蕎麦の試し製粉

今年の「春」から街の人と地元の人で「源蔵寺棚田の再生」として「耕作放棄地」を「開墾」し「蕎麦」を栽培しました。

先日、そこで採れた「蕎麦の実の選別」の記事を書きましたが、本日、「六ノ里」に有る「蕎麦茶寮 文福笠井」さんにて「試し製粉」をして来ましたので、記事にしてみたいと思います。

「選別」の記事で『「石抜き」を行う予定』と書きましたが、「笠井」さんのお話だと『「磨き」の工程をすれば大丈夫では無いか』と。

採れて「選別」しただけの「蕎麦の実」はくすんだ色をしていますが、この「磨き」を行うと、この写真の様にツルツル・ピカピカになって機械から出て来ます。
混ざっているだろう「石」も、見たところ確かに有りません!

「磨き」の工程を行いながら、磨き終わった「蕎麦の実」を別の機械で「丸抜き」します。

「丸抜き」と言うのは「蕎麦の実」を「蕎麦殻」と「実」に分ける事です。

写真の白っぽいのが「丸抜き」した「実」で、「丸抜き」出来て無い黒い「実」が混ざってますが、これくらいなら「製粉」の段階で除去出来るので問題無いそうです。

「笠井」さんのお話ですと今年「源蔵寺棚田の再生」で採れた私達の「蕎麦の実」は、『店で使っている「北海道産」の物に比べて、非常に良い色をしている』との事。
実際に見比べさせていただきましたが、確かに私達の物の方が綺麗な色をしていました!

「丸抜き」出来たので、次はいよいよ「石臼製粉機」に掛けます。

回転する「石臼」で、ゆっくり、ゆっくり「粉」に挽いていきます。
この「石臼」に使われてる「石」、かなり貴重な物で、今では手に入らない貴重な機械だそうです。

「石臼製粉機」の中で細かい「篩(ふるい)」に掛けられ「蕎麦粉」が下に出てきます。

「笠井」さんに『食べてみて。凄く甘いから』と言われ「蕎麦粉」をひとつまみ食べてみました。
素人の私に分かるかなと思いましたが、しっかりとした「甘味」を感じられました。

今日の予定はここまでだったのですが『せっかく「蕎麦粉」が出来たから「打って」見ようか』と、急遽、「蕎麦打ち」講座に。(笑)

「蕎麦打ち道具」を一揃え用意していただき、
①「蕎麦粉」に水を入れて混ぜる→②鉢の中でまとめる→③「のし台」の上で「麺棒」で伸ばす→④専用の「まな板」の上で専用の「包丁」で「蕎麦」に切る、を教えていただきました。

10月26日に行う「源蔵寺棚田の再生 収穫祭」では、「笠井」さんは店を営業しているので、打っていただけません。
ですので、当日までに私が覚えて「蕎麦」を打ち、希望者に「蕎麦打ち」をレクチャーする事になりました。

当日までに、しっかり練習しなくては・・・責任重大です。

これがこの日「源蔵寺産の蕎麦粉」で打った「蕎麦」です。

帰宅して、早速、茹でて食べましたが、いやいや、本当に美味い!!!
これを皆んなで味わうのが、本当に楽しみです。

「源蔵寺棚田の再生 収穫祭」(「六ノ里楽市」と銘打って行います)のチラシです。
数量限定/有料にはなりますが、皆さん来てください。

栃洞景観づくりの日:11月

毎月第1日曜日は「栃洞景観づくりの日」。

一昨年「郡上市景観百景」にここ「栃洞地区」が認定されてから、地区の「景観づくり」を毎月行なってます。
今回は、「冬」の「積雪シーズン」を迎えるにあたって「植栽」の全ての片付けを行いました。

それでは、その様子を紹介したいと思います。

いつもの通り、朝8時に「栃洞集会所」に集合し、作業内容を皆んなで確認してから、それぞれに別れて作業開始です。

この写真は「グリーン・カーテン」にしていた「朝顔」の「種」を採っている所です。
「種」を採ったら「ネット」に巻き付いた「朝顔の蔓」を取り除き「ネット」を片付けます。
「プランター」は「朝顔」の「根」を抜いて、「集会所」の「軒下」に移動させます。

これはまだ一部ですが、これが採れた「朝顔」の「種」です。
この中から良さそうな「種」を選んで、来年も「グリーン・カーテン」に使おうと思います。

他の方々は、

「ガードレール」に設置していた「植木鉢」を外して、「集会所」の「軒下」に運びます。

外した「植木鉢」の多くは枯れていますが、まだ元気そうなのは、この様に陽の当たる部分にしばらくは並べておきます。

「ガードレール」の「植木鉢を置く部品」も、これからの時期の「雪対策」として外して「集会所」の「軒下」に仕舞います。

地区の方から「チューリップ」の「球根」をいただいたので、丸い「プランター」や、

「朝顔」に使っていた「プランター」にも植え付けました。
「春」になって咲くのが楽しみですね!

作業に対して人数が多いので、自主的に「草刈り」もやっていただきました。

道沿いのブロック積み法面の上の場所や、

「残土」を受け入れて「荒廃地」を整備している場所の周辺も。

12月の頭には「雪」が降る季節になります。
よって、以上で今年の「栃洞景観づくりの日」は終了です。

ご協力いただいた地区の皆様、ありがとうございました。
来年も皆んなで協力しあって、「栃洞」を綺麗に整備して行きましょう!

燻炭と秋耕起

日に日に「紅葉」が良くなっている「六ノ里」の「栃洞」地区の写真です。

今年は「夏の猛暑」の影響なのか、遅れていた「椎茸」がやっと出て来ました。

この「原木椎茸」が、本当に美味いんです!
なので、やっと生えて来て凄く嬉しいです!!(笑)

さて、こんな「秋」真っ盛りに向かう「六ノ里」ですが、我が家も「秋の農作業」の「燻炭」と「秋耕起」を行いましたので記事にしてみたいと思います。

まずは「燻炭」から。

「燻炭」は時間が掛かりますので、午前中の早い時間に「籾摺り屋」さんに「籾殻」をもらいに行きます。

写真の2つの大きな袋、「フレコン・バッグ」と言いますが、これにほぼいっぱいもらって来て、作業を行う「田んぼ」に降ろします。

「フレコン・バッグ」の右側に立っている、裾の広がった筒状の物2本が「燻炭器」です。

「燻炭」作りの手順は、まず「燻炭器」の下部の広がっている部分に「藁」入れます。
それから、写真の様に「籾殻」を積んだら、筒の上部から「火種」を落とし入れ、中の「藁」が燃え、その熱が「籾殻」に伝わって「炭化」していくのです。

ただ、そのまま放っておくと「籾殻」が燃えて「灰」になってしまうので、時々見に行って、「籾殻」の山の表側が黒く「炭化」して来たら、していない部分を掛けてやります。(分かるかな・・・笑)

ほぼ全部が「炭化」したら「ホース」で水を掛けて「炭化」を止めます。

不十分な所が有ると、その部分の熱が上がって、そのうち火が付いて燃えてしまうので、満遍なく掛けます。

「燻炭」は「酸性土壌の中和」や「保水性」や「微生物の増加」などの「土壌改良効果」が有りますので「畑」でいっぱい使いますが、これだけ(2山)有れば十分だと思います。

完成した「燻炭」です。

「炭化」の止めどころが難しくて、だいたい「炭化」していない「籾殻」がいっぱい混ざったりするのですが、今年は写真の様に、ほぼ無く、今までで一番上手く出来たんじゃないかな。

続いて「秋耕起」の様子です。

今日は先に書いた様に「籾殻」を取りに行った後、先日の記事に書いた「蕎麦の実の選別」の仕上げを行なってましたので、それが一段落した15時から行いました。

普通は、まず一定方向に耕してから「枕地」(外周の「耕運機」の向きを変える場所)を最後に耕しますが、どうも耕した「土」が溜まる所が出来るので、今年は先に外周をやってから中を耕してみました。

だいたい1時間ほどで「秋耕起」完了。

ちなみに、我が家の通称「上の田んぼ」は、昨日の夕方、少し時間が有ったので行いました。

「秋耕起」が終わって、まだ「日暮れ」には時間が有るので、予定外ですが「柿」を「収穫」してしまいます。

と言うのは、写真の奥の古い方の「柿の木」を去年「強剪定」したので「実」がほとんどならなくて、今年は、ほぼ手前の若木の方だけの「収穫量」だったのですが、

「秋耕起」の最中にこれを見つけまして・・・「柿の食い残し」です。

どうも「夏」頃から「猿」が1匹近所をウロウロしていて、ソイツが食ったみたいです。
ただでさえ「収穫量」が少ないのに『これ以上食わす訳には』って事で、急遽、収穫したのです。

これが今年「収穫」した「柿の実」全てです。

例年なら、この箱に1杯半は採れるのが半分も無いんです。
これでは「干し柿」を作るのに足らないので、ご近所さんに分けて貰おうかと思ってます。

「燻炭」と「秋耕起」が終わったので、次は来年の「稲作」に使う「茅の刈取り」を行ないます。
他には「簡易炭焼き窯」の補修や「源蔵寺棚田の再生」の「収穫祭」もあります。

色々と忙しい「秋」ですが、頑張ってこなそうと思います!!

蕎麦の実の選別

早いもので11月になりました。

ここ「六ノ里」では「紅葉」が良い感じになって来てます。

さて、先日の記事で「第7回目」の様子を紹介しましたが、その後「唐箕」を使って「蕎麦の実」の「選別」を行いましたので記事にしてみたいと思います。

「唐箕」とは「ハンドル」を回すと内部の大きな「羽根」が回転し、風を起こして「風選」する機械です。

基本は写真の「箕」を置いてある所に「風選」された「蕎麦の実」が落ちて来るのですが、「風」で飛ばすので屑が出る「排気口」から良い「実」が混ざって出て来る可能性が有ります。

ですので、後で回収出来る様に、作業前に大きめの「ブルー・シート」を敷いて行います。

作業の最初は写真の「唐箕」上部の「ホッパー」部に「脱穀」した物を入れます。

「源蔵寺棚田の再生」第7回目当日、大きなゴミは取ったのですが、まだまだゴミが入ってます。

「ハンドル」を回して「風」を起こしてから「ホッパー」下部の「開口調節レバー」を開けると・・・。

手前側の出口から一番良い「実」が出てきます。

反対側の出口からは二番目に良い「実」が出て来るのですが、こちらには、まだまだゴミが混ざってますので、これはもう一度「ホッパー」に入れて「風選」します。

「排気口」からは、写真の様に大量のゴミが出て来て、軽い物は「排気口」から遠くに、重めの物は近くに落ちます。

このゴミを良く見ると、中に予想した通り「蕎麦の実」が混ざってます!
と言うのは「ハンドル」を回す速度で風の力が変わるのですが、回す速度が速いとそこそこ良い「実」も排出されてしまうと言う訳です。

「蕎麦の実」が多く混じっている「排気口」に近い所のを、もう一度「ホッパー」に入れて「風選」し直します。

何回か「風選」を重ねた物がこれで、今年の「収穫量」は17.5kgでした。

通常「ばら蒔き」で作った場合『10アールで65kg』だそうです。
今年作った「耕地」の広さは『5アールなので、換算すると約32kg』は採れる計算にはなりますが、私たちは「スジ撒き」ですので、まぁ、こんなものでしょうか。

なお、この中には「小さな石」や「土の粒」が混ざってますので「篩(ふるい)」と「目視」にて取り除きました。
ですが、まだ多少「石」が混ざっている可能性が有りまので、専用の機械を持つ所に依頼して「石抜き」と言う工程を行う予定です。

11月末には「六ノ里」に有る「蕎麦茶寮 文福笠井」さんで「製粉」していただき「収穫祭」として、自分たちで「蕎麦打ち」し「六ノ里産の蕎麦」を味わいます!!

「源蔵寺棚田の再生 」第7回目

先日の記事で「第6回目」の様子を紹介しましたが、その「源蔵寺棚田の再生」第7回目を実施しましたので紹介してみたいと思います。

当日の様子に入る前に、事前準備として「足踏み脱穀機」と「唐箕」の整備・修理を行いましたので、まずは紹介しておきましょう。

「蕎麦の実」の「脱穀」は、この「足踏み脱穀機」を使います。

「六ノ里」の方が昔使われてて、使わなくなってから倉庫に保管していた物をお借りしました。
長年仕舞ったままでしたので、事前準備で破損箇所の修理と、湿気で錆びていましたので錆を落として塗装し、作動各部に給油を行いました。

「唐箕」も「六ノ里」の方が昔使っていて、倉庫に保管していた物をお借りしました。
こちらも長年仕舞ったままで、各部破損してましたので修復・整備を行いました。

どこを直したかと言いますと、

「唐箕」で「風選」した1番良い「実」が出て来る部分の「扉」が割れていましたので貼り合わせて修復。
また「扉のガイド」も取れて無くなってましたので、新たに作って取り付けました。
そして「実」が出る所の延長部も、新たに作り直しました。

「唐箕」で「風選」し2番目に良い「実」が出て来る部分の「扉」が「湿気」で変形していましたので、新たに作り直しました。

では、これより本題の「源蔵寺棚田の再生 第7回目」の様子をご紹介します。

当初の実施日は10月28日(土)でしたが、前日に予想外に多く雨が降りましたので、予備日の10月29日(日)に実施しました。

今回は、町からご協力いただいた方が3名、「六ノ里」の方が4名の合計7名の方に参加いただけました。

いつもの様に「六ノ里集会所」に集合。
本日の作業内容について説明を行い、その後、現地に移動です。

前回、「島立て」して乾燥させていましたが、あれから約2週間、良い感じに乾いてます。

少し残念なのは「島立て」のてっぺん部分、「鳩」に多少食べられたみたいです。
これは来年度は何かしらの対策が必要ですね。

現地に移動後、作業スペースに「ブルー・シート」を広げて「足踏み脱穀機」を設置。

それから「島立て」していた「蕎麦の束」を「実」が落ちない様に「ブルー・シート」で包んで運び「脱穀」していきます。(「蕎麦の実」は熟すと簡単に落ちてしまうので)

「脱穀」の済んだ「蕎麦」の束には、まだ多少「蕎麦の実」がついてますので、これは手作業で取っていきます。

あと少しで「脱穀」は終わりです。
そばには「脱穀」を終えた「蕎麦の束」が山になっていきます。

「脱穀」した「実」には「蕎麦の茎」や「葉」がいっぱい混ざってますので、「篩(ふるい)」や手作業である程度取り除きます。

ところが、この混ざった物が予想していたより大量で・・・。
作業終了の12時になりましたが完了出来ませんでした。

なので、ここで一応終了として、

参加いただいた皆さんと「記念撮影」を行いました。
(写真撮影者と、用事で帰られた方の2名が入ってません。)

残った作業は、「記念撮影後」に、有志の方と作業を行い完了させました。
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

本日「脱穀」した物には「蕎麦の実」に加え、「茎」や「葉」が混ざっていますので、この「唐箕」で選別しますが、その様子は近々記事にしたいと思います。

今年「源蔵寺棚田再生」で、参加いただいた皆さんと頑張って育てて採れた「蕎麦の実」は「収穫祭」として「蕎麦打ち」して味わう予定です。
(詳細は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトにて案内されます。)

なお「源蔵寺棚田の再生」は今年で終わりでは無く、来年も行います!
来年は、今年実施した「耕地」の上の段を「開墾」し、そこで、また蕎麦を作ります。

興味を持たれた方は「六ノ里地域づくり協議会 景観整備部」のサイトから連絡してみてください。
きっと他では経験出来ない、面白い体験が出来ると思いますよ!

今年の米が出来ました!2023

ここ「六ノ里」では朝晩ちょっと寒くなって、暑かった夏が嘘の様。
そろそろ紅葉も始まりつつあります。

先日の記事で「籾摺り」に出していた「米」が出来上がりましたので、記事にしてみたいと思います。

その前に、久しぶりに「前置き」から。

以前1枚製作しましたが、9月に再び看板制作の依頼があって、時間を見て手掛けてました。
私も関わっている「ふくもち園」と「六ノ里」に有る「蕎麦茶寮 笠井」さんの看板各2枚です。

全体のレイアウト、デザインは私が行い、制作に関しては「ふくもち園」のは私が制作、「蕎麦茶寮 笠井」さんのは地元の「看板屋」さんにお願いしました。

「ふくもち園」の看板は、この大きいのと、

この小さいのを1枚。合わせて2枚です。

写真は、最後の緑色を塗装する前の状態です。

前回制作時は文字の「マスキング」を「マスキングテープ」で行いましたが、正直、これが大変!!(作り方は以前の記事を見てくださると詳細が分かると思います。)

なので、今回は看板2枚と言う事もあって、「マスキング」用の「カッティングシート」の切り抜きを「看板屋」さんにお願いしました。
文字などの薄緑の部分が、それです。

そして、一昨日、設置して来ました。
「看板の骨組み」は依頼主の1人で有る「集山鉄工所」さんの制作。
「骨組み」の設置のお手伝いは、もちろん、私もさせていただきました。

設置場所は「六ノ里」の入り口と、

「六ノ里」の「光蓮寺」さんの前です。

これで「ふくもち園」「蕎麦茶寮 笠井」さん共々、より分かりやすくなったと思います。
皆様、是非、来てください!!

さて、ここからが、本題「今年の米が出来ました!2023」です。

「新米」が出来上がるのが待ち遠しくて、「籾摺り屋」さんに電話で確認して取りに行って来ました。

今年採れた「コシヒカリ」は5袋と10kg。(1袋は30kg)
「肥料」を変えたせいか、昨年よりも少ないです。

この写真は「籾摺り」が終わった「玄米」の状態。
昨年と比べて、青い「米」がよりいっそう少なく、とても良いです!(去年の写真はこちら

「新米」を早く食べたくて、受け取ったその足で「精米」に行きました。

今年の夏は以上に暑くて、米の名産各地で「白濁」が多かったと聞きましたが、さすが「六ノ里」、ほとんど有りません!

早速、晩御飯に炊いて食べました。

食べた感想は、『なんか、去年よりも美味い!』。
まぁ、「自画自賛」ってヤツですけどね。(笑)

で、本日「食味値」の検査に出して結果が出ました。
今年の「米作り」の「通知表」とも言える検査結果はと言うと・・・

今年は「肥料」を工夫したのですが、そう変わらない。

「農業指導員」さん曰く『今年の「猛暑の夏」からしたら、81点なら申し分無い』との事ですが、「収量」が減った割に、この点数では、ね。
もう少し点数が欲しかったなぁ。

こちらに「移住」してからの「米作り」の結果をまとめてみました。

2020年は「JA」に聞いて教えてもらった「肥料」を使い、「収量」は多かったのですが「窒素」分が多く、結果「食味値」の「タンパク」が多くて79点

2021年は「農業指導員」さんの助言で、「六の里棚田米生産組合」で使われている「肥料」を使い、タンパクが減って82点

2022年は「肥料」は同じですが「茅」をいっぱい入れて80点

で、今年2023年は「肥料」を変えて、大量の「茅」に加え「笹竹」もいっぱい入れて81点

去年と今年では「水分(量)」以外の「タンパク」「アミロース」「脂肪酸度」の数値が変わらないのに点数が1点高い

「屑米」は「籾」の中の「米」の「出来の悪い物」の事で、年々、減って来てます
「色選屑」は「米」の色で選別した「カメムシ」などに吸われて「黒く変色した物」の事で、昨年は多かったのですが、今年は平年並み

「カメムシ対策」には毎年「スタークル」」という「農薬」を使いますが、今年は使ってません。(「農薬」は出来れば使いたくありませんからね。)

正直、何が「点数の違い」なのか良く分かりません。
そして、点数が変わらないのに収量が減るのは気に入りません。

なので、来年に向けて色々調べ、また何か方法を考えましょう!
ま、食べて美味い米になっているので良いのですけどね。(笑)

「源蔵寺棚田の再生」第6回目

先日の記事で「第5回目」の様子を紹介しましたが、その「源蔵寺棚田の再生」第6回目を実施しましたので紹介してみたいと思います。

10月も半ばとなり、すっかり過ごしやすくなりましたが、休憩を取りつつ無事に予定内容を終了出来ました。

「種蒔き」から77日、「蕎麦の実」の黒化具合も良い具合でした。

今回は、町からご協力いただいた方が3名、「六ノ里」の方が2名の合計5名の方に参加いただけました。

それでは、当日の様子をご紹介いたします。

いつもの様に「六ノ里集会所」に集合。
挨拶と本日の作業内容について説明を行い、時間になりましたので現地に移動しました。

本日の作業は「蕎麦の刈取り」と「島立て」です。

まず「ふるさと指導員」より作業方法を実際にやって説明します。

それぞれ分かれて、「蕎麦」を刈取り、適量を縛って「束」にしていきます。

手で刈りますので時間が掛かるかと思いましたが、皆さんテキパキ進めてくださって助かりました。

全て刈り終わりましたら「島立て」を行います。

「島立て」というのは、この写真の様に先に刈った「蕎麦」の「束」4、5本を足元を広げて上で縛ります。

こうして2週間ほど乾かしてやります。
またこうしてやると、まだ黒化していない「蕎麦の実」も黒化してくれます。

「島立て」以外に、「稲作」で行う「ハサ掛け」で乾燥させる方法も有ります。
別の場所でテストで蒔いた物は「ハサ掛け」してみましたが、乾燥時に「蕎麦の実」が落下しますので下に「ブルーシート」を敷いてます。

ここでは面積が広いので「ブルーシート」を敷くのは現実的では無いので、「島立て」と言う訳です。

12時少し過ぎましたが、刈り取った全ての「蕎麦」の「束」の「島立て」が終了しました。

作業後には参加いただいた皆さんと「記念撮影」。
(写真撮影者1名が入ってません。)
参加いただいた皆様、誠に有り難うございました。

黒化した「蕎麦の実」を、少しだけ採ってみました。

左が撒いた「蕎麦の実」で、右が今回採れた「蕎麦の実」です。
まだ乾燥させていませんので、多少、小さくなるかもしれませんが、ほんの少しですが大きいです。

次回、第7回目は10月28日を予定しています。
作業内容は、「足踏み脱穀機」での「蕎麦の実」の「脱穀」と、「唐箕」による選別です。

皆様のご協力をお待ちしております!

脱穀しました!2023

先日の記事で紹介しました「稲刈り」し「ハサ掛け」した「稲」。
本日「脱穀」しましたので記事にしてみます。

本来は2週間ほどで「脱穀」出来るのですが、今年は『2日晴れたら雨』が重なって、なかなか乾かず(専用の機械で乾燥具合をチェックしてます)17日後となりました。

我が家の通称「東の田んぼ」から始めます。

うちは「タカヤマモチ(餅米)」と「コシヒカリ(ウルチ米)」を作ってますので、まずは「タカヤマモチ」を先に「脱穀」します。

「タカヤマモチ」が先な理由は「脱穀」終了時に「ハーベスタ(脱穀機)」の中に多少「籾」が残るのです。
混ぜたく無いですが、かと言って、内部の「清掃」は凄く大変で時間も掛かります。

なので、多少混ざるなら「ウルチ米」に「餅米」の方が、美味しく食べられますので問題無い、と言う訳です。

「ハサ掛け」した「稲藁」を「ハーベスタ(脱穀機)」に掛けると「藁クズ」を風で飛ばして「籾」だけが専用の袋に溜まっていきます。

「上の田んぼ」の分も運んで、「タカヤマモチ(餅米)」の「脱穀」が終わりました。

続いて「コシヒカリ(ウルチ米)」の「脱穀」を行い、「上の田んぼ」に移動して、

「上の田んぼ」の「コシヒカリ(ウルチ米)」の「脱穀」を行います。

13時から始めて全ての「脱穀」が終わったのが15時前でした。

この写真が「東の田んぼ」の収穫量。
(「タカヤマモチ」は「上の田んぼ」も入ってます。)

こちらが「上の田んぼ」の収穫量。

トータルすると、

「コシヒカリ(ウルチ米)」の収量は9袋半。
2020年が14袋、2021年が12袋、去年が11袋(植えた量が少ない)。

「タカヤマモチ(餅米)」の収量は1袋半。
2020年が2袋強、2021年が2袋弱、去年が2袋半(多く植えた)。

と、今年の収穫量はかなり少ないですが、我が家で消費する分には十分以上の量です。
(毎年、子供らや、知り合いにお裾分けしても余ります。(笑)
また「食味値」向上を狙って「肥料」を変えたので、こうなるのは予想の範疇です。

全て「脱穀」が終わったので、「ハーベスタ」の「清掃・整備」を行います。

先にも書きましたが「脱穀」後に機械の中に「籾」が残ります。
勿体無いのもあって有りますが、そのままにしておくと「ネズミ」が巣食う原因になります。
また、来年「脱穀」する際に「コシヒカリ(ウルチ米)」が「タカヤマモチ(餅米)」に混ざりますからね。

「ハーベスタ」の「清掃・整備」後、「籾摺り屋」さんに持っていきました。
きっと2、3日後には今年の「新米」が出来上がると思います。

さてさて、目論見通りに「食味値」が上がってると良いなぁ。(笑)

栃洞景観づくりの日:10月

毎月第1日曜日は「栃洞景観づくりの日」。

一昨年「郡上市景観百景」にここ「栃洞地区」が認定されてから、地区の「景観づくり」を毎月行なってます。

今回は、「道沿いの草刈り」と冬に向けて「除雪」の邪魔になる沿道の木々の「剪定」と「伐採」、「花」の季節も終わりましたので一部の「植栽の片付け」を行いました。

本来は9月3日にも行う予定でしたが、地域の一斉消防訓練が開催される為に中止としましたので2ヶ月ぶりの実施です。

それでは、その様子を紹介したいと思います。

いつもの様に「栃洞集会所」に集合。
集合時間前まで雨が降ってましたが、なんとか止んで作業出来そうです。

ここで今日の作業内容の打ち合わせをし、男性陣は「草刈り」班、「剪定・伐採」班、女性陣は「植栽の片付け」に分かれて開始します。

写真は「朝顔」を「グリーンカーテン」にしていた「網」の片付け。
「網」の上部を「集会所」の「雨樋」に結び付けていますので、背の高い男性が「脚立」で登って外します。

写真は「集会所」前の斜面の「草刈り」を実施中。

手前の「中洲」部は事前に「タケシさん」が刈って下さいました!
ここ「栃洞」の皆さんは、普段からそれぞれ気になる所を率先して景観維持活動を熱心に行って下さいます!!

「栃洞集落」の外れの「沿道」の「草刈り」も行います。

この道は集落の外れで普段「栃洞」の多くの方は通りませんが、「明宝」への「県道」ですので人数を掛けて行います。

「剪定・伐採」班の作業の様子です。

木々が成長し、冬場の「大型除雪機」の作業時に引っ掛かったり、普段の行き違い時に「大型車両」が「木の枝」を避けて急に対向方向に出たりと危険なので「剪定・伐採」を行いました。

「桜」が多いので切りたく無いですが、道にはみ出した「枝」は「剪定」し、木自体が道に傾いているものはやむを得ず根元から「伐採」しました。
当然「伐採」したものは、新たに「苗木」を植える予定です。

写真は「剪定・伐採」が終わった後、雨で流れ出ていた「土砂」を「重機」で片付けている様子です。

「集会所前」を終えた方々は、こちらの場所も「草刈り」を行って下さいました。

今回の「栃洞景観づくりの日」も、無事に終了いたしました。
今後も地区のみんなで協力して綺麗にして行こうと思っています。

稲刈りです!2023

今年も無事に稲刈りの時期となりました。
例年よりも暑い夏で、「稲」の実り具合が早く、去年より1週間早い実施です。

例年なら、この時期は本業の「出稼ぎ」ですが、今年は無くて時間の余裕は有るのですが、予定外の雨に翻弄されました。

それでは今年の「稲刈り」から「ハサ掛け」の様子を紹介してみたいと思います。

今年も「クボタ」の「バインダー RB30」の出番です。
お隣の「バインダー」ですが、今年も使わせていただきます。感謝!!

例年通り、事前に借り出して一通りの「整備」を行なってます。
「タイヤ」の空気が無いように見えます(実際、無いです)が、これで正常です。
(詳しい説明は昨年の記事のこちらをどうぞ!)

「稲刈り」開始前に、まずは状況確認から。

と言うのは、本当はこの土日に「稲刈り」を行う予定だったのですが、先週、思いの外に雨が続いて「田んぼ」に水が溜まっていたのです。

「バインダー」は「ゼロプレッシャータイヤ」ですので、少々ぬかるんでいても「稲刈り」出来ますが、刈った「稲束」が水に落ちるのが嫌ですし、歩きにくくて「作業効率」が悪いので乾いていて欲しいのです。

我が家の通称「東の田んぼ」の様子。

「田んぼ」は良い具合に乾いてますので、「バインダー」を入れるスペース、旋回するスペースの「手刈り」を行います。

「稲穂」の様子も、良い具合です。

今年は「肥料」を変えましたので『どうかなぁ・・・』と心配でしたが、見た感じは良さそうです。(「肥料」変えた経緯はこちら

まぁ「ハサ掛け」乾燥が終わって「脱穀」してみないと「収量」は分かりませんので、今はあくまで『見た目に良さそう』だけですが、家で食べる分は有りそうです。(笑)

続いて、我が家の通称「上の田んぼ」。
こっちの方が水が多く残っていて心配でしたが、今朝は良い具合になってます。

こちらも必要分の「手刈り」を行ってます。

もちろん、こちらも「稲穂」の具合は申し分無いです。

今年は「東の田んぼ」から始めてます。
写真は「タカヤマモチ(餅米)」を刈り終えたところ。

我が家は「田んぼ」に「沢水」を使っていて『水が冷たい』ので、水の入り口側に低水温に強い「タカヤマモチ(餅米)」、奥の部分に「コシヒカリ(うるち米)」を植えてます。

ですので、一気に全部を刈ると混ざってしまうので、まずは「餅米」から刈ります。

「東の田んぼ」の「刈取り」終了。
10時から始めて11時半終了の約1時間半掛かりました。

今年は「植え方」を工夫したので早く終わると思ってましたが、終われば昨年同様。
でも「手刈り」の量が少なくて済んだので、工夫の効果は有ったと思います。
(「手刈り」は「ハサ掛け」前に手で「稲」を縛らないとならないので、「ハサ掛け」に時間が掛かります。)

続いて「上の田んぼ」も行います。
こちらは1時間ほどで、全て刈り終わりました。

どちらの「田んぼ」もほぼ同じ広さなのに、なぜ時間の差が出るのか。
それは「上の田んぼ」の方が縦長なので、「バインダー」を2速、つまり「刈取り」速度を早くして刈れるので早かったと思います。

「稲刈り」が終わったので「バインダー」は「農舎」横に移動させます。

各部に「田んぼの土」が付いてますので、ここで「土」を乾燥させ、「土」を落としてから「洗浄」、各部に「給油」してから仕舞います。

我が家の「田んぼ」は「作土」が少なく毎年「茅」を入れてるくらいですので、落とした「土」は勿体無いので集めて「田んぼ」に戻します!

「稲刈り」が終わったら、次は「ハサ掛け」です。

「ハサ木」を出してきて「ハサ」を組み立て、刈った「稲束」を掛けて行きますが、この『「稲束」を掛ける作業』が、結構大変で・・・。

実は新しく「栃洞」に加わった仲間に『稲作体験させてあげよう』などと「上手い事」言って、応援依頼してたのですが・・・先週の雨のせいで「稲刈り」が月曜日になったので応援は無し。

よって、例年通り、家内と2人で行いました。

全ての「ハサ掛け」が終わったのが、17時30分。

昨年は暗くなってやっと終わった(18時半くらい)ので、1時間は早く終わりました。

上に「雨避け」の「カバー」を掛けてませんが、天気が続く場合、掛けない方が早く乾くと聞いたので今は掛けてません。
(*翌日、予定外に雨が降り始めたので、慌てて掛けました。)

以上で、今年の「稲刈り」「ハサ掛け」無事に終了です。
この後は2週間ほど「乾燥」させてから「脱穀」を行います。

昨年は「ハサ掛け」の後半で気温も低くなって「夜露」が降りたのが乾かず、なかなか良い具合まで「乾燥」してくれませんでしたが、今年は1週間早いですし、しばらく日中の気温が高そうなので大丈夫なのでは、と思ってます。