ルート」に出た所。
これを上がって行き、この先で右の方に上がって行きます。

右に曲がってからは、途中下がって行く道が有りますが、上の方に向かって上がって行きます。(写真だと真ん中の左方向に分かれた道。)
南向きの斜面ですが、場所によってはこの様に「雪」がいっぱい残ってます。

上がって行くと「切り通し」になってる所も有ります。

何度か曲がって、さらに上がって行くと道の真ん中がゴッソリえぐれている場所が有りました。
こんな所は、溝の底を避けて、転ばない様に気を付けて端の方を進んで行きます。

ここを進むと「よしん坊谷(「よしんぼだに」と読みます。)」を渡ります。

これが「よしん坊谷」です。
ここに来て、なぜ道がえぐれているのか、理由が分かりました。

「作業林道」を造る際、谷を越える所は大きな「土管」を埋めるか「コンクリートの構築物」を造って「暗渠」にしますが、その「暗渠」が土砂で埋まってしまってます。

なので、大雨で増水した際、水が溢れて「作業林道」を流れ下るのでしょう。
それで、道がえぐられてしまうみたいです。

ところで、いきなり「よしん坊谷」と出てきましたが、これは「善勝寺」の東側の小さな谷の呼び名です。(ここらの人の通称だと思います。)

では、なぜこの谷を「よしん坊谷」と呼ぶか?を「六ノ里雑学」として話しておきます。(「六ノ里雑学」、いっぱい知ってると良い事があるかもしれません。笑)

『栃洞の古老から昔聞いた話です。
昔昔の大昔、ここ「栃洞」に「よし坊」と呼んでいた発達障害を患った少年が住んでいました。
「よし坊」は、毎夕毎夕、空腹を我慢しながら夕闇のあの谷付近で親の帰りをじっと待ち立っていたとのことです。
時が過ぎ、何時しか「栃洞」の人々はあの谷を、「よし坊谷(今ではよしんぼ谷)」と呼び「よし坊地蔵」を彫り、谷付近に祀りました。』

以上、さっちゃん様が教えて下さいました。いつも有難うございます。
(さっちゃん様、お尋ねの「よし坊地蔵」ですが、「栃洞」の皆さんに聞いてみましたが確定出来てません。「善勝寺」の「寄せ墓」に有るのではないか、との事です。)

さて、どんどん上がって行きますよ!

「よしん坊谷」を過ぎて「雪」で倒れた「茅」を踏みながら上がっていきます。

ここまでもそうですが、初夏から「雪」が降るまでは「茅」の「ジャングル」になって、見通せないし歩きにくいと思います。

この先も何度か曲がって上がって行くと、

写真の様に、前方にまた「よしん坊谷」が見えて来ます。
ここまで来たら「あと一息」。

ここを曲がると・・・

はい、これが「幻の滝 清滝」です。
人の大きさと比べて分かりますが、結構な高さが有ります。

ここ数日、暖かだったので諦めていた「氷瀑」ですが、少しだけ残ってました。(写真の真ん中の、上の方の白い塊)

「氷瀑」を拡大すると、こんな感じ。
小さいながらも、なかなか綺麗じゃないですか!!

「滝壺」部分には、溶けて剥がれ落ちた「氷瀑」の残骸がいっぱいでした。

この量から推測すると、凄く寒い時は「滝」の上から下まで「氷瀑」が出来るのかも。
『これは寒い日が続いた後、見に来なくては!』と思いました!

ところで、なぜ「幻の滝」と言われのでしょうか?
それは、流れ落ちる水量が少なくて、夏場は渇水で「滝」が消えるからだそうです。

また、「清滝」の名前の由来は、

「善勝寺」の「山号」が「清瀧山」だからでしょう。
(「清滝」じゃ無くて「清瀧」かも。合わせて、住職さんに聞いておきますね。)

「滝」の景色も素晴らしいですが、上がって来ると、こんな「眺望」も得られます。
この写真の方向は「母袋」との境の山で、建設中の新しい道も見えてます。

素晴らしい「清滝」と「眺望」。
いつか『この道を整備して、散策出来ると良いなぁ』と妄想しています。

<<最後に皆さんに「お願い」が有ります。>>

今回の記事で「清滝」までのルートを「簡易地図」で紹介していますが、記事の写真のとおり「整備された遊歩道」ではありません
この道は、かつて、伐採に使われた「作業林道」の名残りの「荒れた道」です。

お約束ですが、参考にして行かれる場合は、あくまでも『自己責任』でお願いします。何か起きても、当方は責任を取りません

また、くれぐれも「善勝寺」さんのご迷惑にならない様にお願いします。

以上、よろしくご理解ください。お願いいたします。