「ふくもち園」の池仕舞い

今年から「六ノ里」の有志で再開発している「ふくもち園」。
もうすぐ雪の季節になるので「池仕舞い」と今年最後の整備を行いましたので記事にしてみます。

その前に「ふくもち園」についてお話しておきます。

かつて「六ノ里」の方々が集まって憩える場所として「福持園(ふくもちえん)」が有りました。
去年から話が出ていましたが、今年から本格的に始動し『地元の人と町の人が交流出来る川遊び体験施設』としてリニューアル中です。

写真は、今年の夏に地元の子供たちを呼んで行ったイベントでの「釣り堀池」と、

敷地の中に有る「魚のつかみ取り」の様子です。

「釣り堀池」は長年の間に溜まった泥を「池ざらい」し、「魚のつかみ取り」の場所は蔓延っていた雑草を刈って、底面も綺麗に泥を洗って使える様にして有ります。

他にも「郡上漁協」の協力を得て「牛道川特殊魚場」の計画も有ります。
*「特殊魚場」とは実際の河川にエリアを区切って、料金を取って魚を放流して釣っていただくものです。

それでは、今回の本題の『今年最後の整備』について書きます。

一つ目は「水道管の新規埋設・設置」。
前日に「重機」で掘った溝に「樹脂製パイプ」の「水道管」を引いて、最初は手仕事で軽く埋めていきます。

いきなり「重機」で埋めてしまわない理由は、出来るだけ「水道管」を水平にしたいのと、大きな石が「水道管」の上に来ない様にする為です。

なお、この「樹脂製パイプ」ですが、見た目は「農業用の樹脂パイプ」と変わりませんが、内部が2重になっている「上水道」用の専用品だそうです。

全体が手仕事で埋められたら、後は「重機」で埋めて仕上げます。
この時も大きな石が「水道管」の真上に来ない様に、重機の運転者とは別の方が確認しながら行います。

大きな石が「水道管」の上に来ると最後に「重機」で踏み付けた場合、潰れてしまうからです。

他には「トイレの簡易水洗化工事」です。

昔のトイレですので、通称「ボットン便所」(正式名は「汲み取り式便所」)です。
上から覗くと「便槽」の中が見えるので、町の人や子供たちには怖いかもしれません。
(写真は二つ有るトイレのもう一つの方で、こちらは取り合えずこのままです。)

そこで「簡易水洗便所」に改造します。

前回の整備の際に古い便器を取り去って1段高い部分は壊して有りますので、今回は「簡易水洗便器」を設置出来るように水平面を作ります。

まず写真の様に「電動削岩機」で水平より出ている部分を削ります。
その後「セメント」を練って塗り付けて、水平面を作りました。

この写真はセメントが乾いた後日の状況で、ここに置かれている便器と水栓タンクが設置される予定です。

なお「六ノ里」は「下水道」が整備されてます。
なので「下水道本管」への工事を行えば「水洗便所」に出来ますが、工事費が掛かるので「簡易水洗便所」としてます。

そして、本日メインの「池仕舞い」です。

冬の間に泥が流れ込んで池が埋まってしまうのを防ぐ為に水を抜きたいのです。
が、その為には池の魚をどうにかしないとなりません。
また冬の間、ここは雪に埋もれてしまうので餌をやりにも来にくいのもあります。

そこで池の水を抜いて、魚を網で掬い取りました。(写真は作業後の池の様子)

この写真が掬い取った魚(主にニジマス)です。

本当は『池の魚を掬い取って、みんなで焼いて食べよう』と言うのが今日のメイン企画だったのですが、残念ながら雨だったので絞めて下処理(はらわたやエラを取る)して参加者に配りました。

作業が終わって談笑中の写真です。(奥の方では、魚の下処理も行われてます。)

手前の鍋は「芋煮」で、参加された方々に振る舞いました。
『雨だし、きっと寒いだろうな』と思って、前日の夜に作って持って行ったのですが、思いの外、寒くなくて・・・。
でも、野外で食べるのは美味しくて満足です。(笑)

『寒くないので、いっぱい残るかな?』と思ってましたが、殆ど、さばけました。

「ふくもち園」は来年から本格始動の予定です。
まだまだ未決定事項も多く有りますが、以下の仮サイトも作って有ります。

「六ノ里 川遊び体験施設 ふくもち園」 https://fukumochi.rokunori.net/

営業開始しましたら、このサイトに色々と情報をアップして行きますので、宜しければご覧ください。

田んぼ用の茅刈り(追加分)

先日、「秋耕起」の記事中で「田んぼ」用の茅刈りも紹介しましたが、あの日は、我が家の通称「上の田んぼ」分だけでした。
本日「東の田んぼ」用の「茅刈り」を行いましたので、紹介したいと思います。

まずは我が家の通称「上手の畑」の「茅」を刈り取ります。
ここは「畑」の一角で「畑」用に刈らないで残しておいたのです。

既に半分以上刈ってますが、ここでも後の作業を楽にする為に「ジュート紐」で縛ってから刈ってます。

で、ここを刈り終えたら「軽トラ」に積んで「東の田んぼ」に運んで、それから次の場所に行きます!

次は、この広場の「茅刈り」です。

『なぜ、ここを刈るのか?』と言いますと、草木が茂っていると野生動物(カモシカ、日本鹿、猪)が山から降りて来て、新しく育てている「梅」や「桃」に被害が出るからです。
(昔の記事にも書きましたが、獣害避けの『緩衝地帯』と言うそうです。見通しが良いと奴らは怖がって近付かないらしいです。)

写真は、だいたい刈り終えて「軽トラ」に積む為に、家内にまとめてもらっているところです。

まとめてもらっている間に、この写真の場所も刈っておきます。

広場から家の方に降りて来る、昔から有る道なんですが・・・。
写真の通り、どこが道か分からない状態ですよね。

ここを刈る理由も「野生動物対策」からです。

ざっと下まで刈って、ちゃんと道らしくなりました。(笑)

写真奥に「茅」が群生している所が見えますが、「茅」をまとめる作業が終わりそうなので、ここは後日にします。

刈った「茅」の量が多いので、二度手間ですが、一度「草刈機」などをしまいに行ってから「茅」を積み込みます。

ちょっと距離が有るので、前回以上にしっかり「ロープ」で縛って移動させます。

「東の田んぼ」に運んだら、前回の記事同様、「ハサ木」を立てて「茅束」を立て掛けます。

その後「マイカ線」で何ヵ所か固定して完了です。

刈った量が多かったので「東の田んぼ」用としては十分以上で余りました。

なので、その分は「上の田んぼ」に運んで改めて固定しました。

前回の記事の最後で斜面の「茅」は刈って「上の田んぼ」用に使うと書きましたが、これで十分です。
なので、斜面を刈った「茅」や「ゼンマイ」は両方の「田んぼ」に運んで燃やして灰を撒く事にします。

秋耕起と椎茸原木の準備

今年の本業の出張業務が終わって、「六ノ里」での日常が戻ってまいりました。

今は居ない間出来なかった事、この時期にならないと出来ない事を片付ける毎日で、今回は、その様子を紹介してみたいと思います。
(今回は前置き無し、です。笑)

まずは、コイツの出番で「田んぼ」の「秋耕起」を行います。

今年の春に「田んぼ」の「代かき」したり「サツマイモ」を植える「畑」を耕して以来、約半年ぶりに動かします。
ですので、作業前に軽い点検と「木工旋盤」で積もった埃をエア・ブローをしました。

まずは我が家の通称「上の田んぼ」から。

「上の田んぼ」「東の田んぼ」どちらから始めても良いのですが「耕運機」を仕舞う「農舎」から遠い「上の田んぼ」からするのが効率良さそうなので。
とは言っても、そう距離は変わらないから完全に『私の気分』です。(笑)

「秋耕起」の目的は「稲株」を分解しやすくする事と、土中に空気を入れてあげる事ですので「耕運機」の「耕運変速レバー」は「荒」で大きな土塊になる様にして耕します。

耕し始めて、ざっと1時間で完了。
昨年「耕運機」の「ナタ爪」を交換してますので、良い具合に効率良く耕せます。

続いて、我が家の通称「東の田んぼ」を行います。

こちらも約1時間で耕し終わりました。

これで来年の「田起し(春耕起)」まで「田んぼ」を耕す事は無いです。
もっとも、もうすぐ「雪」の季節になって何も出来ないのですけど。(笑)

さて「秋耕起」を終えたので、次の作業を行います。

我が家の「田んぼ」が見下ろせる場所に移動して次の作業です。

まだ15時前ですが、写真の様に夕景になりつつ有ります。
さぁ、テキパキと済ませて行きます!

で、ここで何を行うかというと、

来年の「田んぼ」用の「茅」を刈ります。

ここの「茅」は刈らないでずっと残しておいたもので、昔は、この様な「茅」を刈る所を「茅場(かやば)」と呼んだそうです。

そのまま刈ってしまうと、地面に散らばって刈りにくいので、写真の様に、あらかじめ「ジュート紐(麻紐)」で縛ってから刈ります。

この後、幾つかの束をまとめて縛り直して大きな束を作るんですが、こうやって刈るとその際にも楽なんです。

全部刈り終えたら「軽トラ」を持って来て、この様に荷台に積み込みます。

かなり『はみ出して』ますが、すぐ下の「田んぼ」までですのでOKです。
でも、途中で落ちると面倒なので軽くロープは掛けておきます。

「軽トラ」で運んだ「茅束」は担いで「田んぼ」の横に運んで、取りあえず石垣に立て掛けます。
それから「ハサ掛け」に使う「ハサ木」の足だけを1組出して来て、写真の様に「田んぼ」に立てます。

この「ハサ木」の足に運んで来た「茅束」を立て掛けて、「マイカ線」と言う「農業用ビニール紐」で周りを縛って固定してます。

昨年に比べて見た目ちょっとスリムなのは写真奥の斜面の「茅」を入れて無いからで、ここの「茅」も後日刈って入れる予定です。

写真では明るく見えますが、もうかなり薄暗く、

「草刈機」や「耕運機」を片づけた20分後は、こんな「夕焼け空」。
明日も良い天気になりそうです。

翌日は「ワラビ畑」の「草刈り」と来年の春に仕込む「椎茸の原木切り」を行ないましたが、新たな記事にする程の内容でも無いので、今回の記事で一緒に紹介する事にします。

ここからは明けて翌日の作業内容です。
まずは「ワラビ畑」の「ワラビ」を刈りました。

良い「ワラビ」が採れる様にとネットで色々調べたところ、夏過ぎに他の草と一緒に刈ると、その後は「ワラビ」以外はあまり生えず「ワラビ」だけが生えて地下茎に栄養を貯めるそうなので、そうして、そのままにしておいたのです。

だんだん秋も深まって来て「ワラビ」が枯れ始めたので、この後の「梅」の「剪定」作業の邪魔になるので刈りましたが、大きく伸びたのを刈るのは大変でした。

なお、地面に『切った様な木』が散乱してますが、これは写真が全ての作業終了後のものだからです。
作業中は余裕が無くて、写真は撮れませんでした。

「ワラビ畑」を刈った後は、「簡易炭焼き窯」の所の草を刈りました。
ここらは夏に何回か刈ってますので、「ワラビ畑」に比べて作業自体は楽です。

で、何故、ここの草を刈ったのかと言うと、

来年仕込む「椎茸の原木」の木を切るからです。

草がそんなに伸びて無いので、そのまま切り倒しても良いのですが、これも、まぁ半分以上は『私の気分』と言う事で。(笑)

2本切りましたが、それが分かりやすい様に別方向の写真も載せておきます。

切り倒したのは「コナラ」で、写真の様に「葉」が付いた状態で一冬置きます。
これを「葉枯らし」と言い、付いている「葉」が枯れて落ちるまで木の水分を使うので乾燥具合が「椎茸原木」に良いそうです

一昨年も昨年も「原木」切りを行いましたが、時期が合わず「葉」が落ちた状態でした。
なので「葉枯らし」で作った「原木」での「椎茸」の出方の違いが楽しみです。

目的の「伐採」は終わりましたが、せっかく「チェーン・ソー」を持って上がったので、ついでに他の木も切ります。

と言うのは「伐採」に使う「チェーン・ソー」は重いので『ついでに済ませられるなら』と言う事です。(笑)

「ワラビ畑」は写真の様に「梅畑」でもあります。
その横に生えている「キハダ」と言う木が大きくなって「梅」への日当たりが悪くなっているので切ります。

この「キハダ」は「薬」になる木で、樹皮の黄色の部分から採れる「黄檗(おうばく)」と言う生薬は、整腸作用や抗菌作用があって胃腸薬や湿布などに利用されたり、紙や布を染めると鮮やかな黄色に染まることから染料としても利用されるそうです。

役に立つ木ですので勿体無いですが、日当たり優先と言う事で切りました。
なお切った木は「薪ストーブ」の有る家の方に使っていただく予定です。

ついでに「自然生え」の「針葉樹(杉)」も切りました。
「針葉樹」は大きくなって日陰を作るし、残しても活用出来る様な木に育てられそうも無いからです。

ここには育てている「モミジ」の「苗」を植えて、「剪定」しながら小さく仕立てて目の楽しみにしようと目論んでます。

切った木の片付けが全部済んでませんが、写真の様に「夕景」になって来ました。
山の「紅葉」した木々に「夕日」が当たって、さらに綺麗です。

「田んぼ」と違って、ここは日が暮れると真っ暗になって、撤退時に危ないので作業終了とします。

明日は「雨」みたいですので続きは後日、また頑張ります!!

紅葉が真っ盛り2022


11月に入って、今年も霜の降りる季節になりました。
今の時期、本業で「六ノ里」を離れている事が多いですが、戻って来ると私の住む「栃洞」地区も「紅葉」が真っ盛りになってました。

なので、今日はその様子を紹介してみたいと思います。

「栃洞」地区だけで無く「六ノ里」自体もですが、「針葉樹」より「広葉樹」の割合が多いのです。
なので写真の様に「紅葉」の赤や黄色と「針葉樹」の緑の組み合わせが綺麗です。

ちなみに、ここら辺では「広葉樹」の事を「カナギ」と呼びます。
どんな字を書くのかは知りませんが、昔は「広葉樹」は炭焼きで炭になったり、ここらの古い建物は「栗」や「欅(けやき)」も多く使われているので建築材料として、また「キノコ」も生えるので、色々な事で『金になる木』で「金木」だったのかなぁと想像します。

道沿いの小さな「モミジ」も綺麗な「紅葉」。

ここから今年開業し先日記事にして紹介した「Camp&Resort 清桜里」」の方へ。

「清桜里」の事務所前から「栃洞白山神社」方向の写真。
「栃洞白山神社」のそばには、ここら辺には少ない「銀杏(いちょう)」の木が有ります。

境内に生えている「銀杏」は殆ど落葉していて、落ち葉で「黄色い絨毯」になってますので、参詣を兼ねて覗いてみます。

「境内」から「鳥居」の方向の写真。
「銀杏」の落ち葉の「黄色い絨毯」、良いですねぇ。

「黄色い絨毯」のアップの写真。
黄色一色では無く「モミジ」や他の「広葉樹」の葉が混ざってます。
(実際はもっと鮮やかな「黄色」なのですが、写真に撮るとこの程度に・・・)

「栃洞白山神社」の「境内」から「清桜里」の事務所方向の写真。
事務所の建物の色が鮮やかなので、個人的には木々の緑の中で少し違和感を感じてましたが「紅葉」シーズンの中では良い感じに思えてます。

「栃洞白山神社」の奥に「清桜里」の主催会社の「東海鋼管(株)」の先代社長さんが作られた「願教寺」と言うお堂が有って「浄土観音」様の大きな石像が有ります。
その辺りも「紅葉」が綺麗なので覗いてみます。

「願教寺」へ「牛道川」を渡る橋から下流方向の写真。
ここらは「牛道川」の流れる水の冷たさで、少し寒さが強いのか「紅葉」が進み過ぎて「枯れ」が入ってる感じもします。

続いて上流方向の写真。
「牛道川」の河原の苔むした岩の緑と「紅葉」の組み合わせが綺麗です。

「願教寺」の周りの様子。
「広葉樹」の木々の間にポツンと赤い「モミジ」が有って良い感じ。

「紅葉」の写真を撮る時、木の下に入って「モミジ」を見上げる様に撮る時が有ります。
これは私が良く使う手なのですが、日の光が「紅葉」した葉を透過するので、この写真の様により鮮やかに撮れるみたいです。

「願教寺」のお堂の様子。

このお堂の横に「浄土観音」様の大きな石像が有るのですが、お参りをして安心して写真を撮るのをすっかり忘れてます。

「願教寺」の裏山は大きな岩盤で、そこにも「広葉樹」が生えていて、この写真の様になります。
木々の「紅葉」の進み具合が合えば、もっと鮮やかな「屏風」の様にもなります。

ここでも先に書いた木の下からの「紅葉」撮影方法で1枚。

この木は「紅葉」が進んで、殆ど枯葉に近いのが多く赤いのはチラホラなのですが、下から撮るとこんな良い感じの写真になります。

さて、歩いて喉が渇いたので「清桜里」のカフェに行きます。

ここから「清桜里」のカフェ「Cafe★清桜里」周辺の様子。

「Cafe★清桜里」の横には子供向け遊具がありますが、そのすぐ横の「広葉樹」の「紅葉」も良い感じ。
木の根元に回らされたベンチに腰掛けた所を撮って貰えば、「インスタ」等のSNS向けになるかもね。

最近出来た「屋外バーベキュー場」と背景の「紅葉」。

カフェのテーブルに座ると、こんな景色です。

お気に入りの「ラテ」のIceを頼んで「紅葉」を眺めながら飲んでましたが、少し風が冷たくなって来て『Hotにすれば良かったかな』と思いました。(笑)

もう朝晩は一桁気温になりますので、今月末には初雪が降るとかもしれません。
雪の季節ももうすぐなので、その前に「ゼンマイ」の採れる斜面の「草刈り」、来春の「代かき」の時にすき込む「茅」の刈り取り、「田んぼ」の「秋耕起」、その他諸々、頑張って済ませなきゃ・・・。

「田舎暮らし」は、忙しいんです。(笑)

今年の米が出来ました!2022

先日の記事で「籾摺り」に出していた「米」が出来上がりましたので、記事にしてみたいと思います。

その前に、いつもの前置きから。(今回は短いから!)

今日の「六ノ里」の紅葉状況です。
山の上の方から始まった「紅葉」が、里山近くの木々も色づいて来てます。
この様子だと例年通り、11月頭が見頃になりそうです。

ちなみに、写真の下の方の工事現場は、急峻な崖から下の元耕作地部分に残土を入れて、道路と高さの近い平場を造る工事です。
もちろん、関東某所で有った様な事にならない様、厳しい行政指導の下に行われています。

完成すると、そこそこの平場が出来るし、今までゴシャゴシャの藪や雑木に覆われていて近づけなかった「牛道川」にも降りられる様になります。

さて、本題の記事です。
(昨年の記事はこちら。比較してみても面白いかも)

この日の午前中、前の記事に書いた「秋の「六ノ里」環境整備活動」が有りましたので、それが終わってから「籾摺り」屋さんに受け取りに行って来ました。

今年の収穫量は「コシヒカリ」が2.5俵と25㎏(去年は3俵と4㎏)。
餅米の「タカヤマモチ」が37.4kg(去年は22.1kg)。

「コシヒカリ」が減って「タカヤマモチ」が増えてますが、これは「田植え」の際に2列分「コシヒカリ」を少なく植えてしまった為で、全体の収量としては去年と変わらずです。

この時は「コシヒカリ」の苗箱は1個余るし、「タカヤマモチ」は「補植」(機械で植えられない分を手で植える事)してると苗が足らなくなるしと困りました。(笑)

自宅に戻って、早速「コシヒカリ」の袋を開けて見てみます。
去年に比べて青い「米」が決定的に少なく、良い感じです。(去年の写真はこちら

早速「精米」して来ました!(慌てて撮ってるので、ボケてます・・・。)
触ってみると、ちょっとしっとりしてます。
ちなみに、この状態の「米」、生米ですが、これを一粒口に入れてみるとほんのり甘いんです!
今年初めてやってみたのですが、びっくりしました。(笑)

さて「精米」が済んだので「農業指導員」さんに連絡して「食味値」を調べてもらいました。

結果は・・・。

「水分量」は14.6%でベストの状態。(昨年は13.5%で少し乾きすぎ)
「タンパク」は7.3%で昨年と変わらず。
「アミロース」は18.1%で、これも昨年と変わらず。
「脂肪酸度」は21で、昨年20なので少し酸化してるらしいが、農業指導員さんからの意見はありませんでした。

で、問題のスコア(食道値)は80で、昨年82なので2ポイント下がってます。
ほとんど同じ数値なのに下がっているのが不思議です。
そして昨年以上を目指していたので、これはかなり悔しいです。

が、「農業指導員」さん曰く『7月に曇天の日が続いたのが食味に響いて、同じ「六ノ里」の長年続けておられる経験値の高い生産者さんも軒並み下がっている中、今年でまだ3年目の私たちにしては上出来ですよ』とは言っていただきましたが・・・やっぱり残念。

まぁ、今年の結果は結果として、実際に炊いて食べてみます。
(食べて、美味ければ良いのよ。笑)

炊き立ての「新米」の写真です。

ツヤツヤしていて、粒もしっかりしていて、見た目とても美味そうでしょ?
もちろん、食べてみたら少しモチモチして非常に美味い!
(例年通り、自画自賛と言う事で。笑)

ちなみに、ここ「六ノ里」で採れる「米」は、冷めても非常に美味しいんです。
お弁当に「おにぎり」にして持って出掛けると、ことさら美味い!!
是非ぜひ、食べに来ていただけたらと思います。

以上、今年の「米」の結果の記事でした。

これから「茅」を刈って一冬乾燥させ、「代かき」の時に「耕運機」に「カゴ車輪」を付けて踏み込むのを、来年も今年までと同じく行います。
「肥料」の方は、その「茅」が効いているのか、もう少し「肥料」分が少なくても良いらしいので、今年までと違うのに変えてみようかと思ってます。
(完全有機肥料で、値段も少し安いのが有るみたいです。)

来年こそは「食味値」アップを目指したいと思います!
(出荷する訳でも無く自分達で食べるだけなので、単なる自己満足ですけどね。笑)

秋の「六ノ里」環境整備活動

10月も終わりになって「六ノ里」もすっかり秋景色です。
今回は本日行われた「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」の整備と「善勝寺桜」の保全活動を紹介してみたいと思います。
(と、言いましても、私自身も参加者なので一部の紹介しかできませんが・・・。)

今日は土曜日なので仕事の方も多く、朝、「六ノ里集会所」に集合したのは5名。
その中で、4名が「遊歩道」整備の方へ。
(「善勝寺桜」の方には、先発組で3名の方が行かれてますので。)

まずは「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」整備の様子の紹介から書きますが、
その前に『なぜ今の時期に「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」の整備をやるか』から。

昨年から写真のルートを想定して、特に赤丸の部分を重点的に整備して来ました。
(その「遊歩道」整備の記事は、こちらから。)

これが「源蔵寺・畑ヶ谷遊歩道」の着想の元になった「牛道川」に架かる「市道 市島橋」のたもとの「紅葉(もみじ)」。

この写真は、2019年の物で、一番最初にこの場所に行った時の物。
『吊り橋』が有ると聞いて行って、ただの鉄橋でガッカリしましたが「紅葉(もみじ)」が綺麗で感動したのを今でも覚えています。

今、まさに「紅葉シーズン」を迎える「六ノ里」としては、「遊歩道」で楽しんでもらいたくて、今回の草刈り等の整備を行った訳です。

私とサトルさんは「源蔵寺」側の担当になりましたので、現地へ。
軽トラの横に空き地が有って、普段はそこに車を停められますが、今は草がボウボウで道端に停めます。
写真の様に、周囲は「紅葉」が始まってます。(写真より実際は鮮やかです!)

サトルさんに「遊歩道」部分の草刈りを先行していただき、私は、この広場の草刈りを行いました。
これで普通車でも3台は停められるかな。

先行していただいたサトルさんを追いかけます。
刈った草の様子から、この辺りはどなたかが少し前に草刈りを行っていただいた様です。

刈り倒された草の様子から、この辺りからサトルさんが刈られた様で、この先に進みます。

追いついた時、道の部分を刈られておられたので、私は写真中央から右側の「耕作放棄地」を刈り始めて、途中から、道部分を終えられたサトルさんに手伝っていただき写真の状態になりました。

この先は「竹林」や「杉林」で日陰で草が伸びないので、ここで終了としました。
「善勝寺桜」の保全活動(今回は「牛糞堆肥」撒き)も終わったそうなので「善勝寺」に向かいます。

「牛糞堆肥」を撒き終えた様子の写真で、茶色いのが「牛糞堆肥」です。

撒くのは写真の道具を使った人力で、担当した方の話によると「肥料」の重さで結構しんどかった(大変だった)そうです。
大変、ご苦労様でした!

それぞれの作業を終えて、しばし、歓談の様子。
朝、8時半集合で、現在10時過ぎなので、ざっと1時間半くらいの作業でした。

自分達の住む地区の環境を良くする為、強制で無く、自由意志で参加してくださる方が居られるのは本当に有難い事です。

こんな皆さんの努力が実って、もっと魅力的な「六ノ里」になって行くと思ってます。

なお、今回、土曜日としたのには理由が有って、夜に「懇親会」を計画したからです。
場所は「六ノ里」に有る「そば茶寮 文福笠井白鳥店」さんで、大人20名、子供4名(乳幼児1人)の参加でした。

もちろん、私も参加させていただきましたが、料理やお酒、皆さんとの色々な話、昔の「六ノ里」の祭りの動画で盛り上がってました。

楽しかったかって?
そりゃ、もう、いろんな話が楽しくて、写真も撮り忘れるくらいですから・・・。
そうそう「六ノ里」の祭り、部分的だけでも復活させる様な話も出てましたっけ。

また「懇親会」は企画するそうなので、今回都合で参加いただけなかった方、次回は是非参加ください!

脱穀しました!2022


先日の記事で「稲刈り」し「ハサ掛け」していた稲、あれから2週間経って、本日「脱穀」しましたので記事にしてみます。

その前に、今の「六ノ里」の様子を伝える、いつもの前置きから。(笑)

10月も終わりに近づいて、そろそろ「紅葉」が始まりかけてます。
この写真は「善勝寺」の横の「六ノ里山村広場」に上がる所。

この写真は我が家の有る「栃洞地区」の集会所前から東を臨んだ物。
奥の山の上の方から「紅葉」が始まってます。

「紅葉」のピークは11月頭と思われますので、皆様、訪ねて来てくださいね。

「紅葉」が始まる頃には「椎茸」も徐々に盛りを迎えて来ます。
写真の「ホダ木」は昨年の春に仕込んだ物で、面白い様に出て来てます。
これと「畑」で採れ始めた「白菜」で「鍋」をすると美味いんですよね!

「鍋」と来れば、当然「ご飯」も必須です。
しかも美味い「新米」と来れば最高!

という訳で、本題の「脱穀」の記事を書きます。
(今回は割と前置きが短かったと思うんですが・・・。笑)

では「脱穀」当日の朝の様子から。

「ブルーシート」は雨が降った際に、雨水が稲に染み込んで行かない様にする為の物。

今年も昨年同様、この時期は本業の都合で「六ノ里」に居られるのは土日だけです。
ただ昨年と違うのは、家内に「水分量」の測り方を覚えてもらい、毎日結果を伝えてもらうのでリアルタイムで乾燥具合が分かります。
なので、ベストな乾燥具合で「脱穀」が出来そうです。
(ベストな乾燥具合だと「籾摺り」の際に乾燥工程が無いので安くなります!)

ところが、そうは上手く行かなくて・・・。

今日「脱穀」をすると決めた理由について、ちょっと長いですが書きます。

10月14日より前の週の天気が良く、14日の金曜日の時点で15%と順調に乾燥が進んで行きました。

15日は家の都合(母の13回忌)で、16日に「六ノ里」に戻ったのが15時。
それから水分量を測ったところ14.5%でした。

「ハーベスタ(脱穀機)」は出して来てましたが、16時過ぎには暗くなるので、この時間から「脱穀」するのは時間的にも厳しい。
それに、昨年、うちの測定機械は0.5%ほど低めに出るとわかったので、もう少し乾かしたいかと。

天気予報では17日に雨が降りますが、そう降る様でもないし、その日以降天気が良いので20日くらいには午前中だけ仕事を休みにして、こちらに戻って「脱穀」かと目論んでいたのですが、19日、20日と経っても16%代の水分量で天気が良いのに乾かない。

なぜ?って理由を考えて気が付いたのは、今週になってから昼間の天気が良くても気温が低く、その上に「夜露」が凄い。
つまり、昼間乾いても「夜露」でまた湿ってしまう、の繰り返しが原因のようです。

なので、朝、水分量を測って15.5%でしたが、このまま「ハサ掛け」を続けても良くはならないだろうと、本日の「脱穀」を決めたのです。

写真は、「夜露」が酷いので、午前中、まず「ブルーシート」を外して少しでも乾燥させます。

そしてお昼前から「脱穀」開始。
まずは「タカヤマモチ(餅米)」を昨年同様、写真の様に「ハーベスタ」で「脱穀」します。
ちなみに昨年までは「ハーベスタ」を借りてましたが『もう使わないから』と今年譲っていただ来まして、今年から我が家の機械になりました!

「脱穀」の順番は、我が家の通称「東の田んぼ」の「タカヤマモチ」→ 通称「上の田んぼ」に移動し「タカヤマモチ」→ そのまま「コシヒカリ」→「東の田んぼ」に戻って「コシヒカリ」の順で行います。

この順番で「脱穀」しないと「タカヤマモチ(餅米)」に「コシヒカリ(うるち米)」が混ざってしまい、「餅米」に「うるち米」が混ざると「餅」をついた時に米粒が残って『ざらつき』になったりしてマズいんです。

「脱穀」が終わった「東の田んぼ」の様子。
「藁」は「畑」に「マルチ(草除け」や肥料として使えるので、この後、倉庫に仕舞い、収まらない分は、ここで燃やして肥料にします。

「ハサ木」は後日片付けますが、一部は「大豆」を干すのに使いたいので残します。

「東の田んぼ」で採れた「籾」。
「コシヒカリ」が5袋、「タカヤマモチ」が1袋。

「上の田んぼ」で採れた「籾」。
「コシヒカリ」が6袋、「タカヤマモチ」が1袋半(「東の田んぼ」の分も少し入ってますが)。

合計すると、「コシヒカリ」が11袋、「タカヤマモチ」が2袋半。
「コシヒカリ」は、一昨年14袋、去年12袋なので少し少ない。
「タカヤマモチ」は、一昨年2袋強、去年2袋弱なので、少し多い。

実は、今年「コシヒカリ」を植える量を間違えて「タカヤマモチ」が多かったので、実質的な「採れ高」は変わらないかもしれません。(笑)

「ハーベスタ」の掃除をしてから、採れた「コシヒカリ」の「籾」の袋だけを軽トラに積み込んで「籾摺り屋」さんに持って行きました。
ちなみに「タカヤマモチ」は量が少なすぎて「乾燥機」に掛けれないので、天気の良い日に「ブルーシート」に広げて乾かしてから、別途「籾摺り」に出します。

「籾摺り屋」さんに着いて「籾摺り機」に入れ水分量を測ってもらうと、やはり0.5%ほど高い16%で、少し乾燥を掛けてもらってから「籾摺り」してもらう事になりました。
多分2、3日で「籾摺り」が終わって「玄米」が出来上がると思います。

「玄米」になったら「農業指導員」さんに連絡して「食味値」を測ってもらわなきゃ。
さて、今年の「米」の出来栄えはどうでしょうか?非常に楽しみです。

木工旋盤作品の新仕上げ工法

「農作業」や環境づくりの「草刈り」、本業の方も忙しくしてますが「木工旋盤」の作品作りは続けています。

この夏からは、従来とは違う「仕上げ」を始めましたので紹介してみたいと思います。

まず、従来工法の作品。
「ぐい呑み」も「湯呑み」も「自然木」の持つ、それぞれの香りを生かす様に「亜麻仁油」や「荏胡麻油」で表面処理をしてきました。

これはこれで良いのですが、「飛騨春慶塗り」の様な表面処理の「うつわ」を見るにつけ『あんな感じも良いなぁ』と思ってました。

しかし、私は子供の頃から「漆」には耐性が無くて・・・。
残念ながら「ウルシ」に触ろうものなら、かぶれてしまうのです。

それじゃぁ『「漆塗り」に近い仕上げは出来ないか?』と考えました。

本職で色々な木材に「ウレタン塗装」して、「デザイン・モデル」を制作してましたので塗装の知識や技術は有ります。

上の写真は、以前、自動車室内の加飾サンプルとして制作した物です。
この様に「ウレタン塗料」の「クリア(透明)」に「染料」を「調色」して塗装すれば、素晴らしい仕上がりになります。

ただ、今回は普通に「ウレタン塗料」で塗るより、もっと「漆塗り」に近い仕上がりを狙ってみました。

何を使うかと言いますと「カシュー」と言う「合成漆塗料」を使います。
「合成漆塗料」と言う様に、かなり見た目の仕上がりが「漆塗り」に近くなります。

色々な色の有る「カシュー」ですが、私は「クリヤー(クリア)」と「透(すけ)」を使います。
「クリヤー」は普通に言われる「クリア」とは違って、薄い黄色をしています。
「透」は薄茶色で、本来の「漆」の色だそうです。

「カシュー」は「カシューナッツ」の殻から抽出した成分に、色々な成分をプラスして作られています。
本物の「漆」が湿度で固まるので「漆室(うるしむろ)」が必要なのに対し、空気中の酸素を取り込む「酸化重合」で固まります。
なので、普通の「塗料」と同じ扱いで済むので、扱いが楽です。

当然「合成漆塗料」ですから、かぶれません!(笑)

私の使い方は「刷毛塗り」します。
ただし「透」は色が濃いので「刷毛塗り」による「色むら」が出やすいので、「塗装ガン」で均一になる様に塗ります。

「刷毛塗り」は「刷毛」で塗って乾かし(1日くらい)、翌日、800番の「耐水ペーパー(水を付けて削る紙やすり)」で表面を滑らかにして、また「刷毛」で塗ります。
これを好みの色味になるまで、何回も繰り返します。

「カシュー」は非常に粘度の高いトロトロの塗料ですが、あまり溶剤で薄めず20%くらいにします。
普通の塗料は塗料を伸ばす為に溶剤を使うイメージですが、「カシュー」の「刷毛塗り」の場合の溶剤は『乾燥を遅らせ「刷毛目」を出さない為』という感じです。

ただし「ぐい呑み」は、中は塗りません。
これは元々の工法と同じく、酒を注いだ時の木の香りを活かしたいからです。

何回も『塗っては磨き(削り)』を繰り返していくと、こんな感じになります。
しっとりと濡れた様な見た目で、本物の「漆塗り」の様でしょ?

飾っておくだけの工芸品なら、これで十分なのですが、実際に「ぐい呑み」に酒を注いで楽しんだり、「お椀」に食べ物を入れて使うとなると「カシュー」には一つ問題が有ります。

「カシュー」は見た目は素晴らしいのですが「食品衛生法」に適合していないので、「ぐい呑み」に酒を注いで楽しんだり「お椀」に食べ物を入れて使うとなると「ダメ」なんです。

なので、もう1工程必要になります。
「食品衛生法」に適合した塗料で表面を「コーティング」します。

「カシュー」のメーカーに相談したところ「食品衛生法」 に適合した「ステロンTXL2800」を薦めていただきました。
これを写真の右端の「塗装ガン」で「コーティング」します。
「コーティング」と書きましたが、要は「クリア塗装」をもう1層掛ける訳です。

なお「塗装ガン」で塗らなくても、塗って乾かして「耐水ペーパー」で削って「コンパウンド」で磨いて仕上げる、「カシュー」の工程と同じ様にするなら「刷毛塗り」も可能です。

ここからは、今回の工法で仕上げた最近の作品を紹介します。

左が「栗材のお椀」で、右が「杉材の菓子皿」。

「栗材のお椀」はわざと「節(ふし)」の有る所を使って面白みを出してます。
「自然木」が材料ですので「ヒビ」が有ったりしますが、塗装して仕上げるので問題無く仕上がります。(「ヒビ」は、正直「旋盤」で削ってみないと分からないのです。)

「杉材の菓子皿」も木目の面白さを狙って「節」の有る部分を使ってます。
「杉」の様な柔らかい素材でも、塗装を行う事で表面に強度を与える事にもなります。

「杉材のぐい呑み」。
素材からの「材取り」の位置で、それぞれ面白い木目が出ています。

先にも書いた様に、酒を注いだ時に木の香りを生かす為に中は塗っていません。
なお「塗料」の匂いも塗って1週間も経てば匂わなくなりますし、酒を注いでも木の香りしかしません。

「桑材の湯呑み」。

「桑」の肌は荒くて、そのままでは中身が滲み出して来そうなのですが、塗装をする事でそれも無さそうです。

「桑」は以前の記事にも書いた様に「高血圧」に効果があるそうです。
なので「お茶」を入れた際に「桑」の成分が出て来る様に中を塗っていません。

でも、「桑材の湯呑み」は見た目に拘り過ぎた感も有ります。(笑)
と言うのは、「桑」は使い込むほどに薄い黄色から茶色に変わっていくそうです。
なので、色味は自然の変化に任せて、「食品衛生法」に適合した「透明ウレタン塗装」だけで良いのかもしれません。

「塗装」を行う工法を取り入れた事で『こんなの作ってみたいなぁ』と思う案件が増えました。
「稲刈り」は終わったとは言え、まだまだ、「農作業」や環境づくりの「草刈り」や本業が忙しいですが、少しでも時間を見つけて制作していこうと思っています。

稲刈りです!2022

今年も稲刈りして「ハサ掛け」しましたので、その様子を紹介してみたいと思います。

昨年同様、本業の出稼ぎ中で、しかもちょうど仕事がピークで。
よって土日しか「稲刈り」の時間が取れません。
しかも、日曜日は「地域草刈り」が有るので、土曜日1日しかないハードな日程です。

「稲刈り」するには実り具合が重要です。
で、状況はというと、我が家の通称「東の田んぼ」も、

我が家の通称「上の田んぼ」も、お陰様でちょうど良い感じ。(去年は少し早かった)
それじゃ早速「稲刈り」開始です。

今年もコイツに頑張ってもらいます。
お隣の「バインダー」ですが、今年も使わせていただきます。感謝!
当然、先週のうちに借りてきて、作業前の点検・整備は済ませて有ります。

なお、タイヤの空気が無いように見えます(実際、無いです)が、これで正常なんです。
これについての説明は、実際の作業の時に行いますね。

今年は「上の田んぼ」からやります。
まず「バインダー」を入れる所、旋回する所を手で刈り取ります。

この「手刈り」作業は家内にお願いするのですが、写真の状態では狭すぎるので広げてもらいます。

うちは「田んぼ」に「山水」を引いて使っているので、水が冷たいんです。
なので「水口(水を入れる所)」に近い側には冷害に強い「餅米」の「タカヤマモチ」を植えていて、奥に「コシヒカリ」を植えてます。
なので「タカヤマモチ」と「コシヒカリ」を分けて刈らないとなりません。

写真は「タカヤマモチ」を刈り終え、「コシヒカリ」の外周部分を刈り始めたところです。

スタートから約1時間、「コシヒカリ」も刈り終えたところです。
次は「東の田んぼ」の「稲刈り」をしますが、「バインダー」侵入部分を「手刈り」してもらってる間、ちょっと休憩して写真を撮ってます。

ここで「バインダー」のタイヤについて、ちょっと説明。
「田んぼ」は水を抜いて乾かして有っても、天気の具合では多少はぬかるみます。
昨日も夕方に少し雨が降りましたので、写真の様に多少柔らかいです。

「コンバイン」がタイヤでは無く「クローラー」が使われているのは、ぬかるむ「田んぼ」を走行するには普通のタイヤではスリップして進まないからです。
しかし「バインダー」の様に車体が小さく、駆動輪が左右で1組では「クローラー」は設定出来ません。

そこで、使われるのがこのタイヤ、「ゼロプレッシャータイヤ」と言います。
適正空気圧は0で、タイヤが潰れる事で「クローラー」の様に広い接地面積が得られるのです。

保管時に気を付けないといけないのは、「バインダー」の自重でタイヤが潰れるので、ずっとタイヤのサイドが折れ曲がった状態にならない様、車体の下にスペーサーを入れてタイヤを浮かしておく必要があります。

「東の田んぼ」の手刈りが終わったので「タカヤマモチ」を刈って、

続いて「コシヒカリ」も刈り終えて、今年の「稲刈り」は終了。
ここまでで約2時間ちょっと、そろそろお昼ご飯の時間なので予定通りです。

時間が示す様に「バインダー」を使う「稲刈り」は、そんなに大変ではありません。
本当に大変なのは、この後ですが、まぁ、まずはお昼ご飯にします。(笑)

例年ならお昼ご飯は「おにぎり」なんですが、歩いて行ける所に「Camp&Resort清桜里」が出来て、そこに「カフェ清桜里」が有るので、今年はそこで。
「ラーメン」や「手作りカレー」も有りますが、日替わりの「ランチプレート(珈琲は別)」をチョイス。(なんと今日から販売開始で、私は第1号客だったらしい。)

ついでに新しい施設を整備中でしたので、紹介しておきます。

バーベキュー・スペースを造成中。(ほぼ完成しているのかな?)

それぞれのスペースにバーベキューコンロが有ります。
どの様に使われるのかは「Camp&Resort清桜里」に直接聞いてみてくださいね。

さて、お昼ご飯を楽しんだところで、午後の部、行きます!(気合いを入れて)

午後は「ハサ木」で「ハサ」を組んで、刈り取った稲を掛けていきます。
これを「ハサ掛け」と言い、昔はどこでもやっていました。
ちなみに、こうして干してやると旨味が増すらしいです。

実はこの写真、去年のです。
本当は「ハサ木」を組むところも写真を撮って紹介したかったのですが、
昨年2日でやった内容を1日で行ってますので、余裕が有りませんでした。

「東の田んぼの「ハサ掛け」がほぼ終わって、

「上の田んぼ」も、ほぼ「ハサ掛け」が終わったところ。
もう、かなり日が暮れ掛かってます。

『ほぼ』と書いたのは、「手刈り」した所の稲が束ねて無いので掛け終わってません。
これ以上暗くなると写真が撮れないので、途中ですが撮影して、この後、日が暮れるまで頑張りました。

以上で、今年も「稲刈り」が無事に終わりました。
「ハサ」に掛けたまま、大体2週間くらい干して、一昨年導入した「新兵器」を使って乾燥具合をみて「脱穀」を行います。

さて、悪天候にならず、無事に乾いてくれると良いなぁ。

栃洞白山神社の縁日

毎年9月7日は私の住む「栃洞」に有る「栃洞白山神社」の「縁日」です。
まだ「コロナ」の影響で全ての行事は出来ませんでしたが、今年も無事に終わる事が出来ました。
今回はその様子を紹介してみたいと思います。

尚、私自身が「氏子総代」を拝命し「神事」に参列していて、その写真は撮れませんので、地元のプロ写真家の松川哲也氏に幾つかの写真を提供いただいてます。

朝から地区総出で「境内」の清掃を行います。
「御手水」の「竹」の取り替え、「幟」を立てたり、「拝殿」に「ゴザ」を敷いて、その上に「祭壇」を設置し「胡床(こしょう)」を並べる等、準備を行います。

この後「祭壇」に御供物を並べ、「特志書出し(いただいた「御神酒」や「祝い金」を書いた一覧)」を貼り出します。

「社殿」は中を丁寧に清掃した後、「幕」を取り付けます。

午前中に「神社」の準備を終えて、午後からは「宮司」さんや「遣幣使」さん、来賓の「市議会議員」、「自治会長」、「平谷白山神社 氏子総代」を集会所で迎えます。

写真提供:松川哲也氏

時間になると「大幣(おおぬさ)」を持つ「禰宜」さんを先頭に、「宮司」さん、「遣幣使」さん、来賓の方々と「栃洞白山神社」まで歩いて向かいます。

写真は「栃洞白山神社」に到着し、「宮司」さんが「鳥居」の前で一礼されるところです。

写真提供:松川哲也氏

「境内」に到着したら「御手水」で心身を清めます。
その後は「拝殿」の決まった位置に着座し、いよいよ「神事」が始まります。

写真提供:松川哲也氏

「神事」の一場面。
「宮司」さんが「祝詞」を捧げている様子です。

写真提供:松川哲也氏

一通りの「神事」が終わったら、供えて有った「御神酒」を参列者に配ります。

写真提供:松川哲也氏

配り終えたら「宮司」さんに挨拶の言葉をいただき、音頭を取っていただき「乾杯」、以上で「神事」は終了します。

終了後、「宮司」さん、「遣幣使」さん、来賓の方々と集会所に戻ります。

本来なら着替えていただいた後に「拝殿」で「直会(なおらい)」と言う、「神事」終了後に神前に供えた御神酒や御供物を、神職をはじめ参列者の方々で戴く宴会を行うのですが「コロナ禍」でも有り中止してます。

みなさんを送り出したら片付けに神社に向かいますが、集会所に行っている間に、地域の皆さんでほぼ片付けは終わっています。

今年も地区の皆さんの協力のおかげで、無事に「神事」を終える事が出来ました。
この様な「神事」が地元に残っていて、大切に行われている事は大変喜ばしい事です。
これからも大切にし、次の世代へ受け継いで行けたらと思っています。

さて、「縁日」には夜に楽しみが有ります。

「拝殿踊り」が開催されるのです。

写真提供:松川哲也氏

「拝殿踊り」とは、写真の様に「キリコ」灯籠の下、老若男女が輪になって踊ります。
この時、演奏は無く唄のみ、「下駄」で「拝殿」を踏む音が響きます。

踊りは19時半くらいに始まり、22時くらいで終了です。

これを楽しみに、毎年、遠くからも来られて、今回も千葉や京都、広島からの方も居られました。
私自身も新しく多くの方と出会えました。
これからも「六ノ里」に多くの方が訪ねて来ていただけたらと思います。

「縁日」が終われば、もうすぐ「稲刈り」です。
順調に育って来てますので、「美味い新米」を楽しみに頑張ります!(笑)