神社に初詣2022

大晦日から年明け夜中は「六ノ里 三寺まいり」でお寺に参詣しましたので、一夜明けての正月元旦は神社に初詣です。

昨年は夜間に結構な積雪が有ったので、出かける前に雪かきが必要でしたが、お陰様で今年はそうでも無く、さっさと用意して出掛けました。

車で走る事、約30分、目的地の「長滝白山神社(ながたきはくさんじんじゃ)」に到着です。

駐車場に車を置いて「参道」を歩いて行きます。
積もった雪が踏み固められてますが、気温が低いので凍ってツルツルでは無かったのが幸いです。

「参道」の途中に有る案内板。
ここ「長滝白山神社」は白山信仰の美濃側の修験場で、その頃の多くの建物群を示す図や関連した現在の施設が載っています。

さらに「参道」を奥に進んで行き、「拝殿」が見えて来ました。
去年は雪が降る中の参詣でしたが、今年は降ってない分楽です。

こちらが「長滝白山神社」の「拝殿」です。

この左手に目を移すと「長滝寺(ちょうりゅうじ)」です。

「拝殿」にて参拝し、「長滝寺」や「天満宮」にも参詣して、「社務所」でお守りやお札を購入。

今年こそ「コロナ」が終息し、日常が戻って来る事を十分お願いして来ました。

以上で、今年の初詣は無事終了。
6日から仕事ですが、それまで寝正月という訳にも行きません!

春の「善勝寺桜 桜まつり」までに、この募金箱を完成させるべく、地道に文字を彫って行きます。

今年こそは「桜まつり」行いたいですものね!

2022年 謹賀新年

明けましておめでとうございます!
「六ノ里」での4回目の正月となりました。

コロナに振り回されての、ここ2年でしたが「六ノ里」に興味を持っていただき、是非訪れて頂ける様に、今年も「六ノ里」の暮らしや、ここの様子を書いて行こうと思っています。

さて大晦日の夜は、先日の記事に書いた「六ノ里 三寺まいり」の準備を行いました。
私の家は、まだ檀家になったお寺は無いので、家に一番近い「善勝寺」さんで。

まずは積雪を除雪用のスコップを使って通路を確保し、そこに「竹灯籠」を設置して行きます。
この時の気温、−8℃くらいですが、厚着をしていると汗が出るくらいでした。

昨年は降りしきる雪で断念した階段部分にも設置して行きます。

「鐘撞堂」への通路も除雪後「竹灯籠」を設置して「篝火」も焚きます。

一通り「竹灯籠」の設置が済んだら、ロウソクを入れて火を灯していきます。

−8℃の寒さの中、「竹灯籠」、ロウソクの設置で、立ったり屈んだりは腰が痛くなります。
私より若い人も同じ様に言ってたので、私が歳を取ってと言う訳でも無さそうで安心しました。(笑)

階段部分、ロウソクに火が灯っていくと、こんな感じ。
除雪で出来た雪の壁にロウソクの火が反射して、なかなか良い雰囲気です。

本堂への参詣ルートにも「竹灯籠」を設置して有ります。
屋根の雪が落ちて来そうなので、今年は脇から回る様にしてます。

「篝火」も灯され、暖を取る為の「焚き火」も要したら準備完了。
その後「竹灯籠」を際立たせる為に照明を落とします。

照明を落とした後の石段部分は、こんな感じに。
写真では、照明有りより寂しい感じですが、実物は荘厳さも出て良い感じでした。

「鐘撞堂」の辺りはこんな感じです。

準備が終わって5分ほどで新年を迎えましたので、一緒に作業した方々や参詣に来られた方々と新年の挨拶をして、他の二つのお寺に向かいます。

寒さで手が悴んで痛くなって、撮る気が無くなってしまって、この後写真が少ないです。

まずは「光雲寺」さん。

こちらも「竹灯籠」が設置されて良い感じです。
「六ノ里」の仲間と「篝火」を囲んで、しばし談笑した後「光蓮寺」さんに向かいます。

「光蓮寺」さんの様子です。

昨年は一部の「竹灯籠」が積雪を利用して「カマクラ」みたいに設置して有りましたが、今年は殆ど全ての「竹灯籠」を、このやり方で設置して有りました。

この方式、ロウソクの火が雪の壁に反射して、光量がアップして見えて良いですね!
来年は「善勝寺」さんでもやろうかな?

「光蓮寺」さんの「鐘撞堂」」です。

「光雲寺」さんもでしたが、照明を消してしまわないで、「竹灯籠」の灯りの部分と照明の組み合わせも良いかもしれません。

最後に、今年は写真の様なデザインされた「竹灯籠」も増えて来てました。
近々「竹灯籠コンテスト」も行えるのではと期待しています。

一年の締め括りから新しい年に向けて「三寺まいり」を楽しんで、この後一度帰宅し、家の近くの「栃洞白山神社」にお参りして来ました。

餅つき忘年会

「六ノ里」では5つの地区が有って、それぞれ独自に忘年会が行われます。
我が「栃洞」地区でも、恒例の餅つき忘年会を実施しました。

最初に地区総会を行い、今年の会計報告と来年の色々な役を決めましたが、まぁそこは記事にする内容でも有りませんので省略して。

総会の間に、ここ「栃洞」で採れた「餅米」を蒸していただきまして、

総会も終わり「餅米」も蒸し上がったので、早速餅つきです。

お父さんが「杵」でつき、お母さんが返します。
長年連れ添ったお父さんとお母さん、コンビネーションが素晴らしい!

つきあがった餅は、

皆さんが丸餅に仕立ててくださいます。

丸める様子は、こんな感じです。

昨年は「鏡餅」も仕立てたのですが、正月までに時間が有ってカビてしまうので、止めました。
この餅は参加出来なかった方にも味わっていただきたいので、後で地区の皆さん全戸に配ります。

本日の料理の数々です。

今日、皆んなで食べる分は「磯辺餅」に「きな粉餅」、写真には無いですが大根おろしを絡めた「おろし餅(地域によっては「からみ餅」と言うらしい)」も作りました。

他には、地元「白鳥町」のレストランのオードブルや、地区の方の池で育った「鯉」の「刺身」や「洗い」、「鯉こく」も有ります。

料理が揃ったところで、忘年会の始まりです。
参加いただいた地区の皆んなで楽しみました。

来年も地区の皆さんと一緒に、良い年になります様に!

梅の木の剪定

我が家には先達さんから受け継いだ「梅畑」が有りまして、毎年、「梅干し」や「梅ジュース」を作ってますが、木が大きく成長して採取しにくくなってます。
また、「徒長枝(とちょうし)」と言う緑色の枝が、今年もいっぱい伸びてます。

家内の実家でも「梅畑」をしてまして、どうしたら良いか義父に聞いたところ「剪定」をした方が良いとの事で、「剪定」を行いましたので記事にしてみます。

写真の「剪定」用の脚立で、上に登って「剪定ハサミ」で「徒長枝」を切って行きます。
また、樹高を低くする為に、全体のバランスを見ながら余分な枝も切って行きます。

「徒長枝」と言うのは、この真っ直ぐに伸びた緑色の枝で、これには葉の芽も花芽も無いので、どんどん切ります。

「徒長枝」を切ると共に、混み入った枝も切って行きますが、それには「花芽」が付いた来春に花が咲き、その後実になる枝なので、勿体無くてなかなか思い切れません。

しかし、昔から『桜切るバカ、梅切らぬバカ』と言うらしいので、思い切って切りました。(笑)

どれくらいバッサリ切ったのか、比較してみましょう。

これが切る前の状態。
「徒長枝」は少ないですが、「花芽」の付いた枝がびっしりです。

これが切った後の状態。
混み入った枝を整理し、下向きの枝も日が当たりにくくて成長し難いので切りました。

そうそう「徒長枝」は切ってしまうと書きましたが、全体のバランスを将来的に良くする為に残す事も有ります。
その場合は「徒長枝」全長の1/3程の長さに切り詰めます。

時間はまだ4時過ぎですが、この時期は、ほんと日が短くて・・・。

梅の木5本を『これくらいか?もうちょっとか?』と脚立を登ったり降りたりしてるうちに、全部終わった頃には夕暮れになってしまいました。

混み入った枝を整理して日が良く当たる様にしたので、来春はきっと良い実がなると期待してます!

竹灯籠の製作

今日は「六ノ里 三寺参り」で使用する「竹灯籠」の日でした。

「六ノ里」の有志の方が集まって、

「竹灯籠」を竹を切って作ったり、

去年使用した物のメンテナンスを行うんです。

ちなみに「六ノ里 三寺参り」って、どんなのかと申しますと、

この様に「六ノ里」に有る三つのお寺の境内や周辺に、「竹灯籠」を並べて、年越し・年始の参拝者をお迎えするイベントです。
詳しくは『2021年 謹賀新年』の記事で紹介していますので、見てみてください。

昨年は、

お寺の名称を入れた物と、ちょっとデザインした物も作りました。

他にも、各個人それぞれの家に飾る物を作られる方も有りまして、
個人的に頼まれたので、今回は、その製作過程を記事にしてみたいと思います。

まず「竹灯籠」に使う「竹」を作るサイズに合わせて切ります。
今回は、「竹灯籠」の日に分けていただきました。

サイズが分かった時点で、彫る文字の大きさを決めて下絵を作って「竹」に貼って、
刃物(写真では彫刻刀の切り出し刀)で文字を切り抜きます。
この時、紙と一緒に「竹」表面を少し切る様にします。

この作業、はっきり言って面倒なのですが、しておくと、今後の作業で開ける縁が毛羽だったり、表面の青い部分がめくれたりしにくいのでやった方が良いです。

次は「電気ドリル」で抜く部分、今回は文字ですが、そこに穴を開けて行きます。

開ける相手が「青竹」の様に丸い物は安定しにくいので、クランプ出来る作業台が望ましいですが、写真の様に、木片を「Cクランプ」で固定して、その間に軽く挟む様にしても作業しやすいです。

拡大するとこんな感じ。
使うドリルの刃は、文字の幅より少し小さい物にして、開ける際は出来るだけ穴と穴の間隔を狭く、また、開ける形状からはみ出さない様に開けます。

全体に開け終わると、こうなります。

昨年は、この状態で飾りましたが、これでも十分綺麗に見えます。
が、今年は、もうちょっと手を入れてあげます!
(同じ物を作るの、好きじゃ無いんです。笑)

で、今年は文字の形に抜こうと思います。

使うのは、この「トリマー」ですが、下側の部分は取り外して、

「ルーター」部分のみを使用します。
「トリマー」を使う理由ですが、モーターの力が強く安定した切削力が得られるからです。(ただ大きく重いので、持ちにくいですが・・・。)

使う刃物は「トリマー」で使用する2枚刃を使用しました。
世の中にはもっと良い刃が有りますが手元に無かったからですが、「青竹」の様な筋の強い物だは「ヤスリ目」の物だと毛羽立ちやすいし、使った感じサクサク削れて、案外正解だったかもしれません。

(*はっきり言って『目的外使用』ですので、真似する方が、もし居たら、あくまでも『自己責任』でお願いします。)

もっと持ちやすい「エア・リューター」も持っているのですが、空気の使用量が多くて、我が家の「コンプレッサー」(空気タンクの容量30ℓ)では、空気量が不足で安定した回転数が得られ無いのと、レバーを握った量だけ回転数が得られるタイプですが、そのレバーが凄く力が要るので使いませんでした。

1文字分ちょっと、開けた所です。

開ける際は、両手で「トリマー」をしっかり握って、両肘を作業台に付けて安定させて使います。
またドリルの穴を横から一気に厚み分全部削って行くより、穴の間の繋がっている所を表面から削り落とす様にしてから、残った部分を線に沿って削るのが早いです。

*しっかり保持していても、刃物が食込み勝手になって、表面に持ち上がって傷を付ける事も有りましたので、十分に気を付けての作業になります。

全部抜いて完成した所。

実際に中にロウソクを入れてテストしてみると、こんな感じで昨年の穴だけの物より良くなったと思います。(自画自賛ですが・・・笑)

なお、下絵を貼り付けるには、写真右側の「3M」社の「デザインボンド55」を使用してます。少量でも作業に十分な接着が有りますので、塗布する際は軽く全体にスプレーしてます。

また作業後に貼り付けた下絵を剥がすには、写真左側の「Kure」社の「ブレークリーン」を使用してます。(本業のデザインモデル製作でもこれを使ってます。)

使い方は貼り付けた紙全体が濡れる様に塗布し、すぐに剥がしてあげると「スプレーボンド」が全部溶けて紙に染み込む感じで、ほとんど残りません。
もし残ったら、ウエスに少量染み込ませて拭いてあげます。

以上が、今年の個人的な「竹灯籠」製作の過程です。
さて、来年はどんなのにしましょうか?

来年に向けて茅刈り

先日の「秋耕起」の記事の冒頭でも紹介しましたが、来年の「田んぼ」で使う茅を刈りましたので、また紹介してみます。

「栃洞」地区で桜を育てている所に「茅」が生い茂ってますので、先日はここの一部を刈って、「田んぼ」1枚分を木に縛り付けて保存しました。

我が家の向かいの斜面上にも「茅場」が有って、今日はそこの刈り取りです。

写真の様に、刈る前に仮に縛っておきます。
そうしないと、刈ってる最中に刈った「茅」があっち向いたりこっち向いたりで刈りにくいし、刈った後はまとめるのも大変なんです。

手前部分にもいっぱい「茅」が茂ってましたが、作業前に写真を撮り忘れてまして、ほぼ終わりの状態です。

刈った「茅」は、仮にまとめたのを適当な量でまとめ直します。

軽トラの前に有る分と、この山にしてる分で「田んぼ」1枚分十分に足りると思います。

刈った「茅」は写真に見える上側の「田んぼ」に運んで、春まで保存します。

で、どうやって運ぶかと申しますと、

こんな感じで、軽トラに満載して運びます。
凄くはみ出てますが、すぐ下の「田んぼ」までなので、ロープで軽く固定して運びます。

「田んぼ」に運んだ「茅」は、この様にして春まで保存します。
(作業が終わったのが薄暗くなってからなので、翌日の朝の写真です。)

構造は「ハサ架け」の脚を一つ組んで、そこに刈った「茅」を立て掛けて、「マイカ線」と言う「農業用ビニール紐」で周りを縛って固定してます。

昨年は刈った「茅」を石垣に立て掛けておいたのですが、春になる頃にはかなり朽ちていて「田んぼ」に広げるのが大変でした。
こうしておけば、写真の様に雪が降ってもあまり積もらないですし、頭も縛ってますので雨でも中までは濡れずに朽ちたりしないと思います。

初雪!なので耕運機のナタ爪交換

初雪が降りました。

朝起きて居間のカーテンを開けると、あら、積もってる・・・。
去年、一昨年が12月の半ばだったので、今年は3週間ほど早いです。

とりあえず初雪の様子を写真に、と着込んで表に出て。

玄関前から道に向かうと、すっかり雪景色です。
地面の積雪量は5センチくらいで、気温がまだ高いので湿った雪でした。

車の屋根は10センチくらいは積もってるかな。
『12月になってからでもいいんじゃない』ってタイヤの履き替えをしてなかったんですが、一昨日、天気予報を見て慌ててスタッドレスに替えといて正解でした。

家の前の道は、こんな感じ。
積雪量が少ないので、これくらいでは除雪は来ません。

家の前の畑もこんな感じなので、畑や山仕事は出来ません。

なので、今日は先日頼んでおいた耕運機の「ナタ爪」の交換を行います。

「ナタ爪」と言うのは、耕運機の後方に有る「ロータリー」と呼ぶ耕運する部分の部品で、これが回転して土に食い込み土を起こします。

鉄製の部品ですが、長い間使っていると擦り減ってしまいます。
そうなると、土に食い込みはしますが、土をひっくり返せなくなって十分な耕起になりません。

先日「秋耕起」の記事を書きましたが、その時も起こせて無い様な気がしてました。
もっとも、私が譲り受けてからの期間では起こせなくなる程は擦り減って無いと思いますので、今まで気にして無かっただけとも思いますが。(笑)

では、交換の様子を載せてみます。

これが「ロータリー」で、鉄製の「ナタ爪」が16本付いてます。
長年交換されてませんので、まずは取り付けナットに「CRC5-56」を吹き付けます。

それから走行ギアを1速に入れて、耕運レバーを『荒』に入れて「ロータリー」が回転しない様にして、長めの「メガネレンチ」でナットを緩めます。
が、長年の間に固着しているので、「メガネレンチ」を「小型ハンマー」で軽く叩いて緩めます。

「ロータリー」の左端、金属のロッドを付けてますが、これは本来、車輪を交換する時に車輪を持ち上げる時に使う物で、『これを使って回り止めにならないかなぁ』と付けたのですが全くダメでした。(笑)

「インパクトレンチ」であれば叩かなくても緩むでしょうが、「ナタ爪」が邪魔して、それも難しいかもしれません。

新旧の「ナタ爪」を並べてみました。
左が外した物で、右が新しい「ナタ爪」です。
新しい物の幅が本来の幅で、外した物は先の方が狭くなってます。

二つを重ねてみると、擦り減り具合が良く分かりますね。
これだけ擦り減るのに何年くらい掛かったんでしょうね。

1時間程で、全て交換完了です。

締め付けが弱いと耕運時に緩んで「ナタ爪」が外れると予想されます。
そうなると土に埋もれて探すのが困難なので、しっかり締め付けます。

交換したら新しい「ナタ爪」の効果を早く試したいのですが、冒頭に書いた様に雪なので、しばらくお預けですね。(笑)

なお、ネットでのお約束ですが、紹介した交換方法は我流ですので、真似される方は自己責任でお願いしますね!

草木灰作り

来年の畑に使う「草木灰」を作ってます。
今回は、その様子を紹介してみます。

以前の記事で紹介した様に「里山再生プロジェクト」と銘打って、耕作放棄地の開墾をしていますが、長年の間に自然に育った要らない木を何本も切り倒しています。
が、この切った木の処理が問題で・・・。

写真の様に「椎茸」の原木に使ったり、もう少し太い物は「薪ストーブ」をお持ちの方に使っていただくのですが、

この写真の様な、細い物の処理に困ります。

邪魔にならない所に積み上げておけば、そのうち朽ちてしまうのですが、量が多いので積み上げた山が増えて来て邪魔になります。
ですので、「草木灰」を作って処理するのです。

「草木灰」製作は、以前の記事でも紹介した、この「ドラム缶炭焼き窯」で行います。

もちろん、その辺に積み上げて燃やしても良いのですが、燃え切るまで見てないと延焼したら怖いです。
でも、これを使えば「焚き口」を閉めておけば、まず延焼する事も無いので安心です。

では「草木灰」製作の手順を紹介します。

まず、燃やす材ですが、写真の様に、窯の有る所より数段下の場所に積んで有りますので、それを運んで来ないとなりません。

以前は、短く切って円筒形の「ガーデンバッグ」等と呼ばれる袋に入れて担いで上がったのですが、今はこれ、以前の記事でも紹介した「エンジン付き一輪車」で運びます。

材を運んだら、窯に入る寸法に「電動チェーンソー」で切って、

この様に、窯の中に入るだけ入れて、

蓋を閉め、焚き口も取り付けて、隙間の部分をレンガと土で塞ぎます。

「炭」を作る訳じゃ無いので隙間が有っても良いのですが、隙間が有ると逆に全体への火の回りが遅いみたいです。

準備が出来たら焚き口に小枝を入れて火を付けて、徐々にもう少し太い材へと燃やして、窯の中の入れた材に燃え移して行きます。

窯の中がこんな感じに燃えて来たら、

焚き口の蓋を、石で少し開ける様に閉めて本日の作業は終了。

翌日、焚き口、蓋を取り外した様子。
いっぱいに入れた材は全て燃えて、この様に灰になってます。

窯にいっぱい入れて、バケツ1/3くらい「草木灰」が出来ます。

この方法ですと、一回に燃やして処理する量も、出来る「草木灰」の量も少ないですが、積み上げて燃やすより「草木灰」の回収が楽なんです。

あと、この「ドラム缶炭焼き窯」を使う方法だと「草木灰」の他に、畑に有用な副産物が出来るんです!

中の材が燃えている時に、煙突の先からポタリポタリと「木酢液」が垂れて、下の青いバケツに溜まってくれます。(写真の赤い点線矢印の様に垂れて溜まります。)

「木酢液」は害虫駆除に使えますし、キツい臭いがするので獣害対策にも使えるので、いっぱい使いますが、買うと結構するんですよ。

本当は、煙突を出口を高くして、根元の方に「木酢液」回収の穴を開けて、そこから採取するらしいのですが、穴を開けるのも面倒なので、この方法でやってます。

本来「炭」を焼く為に設置した「ドラム缶炭焼き窯」ですが、しばらくは「草木灰」製作です。
さて、「炭」が出来るのは何時になるかな?(笑)

果樹の雪避け対策中

ここ「六ノ里」の紅葉も終盤になって来ました。
「田んぼ」の作業も今年は終わったので、植えた果樹の雪対策もしています。
今回は、その様子を載せてみます。

農地再生した場所に、順次「梅」や「桃」を植えていて、昨年は獣害対策も兼ねて、雪除けとして、太めの「イボ竹(写真の緑の棒)」に15mm目のネットを巻いていました。

ですが、積もった雪の重みで「イボ竹」が写真の様に曲がってしまい、雪除けの効果無く、枝が折れてしまいました。

そこで、今年はネットで情報を集めて違う方法で行う事にしました。

まずは、支柱には「竹」を使いますので、それの調達から。

近所の道沿いで、雪が降ると「竹」の葉っぱに積もって、道路の方に倒れて通行の障害になる所が有るので、そこのを切り倒して使います。

切り倒したら「鉈(なた)」を使って枝や先端の細い部分を切り落として、軸だけにします。

切り落とした枝や先端は、そのうち朽ちて土に戻りますので、通路の邪魔にならない所に積み上げておきます。

軸だけになった物を、適度な長さに切って軽トラに積んで運びます。

以前は手鋸で切ってましたが、今は以前の記事でも紹介した「マキタ」社の「電動チェーンソー」で刻みます。(これのお陰で作業がすこぶる捗ります。)

運んだ「竹」を植えて有る所まで運んで、写真の様に組んでネットを巻きつけて完了です。

今年も「ラニーニャ現象」が発生し、降雪量が多いらしいですが、これで大丈夫かな?

秋耕起しました

今年最後の田んぼ仕事の「秋耕起」をしました。

本題に入る前に、来年の稲作に向けての作業の紹介から。

秋になると「茅」を刈ります。
草刈り機で刈って、木に立て掛けて縛っておいて、乾燥させながら春まで保存します。

これをどの様に使うかと言うと、

写真の様に「代かき」の際に「田んぼ」に敷き詰めて、「カゴ車輪」で土の中に踏み入れてやります。
こうする事で土に中に踏み込まれた「茅」は分解され、良い作土になってくれるのです。

では、本題の「秋耕起」について紹介して行きます。

「秋耕起」の数日前に、斜面を刈った草や藁を「田んぼ」一面に広げて、燃やして灰にしておきます。

燃やす「藁」の出所は、我が家は「ハサ掛け」して「ハーベスタ(脱穀機)」で脱穀した際に大量に出来ます。
その内、畑で使用する分を分けて、残りを燃やします。

燃やした後の地面はこんな感じに。
全面が灰になると良いのですが、「藁」が湿ってたりして燃えてない残渣も有りますが、耕してしまえば土中で分解されるので、良しとします。

この様にする理由は、灰は肥料三大要素「窒素」「リン酸」「カリ」の「カリ」、つまりは施肥と言う訳です。

さてさて、本日の本題「秋耕起」の様子です。

まずは我が家の通称「上の田んぼ」から耕します。
「秋耕起」の目的は、稲株を分解しやすくする事と土中に空気を入れてあげる事ですので、「耕運機」の「耕運変速レバー」は「荒」で、大きな土塊になる様にして耕します。

続いて、我が家の通称「東の田んぼ」も同様に耕してあげます。

以上で「秋耕起」は終了。

ですが、耕している時に気になったのが、思った様に稲株が土中に入らない!

これの原因は分かっていて「耕運機」の「ナタ爪」と言う耕す部分に付いている部品の摩耗が進んでいるからです。

先日も農業指導されてる方から『そろそろ「ナタ爪」交換した方が良いよ』と指摘されてまして・・・と言う訳で、いつもの農機具屋さんに電話して発注しました。
近々、部品が来ると思いますので、また記事にする予定です。